ラベル 北京オリンピック、開催、警戒感、高まる、過去最大、11万人、警察、機動隊配備、オリンピック後、危険 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
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2008年7月30日水曜日

北京オリンピック開催に向け警戒感高まる-終了後の方が、テロ、暴動が頻発する?

中国の警察犬、彼らも大活躍だ。

北京オリンピック開催に向け警戒感高まる
(すでに内容をご存知の方は読み飛ばしてください)
(2008年07月29日 09:45 IBTIMS)

北京オリンピックまで一週間余りとなった中国北京市では、イスラム教過激派組織が中国に対し爆破テロ予告を行うビデオが発見されるなど緊張感が高まっている。中国政府はオリンピックに向けて厳重な警戒体制を準備している。
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中国政府にとってはチベット民族の独立運動や法輪功の運動さらには失業者の暴動なども懸念対象としてあがっている。最近ではトルコ系イスラム武装組織を名乗る覆面をした人物らが先週中国雲南省昆明市で生じた2台のバス爆破テロを行ったと主張するビデオテープが発見されるなど、イスラム系組織の動向への懸念が高まっている。
 
米首都ワシントンを拠点とするイスラム武装組織監視グループIntelCenterによって武装組織の司令官と見なされている男が、北京オリンピックで特にイスラム教の選手や観光客は近づかないように呼びかけ、「我々の目的はオリンピックに関連する重要な場所を狙うことだ。これまで培われてきた戦略を酷使して、北京を攻撃しようとしている」などとビデオテープで脅迫のメッセージを発信している。

一方中国政府は、昆明市で生じた爆破事件はテロ行為ではないと主張し、国民の緊張感を和らげようとしている。しかしながら他にも中国政府に関しては政治批判家やキリスト教地下組織の活動など多くの対抗勢力を抱えている。法輪功関連の国際的人権擁護団体CIPFGによって行われている「人権聖火リレー」も中国オリンピックから人々の注目を逸らすのではないかと中国政府にとって懸念が高まっている。

これら多くの懸念事項に対応するため、中国政府は今回の北京オリンピックに向けて過去最大の11万人の警察、機動隊を配備、さらに30万人以上のオリンピックボランティア監視員を配備している。中国胡錦濤国家主席も、先週末に「オリンピック主催国としての治安を守る重荷は泰山と同じくらい重い。すべての人が責任を共有していかなければならない」と述べ、中国国民全体にオリンピック開催に向けての治安確保の重要性を訴えている。


北京オリンピックまで一週間余りとなった中国北京市では、イスラム教過激派組織が中国に対し爆破テロ予告を行うビデオが発見されるなど緊張感が高まっている。中国政府はオリンピックに向けて厳重な警戒体制を準備している。

中国政府にとってはチベット民族の独立運動や法輪功の運動さらには失業者の暴動なども懸念対象としてあがっている。最近ではトルコ系イスラム武装組織を名乗る覆面をした人物らが先週中国雲南省昆明市で生じた2台のバス爆破テロを行ったと主張するビデオテープが発見されるなど、イスラム系組織の動向への懸念が高まっている。
 
米首都ワシントンを拠点とするイスラム武装組織監視グループIntelCenterによって武装組織の司令官と見なされている男が、北京オリンピックで特にイスラム教の選手や観光客は近づかないように呼びかけ、「我々の目的はオリンピックに関連する重要な場所を狙うことだ。これまで培われてきた戦略を酷使して、北京を攻撃しようとしている」などとビデオテープで脅迫のメッセージを発信している。

 一方中国政府は、昆明市で生じた爆破事件はテロ行為ではないと主張し、国民の緊張感を和らげようとしている。しかしながら他にも中国政府に関しては政治批判家やキリスト教地下組織の活動など多くの対抗勢力を抱えている。法輪功関連の国際的人権擁護団体CIPFGによって行われている「人権聖火リレー」も中国オリンピックから人々の注目を逸らすのではないかと中国政府にとって懸念が高まっている。

これら多くの懸念事項に対応するため、中国政府は今回の北京オリンピックに向けて過去最大の11万人の警察、機動隊を配備、さらに30万人以上のオリンピックボランティア監視員を配備している。中国胡錦濤国家主席も、先週末に「オリンピック主催国としての治安を守る重荷は泰山と同じくらい重い。すべての人が責任を共有していかなければならない」と述べ、中国国民全体にオリンピック開催に向けての治安確保の重要性を訴えている。

オリンピック後の方が危ない?
さて、緊張の高まりからオリンピック開催前、あるいは開催中のテロ行為などを懸念する向きもあると思いますが、私自身はオリンピック後が一番危ないと思っています。観光で出かける方も、観光自体は、オリンピック前や、開催中に済ませて、開催後には速やかに帰国すべきと思います。

その理由として以下の2点が考えられます。

1)オリンピック開催自体には、多数派の民族の人はもとより、少数民族の人もその開催事態に反対する人は、多くはないことです。ダライ・ラマですら、中国のオリンピックの開催には賛成しています。実体はどうであれ、大義名分としては、平和の祭典として行うものです。これにあからさまに反対するような、行為は、反感を買うだけです。特に聖火リレーなどの際に中国国内外で大騒ぎした、青年たち(墳青:フンチン)は黙っていないでしょう。もし、開催前、開催中に何かテロ行為があり一般の人が犠牲になることがあれば、墳青はもとより、もっと上の層にまで、いわゆるナショナリズムの嵐がまきおこり、テロを起こしたことがえかってマイナスになってしまいます。少数民族の人々もこうした行為に対しては、憤りを感じるし、逆に自分たちの主張などテロの後などでは、さらに通りにくくなることになり、あまりメリットはありません。

2)特にオリンピック開催直前や、最中には、中国中央政府も徹底的に警備を強化し、何が何でもテロ行為など起こさせないように最大限の努力を傾注するでしょう。しかし、オリンピックが終了したと同時に、各地に配置されていた警備員は撤収し、通常の状況にもどるでしょう。さらには、警察や人民解放軍も緊張ガ緩みます。このときが、最も危ないです。

いずれにせよ、以前にもこのブログに書いたとおり、中国各地で不満の炎がくすぶり続けていることは確かです。特に中国は未曾有の経済的危機にすで少し前から突入しており、人々の中にさまざまな不満が鬱積しています。これに何らかの形で火を注げば容易にどこでも、暴動は起こりそうです。オリンピック開催中までは、国家的イベントを挙行しているということから、不満があっても何とか成功させようという機運の高まりから、暴動などなんとか、収められることでしょうが、抑えられた分、多くの人民の中に不満や焦燥感が高まり、爆発しやすい状況になります。

先ほども述べたように、今回北京オリンピックを観戦に行かれる方は、終わったらすぐに帰ってくるほうが無難です。現地に住まわれいる方も、巻き込まれないように十分気をつけるべきと思います。仕事などで、どうしても離せないという人は別にして、日本に帰ることができる人は、終了後は速やかに休暇などをとって一時日本に帰郷されることをお奨めします。

以下にこのブログに掲載した中国関連の記事を提示します。反転文字をクリックすれば、当該記事に飛ぶことができます。私の説明不足から、以上の論考、以下の記事を読んでいないと理解できない部分もあるかもしれません。まだ、読んでいない方は是非ご覧になってください。

■中国:五輪の祭典が北京市民の生活を圧迫-オリンピック開催後を予感させる連続爆破事件?

■「ちゃいな.COM」中国総局長 伊藤正 「80後」は中国を変えるかは正しくない-正確には「80後」の一部、それも少数派が中国を変える。

■中国で暴動は日常茶飯事-この事態改善されない限り中国はまともにならない!

■貴州省の暴動に見る壊れた中国の実態

■燃えろアタック-排球女将

■中国海軍の日本に対する傍若無人な態度は何を意味するのか?-中国の軍隊は脆弱?

■<北京五輪>空からのテロに備え、地対空ミサイルを配備か-異常行動の中国?

■厳戒のラサで聖火リレー-チベット暴動から3ヶ月-中国の五重苦をどう解消するつもりなのか?

■「おから工事」批判で国家政権転覆罪-確定した中国分裂の筋書き?
■「80後」は車を買うべきか?-世代をひとくくりにする愚かさ?
■中国核爆発か-高まる情報開示の圧力
■自衛隊機の中国派遣見送り、アジア安全保障会議でも話題に―結果的には日本外交の勝利か?

■自衛隊機派遣を見送り、世論配慮の中国側が受け入れ難色-幻の日本軍支援は歴史上の転換点?
■四川大地震:自衛隊機、中国派遣へ・・・政府要請受け入れ―歴史上の転換点になるか?
■自主的に救援活動をする中国の若者たち-80後世代と一つにくくるのは間違い?!

■不可解な中国の報道二題-やらせ義捐金とノーベル平和賞
■中国携帯電話事情-80後世代分類のツールともなるか?

■中国四川省大地震―核施設、ダムは大丈夫か?
■現代史は語る―大地震から始まった中国崩壊の道筋
■中国「イチゴ族」-中国の未来は彼らのもの
■胡錦濤主席の来日-その真の目的は?
■China Fashion week 開催さる-中国ゼリー層にも押し寄せる情報洪水
■ゼリー世代のミーイズム-体制から身を守る知恵か?
■中国ゼリー層-明日の中国を牽引する原動力となるか?
■チャイナ・アート・バブルにも冷めた見方のできる中国ゼリー世代?
■中国分裂の筋書き-(その10)パクスマリーナが拓く世界の平和と大繁栄
■中国分裂の筋書き-(その9)日本の対応は?
■中国分裂の筋書き-(その8)迫られる中国の選択
■中国分裂の筋書き-(その7)忘れてはいけない中国の不良債権
■中国分裂の筋書き-(その6)現代中国の混乱ぶりを現す動画の数々
■中国分裂の筋書き-(その5)他の人達はどう思っているのか?
■中国分裂の筋書き-(その4)毛沢東を統合の象徴にすることができない中国中央政府の苦悩
■中国分裂の筋書き-(その3)中国バブルの真実
■中国分裂の筋書-(その2)革命でもなければ現代中国は変わらない
■中国分裂の筋書-(その1)繰り返される歴史
■中国"義歯"から鉛「安全に問題」
■中国産原料を使ったヘパリン製剤で自主回収へ・・・・米国では死者21名
■世界一人当たりのGDP(国内総生産)と、一人当たり資産−これでも中国は経済大国か?
■南京虐殺記念館に対する日本政府の申し入れに関して考えた、中国のお家事情

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