2015年9月6日日曜日

「シー・シェパード、ひどい」 モントリオール映画祭、日本人女性監督の反捕鯨「反証」作品に熱い反響―【私の論評】読解力の低い海外には、捕鯨、南京、竹島・尖閣、慰安婦問題もドキュメンタリー映画が有効だ(゚д゚)!


八木景子監督

カナダで開催中のモントリオール世界映画祭で4日、現地での初上映会に臨んだ八木景子監督。初制作の「ビハインド・ザ・コーヴ」がドキュメンタリー部門に正式エントリーされた。

カナダで開催中の第39回モントリオール世界映画祭で、ドキュメンタリー部門にエントリーされた日本人女性監督、八木景子さん(48)制作の作品「Behind “THE COVE”」(ビハインド・ザ・コーヴ)が4日夜(日本時間5日午後)、現地の映画館で初上映された。

映画は追い込みイルカ漁が行われている和歌山県太地町など日本の捕鯨の現場を描いたドキュメンタリー作品。観客からは「これまでネガティブなイメージだったが、日本の捕鯨がなぜ続けられてきたのか理解できた」「シー・シェパードはこんなにひどいのか」などと感想が述べられるなど、八木監督も手応えをつかんだようだ。

■上映後、観客から途切れぬ質問

上映は現地時間で午後9時半から行われた。観客は深夜という上映時間などが影響し数十人程度と多くはなかったが、八木さんと一緒に会場入りしたベテラン通訳によると、「長年、映画祭では日本の作品の担当をしてきたが、上映後に出された観客の質問は最も多かった」と話し、関心の高さをうかがわせた。

上映後の観客や現地記者からの質問タイムは時間制限から全て受け入れられず、八木さんはスクリーンシアターを出た後も観客らに囲まれ、質問を受けた。

八木さんの映画には、反捕鯨団体シー・シェパード(SS)幹部のインタビューも収録されている。別のカナダ人男性は「シー・シェパードが、住民たちにいかにひどいことをしていたのかがよくわかった」と話した。

■日本の捕鯨の「真の姿」伝える

一方、夫がカナダ人という日本人女性は「どうしてもこの映画を主人に見せたかった。捕鯨問題になると、家族では意見が分かれるのだが、彼も鑑賞後、日本の捕鯨がどういうものかを理解できた」と話した。

日本での上映予定はまだ未定だ。八木さんは今後、作品を上映できるよう映画関係者に働きかけていくという。

この記事の詳細はこちらから(゚д゚)!

【私の論評】読解力の低い海外には、捕鯨、南京、竹島・尖閣、慰安婦問題もドキュメンタリー映画が有効だ(゚д゚)!

以下に、「Behind “THE COVE”」(ビハインド・ザ・コーヴ)のダイジェスト版の動画を掲載します。


八木景子監督のプロフィールを以下に掲載します。
出生年:1967年(現在48歳) 
出身:東京 
アメリカの映画配給会社の東京支社で8年間勤務。 
2011年3月に退職し、「合同会社八木フィルム」を設立。
「Behind “THE COVE”」(ビハインド・ザ・コーヴ)は初の監督作品。
八木監督については、ネットで検索してみても、あまり情報がなかったので、ブロフィールなどこれ程度のものしかわかりませんでした。

その検索の過程で、佐々木芽生監督もコーヴ反論映画を製作中であることがわかりました。この監督の映画はまだ出来上がっていないので、ダイジェスト版や予告編を掲載することはできませんが、この監督に関する動画をYouTubeで見つけましたので、以下に掲載します。


また、日刊スポーツに佐々木監督のこの映画のことが掲載されていましので、その記事を以下に引用させていただきます。
イルカ漁問題へ“反論”映画 監督「対話の契機に」
日刊スポーツ 7月14日(火)10時23分配信 
 米ニューヨーク在住の映画監督、佐々木芽生(めぐみ)さん(53)が、和歌山県太地町­を舞台に捕鯨やイルカ漁を題材としたドキュメンタリーを製作中だ。反捕鯨団体シー・シ­ェパードの標的にされて世界から批判された問題。日本から有効な反論を発信し「文化の­衝突」に一石を投じる。 
 イルカ漁をめぐる問題では、日本動物園水族館協会が5月、追い込み漁によるイルカ入手­の禁止を決めた。日本側は「日本の食文化だ」と主張するが、反対派と議論がかみ合わず­、感情的な対立が深まっている。佐々木監督は「この映画を健全な対話が生まれる契機に­したい。主張を押し付けるものにはしたくない」と強調する。制作の発端は、同じく太地­町を舞台にしたアカデミー賞作品の映画「ザ・コーヴ」(10年)。イルカ漁を批判的に­描き、世界に衝撃を与えた。 
 10年から5年間、太地町を約20回訪れた。追い込み漁にも同行し、町民生活やシー・­シェパードの活動、IWC総会なども取材。映像素材は200時間を超えた。映画製作が­海外で報じられると、シー・シェパード創設者が中止の“圧力”も掛けてきたという。 
 佐々木監督にとってクジラ・イルカ漁問題はあくまでも入り口。双方の主張の背景にある­価値観や文化の違いを浮き彫りにする。「見る人の立場によって賛成にも反対にも見える­かもしれない」。理性的な対話への道を開きたいという。取材撮影を6月に終え、編集作­業に入った。来年初頭、海外映画祭のプレミアム公開を目指す。【斎藤暢也】 
 ◆佐々木芽生(ささき・めぐみ)1962年、札幌市生まれ。青学大文卒。87年に渡米­、NHKニューヨーク「おはよう日本」キャスターなどを務めた後、映画監督として独立­。08年映画「ハーブ&ドロシー」でハンプトン国際映画祭の最優秀ドキュメンタリー作­品賞。
"The Cove"に対して問題提起するドキュメンタリー映画が二つできあがり、やがて公開されることになるということです。
捕鯨問題に関しても、南京虐殺や、竹島や尖閣に関しても、私は日本の主張のみが正しいと思っているのですが、なぜか今まで日本からはあまり、反論はされてきませんでした。
竹島や尖閣に関しては、外務省が複数国の字幕つきの動画を作成し、提供しています。その動画のリンクを以下に掲載します。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/territory/page1w_000012.html

しかし、この程度の動画だと、あまり効果は期待できません。しかも、制作しているのが日本の外務省ということでは、見る人も割り引いて見てしまう人もいることでしょう。しかし、民間の映画監督のドキュメンタリー映画ともなれば、インパクトの度合いが違います。

アメリカのスピルバーグ監督あたりが、ドキュメンタリー映画を作成したとしたら、そのインパクトはかなりのものになると思います。

これについては、以前このブログにも掲載したことがあります。その記事のリンクを以下に掲載します。
【西村幸祐氏ツイート】Hideki Tojo and Jewish refugees ユダヤ人難民を救った知られざる日本の人道主義者たち―【私の論評】東條英機閣下はユダヤ人から「ユダヤ人を救った英雄」と言われていることを知らない自虐的歴史観にまみれた日本人は、もう一度歴史を真摯に見なおせ(゚д゚)!
東条英機閣下

詳細は、この記事をご覧いただくものとして、この記事では、東条英機閣下が、大東亜戦争中にユダヤ人の命を多数救ったことを掲載しました。

そうして、ユダヤがルーツのスピルバーグあたりが、この事実をもとにした映画を作成したとしたら、かなりインパクトのある映画ができあがるのだろうという趣旨のことを掲載しました。

実際、そうなることだろうと思います。今やこの事実は歴史の彼方に埋もれていますが、もしそのような映画ができたとしたら、世界の日本への見方も随分変わり、日本の本来の姿を認識してもえるようになると思います。

今回の二人の女性監督らは、スピルパーグのように有名ではありませんが、それでも八木景子監督が映画の試写の後で、手応えを感じたように、ドキュメンタリー映画はかなり日本の真実を伝える有効な手段となると思います。

実際、ドキュメンタリー映画"The Cove"も、内容は正しいものとはいえませんが、海外においてかなりインパクトがあり、多くの人か見て、誤った認識を植え付けられました。

やはり、映画はかなりインパクトがあるのです。特に海外ではインパクトが大きいです。

なぜ、そのようなことになるかといえば、日本の人々があまり知らない海外の現実があるからです。

実は、日本はいわゆる、大人の一般人の学力がかなり高い国です。日本以外の国では、日本と異なり多かれ少なかれ、今でも階層社会です。

そうして、いわゆる労働者階級の大人の学力はかなり低いです。新聞も読めない人が結構いたりします。

これは、義務教育の期間の学力比較や、高校、大学・大学院などの教育期間などの学力比較ではみえないところがあります。日本では社会に出てからも職場で学ぶ大人が多いので、成人の学力比較をすると、日本は特に読解力は、世界一です。読解力はすべての知識の基です。

圧倒的に高い日本人の読解力

数年前ですが、どこの国のブログが一番多いかという調査をしたところ、日本の日本語によって書かれたブログ数が世界一多いという結果になりました。無論、日本は比較的人口が多いということもありますが、一番の原因は大人の読解力の高さというところに要因があると思います。

日本では、成人の読解力が高いので、サイトで文字で情報を提供したり、新聞やパンフレットなどでいろいろなことを訴えれば、多くの人に理解してもらうことができます。しかし、世界はそうではありません。世界中の国々が日本人と同じような読解力のある人ばかりであると考えるのは間違いです。

欧米あたりでも、普段の生活には困らない程度には読解力があっても、いざ新聞や雑誌で長文を読むということになると、苦手な人が結構います。アジア・アフリカ、南米などになればさらに、読解力の低い人は多いです。
だからこそ、今回のようにドキュメンタリー映画はかなり効果があると考えられます。映画であれば、読解力の劣る人にも十分訴えることができます。
今なら一度ドキュメンタリー映画を作成してしまえば、それをYouTubeなどで、世界に配信することも容易にできます。
これから、日本は捕鯨問題、領土問題、南京虐殺などの歴史修正の問題などに関しては、有無を言わせぬ証拠を映像と音声でわかりやすく説明するドキュメンタリー映画で訴えていくべきと思います。
私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?

【追記】12月22日

ジャーナリストの西村幸祐先生にこの記事に関する感想を、リツイートしていただきました。



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【関連図書】

読解力が世界一といわれる、私達日本人であっても、やはりドキュメンタリー映像は、心に訴えるものがあります。それを実感していただける、ドキュメンタリー映画三本を以下に掲載させていただきました。



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