米大統領選、中国裏工作で大混戦! メディア沈黙のバイデン氏「チャイナ・ゲート」疑惑をFBIが捜査 米名門紙は異例のトランプ支持 河添恵子氏緊急寄稿
「世論調査はあてにならない」との姿勢を貫くトランプ陣営は「大差で勝利する」と意気込み、バイデン陣営は「僅差で勝利」としている。ともかく、米大統領選は大接戦のようだ。
背景には、日米主要メディアはほとんど報じないが、米紙ニューヨーク・ポストが先月中旬、バイデン氏の次男、ハンター氏が、中国やウクライナ、ロシアなどと不正取引をした疑惑があるとスクープしたことがある。
衝撃的な報道について、同紙はハンター氏が修理屋に預けたまま引き取らなかったパソコンのハードディスクに残っていた記録に基づくものと説明している。
バイデン親子 |
ハードディスクには、バイデン氏の複数の連絡先はもちろん、ビル・クリントン元大統領、ヒラリー・クリントン元国務長官、ナンシー・ペロシ下院議長らを含む、政府高官らの電話番号やメールアドレスのリスト(英紙デーリー・メール報道)や、「中共マネーで送る奔放な性生活」と揶揄(やゆ)されたハンター氏とみられる映像まで含まれていたという。
膨大な量の電子メールや文書ファイルを分析したIT専門家は「この仕事を20年間してきたが、(ハンター氏の)パソコンとデータが、いかなる方法でも妨害、変更、追加された兆候はない」と述べている。
皮肉なことに、米主要メディアが沈黙し、交流サイトが拡散を制限したことが、バイデン父子の疑惑をネット上で広め、結果的にトランプ支持者を増やし、最後の追い上げを激しくしたようだ。
ハンター氏のビジネスパートナーだったトニー・ボブリンスキー氏は先月22日、記者会見を開き、「バイデン氏が、ハンター氏の海外事業について知らないと言うのはウソだ」と証言した。
ボブリンスキー氏は、ハンター氏とともに、中国共産党や人民解放軍と関係があるエネルギー複合企業「中国華信能源(チャイナ・エナジー)」と共同で設立した合弁会社のCEOを務めた人物である。「ハンター氏は中国華信の常務だった」とも述べている。
中国華信の葉簡明会長は、世界のVIPに寄り添う「謎の人物」として注目されてきた。米紙ニューヨーク・タイムズは以前、葉氏について、「習近平国家主席が推進する政策に基づき、ビジネスチャンスとしている人物」と指摘した。葉氏自身、「われわれは(中国の巨大経済圏構想)『一帯一路』構想の、最も積極的な実践者だ」と豪語していた。
葉氏は2年前、表舞台から姿を消した。中国当局の取り調べを受けているとの話も流れた。バイデン父子と深くつながる「チャイナ・ゲート」の鍵となる人物だったからではないのか。
トランプ氏は先月29日、激戦区であるフロリダ州で行った選挙集会で、「バイデン氏が選出されたら、米国を中国共産党に売り渡す」と演説した。
元ニューヨーク市長 ルドルフ・ジュリアーニ氏 |
ちなみに、ジュリアーニ氏や、スティーブ・バノン元大統領首席戦略官・上級顧問らが推薦する華人ユーチューバーは、ハンター氏のパソコンにあった政府高官らのリストについて、「中国当局に連絡リストを転送できるようにするためだった」と指摘している。
これらが事実なら、「国家に対する裏切り」と言われても仕方ない。
米名門紙ボストン・ヘラルドは先月27日、過去16年間の大統領選では中立的な立場をとってきたが、「トランプ氏を支持、バイデン氏の政策は非現実的である」と旗幟(きし)を鮮明にした。
米紙ウォールストリート・ジャーナルも1日、「トランプ氏はすでに勝利している」とのタイトルの記事を発表した。
私の在米の知人も「トランプ人気は非常に高い。バイデン氏はメディアの宣伝工作に支えられている」と語る。両陣営の選挙集会の様子をユーチューブで見れば、大差のアクセス数を含め、知人の言葉が真実を物語っていることは明らかだ。
バイデン父子は、米国の国家安全保障だけでなく、日本を含めた同盟国も危険にさらす取引に関与していたのか。一連の疑惑について、FBIが捜査中であることも公になっている。ニューヨーク・ポストなどの報道通りなら、バイデン・ファミリーが向かう先は、ホワイトハウスではなく司法の場だ。
■河添恵子(かわそえ・けいこ) ノンフィクション作家。1963年、千葉県生まれ。名古屋市立女子短期大学卒業後、86年より北京外国語学院、遼寧師範大学へ留学。2020年、アパ日本再興財団が主催する、第13回「真の近現代史観」懸賞論文の最優秀藤誠志賞を受賞。著書・共著に『トランプが中国の夢を終わらせる』(ワニブックス)、『覇権・監視国家-世界は「習近平中国」の崩壊を望んでいる』(ワック)、『習近平が隠蔽したコロナの正体』(同)など多数。
バイデン一家の裏を積極的に暴露したのは元ニューヨーク市長ジュリアーニ氏でした。9月24日のNEWS MAXのインタビューで、彼はバイデン氏のスキャンダルを暴き続けることで身の危険を感じたと述べました。
ジュリアーニ氏は米国で有名な政治家であり、大胆な行動派です。彼は1994年から2001年までニューヨーク市長を務め、最も優れた政治的業績の1つは、ニューヨークでの凶悪犯罪を撲滅したことです。
現在、彼はバイデン一家を標的にしていますが、把握した証拠は、クリントン一家や他の著名な米国人家族も含め、3、4、またはそれ以上の家族に及んでいます。
ジュリアーニ氏は10月18日のインタビューで、バイデン氏の息子のパソコンにある、約18,000通のEメールと24,000枚の写真などのデータを分析中で、ハンター氏を有罪にするための十分な証拠を得たと話しました。
ジュリアーニ氏は、バイデン氏が自ら罪を認める時期が来たと述べました。悪の勢力との戦いで卓越した経験を持つジュリアーニ氏は、バイデン氏などの腐敗な政治勢力と戦うに最適な人物だと云えます。
現在、バイデン一家に関するスキャンダルは絶えずほじくり出されています。10月19日、アメリカの保守派作家、ウェイン・ルート氏は、友人がハンター・バイデン氏のパソコンにある衝撃的な動画や画像を見たとツイートし、思春期前の少女との「性行為」は強姦であるとし、動画の中に映ったハンター氏が強姦したのは中国人少女だと明かしました。
ルート氏の友人はジュリアーニ氏と同様に、この動画は中共も所有していることから、中共がバイデン一家を脅迫することは容易であり、決して、バイデン氏を大統領にさせてはいけないと警告しました。
最新情報によると、デラウェアの修理店のオーナーから、ハンター氏の3台のパソコンを受け取ったFBIがパソコンの中身を調べた際、そのうちの1つは子どもに対する強制わいせつに関連していることが判明しました。また、児童ポルノ調査に長年携わってきたFBI調査員は、パソコンの内容を調査するための召喚状を出していましたが、その後の進展は不明です。米議会は、同件についてFBIの調査結果を求めています。
元米国家安全保障委員会のメンバーであるリッチ・ヒギンズ氏は10月18日のツイートで、2010年4月7日から9日まで、ハンター・バイデン氏が中国で収益を上げ始め、同年、中国にいたアメリカの工作員は全員が逮捕され、処刑されたと述べ、「国家を裏切る」という厳しい言葉で疑問を投げかけました。バイデン氏のスキャンダルが続出する時期に、一般の人と異なる立場にいるヒギンズ氏の投げかけた疑問は人々の注目を集めました。
元米国家安全保障委員会のメンバーリッチ・ヒギンズ氏 |
現在、イギリスのメディアでも、オバマ・バイデン政権の他の政府機関を巻き込み、バイデン一家の不正を暴露し始めています。英国の「デイリーメール」の報道によると、バイデン氏の副大統領の期間の2012年から2014年にかけて、息子のハンター氏は、カザフスタンの富豪、ケネス・ラキシェフ氏と取引を開始しましたが、ラキシェフ氏は現国家安全保障委員会の委員長であるカザフスタン前大統領ヌルスルタン・アビシュリ・ナザルバエフと密接な関係にあります。
「デイリーメール」は最近、カザフスタンの反汚職活動家からのメールで、ハンター氏はラキシェフ氏のニューヨーク、ワシントンD.C.、ネバダなどの鉱山会社への投資を支援したことに加え、当時の国務長官ジョン・ケリーの娘で、映画プロデューサーのアレクサンドラ・フォーブズ・ケリー 氏への「100万米ドル」(約1億483万円)の投資も支援したと告げました。
これらの続出するスキャンダル、特にハンター氏のパソコンの資料に関して、一部の民主党員は先週、これはロシアによる撹乱行為であり、誤りのプロパガンダであると主張し始めました。しかし、10月19日、アメリカ国家情報長官ジョン・ラトクリフ氏は、メディアによって公開されたハンター氏のパソコンの情報はロシアとは関係がないことを明らかにしました。
トランプ氏の支援集会では、有権者は「バイデンを投獄せよ」と叫んでいました。これらのスキャンダルが次々と公開され、強硬派ジュリアーニ氏の指揮が加わったことで、バイデン氏の立場は極めて危うくなります。
トランプ大統領は日本時間4日午後、ホワイトハウスで演説し、一方的に事実上の勝利宣言を行った。「われわれはこの選挙に勝つ。ただ、わたしからしたら、すでに勝ったも同然だ」
トランプ大統領は、フロリダ州やオハイオ州などの激戦州で次々に勝利を確実にしたことを指摘し、「勝ったも同然だ」と強調しました。
また、郵便投票については、最高裁に訴えて集計を止める考えを示しました。
一方で、ラストベルトと言われる中西部のミシガン州、ウィスコンシン州、ペンシルベニア州の開票作業はまだ続いていて、この3つの州をバイデン候補が取れば形勢は逆転する可能性があり、訴訟合戦へとつながる可能性も出てきました。
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