2012年7月7日土曜日

これが全国“原発危険度”ランキング!あの悪夢を二度と起こすな―【私の論評】当面5年以内の暫定的エネルギー政策をはっきりさせるべき!!

これが全国“原発危険度”ランキング!あの悪夢を二度と起こすな:

原子力発電所の再稼働問題が注目を集めている。昨年3月の東日本大震災以降、爆発事故を起こした福島第1原発の4基をのぞく、国内全50基が定期点検などで停止していたが、1日に大飯原発3号機が再稼働し、全停止状態が解けた。これを受け、反原発派が首相官邸前で大規模なデモを行うなどしている。そんななか、気になる格付けが発表された。その名も「原発危険度ランキング」。超党派の議員たちが独自に調査し、危険度が高い順にランク付けしたものだ。日本の原発は大丈夫なのか。

【私の論評】当面5年以内の暫定的エネルギー政策をはっきりさせるべき!!

まずは、私の原発についての立場をはっきり掲載しておきます。私自身は、将来的に安全な代替エルネギーができそれで、十分に補えるどころか、余剰になるくらいなら、代替エネルギーへの転換を多いに進めるべきです。ただし、いわゆる自然エネルギーはまっぴらごめんです。


風や、太陽などの自然現象をあてにするなど、土台最初から無理です。このようなものではなく、安定して供給可能なエネルギーを目指すべきです。そもそも、新幹線を太陽エネルギーや、風力エネルギーだけで、動かすことを考えてみてください。安定して、正確に動かすことを考えれば、土台無理であることが、専門家でなくても、複雑な計算などしなくても、わかると思います。だからこそ、このような不安定なものではなく、安定して供給できるものに限るべきです。その中には、今の核分裂反応を利用する危険なものではなく、核融合型の安全なものも含めるべきです。

将来発電を目指す核融合シミュレーター
だから、今の危険な原発には、根本的には、いずれ廃炉にすべきと思います。ただし、今すぐというわけではありません。これから、いろいろ出てくる、代替エネルギーですが、今のエネルギーから完全にそれにおきかわるまで、かなり時間がかかるものと思います。長ければ、20年から、30年、少なくとも10年は、みておくべきです。

東京電力は4日、東日本大震災で事故を起こしたを福島第1原子力
発電所から10キロ離れた第2原発を廃棄する可能性を初めて示唆した。
そうなると、今後少なくとも10年間は、現在のエネルギーに頼らざるを得ないわけです。であれば、現状の原発を全原廃炉にするなどのことはできないです。素人でもわかる事実だと思います。たとえば、自動車はかなり危険な乗り物です、しかし、今ではITを活用して、対象物を瞬時に認識して、自動車自体が、退避したり、衝突しそうな物体を回避するものも開発されています。しかし、開発されたという事実と、実用化され、さらに全体に普及するには、かなりの時間が必要です。また、自動車だけの問題ではありません。そもそも、自動車を多用しなければ、生活できない今の社会を改革していく必要もあると思います。そうなれば、さらに時間がかかります。その間、自動車を全く廃止ということにすれば、大変なことになります。原発だって同じことです。

悲惨な交通事故
だから、私は、国会議事堂前で、原発反対などという抗議デモが行われたましたが、このデモで大飯原発稼働に反対というのは、理解できるのですが、中には、すべての原発反対とする人たちは、理解できません。このことが全く理解されていないということに暗澹たる気持ちになります。こういう人たちは、今の電気があることを前提に成り立っている社会を破壊しようとしているようにしか見えません。社会を壊すことは、簡単ですが、一度壊れた社会を元に戻すことはかなり難しいです。


上の動画では、橋下大阪市長が、なぜ大飯原発再稼働を認めたのか、その背景を述べています。結局、どこまでも、大飯原発再稼働に反対していれば、関西の電力不足ははっきりしており、政治生命を失ったであろうことを語っています。実際そうなったことでしょう。

上のランキング表は、原発撤廃を目指す民主、自民、みんなの党など7党9議員で構成する「原発ゼロの会」が、発表したものです。この議員たちは、原発の危険性を訴え、全部の原子炉をすぐにでも、廃止にしたいと考え、その根拠として、上のランキング表を出したものと思います。

原発ゼロの会
しかし、最初の述べたように、私はこの議員らとは、全く立場が異なります。その立場から、見るとおそらく、彼らからとは、全く別の見方ができます。上のランキングが全く正しいものとして、以下に私の見方を掲載しておきます。

今回の東日本大震災被害地には4原発があります。東北電力・女川、東京電力・福島第一、第二、日本原子力発電㈱・東海第二。深刻な事故になったのは福島第一原発だけです。もし、地震対策が本質的に不足だったのなら他の原発でも事故になっているはずです。津波が原因なら、対策が不十分だったから事故になったのであって、原発の本質的な問題ではないように思えるのです。

女川原発
その立地を比較するとよく分かります。女川原発は津波の多い地域にあるので、海面より15m高く護岸してその上に建設しています。ちなみに、この決定をした役員はのちにこの件で左遷されたそうです。今では左遷の決定をした社長は己の先見性のなさに恥じているのでしょうねー。この女川原発は、震災で七割の住宅が流された町の被災者のうち360人を構内に受け入れました。

福島第二原発は標高40~50mの丘陵地を使い、原子炉建屋は標高58m,タービン建屋標高33mに建てています。これに対して福島第一原発は標高35mの丘陵地を掘削して標高10mに下げて整地して、原子炉建屋、タービン建屋などを建てています。地盤が弱いから下げたのであれば、土地の選定に問題があったと考えるべきです。ここでは、5~7mの防潮堤を設けてあったのですが今回の津波は15m超です。

福島第二原発
こう考えてみると、すべての、原発が潜在的に危険を秘めているには、違いありませんが、全部の原発が、福島第一原発のように今回と同程度の地震や津波が起こった場合危険きわまりないもとのと決めつけることは、間違いだと思います。無論、原発事故は、地震、津波だけで発するものだけではありませんが、それにしても、今回の地震や津波は千年に一度ともいわれいます。当面は、この自然災害と、上のランク表にも入っているように活断層の再評価も必要でしょう。しかし、とりあえずは、地震+活断層+αくらいの調査をして、それで安全性が確かめられたら、何十年もそのまま、稼働するということではなく、代替エネルギーを見つけて、開発し、実用化、普及させるまでの間は稼働させるという方針ですすめるべきと思います。

よるの原発
そのような考えからみると、上のランキング表、別の角度からみえてきます。先ほど言ったように、このランキング表が正しいものとして、以下のような見方も成り立つと思います。

女川原発1は、ランキング表では19位です。女川原発2は、25位です。女川原発3は、34位です。であれは、少々荒っぽいですが、ランキングで、女川原発1と、女川原発3の間にはさまっている、女川原発2よりも、ランキング下の原発は、安全性をチエックした上で、稼働させても良いのではないかと思います。

その、根拠として、先に述べたように、地震・津波の被害にあっても、女川原発は、事故がなかっただけではなく、被災者をしばらくの間受け入れていたという実績があるからです。

80cmの差で助かった女川原発、構内の献花

上の写真は、女川原発構内のもの。女川原発で、想定された津波は9.1mだったが、安全を見込んでそれより5.7m高いところが選ばれた。しかし地震で大地は1m地盤沈下。原発は海抜13.8mに下がった。そこに押し寄せた津波は13m。差引き、僅か80cmの差で津波に襲われることはなかったのです。

無論、実際に稼働させるには、安全性を再度チエックして、何か問題があれば、修理や、改善を行い再チェックして、そのチエックも専門家の立場だけではなく、わかりやすく、女川をメルクマールとして、女川と同程度以上に安全であることを多くの人々に理解しやすいかたちで公表して、進めるべきです。

諸外国では、原発の警備は厳重だ。日本だけがそうではない、この点も改善すべきだろう。
そうして、仮に津波に襲われたることが、想定される場合の訓練も行うべきです。何も考えずに、ただ、全原発廃止ということにでもなれば、まずは、今夏の暑さで犠牲者が増えることが予想されます。それに、今や多くの産業が、電気を前提にして成り立っていることから、産業にもかなりの悪影響を及ぼします。産業だけではなく、病院や、家庭や、会社など、日本社会は、電気があることが、前提になっていますから、電力不足が長期にわたって、繰り返されれば、社会が疲弊し、破壊されてしまうことは必至です。そんなことにはならないように、原発の再稼働は、安全性をチエックしながら、しかも、安全神話が崩れた今は、予期せぬ事故があるかもしれないという前提のもとで、進めていくべきと考えます。そうして、完璧主義に陥ることなく、長期のエネルギー政策を考えるにしても、まずは、直近5年間をどうするかを暫定的に決定して、行動すべきと思います。

そう考えるのは、私だけでしょうか。皆さんは、どう考えますか?

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