2009年1月21日水曜日

オバマ新大統領の就任演説-Barack Obama's inaugural address

President Barack Obama 2009 Inauguration and Address


オバマ新大統領の就任演説

米オバマ大統領は20日、大統領就任演説を行い、現在最悪の経済危機を迎えている米国での困難を回復すべく「我々には恐れをしのぐ希望がある、衝突と不調和を避け、一致していくことが必要だ」ことを強調しました。
大統領就任演説のために首都ワシントンD.C.国立公園ナショナル・モールには100万人以上の聴衆が集まり、パレードが行われました。

米国では1,100万人もの失業者を計上、株式市場では数兆ドルが損失している今日において、オバマ大統領は現在とりくむべき最大の課題は経済回復にあるとし、「こう着状態となり、狭い利得関係にとらわれた時代は過ぎた。今日から米国は再生する。(米国史において)喜ぶべき時である一方、深刻に取り組まなければいけない時でもある」と述べました。

また「新たな責務を負う時代が来た。米国経済は非常に悪化している。欲望と無責任さがその原因の一部となっている。さらに米国が革新するための選択を迅速に取らなかったことも失敗の原因だ」とし、これから米国が変わっていくことを強調しました。

演説では人権についても強調し「すべての人が平等かつ自由であり、幸福を求めて追求するチャンスが与えられている」とし、人種差別問題についても、これまで困難な時代を耐え抜いてきた人々に敬意を示しました。

イスラム教国については、「互いの利得、相互に尊重する姿勢に基づいて、新たな道を模索していきたい」とした一方「摩擦を生み出し、欧米諸国に社会の病の責任を押し付ける指導者らに対しては、彼らの国民がその指導者を裁くことになるだろう」と警告した。また全米に向けて勤労・誠実・公平・寛容・愛国という米国建国時の基盤となった精神を再度確認するように呼びかけました。

米民主党はすでに8,250億ドルの米経済刺激策を準備している。経済刺激策を実行することによって、減税、公共施設の建設、その他公共プロジェクトの実行を進める予定です。


ブッシュ前大統領も大統領執務室の机の上にオバマ大統領へ向けた手紙を書き残した。ホワイトハウス広報官ダナ・ペリーノ氏によるとブッシュ前大統領はオバマ大統領に期待しており「驚くべき新たな章が開幕するだろう」との内容が書き残されたといいます。



オバマ大統領は一イリノイ州上院議員から、米国史上大統領就任時の年齢としては4番目の若さである47歳にして初の黒人大統領として就任することになりました。8年間におよぶ米共和党政権が終わり、米民主党、黒人大統領による新たな時代が始まった。21日がオバマ大統領初の仕事日となる。オバマ大統領は今後選挙運動で誓約した米軍のイラクからの撤退手続きを早速開始することになると見られています。

ちなみに、オバマ新大統領の就任演説、以下のiKNOW!のサイトで見ると非常に判りやすいです。動画の横に英文と日本語が表示できて、判りやすいです。英語の学習者などにも最適です。なお、iKNOW!は英語学習用のサイトで誰でも無料で登録できます。
http://www.iknow.co.jp/lists/45380-2009-1-20#

オバマ新大統領の就任演説全文は次の通り。
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◆危機への決意◆
市民の皆さん。私は今日、我々の前にある職務に対して厳粛な気持ちを抱き、あなた方から与えられた信頼に感謝し、我々の祖先が支払った犠牲を心に 留めながら、ここに立っている。私は、ブッシュ大統領の我が国への奉仕、並びに大統領がこの政権移行期間に示した寛容さと協力に感謝する。
これで44人の米国人が大統領就任宣誓を行った。宣誓は、繁栄の高まりのときや、平和で静かなときに行われたこともあった。しかし、しばしば、宣 誓は、暗雲が垂れこめるときや荒れ狂う嵐のときに行われた。こうした時、米国は、指導者たちの技量や理念だけに頼ることなく、我々人民が祖先の理想に忠実 で、建国の文言に正直であることによって、乗り切ってきた。
ずっとそうやってきた。この世代の米国人も同様にしなければならない。
我々が危機の最中にいることは、現在では明白だ。我々の国家は、暴力と憎悪の広範なネットワークを相手に戦争を行っている。我々の経済は、ひどく 弱体化している。一部の者の強欲と無責任の結果であるだけでなく、厳しい決断をすることなく、国家を新しい時代に適合させそこなった我々全員の失敗の結果 である。家は失われ、職はなくなり、ビジネスは台無しになった。我々の健康保険制度は金がかかり過ぎる。荒廃している我々の学校はあまりにも多い。さら に、我々のエネルギーの消費のしかたが、我々の敵を強化し、我々の惑星を脅かしているという証拠が、日増しに増え続けている。
これらは、データと統計に基づく危機の指標だ。予測は困難だが、間違いなく深刻なのは、我々の国土に広がる自信の喪失や、米国の凋落(ちょうらく)は避けがたく、次の世代はうなだれて過ごさなければならないというぬぐいがたい恐怖だ。
今日、私はあなた方に告げる。我々が直面している試練は本物だ。試練は深刻で数多い。試練は容易に、または、短い時間で対処できるものではない。しかし、米国よ、わかってほしい。これらの試練は対処されるだろう。
この日、我々は、恐怖ではなく希望を、紛争と不一致ではなく目標の共有を選んだため、ここに集った。
この日、我々は、我々の政治をあまりにも長い間阻害してきた、ささいな不満や偽りの約束、非難や言い古された定説を終わらせることを宣言する。
◆国家の偉大さ◆
我々の国はまだ若いが、聖書の言葉には、子どもじみたことをやめるときが来たとある。我々の忍耐に富んだ精神を再確認し、より良い歴史を選び、貴 重な才能と、世代から世代へと引き継がれてきた尊い考えを発展させるときが来た。尊い考えというのは、すべての人は平等で、自由で、あらゆる手段により幸 福を追求する機会を与えられるという、神からの約束のことである。
我々の国の偉大さを再確認するとき、我々は、偉大さが決して与えられたものではないことに気づく。それは勝ち取らなければならないのだ。我々の旅 は、近道でも安易なものでもなかった。我々の旅には、仕事より娯楽を好み、富と名声の喜びだけを望むような、臆病者のための道筋はなかった。むしろ、我々 の旅は、危機に立ち向かう者、仕事をする者、創造をしようとする者のためのものだ。それらの人々は、著名な人たちというより、しばしば、無名の働く男女 で、長い、でこぼこした道を繁栄と自由を目指し、我々を導いてきた人々だ。
我々のために、彼らは、わずかな財産をまとめ、新たな生活を求めて大洋を旅した。
我々のために、彼らは、劣悪な条件でせっせと働き、西部に移住し、むち打ちに耐えながら、硬い大地を耕した。
我々のために、彼らは、(独立戦争の戦場)コンコードや(南北戦争の)ゲティスバーグ、(第2次大戦の)ノルマンディーや(ベトナム戦争の)ケサンのような場所で戦い、死んだ。
しばしば、これらの男女は、我々がより良い生活を送れるように、手の皮がすりむけるまで、もがき、犠牲になり、働いた。彼らは米国を、個人の野望を合わせたものより大きく、生まれや富や党派のすべての違いを超えるほど、偉大であると考えていた。
◆米国を作り直そう◆
これが今日、我々が続けている旅なのだ。米国は依然として地球上で最も繁栄し、力強い国だ。我々の労働者は今回危機が始まった時と同様、生産性は 高い。我々は相変わらず創意に富み、我々が生み出す財やサービスは先週や先月、昨年と同様、必要とされている。能力も衰えていない。しかし、同じ手を用い るだけで、狭い利益にこだわり、面倒な決定を先送りする、そんな時代は確実に終わった。今日から我々は立ち上がり、ほこりを払って、米国を作り直す仕事に 取りかかろう。
なすべき仕事は至る所にある。米国経済は、大胆かつ迅速な行動を求めている。そして我々は新規の雇用創出のみならず、新たな成長の礎を整えること ができる。道路や橋を造り、電線やデジタル通信網を敷き、商業を支え、我々を一つに結び付ける。科学を本来あるべき地位に戻し、医療の質を引き上げなが ら、そのコストは減らす。太陽、風や土壌を利用して自動車を動かし、工場を動かす。新時代の要請に合うよう学校や単科大、大学を変えていく。我々はすべて のことを成し遂げられるし、行っていく。
我々の野望の大きさについて疑念を抱く人がいる。我々のシステムは多くの大きな計画に耐えられないと指摘する人もいる。だが、彼らは忘れている。 彼らはこの国が何を成し遂げたかを忘れている。想像力が共通の目的と出合った時、必要が勇気と結びついた時、自由な男女が何を達成できるかを忘れているの だ。
皮肉屋が理解できないのは、彼らがよって立つ地面が動いたということだ。長い間、我々を疲れさせてきた陳腐な政治議論はもはや通用しない。我々が 今日問うべきなのは、政府の大小ではなく、政府が機能するか否かだ。家族が人並みの給与の仕事を見つけたり、負担できる(医療)保険や、立派な退職資金を 手に入れることの助けに、政府がなるかどうかだ。答えがイエスの場合は、その施策を前進させる。ノーならば終わりとなる。公的資金を管理する者は適切に支 出し、悪弊を改め、誰からも見えるように業務を行う。それによって初めて、国民と政府の間に不可欠な信頼を回復できる。
問うべきなのは、市場の良しあしでもない。富を作り自由を広げる市場の力に比肩するものはない。だが、今回の(経済)危機は、監視がなければ、市 場は統制を失い、豊かな者ばかりを優遇する国の繁栄が長続きしないことを我々に気づかせた。我々の経済の成功はいつも、単に国内総生産(GDP)の大きさ だけでなく、我々の繁栄が広がる範囲や、機会を求めるすべての人に広げる能力によるものだった。慈善としてではなく、公共の利益に通じる最も確実な道とし てだ。
◆我々の安全とは◆
我々の共通の防衛については、安全と理想とを天秤(てんびん)に かけるという誤った選択を拒否する。我々の想像を超える危機に直面した建国の父たちは、法の支配と国民の権利を保障する憲章を起案した。憲章は、何世代も の犠牲によって拡充された。これらの理想は、今日でも世界を照らしており、我々は都合次第で手放したりはしない。今日(の就任式を)見ている他国の国民や 政府ら。巨大都市から私の父が生まれた小さな村まで。米国が平和と尊厳の未来を求めるすべての国々、すべての男女と子供の友人であり、我々がもう一度、指 導力を発揮していく用意があると、知ってほしい。
前の世代は、ファシズムや共産主義と、ミサイルや戦車だけではなく、強固な同盟と強い信念を持って対峙(たいじ)したことを思い出してほしい。彼らは、我々の力だけでは我々を守れず、好きに振る舞う資格を得たのではないことも理解していた。代わりに、慎重に使うことで力が増すことを理解していた。我々の安全は、大義の正当性や模範を示す力、謙虚さ、自制心からいずるものだ。
我々は、この遺産の番人だ。こうした原則にもう一度導かれることで、我々は、一層の努力や、国家間の一層の協力や理解が求められる新たな脅威に立 ち向かうことができる。我々は、責任ある形で、イラクをイラク国民に委ね、苦労しながらもアフガニスタンに平和を築き始めるだろう。古くからの友やかつて の敵とともに、核の脅威を減らし、地球温暖化を食い止めるためたゆまず努力するだろう。
◆変わる世界◆
我々は、我々の生き方について謝らないし、それを守ることを躊躇(ちゅうちょ)しない。テロを引き起こし、罪のない人を殺すことで目的の推進を図る人々よ、我々は言う。我々の精神は今、より強固であり、壊すことはできないと。あなたたちは、我々より長く生きることはできない。我々は、あなたたちを打ち破るだろう。
我々のつぎはぎ細工の遺産は強みであって、弱みではない。我々は、キリスト教徒やイスラム教徒、ユダヤ教徒、ヒンズー教徒、それに神を信じない人による国家だ。我々は、あらゆる言語や文化で形作られ、地球上のあらゆる場所から集まっている。
我々には、南北戦争や人種隔離の苦い経験があり、その暗い時代から出てきて、より強く、より団結するようになった。我々は信じている。古くからあ る憎しみはいつかなくなり、民族を隔てる線も消えると。世界が小さくなる中で、我々に共通の人間愛が現れることになると。米国が、平和な新しい時代の先駆 けの役割を果たさねばならないと。
イスラム世界よ、我々は、相互理解と尊敬に基づき、新しく進む道を模索する。紛争の種をまいたり、自分たちの社会の問題を西洋のせいにしたりする 世界各地の指導者よ、国民は、あなた方が何を築けるかで判断するのであって、何を破壊するかで判断するのではないことを知るべきだ。腐敗や欺き、さらには 異議を唱える人を黙らせることで、権力にしがみつく者よ、あなたたちは、歴史の誤った側にいる。握ったこぶしを開くなら、我々は手をさしのべよう。
貧しい国の人々よ、我々は誓う。農場に作物が実り、きれいな水が流れ、飢えた体に栄養を与え、乾いた心を満たすため、ともに取り組むことを。我々 と同じように比較的満たされた国々よ、我々が国境の向こう側の苦悩にもはや無関心でなく、影響を考慮せず世界の資源を消費することもないと言おう。世界は 変わった。だから、我々も世界と共に変わらなければならない。
我々の前に広がる道について考える時、今この瞬間にもはるかかなたの砂漠や遠くの山々をパトロールしている勇敢な米国人たちに、心からの感謝を もって思いをはせる。彼らは、アーリントン(国立墓地)に横たわる亡くなった英雄たちが、時代を超えてささやくように、我々に語りかけてくる。我々は彼ら を誇りに思う。それは、彼らが我々の自由を守ってくれているからだけではなく、奉仕の精神、つまり、自分自身よりも大きい何かの中に進んで意味を見いだす 意思を体現しているからだ。これこそが時代を決するこの時に、我々すべてが持たねばならない精神だ。
◆新しい責任の時代◆
政府はやれること、やらなければならないことをやるが、詰まるところ、わが国がよって立つのは国民の信念と決意である。堤防が決壊した時、見知ら ぬ人をも助ける親切心であり、暗黒の時に友人が職を失うのを傍観するより、自らの労働時間を削る無私の心である。我々の運命を最終的に決めるのは、煙に覆 われた階段を突進する消防士の勇気であり、子どもを育てる親の意思である。
我々の挑戦は新しいものかもしれない。我々がそれに立ち向かう手段も新しいものかもしれない。しかし、我々の成功は、誠実や勤勉、勇気、公正、寛 容、好奇心、忠実、愛国心といった価値観にかかっている。これらは、昔から変わらぬ真実である。これらは、歴史を通じて進歩を遂げるため静かな力となって きた。必要とされるのは、そうした真実に立ち返ることだ。
我々に求められているのは、新しい責任の時代に入ることだ。米国人一人ひとりが自分自身と自国、世界に義務を負うことを認識し、その義務をいやい や引き受けるのではなく喜んで機会をとらえることだ。困難な任務に我々のすべてを与えることこそ、心を満たし、我々の個性を示すのだ。
これが市民の代償であり約束なのだ。これが我々の自信の源なのだ。神が、我々に定かではない運命を形作るよう命じているのだ。
これが我々の自由と信条の意味なのだ。なぜ、あらゆる人種や信条の男女、子どもたちが、この立派なモールの至る所で祝典のため集えるのか。そし て、なぜ60年足らず前に地元の食堂で食事することを許されなかったかもしれない父親を持つ男が今、最も神聖な宣誓を行うためにあなたの前に立つことがで きるのか。
◆自由を未来へ◆
だから、我々が誰なのか、どれほど長い旅をしてきたのか、その記憶とともにこの日を祝おう。米国誕生の年、酷寒の中で、愛国者の小さな一団は、氷 が覆う川の岸辺で、消えそうなたき火の傍らに身を寄せ合った。首都は見捨てられた。敵は進軍してきた。雪は血で染まった。我々の革命の結末が最も疑わしく なった時、我が国の祖は、この言葉を人々に読むよう命じた。
「酷寒の中、希望と美徳しか生き残ることができない時、共通の脅威に気づいた町も田舎もそれに立ち向かうために進み出た、と未来の世界で語られるようにしよう」
アメリカよ。我々自身が共通の脅威に直面している時に、我々自身の苦難の冬に、時を超えたこれらの言葉を思い出そう。希望と美徳を抱き、このいてつく流れに再び立ち向かい、どんな嵐が訪れようとも耐えよう。
そして、我々の子孫に言い伝えられるようにしようではないか。我々が試された時、旅を終わらせることを拒み、後戻りすることも、くじけることもな かった、と。そして、地平線と、神の慈しみをしっかりと見つめ、自由という偉大な贈り物を運び、未来の世代に無事に届けた、と。
ありがとう。神の祝福が皆さんにあらんことを。そして、神の祝福がアメリカ合衆国にあらんことを。
(2009年1月21日02時50分 読売新聞)

Barack Obama's inaugural address
My fellow citizens:
I stand here today humbled by the task before us, grateful for the trust you have bestowed, mindful of the sacrifices borne by our ancestors. I thank President Bush for his service to our nation, as well as the generosity and cooperation he has shown throughout this transition.
Forty-four Americans have now taken the presidential oath. The words have been spoken during rising tides of prosperity and the still waters of peace. Yet, every so often the oath is taken amidst gathering clouds and raging storms. At these moments, America has carried on not simply because of the skill or vision of those in high office, but because We the People have remained faithful to the ideals of our forbearers, and true to our founding documents.
So it has been. So it must be with this generation of Americans.
That we are in the midst of crisis is now well understood. Our nation is at war, against a far-reaching network of violence and hatred. Our economy is badly weakened, a consequence of greed and irresponsibility on the part of some, but also our collective failure to make hard choices and prepare the nation for a new age. Homes have been lost; jobs shed; businesses shuttered. Our health care is too costly; our schools fail too many; and each day brings further evidence that the ways we use energy strengthen our adversaries and threaten our planet.
These are the indicators of crisis, subject to data and statistics. Less measurable but no less profound is a sapping of confidence across our land - a nagging fear that America’s decline is inevitable, and that the next generation must lower its sights.
Today I say to you that the challenges we face are real. They are serious and they are many. They will not be met easily or in a short span of time. But know this, America - they will be met.
On this day, we gather because we have chosen hope over fear, unity of purpose over conflict and discord.
On this day, we come to proclaim an end to the petty grievances and false promises, the recriminations and worn out dogmas, that for far too long have strangled our politics.
We remain a young nation, but in the words of Scripture, the time has come to set aside childish things. The time has come to reaffirm our enduring spirit; to choose our better history; to carry forward that precious gift, that noble idea, passed on from generation to generation: the God-given promise that all are equal, all are free, and all deserve a chance to pursue their full measure of happiness.
In reaffirming the greatness of our nation, we understand that greatness is never a given. It must be earned. Our journey has never been one of short-cuts or settling for less. It has not been the path for the faint-hearted - for those who prefer leisure over work, or seek only the pleasures of riches and fame. Rather, it has been the risk-takers, the doers, the makers of things - some celebrated but more often men and women obscure in their labor, who have carried us up the long, rugged path towards prosperity and freedom.
For us, they packed up their few worldly possessions and traveled across oceans in search of a new life.
For us, they toiled in sweatshops and settled the West; endured the lash of the whip and plowed the hard earth.
For us, they fought and died, in places like Concord and Gettysburg; Normandy and Khe Sahn.
Time and again these men and women struggled and sacrificed and worked till their hands were raw so that we might live a better life. They saw America as bigger than the sum of our individual ambitions; greater than all the differences of birth or wealth or faction.
This is the journey we continue today. We remain the most prosperous, powerful nation on Earth. Our workers are no less productive than when this crisis began. Our minds are no less inventive, our goods and services no less needed than they were last week or last month or last year. Our capacity remains undiminished. But our time of standing pat, of protecting narrow interests and putting off unpleasant decisions - that time has surely passed. Starting today, we must pick ourselves up, dust ourselves off, and begin again the work of remaking America.
For everywhere we look, there is work to be done. The state of the economy calls for action, bold and swift, and we will act - not only to create new jobs, but to lay a new foundation for growth. We will build the roads and bridges, the electric grids and digital lines that feed our commerce and bind us together. We will restore science to its rightful place, and wield technology’s wonders to raise health care’s quality and lower its cost. We will harness the sun and the winds and the soil to fuel our cars and run our factories. And we will transform our schools and colleges and universities to meet the demands of a new age. All this we can do. And all this we will do.
Now, there are some who question the scale of our ambitions - who suggest that our system cannot tolerate too many big plans. Their memories are short. For they have forgotten what this country has already done; what free men and women can achieve when imagination is joined to common purpose, and necessity to courage.
What the cynics fail to understand is that the ground has shifted beneath them - that the stale political arguments that have consumed us for so long no longer apply. The question we ask today is not whether our government is too big or too small, but whether it works - whether it helps families find jobs at a decent wage, care they can afford, a retirement that is dignified. Where the answer is yes, we intend to move forward. Where the answer is no, programs will end. And those of us who manage the public’s dollars will be held to account - to spend wisely, reform bad habits, and do our business in the light of day - because only then can we restore the vital trust between a people and their government.
Nor is the question before us whether the market is a force for good or ill. Its power to generate wealth and expand freedom is unmatched, but this crisis has reminded us that without a watchful eye, the market can spin out of control - and that a nation cannot prosper long when it favors only the prosperous. The success of our economy has always depended not just on the size of our Gross Domestic Product, but on the reach of our prosperity; on our ability to extend opportunity to every willing heart - not out of charity, but because it is the surest route to our common good.
As for our common defense, we reject as false the choice between our safety and our ideals. Our Founding Fathers, faced with perils we can scarcely imagine, drafted a charter to assure the rule of law and the rights of man, a charter expanded by the blood of generations. Those ideals still light the world, and we will not give them up for expedience’s sake. And so to all other peoples and governments who are watching today, from the grandest capitals to the small village where my father was born: know that America is a friend of each nation and every man, woman, and child who seeks a future of peace and dignity, and that we are ready to lead once more.
Recall that earlier generations faced down fascism and communism not just with missiles and tanks, but with sturdy alliances and enduring convictions. They understood that our power alone cannot protect us, nor does it entitle us to do as we please. Instead, they knew that our power grows through its prudent use; our security emanates from the justness of our cause, the force of our example, the tempering qualities of humility and restraint.
We are the keepers of this legacy. Guided by these principles once more, we can meet those new threats that demand even greater effort - even greater cooperation and understanding between nations. We will begin to responsibly leave Iraq to its people, and forge a hard-earned peace in Afghanistan. With old friends and former foes, we will work tirelessly to lessen the nuclear threat, and roll back the specter of a warming planet. We will not apologize for our way of life, nor will we waver in its defense, and for those who seek to advance their aims by inducing terror and slaughtering innocents, we say to you now that our spirit is stronger and cannot be broken; you cannot outlast us, and we will defeat you.
For we know that our patchwork heritage is a strength, not a weakness. We are a nation of Christians and Muslims, Jews and Hindus - and non-believers. We are shaped by every language and culture, drawn from every end of this Earth; and because we have tasted the bitter swill of civil war and segregation, and emerged from that dark chapter stronger and more united, we cannot help but believe that the old hatreds shall someday pass; that the lines of tribe shall soon dissolve; that as the world grows smaller, our common humanity shall reveal itself; and that America must play its role in ushering in a new era of peace.
To the Muslim world, we seek a new way forward, based on mutual interest and mutual respect. To those leaders around the globe who seek to sow conflict, or blame their society’s ills on the West - know that your people will judge you on what you can build, not what you destroy. To those who cling to power through corruption and deceit and the silencing of dissent, know that you are on the wrong side of history; but that we will extend a hand if you are willing to unclench your fist.
To the people of poor nations, we pledge to work alongside you to make your farms flourish and let clean waters flow; to nourish starved bodies and feed hungry minds. And to those nations like ours that enjoy relative plenty, we say we can no longer afford indifference to suffering outside our borders; nor can we consume the world’s resources without regard to effect. For the world has changed, and we must change with it.
As we consider the road that unfolds before us, we remember with humble gratitude those brave Americans who, at this very hour, patrol far-off deserts and distant mountains. They have something to tell us today, just as the fallen heroes who lie in Arlington whisper through the ages. We honor them not only because they are guardians of our liberty, but because they embody the spirit of service; a willingness to find meaning in something greater than themselves. And yet, at this moment - a moment that will define a generation - it is precisely this spirit that must inhabit us all.
For as much as government can do and must do, it is ultimately the faith and determination of the American people upon which this nation relies. It is the kindness to take in a stranger when the levees break, the selflessness of workers who would rather cut their hours than see a friend lose their job which sees us through our darkest hours. It is the firefighter’s courage to storm a stairway filled with smoke, but also a parent’s willingness to nurture a child, that finally decides our fate.
Our challenges may be new. The instruments with which we meet them may be new. But those values upon which our success depends - hard work and honesty, courage and fair play, tolerance and curiosity, loyalty and patriotism - these things are old. These things are true. They have been the quiet force of progress throughout our history. What is demanded then is a return to these truths. What is required of us now is a new era of responsibility - a recognition, on the part of every American, that we have duties to ourselves, our nation, and the world, duties that we do not grudgingly accept but rather seize gladly, firm in the knowledge that there is nothing so satisfying to the spirit, so defining of our character, than giving our all to a difficult task.
This is the price and the promise of citizenship.
This is the source of our confidence - the knowledge that God calls on us to shape an uncertain destiny.
This is the meaning of our liberty and our creed - why men and women and children of every race and every faith can join in celebration across this magnificent mall, and why a man whose father less than sixty years ago might not have been served at a local restaurant can now stand before you to take a most sacred oath.
So let us mark this day with remembrance, of who we are and how far we have traveled. In the year of America’s birth, in the coldest of months, a small band of patriots huddled by dying campfires on the shores of an icy river. The capital was abandoned. The enemy was advancing. The snow was stained with blood. At a moment when the outcome of our revolution was most in doubt, the father of our nation ordered these words be read to the people:
“Let it be told to the future world…that in the depth of winter, when nothing but hope and virtue could survive…that the city and the country, alarmed at one common danger, came forth to meet [it].“
America. In the face of our common dangers, in this winter of our hardship, let us remember these timeless words. With hope and virtue, let us brave once more the icy currents, and endure what storms may come. Let it be said by our children’s children that when we were tested we refused to let this journey end, that we did not turn back nor did we falter; and with eyes fixed on the horizon and God’s grace upon us, we carried forth that great gift of freedom and delivered it safely to future generations.

2009年1月20日火曜日

新サービス終電.jpとは-こうしたサービスが内需拡大をリードする?!

日々、終電猛ダッシュをするを見かけることは多い。いつも利用する最寄の駅なら、あらかじめ判るのだが。初めて行ったところなど、思ったよりも時間がかかることなどがある。飲んだ後での、猛ダッシュは疲れるし、体にも良くない。そんなときに役立つサービスがある。

新サービス終電.jpとは?

最近、いろいろな珍しいサイトの紹介をあまりしていなかったような気がします。なかなか、面白いのがありませんでした。しかし、そんな中、先日マイネットのMr.surprise・平島されどの人・辻『終電.jp』なるサービスをリリースしてますよ。

終電.jp qr_shu-den

現在地からの終電時間をワンクリックで簡単検索(^^)

忘年会シーズンになると増えてくる「いつもの場所じゃないとこで終電ギリギリまで飲む」というシーンでちょー便利な携帯サービス。ワンクリックで現 在地から最も近い駅をGPS取得して、その駅から自宅最寄り駅への終電を見つけ、終電ルートと残り時間を表示してくれる、というものです。

百式田口さんやCNET VentureViewさん、他のブログでもたくさん紹介されています。

最寄り駅を登録すれば、ケータイからワンクリックで終電を検索できる「終電.jp」 - VENTURE VIEW

GPSの情報を元に、現在地付近の駅から発車する終電の時間とその駅までの徒歩時間、さらにそれらを加味したうえで現在地にあとどれくらいの時間滞在できるかを示す「サヨナラまでの残り時間」を表示してくれる。

ケータイからワンクリックで終電検索!『終電.jp』 | IDEA*IDEA

すでに最寄り駅の近くにいるときに検索すると・・・?!メッセージに遊び心があっていいですね。よく終電検索する人には特におすすめです。

身内ヒイキを抜きにしてもけっこうかなりイケてるサービスですよ。一度ぜひおためしを。携帯専用サービスなのでQRコードからどうぞ。

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まだまだ探せばあるサービス?

この、サービス昨年の12月にリリースされたそうです。なかなか便利な機能だと思います。しかし、田舎に住んでいる人には、何のことかわからないかもしれません。東京などの大都市だと、終電を逃し、タクシーにということになれば、通常1万円は軽く飛んでしまいます。だから、終電の近くになると、多くの人が血相を変えて最寄の駅に向かうんですね。お金がかかっているので、皆さん、この種のサービスにもアクセスするんですね。1万円あれば、もう一回飲みにいけますから。

ちなみに、私は、今函館に住んでいますが、そもそも、電車は利用していないし、夜遅くなったからといっても、市内に住んでいればタクシー代はほぼ1000円台で済んでしまいます。そういった意味では田舎は楽です。会社まで歩いて5分、銀行まで3分、郵便局まで1分、最寄のスーパーまで3分、最寄蕎麦屋までは4分です。いきつけの床屋さんへは2分かな?

このサービス、都市部でもいつも飲みに行くようなところであれば必要はないですが、いつもと違うところだと非常に便利だと思います。特にサヨナラまでの時間が示されるのは、良いです。

これに、類したサービス考えればまだまだありそうです。田舎であれば、夜遅くまでやっているガソリンスタンドの検索とか・・・・。

生活に密着したこの種のサービスどんどん増えてくるといいですね。こうしたことも、内需の拡大につながると思います。

内需拡大というと、ばら撒きか、小難しいことを考えてしまいがちですが、こうしたサービスを考え出すことにより、確実に内需が拡大していくのではないかと期待しています。こういうことをいうと、顧客のニーズに即したなんて言葉がすぐ出てきますが、何か最近では「顧客ニーズに対応」なんかというとすごく安っぽく聞こえるような気がするのは私だけでしょうか?

顧客ニーズにだけ注目すると、いろいろなやり方はあったにしても、結局は景気の良いときは、消費者に徹底的に消費を促し、不景気になったときは安売りだけしかないような感じがします。やはり、「社会の変化」に対応することが重要なのではないかと思います。社会に必要とされる、商品やサービスを販売したり、生み出すという姿勢がこれから特に必要になっていくのだと思います。

バブルの頃だと、このサービスはあまり着目されなかったかもしれまん。しかし、今はあの頃から比べるとかなり社会が変わっています。そうした、変化にあっていたのだと思います。

しかし、こうした変化を捉えるには、やはり自ら経験していないとなかなか難しいと思います。また、逆に自らの周りをじっくり見回してみると、こうしたサービスを思いつく機会が誰にでもあるのではないかと思います。

こうしたことに知恵を絞り、多くのサービスが生まれれば、住みやすい社会の実現と、実体経済の活性化にもつながっていくと思います。


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2009年1月19日月曜日

ウィニー開発者、無罪を主張 大阪高裁で控訴審始まる-どういう結果がもたらされるか分かっていたはず

ウィニー開発者、無罪を主張 大阪高裁で控訴審始まる

2009年1月19日11時52分(Asahi News)

写真

公判後、記者会見で無罪を訴える金子勇被告=19日午前、大阪市北区の大阪司法記者クラブ、宮崎園子撮影

 インターネットで映像や音楽を交換するソフト「ウィニー」を開発し、著作権法違反幇助(ほうじょ)の罪に問われた元東京大大学院助手、金子勇被告 (38)の控訴審第1回公判が19日、大阪高裁で開かれた。罰金150万円とした一審・京都地裁判決をめぐり、懲役1年を求刑した検察側は「刑が軽すぎ る」として破棄を求め、被告・弁護側は一審同様に無罪か公訴棄却とするよう主張した。

 閉廷後、金子被告は記者会見し、「高裁では技術の価値が十分理解され、無罪判決をいただけると信じている」と話した。

 06年12月の一審判決を不服として、検察側・弁護側双方が控訴した。控訴審で検察側は「著作権侵害を企て、ウィニーを不特定多数に提供した。無 許諾の音楽ファイルなどが流通し、重大な経済的損失も生じさせた」と主張。弁護側は「技術を提供しただけで、著作権侵害を助長したことも利益を得たことも ない」と反論した。

どういう結果がもたらされるか分かっていたはず

こうしたファイル交換ソフト、開発し、それを公開すればどのような結果を招くか、本人は分かっていたはずです。公開したとしても、制限して、自分の知り合いなどとだけ使用していれば、このようなことにはならなかったはずだと思います。そのソフトに関しては、確かに技術的にもすばらしく、有用なものであるとは思います。でも、一般に公開してしまったということには問題があると思います。

しかし、日本は法治国家であることから、法律にもづき審理されることはいうまでもありません。だから、私たち法律の素人からすれば、どのような結果がでるか分かりにくいです。しかし、どのような結果になったとしても、道義的責任は免れないと思います。法廷でも、どのような結果になろうとも、そのあたりははっきりさせて欲しいと思います。

昔から、いわゆる科学者の社会的責任などということがいわれてきました。科学者の社会的責任が大きく問題になったのは、原子力が兵器として使われた事に対する自らの責任の念からです。

歴史を振り返ると、、1948年、2月。世界科学者連盟が発表した「科学憲章」の「科学者の責任」がまず初めです。この憲章の中で、「科学が善用されるか悪用されるかによってもたらされる結果は特に重要である。
科学と言う職業は特殊な責任が伴う。科学者は公衆が近づきがたい知識を持っているか、またはそれを容易く持つ事ができるので、かかる知識が善用されることを確保するために全力を尽くさなければならない。この責任は科学者が個人的にまたは集団的に負っているものである。」
と執筆したにはジョンバーナルです。

その後、1949年国際学術連合会議も「科学者憲章」を発表。日本では1949年、日本学術会議が決意表明で科学者の責任を言及。1980年には「科学者憲章」を発表。

科学がその研究の結果が社会にどのような影響を与えるか、何をもたらすかは科学者自らがいずれの時代でも考えている事ではあります。社会経済諸問題が複雑に絡みあった現代においては、直接の研究が本人の意図とは関係ないところでその成果が利用される場合も含めて結果責任を問われる場合もあります。

「科学者は科学的知識の無視または濫用が社会に有害な結果をもたらす場面を指摘する責任を持っている」と科学憲章では詠っています。しかし科学者や研究者の責任や倫理が低下しているのではと疑うような出来事が最近散見されます。論文ねつ造や事故隠し、また偽科学の放置などがあります。

社会科学、自然科学を問わず、科学者がまず考える第一歩は、科学とは共同の営みであり、具体的な人間集団である社会的存在である事の自覚であると思います。

今は、すべての人にこのような責任が生じる可能性がある?
さて、少し前までは、様々な知識を得られるは、科学者などの限られた人たちだけでした。しかし、今では、多くの人がかなり高い知識も得られるようなってきています。

特にITに関しては、かなり多くの知識がインターネット上を駆け巡っています。特に最新の知識など、いわゆる大学の研究者レベルよりも、高いものも流通しています。こうした、最中にあっては、一昔前科学者の責任などということが、一般の人にも問われる時代になってきていると思います。

ただし、特にITに関して、一般の人が責任を問われるといっても、どう責任をとってよいか分からないという場合がほとんどだと思います。そのため、新たな自己申告機関など設置するのも良いのではないかと思います。

つまり、個人が何か新しいものを開発し場合、それをサイト上で公開したり、どこかに売り込む前に、申告をする機関など設置するのです。その機関が新しいものを審査して、公開等して良いか否かの判断を示すことにします。強制力はないにしても、何か後で裁判などになった場合、開発者などが、この機関の言うとおりにしていれば、大半の責任は免れることができるといういった趣旨の機関を設置するのです。これは、できれば、世界的な機関にすると良いと思います。

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2009年1月18日日曜日

海賊対策で海自艦派遣 首相、来週にも手続き開始―公海上での防衛は当然のことか?

海賊のカモにされる日本(ドイツに感謝) 1/3


上の動画の続きは下の反転文字列をクリックしてください。当該動画に飛びます。

海賊対策で海自艦派遣 首相、来週にも手続き開始
(この内容をご存知の方は、この項は読み飛ばしてください)

 麻生太郎首相は16日夜、アフリカ・ソマリア沖の海賊対策のための海上警備行動発令による海上自衛隊の護衛艦派遣について「与党プロジェクトチームでまとまったら、すぐにやらせていただく。事は急いでいる」と記者団に表明した。与党プロジェクトチームは20日にも対処方針をまとめる予定で、来週にも派遣準備の指示など一連の手続きに入りたい考えだ。

 首相が海上警備行動による派遣を最終判断すれば、浜田靖一防衛相が海自に準備を指示。派遣隊員の訓練、必要な通信機材の準備、補給拠点となる関係国との調整などを経て海上警備行動を発令する。日本から現場海域までの艦船の移動期間も考慮し、実際の護衛任務の開始は3月から4月になる見込みだ。

 派遣は護衛艦2隻程度を想定。海賊を逮捕・取り調べる「司法警察権」を持つ海上保安官も同乗する。日本籍船などを中心に要請に基づいて保護対象を選び、商船団を組んで護衛艦が伴走する形式をとる方向だ。(17日 00:20)

公海上での防衛は当然のことか?

海賊行為は、「人類共通の敵(hostis humani generis)」とされる国際犯罪であり、旗国主義の適用による保護をうけず、その処罰は公海上で海賊船舶を拿捕した国家に委ねられています。

海賊行為の定義
公海又はその上空などいずれの国の管轄権にも服さない場所にある船舶、航空機、人または財産に対して行われる、私有の船舶又は航空機の乗組員又は旅客による、私的目的のために行うすべての不法な暴力行為、抑留又は略奪行為、及びそのような行為を煽動又は故意に助長するすべての行為(国連海洋法条約第101条)

軍艦、軍用航空機、政府の船舶又は航空機が同様の行為を行っても、それを直ちに海賊行為とすることはできない。ただし、乗組員が反乱を起こして支配している場合には海賊行為とみなす。(同第102条)

拿捕
海賊船舶・海賊航空機等の拿捕は、公海その他いずれの国の管轄権にも服さない場所において、軍艦、軍用航空機その他政府の公務に使用されていること明らかに表示され識別されることができる船舶又は航空機で、そのための権限を与えられているものによってのみ行うことができる。(国連海洋法条約第105・107条)

取締り・処罰
海賊を行った者の国籍及び海賊船舶の船籍に拘らず、すべての国が取り締まり及び処罰を行うことができる。拿捕を行った国は、自国の裁判所において課すべき刑罰を決定することができ、また、善意の第三者の権利を尊重することを条件として、問題となる船舶、航空機又は財産について執るべき措置を決定できる。(国連海洋法条約第105条、公海条約第19条)

海賊行為については、公海条約及び国連海洋法条約が、すべての国が公海海上警察権や裁判権を行使できるという国際慣習法を法典化しました。しかし、1990年代後半から海賊発生件数が増加し、特にアジア地域における被害が甚大でした。1998年には、貨物とともに船員も行方不明となった「テンユー号事件」が、1999年には日本の商船会社が運航するタンカー「アロンドラ・レインボー号」が武装集団に襲われ、船員が漂流を余儀なくされた「アロンドラ・レインボー号事件」が起きています。このような状況に鑑み、日本政府は、1999年のASEANにて、海賊対策のための協力強化を提言、これを契機に、2000年に開催された種々の国際会議において三つの宣言文書が作成されまし。その後、2001年、2002年のASEANにおいては、国際協力のための法的枠組みの作成が提案され、2003年末に「アジア海賊対策地域協力協定」が起草されました。

現在日本政府は、海上保安庁を中心に、東南アジア各国に海賊取締りのための警察組織の創設を働きかけ(軍隊よりも警察組織のほうが国際間の共同対処がやりやすく、日本の法律では、軍隊への装備品提供が出来ない為である)、巡視船の無償供与や特殊警備隊による船舶制圧訓練、捜査官をシンガポールなどに派遣して、海賊組織摘発のための国際共同捜査などを積極的に行っています。

上の今回の措置は、こうした流れとは別に、海上自衛隊の護衛艦とともに、海上保安官も同乗させるというものです。上の動画のように、いつも多国籍軍の艦船がいて、助けてくれるとは限りません。やはり、自らを守る必要があります。

調査捕鯨船などに関しても、今後シーシェパードがもっと過激な活動をすることも予想されるため、少なくとも調査捕鯨船に海上保安官を複数名乗せて対処するとか、場合によっては護衛艦もつけるなどのことが必要になってくると思います。

海賊は、国家でもないし、国家を代表する機関でもありません。これらに、シーレーンの安全な運営を妨げられることは、日本国家の威信をかけて、完全排除しなければなりません。日本は、エネルギーでも、食料でも、これらが脅かされれば、また、昨年のように原油や食料品の高騰、あるいは一時的に枯渇する危険さえあります。海賊は、ただの犯罪集団であり、世界中の国々にとって敵であり脅威です。特に海賊に対する措置ということであれば、日本国憲法などとは直接の関係はありません。海賊に対して攻撃をするという行為は、他国に対する攻撃ではありません。日本国憲法を楯にとって、このような措置をとることに対して妨害をするものは、世界平和の信義にももとる偽善者であり、海賊を間接的に支援する世界諸国民の敵であり、脅威です。

いずれにせよ、海賊船に関しては、断固たる措置をとれるように、法改正が必要であれば、改正もすべきです。必要があれば、当該主権国の了承を得る形で、海賊に対する限定された陸上内での交戦権まで取得すべきです。そうして、海賊を根絶やしにすべきです。

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2009年1月17日土曜日

オバマ次期大統領 「日本を追い越せ」 代替エネルギー倍増で世界をリードする姿勢-黄昏EUの二の舞にならないように・・・・?!

写真は、オバマ次期大統領の公式肖像。デジカメで撮影は今回が初めて。

オバマ次期大統領 「日本を追い越せ」 代替エネルギー倍増で世界をリードする姿勢 (2009.1.17 09:54 産経ニュース)(この内容すでにご存知の方は、この項は読み飛ばしてください)

 【ワシントン=渡辺浩生】オバマ次期米大統領は16日、オハイオ州ベッドフォードハイツにある風力発電機の部品工場 を視察し、20日の就任後、大型景気対策を通じて風力や太陽光など代替エネルギーの増産に向けて積極投資して、先行する日本などライバル国を追い越そうと 訴えた。クリーン・エネルギー分野で米国が世界の主導権を奪い返す姿勢を鮮明にした。

 オバマ氏が訪れたのは、従業員65人で2年前に風力発電機の部品製造を開始して成長を続ける中小企業。オバマ氏はまず「この会社の物語は全米で起きている」と述べ、石油・石炭に頼らない代替エネルギー投資の潜在性を強調した。

 そのうえで「再生可能エネルギーに真剣に投資するスペインやドイツ、そして日本のような国で何が起きているかを考えよう。彼らはわれわれの先を行き、この新しい産業でリードする態勢になっている」と日本など環境先進国に言及。

 オバマ氏は「われわれも同じことができないわけがない」と述べ、景気対策の中で代替エネルギー生産量を3年間で倍増する公共投資を行うことで約50万人の雇用を創出すると強調、日本などを追い越して世界をリードする姿勢を示した。

 オバマ氏の方針を受けて民主党のペロシ下院議長が15日に300万-400万人の雇用創出を目指す総額8250億ドル(約74兆円)の景気対策の概要を発表し、週明けから法案審議に移る見通し。

 オバマ氏は「政権の最初の仕事は人々を仕事に復帰させ、経済を再び活性化させることだ」とも述べ、「もし、われわれが速やかに大胆な行動をとれば、(米経済の)方向を変えることは手遅れではない」と米競争力回復のために、同法案の早期成立を訴えた。

これが、うわさの「おばま饅頭」

黄昏EUの二の舞にならないように・・・・?!

オバマ次期大統領のいわんとすることは分からないでもないですが、新大統領はEUの罠にはまらないように気をつけてもらいたいものです。代替エネルギーとはいってもいろいろ種類があり、太陽光発電や風力発電は、エネルギー変換効率が低すぎて、実際には助成金などがなければ、ほとんど成り立たない事業です。こうしたことに大々的に取り組めば、数十年後に大きな負の遺産として残ることは明らかです。また、現状の二酸化炭素排出取引など、サブプライムローンなどよりも、低劣で、絶対に行うべきものではありません。これなどが、証券化されたりして、世界中に出回れば、早ければ数年後、遅くても十年後には、金融危機の再来になります。

代替エネルギーのなかで現在の技術でものになりそうなのは、たとえば、天然ガスであり、日本近海であれば、メタンハイドレードです。そのほか、小麦や大豆など人が食べる作物ではなく、籾殻などによるバイオエタノールや、海藻によるものなどもあります。

現在、政令で指定されているものは、以下の通りで[1]

いずれにせよ、現在の代替エネルギーは、石油相場が下がって以来、ほとんどのものがコストパフォーマンスが低下しています。しかし、50年後以降のことを考えれば、今から地道に研究レベルではやっておく必要があります。それから、日本が得意の省エネ技術も徹底すべきです。

ここで、1人当たりの年間CO2排出量を見てみましょう。私自身は、空気中のCO2は、太古の空気組成からみるととてつもなく減っているので、空気中のCo2はもっと増えてほしいと思っています。無論、アイドリングなどして、燃料など大量に無駄にするのではなく、森林や、海から自然に出るようにできればと思っています。そうすると、人類も頭の血の巡りが良くなって、地球温暖化二酸化炭素説なととなえなくなるでしょう。(実際、頭の血の巡りを良くする方法として二酸化炭素吸引法が医学の現場で行われてます(笑))それとは、全く別に、化石燃料などを使っている指標として、CO2排出量をみてみると、

・米国 20トン
・ドイツ 11トン
・日本 10トン
・世界平均 4トン。
・中国 3.5トン

日本の省エネルギー技術は進んでおり、これ以上の二酸化炭素排出削減は難しいのに対して、アメリカやヨーロッパはまだまだ削減できる余地がたくさんあるということです。それは、GDPあたりの二酸化炭素排出量を出してみれば分かります。

これは、アメリカは日本の3.1倍だそうです。アメリカが一人当たりのGDPに対する二酸化炭素の排出量を日本人と同じにするなら、アメリカの削減だけで直ちに世界の二酸化炭素排出量は3分の1になるそうです。

アメリカに日本の技術や製品をたくさん買ってもらえば、世界の二酸化炭素排出量はかなり減るでしょうね。すなわち、化石燃料がかなり節約できることになります。

ただ、これは日本はこれ以上何もする必要がないということではないと思います。日本は日本で、日本の製品の省エネルギー技術を世界にアナウンスし、広げていく必要があります。また、さらに二酸化炭素排出量が少なくなる技術を開発していかなければなりません。また、中国に対しては、二酸化炭素排出量削減技術などは後回しにして、大気汚染、水質汚染をなくす技術供与を最優先で供与すべきです。

まあ、こうしたことをみていけば、アメリカは環境問題の中でも、特に省エネに関しては、やるべきことは山積みですね。それに、実際に日本なみに落としたとすれば、すばらしいイノベーションが実現することになります。驚くべきことに、わずか十数年前まで、アメリカの工場や製鉄所などで、第二次世界大戦中に使われていた施設を使っていたなどということもありました。こうした実効性は意味のあることですから、きっと雇用の受け皿になり、さらには、アメリカの産業の体質が変わってくると思います。

さらに、あまり表には出てこないのですが、やはり、社会改革も絶対に必要だと思います。ただし、社会改革に関しては、アメリカは日本に比較すると数段進んでいますから、日本では報道されないだけで、おそらく、今も急ピッチで進んでいるでしょうし、これからも徹底するのだと思います。日本の社会問題に対するシステムは、アメリカを社会人とすると、幼稚園レベルです。

日本は、こうした社会問題に対する取り組み方法をアメリカに学んでいく必要があります。アメリカは、金融馬鹿、賭博師が跋扈(ばっこ)していた一方で、NPOにより大きな社会事業を起こすなど社会問題の解決方法に関しては、日本よりはるかに進んでいます。アメリカは多様性に富む奥行きの深い国です、金融危機に関しても大方の予想をくつがえし早い時期にたちなおるかもしれません。これに関しては、このブログでも今後も追及していきます。

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2009年1月16日金曜日

ミニノート「HP Mini 1000」のスペシャルモデル「Vivienne Tam Edition」の発売日が決定-ソニーのVAIO type Pと、どちらが売れるか?

ミニノート「HP Mini 1000」のスペシャルモデル「Vivienne Tam Edition」の発売日が決定


ミニノート「HP Mini 1000」のスペシャルモデル「Vivienne Tam Edition」の発売日が決定

HP Mini 1000 Vivienne Tam Edition

日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本 HP)は、2009年1月16日、昨年11月に発表したミニノート「HP Mini 1000 Vivienne Tam Edition」の発売日を発表した。

【画像が掲載された記事】

「HP Mini 1000 Vivienne Tam Edition」は、昨年12月に発売された「HP Mini 1000」のスペシャルエディションとして、ファッションブランド「Vivienne Tam(ヴィヴィアン・タム)」とのコラボレーションモデルで、「HP Imprint」テクノロジーによる真紅の筐体に芍薬(しゃくやく)の花がデザインされている。

主な仕様は、10.1インチ ワイド(1,024×576)液晶、インテル Atom プロセッサー N270(1.60GHz)、60GB HDD、PC2-4200 DDR2-SDRAM 1GB、Windows XP Home Edition。

販売開始は、HP Directplus オンラインストアでは2月2日午前0時より、HP Directplus コールセンターでは2月2日午前9時より。2月6日には一部量販店での販売も開始される。

HP Directplus での価格は5万9,850円(総額)

ソニーのVAIO type Pと、どちらが売れるか?
私もどちらにすると言われると、とっても迷ってしまいますね。なにせHPのは重いとか、大きいとか、性能が劣るということがあっても、価格が廉価ですから。難しい選択になります。どちらも横長ですから、キーボードは使いやすいです。HPのほうが、若干大きいですから、打ちやすさだけなら、HPの方が上かもしれません。

しかし、私だと、結局HPの方をとってしまうかもしれません。しかも、ファッションブランドでないほうであれば、もっと安いですから。画面に関しては、確かに精度も低いですが、どうしても高めたければ、ディスプレイにつなぐという方法もあります。やはり、私自身だと価格におされてしまいます。

通常なら、携帯電話があれば、事は足りるし、外でブログを書けるとはいっても、そういったことが一年中いつもあるとは限らないし、出張のときに持っていくとすれば、重さは1kg前後以内であれば、その中で重い軽いは、別に気にならないし・・・・・・。1.2kgとか、1.3kgとなるとさすがに重く感じますね、1.5kg以上だと絶対駄目です。

しかし、個々人によってニーズは違いますから、実際にどうなのかもっと気長に実態を確かめてみようと重います。それから、ディスプレイの解像度が「通常版:10.2インチ1024x600→ビビアン・タム版:10.1インチ1024x576」となっていますが、これは、やはりコストを意識してのもののようです。このサイズテレビと同じで、最近はカーナビなどにも使われていて安く調達できるようです。まあ、通常版もビビアン・タム版も価格はほとんど変わりありませんから仕方がないのかもしれません。ただし、見た眼は、両方ともほとんど差はないそうです。いずれにせよ、このように小さな画面だと、解像度を高くしたところで、あまり意味はないような気がしています。高い解像度で見たければ、テレビなどに接続したほうがずっといいと思います。

いずれにせよ、手ごろな価格のものがもっとたくさん種類が発売されれば、内需拡大にもなっていいことだと思います。他のメーカーさんにも言いたいです。値段が安いだけでなく、ソニーやHPのように特徴のある製品を発表してください!!安いだけなら安いでも、もっと安くして欲しいです!!たとえば、OSをLINUXにするとか。Officeも搭載しないとか・・・・。まったく初めてパソコンを使う人にとっても、最近ではインターネットが普及していることから、十分使いこなせるでしょうしねさらに低価格にできます。これは、どの携帯電話にもOSはあるのでしょうが、ほとんどの人がそれ関して誰も気にとめていません。これと同じことだと思います。

いずれにせよ、このパソコンは女性向けなのでしょうから、今まであまりパソコンを使っていなかった女性の層が新たに活用するようにになるかもしれません。また、ミニノート一般を言えば、このような低価格のパソコンが新興国や発展途上国の貧困層も持つようになり、世界半分以上の人が自分専用のパソコンとインターネットの通信環境を手に入れることができれば、以前このブログでも掲載したように、世界はずいぶん変わると思います。それこそ、金融危機やその後実体経済の悪さなどもすぐに解消できるようになるかもしれません。

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2009年1月15日木曜日

欲しくなったらすぐにカップヌードルが食べられる自動販売機型給湯器「カップヌードルMYベンディングマシン」-学生などいいかも、でも健康が心配

欲しくなったらすぐにカップヌードルが食べられる自動販売機型給湯器「カップヌードルMYベンディングマシン」(この内容すでにご存知の方は、この項は読み飛ばしてください)



カップヌードルが食べたくなったとき、買い置きがないとスーパーやコンビニまで走らなくてはならず、さらに買ってきた後はお湯を沸かして……とバタバタし てしまい、調理の手間こそかからないものの今すぐに食べたいという時にちょっと困ることがあります。そんなカップヌードル好きなら持っておきたいのがこの 「カップヌードルMYベンディングマシン」。自動販売機の形をした給湯器で、すぐにカップヌードルを取り出して作ることができるというスグレモノ。

明日からこのベンディングマシンが当たるキャンペーンが開始されるそうです。

詳細は以下から。


カップヌードル MYベンディングマシン プレゼントキャンペーン/日清CUP NOODLE
http://www.cupnoodle.jp/mvm/

「MYベンディングマシン」は学生食堂の前やスケート場、プールなどで見かけるカップヌードル自動販売機を約1/5サイズのミニチュア版にしたもので、レギュラーサイズのカップヌードルを4つ収納できるストッカーと、湯沸かしポットが一体になっています。

これはプレゼントキャンペーンの賞品となっており、1月16日(金)から3月31日(火)までの間にキャンペーン対象となっている各種カップヌードルのフタ止めシール・開封用シールを5枚1口で応募ハガキ(PDFファイル)に貼って応募すると、抽選で3000名に当たるそうです。

使い方は以下のような感じ。















学生ならいいかも、でも健康が心配
このベンディングマシン、販売はしていないそうで、キャンペーンで応募すると当たるそうですが、やっぱキャンペーン用の商品なんですね。最近は、ほとんど食べないので、なんともいえませんが、学生さんあたりならいいかもしれませんね。

大学の研究室なんかに設置したら、いいかもしれません。専用コインをあらかじめ売るようにしておいて、ほしい人がコインで買うとか?でも、カップ麺ばかり食べていたら、体に悪そうですね。私は、学生時代には、カフェテリアできちんとおかずを選びバランスの良い食事をしていたと思います。でも、夜遅くまで実験などしていると、お腹がすいて、カップヌードルには随分お世話になった覚えがあります。

最近、いろいろなキャンペーンをしていますが、これはなかなか面白いと思います。私も応募してみようかな?

カップヌードル一箱20個入り下のバナーをクリックしていただくとお求めになれます。


お好きなカップヌードル、下のウィジェトからも購入できます。


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今日は何があった日かご存知ですか?(9月18日、カップヌードルがはじめて売られた日)


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2009年1月14日水曜日

温暖化:主犯は人間活動か自然変動か 専門家が学会誌討論-温暖化に関しては、温暖化災厄説のほうが問題がある

「アルキメデスの原理」は海面上昇を否定しない

上の実験をしている人は、南極大陸のことをいいたいのだろう。しかし、南極の氷は、もともと空気中の水蒸気によってできるものである。温暖化になれば、水蒸気が増え南極の氷はかえって増えるだろう。逆に、寒冷化になれば、水蒸気は減り、南極の氷は減るだろう。こうして、地球環境は平衡が保たれているのである。上の実験は、こうしたことをすっかり無視している。地球温暖化二酸化炭素説を是とする、人たちは上のような実験をする人と、究極的には全く同じことをしているに過ぎない。木を見て、森を見ずを地で行くような行為をしているに過ぎない。地球環境は大きくて複雑であり、単純な理科実験のようなわけにはいかない。

温暖化:主犯は人間活動か自然変動か 専門家が学会誌討論(毎日新聞)(この内容すでにご存知の方は、この項は読み飛ばしてください)

 温暖化の犯人は何か。「エネルギー・資源学会」(会員約2000人)は学会誌最新号で、人間活動で排出される二酸化炭素を主因とする研究者と、そ の懐疑論者ら計5人の意見を戦わせた特集「地球温暖化:その科学的真実を問う」を掲載した。国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が、20 世紀後半の温暖化は人為的との報告書を公表して2年。今も対立する両者の主張を比べるのに役立ちそうだ。

 特集には、IPCCに参画した江守正多・国立環境研究所室長のほか、懐疑論を展開する赤祖父俊一・米アラスカ大名誉教授▽伊藤公紀・横浜国大教授▽丸山茂徳・東京工業大教授、中立的な立場の草野完也・海洋研究開発機構プログラムディレクターが参加した。

 IPCCの「大気や海の温度の上昇、氷河の溶解など温暖化には疑う余地がない」との指摘には、全員が部分的を含め同意した。一方、「20世紀半ば 以降の気温上昇のほとんどが人為起源の温室効果ガスの増加である可能性が非常に高い」との見解は、江守室長以外の4人が否定した。

 赤祖父名誉教授は「二酸化炭素の排出は増え続けているが、気温上昇は01年ごろから止まった。気温変化は自然変動の寄与が大きい」と主張した。伊 藤教授は「米国での気温測定の精度に課題がある。地球全体を観測する衛星データは79年以降しかない」と観測自体の問題を指摘した。

 同様の議論はシンポジウムなどで実施されているが、「その場で消えゆく言葉という限界」(編集実行委員会)がある。誌上では、5人が主張の根拠としたデータを示し、インターネット(http://www.jser.gr.jp/)でも一般公開している。

 企画した吉田英生・京都大教授は「温暖化の社会的影響は大きく、科学的な検討が焦眉(しょうび)の急だ。物事を正しく知ろうと意見交換するのが科学であり、人間の良心だ」と話す。【田中泰義】

温暖化に関しては、温暖化災厄説にも問題がある

昨日に続いて温暖化問題ですが、温暖化のメカニズムに関しては、私自身は、幾度となくこのブログに掲載してきたように、二酸化炭素説は全く信じていません。まあ、このようなこと、上記の記事のように、多くの人が気がついて、もっとまともになってくれると有難いと思います。実は、私自身、いくつかの論文をあたって、確証を得たため、二酸化炭素説ではないとしていますが、私にとっては、地球温暖化のメカニズムそのものは、さほど重要なことではないと思っています。

それよりも、最も重要な問題は、「地球温暖化災厄説」です。そうです、地球温暖化が進むと、人類に災いが及ぶというものです。暑くなるだとか、海水面が上がって人が住めなくなるだとか、南の方の伝染病が北の方にも侵入してくるだとか、全部信じていません。

このブログで過去にも掲載してきたので、ここでまた詳細を説明することはしませんが、「地球温暖化災厄説」は全く間違いであり、現実は「温暖化によってもたらされるものは、豊穣」です。歴史をみてもあきらかです。中世ヨーロッパの繁栄、日本の平安朝の貴族文化など、地球温暖化による豊穣によってもたらされたものだと思います。北海道や、東北などにも古代人が住んで、結構高度な文明を築いていた査証が相次いで発見されていますが、これは、当時温暖化だったからではないかと考えています。今と同じような気候であれば、生きるだけで精一杯で、高度な文明を築くまでにはいたらなかったと思います。

いたずらに温暖化で地球が滅ぶなどと叫ぶことは、宗教で「最後の審判」があるから人類は滅ぶと叫ぶのとあまり大差のないことだと思います。こんなことをするくらいなら、もっと自分のためや、人ために役立つことをすべきだと思います。

もういい加減、何にもならない地球温暖化に精力を注ぐよりも、本当に自分自身、自分の親兄弟、配偶者、知人、友人、同僚そうして全人類のためになることに努力を傾注しましょう!!


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■地球温暖化詐欺(2)-気になる福田首相の発言の変化(動画「地球温暖化詐欺」を掲載しています)

■地球温暖化詐欺?(1)-CO2説はプロパガンダ?(動画「地球温暖化詐欺」を掲載しています)

■洞爺湖サミット開催-co2削減にいまこそ創意工夫を!(動画「地球温暖化詐欺2/8)を掲載してあります。

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2009年1月13日火曜日

Google、「1回のGoogle検索で二酸化炭素7グラム排出」の論文に反論-お馬鹿な二酸化炭素排出論

Google、「1回のGoogle検索で二酸化炭素7グラム排出」の論文に反論(この内容、すでにご存知の方はこの項は読み飛ばしてください)
1回のGoogle検索にやかんでお湯を沸かすエネルギーの半分が必要という論文に対し、Googleが反論している。
2009年01月13日 08時07分 更新(ITメディア)

 米Googleは1月11日、「Googleで1回検索すると、やかんでお湯を沸かす半分のエネルギーが必要で、二酸化炭素7グラムを排出している」という論文に対し、公式ブログで反論した。

 この論文は、ハーバード大学の物理学者、アレックス・ウィスナー‐グロス氏が近日発表するもので、同日英Timesほか複数のメディアで紹介されている。

 Googleによると、検索クエリによって所要時間に差があるが、Googleの一般的な検索にかかる時間は0.2秒以内。検索インデックスの作成など、検索開始以前の作業を含めても、1回当たりのエネルギー使用量は1時間当たり0.0003キロワット(キロジュール)だという。成人1人が必要とする1日の平均的なエネルギー量が8000キロジュールであることを考えると、Google検索に必要なエネルギー量は、人間が10秒間に消費する量と同程度ということになる。

 温暖化ガスの排出量でみると、Google検索による二酸化炭素排出量は約0.2グラムだとしている。欧州連合(EU)の現在の排出ガス基準は、 1キロ走行当たり140グラムだが、大半の自動車はこの基準を満たしていない。つまり、平均的な自動車は1キロ走行するのに、Google検索の1000 倍もの二酸化炭素を排出している、とGoogleは指摘している。

 同社は「世界一」エネルギー効率のいいデータセンターを設計・設置していると主張。2008年には同社の慈善団体Google.orgが、クリーンエネルギー開発に4500万ドルを投じたこと、同年夏には再生可能エネルギー開発専門事業部を社内に設けたことを説明。さらに2007年には「Climate Savers Computing Initiative」を共同設立し、2010年までにPCによるエネルギー消費量を半分に削減し、二酸化炭素排出量を年間540万トン削減する目標を立てていると主張している。

お馬鹿な二酸化炭素排出論

7-7オウム真理教-地下鉄サリン事件-Terror in Tokyo-1995

地下鉄サリン事件も、カルト集団によってひきおこされている。地球温暖化二酸化炭素説を信奉する者たちのなかから、こういう事件を起こす人間がでてこないか心配だ。なぜなら、人類が絶滅すれば、二酸化炭素排出量は劇的に削減できるからだ。

こういう二酸化炭素排出の計算をしたり、試算をしたりするやつは本当に馬鹿ですね。というより、二酸化炭素による地球温暖化説や、地球温暖化災厄説(温暖化説そのものより、こっちのほうが害毒)が全く無意味に感じられてきます。

人間が生まれて生きるということは、それだけで、呼気で二酸化炭素を発生させますし、メタンガスもおならで発生させます。極端なことをいえば、人間が全員滅べば二酸化炭素の排出もかなり減ることになります。そんなことできますか?それじゃまるで、カルトみたいじゃないですか。この内容を発表するハーバード大学の物理学者、アレックス・ウィスナー‐グロス氏に言いたいです。あなたが、もし生まれていないとしたら、どれだけCO2の発生を削減できていたのか?無論、グロス氏が今回の論文を書くにあたって、Googleで検索したり、その他の活動も全部含めてです。そんな計算して、何になるんでしょうか?科学技術に寄与するとでも思っているのでしょうか?全く愚かなことです。

私自身は、地球温暖化二酸化炭素説ならびに温暖化災厄説は全く信じていません。限りある化石燃料を節約しようという考えには賛成ですが、それもときによります。グーグルの検索をやめてまで、化石燃料を節約しようとは思いませんし、極端な節約も無駄だと思います。たとえば、受験勉強をしているお子さんがいらっしゃる家庭で、クーラーを使わないようにして、勉強に集中できないくらいまで節電する必要などもうとうないと思います。

今から100年ほど前、アメリカやヨーロッパでは、道路上で馬糞が増えると、馬車がスリップして大変なことになる。これからの交通を考えためには、この馬糞の処理を円滑にすることが最重要課題であると、真剣に論議されていました。100年経つと技術革新で、何もかもが変わるし、すでにそうしたビジョンは各国の技術関係者たちが蓄積しています。

省エネ技術など開発することは良いことだと思いますが、現状のグーグルの検索に要する二酸化炭素にまで、いちゃもんをつけるのは、単なる重箱の隅をつついているにすぎません。このようなことをする人は、科学技術やイノベーションの発展を阻害しています。地球温暖化二酸化炭素説を信奉する人たちも同じことです。

もう無駄なことはやめて、本当に人類の役に立つことに精進しましょう!!!

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2009年1月12日月曜日

階級闘争ふたたび?-階級闘争は最早存在しないが、厳しい競争が起こる時代になってきている!!

階級闘争再び?
池田信夫blogで階級闘争再びという、タイトルで書かれてあったので、下にそのまま引用します。
小倉さんがまだ納得できないようなので、少し解説しておこう。彼はこう書く:
2000 年から2007年にかけて、増加労働者が受け取る配当(給与等)の総計は約6兆円減少したのに対し、この期間株主が受け取る配当の総計は約9兆円[増加] しています。すなわち、企業活動による生産量の増加分を労働者に配当せずに経営者と株主とで分け合ったのみならず、労働者への配当分を一部奪い取って経営 者と株主とで分け合ってしまったのがこの7年ということになります。すなわち、「ワーキング・プア」は、世代間闘争に敗れたが故に貧しくなったのではな く、階級間闘争に敗れたが故に貧しくなったのです。
う~ん、階級闘争ね。小倉さんは私より下の世代なんだけど、かなり特殊な教育を受けたのかな。「6兆円減少した」などといかにも大きいように表現しているが、雇用者報酬は7年間で271兆円が265兆円に3%減っただけで、景気変動の誤差の範囲内だ。それにMutterway氏 も指摘するように、給与は「配当」ではない。給与は好不況にかかわらず支払われるが、配当は利益が上がれば増え、赤字になったらゼロになる。労働分配率は その逆に、利益が増えると下がり、業績不振のときは上がる。だから日本の労働分配率は図のように1990年から2002年までの不況期に10%上昇し、そ の後の景気回復で5%ほど下がった。
要 するに雇用者報酬とか労働分配率なんて景気の派生的な指標で、そこから「階級闘争」の情勢を読み取ることはできないのだ。小倉式に表現すれば、1990年 から2002年までは労働者は「階級間闘争に勝利した」のだろうか。労働分配率を上げようと思ったら、不況にするのが手っ取り早い。たぶんこれからそうな るだろう。

こういう階級闘争史観は、「派遣村」の人々にも根強くある。たとえば湯浅誠氏は 「労働分配率の低下」を問題にして、企業は配当や「内部留保」を賃金に回せと主張する。これは共産党が50年ぐらい言い続けている話だが、そんなことをし たら、ただでさえROEの低い日本企業には誰も投資しなくなり、日本経済は沈没するだろう。雇用を生み出しているのは、株主の投資なのだ。

階級闘争は最早存在しないが、厳しい競争が起こる時代になってきている!!
階級闘争などという、大昔の言葉、というより死語がいまさら使われることに不思議な感じがします。階級闘争といえば、簡単にいってしまえば、生産手段や資本を持つ資本家とそれを持たない労働者との間に階級闘争が発生するというものです。

ハナテから引用すると、「
生産手段の私有が社会の基礎となっている階級社会において、階級と階級との間で発生する社会的矛盾を克服するために行われる闘争。

 マルクスエンゲルスの「共産党宣言」においては、「あらゆる社会歴史は、階級闘争の歴史である」と規定され、階級闘争は社会発展の原動力として位置付けられている」となっています。

この言葉はいまや完全に死語です。なぜなら、いまやわれわれの住む先進国や新興国でも、生産手段はお金ではなく、知識になっているからです。富の主な源泉が、知識となつている知識社会に突入してるからです。知識が生産の主なる手段であるような社会では、階級闘争が起こるようなことはありません。

一昔前なら、資本をもってさえいれば、事業をを起こすことは簡単でした。自分の売りたいものを仕入れてきて、店に並べておけば売れた時代がありました。この時代の商売は本当に簡単だったと思います。しかし現在、資金だけをたくさん持っていても、何か新しい事業を起こそうと思っても出来ないです。しかし、素晴らしい考えやアイディアがあれば、実現できる可能性は高いです。

いろいろな専門的な知識を持っていれば、その知識を活用して、事業ができたり、あるいはそうした専門知識が必要である会社などの組織に就職することができます。昨今、派遣村に集まる人たちには、こうした専門知識が欠けているということがあると思います。

そうです。知識社会は反面では厳しい競争社会でもあるということです。知識というものは、その性質上移転が容易です。派遣労働をしている人たちも、いろいろな知識を持っていると思います。新聞が読めるとか、あるいは、高校や大学で特殊な知識を学んできているかもしれません。ただし、派遣の多くの人たちの知識は、他者とは差別化できるほどのものではありません。誰もが持っているような陳腐化したものであり、さらには、知識とはいっても、それを仕事に適用できるほどのものではないことが多いのだと思います。

知識社会における知識は、従来意味する知識とは性質を異にしています。従来知識とは、役に立たないものの代表のようにいわれてきました。こうした知識の多くは、静的なものであり、たとえば、百科事典などに掲載されているようなものでした。百科事典を丸暗記しても、ほんど役には立ちません。しかし、知識の意味するところが変わってきました。知識社会における知識とは、医学とか、応用工学とか、本当に具体的に役に立つ動的な知識を意味するようになりました。知識工学(knowleadge engneering)で、いうところの知識はこのうようなものです。こうした仕事に直接適応できる知識は、従来の知識や知恵とは全く異なるものです。昔のような静的な知識だけでも何もできませんし、いわゆる知恵だけでも何もできません。知恵と複数の知識があって始めて仕事ができます。

派遣労働をする人たちは、こうした知識が不足しているし、派遣労働をする限りにおいては、知識を増やすこともできないのだと思います。ですから、いたずらに階級闘争などということを言ってみても、何の解決にもならないのです。派遣労働から抜け出すには、こうした知識を身につける必要があるし、労働の流動化をするためには、こうした知識をスムーズに移転できるシステムを構築する必要があります。

それから、これはいたし方のないことなのですが、知識というものは、その性質上、きちんと移転できるシステムを構築してしまえば、比較的簡単に移転できます。知識社会における企業などは、何か新しいイノベーションをしたとしても、それは、すぐに知識として移転され他社に真似されてしまいます。個人レベルでも学校で何か特殊な知識を入れたとしても、すぐに陳腐化してしまいます。だから、企業レベルでも個人でも大競争時代になります。

こうして競争、競争で明け暮れるわけですから、競争に敗れる人もでてきます。というより、ごく少数が勝者で、大多数の人が敗者になるわけです。だから、社会のあらゆるところで、こうした敗者に対するセーフティーネットも重要になってきます。

私たちは、階級闘争などという死語に思いをめぐらすことなど必要はありません。これから本格的になる知識社会に対する備えをしていかなければならないと思います。というより、私たちはもう知識社会の中に生きています。そうして、もうそこから引き返すことはできません。こうした、社会で人々とうまく共存できる仕組みを考えるべきです。

このブログでは、今まであまり知識社会や知識労働者、知識労働などについてはとりあげてはきませんでしたが、これから掲載していきます。

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2009年1月11日日曜日

土佐犬が暴れ、警官が射殺 通行人ら襲い、愛知・稲沢-大型犬の管理は飼い主の責任で!!

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土佐犬が暴れ、警官が射殺 通行人ら襲い、愛知・稲沢(この内容すでにご存知の方は、この項は読み飛ばしてください)

愛知県で大型犬が巡査に射殺される事件が発生した。体長125センチの土佐犬が、近くを散歩していた男性に乗りかかるなどしたため、巡査が発砲。警察はやむを得ないケースだったとしている。ただ、死んだ土佐犬は気の毒だった。冥福をお祈りしたい。

 今回の事件に接してあらためて考えさせられるのは、犬の管理という問題だ。昨今は街中で、多くの大型犬が飼い主とともに平然と散歩している。これは問題なのではないか。特に、腕力があまりなさそうな人が自転車に乗り、大きな犬を連れているのにはひやひやさせられる。こちらが、犬が好きそうな食べ物でもぶら下げていたら大変な事態になりかねない。

 現に、全国で人が犬にかまれる事案が続発している。共同通信の記事によると昨年10月27日には大阪府松原市の路上で、小学3年生と郵便局員が土佐犬の闘犬にかまれ、小学3年生は首などに大けがを負った。飼い主が自宅の犬舎の鍵をかけ忘れていたという。

 昨年3月26日には、大型犬が主婦をかんでけがをさせた事件に関し、飼い主のアルバイト店員が警察に逮捕された。大型狩猟犬グレートデン6匹をグラウンドで放し飼いにし、主婦がかまれた。両方とも飼い主がきちんとした対応をしていれば防げたわけであり、実にやり切れないといえる。

 犬を愛する気持ちは大切にしたい。ただ、そのためには犬をきちんと管理し、他人に迷惑をかけないことが不可欠になる。飼い主には厳重な管理が求められるだろう。また、犬による事故が今後も続くようなことがあれば、法律による規制強化論が出る可能性がある。(2009年1月11日 47NEWS編集部 湯浅泉)

大型犬の管理は飼い主の責任で!!
ミニチュアダックスフントにおびえるジャーマンシェパード

上は、ちょっと前のうちの事務所の様子です。ジャーマンシェパード2頭がいます。
なんとまた、残念な事件が発生したのだろう。うちでも、大型のジャーマンシェパード2頭を飼っているので、人事とは思えません。この飼い主の買い方、管理の仕方に問題があったのだと思います。犬、それも大型犬を飼う場合には、ペットというよりも、パートナーという関係を維持する必要があると思います。それこそ、飼い主が人権のように犬権を認めるようにしなければ飼育は難しいです。

そのためには、日ごろ一日に2回は、散歩に連れて行く必要があります。これは、同じ人でなくてもかまいませんが、やはり2回はつれていかなければ駄目です。それから、愛情を持って接してやり、ほめるときは、ほめる、叱るときは叱らなければなりません。そうして、犬権も認めてやるように普段から努めなければなりません。

これができないようだったら、犬は飼育しないほうが犬にとっても飼い主にとっても良くないことです。犬はいくら管理していても、どうしても鎖から外れることだってあり得ます。そうしたときに、普段から犬権を認められている犬とそうでない犬とでは雲泥の差があります。この土佐犬残念ながら、犬権をみとめられてなかったとか、散歩にも連れて行ってもらえずいらいらしていたのだと思います。犬権を認められていない犬は、社会性にも乏しく、他の犬やましてや、人間とは通常のつき合いができなくなります。

それから、一般の人にお伝えしておきたいですが、このような事件が起こると大型犬が問題にされます。しかし、人間の社会では、犬は人間、特に飼い主に従うしかないわけであり、犬には責任はありません。この土佐犬も残念ながら飼い主の犠牲になったのだと思います。こういう事件があったからとして、大型犬を悪者視しないでいただきたいです。悪いのはあくまで人間なのです。

それから、運悪く素性の知らない大型犬に道端ででも、出会った場合の一番安全な対処方法をお教えします。それは、まずは犬の目を絶対見ないことです。そうして、反転して背中を見せて、多少遠回りになったとしても、別な道を行くことです。あくまで、動作はゆっくりと行ってください。こうすれば、めったなことで襲いかかることなどはありません。びっくりして、犬の目を見ながら、大きな声を張り上げたり、急激に動いたりすれば、かえって襲われやすくなります。

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