2007年9月24日月曜日

地球寒冷化の危機?-環境問題の落とし穴


上は、映画「デイアフター・トゥモロー」の動画

今日環境問題のことを書いてあるブログの中で、たまたまこの映画のことが掲載されていたので、掲載させていただきます。それから、一番下のほうに、アマゾンの最新のウィジッェトを用いて、環境映画の紹介もさせていただいています。よろしかったらご覧下さい。

デイアフター・トゥモローの主なストーリーは、南極・北極などの氷が地球温暖化の影響により、大量に融け、そのために海水の温度が極度に下がり、それをきっかけに地球は氷河期をむかえるというものです。この映画、全く根拠のないデタラメということもないようです。気象学的な根拠があるようです。

ここで、皆さんに考えていただきたいのです。現在たまたま、今年の夏が異常に暑かったので、多くの人が地球温暖化に結び付けていることです。地球温暖化については、その方向に進みつつあるようですが、それが、1年後2年後にどうこうということではないと思います。

事実ヨーロッパの一部では、もうすでに例年よりはるかに早く大雪が降りました。日本でも来年か、5年後になるかどうかは、判りませんが、大寒波がやってきてもおかしくはありません。巷にいわれている、いわゆる地球温暖化という説が正しかったとしても、この説でも少なくとも来年とか、再来年の話をしているわけではありません。

それに、地球温暖化そのものが絶対に正しいかというと、反証となる事実を大勢の学者があげています。このブログの冒頭に述べたように、地球寒冷化の時代に入るという説もあります。CO2が排出されるから、気温が上がるのではなく、気温が上がったからCO2が増えているのだという説もあります。

実は、環境問題についての説はどれが完璧に正しくて、どれが完全に間違いなのかとなどと白黒はっきりと割り切れるようなやさしい問題ではないようです。なぜなら、環境問題の対象は地球全部という、途方もない大きな領域であり、数え上げればきりがないほど、要素がたくさんあり、複雑なものだからです。

人体も相当複雑ですが、この人体の治すための治療法も10年前は、暖めて、マッサージせよというものが、今日では冷やして、マッサージは絶対にいけいなと言われるものも多数あります。

地球環境問題については、人体よりも複雑であり、西洋医学・東洋医学などの歴史と比較すると研究の歴史はかなり短いてす。人類の全英知と、スーパーコンピュータを用いても、台風の進路を正確に予想できない、地震の予測も正確に予想できない人類の科学にとっては、まだまだ未知数のものなのです。

だから、巷に流れている説は、10年たったら、全く翻されるかもしれません。自他ともに認める大科学者が、何らかの説を発表したからといってそれが絶対の真理だとはいいきれません。何かもっと大きな枠組みの中の一部の、ある前提や条件を満たした中で成立する説かもしれません。従来の学問上の延長線上で説を組み立てたとしても、おそらく環境問題を完全に理解することはできないでしょう。ただし、いつの世にかは、環境問題のアインシュタインのような人がでてきて、従来とは全く違った枠組みから考えて環境問題の真相を解いてしまう時代も来るかもしれません。少なくとも現在はそのような世の中になっていません。

こういった背景がある環境問題や地球温暖化の問題ではありますが、私たちは古くからいわれてきた、言い伝えなどのなかで、現在でも廃れていないものか、いわゆる常識を信じるしかないと思います。たとえば、北海道の厚岸町では、現在漁業者の方々が自主的に植林をしているそうです。これは、豊な森林資源があるからこそ、厚岸の近海では、カキをはじめとする豊な水産資源を得ることができるということが、知られるようになってきたからです。

一昔前は、そのようなことは誰も知らず、森林を何も考えずに伐採してきました。その影響が厚岸の水産資源にも影響を与えました。一昔前は、厚岸のカキというと、体長が30cmを超えるものも珍しくないほど、大ぶりだったのですが、最近は小ぶりになってきていました一昔前の常識が非常識となり、近海の豊な水産資源は、豊な森林資源に育まれているということが判ったのです。そのため、漁業者の方も植林をするようになったのです。古の人々はこうしたことを経験則として、知っていたのかもしれません。ある東北の村では、「あそこには家を建てると祟りがあるので絶対に建ててはならない」という言い伝えがあり、村の人は誰も家を建てなかったのですが、都会から引越しをしてきた人がそこに家を建てました。その家、建ててから2~3年後に洪水にあって全部流され、その家の人々は全員命を失ったそうです。言い伝えの中には、迷信もあるが、真理である場合もあるという査証だと思います。

この事例が示すように私たちは、もう一度謙虚になって古の人々が行ってきた自然に対する姿勢を謙虚に学んで実行していく必要があると思います。

下のウィジェットは、環境問題映画を紹介しています。是非ご覧になってください。

15 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ご来訪、コメントありがとうごございました。
仰るとおり、どの説が正しかろうが、わたしたちはもう一度謙虚になって、大自然に対する古の人々の姿勢を学び実践するべきと思いました。
素晴らしいブログですので、リンク貼らせていただいてよろしいでしょうか。

山田 豊 さんのコメント...

美紀さんコメントありがとうございます。もちろん、リンクを貼っていただいて、結構です。私のほうも美樹さんのブログにリンクを貼らせていただきます。相互リンクにしましょう。

匿名 さんのコメント...

先日は「不都合な真実」の記事にコメントをいただきましてありがとうございました。

確かに、環境問題に関する意見や見解については相反するものもあったりして、どれが正しくてどれを信じればいいのかわからなくなる時ってありますよね。

例えば、箸もそうですね。
森林破壊につながる割り箸の使用を自粛して何回も使える塗り箸を使おうという動きがある一方で、割り箸は間伐材を使っているから森林破壊には影響なく、逆に塗り箸は洗う際に洗剤を使うので水質汚染につながるという見解もありますから…。

医学(マッサージ)の例えは非常にわかりやすかったです。

今後、もっと環境問題についての知識と理解を深め、自分のブログでも発信していきたいと思います。

山田 豊 さんのコメント...

ガッキー様、コメントありがとうございます。とにかく、私たちの子孫にとって、住みやすい環境を残せるように互いに努力しましょう。

匿名 さんのコメント...

コメントありがとうございました^^
地球温暖化は最近騒がれてきましたが・・・まだまだ、1人の1人の意識が低いですよね。(自分も含め)人事と考えてしまう部分があるのだと思います。けど、現に日本でもたくさんの異常気象が起こっているし、世界を見れば異常気象だらけです。
1人1人が環境問題を真剣に考え、何らかの取り組みをしていかなければなりませんね。

えっと・・・yutakarlsonさんの言うとおり、受験勉強のほうもしっかりやりながら、環境の勉強などもしていきたいと思います。
アドバイスありがとうございました。

山田 豊 さんのコメント...

shumpei様、コメントありがとうございます。受験勉強に関しては、昔家庭教師をやっていましたから、お役に立てることがあるかもしれません。何か勉強上で行き詰ったり、不得意な科目を是正したい場合など、お役に立てるかどうかは判りませんが、連絡していただければ、相談に乗らせていただきます。

匿名 さんのコメント...

コナウィンド(南の風)の南です。環境問題の分析の甘さ、極端なアプローチ、何か、影の大きな力に騙されているのかもしれませんね。古に学ぶは僕の生き方ですが、地球温暖化の危機を乗り越えるのは、人間の知恵を遥かに超えたところにあるのかもしれません。いずれにせよ、人間の欲望で、勝手に自然を変えるのだけは反対ですね。

匿名 さんのコメント...

お久しぶりです。
また遊びに来てください。

山田 豊 さんのコメント...

コメントの返事送れてすみません。南徹様、ショウジさま、これからもよろしくお願いします。

匿名 さんのコメント...

yutakarlsonさん、「ガイアのうた」へのコメントありがとうございました。
yutakarlsonさんのブログ、たいへん興味深く拝見させていただきました。

「地球寒冷化の危機?」の記事、実はわたしも同じような内容の記事をブログに書きました。

href="http://blog.goo.ne.jp/anjali/e/
ce0e6a3636b74379edbe98da30a5e004">「現代は寒い時代?」


それから、アバーターの写真、ドッキとしました!
実はあの「時計じかけのオレンジ」は、数ある・・わたしの尊敬するというのか、
好き・・というよりも「スゴイ!天才!」と思っているキューブリック監督の、
その中でも1番か2番くらいに強烈な印象を持った映画なのです。

これからもブログ拝見させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

匿名 さんのコメント...

先日はコメントありがとうございました。ブログを拝見いたしました。

一時期、環境ホルモンが日本でだけ騒がれたことがありましたが、今になって思えば、大したことじゃなかったようです。

漠然と思うことですが、バクテリアの出現で地球環境が激変したように、人間が活動しても、はやり地球環境は変わります。その影響を科学的にコントロールしようとしているのですから、まだ少し時間がかかるかも知れません。

山田 豊 さんのコメント...

takedamitsuru様コメント有難うございます。酸性雨の問題もあまり言われなくなりました。グリーンピースのような環境保護団体は、鮫のようだと揶揄(やゆ)された時期もあります。鮫は鰓がないため、泳ぎ続けない死んでしまいます。それと同じように、環境保護団体も環境問題をつくり続けなければ、存在意義を失ってしまうというものです。
確かにそのようなところあります。これが、環境問題に関していろいろ複雑にしている要因の一つだと思います。
しかし、人間が環境問題に対して大きな影響を与えていることは間違いないことであり、真摯に取組んでいかざるを得ないと思います。

女合気道家 さんのコメント...

私の拙いブログにコメントを頂いて、ありがとうございます。関連した記事を、興味深く読ませて頂きました。
 写真のピザがおいしそうで、実はそっちのほうが気になりましたが(笑)。

山田 豊 さんのコメント...

女合気道家さまコメント有難うございます。私は、日本に古から伝わる合気道や柔道でも良いし、華道でも、茶道でも、食事の作法にしても、真摯に取組んでいる人は、別に環境問題などに興味を持って調べたりしなくても、他に惑わされることなく、自ずと環境問題に関しても分かってくるのではないかと思っています。それは、日本に古からある武芸とかものの考え方には、もともと自然を大事にするとか、ものを大切にするという精神が根底に流れているからだと思います。
だから、あなたのブログを納得しながら読むことができました。

匿名 さんのコメント...

先ほどは私のブログにコメントをいただきありがとうございました。
温度があがったからCO2が増えているということを言われていますが、私もすみの方ではありうると考えています。
例えば、スマトラ地震をはじめとする大地震が最近頻発していますが、そのエネルギーによって、海水の温度が上昇し、水中のCO2が外に出てくるというものです。これならば、北極の氷は解けているが、南極の平均気温はほとんど変化の無いことが説明できるのでは無いかと思います。
ただ、このような騒ぎの中で、地球を壊さないという意識を持つことは正しいと思います。

日本保守党・百田代表「政府の怠慢」「制裁が足りない」初出席の拉致集会で政府批判 「日朝国交正常化推進議連」の解散も要求―【私の論評】日本とイスラエルの拉致被害者扱いの違いと国民国家の責任

日本保守党・百田代表「政府の怠慢」「制裁が足りない」初出席の拉致集会で政府批判 「日朝国交正常化推進議連」の解散も要求 まとめ 百田尚樹代表は、国民大集会で日本政府の北朝鮮による拉致問題への対応を「怠慢」と批判し、経済制裁の強化を求めた。 他の政党や超党派の「日朝国交正常化推進議...