2008年12月21日日曜日
円高はデメリットか?-円高基調のうち大きな方向転換し大躍進を!!
金融恐慌前夜とも言われる不安いっぱいの国際金融情勢の中で、08年10月24日、ロ ンドン市場で円が急騰し90円台に突入した。対ユーロでも円は113円台を記録した。 アメリカ発の金融危機の中で、比較的傷が浅いとの評価のある円が独歩高の形だ。輸出主 導の日本経済への悪影響が懸念される中、鈴木淑夫氏に、今回の円高を、どのように考え るべきか、緊急インタビューをお願いした・・・。鈴木氏は、インタビューの中で、歴史 的に見て円高後には、日本経済は過去大きく発展してきたことを語り、内需型の日本経済 へ構造を転換する好機と語った。国民にとっても、この円高によって、物価は安定し、各 地で円高還元セールが行われるであろうことを示唆した。円高のデメリットばかりを強調 するマスコミにも日本は「円高・株安」であり、アメリカの「ドル安・株安」状況とは明 確に違うことを意識すべきだと語った。08年10月25日、杉並の鈴木淑夫氏の自宅に て(インタビュー 佐藤弘弥)
円高はデメリットか?
円高は輸出企業の採算を悪化させるため、これまでの輸出立国の考え方では、確かに環境は厳しいということになります。しかし、円高は基本的に、自国通貨の 価値が上がっているということです。日本にとって、プラスになることも多くあります。たとえば、円高で 「減益」 になる業種で働く人々と 「増益」 になる業種で働く人々と、どちらが多いでしょうか。
答えは 「減益」 = 2301万人 「増益」 = 3108万人。なんと増益業種で働く人のほうが、800万人も多いのです。
では、どんな産業が「増益」になるのか、下の表をご覧ください。
書籍からの直接コピーなので、少しみにくいですが、食品、パルプ・紙、石油、非鉄金属、電力などがメリットが大きいことがわかります。そうして、全体でも円高になったほうがわずか、0.02(メリット、デメリット合計)ですが、メリットのほうが上回ることがわかります。
株式市場でも、これを裏付けるような事象が起こっています。4日前場の業種別指数上昇率上位をみると、大型再編の材料が飛び出してきた「石油製品」をトッ プに、2位パルプ紙、3位鉱業と輸入関連の円高メリット業種がベスト3を占めました。上位は他にも、輸入系の電気ガスや、内需の小売、倉庫、建設といった 顔触れがみられました。足元の円高傾向に加えて、「一段と円高が進む」といった観測も背景となっている様子でした。
恐れ自体を恐れなければならない?
最近のマスコミなどでは、日本経済の先行きに関して悲観一色です。悪い材料があふれる今、派遣切など含めて悲観論の優勢は仕方ないと思いますが、そんなに暗いのでしようか。海外資金は円買いに集中しています。これは日本のマスコミや国民が日本の経済に対する見通しが暗いにもかかわらず、外国投資家が日本経済を他国より高く評価しているという証拠以外のなにものでもありません。円高への悲鳴は毎度の事であり、声の大きい輸出企業の発言がマスコミを通じて増幅して伝わつてきている反面、円高で利益を得る企業は口をつぐむしマスコミなどでもあまり取り上げないのだと思います。
株安の影で、原油価格は狂乱水準から戻り、ガソリン価格下落は急ピッチです。穀物ほか一次産品価格も急落しています。円高は輸入品価格を下げ、やがてじわりと国民生活に恩恵が及びます。強い円を使って、海外企業の買収も盛んになっています。未だかつて強い通貨が原因で滅んだ経済や経済はありません。輸出産業ですら、当面は雇用調整や、在庫調整が間に合わずに大変なことになっていますが、いずれ海外から輸入原材料が安くなるとか、部品などの外注化を進めるなどで、円高も克服できるようになるはずです。今は、急激に円高になっているため、調整が間に合わないだけです。あのローマ帝国も末期には、貨幣の価値が落ちました。今までの歴史の教科書が教えるところでは、国が滅びるときには長期わたって貨幣の価値が落ち続けました。
1985年の円急騰に狼狽した政府は景気上昇局面に財政支出の追い肥をしてバブル経済を生んだことは皆さんの記憶にも新しいと思います。大恐慌時の米ルーズベルト大統領は就任演説で「唯一恐れなければならないのは、恐れそれ自体である」と国民に呼びかけた。日本国中で恐れの大合唱をしていては事態は悪化するばかりです。
円安が国益という考え方には問題があるのでは?
つい今年の夏くらいまで日本ではマスコミも含めて、円安のピンチを訴えていたと思います。円安で潤うのは、一部の企業だけで。家計には大ピンチ!という考 え方が大勢を占めていたと思います。そうして、景気は減速はしていたものの、昨年までは成長を続けていて、一応日本の景気は良いということになっていてい ましたが、大方の人にとって景気の良さを実感することができず、「実感なき経済成長」と言われていました。
特に年配の方を中心に、「円安こそ国益」と主張される方が多いです。だから、円高が進ん で1ドル80円台に突入した際、世間は大騒ぎです。しかし、この方は一方的すぎるのではないかと思います。
も ちろん、「日本は貿易黒字国である」であり、日本の輸入額と輸出額を比べると、輸出のほうが多いので、円安になれば、輸出分の円の受け取りが輸入の支出分より多くなるため、黒字額が増えます。確かにこのロジックは20年ぐらい前までは、非常に的を射たものでした。
しかし、現状では日本の貿易黒字額はどんどん縮小しています。さらに、「一国経済で見れば、円安のほうが望ましい」という論理が成立するとしても、このメリットを享受できるのは輸出関連企業のみです。
今年の夏くらいまで円安時に潤っていた輸出関連企業がボーナスを大盤振る舞いしたのかというと、そんなことはなく、業績が良くても、従業員への還元率は 一般に低かった言わざるを得ません。円安で潤うのは家計ではなく、輸出関連企業でした。最近とみに話題になっている、派遣社員切も、今年夏あたりから、問 題になっていました。特にパナソニック等では、偽装請負が問題になっていました。このように輸出産業は業績が良くても、従業員に還元することはあませんでした。
特に年夏までの物価上昇時に は、円安は家計に大打撃を与えつつありました。原油、小麦などの穀物相場、魚や野菜、果物…。日本は食卓ばかりか生活の大半を“輸入モノ”に依存しています。新興国の需要増など で食料価格が上がっているところに、円安になれば大変なことになっていたはずです。
ここで今年の夏までの、ガソリン高の要因について考えてみましょう。もちろん最大の理由は 原油高ですが、円安に振れた際の影響も見逃さないでいただきたいと思います。暫定税率復活と同じロジックです。ガソリン高の背景を細かく見れば、原油高だけではな く、暫定税率復活や一時期より円安になった要因も大きかったと思います。
今年の夏には、ガソリンが1リットル180円台に突入したと大騒ぎしていま した。まあ、実際にはそうならないですみ、さらには、金融危機になってしまいました。しかし、皆さんの脳裏には、ガソリン価格があがれば、それだけではすまないということが焼き付けられたのではないかと思います。
円安になったとしても、良いことはないことは、お分かりになったと思います。円安になったからといって、輸出産業が潤うだけです。さらに、輸出関連企業が非常に傲慢で、強欲であるがために、利益などを従業員に還元しなかったのかというと、必ずしもそうではないと思います。現在は、輸出関連企業も、 少し前まで圧倒的な技術力の差異で、利益幅も大きくそれが、貿易黒字が大きいことの主な原因となっていました。しかし、今では、新興国もかなり技術水準を 高めてきたので、日本は圧倒的な技術力の差異やマーケティングで率の高い商売もできなくなってきています。非常に利幅の少ない旨みのない商売になっているがため、貿易黒字幅も減少してきているのです。
円高基調のうちに大きな方向転換をし大躍進を!!
今のままであれば、この傾向は益々続き、円安になってもほとんどメリットがなくなる時代に突入するでしょう。今は、何とか違法労働でもやらせてなんとかしている輸出関連企業も、このような事が続けば、いずれは生産拠点を海外に大量に移転する時代がくるでしょう。そうなると日本国内には輸出産業に関わる派遣労働も、請負労働もなくなるかもしれません。なぜなら、今のままで何もせず、なすがままに任せていたら、結局は日本の輸出関連企業も、結局はアメリカのビッグスリーのような限界的な存在になってしまうからです。
では、そうならないためにはどうしたら良いのでしょうか。それを実行するのは大変なことですし、実際に具体的な計画を立てたり、スケジューリングすることは難しいでしょうが、実は言葉にしてしまうと簡単なことです。
ご存知のない方も多いかもしれませんが、現在の輸出産業のほとんどが、エリザベス朝時代のイギリスにすべて原型がありました。機械類は言うに及ばず、コンピュータの起源、携帯電話の起源もありました。コンピュータを作るのに必要だった二進法の原理や、その他の理論はすべてエリザベス朝のイギリスに存在していました。ただし、いくつかに分かれて理論が存在したり、残念ながらコンピュータをつくるための素材などがなかったり、つくれなかったりして実現できなかったものばかりです。現在の重化学工業の原点もすでにありました。
今のアメリカや日本の輸出産業などは、こうしたエリザベス朝のものから決別しなければなりません。それは、たとえばバイオであったり、ナノテクノロジーなどです。さらに、新たな知識・技術・ノウハウを開発していく必要があります。輸出産業の技術レベルを飛躍的に高めることです。通常の自動車などの大部分は、中国などの新興国に譲るべきです。特種な車両に特化するとか、vhicle(乗り物、輸送手段)という観点から、乗り物を用いた社会的変革を起すとか、輸送手段の抜本的改革とか宇宙産業などに参入するなどです。
テレビ、パソコンなどの大部分は、他の新興国に譲り、複雑な医療総合システム産業に移行するとか、テレビをパソコンを用いつつも、全く新たな社会基盤やシステムを構築するとかなどです。
それとともに、というより、経済よりももっと重要な安定した社会を目指すために、このブログでも過去に何回か主張してきた20世紀末からすっかり変わってしまった社会(Next Society)に対応する新たな社会基盤とシステムの革新が必要です。
日本の社会には、人口動態の変化(少子高齢化)、第一次産業・第二次産業の相対的地位の低下、IT革新による変化、雇用形態の多様化、知識社会への対応など、まだまだ、不十分な点がたくさんあります。これらへの対応し新たに基盤整備をしたり、システム構築することにより、かなりの内需の拡大が期待できます。単純に誰も使わないような道路をつくるよりは、はるかに良い効果をもたらします。同じ道路を一本作るのにも、社会変革のために必要だからつくるということであれば、全く考え方も違ってきます。それに、社会変革を担う事業主体も新たなに構築すべきです。それは、強力なNPOを構築することです。これに関しては、過去に述べてきたので詳細は以前のブログを読んでいただきたいです。(この文書の下に関係記事のURLを掲載します)。
金融危機の前までは、すべての人の頭の中が「金融・経済」一辺倒でした。これが、実体経済を悪くしたり、たとえ経済が良かったとしても「実感なき経済成長」の原因ともなってきたと思います。おそらく、先に述べたような輸出産業の革新だけでは、たとえ景気が良くなったとしても、「実感なき経済成長」になってしまうと思います。本当に景気の良いときは、輸出産業も従業員に還元することになるでしょうから、そのときだけは良いかもしれません。しかし、それはあくまで一時のことにすぎません。やはり、社会を良くしなければなりません。良くなるだけではなく、新興諸国と比較して高次元の社会に入っていく必要があります。
高次元の社会には、高次元の製品やサービスが必要になります。そうしたニーズに応えてこそ、新たなイノベーションが生まれます。これは、新興国にはなかなか真似できません。それまでとは、全く違った発想が生まれます。産業革命にあった、エリザベス朝のイギリスではまさにそのような状況になって好循環があったのだと思います。だからこそ、小さな島国であった大英帝国はあそこまで繁栄したのだと思います。振りえかって現在も、今までの社会と同じ社会のままであっては、新興国の製品開発やマーケティングを凌駕するような発想は生まれきません。同じ土俵の上で、新興国と同じ技量で勝負することになります。実は、これが現在の金融危機下における先進国の輸出型産業の現状です。
日本がここしばらく、円高基調にあるうちに、こうした転換を積極的に進めていくべきです。EUやアメリカなど他の国のことも考えてみてください、金融危機の影響は、株価の低迷だけではありません。自国の貨幣の価値が大きく落ちているのです。円高であれば、海外から安い原材料を調達できます、海外の本当に優秀な人を雇うこともできます。日本の優秀な人材を海外に学ばせに出すことが容易になります。
日本にとってより良いことが多くあります。この良さを最大限に生かしつつ大きな方向転換を図るべきです。このようなことを積極的に行えば、日本の金融・経済も立ち直り必ず大躍進します。このような転換を行わないうちに、本格的な円安の波が日本を襲った場合、日本は二度と立ち上がることができないくらいのダメージをこうむることになるでしよう。来年9月くらいから良い兆候が見え出し、年末には確かなものになり、再来年は好景気になり、場合によっては大躍進するでしょう。いまから、2~3年が企業にとっても、政府にとっても、そうして個人や、日本では未だ弱小なNPOも本当の勝負時になると思います。そうして、このような大きな潜在可能性を持っている国は世界の中でも今は日本だけです。
そうして、この好景気の時期に多くの企業や非営利企業が大転換をはかるべきです。ソニー、パナソニック、キャノンなどの輸出産業の花形だった企業も、この時期に転換を図らなければ、次に円安の時期がきても、躍進はできません。景気の良さから具合がよくなるだけで、何らの発展もなく、没落していき、円高になれば、また大規模な派遣社員切などを行わなければならないどころか、現在のビッグスリーのようになり没落していきます。
この時期に大転換をしたり、新たな時代の要請に応えた新たな事業・産業を生み出した企業は、大躍進を遂げることでしょう。21世紀の花形になることは間違いありません。もし、日本がこのような企業(営利・非営利問わず、というより、ここで有能な非営利企業を多数輩出する必要があります)を大量に輩出することができたら、世界の特にアメリカなどの大方の期待を裏切り、日本は21世紀中もアジアのリーダーとしての地位を保つどころか、向上させることができるでしょう。
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2008年12月20日土曜日
百貨店がコンビニに売上を抜かれるとき-時代の潮目か?
コンビニエンスストアの売上高が2008年に初めて百貨店を抜くのが確実となった。消費不振で百貨店の販売が落ち込む一方、相対的に景気の影響を受けに くい総菜や弁当などを扱うコンビニは、たばこ自販機の販売規制(タスポ)効果もあって売り上げを伸ばした。両者の逆転は消費構造の変化を象徴しており、百 貨店は一段の再編・淘汰を迫られそうだ。
日本百貨店協会が18日発表した08年1―11月の売上高は前年同期比3.6%減の6兆5800億円。高額品や衣料品の販売不振で、9カ月連続で前年割れが続いている。(07:00 NIKKEI NET)
コンビニエンスの隆盛
最近の金融危機のあおりも受けて、景気の悪化が百貨店の不振に追い打ちをかけたとはいえ、百貨店の売り上げ高はは、平成3年以降、平成9年を除くと減少を続けており、コンビニとの売 上げ高の推移を比較すると、コンビニに抜かれてもおかしくないという状況でした。デパートそのものの、業態が古くなってしまったのだと思います。それと、現在では社会そのものが大きく変化してしまった潮目の変化に当たっているのだと思います。
このような潮目は、過去にも何回かみられました。まずは、スーパーであるイトーヨーカドーの売上が、当時小売の売上の日本一だった三越を追い越したことがありました。昭和56年のことでした。
名門三越を抜き、小売業で経常利益一位になった1981年(昭和56年)二月期決算から半年後、イトーヨーカ堂は中間決算で創業以来始めての減益に陥りま した。当時鈴木会長は、減益の背景に関し、「第二次石油危機の影響を受けた」との社内の大勢の意見に「異」を唱え、管理部門の統括責任者として、「売り手 市場から 買い手市場に変化している時代状況の中で、単品管理ができていないため、減益に陥った。在庫ロスを減らせば利益は倍増する」との仮説を立て、社内コンセン サスを得る努力をしました。
反対派は、「豊富な品揃えこそがスーパーの特徴で、在庫を減らすと売上が落ちる」との論理で、「販売経験がない人間に何がわかる」との持論で、改善案は否 定されました。しかし、当時の鈴木会長の説得工作が功を奏し、イーヨーカドーは「業務改善プロジェクトを発足させ、後の業務改善委員会へと発展」 させ、経常利益率は1981年2月期の3.3%から1991年には6.6%へと倍増しました。
当時のセブンイレブンでの成功体験が生きる形になったものと考えられますが、鈴木会長の「時代の潮目をはっきりと読み取り、何事にもひるむことなく、強く固い意志で現実に面と向かい、変化させていく」強い姿勢があったからこそうまくいったものと思います。
さらに、もう一つの潮目は、CVS業界トップのセブン-イレブンが、2000年8月中間期決算において全店売上でダイエーを上回り、小売業日本一 になったことです。これは、小売業態のリーダーが百貨店から総合スーパーへ、総合スーパーからCVSへ遷移したことを示しています。
現時点における業態のチャンピオンであるCVS、特にセブン-イレブンは、高い生産性を上げることに成功しました。CVSは、新しい小売業務システムが新しい商品供給システム、新しい組織関係と結合し流通イ ノベーションが加速度的に進行させ、現代小売商業で最高水準の成長力と収益力を示したということだと思います。
さて、そのコンビニもグラフで見ても判るように、売上が鈍化しています。これは、CVSも業態として最早革新的ではないとの査証だと思います。現在、CVSが誕生したときに匹敵するような新たな業態はまだ日本では誕生していないようです。
新たな時代の潮目か?
コンビニの総合売上が、百貨店のそれを上回った今日、これはまた大きな潮目に当たっているのだと思います。最近の金融危機による影響など、確かにあるのか もしれませんが、私は元からある大きな変化が、金融危機などの影響によってその変化が加速されて早めに表に出てきているだけなのだと思います。戦後の高度 成長の時代より、売り手市場から 買い手市場の変化に対応してきたのが、百貨店からCVSにいたる小売業の歴史だったと思います。
今度の変化は、そのようなものではなく、おそらく社会の大きな変化があるものと思います。多くの消費者にとって、買い手市場は当たり前となり、消費そのもの には消費者はあまり価値を感じない、それよりも、サービスや商品に対して安心・安全感、価値観、個性、本物を求める時代に突入したのだと思います。この潮目の変化については、以前のブログにも掲載しました。
これは、アパレルなどの一部の業種・業態では、すでにそうした考え方で対応してきたのですが、それはあくまで一部なのであり、小売業全体がそれに対応しなく ても何とかなってきたというのが、金融危機直前までの状況だったのだと思います。これは、少なくとも10年前から言われていたことで今では何も珍しくもな んともない考え方ですが、その潮目を通り越したということだと思います。
これからは、小売業界もまた新たな業態を構築しなければならないでしょう。アメリカなどでは、まさに金融危機の最中にウォルマートが「マーケット・サイ ド」という新業態をテスト的に出店しています。無論、百貨店、コンビニ、スーパーが完全になくなるということはないでしょうが、社会の変化に対応し、新た に成長をする小売業の成長が望まれます。日本ではどのような業態が生まれて来るのか、今から楽しみです。
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2008年12月19日金曜日
ピザテンフォー年末年始企画-クリスマス☆年末年始は10.4で決まり!!
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2008年12月18日木曜日
中国当局が鳥インフルエンザ感染情報を隠蔽、市場に流出する感染鶏-現在の世界最大の危機は、中国に潜んでいるかもしれない!!
【大紀元日本12月18日】近日、香港で鳥インフルエンザ感染が判明した後、中国江蘇省東台市、海安市も鶏の大量死亡を発表した。政府側が情報封鎖を実施 したため、真相を知らない民衆は対策を取らず、鶏肉売買の監視管理もなかった。現在、感染鶏は上海、山東省、河南省に流出している。国際ラジオ放送「希望 の声」が伝えた。
海安市獣医部門は鳥インフルエンザの検出を認めた。以下は調査時の録音。
【録音】
記者:いつから発生したか?
スタッフ:大体一ヶ月前のこと。
東台市官(土+貝)村に鶏の約70%が死亡。症状として、熱や餌を拒否、糞は緑色になる。計十数万羽の鶏が死亡した。
官(土+貝)村村民【録音】:ここの鶏は全部死んだ、全部、どんな病気かわからない、薬を飲ませたが治らない、感染が速い。
東台市唐洋鎮民衆の話によると、鶏を飼った人の損失はかなり大きい、しかし、政府の対応策はなく、マスコミも沈黙を続けた。これ以上無策でいれば、人命にかかわる問題になる。
唐洋鎮民衆【録音】:政府は真相を隠した。防疫策も出さなかった。鶏糞への処理や空気による伝染の防止などやるべきことはやってない。政府側の見込みは 損失が1.6億元。今度の疫病は鳥インフルエンザであるかどうかはわからないが、伝染病であることは確実だ。政府は対策ではなく情報封鎖に力に入れてい る。
報道によると、政府からの補助金が少ないため、病死した鶏は現在不法業者のところに流れている。不法業者は数元の値段で死んだ鶏を買い取り、加工してから、上海、山東省、河南省など地域で販売している。政府側はこのような事態を防ぐための対策はいまだにない。
病死の鶏は闇の加工工場で、過酸化水で浸してから、冷凍する。東台市、唐洋鎮だけでこのような加工工場は十数ヵ所ある。24時間体制で病死の鶏を加工し、全国に発送する、新年の市場に売り込む予定である。現地の冷凍庫に保存された病死の鶏の数は数十万羽に達する。
現在の世界最大の危機は、中国に潜んでいるかもしれない!!
上の記事を見ている限り、中国の隠蔽体質は未だに変わっていないようです。中国には、03年に起きたSARS騒動の前科があります。SARSは新型肺炎と言われ、それまでまでにないウィルス感染症でした。中国発で、香港経由で全世界に広がりました。幸いにも感染力が弱かったために、パンデミックには至らずに済みしまた800人の死者を出しましたが、新型にしては被害者が少なくて済みました。当時は空港に感知装置が設置されたり、空港をいきかう多くの人々が感染を防ぐためにマスクをしている異様な姿が映し出され、皆さんも記憶に残っているのでないでしょうか。
写真は昨年3月、香港国際空港で健康申告書に記入するキャセイ航空のキャビンアテンダント。代表撮影(2007年 ロイター/Alex Hofford))
この感染力の弱いウィルスが、全世界に広がってしまった原因は、中国の隠蔽体質により、情報公開が遅れ、対応が後手後手に回ってしまったからです。このときの中国側の対応の悪さは、全世界から非難を浴びました。他国への配慮など微塵も感じさせず、自国のメンツにばかりこだわり、自らの落ち度を認めず、中国を批判するWHOや国やマスコミに対して、反論を繰り返し、ますます世界世論の反発を招ねいていました。しかし、最終的には自からの非を認めざるをえなくなりました。
当時、世界中から、すさまじい中国バッシングがあったにもかかわらず、日本のマスコミでは、あまり中国のこうした態度に対する批判はみられませんでした。しかし、上の記事でもわかるように、この中国の体質は、そのまま今現在も受け継がれ、同じように再現されているようです。
中国は、その後、毒餃子事件、メラミン禍、相次ぐ食料品を巡る騒動をみている限り、SARS騒動の時に、世界の信頼を得るためには、情報公開が大事だということを学んではいなかったのだと思います。何も変わっていません。むしろ、SARS騒動の時の失敗から、もっと徹底的に情報統制をしなければ、と考えているようにも見える。全く時代に逆行しているます。
鳥インフルエンザがはじめてヒトに感染したのは、中国でした。これも、長らく情報が隠蔽されていたために、ずいぶん後になって発覚しました。新型インフルエンザの発生が心配される中、この中国の隠蔽体質は、金融危機への実体経済への影響などもかすんでしますほどの世界最大のリスクだと思います。
私たちとしては、中国には出かけない、中国本土から来た人とはなるべく接触しないとか、中国の食料品などは購入しないなどの間接的な対応しか出来ないと思います。日本のマスコミも、日本の政局がどうの、世界恐慌がどうのということばかり報道していないで、この危機をもっと大きく報道していくべきだと思います。パンデミックにでもなれば、とんでもないことになってしまいます。政府に関しても、経済が落ち込んだとしても、自殺者などがでるかもしれませんが、大量の死者がでるわけではないですから、もっとこうした面の対策も強化すべきだと思います。
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中国分裂の筋書き-(2)革命でもなければ壊れた中国は変わらない!!
メラミン汚染、中国の食品に広範囲に深く浸透=香港専門家-中国の食品に関しては構造的に問題があるとみなさざるを得ない?
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2008年12月17日水曜日
橋下知事「文科省はバカ」テスト成績非開示を批判-知事の言っていることの中で正しいことと間違っていること?
■“バカ”を連発…5分間で5回
大阪府の橋下徹知事(39)は16日、府庁で報道陣の質問に答え「文科省はバカだ」などと“バカ”を連発した。文科省が、来年度の全国学力テストの市町村別の成績について、都道府県教育委員会の要請次第で非開示の部分があっても良いとする方針を決めたことに反発したもの。“バカ発言”は5分間で5回に及んだ。今後、国と府との間で激しいやりとりが予想される。
■霞が関全般に辛らつ発言
大阪府は10月から全国学力テストの市町村ごとの平均正答率データ、情報公開請求者に開示している。
これに対して文科省は15日、市町村別、学校別のデータ公表を禁止する方針を維持することを確認。次回テストで情報管理を徹底する方針を打ち出し、大阪府を“けん制”した。これに橋下知事がかみついた。
「バカですね、ほんと国は」「文科省は本当にバカ。選挙で選ばれた文科相以外は全員、入れ替わった方がいい」
文科省は来年度テストの実施要項に、都道府県教育委員会から要請があれば、特定のデータを提供しないとの内容を盛り込む予定。この動きを橋下知事は「予算をつぎ込んでテストやって、データを府教委が要らないと言うと思っているのか。あきれてものが言えない。感心しますよ、このバカさ加減には」と批判した。
さらに「バカですね、本当に」「このバカげた教育行政をかえないと」と語気を強め、5分間の間に“バカ発言”は5回を数えた。
この日はこの他に「役人連中は最悪」「役人が自分たちの責任をとれなくなってきた」などと、霞が関官僚全般に対して辛らつな発言が相次いだ。
一方で、市町村別、学校別の情報開示に前向きな鳥取県の条例改正案については「地方の実情に応じた首長の判断」として、一定の理解を示した。
大阪府教育委員会は従来、「市町村の反発を招く」として、市町村別のテスト成績開示に消極的な姿勢だった。しかし10月から知事の要請をうけて公表する方向に転換している。
[ 2008年12月17日付 スポニチ ]
知事の言っていることの中で正しいことと間違っていること?
橋下知事の言っていることは、正しいと思います。まさに、その通りだと思います。なぜなら、現在の日本は、学歴社会ではありません。完全な学歴社会の中では、成績は開示しないほうが良いかもしれません。なぜなら、開示したとしても事態をほとんど変更することができないからです。
韓国においては、普通他の人に「あなたはどこの大学のご出身ですか」と聞いてはいけないこととされています。なぜなら、韓国では卒業した大学により将来がほとんど決まってしまい、先の質問は実質上「あなたは、一流の人間か、それとも二流か、それ以下か?」と聞くのと同じことだからです。
アメリカも日本よりはるかに学歴社会です。博士課程卒、修士卒、大学卒、高卒の賃金は最初から区分されています。それも、日本のように長く学校に通っているから、その分高いという程度の差ではありません、かなりの厳然とした差があります。それに、かなりの企業が大学院卒とそうでない人の間に差をつけています。大学院卒は、最初から経営職につくもの、そうでない人は経営職とは無関係としているところが多いです。
フランス、イギリスでは、学歴どころか、階層社会で生まれついて、労働者か経営者になるかが決まっています。今では結構緩んでいるところもありますが、イギリスで労働者の師弟が上を目指すには、大学教授か、聖職者になるしか方法がないというのが実体です。ビートルズの面々は、お金もちですが、彼らが若い頃から金持ちであったとしても、たとえば、イギリスの金融のセンターである、シティに会社を開いたり、いずれかの会社に就職することは不可能だったでしょう。それは、いまでも変わりません。労働者の師弟はシティに就職することはまず無理でしょう。できたとしても、なかなか上に這い上がることはできません。
日本では、学歴や出自で進路が決まるわけではないので、学業の成績はごく生徒のごく一面を示すだけにすぎません。成績が悪いからといって、将来性が全くないとか、逆に成績が良いからといって将来性が高いなどということはないです。まあ、成績が良いほうが、可能性としては高いかもしれないという程度だと思います。
それよりも、日本では開示しないことの弊害のほうが大きいでしょう。ごく近くにある町や市の成績が極端に悪かったり、良かったりすれば、何か問題があるかもしれません。それこそ、以前にある大臣が「日教組」に問題ありという発言していましたが、そういう問題があるかもしれません。親からすれば、自分の子供成績が普通くらいだと思っていたものが、全国平均からすれば相当下であったとすれば、考え直さなければなりません。成績の開示はこうしたことの解決の糸口、いやそもそも問題があるのかないのかを考えるための貴重な情報源ともなると思います。
経営学の大家である、ドラッカーのどの著書だったか忘れましたが、教育機関は20世紀には、生徒の成績が悪いのは、教わるほうの問題だったが、21世紀には教えるほうの問題とされるだろうと書かれていました。教育の問題いろいろありますが、やはり、教えるほうの問題というのが、これからピックアップされてくるだろうと思います。文科省の今回の方針は、こうしたことに対する責任逃れだと思います。
さらに、ドラッカー氏の著書の内容から、橋下知事の誤りについても、指摘しておきたいと思います。橋下知事は、官僚の問題を指摘されていますが、確かに官僚の行動、考え方には問題があります。そうして、頻繁にその弊害が起きています。しかしこれもドラッカー氏の複数の著書、論文に掲載されていますが、頻々として似たような問題がある場合は、最早人の問題ではないシステムの問題である。システムを変えなければならないとしています。
橋下知事は、「文科省は本当にバカ。選挙で選ばれた文科相以外は全員、入れ替わった方がいい」としていますが、仮に橋下知事の言うように、全員入れ替えたとしても、文科省のシステムを変更しなければ、同じ問題が発生し続けると思います。やはり、文部科学省のシステムを構築しなおさないと何も変わらないと思います。
それは、たとえば、枡添厚生労働大臣(写真左)が、大方の期待を裏切って、意外となかなか変革などできないでいることをみても判ると思います。何も私は、枡添さんが悪いとはいう気はさらさないです。今までの厚生労働行政が悪かったとすれば、それは個々人の問題もあるでしょうが根本はシステムの問題があるのです。枡添さんは、あの旧態依然としたシステムの中ではかなり奮闘している部類だと私は思います。しかし、システムを変えずに厚生労働大臣を変えたからといっても、ほとんど変わらないというのが実体です。
大阪府に関しても改革の途上にありますが、おそらくシステムを大改築するか、大変革をしない限り、なかなか改革は成就できないでしょう。また、成就したとしても、大きくシステムを変更しなければ、一時は成功したように見えても、やがて元に戻ってしまうと思います。
こうした、システムの変更にあたって、国のレベルでも、地方自治体のレベルでもNPOをうまく活用できるようにシステムを変革することは必須だと思います。国の独立法人などは全部廃止して、NPOをうまく活用していくべきだと思います。地方自治体も役所の付帯施設など、独立採算制にするだけでなく、うまくNPOを活用できるようシステムを変革していくべきです。ここで、システムの具体的な変更に関して、ここに掲載すると話が長くなってしまうので、それに関してはまた別の機会に掲載したいと思います。
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P.F.ドラッカーの『ネクスト・ソサエティー』―ポスト金融危機を生き抜く知恵
橋下知事の自衛隊研修に関して考えた、大阪府改革について
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2008年12月16日火曜日
豪 CO2削減で慎重な目標-サブプラムローンと排出権取引の失敗が重ならなかったことはまさに人類にとって僥倖か?
地球温暖化対策を最重要課題に掲げてきたオーストラリアのラッド首相(写真左)は、金融危機の影響を考慮する必要があるとして、2020年までの温室効果ガスの削減について「最低5%を約束する」という慎重な目標を設定しました。
ラッド首相は15日、キャンベラで講演し、2020年までの温室効果ガスの削減目標について「京都議定書に代わる枠組み作りで、国際的な合意が成立すれば最大15%の削減を目指すが、合意が成立しない場合はオーストラリア単独で最低5%の削減を約束する」と述べ、2000年に比べ5%から15%の幅を持たせた削減目標を示しました。
温暖化対策を最重要課題に掲げるラッド政権に対し、環境保護団体などからは25%以上の削減目標を求める声が強まっていただけに、こうした団体からは早くも「選挙公約から大きな後退だ」などの批判が出ています。これについて、ラッド首相は「世界的に景気が減速するなか、オーストラリアの成長を維持し雇用を守るため、バランスの取れた政策が必要だ」と述べ、オーストラリアだけが経済的に不利な状況に置かれないよう、各国の取り組みも考慮に入れ、慎重な目標を定めたと強調しました。
ラッド政権は、温暖化対策の柱として2010年に排出量取引制度を導入する予定で、今後、温室効果ガスの中期削減目標を基に総排出量の上限を設定し、参加企業に排出量の枠を割り当てることになっています。
サブプラムローンと排出権取引の失敗が重ならなかったことはまさに人類にとって僥倖か?
このブログでは、以前から地球温暖化二酸化炭素説は虚偽であることと、温暖化については、人類にとって災厄ではなく豊饒をもたらすことであることを主張してきました。そのことについては、過去のログでもみていただくとして、ここでは詳細はしません。
最近の温暖か会議(COP14)では、はっきりとした結論のようなものは出ませんでした。やはり、最近の金融危機が影響を及ぼしているものと思います。さらに、日本国内ではほとんど報道されていませんが、あるグループが、地球温暖化二酸化炭素説自体の誤りを指摘していたそうです。このグループの発表は、事前に公表されていたものとは違っていたそうで、事前に公表することにより、発表そのものを阻止されることを警戒したためだと思います。今やまともな科学者の大部分が地球温暖化二酸化炭素説ならびに、温暖化災厄説は信じていません。
今回のような未曾有の金融危機は、悪いことばかりではありません。このような緊急事態の場合には、不幸率なこと、誤りなどそれまではなかなか改善されなっことがらが、迅速に処理され改善・改革がなされます。特に、全く必要がなく経費がかかるものなど真っ先に切り捨てられます。
このブログでも過去に何回かにわたって、地球温暖化説二酸化炭素説と、限りある化石燃料を大切にあつかうことは、全く異なる問題であり、私は化石燃料を大切に扱うということにおいては、CO2削減には賛成であることを述べてきました。
これを機に、大気中の二酸化炭素がどうのこうのという論議はやめて、限りある化石燃料を大切に使いなるべく長持ちさせるという観点で、CO2削減の議論をし、目標も設定するようにすべきだと思います。そうして、温暖化説に呪縛されることなく、妥当な目標を再設定すべき時だと思います。
そうして、それは可能だと思います。今までは二酸化炭素説に呪縛されてきましたが、金融危機の最中でこれも見直される機運が高まってきていると思います。現在の金融危機は、急激に発生した銀行間の信用保証の問題と、それから派生した問題から発生する問題に限定されています。
しかし、来年の3月、4月あたりには、実体経済に本格的な影響が出てきます。海外はもとより、日本国内でも派遣社員切どころか、正社員の大量解雇も発生すると思います。そういった意味では、冒頭に掲載したラッド首相の見解はまともであり、まともな政治家であれば皆同じような判断をすると思います。
それから、サブプライムローンより低劣な金融デリバティブ商品である二酸化炭素排出権取引など、廃棄すべきです。もし今回の金融危機がなかったとしたら、いずれ排出権取引が普及し、証券化などがされてサブプライムローンのような問題を発生させ、最悪の場合は排出権取引とサブプラムローンの両方の問題で、大恐慌が発生したかもしれません。まさに、人類とって大災厄になったかもしれません。人類にとって、両方が重なって発生しなかったことは、まさに僥倖(ぎょうこう)と言わざるを得ません。
今や人類にとってほとんど意味のない地球温暖化二酸化炭素説ならびに温暖化災厄説の呪縛を解き放ち、人類にとってより良い選択をするときです!!
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温暖化防止会議、「化石賞」は開催国ポーランドに-日本にとって無礼千万、日本を愚弄する最低の詐欺集団会議、日本は参加すべきでない!!
温暖化ガス中期目標、09春にも複数案提示 政府検討会が初会合-京都議定書で請け負っている日本の目標は理不尽!!
海面が最高59センチまで上昇、「地球温暖化」の深刻な加速を国連の調査機関が正式に警告 - フランス-金融危機で危機を感じた地球温暖化詐欺グループのメッセージか?!
政府がCO2貯留コストを大幅削減へ 低炭素社会へ行動計画-黄昏EUの二の舞を踏まないため福田首相の手腕に期待しよう!!
■地球温暖化詐欺(3)-呪縛から解き放つ(動画「地球温暖化詐欺」を掲載しています)
■地球温暖化詐欺(2)-気になる福田首相の発言の変化(動画「地球温暖化詐欺」を掲載しています)
■地球温暖化詐欺?(1)-CO2説はプロパガンダ?(動画「地球温暖化詐欺」を掲載しています)
■洞爺湖サミット開催-co2削減にいまこそ創意工夫を!(動画「地球温暖化詐欺2/8)を掲載してあります。
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2008年12月15日月曜日
派遣切りは大変革前の序曲に過ぎない-本当の大変革の時は天皇家が動く?
派遣社員やパート社員などが契約解除によって失業しているのは個人の責任であるとかないなど、テレビ番組でも深刻に長々と論議されていたりします。しかし、私はこの問題はそんなに複雑なものだとは思っていません。所詮派遣社員というのは景気の良い時に一時的に操業度をあげるためのものであり、不景気になれば切り捨てられるものだからです。パートに関しても、最近では変わってきてはいますが、似たようなものです。これが、世の中の常識であり最初からわかっていることです。
ただし、専門職に特に能力の高い人による専門職に関しては違います。企業において、定期的あるいは、不定期にある一定期間だけ高度の専門的な知識を有する人が必要になるときがあります。そういう人たちが企業の中でコンサルタントやコントラクター(契約により請負仕事をする人)として一時働きます。任務が終了したら、報酬を得てまた別の企業の仕事をします。でも、こういう人たちは最初から派遣社員、パートなどという呼ばれ方はしません。全部とはいいませんが、企業側からは「先生」などと呼ばれます。だから、やはり、最初に述べた「派遣・パート」とはそういうものという認識は正しいと思います。そういう現実があるからこそ、自分はそうはなりたくないと思う大学の多くのまともな新卒が毎年血相を変えて就職活動をしているのです。
現状の問題は、景気の良い時期に、多くの人が派遣に登録しているから自分も登録するとか、正社員はつらいし責任が重いが派遣だったら働けるなどの安易な理由で派遣が常態化した結果であって、終わってしまったことに対して今さら、責任を取れというのはいかがなものかと思います。現状の、解雇をされる段階で意義を申し立てても、もう手遅れ遅れです。そもそも派遣社員とはそういうものだということは派遣社員の制度が出来た時から分かっていた事なのです。政府にしても、こうした制度が作られる作る段階で規制すべきことであって、今さらこうなる事は読めなかったではなどということは済まされないことだと思います。
現状の金融危機の影響受けている状況では、雇用を守るといっても、企業独自の裁量でやろうとすれば、雇用を守った結果として企業が破たんする恐れも十分あります。もし破たんすれば、派遣社員の解雇以上の損害が出てしまう懸念もあります。そんな不安定な事は嫌だというのであれば、派遣社員であろうと、正社員であろうと自分で仕事を作るほかはないのです。無論特定の社内にいようがいまいがです。仕事があれば、企業だって派遣、正社員を問わずに、雇用できます。頼ってばかりでは生きていけない世の中なのです。辛いなら衣食住に関係のない毎月数万円の携帯電話の利用を停止するとか、騒ぐ前にやる事が沢山あるはずです。
さて、雇用について現状でさえ大騒ぎしている日本列島ですが、もはや世界中が雇用問題で荒れていると言っても過言では無く、派遣が切られたくらいのことは最早日常茶飯事です。ニュースで分かる通り、トヨタが下半期赤字予想となりそうです、しかもその予測を出した時よりもさらに、円高になっているので、更に酷い内容になる可能性も大です。この赤字に合わせて役員のボーナスのゼロと発表しています。この意味するところは、正社員のリストラを実行するための布石です。そうです。派遣の雇用とかそんなレベルではなく、いずれ正社員の解雇の話が浮上するのは時間の問題です。
バブル崩壊後に雇用を縮小し、日本企業は強く鍛えられてきました。無理な借金経営をするような企業も少なくなり、不況にも耐えられるような企業が多くなったのは事実です。その中にあっても「濡れ雑巾を絞る」とまで言われたトヨタですらこういう事態に追い込まれているのです。国に期待するむきもあるでしょうが、以前このブログにも掲載したように、国のリストラさえも十分に進んでいないのですから、そう期待はできないでしょう。
しかし、雇用を解除された人が雇用を守れとかの理由でテレビ出演したりしていますが、おそらそんな事をする暇があるならどうにかして自ら稼ぐことを考えるべきではないでしょうか。給料が安いから働けないとか色々な意見があるかもしれませんが、給料が安いのはその人の能力がその価値しかないからとしか言いようがないです。能力のある人なら、それこそ、コンサルタント、コントラクターとして逆にいまこそ重用されるかもしれません。なぜなら、本当に必要な仕事を、教育も訓練もなく、一流の専門知識のバックグラウンドのもとで、すばやくやってくれるからです。報酬の安さに文句があるなら自分でそれ以上の仕事を作り出すしかありません。
とりあえず、今の政権にはこの問題を解決する能力はないようです。1万2000円をもらって何か生活が変わりますか?そんな事にカネを使うなら、未だ積み残されている大きな社会問題の解決をするとか、もっと有意義に使ってもらいたいところです。この程度の政策しか出せない政党が与党なんて・・・。あってはならないことではないでしょうか。派遣の首切りなどはこれから始まる大嵐の序章に過ぎません。
本当の大変革の時は天皇家が動く?
さて、上記では非常に厳しいことを書きましたが。多くの人にとって、変な淡い期待を持つよりも、最悪のことを予測しておかなければなりません。特に、金融危機などの実体経済への影響は通常半年ほど遅れてやってきます。だから、3月、4月にはもっと大きな実体経済への影響がでてくるでしょう。現状の金融危機の影響はあくまで限定的なものであり、金融危機による信用保証上の問題と、それから派生する問題だけに限定されていると考えて間違いありません。
そうなると、今後一段と厳しい状況がやってくることが予想されます。そういう時期になれば、多くの人が自分の身を守ることが精一杯であり、他人のことや、派遣社員の首切りなどに関心を払っている余裕すらなくなるかもしれません。大きな社会不安がまきおこるのは、必定です。そうなったら、派遣の問題など誰も関心を抱かなくなるかもしれません。そうして、派遣問題を含め、個人の力量どころか、既存の組織などではいかんともしがたい事態が起こるかもしれません。
しかし、私はこうした未曾有の危機もあながち悪いことばかりではないと思っています。昔から、日本という国はなかなか変革など起しにくい土壌があります。それは、昨今の行政府や企業の様子を見ていれば、皆さんも良くお分かりだと思います。
ところが、本当に危機になると、現在の皆さんにはあまり信じられないかもしれませんが、なんらかの形でそれまでは、あまり影響力のなかった天皇家が表に姿を現します。日本の国では昔から、大変革をするときは天皇の御名のもとのに行われてきました。比較的新しいところでは、明治維新であり、太平洋戦争終結のときです。いまだかつて、日本では大きな政変や改革などのときに少なくとも、形式上でも天皇と全く関係なしに行われてきたことはありません。
無論、現代はすっかり変わってしまっていて、天皇は国家元首ではありません。しかし、歴史上天皇が実質上ほとんど何の影響力も権力も持っていない時代は幾度となくありました。
ただし、昔とは違っていますから、昔のように天皇が国家元首に返り咲くなどということはありえないとは思いますが、たとえば、本当の災厄に国民があたったとき、異例の「声明」などを発することはあるかもしれません。また、現在陛下の健康上の理由で制限されているご公務などで、何か特別なものが催されるということは十分予想されると思います。そんなことはあり得ないと思う人も多いでしょうが、おそらく、マスコミなどで派手に喧伝されることはなく、通常通りの報道がなされるでしょう。ただし、それなりに感受性の強い人や、知覚能力が秀でた人には判るというような形式で公に情報が流されると思います。
これは、今回の金融危機が本当に日本の国難になっているのか、いないのか重大なメルク・マール(目印)になる可能性が大です。もし、天皇家に関して、特に例年通りで何も変化がないとしたら、今回の金融危機日本国内での被害は国難には及ばず、比較的影響は軽微と考えて良いでしょう。しかし、なんらかの変化があった場合、国難といえるほどの次元にまで金融危機の影響が甚大だということです。
もし、後者になった場合、大変であることは確かですが、それこそ、明治維新のように日本が大きく変革される前触れということです。私は、明治維新という無血大革命を成し遂げた日本の力量を信じています。今回本当にいわゆる、国難ということであれば、おそらく再び日本は、明治維新のような大改革をやってのけるだうと期待しています。そうして心ある人は、それぞれの立場で、ただ応援するだけでなく、過去の延長線上で改善するなどのことではなく、大改革を推進すべきです。中途半端はせずに、すべてが大改革の前と比較すると、一変してしまう程の規模のものを実施すべきです。
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地方分権改革推進委員会が2次勧告 出先機関3年後に統廃合、08年度中に工程表-余剰人員をどうするのか?
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2008年12月14日日曜日
HP Mini 1000レポート女性向けPC=ピンクはもう古い!女性向けミニノートブランドが鮮烈デビュー-コンパックでは売れなかったミニ・ノートが今では売れるのはなぜ?
コムパックには売れなかったミニノートが今では売れる理由は?
現在、火がついたように売れるミニノート、一番最初は台湾メーカーによるものという認識が一般的だろう。それも、最初はグーグルも関与した、いわゆる100ドルパソコンから派生しているとか?しかし、私の記憶では、もう10年以上前のことだろうか、たしか今はなき、というより今はHPに吸収されたCOMPAQというメーカーが発売していたはずです。
私の記憶おぼろげなので、はっきりはしませんが、確かマイ・ファースト・コンピュータという触れ込みで、テレビのコマーシャルでも、外国人の小さな男の子向けのパソコンというような内容で流されていたと思います。しかも時間も短いイメージ広告のようなものだったと思います。新聞にも結構大きな、スペースをとった広告が出されていたのを覚えています。小さなパソコンで、画面もおそらく10インチ程度、今でいえば、そのような言葉はなかったのですが、完全なミニノートといっても良い代物だったと思います。(どなたか、詳しい方いらっしゃいましたら是非教えていただきたいです)
私は、昔からモバイル・コンピュータを欲しいと思っていたので、その当時も買いたいと思っていたのですが、当時はどれも破格の高さだったので、結局買いませんでした。COMPAQの当時のミニノートも、きっと、当時のモバイルパソコンの価格帯の中では安いという程度だったのではないかと思います。結局はこの当時は、このミニノートパソコンは売れなかったと思います。
そのため、結局私がモバイルパソコンを買ったのは、2000年で、FM-BIBLOシリーズでした。その後は、東芝のLiblotteも購入しています。現在は、工人舎のSAシリーズのミニノートを使用しています。これも、初代モデルなので、今となってはかなり低スペックなので、いずれ、新しいミニノートパソコンを購入したいと思っています。
いまから、振り返ってみれば、なぜCOMPAQでは売れず、現在になってミニノートが良く売れるのかが良く判ります。一番は、まずは手ごろな価格で。このHPのミニノートも、安いタイプはHPのサイトで49,800円で売っていました。ただし、Vivienne Tam Editionではありませんでした。しかし、それだけではなかなか売れなかったと思います。やはり、現在はWebでおおかたのことができるということがあります。
少しまえから、WEB2.0(私の定義では、ブラウザをOSのように使って提供する様々なサービス群)、それに最近ではクラウド・コンピューティングなどということが言われ、ファイルの共有、スケジュールの共有、動画画像の共有、その他様々な環境が整ってきたことが背景にあると思います。
COMPAQが、最初にミニノートを発売して失敗した時期は、パソコンというと、「ソフトがなければただの箱」といわれていた時期です。インターネットもあるには、あったと思いますが、現在のように動画をはじめとするクラウドコンピューティング的なサービスはありませんでした。無論、グーグル・アースもストリートビューもありませんでした。仮に小さな子供がミニノートを持ったとしても、当時の高価なソフトをたくさん購入することはできず、せいぜい添付されているオフィスやゲームのようなソフト類を使うのが関の山で、結局ゲームマシンか何かのようになって、それもあきて、ただの箱になってしまったことでしょう。
しかし、現代では違います。「ソフトがなくてもただの箱」にはなりません。インターネットにつながる環境があれば、クラウド・コンピュータによりかなりのことができます。これが本当に売れる理由だと思います。無線でインターネットができれば、いつどこでも、何でもできます。それに、画面の小ささも、現代人は携帯電話に慣れ親しんでいるため、10インチ前後でもあまり小ささを感じません。余程、精密なCADでもしない限り、十分です。
それよりも、いつでも、どこでも手軽さのほうが勝ってしまいます。テレビを見ていて、判らない言葉をその場で調べたり。何か思いついたとき、あるいは買い物をしたいと思ったときに、すぐに書き留めたり、さらに調べ物をしようとした場合、すぐにその場でできるという便利さは何事にも変えられないと思います。私は、夜中寝ているうちに何かアイディアが浮かんだときに、ミニノートに書き留めるということがしばしばあります。また、ミニノートが普及すれば、会議のときもインターネットでリアルタイムで、同じ文書や資料を見ながらの会議や、電話、会話などが普及してくると思います。
惜しむらくは、未だ日本の通信、特にイー・モバイルのようなミニノート向けの無線の通信料金が高すぎることです。私も、イー・モバイルを使おうとしましたが、結局私のような使い方だと、月6000円以上の通信料になるので、使っていません。やはり、4000円以下までは下げてもらいたいです。そうでなければ、割安感は生まれません。結局は、私も自宅の無線LANを使うか、有線のインターネットを使い、文書、画像、動画、音楽などをハードディスクに貯めたものをモバイルで見たり、編集したりという使い方になっています。ただし、無線ランが使える環境では、十分使えますが、一歩外に出ると無線ランの使える場所は限られてしまいます。
いずれにせよ、ミニノートパソコンはいろいろな可能性を引き出してくれますが、ここにパソコンメーカー側からみると、根本的な問題があります。それは、もはやパソコン自体は、小さくて手ごろな価格であれば、何でも良いということです。最早、パソコンをつくること自体は、ローテクのアゼンブリ事業にすぎなくなったということです。他社の差別化がかなり困難になってきました。もう、技術的な差別化困難です。
HPは、あえて、女性に大人気の中国人デザイナー、ビビアン・タムを起用して、新たな女性向き市場を開拓しようとしています。
確かに、斬新で、とても素晴らしいデザインです。これを持って歩きたいとか、セカンドマシンとして会社でも使いたいという女性が増えてきそうです。
特にエクゼクティブやセレブの女性、それから、それらにあこがられる女性の需要は見込めそうです。ただし、そうなるためには、後もう少し重量をセーブする必要性はありそうですが、そのコンセプト、方向性としては、十分見込みがありそうです。
わたしとしては、やはりコンテンツが重要だと思いますので、新たなつくりだすが、あるいはi-googleのように、インターネットに接続する最初の画面で女性向けのコンテンツがおおく含くまれていて、それでも十分使えるが、自らもカスタマイズできるというようなサービスなど不可欠だと思います。
ただし、ミニノートパソコンが女性にとってファション・ツールとして本当に受け入れられるのか。はたまたコンパックがかつて、「My first PC」で失敗したときのように、実情を無視した単なる企業の思い入れで終わるのか、興味ぶかいところです。
これが本当に差別化につながるのか、これからも注意深く見守っていきたいと思います。
Vivienne Tamとは?
ここで、ヴィヴィアン・タムといっても、男性の方にはあまり馴染みがないと思いますので、以下に簡単に説明しておきます。
ヴィヴィアン・タム(谭玉燕)は、ニューヨークコレクションに参加する中国人女性デザイナー。現在は、83年に自身で設立したEast Wind Code, Ltd.のCEOとチーフ・デザイナーをも務める。
斬新でトレードマークにもなっている「東西融合」(East-meets-West)姿勢に貫かれたファッション・デザインは国際的に評価が高い。 ヴィヴィアン・タムの作品には、必ず「Made in Hong Kong」か「Made in China」と記されており、広告キャンペーンでは必ずアジアの女性を起用することで有名。
主な顧客に、ジュリア・ロバーツ、マドンナ、ヘザー・グラハム、サラ・ジェシカ・パーカー、ビヨンセら。
彼女の衣装はメトロポリタン美術館、アルバート美術館、エフ・アイ・ティー美術館、アンディ・ウォーホル・ミュージアム等のコレクションに展示されている。彼女は、ニューヨーク市に暮らし、ファッションを基本にした国際的なビジネスで成功を続けている。
略歴
中国・広東省生まれ。3歳の時、香港に移住。子供の頃、母親が家族の服をつくっているところをみて感銘を受けた。8歳の時、ヴィヴィアンは、旧暦の正月に自分の兄弟姉妹のためにデザインをして服やドレスを作成している。
香 港理工学院ファッション・デザイン科を卒業後、地元のデザイナーや「メイド・イン・ホンコン」(香港製)ファッションの評価が芳しくないことに気づき、香 港貿易振興協会(the Hong Kong Trade Development council)での就業をきっかけに、1981年に渡米した。北京製のビニール・バッグには、彼女自身による20点ほどの中国風デザインが忍んでいたと いわれている。
ニューヨークでは、百貨店や特設店での展示会に努力を惜しまず、83年、若いデザイナーたちが集まったコレクションで、ヘンリ・ベンデル (HENRI BENDEL)社のバイヤーたちに影響を与えることができた。同社は名声の高い57番街のウィンドウ・ディスプレイを提供した。
1990 年に自らの名前を冠したブランドを設立し、1993年秋からニューヨークコレクションに参加する。ニューズウィーク、ピーポー、ヴォーグ、コスモポリタ ン、エル、タウン・アンド・カントリー、マリクレール、ハーパース・バザー、インスタイル、各誌で特集記事が組まれた。94年、ヴィヴィアン・タムは初め てニューヨーク・コレクションに参加。翌95年には春夏コレクションで毛沢東プリントを発表。97年には仏陀コレクション(Buddha collection)を発表し、ペリー・エリス賞を獲得。作品の数々は、上記美術館などに陳列されることとなった。
2000年、中華圏における服飾史の知識を集大成させたヴィヴィアン・タムの著書『China Chic』が出版された。撮影は、ウォン・カーウァイ映画の協力者で有名なウィン・シャ。写真が豊富で、タム自身のコレクション情報という代物ではなく、 彼女や出版社が集め回った昔の絵画写真や映画の一場面など、時代時代の服飾史がテーマ別に語られている。インタビューワーを除けば、すべてタム自身の文章 とお気に入り写真。本書は、最初に、チョンサム(長衫;Cheungsam)からはじまり、明と清の時代の衣装を押さえ、最後にチョンサムに戻りながら東 西融合という服飾感で締めくくっている点が上手い。いたずらに古代を引っ張り出す失敗は犯してない…。同書は、2005年にリプリント版も出ている。
公式サイト
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■ベルリンオリンピックの後にナチス第三帝国は滅亡-北京オリンピックは、共産中国の壮大なレクイエムの序曲か?北 京オリンピック閉会しましたね。しかし、中国ではさまざまな問題があるのに、結局放置された状態にあります。私は、今後なんらかの改善がな い限り、共産中国は10年後には崩壊していると思います。私のブログでは、ベルリン・オリンピックと北京オリンピックの比較など行ってみました。ベルリ ン・オリンピックは、終生「美」を追求し続けたレニ・リーフェンシュタールの演出だっので同じ国威発揚とはいいながらも「美」を体現していたと思います。 そういう意味からすると、北京オリンピックは醜悪であったとさえ言わざるをえません。それこそ、オリンピックのディレクターには、ヴィヴィアン・タムを起用したほうがはるかに良かったのではないかと思います。
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2008年12月13日土曜日
南越駅部設計も盛る 整備新幹線与党案-実体経済の活性化のためにも、早期着工を!
12月13日午前8時00分
与党整備新幹線建設促進プロジェクトチーム(PT)は12日、北海道、北陸、九州の未着工3区間のうち、北陸は金沢―福井と敦賀駅部、北海道は札幌―長万部、九州・長崎ルートは長崎駅部について2009年中に認可、同年度内に着工するよう求める与党案をまとめ、政府に申し入れた。北陸では、整備新幹線建設推進高度化事業による南越駅部の設計なども盛り込んだ。
週明けに政府・与党ワーキンググループ(WG)を開いて政府・与党合意を目指し、09年度政府予算案に反映させる方針。ただ、工期は「できる限り早急に完成することを前提に」とするにとどめた。1兆数千億円とみられる財源確保と併せてPTなどで検討を続け、認可までに結論を出す方針。
本県が求めてきた「敦賀までの一括認可」には及ばなかったが、福井までの認可、着工は濃厚とみられ、駅部の部分認可によって敦賀までの延伸もほぼ担保されることになる。加えて、10日の時点では検討材料に挙がっていなかった南越駅部の設計を追加した。「敦賀以西の延伸の方針の検討を進める」との文言も盛り込んでいる。
スーパー特急方式による整備案が浮上していた札幌―長万部については「整備方式は要検討」とし、地元の反発に配慮して結論を先送りした。
津島雄二PT座長は記者会見で「多くの理解を得てここまでこぎ着けた。関係線区それぞれの立場も念頭に置いてまとめた」と述べた。
一方、財源は、JR各社から将来国に入る施設貸付料を担保として最大約6000億円を調達可能と国交省が試算しているだけで、工期延長も含めて今後の検討課題とした。貸付料の見直しや新幹線の建設主体となる鉄道建設・運輸施設整備支援機構の持っている剰余金の活用、国と地方の負担の在り方の再検討などを想定しているが、現段階では未知数。与党内や沿線の強い意向を踏まえ〝見切り発車〟した形だ。
与党案について、PT、WGのメンバーである自民党の山崎正昭参院幹事長は「厳しい財政状況の中、3線全体を考えれば、落としどころとしてこのような表現になるのではないか。WG、予算編成の過程でさらにしっかり詰めていく必要がある」と述べた。
実体経済の活性化のためにも、早期着工を!
新幹線、北海道は、完全に分断されている状況で、いずれの時期にかは、必ず設置しなければならないものだと思います。最近の金融危機の影響で、実体経済にもかなりかげりが出てきています。現在など、まだ序の口の状況であり、来年以降から本格的な影響がでてくるものと考えられます。
そうしたときに、いずれはやらなければならない、このような新幹線の整備など、見切り発車でもいいから重点的に早めに実施することは非常に良いことであり、時期を得た、試みだと思います。
特に新幹線は、公共事業でもありますが、出来上がった後の経済的な効果も十分期待できます。本当は函館まで引っ張ってもらいたいものですが、長万部までだけでも随分違います。それから、スーパー特急方式は絶対にやめてもらいたいです。北海道のような広大な地域こそ、各拠点都市間の距離が離れていて広域分散型と呼ばれています。こういうところこそ、まともな新幹線にすべきだと思います。函館からなら、飛行機で東京に行ったほうが速いくらいです。特に函館は、飛行場が近いので、東京までの日帰りなどぎりぎりでできなくはないくらいです。朝一番ででかけて、夜一番遅いので帰ってくれば、都内で多少の用は足せます。
上は、北海道の市町村別地図。北海道は広大だ。隣の市に行くまで、一時間以上かかるのは普通だ。こんなところにこそ、設置すれば、新幹線の潜在能力が最大限に発揮されるだろう。(クリックすれば、拡大画像を見ることができます。)
とにかく北海道の場合は、隣の市までいくのに軽く一時間以上かかるのが普通です。北海道以外のところでは、考えられないような状況だと思います。こういうところにこそ、新幹線を設置すると、従来では考えられなかったほどの効果が期待できると思います。
海外や本州のお客様から時々「今旭川にいるので、今夜遊びにこないか」などと、電話をいただくことがあります。でも、そのようなときは無論理由を説明してお断りしています。要するに、函館、旭川間だとたとえ、特急で行ったとしても、6時間以上もかかってしまうので、急いで行ったとしても、現地についたときにはもう遅くなってしまい移動だけで終わって、あとは何もできないという状況になってしまうのです。これか、帯広、釧路となるともっと時間がかかります。まあ、実際に行かれた方はお分かりでしょうが、オーストラリアやアメリカから比較すれば、そうでもないのかもしれませんが、それにしても日本国内としては、大変なことです。
そのようなことを知らない人が、時々こういう電話をかけてくることがあります。まあ、彼らのほうからすれば、北海道など初めてくるか、きたとしても、特定の観光地を少し回って帰っただけですから、同じ北海道内ならすぐに来れると信じて疑っていないのかもしれません。
このような状況の中、新幹線が通れば、函館から旭川までも、日帰りもできるようになるかもしれません。日帰りしないまでも、移動の時間はセーブできて、かなり便利になると思います。遠距離通勤・通学もかなり楽になると思います。さらに、観光でも、通常なら、一回の旅で道南、道央、道東などのいずれか、一地区で終わってしまうところを、三箇所全部などということも夢でなくなります。
こうした観点から北海道での新幹線は、かなり有望だと思います。
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今回は、北海道新幹線に関する話題を掲載しましたので、以下にこのブログに掲載した北海道関係の記事を掲載します。反転文字列をクリックしていただくと、当該記事に飛ぶことが出来ます。
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