2011年5月29日日曜日

自民、公明が共同提出へ 内閣不信任案めぐり攻防―【私の論評】地震で延命した内閣に存在意義はなし、早々に退陣を!!

自民、公明が共同提出へ 内閣不信任案めぐり攻防


G8サミット出席など外交ウイークを終えた菅総理大臣が帰国しました。自民党と公明党は、週明けにも内閣不信任決議案を提出する予定で、政局は一気に緊迫します。

29日午前11時前に帰国した菅総理は、野党に加えて与党内から不信任案に同調する動きが出ているなか、早速、厳しい対応を迫られることになります。

民主党・安住国会対策委員長:「(民主党議員が不信任案に賛成すれば)有権者への裏切りになる。また、与党議員として自ら与党を否定する話になる」

菅総理は外遊中、「民主党は一致団結した行動を取ってくれると信じている」と述べ、党内をけん制するとともに、批判を強めている小沢元代表や鳩山前総理大臣ら代表経験者と会談する意向を示しました。しかし、会談が実現したとしても党内を収めることができるかどうかは不透明です。原発や震災対応に一時も猶予がないなかで、菅降ろしとその阻止に向けた攻防が激しくなります。

【私の論評】地震で延命した内閣に存在意義はなし、早々に退陣を!!


菅内閣への不信任決議案が週明けにも提出されるなか、民主党議員に同調を呼びかけている小沢元代表が、米紙ウォールストリート・ジャーナルのインタビューで菅総理大臣に退陣を求めました。

民主党・小沢元代表:「一日でも早く、(菅総理は)代わったほうが良いと僕は思っています」

小沢元代表は菅総理の原発対応を批判し、「政策の実行ができないのなら、総理をやっている意味がない」と思いをぶちまけました。

その菅総理は、訪問しているブリュッセルで「民主党内は一致結束した行動を取って頂けると信じている」と記者団に述べ、不信任決議案は可決されないという自信を示しました。また、小沢元代表の造反行動については「今はコメントしないほうが良い」と述べました。菅総理は帰国後、機会があれば小沢元代表と会談したい考えを示しました。

http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_242207

アメリカの有力紙は、アメリカの国益を代表しますから、この記事の内容から見て、少なくとも、菅政権はアメリカにとっても、国益を損なう存在であるとみなしているのだと思います。

もう菅さん、むちゃくちゃですから、今回のG8で示した、日本の新エネルギー政策に関して菅さんが発表した内容、岡田さんもニュースで知ったというくらいですから、もう、問題外というべきです。

もともと、菅さんは、地震が発生していなかったら、とっくに辞任していたと思います。これは、代表選の頃から私も予測していたことです。これは、代表選が終わってから間もなくのように、このブログでも以下のように掲載しました。以下にその一部をコピペします。
菅さんが勝てば、小沢さんは民主党を飛び出るということも考えられますが、おそらく、そのまま残り、3月を目指すのではないかと思います。3月とは、どういうことかといえば、おそらく、総理としては全く無能であることが明らかになった菅さんでは、おそらく、3月まで持たないということで、何か新しい動きが必ずでてくるということです。
民主党に関しては、昨年夏ころから、11月危機説と、3月危機説が昨年の夏から囁かれていました。それに関しては、このブログに昨年掲載しています。これも、以下に一部をコピペします。
「3月危機説」は、来年1月召集の次期通常国会で立ち往生するシナリオです。来年度予算案を巡る与野党の審議が折り合わない場合、税制改正などの予算関連法案の扱いが焦点になります。 
予算案は憲法の規定で、衆院で可決し、参院送付後30日が経過すれば自然成立します。予算関連法案は一般の法案と同じ扱いとなり、衆院可決後に参院で否決されると、衆院の3分の2以上の多数での再可決が必要です。 
ところが、与党は現状では衆院で3分の2の議席がない。追い込まれた政権は、予算案成立と引き換えの「話し合い解散」に応じるしかない、というストーリーです。
これに関しては、実際年があけてから、このストーリーに近い展開がありました。 そうして、3月11日の前までには、このストーリーが実現しそうな勢いでした。なぜかといえば、あの外国人献金問題による当時の外務大臣辞任劇の後に、菅さんにも、外国人献金問題が発覚しました。これは、予想外のことだったのか、それとも、この時期にあわせて、野党などが、攻勢を強めるために意図的にこの時期に暴露したのかは、今となっては定かではありません。

これに関しても、3月12日にこのブログにも掲載しています。以下にその一分をコピペします。
地震のわずか、2、3時間前、菅直人首相は過去2年間に辞任する5人目の首相になるとみられていました。原因は、またしても政治献金をめぐるスキャンダルでした。 
相撲の八百長、優等生のカンニング、検察官の証拠ねつ造など、日本は次々と襲うスキャンダルに翻弄(ほんろう)されていました。先日は前原誠司外相が政治献金問題で辞任したばかりです。
この内閣、実は、代表選の頃から、問題だらけです。代表選に関しては、民主党で少し前から、外国人の投票を認めていました。まあ、それが党の方針というのであれば、ある面仕方ないのかもしれませんが、民主党が与党になってからの、初の代表選でもある、菅さんが代表(事実上の日本の総理大臣)になった代表選では、民主党員ではない日本国国民が選挙権もないにも関わらず、外国人サポータが選挙をしています。これは、明らかに憲法違反です。まさに、国民を愚弄する選挙でした。

最初から、正当性のない、総理大臣、内閣というわけです。それに、輪をかけて、これは、小沢さんへの嫌疑などとは、全く異なり、はっきり政治資金規制法に定められた事柄に違反する、外国人からの献金が発覚した総理大臣です。小沢さんは、復帰したといえ、民主党員としての資格も一時停止されました。実際、検察は小沢氏を立件できませんでした。

私は、民主党が政権の座から去るのが当然と思いますが、その前に、このような正当性のない、総理がまず辞任することが全く当たり前で、当然のことのように思います。 そうならないことは、全く理不尽としかいいようがありません。いくら地震があったからといって、これ以上の延命は許されるべきではありません。

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