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http://journal.mycom.co.jp/news/2011/05/27/078/index.html
【私の論評】次世代の本格的イノベーションが始動!!
いよいよ、新幹線も従来のものとは一線を画した、新しいイノベーションが実現される運びとなりました。走行方式は超電導磁気浮上式(マグレブ式リニアモーターカー)で、最高設計速度は時速505km、とはすごいですね。
車両製造費用を含む建設費用の概算額は9兆300億円というのもすごいです。何か、このような規模のイノベーション最近は、なかなかなかったので、本当に嬉しくなってしまいます。
やはり、日本の鉄道技術は世界一だということです。中国など、新幹線の技術を日本から盗用して、他国に売り込むとか、軍事技術への対応などということで、このブログにも掲載しましたが、もう、中国などが盗用した技術など時代遅れということです。中国、いつまでたっても、追い越せないですね。
やはり、新しい技術などを開発して、社会を変えようという気がないような国では、いくら技術を安易に盗んだとしても、いつまでたっても無理だという事だと思います。おぞらく、中国は、これから50年もすれば、リニアモーターカーを作れるようになるかもしれませんが、そのときには、日本はさらに先を行くことになるのだと思います。
それから、鉄道レール関する技術は、日本が最高峰で、他の国にはつくれないことを以前このブログに掲載ました。無論、つくることはできるでしょうが、日本のものと比較するとなまくらで、すぐにすり減ってしまい使い物にならなくなるのなら作れますが、日本のように耐久性に優れて、長持ちするものは日本の独壇場です。
そのような技術、日本がたくさん持っていることは以前のこのブログに掲載しました。しかし、今度はリニアモーターカーでそのレールすら必要のない新幹線ができあがるということです。レールが必要なくなるということですから、省資源にもなるわけですが、日本が売りとするものが必要がなくなるということですから、ある一面では残念なような気もしますが、今度は、それ以上に付加価値の高い技術が世界になくてはならないものになるということになります。
さて、失われた20年に関しては、このブログでは再三にわたって掲載してきました。本日、この新しい新幹線が実際に、着工の運びとなったことを聴きおよび、この20年間は、あまりに長い停滞でしたが、その間も、日本は、こうした新たなイノベーションの芽を育て続けてきたのだと思います。人間が、跳躍するときには、体をかがめなければ、大きくは飛び上がれません。過去の日本は、こうした体をかがめている状態だったのではないかと思います。
これから、新型新幹線など停滞時期の、かがみ状態から大きく、跳躍するイノベーションが花開いていく時期ではないかと思います。
経済なども、この20年間、ほとんど成長することもなく、相変わらず、デフレの状況が続いています。多くの人は、景気が良いと、その良さは永遠につづくものと勘違いします。また、逆に、経済が悪いとその悪さが永遠に続くものと考えます。
しかし、経済というものは、どこの国でも循環するもので、良いときがあれば、悪いときもあります。そうして、国の実力である、実体経済というものがあります。一国の経済は、短期間では、政府がいろいろ手を打って、支えたりあるいは、意図的に停滞されることなど可能です。しかし、それは、短期間のことです。いつまでも、人為的に操作することはできません。そうした中で、日本だけが、過去20年間にわたり停滞を続けてきたことは異常なことです。
私は、やはり、例外もありましたが、歴代の政府の経済対策が間違えてきたという面は否めないと思います。しかし、これだって、いくら政府が無能でも、停滞し続けさせることなど難しいと思います。いくら、菅さんや、谷垣さんあたりが、日本のデフレ化に尽力したとしても、限りがあります。いずれ、彼らのデフレ化努力も実らなくなって、インフレ傾向となり、経済も上向くと思います。そうして、その結果として、国民の所得が全体的に増える(過去20年間、先進国では、賃金が倍増しているなか、日本だけが停滞していた)などのことが、おこり事態は黙っていても改善されていくと思います。与謝野さんあたりが、躍起になって、金科玉条のようにインフレを退け、何が何でもデフレ化を進めることに奔走たとしても、いつまでも、それを維持することは困難です。
そうして、その時期は、この新しい、新幹線の着工とともに、明らかになっていくでのはないかと、期待しています。
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