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2016年1月10日日曜日

海自哨戒機、南シナ海飛行拡大へ…中国をけん制―【私の論評】これは中国にとってはかなりの脅威、南シナ海の中国の艦船と潜水艦の動きが丸裸に(゚д゚)!

海自哨戒機、南シナ海飛行拡大へ…中国をけん制



防衛省・自衛隊は、アフリカ・ソマリア沖で海賊対処活動に参加したP3C哨戒機が日本に帰還する際の飛行ルートを見直し、フィリピンやベトナムなど南シナ海に面する国の基地を優先的に経由させる方針を固めた。

高度な監視能力を持つP3Cの飛行範囲が、中国が「領海」と主張する南シナ海で拡大する見通しだ。「上空飛行の自由」の保護にもつながり、米軍が中国の人工島周辺で実施している巡視活動を日本が独自に支援する活動といえる。

海上自衛隊のP3Cは、アフリカ・ソマリア沖での多国間の海賊対処活動に参加し、約3か月ごとに日本とアフリカを往復している。これまではシンガポールやタイなど南シナ海から比較的離れた基地を給油地に利用してきた。これを、往路は従来通りだが、復路についてベトナムやフィリピン、マレーシアなど南シナ海周辺の基地を優先的に利用するようにする。訪問先では防衛交流も進める予定だ。

【私の論評】これは中国にとってはかなりの脅威、南シナ海の中国の艦船と潜水艦の動きが丸裸に(゚д゚)!

このニュースあまり大きく日本ではあまり大きく報道されませんが、これは、いずれ日本の海上自衛隊が、南シナ海の中国の動き、特に艦船や潜水艦の監視を定期的に行うための前触れではないかと思います。中国にとっては大きな脅威だと思います。

これを予感させる出来事として、昨年は、海自のP3Cは、南シナ海でフイリピンと共同訓練を行っています。それに関連する記事を以下に掲載します。
海自P3C機、南シナ海上空を飛行 フィリピン軍と共同訓練 連携の強さ誇示
流氷観測に向かう海上自衛隊第2航空群の哨戒機P3C=青森県八戸市
 フィリピン軍との共同訓練のため同国西部パラワン島入りしている海上自衛隊のP3C哨戒機が23日、南シナ海上空での飛行を開始した。中国が岩礁埋め立てを進めるスプラトリー(中国名・南沙)諸島にも近い同島で自衛隊部隊が活動するのは初めてで、南シナ海の実効支配を強める中国に対し、存在感とフィリピンとの連携の強さを誇示する機会となった。 
 海自隊員14人とフィリピン軍の3人が乗り込んだP3Cは23日午前6時(日本時間同7時)すぎ、パラワン島を離陸。同島西80~180キロの南シナ海で実施される本番の訓練は24日の予定で、この日は周辺をフィリピン空軍機と一緒に飛行した。 
 海自鹿屋航空基地(鹿児島県鹿屋市)の第1航空群所属のP3Cと隊員約20人は、21日に現地入り。27日に帰国の途に就く。
この記事は、昨年6月23日のものです。

この対潜哨戒機あまりここ北海道とは関係のないものと思っていましたが、そんなこともはありません。昨日は以下のような記事が掲載されていました。
海上自衛隊P3C哨戒機、今冬初の流氷観測 
オホーツク海の流氷を観測する海自のP3C
 海上自衛隊第2航空群(青森県八戸市)は警戒中のP3C哨戒機が9日、オホーツク海上で、この冬初めて流氷を観測したと発表した。 
 流氷は北海道網走市から北へ約280キロの海上をゆっくり南下。大きさは幅約5キロの帯状で、薄く南北方向に広がっているという。 
 昨冬の初観測は12月31日だったが例年、1月上旬に観測され、今年も平年並みという。 
 札幌気象台によると、オホーツク海沿岸から肉眼で見える「流氷初日」は平年並みの今月中旬になりそうだという。
このオホーツク海の海自PC3の流氷観測は、おそらく冷戦時代の旧ソ連に対する対潜哨戒活動の名残であると思われます。

もちろん、P3Cの役割は流氷観測や海賊の監視だけではない。「対潜哨戒」つまり、日本周辺海域を航行する潜水艦の警戒・監視が主要な任務です。

これに関しては、昨年5月8日に産経ニュースが以下のような記事を掲載しています。
【メガプレミアム】哨戒機P3C 職人芸で敵潜水艦を追い詰める「世界一いやらしい部隊」
海上自衛隊第2航空群所属の哨戒機P3Cの機窓
から見える別のP3C=3月4日、青森県八戸市
詳細は、この記事をご覧いただくものとして、実際にP3Cがどのようなことをしているのか、海自の対潜哨戒活動の凄さを示す部分を以下に掲載します。

捜索用レーダー、熱源を探知する赤外線暗視装置、鉄の塊である潜水艦が航行することで生じる磁場の乱れをつかむ磁気探知機(MAD)、敵が発する電波を手がかりに位置を特定する電波探知装置(ESM)、そして海中に投下し潜水艦のスクリュー音をとらえる音響探知機(ソノブイ)。ハイテク機器を駆使して敵潜水艦を追い詰めるP3Cだが、海自関係者は「最後は人間の目がものを言う」と口をそろえる。
訓練では海自の潜水艦が“敵”としてP3C部隊と攻防戦を繰り広げる。ある海自の潜水艦乗組員は「日本のP3C部隊は世界一いやらしい部隊だ。米国の部隊と比べても、逃げるのが難しい」と明かす。P3Cパイロットは「一度発見した潜水艦を見失うなんてことがあれば、恥ずかしくて基地に帰れなくなる」と語り、こう続ける。 
「レーダーや音響のデータを分析して敵潜水艦を見分ける技術は職人芸のように徒弟制度で伝えられる。こういう分野は日本人が得意とするところだ」 
P3C部隊は2人のパイロットのほか、警戒・監視に必要な情報を集約して指示を出す戦術航空士(TACCO)、音響やレーダーなどを分析する対潜員ら11人で構成される。このチームワークで敵潜水艦を捜索し、追い詰め、有事となれば攻撃するのだ。 
流氷観測を行う第2航空群の担当地域は日本海北部や北海道周辺海域。冷戦時代は旧ソ連海軍の動向を探る最前線と位置付けられていた。近年になって再びロシア海軍の動きが活発になっているとはいえ、冷戦後の焦点は中国が海洋進出を進める南西方面に移っている。
東シナ海南部をカバーする第5航空群(那覇航空基地)には全国各地のP3C部隊がローテーションで応援に駆け付けている。第2航空群も例外ではない。ある隊員は「しょっちゅう沖縄に行っているので、沖縄土産を買って帰っても家族があまり喜ばなくなった」と苦笑する。 
“出張先”は沖縄だけではない。P3C部隊はアフリカ東部ソマリア沖・アデン湾で海賊対処活動も行っており、これも各航空群が順番で派遣される。北方海域の警戒・監視、流氷観測、沖縄派遣、海賊対処活動。これに遭難船舶の救助活動も加わる。 
海自はP3Cの後継機として最新鋭国産哨戒機P1の導入を進めているが、約70機の入れ替えが完了するまでは四方の海に目を光らせ、耳を澄まして敵の動向を探ることになる。
昨年の観艦式に初参加した最新鋭の国産哨戒機「P1」。
「IRフレア」と呼ばれる防御装置を発射。昨年10月18日
旧ソ連に対する対潜哨戒活動は、当時アメリカからの依頼で始められたものです。この哨戒活動に関しては、当時日本への依頼を担当した当事者の人が、数年前にテレビでこのときのことを振り返って「日本には憲法9条もあることだし、安全保障に関して他国と比較すれば、制限があることから、依頼はしてみたものの、まさか本当に実現するとは思っていなかった」と述懐していました。

アメリカ側も、日本がこの哨戒活動を本当に実行し、しかもかなり大規模に実行し、その活動も世界トップレベルにまで上達させるとは思っていなかったようです。

しかし、日本の対潜哨戒能力は冷戦の間にかなり上達し、事実上世界のトップレベルになりました。

ソ連の原潜等に対する日本の海自の長期にわたる対潜哨戒活動は、様々なノウハウを海自にもたらし、今日に至っています。このようなトップの世界一の能力を持つ日本の海自にとって、ソマリアの海賊の監視など本当に朝飯前というところでしょう。

確かに、数年前までは、ソマリア沖の海賊に関してはかなり危険であるとされていましたが、最近はほとんど耳にしなくなりました。実際、ほとんど海自に事前に察知されるので、海賊活動などなかなかできなくなっているのだと思います。

この海自が南シナ海の対潜哨戒活動に参加するということになれば、中国にとってはかなりの脅威です。南シナ海における、戦闘艦、輸送艦、潜水艦、航空機その他の動きが詳細まで丸裸にされ、海自によって把握され、米国や周辺国に逐一知らされることになります。

中国の原潜も、海自の対潜哨戒活動で丸裸にされる
特に中国の潜水艦は、工作技術がかなり劣っているので、その水中での推進は、まるでドラム缶を目一杯ハンマーか何かを叩きながら、すすむような音がするので、日本の海自の対潜哨戒能力からすれば、簡単に把握することができます。

中国が何か不穏な動きを見せれば、今度は間髪を入れずにすぐに妨害されることになります。日本としても、せっかく情報を提供しても、米国あたりが何も行動をしなければ、厳しく詰め寄るべきです。

そうして、このようなことは、冷戦時代の日本が過去旧ソ連に対して実行したように、確実に南シナ海や、東シナ海でも実行できることでしょう。

戦争や武装などにアレルギーの強い日本ですが、なぜか、このような監視活動に関しては、過去の冷戦においては日本でもあまり多くの国民違和感なく受け入れられました。南シナ海や東シナ海の監視活動もそうなることでしょう。

これによって、日本は日本のライフ・ラインを自らの手で守ることも可能です。私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?

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2013年2月5日火曜日

中国艦船が海自護衛艦にレーダー照射―【私の論評】理解に苦しむ海賊中国の爆裂国内末期症状!!レーダー照射の前にまずは、自国の社会をまともにしたら?

中国艦船、海自艦船にレーダー照射 1月30日に

小野寺五典防衛相

 小野寺五典防衛相は5日夜、1月30日午前10時ごろ、東シナ海で中国海軍所属のフリゲート艦「ジャンウェイ」が、海上自衛隊第7護衛隊「ゆうだち」に向けて火器管制レーダーを照射したと発表した。防衛省内で記者団に語った。

ジャンウェイ

 1月19日午後5時ごろ、中国海軍のフリゲート艦「ジャンカイ」が、海自第6護衛隊「おおなみ」に搭載していたヘリコプターに向けてレーダーを照射した疑いがあることも明らかにした。

 安倍晋三首相は5日夕、首相官邸で防衛相に、万全な対応を取るとともに、外交ルートを通して中国に抗議するよう指示した。これを受け、外務省は中国政府に抗議した。

 防衛相は一連の事態について「大変、特異な事例だ」との認識を表明。「一歩間違えれば大変危険な状態に発展していた」と述べた。発生から発表まで時間がかかったことに関しては「慎重にも慎重を期した。分析・検討に時間がかかった」と説明した。


私の論評理解苦しむ海賊中国爆裂国内末期症状!!レーダー照射の前にまずは自国の社会まともにしたら?

ゆうだち

上の中国の行為、全く異質中の異質です。昨日もこのブログに掲載したように、一時野田政権が曳光弾使用を封印したという及び腰の姿勢が、中国をさらに挑発したという点は、否めませんが、いずれにせよ、常軌を逸した異常行動であることには変わりありません。

異質中国については、このブログでは特に2008年頃に、徹底的に掲載させていたたきました。特に『中国分裂の筋書き』という2008年頃のシリーズは人気も高く、かなり好評でした。中国に関しては、あの当時かなり掲載しましたので、その後はあまり掲載してきませんでしたが、本日また掲載させていただきます。

あれから、時がたち、当時の私の記事は多くの人々にとって、衝撃だったようですが、今では異質中国に対して異論や、違和感などもなく多くの人々に受け入れられています。時の流れを感じます。

さて、最近ますます、異質中国の異常ぶりが目立ちます。ごく最近では、やはり、あの空気汚染です。なにやら、酷い有様です。これに関しては、以下の動画を御覧ください。



上の動画では、以下のような警鐘を鳴らしています。現在、殺人的とも評されている北京の大気汚染。それが偏西風に乗って西日本に到達し、越境汚染が深刻な問題となってきました。中国人の刹那的人生観と利己主義、そこから発展し­そうな原発事故の拡大について警鐘を鳴らしています。

「大気汚染もまともに制御できない国が、偉そうにレーダー照射なんぞするんじゃない!!」と声を大にして叫びたいです。

上の二つのことでも、異常だというのに、その上最近の中国では爆裂国内末期症状ともいえるような事柄が散見されます。

本日掲載されていた記事のURLを以下に掲載します。

「衣食足りても礼節を欠く」 中国 食料・エネ略奪へ、国家挙げて“海賊”化:

詳細は上の記事をご覧いただくものとして、以下にそのさわりの部分だけ掲載させていただきます。
 「お役人様」を筆頭に、中国での宴会における、アワビなど高級食材の食べ残しが大きな社会問題になっている。 
 「料理完食」は「料理不足」を意味するため、主催者は面子(めんつ)を重んじ、食べきれぬ量で饗応(きょうおう)するのが慣例だとか。海外で評価された日本の「もったいない」観とは価値観の差を際立(きわだ)たせる社会問題だ。中国は「衣食足りて礼節を知る」という格言とは縁遠い国。国家・国民にとり衣服・食物は生活の基(もとい)で、それらが満たされれば心にもゆとりができ、ある程度の礼節はわきまえるものだ。だが、食い散らかした揚(あ)げ句、足りなくなった資源を他国より奪う国柄(くにがら)はもはや、価値観の差では済まされない。中国は食料・エネルギー略奪に向け、国家挙げて“海賊”と化そうとしている。
上海の高級和食店を摘発 インチキ和牛を高値販売…偽神戸牛の鉄板焼きは1万3000円:

“尖閣マグロ”人気 爆食中国、2倍の高値! 産地偽装も…:

これらのニュースに関しては、タイトルどおりであまり説明を要さないと思います。詳細は、上の記事をご覧になってください。

ソ連崩壊の教訓を生かせ 中国で出回った習氏の「新南巡講話」と価値観外交

この記事は、周が主席に就任直後の昨年12月に南部の広東省を視察したときの発言とされているもののインターネットに掲載されていたとする内容です。

発言の引用はかなり長いが、全体を読むと、党の指導はがっちりと守りつつ、改革の果実を手放さない決意が浮かび上がる。もともと真偽不明の引用資料なのでこれ以上深入りはしないが、発言のなかで中国での改革に「西側の普遍的価値観」を求める主張を「概念のすり替えだ」と批判した部分は、事実なら日中関係を占う上で気になる。 
 安倍晋三首相は、さきの東南アジア歴訪で、民主主義や人権といった「普遍的価値観」を外交の原則に掲げた。理念のぶつけ合いだけが外交ではないものの、軸足があまり隔たっていたのでは、日中の新首脳が胸襟を開いて信頼を築く道は、想像よりもさらに遠く、険しいのかもしれない。

この記事では、「普遍的価値観」に関する相容れなさから、日中が信頼を関係を築くことが難しいことを語っています。しかし、「普遍的価値観」に限らず、上記の異質な中国のことを考えれば、まともな考えで話をしても全く通じないことは明らかです。

そもそも、胸襟を開いて信頼を築くことが出来る相手ではないことがはっきりしています。こういう、相手には、昨日も掲載したように、戦略的互恵関係で、こちらがわにとって、良いことではつきあうかもしれないが、それ以外お断りという姿勢で臨むのが一番だと思います。

中国反日デモ

それにしても、あいかわらず、暴動は多く、経済も落ち込む一方の中国、軍事力を強化したとしても、社会が旧態依然としたままどころか、さらに、刹那的人生観と利己主義がはびこるばかりです。

このブログでは、反日デモも、日本に対する様々な挑発行為も、結局根は同じで、すべて中国の外に敵をつくりだすためのものであると主張してきました。結局、黙っていれば、中国人民の不満が鬱積して、いずれ煮えたぎる憤怒の大マグマが大爆発して中国中央共産党政府に向けられ、大変なことになることがわかっているのに、何もできずというより、何もせず、社会をそのまま放置しているということです。

とにかく、この社会を改革して、新社会秩序を早期に打ち立てなければ、中国はいずれ今のままではすみません。いくら、日本を挑発して、レーダー照射しようが、領海侵犯しようが、反日デモをしようが、そんなことは一時しのぎにすぎないことであり、何らかの形で、中国社会を今よりは、まともにしなければ、いずれ人民も気が付き、中国中央共産党政府に怒りの矛先が向くことなるのは必定です。このことについては、このブログでも、以前掲載したことがあります。以下にそのURLを掲載します。


中国は世界で最もストレスの大きい国に―【私の論評】日本の円高・デフレを終わらせ、中国麻薬漬け政策を終わらせ、中国に新社会秩序を打ちたてよ!!


詳細は、上の記事をご覧いただくものとして、この記事で、結局日銀が、長期間にわたって金融引締め政策を行なってきたことが、固定相場制の中国では、幸いしあたかも、打ち出の小槌のような作用を果たしてきたことが、一見中国にとっては、良いようにみえますが、それが災いし、中国の社会が旧態依然としたまま放置されることにつながったことを掲載しました。

しかし、これに関しは、最近円安傾向なので、もはや中国にとって日本は、打ち出の小槌ではなくなりつつあります。円安傾向をさらに続ければ、中国はますます社会変革をしなければ、たちゆかなくなります。日本の円安傾向、中国人民のためにも続けて、中国社会の変革を促進すべきです。

円安で日本企業は業績回復、中国経済はズタボロ

しかし、これだけでは、中国社会の変革を促すことはできません。中国、現在の閉塞感を打ち破るため、領土的野心をむき出しにしています。南シナ海など、南のほうに進出し、富を簒奪しようとしています。そのようなことをさせては、無論、南シナ海の近隣諸国は大迷惑ですし、それに、中国国内でも社会変革が進まないことになります。そんなことをさせないためにも、昨日このブロクに掲載した、安倍首相の提唱している『安全保障のダイヤモンド』を早期に実現していく必要があります。


いずれ、今の中国は長いことはなく、高級官僚である裸官達は、自分たちの特権は、中国では長続きしないことを理解しているのだと思います。今回のレーダー照射事件を含めた、最近の中国異質ぶりは、私のこの予測を裏付けるものであり、このままでは、あと10年も持たないと思います。中国には、社会変革をするか、内乱に至るかのいずの道しか残されていません。そう思うのは、私だけでしょうか?皆さんは、どう思われますか?

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井俣憲治町長によるハラスメント事案について―【私の論評】自治労の影響力低下と保守化の潮流:日本の政治に与える影響と自民党の凋落

井俣憲治町長によるハラスメント事案について 井俣憲治町長 町長によるパワハラ・セクハラの被害を受けた、または目撃したとする町職員によるアンケート調査結果を重く受け止め、事案の全容解明のため、町および町長から独立した第三者委員会を設置し、調査を進める。 10月下旬に職員がアンケー...