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2008年8月4日月曜日

ウイグル国境警備隊施設襲撃、警官ら32人死傷 五輪妨害テロか-とうとう起こった過激テロ!!

カシュガルの位置

ウイグル国境警備隊施設襲撃、警官ら32人死傷 五輪妨害テロか(ご存知の方は読み飛ばしてください)(2008.8.4 12:58 産経ニュース)

北京五輪メーン会場の国家体育場前ではテロ対策部隊が警戒を続けるが、各地でテロ絡みの犯罪が起きている=16日(共同)
The Kashgar Experience


【北京=矢板明夫】中国国営の新華社通信によると、同国北西部の新疆(しんきょう)ウイグル自治区カシュガルで4日朝、国境警備隊の施設が襲撃され、警官16人が死亡、16人が負傷した。

犯人は4日午前8時ごろ、車両で施設に侵入し、手榴(しゅりゅう)弾2個を投げ込んだという。新華社通信は警察当局の話として、犯人2人が拘束されたとしている。

ウイグル自治区では、独立派組織「東トルキスタン・イスラム運動(ETIM)」が活動している。先月21日、雲南省昆明市で発生したバス連続爆破事件で同一組織とみられる「トルキスタン・イスラム党(TIP)」が犯行声明を出し、さらに北京五輪を標的にすると警告していた。



カシュガルで起きた爆破事件は犯行声明は出ていないが、同自治区の独立勢力による犯行の可能性が高く、五輪を標的にしたテロの脅威が現実となった。

一度に警察官が16人も殺害されるテロは中国で過去にもほとんど起きていない。五輪期間中のテロ発生の懸念が強まり、中国当局にとって大きな試練となる。

カシュガルは同自治区の中でもホータンと並んでウイグル民族が集中し、独立勢力を支持する住民も多い地域だ。国境地帯であり、隣接の中央アジアから侵入してくる活動家も多いといわれる。(共同)

とうとう起こった過激テロ
そのうち、起こると思っていた、本格的テロですが、とうとう起こってしまいました。カシュガルは中国でも辺境ですから、やはり、中央部の比較すれば、比較的警備が手ぬるかったのだと思います。北京オリンピックを開催する地区では、相当警備が厳重なので、そうおいそれとは起こせないでしょう。中国中央政府は、国威発揚のため、何が何でも開催期間中は弾圧することでしょう。

しかし、オリンピック閉幕後はどうなるかわかりません。全国各地でテロ、暴動が頻発するという予想は、このブログでも何回か掲載しています。

これら予想については、下にURLを掲載するので、是非ご覧になってください。オリンピックに伴う人民への弾圧、広がりつつある都市と地方との格差、バブル崩壊、湖錦濤氏が来日する直前に恩家宝首相が公言した中国の未曾有の経済的危機。地震の後片付けの不手際。中国の官僚のとてつもない不正行為。中国中央政府による情報統制や、度重なる弾圧。これらによって、人民の中には不満や怒りのマグマが完全に煮えたぎっていて、いつ噴火するかわかりません。私自身は、これが私の杞憂に終わることを望んでいます。

中国はこれまでのような、ほとんど弾圧して封じ込めるというやり方から、懐柔策に転換していく必要があります。それだけではなく、民主化、政治と経済の分離、法治国家家のこの三点をすぐに導入できなくても、少なくとも10年後あたりには完全導入を目指して着手するなどのことをすべきです。これ以上こんなことを続けていれば、これも、私が過去に予測したように北京オリンピック後には、分裂してしまうと思います。

以下にこのブログに掲載した中国関連の記事を提示します。反転文字をクリックすれば、当該記事に飛ぶことができます。私の説明不足から、以上の論考、以下の記事を読んでいないと理解できない部分もあるかもしれません。まだ、読んでいない方は是非ご覧になってください。


■IOC、中国は環境問題の約束を果たせると確信-人民の煮えたぎるマグマはどうするのか?
■北京オリンピック開催に向け警戒感高まる-終了後の方が、テロ、暴動が頻発する?
■中国:五輪の祭典が北京市民の生活を圧迫-オリンピック開催後を予感させる連続爆破事件?

■「ちゃいな.COM」中国総局長 伊藤正 「80後」は中国を変えるかは正しくない-正確には「80後」の一部、それも少数派が中国を変える。

■中国で暴動は日常茶飯事-この事態改善されない限り中国はまともにならない!

■貴州省の暴動に見る壊れた中国の実態

■燃えろアタック-排球女将

■中国海軍の日本に対する傍若無人な態度は何を意味するのか?-中国の軍隊は脆弱?

■<北京五輪>空からのテロに備え、地対空ミサイルを配備か-異常行動の中国?

■厳戒のラサで聖火リレー-チベット暴動から3ヶ月-中国の五重苦をどう解消するつもりなのか?

■「おから工事」批判で国家政権転覆罪-確定した中国分裂の筋書き?
■「80後」は車を買うべきか?-世代をひとくくりにする愚かさ?
■中国核爆発か-高まる情報開示の圧力
■自衛隊機の中国派遣見送り、アジア安全保障会議でも話題に―結果的には日本外交の勝利か?

■自衛隊機派遣を見送り、世論配慮の中国側が受け入れ難色-幻の日本軍支援は歴史上の転換点?
■四川大地震:自衛隊機、中国派遣へ・・・政府要請受け入れ―歴史上の転換点になるか?
■自主的に救援活動をする中国の若者たち-80後世代と一つにくくるのは間違い?!

■不可解な中国の報道二題-やらせ義捐金とノーベル平和賞
■中国携帯電話事情-80後世代分類のツールともなるか?

■中国四川省大地震―核施設、ダムは大丈夫か?
■現代史は語る―大地震から始まった中国崩壊の道筋
■中国「イチゴ族」-中国の未来は彼らのもの
■胡錦濤主席の来日-その真の目的は?
■China Fashion week 開催さる-中国ゼリー層にも押し寄せる情報洪水
■ゼリー世代のミーイズム-体制から身を守る知恵か?
■中国ゼリー層-明日の中国を牽引する原動力となるか?
■チャイナ・アート・バブルにも冷めた見方のできる中国ゼリー世代?
■中国分裂の筋書き-(その10)パクスマリーナが拓く世界の平和と大繁栄
■中国分裂の筋書き-(その9)日本の対応は?
■中国分裂の筋書き-(その8)迫られる中国の選択
■中国分裂の筋書き-(その7)忘れてはいけない中国の不良債権
■中国分裂の筋書き-(その6)現代中国の混乱ぶりを現す動画の数々
■中国分裂の筋書き-(その5)他の人達はどう思っているのか?
■中国分裂の筋書き-(その4)毛沢東を統合の象徴にすることができない中国中央政府の苦悩
■中国分裂の筋書き-(その3)中国バブルの真実
■中国分裂の筋書-(その2)革命でもなければ現代中国は変わらない
■中国分裂の筋書-(その1)繰り返される歴史
■中国"義歯"から鉛「安全に問題」
■中国産原料を使ったヘパリン製剤で自主回収へ・・・・米国では死者21名
■世界一人当たりのGDP(国内総生産)と、一人当たり資産−これでも中国は経済大国か?
■南京虐殺記念館に対する日本政府の申し入れに関して考えた、中国のお家事情

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