2007年9月9日日曜日

Koyaanisqatsi: Life Out of Balance (Dol Dts) (1983)-環境問題に関する映画コヤニスカッツイについて

コヤニスカッツイ ビデオクリップ1

コヤニスカッティ ビデオクリップ2


この映画かなり前に見ましたが(札幌でみたのですが、1983年よりも数年後だったような気がします)、当時なかなか衝撃的な映画でした。最近では、「不都合な真実」とか、「The 11th Hour」などの環境映画も見られますがこれは、その走りともいえるかもしれません。
ところで、Koyaanisqatsiの意味は。
『コヤニスカッツィ』=アメリカ先住民ホピ族の言葉。

1. 常軌を逸した生活
2. 混乱した生活
3. 平衡を失った生活
4. 風化する生活
5. 別の生き方を必要とするような生活状態
現代人の生活そのものを言い当てているような言葉です。

この映画は約20年程前に放映されて以来上映されることなく、ほとんど伝説となってしまったものです。ところが、最近DVDというメディアで再び鑑賞できるようになりました。やはり、環境問題の高まりとともにもう一度見直されているのでしょう。

この映画ナレーションも登場人物の発言もなく、映像と音楽のみで構成される映像です。その内容と撮影、今や音楽とどれをとってもこれを超えるのはほとんど不可能でしょう。20年前のあの時の監督であり、フィリップ・グラスであったからこそできたフィルムだと思います。

極端なスローモーションやコマ撮り、押し寄せる音楽は、今の様にCGもなければハイビジョンもない時代において、フィルムと音楽の究極の融合といっても過言ではありません。ロン・フリックの1シーンごとの完璧なフレームワーク、フィリップ・グラスのミニマムな音楽で奏でられる映像は、時代こそ経ていますが、見た人に疑いもなく強烈な印象を残します。解説や主張などないので、かえって環境問題のことが胸に迫ってきます。フィリップ・グラスのCD「コヤニスカッツイ」も販売されるそうですが、これはサントラ版以上のものであり、上映された音楽にさらに付け足して、独自のものとしています。

みなさんに、お奨めの環境映画です!是非ご覧になってください!フィリップ・グラスの独特の音楽にも魅了されることでしょう。是非お聴きになっください。



0 件のコメント:

来るべき高市政権が直視する『現実』──“インフレで景気好調”という幻想を砕く、円安と物価の真実

まとめ 現在の日本のインフレは明確にコストプッシュ型であり、円安・輸入コスト・人件費の上昇が主因である。日銀もその事実を公式に認めている。 コアコアCPIは2023年以降3%前後で高止まりしており、エネルギー補助を差し引いても物価の基調上昇が続いている。これは構造的なコスト上昇を...