2012年4月5日木曜日

Googleが本気で仕掛けるARプロジェクト『Project Glass』が凄そう!…かな? −【私の論評】このプロダクトの戦略は、すでに決まっている!?

Googleが本気で仕掛けるARプロジェクト『Project Glass』が凄そう!…かな?

一瞬、4/1ネタかと思ったらガチでした。GoogleがAR系メガネを研究中とのこと。

Glass photos

↑ 装着時のイメージ。

Glass photos5

↑ もう一つ。


↑ 紹介ビデオ。インパクトありますが、ひとりごと言いすぎじゃね?と思わないでもない。

どれだけ現実的かわからないですし、問題もありそうですが(事故が多発しそうとか、メガネで写真撮れたらまずいだろうとか)、未来的でわくわくしますね。でもまぁ、こういうのはGoogleよりもAppleに(ry

というわけでプロジェクトの詳細は以下のGoogle+からどうぞ。

» Project Glass – Google+


【私の論評】このプロダクトの戦略は、すでに決まっている!?

Google+のページをみてみると、他にも画像が掲載されていたので、以下に掲載します。

 




    このグラスのことについては、以前もこのブログに掲載したことがあります。ただし、以前は、情報がほんどとなかったので、推測あるいは妄想の範囲をでませんでしたが、今回はある程度明らかにされているので、いろいろ指摘することができます。

     

    さて、上の動画の事例、皆さんはどう思われたでしょうか? 私自身は、あまり良い使い方とは思えませんでした。この種のメガネをかけて、街中を歩くということは、携帯をしながら、歩くということと同程度に危険なようにも思われます。

     

    スマホ歩きは、すでに多くの人たちから、その危険性が指摘されているところです。これに関しては、Naverまとめに、詳しく掲載されているものがありましたので、下にそのURLをコピペしておきますので、興味のある方は、是非ご覧になって下さい。

     

    http://matome.naver.jp/odai/2132367484708292401

     

    無論、片目は開いている、画像が映し出される右目の部分も、スクリーンで全部ふさがるというわけではないようですから、スマホ歩きよりは、安全のような気もしますが、それにしても、一部分は、ふさがれるわけで、危険性があると思います。動画の事例では、短いメッセージばかりでしたので、さほど問題ではないようにも思われますが、これが、長いメッセージや、大きめの画像や、動画であった場合はどうなるのでしょうか?

     

    私自身は、このようなグラスは、他の用途に用いたほうが、良いと思います。動画の事例のような使い方であれば、現在のスマホで十分だと思います。

     

    私が、パッと思いついたのは、最近、ドッグポリスという映画をみたばかりなので、あの映画の中の爆弾処理です。無論、あの映画の中では、そのようなことはできなかったのですが、たとえば、爆弾処理班が現場にかけつけられなかった場合、普通の警察官などが、 処理を行うものとして、このグラスをかけて、専門家に爆弾処理の動画をリアルタイムで送りつつ、アドバイスを受けながら、処理を行うというものです。この方法をとれば、インターネットでつながっている限り、最高の専門家から、アドバイスをうけながら、処理できるわけです。

     

    これは、軍事的にも利用できます。戦闘の場合、最近では、音声は当たり前ですが、小隊レベルで、このグラスを装着するようにして、音声だけではなく、地図や、レーダー画像など、全員で共有するということも考えられます。

     

    また、脳外科手術とか、心臓手術など、かなり高度で難しい手術をするときに、メガネのスクリーンに、患者のレントゲン写真や、CTなどの画像、および患者の情報を適宜映し出し、さらに、施術者が、あまり経験がない場合、それだけでなく、リアルタイムで、専門家のアドバイスを長いということも考えられます。(上の写真は、光学顕微鏡をみながら、カテーテルを挿入する外科医、こうした画像をグラスに映し出し、さらに、カテーテルの挿入口を同時にみるようなことができれば、かなりやりやすくなるだろう)

     

    また、原発や、大規模な工場などで、工事現場などで、複雑な作業をするときに、文書、画像、動画を含めた、マニュアルや、場合によっては、専門家のアドバイスが流れるようにするということも考えられます。

     

    また、博物館や、美術館で、参観者にこのグラスをかけてもらい、展示物などの解説をするなどのことも考えられます。学習などでも、たとえば、英語のテキストを読んでいるときに、わからない、単語や、文法が、あれば、すぐその場で、その意味をグラスに文字で表示したり、文字だけではなく、画像や、動画で見せるなどということもできると思います。

     

    また、学校の体育などの授業や、アスリートたちが、練習するときに、このグラスを装着してもらい、プレイなどをした直後に、実際に自分の動きをすぐみえるようにして、どこが悪かったかを確認できるようにします。それを確認したうえで、次に実際にプレイをするときに、ここぞというところに、丁度よいところで、「脚伸ばせ!!」などの指示が文字や、音声で、流れるようにすることなどが考えられます。こうして、短期間に習熟させることが可能になります。

     

    ただし、こんなことは、私が思いつくことですから、Google側では、とっくにこのようなことを目指して、戦略を立案しているのだと思います。すでに、数年間にわたる具体的ビジョンを描いていると思います。だからこそ、こうし、このプロダクトの概要を発表できるのだと思います。そうして、その戦略のなかには、このプロダクトをもちいて、さらに、Googleへのアクセスのトラフィックを増すことが盛り込まれているいることでしょう。なにせ、Googleの収益の9割以上は、未だに広告ですから、当然のことと思います。

     

    そういわれてみれば、あのAppleのMac Book Airは、実に発売の1年前から、詳細なスペックをYouTubeで掲載していました。だからでしょうか、実際に発売される2〜3ヶ月ほど前から、中国でニセモノが出回っていました。しかし、Appleには、それなりの戦略があってのことなので、ニセモノが出回ったとしても、ほとんど影響がなかったと思います。このグラスもそのようになるかもしれません。

     

     

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    2012年4月4日水曜日

    どんどんとクリエイターは失敗すればいい... ジェームズ・ダイソン、苦労と成功の人生を語る!−【私の論評】確かに、ダイソン氏の言うとおり!!だが、一つだけ満たしておかなければならない、条件がある!!

    どんどんとクリエイターは失敗すればいい... ジェームズ・ダイソン、苦労と成功の人生を語る!


    【私の論評】確かに、ダイソン氏の言うとおり!!だが、一つだけ満たしておかなければならない、条件がある!!

    詳細は、上の記事をご覧いただくものとして、ダイソン氏は、以下のような結論を出しています。

    いまでも私は常に失敗していますね。物事とは失敗を繰り返さねば進まないものなのです。だからこそ、失敗しても構わないという寛容な環境を作り出しておくことが大切であり、たとえ社会に出て何年も過ぎた大人であっても、やはり失敗を犯せる自由度が許容されねばならないと私は信じていますよ。
    私は、この結論に関して全く反論するわけではないし、全くその通りだとは、思うのですが、ただしというのがあります。多くの人々が、ダイソン氏の上記でいうことを無邪気に信じ込んで、開発現場などに参集し、次から次へと失敗を重ねたら大変なことになるかもしれません。個人にとっても、不幸になる場合もあるかもしれません。そもそも、会社自体が潰れてしまうかもしれません。


    そのようなことにならないために、一つだけ、満たしておかなければならないことがあります。それは、いわゆる、"社会性"というやつです。これに関しては、当然ダイソン氏も、あのエジソンも満たしていたことと思います。そうして、あのスティーブ・ジョブスもそうでしょう。彼らも、"社会性"というやつが、あったから、あのような素晴らしいことを成し遂げたのだと思います。(写真上は、エジソン、下は、スティーブ・ジョブズ)


    もし、社会性が低ければ、かれらは、あのような偉業を達成することはできなかったでしょうし、さらに、社会性の低い人がが、ダイソン氏やエジソンのように、失敗に失敗を重ねたらとしたら、それこそ、惨憺たる結果を招くと思います。


    そうして、無論、ダイソン社の開発の人々も、社会性が低いということはないでしょう。あまり、高くない人もいるかもしれません。社会性がかなり低いという人は、いないと思います。これは、断言できます。そうして、ダイソン社も、他の部署には、多少社会性が低い人をまわしても、開発には、全く低い人を回すようなことはしていないと思います。

    このような条件を満たす人、あるいは、満たす会社が、はじめて、ダイソン氏の語っている、繰り返し失敗ということを許されるのです。そうして、ダイソン社の開発をしている人々も、おそらく、その条件は、クリアした人々でしょう。ちなみに、あの電話という当時としては、画期的な発明をしたグラハム・ベルは、事業家としては、失敗して、その後を聾者の救済ということに捧げました。これに関しては、私自身は、ベル氏は、他の成功者と比較すると、社会性があまり高くはなかったことが背景にあるのではないかと思っています。それから、エジソンは確かに大発明家であるには、違いありませんが、彼も、事業家としては、思いのほか成功していません。これも、背景には社会性があるのだと思います。

    ただし、社会性とは、いってもかなり茫漠としています。ただ、社会性とは、いっても、つきあいの多いと人々が、社会性が高いとか、KYでない人が、社会性が高いとする人もいるかもしれません。そのため、以下にまた、マインドマップで、その定義のようなものを掲載しておきます。

    このマインドマップ、このブログでも過去に紹介したように、「なたもだ」でまとめてあります。これは、「なぜ」、「たとえば」、「もし」、「だから」の頭文字であり、論文など書くときに非常に役にたつものです。これに関しては、以前このブログに掲載したことがあります。それか、マップは、今回は、以前ブログにも書いたように、縦長にしてみました。クリックすれば、大きな画面でごらんいただけます。
    さて、マップだけだと理解しにくいところもあると思いますので、多少説明を加えます。社会性といっても、範囲をはじめ、いろいろあります。まずは、近い社会があります。これは、本当に身の回りの社会のことをいいます。それから、遠い社会があります。これは、世界とか、日本とか、身の回りからは、かなり遠い社会という意味です。そうして、これらの社会の丁度真ん中くらいの、中の社会があります。

    そうして、中の社会が、最も重要だということです。この社会に対して、関心があり、興味があり、対策を考え、対策を打つことにより、私たちは、はじて実務家になる得るということです。そりゃそうです。遠い社会のことばかり考えていては、ただの、夢想家、夢見る人にすぎないわけです。近い社会ばかり考えているような人は、その日暮らしで、大きな流れが見えなくなります。だからこそ、この中くらいの社会に対して感受性が高いとか、その単位でものを考えて実行する人が社会性が高いということになります。

    これに関しては、下の写真の書籍『"かかわり"の知能指数 Social Quotient』の、巻末についている、SQのセルフチェック用紙がはいっていたので、それを用いてうちの会社の人をチェックしてみたところ、その設計思想(書籍には、そこまでは掲載していなかった)を良く理解することができたので、それを私なりにまとめたものです。マインドマップを見て、良く理解できないとか、質問があるかたは、是非コメントをお寄せください。また、SQは、社会性を図る尺度として、十分機能するものであることが理解できました。


    それと、マップの中の、「マクドナルドのコーヒー、コンビニのコーヒー」とは、マックでプレミアム・ローストコーヒーを2008年に導入して以来、コーヒーもマックの主力商品となっていること、これについで、コンビニでも、いわゆる、いれたてコーヒーを販売するようになったことを示しています。これは、中くらいの社会、要するに、マックのある地域の顧客など注目したからこそ、このようなことができたというケーススタディーとして掲載したものです。なお、このケーススタディーは、このブログに過去に掲載したものです。詳細をお知りになりたいかたは、そちらをご覧になってください。


    さて、社会性について、述べてきましたが、最初に述べたようにやはり、社会性が欠如する人が、失敗しても、それは、ただの無駄になってしまう確率が高いと思います。逆に、社会性がある程度以上ある人は、失敗を糧としながら、挑戦し続け、最後には、成功を収めるのだと思います。まあ、クリエーターは、社会性が高くないとなれないとまではいえないまでも、社会性が低くては、なれないでしょう。それに、社会性が低い人は、いくら頭が良くても社会では、なかなか成功できないことでしょう。

    特に、イノベーションともなれば、社会性の低い人は、技術やアイディアにばかり、目が向いてしまい、肝心要の、イノベーションとは、社会の変化に対応したり、社会変革そのものをおこさない限り、最終的に成功はしないということを理解できずに、失敗を繰り返すこととなることでしょう。イノベーションに関わる失敗のほとんどは、これが原因だと思います。


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    2012年4月3日火曜日

    Facebookタイムラインを活用したコミュニケーション活性化事例まとめ−【私の論評】社史はFBでこうつくれ!?

    Facebookタイムラインを活用したコミュニケーション活性化事例まとめ:


    0402_societa01
     

    3月30日を迎え、Facebook社のアナウンス通りすべてのFacebookページが正式にタイムライン化されました。


    しかし、ひとまずカバー写真のみ設定したくらいで、タイムラインそのものの有効利用の手段を確立できていない企業も多いかと思います。そんななか、既にいくつかの企業がその企業ならではのタイムラインを活用したコミュニケーション活性化事例を展開しています。 


    Spotify

    0402_societa02
     

    Spotifyが展開するのは、タイムラインを利用して西暦1000年からの音楽の歴史を振り返るというもの。

    (一時期話題になったFacebookタイムラインが1800年までしか遡れないという仕様は修正されたようです。)


    注目すべきは、普通なら企業のタイムラインがその企業の歴史のみを記録しているのに対して、Spotifyのタイムラインでは音楽そのものの歴史を記録しているところです。

     
    ホワイトハウス

    0402_societa03
     

    公的な機関であるホワイトハウスもしっかりとタイムラインに対応しています。1789年の設立からその歴史を記録していっています。


    オバマ大統領のFacebookページも一ヶ月ほど前にタイムライン対応していることからも、Facebookがアメリカでいかに影響力を持っているサービスかということが伺えますね。今の日本ではちょっと考えられないことです。


    またオバマ大統領は今話題のPinterestの活用にも乗り出しましています。ソーシャルメディアの影響力を認識してどんどん活用していく姿勢には感心させられます。


    ファンタ

    0402_societa04

     

    少し前から話題になっていたアメリカのファンタのタイムライン。


    時間を遡ることができるタイムラインの特性とカバー写真を活用してユーザー参加型の仕組みを提供しています。


    カバー写真に欠けているキャラクターを過去のタイムラインの中から探し出し、現在に連れ戻してあげるという仕掛け。「現在に連れ戻すにはみんなのいいね!が必要です」などユーザーが参加することによってカバーやタイムラインが変化するという仕組みは、双方向のコミュニケーションを形成していく上で大変参考になるでしょう。

     
    考察

    Facebookページがタイムライン化したことによって、これまで主流であったウェルカムページタブや診断コンテンツに代表されるFacebookアプリを活用したものよりも、よりユーザーとのコミュニケーションを重視する方向へと動いていると言えます。そのなかでタイムラインという新たな仕組みを活かして、これまで以上にファンとのコミュニケーションを活性化させていくかを考えていかなければなりません。


    また、まだまだ始まったばかりの企業のタイムライン活用に関しては、これからユニークな事例がどんどん増えていくでしょう。


    国内のカバー写真事例をまとめたものを見る限りではカバーだけでも海外のものとは違った色を見せていると言えます。個人的に海外とは違った日本ならではのユニークなタイムラインの活用法がたくさんでてくるのではと、期待を持っています。


    [Spotify Facebookページvia THE VERGE]

    [WhiteHouse Facebookページ via THE VERGE]

    [Fanta Facebookページ]

    [Photo by http://www.flickr.com/photos/dylan20/]


    Social Media Account Planners

    江川昂志(@social_ouji

     

    【私の論評】社史はFBでこうつくれ!?

    さて、以前も、facebookが、Timelineになるという記事がInfobahnに掲載されていました。今回の記事は、Timeline化の実施が完了したことのお知らせととともに、これに対応した企業のFBの事例をまとめています。


    私は、前回のお知らせの記事の論評で、これは、社史を作成するのに、最適であることを述べました。いまでも、そう思っています。それに、上のspotifyの事例は、西暦1000年からの音楽の歴史を振り返るものですから、当然社史などもつくれるはずです。


    ただし、今回も社史の事例は存在せず、これは、少しがっかりしました。私は、いずれどこかの会社がかならず、社史をFBでつくるものと期待しています。書籍による、社史、歴史的資料として残すのには、良いですが、たいてい、分厚くて、重くて、どうしようもありません。多くの会社で、作成は、されているものの、ほとんど参照されていないというのが実情ではないでしょうか。


    私は、社史なるもの、いくつか実物をみたことがありますが、中小企業はともかく、大企業のものとなると、本当に、分厚くて、本当に読みたい部分を探すのも大変です。それに、紙ベースですから、あまり頻繁に更新されるものではないので、すっかり、時代から取り残されていて、あるには、ある程度のものになっているものも多いです。これじゃ歴史的資料というだけで、誰も参照しないと思います。それでは、本来の社史の意味がなくなると思います。(下の写真は、ある会社のサイトでの会社案内。FBでの社史は、このような単純なものではなく、はるかに高機能で、ユーザーコメントも可能になり、さらには、それ自他いがプロモーションツールになる)


    この記事で以前単に「社史」作成にも向いているくらいのことしか掲載していなかったので、本日は、FBでの、社史がどのうようなものになるのか、簡単に掲載してみます。


    今回は、マインド・マップを作成してみましたので、以下にそれを掲載します。以前、あるSNSで、マインドマップのコミュニティーを主催していたことがあります。コミュニティーメンバーも数百人にまでなったのですが、ある時点から私もサポートしてないので、開店休業状態になってしまっています。これだと、マインドマップを非常に書きやすいので、再開してみょうかな、なんて思ったりもしています。それにしても、マインドマップだと、複雑な概念でも、結構短時間で描けますから、これから、このブログでもマインドマップを多様してみようとも考えています。本日のマップは、横長ですが、縦長にすれば、もっと大きく表示できます。次に掲載するときは、縦長にしてみます。

    このマインドマップ、iPad用のアプリ"Simple mind+"で書いています。とても使いやすいです、これを使いはじめてから、最初は、なんでもマップ化してしまうマップ魔になってしまいました。詳細は、上の画像をドロップしていただければ、拡大画像でご覧になることができます。以下の四つの柱から構成されています。


    ◆未来を作って行く社史

    ◆シャしそのものをプロモーションツールとする

    ◆SNSの利用促進(これは、特に社内の促進を意図しています)

    ◆FBで作成のメリット・デメリット

    詳細は、マインドマップをご覧になってください。(下の写真は、ある会社のサイトでの会社案内の入り口画面。FBでの社史は、これにTimelineが付加されたようなものになるかもしれない)


    FBなら、おそらく、紙の出版よりも、かなり安くあがると思います。それに、従来の社史などと異なり、多くの人に実際に読んでもらえるでしようし、さらに、これ自体がプロモーションツールになります。


    これは、いいことづくめだと思うのですが、皆さんは、どう思われますか。こんなところに、こんな記事を掲載しているより、うちの会社あたりで、さっさと作ってみたほうがよいかもしれません。そうして、実物をご覧いただければ、その良さが理解しやすいのかもしれません。でも、作るのは大変そうです。でも、紙でつくるよりは、はるかに楽だと思います。

     

     

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    2012年4月2日月曜日

    枝野経産相が参院予算委「不規則発言」で退席−【私の論評】今日の短期的政治課題を単純明解にしてしまった、罪深い民主党は、攻めて責めて、徹底的に追い込もう!!

    枝野経産相が参院予算委「不規則発言」で退席:

     

     

    枝野幸男経産相は2日の参院予算委で、指名されていないにも関わらずに自席から不規則な発言を繰り返したとして、途中退席となった。

     

    【私の論評】今日の短期的政治課題を単純明解にしてしまった、罪深い民主党は、攻めて責めて、徹底的に追い込もう!!

    枝野といえば、いわゆる、過激派との関係が、取りざたされているとか、野党時代にも、数々の議事進行妨害を行ってきたことで有名です。たとえば、以下のような動画もあります。

     

    野党時代の枝野の悪行。
    枝野幸男激怒 原稿グチャグチャにして審議妨害 (2:38)

     

    どうしようもない奴です。それにしても、一番腹が立つのは、原発事故があったときに、デタラメ情報を出し続け、被害があたかも、小さいかのように発表し続け、結局あとから、かなり大掛かりな事故であることがわかったという事実です。

     

    にもかかわらず、野田政権では、経済産業省大臣に指名され、そうして、今日の愚挙です。それにしても、上の動画もおかしいです。おそらく、上の動画で、音が出なくなった部分がありますが、あれは、おそらく、かなり野党側の罵声が飛んだのだと思います。音が出たと思ったら、いきなり、議長の退席発言です。

     

    この音がでていなかったときの、やりとりの模様は、現場にいた、他の議員のツイートから明らかになています。以下に、それを掲載します。

    この前代未聞の退席劇、きちんと、前後関係も含めて、全部報道すべきだと思います。結局この動画の元は、NHKです。いくら中断したとしても、予算委員会会議場で実施されたものです。やはり、会議場外でのやりとりまで、写す必要はないですが、やはり、きちんと報道すべきだったでしょう。

     

    従来は、民主党を避難する内容をこのブログにもかなり掲載してきましたが、それも、何回も書くと、いい加減辟易としてきましたが、本日は、さすがに、こうした愚挙をみたこと、さらには、チャンネル桜で、以下のような、動画も掲載されていたので、多いに勇気づけられため、このような内容を掲載することにしました。

     

     

     

     

    この動画、『日本に、新しい潮流が生まれたか?』というタイトルで、全部で、三つの動画から構成されています。一つの動画の長さが、約一時間です。そのため、全部では、3時間にも及ぶものです。この番組、最近のテレビ報道などとは、異なり、最初から、最後まで、いっさい、省略していません。すべての人のすべての会話が省略されていません。

     

    チャンネル桜は、前から、しばしば、見させていただいているのですが、毎回毎回、言っては、悪いですが、60歳代の水島さん(動画の司会者)が一番若いくらいの高齢者ばかりがでていて、40歳代だとかなり若いくらいなので、何回も見ていると、気が滅入ってくることもありました。なぜなら、高齢者ということもあってか、多くの人たちが、過去の歴史などに基づく話ばかりします。私は、これを否定するわけではないのですが、こんなことばかり多いと、だんだん飽きてきます。やはり、現在を語る人、未来を語る人、もっとはっきり言ってしまえば、これからの未来に生きていく人々ももっと登場させるべきです。無論、高齢者が悪いと言っているわけではありません。

     

    ただし、今の世の中、いくら少子高齢化とは、いっても世の中すべてが、高齢者ばかりではありません。であれば、番組にでる人も、世の中にあわせて、もっと若い人たちも、だすべきと思います。しかし、今回、珍しく30代、20代ということで、斬新に感じられました。こういう機会をもっと増やしていただきたいと想います。

     

    民主党政権のていたらくから、今の政治・経済・社会の課題は、特に短期の政治課題はまことに残念ながら、専門家を必要としないほどに、誰でも理解できる、単純なものとなってしまいました。誰でも、きちんと、説明を受ければ、理解できるほどに、単純になってしまいました。簡単に言ってしまえば、政治では、まずは、何をさておいても、震災の復興です。経済では、デフレ克服です。社会では、雇用の確保です。そうして、これは、経済課題と密接に関わっています。この三点がきちんとできないということが、大きな問題です。そうして、この短期的課題を解消しないかぎり、何をやっても、単なるモグラたたきになるだけです。民主党は、永遠にモグラ叩きを繰り返すだけです。

     

    ここまで、短期政治課題が単純明解になってしまったのは、史上はじまって以来かもしれません。逆に政治課題が難しかった時代の例をあげます。それは、たとえば、バブル直後しばらく続いた不況の本質である、バランスシート不況です。これは、あの野村総合研究所の首席研究員リチャード・クー氏が、当時の不況がそれまでの不況とは、全くの性質が異なることを解明し、そう命名したものです。これは、大多数の企業が、不良債権処理に走り、それにばかり集中してしまい、銀行からお金を借りることをしなくなったため、設備投資などをしなくなったために、発生したものです。

     

    これを理解していなかった、あのノーベル経済学賞を受賞した、クルーグマン氏が、日本の経済回復のモタツキを厳しく批判していましたが、後にアメリカも一時バランスシート不況に近い状況に陥ったとき、それを理解し、自分の非を素直に認めていました。これに関しては、今回の本題からずれるので詳細は、他のサイトをご覧になってください。いずれにせよ、これに関しては一級の経済学者も、見過ごすほど、特異な現象だったということです。

     

    これに関して、クー氏は、当時の主だった政治家にその話をしてみたそうですが、当時その本質を理解した人は、麻生太郎氏、亀井静香氏、それにあの中曽根氏の三名だけだったそうです。私も、当時「バランスシート不況」について、クー氏の主張を聴いたことがありましたが、にわかには、理解できませんでした。その後も、頭では、わかったつもりでも、本当に理解するのには、1〜2年かかりました。実際そんなに難しいことではないのですが、それまでに例のない、特異な現象であったため、その本質は理解しにくいものでした。だからこそ、この時代には、若者も政治に関心を持つことができなかったのだと思います。しかし、あれから、ずいぶん時もたって、いまや経済の短期的課題はデフレの解消という誰にでも理解できる単純なことになりました。

     

    こうしたことも、マスコミは報道しません。この単純さ、西田議員など、かなり平易に説明しているので、下に、その代表的な動画を掲載します。

     

     

    西田議員といえば、参議院で、吠えまくっている人というイメージが強いのではないかと思いますが、どうして、政治家として、平易に現時点での政治課題など誰にでも、理解できるように語る能力に長けています。このような政治家、現在では、いそうでなかなかいません。結局、先ほども掲載したように、現在民主党のあまりにも低劣な政治運営能力のためか、現在の政治課題は、本当に、誰にでも理解できるように単純になってしまったにもかかわらず、西田議員のように、きちんと、物事を理解していないのだと思います。そうして、末端議員から、総理大臣に至るまで、目の前の政局にしか、関心がないのだと思います。だからこそ、震災の復興も遅れているのだと思います。そもそも、政治がなんたるかを理解していません。本当にに困ったものです。

     

    だから、この種の番組には、もっと若い人々も積極的に登場させるべきと思います。高齢者ばかりだと、やはり、政治は、若者に縁遠い、一般の人にも縁遠いものと受け取られかねません。それに、民主党の低劣な政治運営能力により、当面の政治課題が、あまりにも単純明解になった、今日、この種の番組も、それに対応する必要があると思います。無論、長期にわたる課題に関しては、専門家も必要です。だから、そこに、高齢者にでていただくという意味は、あります。しかし、いつもいつも、高齢者の専門家ということであれば、今日の時代に対応しているとはいえません。

     

    最近、反反日デモがかなりさかんに、行われるようになりました。そうして、こうした、若者が、政治活動として、デモも頻繁に行うようになっています。水島さんも、動画の中でも語っておられるように、このようなことは、実に二十数年ぶりのことだそうです。こんな特異な現象であるにもかかわらず、テレビは、ほとんど報道しません。まるで、無きが如しの扱いです。

     

    政治・経済・社会のことに、若者も関心を持ちはじめたということでしょうか?であれば、本当に喜ばしいことです。そうして、これがこのブログにもしばしば掲載する、ドラッカーの「すでに起こった未来」になれば、良いと思います。そうして、今の若者が、政治に関心を持ちはじめたのは、民主党の低劣な政治運営能力により、現在の政治課題が誰にでも、理解できるように、単純になってしまったことも関係していると思います。誰もが、複雑で理解できないものには、関心の持ちようがありません。今の若者、このような単純化してしまった政治の危うさ、脆さに気づき、相当の危機感を感じているのだと思います。だから、デモなどの実行動を起こす人も増えているのだと思います。

     

    さて、民主党に関しては、もう次の選挙では、惨敗することは目に見えています。おそらく、閣僚経験者であっても、議員にすらなれないという人が大勢でてくるに違いありません。若者を含む、多くの人々の地道な努力が、いずれ、民主党政権を瓦解させるのは、必定だと思います。マスコミも、一般の人も、もうすでに、ポスト民主党の時代のことを考えていかなくてはならないと思います。

     

    しかし、政治主導のもとに、まともな官僚からも、離反され、まともな政治ができない民主党、デフレ時期の増税という愚挙で、日本の経済を破壊する民主党、日本国解体法案で、日本の社会を破壊する民主党。こんな、愚かで馬鹿な政権に、政権を担わせ、その間に日本を少しでも破壊させるようなことは、一分一秒でも、はやくやめさせなければなりません。この目的のために、若者も含めて、皆で、攻めて、責めて、徹底的に追い込みましょう!!

     

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    政府有識者会議の議事録なし 秘密保全法案を提言ー【私の論評】民主党は、記録をとるということは、歴史を紡ぐという簡単な理屈を知らない!!

     

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    東京都人口は平成32年ピークに減少、港区のみ減少なし−【私の論評】自分の考えを時折ふりかえってみよう!!

    東京都人口は平成32年ピークに減少、港区のみ減少なし:




    東京都は、平成47年までの「東京都区市町村別人口の予測」の調査結果を発表し、総人口は平成32年がピークで人口は1335万人となった。市部、島しょなどはさらに減少時期が早くなる。


    【私の論評】自分の考えを時折ふりかえってみよう!!

    東京の少子化は、思ったほどではないです。やはり、他の地方からの転入が多いからだと思います。そうして、震災などの影響もあって、ここしばらくは、さらに転入が増えるのではないかと思います。だから、東京では、しばらくは少子化の影響からまぬがれると思います。地方からみると、ここだけは、羨ましいところです。北海道など、すでに、超少子化減少の先進地です。私が現在住んでいる函館市など、まだよいほうで、さらに地方にいくと、本当に高齢者ばかりで、子どもがほとんどいないです。(下の写真は、東京のマンモス小学校での運動会の様子)




    さて、それは、さておき、少子高齢化というと、ドラッカー氏は、20年程まえから警告していました。だからも私も、その頃、少子高齢化の話などしたことがあります。その頃は、マスコミでも、ほとんどそのようなことは、報道しておらず、私がそのような話をすると、「針穴棒大」といわれたこともあります。しかし、最近ではマスコミも報道しはじめるにおよび、私の言っていたのことも信じてもらえるようになりました。(写真下は、北海道新冠(ニイカップ)町の廃校となった、太陽小学校の最後の卒業式)


    そこで、本日は、少子化について、2005年当時どのように考えていたかを掲載し。その頃から現在にかけて、どのように考えが、変わったか、変わっていないかを掲載してみようと思います。私は、2005年当時、まだ、ブログは、書いてはいませんでしたが、SNSには投稿しており、その当時の投稿内容も残っていますので、それを下に引用します。

    ◆2005年の私の予想

    おそらく半年ほど前の政府予想では、2007年から人口減少が始まるとされていた記憶があるのですが、先日閣議決定された平成十七年版「少子化社会白書」では、来年にも人口減少が始まるとの見方が示されました。ところが川崎二郎厚労相は「今年は人口が減る年になりそうだ」と、白書の予想をも上回るスピードで人口減が進行していることを指摘しました。政府予想より早く人口減少・少子化が進むことは大方予想していましたが、とうとう本格的に「超少子化社会」が到来した模様です。


    (1)移民問題は…
    少子化が進行すれば労働力人口が減少するため、経済・産業を維持するために海外からの移民を受け入れて労働力を確保すべきだという主張が当然出てきます。個人的には、一定の移民を受け入れることは覚悟をしなければならないとは思いますが、移民に依存しすぎることはできないと思っています。しかも、「一定の移民」もそれほど多数にはならないでしょう。移民の受け入れは、日本の経済的な要求を満たすというより、国際社会からの政治的な要求に答える程度にしかならないように思います。
    移民を受け入れることは、現在のように外国人労働者を受け入れることとは意味合いが全く異なります。日本には移民を受け入れる体制が整っていません。そして、その体制を築くには、何十年もかかることが予想されます。移民受入が、日本経済復活の起爆剤になる可能性は低そうです。何十年もかかる長期戦になるのならば、まず最初に子どもを増加させるための方策を戦略的に考えることの方が優先されるべきであり、はるかに意義があることだと思います。

    (2)子どもを増やすためには?
    子どもを生まない理由は(身体的、生理的な要因を除いて)大きく二つあると考えられます。一つは、子育てをすることが経済的に厳しい、仕事との兼ね合いを考慮すると子育てが困難であるといった消極的な理由であり、もう一つは自分のライフスタイルを優先するために子どもをつくらないという積極的な理由です。

    前者に対しては、政府、自治体、地域が一体となった支援サービスを行うことが有効であり、実際に各種の支援策が実施、検討されているところです。今後の課題は、ばらばらになっている各種支援策を一貫した支援へと構築し、利用者の認知度と利便性を高めることでしょう。

    一方、後者に対する解決策は難題です。後者を理由にする人が増加すれば、事態はかなり深刻になります。人は国家の現在のみでなく、国家の将来に対しても責任を有しており、子どもをもうけることによってその基盤を築くことが重要な責務である、と言って説得することができるならば簡単なのですが、責任論を振りかざして子育てを強要するような真似が正当化されるとも思えません。後者の理由に対してはどのように向き合えば良いのか、私は解りません。

    (3)高齢者に引退はなくなった

    少子化は高齢者を支える人口の減少を意味します。10年ほど前であれば、「現在は1人の高齢者を4人の若者で支えているが、将来は2人の若者で支えなければならない」という説明がイラストつきで紹介されたものですが、今となってはそれは絵空事ではなく現実です。もっとも、高齢者が社会保障に全面的に依存するのにも限界があります。子どもが増え、人口が増えればいいのですが、実現するとしてもかなり先のことになりそうです。

    高齢者が生きがいや第二の人生を求めて退職後も働き続けることが、「頑張る高齢者」の理想的な姿として報道で大きく取り上げられますが、何十年後にはこれが当然のことになると思われます。しかも、自己実現のためといった聞こえのいい理由ではなく、もっと差し迫った理由、つまり社会保障だけでは賄い切れない生活費を稼ぐためという現実的な理由で働くようになります。少子高齢社会は、高齢者に引退がなくなる社会の到来をも意味しているようです。高齢者、あるいは数十年後に高齢者となる人たちは、働き続けることができるように自己をマネジメントする必要がありそうです。

    ◆今の私の考え

    さて、当時は、自民党政権の時代で、政権交代に関してはまだ、大方の人が、起こるとは思っていなかったと思います。それから、実際に人口が減少しはじめたのは、2007年からです。それから、出生率は、2005年から、2010年までは、何とあがっています。よく、民主党政権になってから、こども手当がでて、間違いなく出生率をあげているという珍説をのたまう人がいますが、これは、全くの間違いです。なにせ、多少でこぼこがあるものの、出生率は、2005年からあがっているのです。そのグラフを下に掲載します。


    ただし、傾向がまだ続くかどうかはわかりませんし、さらに、多少出生率が増えたからといって、出生率が2で現状を維持できるのであり、これから、少子化になるのは、確実です。

    こんなデータを踏まえつつ2005年の私の予想を振り返るとともに、現在の私の考えを述べます。

    (1)移民問題
    移民問題に関しては、ほぼ私の予測通りだと思います。実際ほとんど受け入れていません。

    (2)子どもを増やすためには
    2005年当時、私は、あまりに長い間デフレが続いていたので、あまり認識していなかったのですが、ご存知のようにその後もデフレは深化していきました。要するに、さらに景気が悪くなったわけです。そうして、麻生政権時にいっとき大規模な、財政出動を行って、景気がよくなりかけてた時期があります。そのときには、出生率がいっときさがって、いました。ここで、思い出すのは、世界的には、一人あたりのGDPが低いと、出生率が高くなる傾向があるということです。やはり、不景気なれば、出生率は逆にあがるのかもしれません。昔から貧乏人の子沢山といわれていましたから、景気を悪くするというのも、子どもを増やすということにつながるのかもしれません。
    そうなると、最近野田政権が、増税を目論んでいますが、デフレ期に増税すると、確実にデフレスパイラルにおちこみ、景気が悪くなり、さらに、デフレスパイラル落ち込むのは、必定ですから、そうなると、出生率は増えるかもしれません。それで、徹底的に景気がおちこみ、一人当たりGDPが落ち込めば、かなり出生率が増え、これからも、日銀や、政府が徹底的にデフレ政策をうち続けば、完璧におちこみ、さらに出生率があがるかもしれません。さて、これは、どうなるのか、興味のつきないところです。ここしばらく、増税しなければ、復興などで、どうしても、普段よりは、お金が市中にでまわるため、景気はよくなります。増税すれば、出生率があがり、いずれ、人口増となり、内需が増えます。こう考えると、景気が悪くなることも、一概には、悪くはないのかもしれません。
    しかし、私として、やはり、景気は良くしておいて、子ども増やす対策をいろいろ打ったほうが、良いように思います。あるいは、出生率が低くなっても、さらに、発展していける、体制を築いたほうが、良いと思います。そうして、アメリカなど、出生率が比較的高い国ですら、全人口の就労人口の1/5以下でも十分やっていけるのに、日本は、まだその水準に達していません。だから、できる余地は、まだまだあります。その体制を築くことができたら、今は、フランスなど一部をのぞき先進国や、新興国では、少子化が顕著ですから、日本は、少子化という新しい社会のトップランナーになれるかもしれません。

    事実、少子化がかなり進んでいる、北海道には、これに対応している企業が増えてきました。たとば、北海道でコンビニといえば、セイコーマートといわれるほど、北海道内では、数も多く、先進的な試みを次々行っている会社があります。このコンビニ本当に、過疎地にも多く立地して、それでも、業績をあげています。本日は、本題からそれるので詳細は、掲載しませんが、興味のあるかた、是非他のサイトなどにあたってみてください。(下は、真冬のセイコーマートの写真)



    (3)高齢者に引退はなくなった
    これに関しては、外れたようです。アメリカでは、すでに、1970年代に定年は、70歳と定められました。ただし、州によってことなるところがあり、確か1978年にカリフォルニア州が、70歳と定め、それで、アメリカ全州で70歳となました。その後、いろいろ、調べてみましが、州によっては、定年そのものがないという州もあります。ただし、法律でそう決まっているというわけですから、すべての人が70歳あるいは、それ以上まで、務めるというわけではありません。アメリカにも日本とは、ずいぶん制度が異なりはしますが、年金制度があり、その平均受給開始時の年齢を調べてみたところ、平均は65歳でした。
    実際、私の知っているアメリカの知人は、毎年、メールで、来年こそは、リタイヤするとして、リタイヤしたら、日本で長旅をするという内容を送ってきたにも、かかわらず、また、次の年も働いていて、来年こそはと、メールを送ってきました。そんなことが、6年くらい続き、ようやっと本当にリタイヤしました。そのときは、70歳を少し超えていました。



    日本の場合、特に大企業の場合、定年というと、65歳なら65歳と決まっていて、ほとんどの人がその日まで、勤めて、その日が来ると全員が辞めるという形式が多いですが、アメリカは、全く違い本人が決めるようです。本人が、70歳まで勤めたいというのなら、勤められるし、早く辞めたいなら、辞めて、年金を受け取るという具合で、本人の意志に任せるというのが実態のようです。70歳定年は当たり前になり、今では、そもそも、定年をもうけていない州まででてきています。


    これも、アメリカの場合、職務給のところが、多いし、さらに、労働の流動性も確保されていことから、可能なのだと思います。職務給というのは、たとえば、バスの運転手として雇用ということであれば、バス運転手という職務で雇用しているのですから、何十年働いても、バスの運転手です。何年勤めたから、能力があるからといって、バス会社の経営者になれるわけではありません。経営職なら、経営職というその職務について、その職務に対して給料をもらっているということです。日本のように、最初は現場からなどということは、ありません、最初から経営職ということになります。
    それに、アメリカでも、職務給がほとんどであるということもあり、職務記述書といって、個々の職務に関しては、かなり厳密に正確に記述されているのが普通です。だから、職務遂行能力があるかいなかは、かなり厳密に調べることができます。ですから、高齢者であっても、職務遂行能力のあるなしはかなり容易に判定できます。また、この記述書にもとづき、職務遂行能力がないと判定されてしまえば、年齢が低い高いにかかわらず、退職しなければならないことはいうまでもありません。
    それに、そもそも、アメリカというより世界には、新卒という考えはありません。必要になったら、雇うということで、日本のように、4月にまとめて、新卒を大量雇用するなどという考えはありません。こんな雇用環境があるからこそ、所定の仕事が所定通りできる限り高齢者に強制引退は、実質的にないということも可能なのです。しかし、こういう社会では、本当の意味での、リストラもあるということも忘れてはならないと思います。
    また、アメリカでは、面接のときの履歴書に、年齢、性別、人種など書く欄がありません。これで、区別してはならないということも、意外と知られていないことです。しかし、このような社会では、不景気になると、いわゆる、経験も能力もない、いわゆる新卒の若者が割を食う社会でもあります。
    日本ては、まずは、デフレであり、若者ですら、就職口を見つけることが困難ということと、さらには、雇用環境が全くの異なることから、なかなか、アメリカのようにすることは、難しいと思います。しかし、これも、いずれ何とかしかなければ、日本社会も、行き詰まって行くことでしょう。これに関しても、これから、追跡していき、何か変化があれば、掲載します。

    さて、2005年当時の私の少子化に関する考えと、今日のそれを比較してみました。このような比較をすることにより、自らの考えを良く整理できると思います。みなさんも、是非このようなこと、たまに実行してみてはいかがでしょうか。また、新しい発見などがあり、ためになると思います。


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    2012年4月1日日曜日

    睡眠効率99.9%も夢じゃない! 考えグセを断ち切る禅の教えと最新ツールで、眠りの悩みを解消!−【私の論評】iPadで読書しながら、音楽を聴くのが一番効果がある?

    睡眠効率99.9%も夢じゃない! 考えグセを断ち切る禅の教えと最新ツールで、眠りの悩みを解消!:


    「熟睡できない」「寝覚めが悪い」といった、働く女性が抱える眠りの悩み。じつはちょっとした意識で“考えグセ”を直せば、解決できるかも! そんな興味深いお話が聞けたのが、先日東京・渋谷のFabCafeで開
    続きを読む(マイスピより)

    【私の論評】iPadで読書しながら、音楽を聴くのが一番効果がある?

    睡眠に関する詳細は私は専門家でもないので、上の記事を読んでいただくものとして、これに関して私の経験を掲載してみます。


    上の記事で、特に興味を持ったのは、以下の部分です。

    「自宅のドアを開けたら仕事のことを忘れる、ベッドに入る前は静かな音楽を聞いたり本を読んだりしてリラックスすることが大切です。すると、脳内から幸福感をもたらすセロトニンという物質が分泌され、心と体が落ち着いて寝付きがよくなります」

    私自身は、深い睡眠をとっているかどうかは、わかりませんが、昔から眠れないということはほとんどありません。どうしても、寝付けないときには、本を読むようにしています。そうすると、何時の間にか眠くなって寝てしまうのがほとんどでした。


    だから、上の引用文の内容は、正しいと思います。それから、最近ですが、眠る少し前には、iPadを使うようにしています。

    どのように使っているかというと、眠る小一時間くらい前に、まずは、iPadでVimeoなどの動画をみます。動画の種類としては、あまり刺激の強いものではなく、美しいい風景のものとか、宇宙の美しい動画です。これは、言葉よりも、実物をごらんいただくほうが良いと思いますので、下にその動画を貼り付けておきます。



    これを見て、気分が落ち着いてきたころに、今度は、音楽を聴きます。音楽も、あまり刺激の強いものは避けて、静かなものを聴きます。最近は、モーツァルトの音楽が多いです。

    次に、iPadで、音楽を聴きながら、kIndleの電子書籍を読みます。この時点では、すでにベッドに入っています。電気も消してしまいます。電気を消しても、iPadでなら、書籍を読むことができます。少し眠気がさしてきたら、今度は、音楽をとめます。音楽をとめて、読書に集中するようにしています。そうすると、どんどん眠くなってきます。そうなると、iPadを枕元において、寝てしまいます。そうすると、もう、ぐっすり朝まで寝てしまいます。

    そうして、ここで、iPadを用いることの、良さがあります。その良さとは、パソコンなどと違い、電源を落とす必要がないからです、枕元においておけば、そのまま、スリープしてしまうので、何も気にする必要もありません。これが、良いところだと思います。それに、電灯を消したままでも、読めるというところが、これも良いところだと思います。書籍だと電灯をつけないと読めません、とすると、電灯を消すということをしなければなりません。これが、結構面倒だったりします。


    電子書籍の内容としては、これも、あまり刺激の強いものではなく、なんというか、自分の価値観にあった書籍を読みます。たとえば、ドラッカーの書籍など、自分の価値観にあったものを意図的に選びます。最近では、このブログでも、紹介したことのある"Spend Shift"を読んでいます。

    これは、最近は完璧に習慣になっているので、これをやるとだいたいかなりぐっすり眠ることができます。

    以前は、テレビを見た直後に寝たりしていましたが、これは、あまり良くないです。何かの記事で、眠る直前の動画は良くないということがいわれていましたが、まさにそうだと思います。それから、寝酒ということがいわけていますが、これも良くないと思います。全く飲まないか、飲んだにしても、少しでしょう。間違っても、酔っ払うまでは、飲まないほうが良いです。


    またものの本によると、寝付きの悪い人は、毎晩寝る直前に同じような行動をして、習慣化して、一の儀式のようにしてしまうと良いということも書かれていました。要するにある夜は、テレビを見た直後に寝て、またあるときは、読書をした直後に寝るといのではなく、眠る直前は同じようにするということです。

    私の場合、寝る直前にIPadで音楽を聴きながら、読書をするということで、眠れないということはないのですが、眠りの深さは、どうなのかわかりません。これに関しては、iPhoneで睡眠を記録するアプリが各種あるようなので、今度試してみようと思っています。エスエス製薬から無料のアプリ、『ぐっすりニャー/睡眠記録』というので、まずは、試してみようと思います。Android版も似たようものもあります。今度試してみたら、ブログに掲載します。



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    2012年3月31日土曜日

    恥をかかずにレストランでワインを注文する6つのコツ: −【私の論評】ワインとチーズのマリアージュについても是非知っておこう!!

    恥をかかずにレストランでワインを注文する6つのコツ:


    ワインは堅苦しく難しいものだと思われがちです。しかし、実はそんなことはありません。もちろん料理の種類ごとにあう香りというものはありますが、どのみち人の味覚は一人一人で異なるのであり、ただそのときの食事にあったワインを注文するコツを知っていればいいのです。 これは思っているより簡単です。米Lifehackerではワインの専門家を呼んでワイン選びのコツを教えてもらっているので、ぜひ参考にしてください。  
    この記事の続きは Lifehackerで!!



    【私の論評】ワインとチーズのマリアージュについても是非知っておこう!!



    このブログ、古くから購読せれている皆さんは、ご存知だと思いますか、実はうちの会社では、以前"リストランテ・ル・ブォン"という名称のレストランを運営していたことがあります。このブログは、このレストランを意識したからこそ、"Funny Restarant"と名付けました。しかし、これは、2008年にクローズしました。


    会社でレストランを運営していたので、やはり、勉強になったことはいくつもあります。このなかで、一番得したと思ったのは、"ワインとチーズのマリアージュ"を知ることができたことです。これに関してはただ知識で知ったというより、体感したと言っても良いと思います。ワインは、食文化でもありますので、知識で知るというより、体感するのが、最も良いことだと思います。

    上記の記事では、恥をかかない"ワイン選び"のことが掲載されていましたが、これに関しては、本当に上の記事のアドバイス適切なので、私自身が付け加えことなどありません。ですから、詳細は、上記の記事をご覧になっていください。


    それに付け加えて、マリアージュのことを知っていれば、かなりワインに親近感がわきますし、何よりも、レストランでのお食事どきにかなり話題を盛り上げこともできます。それに、上の記事に限らず、他のサイトなどでも、このことにほとんど触れられていないので、是非皆さんに知っていただきたいとの想いで掲載させていただきます。

    それと、本日は東京にもある、"Hooters"というレストランの写真等を掲載させていただきます。まあ、Hootersの場合は、さほどワインの選び方など、関係ないと思います。そんなことより、ここでは、ウエートレスさんたちに注目すべきです!!それにしても、これらのことは、知ってい恥をかかないどころか、食生活を豊にしてくれると思います。


    さて、"ワインとチーズのマリアージュ"の"マリアージュ"とは、フランス語で結婚の意味です。これは、簡単にいえば、ワインとチーズは両方とも発酵させたものであり、非常に相性が良いということです。これだけでは、あまりに素っ気がないので、下に以前掲載した内容をコピペしておきます。

    最近はあまり見ませんが、「芸能人格付けチェック」のクイズで二つのうちどちらが高いワインかを芸能人にあてさせるゲームがありました。ぜんぜん当たらない芸能人もいましたね。外れる芸能人がよくいう台詞が「こっちの方が飲みやすいし美味しく感じたから」というものです。

    こうした芸能人の人たちは、本当に味のわからない愚かな人たちなのでしょうか?私は一部にはそういう人もいるかもしれませんが、大部分はそうではないと考えています。外れた人の大部分が「こちらのほうが飲みやすいし、おいしいと思った」というのは正直な意見だと思います。

    高い赤ワインにはタンニン(お茶の渋みの成分と同じ)ものが多く含まれていて、苦味が強かったりして、そのまま飲むと苦くて美味しくなく感じる場合もあります。高い白ワインは酸味が強烈だったりします。低価格帯のワインは苦味や酸味が少なく、えてしてワイン単体で飲むと飲みやすく美味しく感じます。

    少し乱暴ですが、単体で清涼飲料水のように飲むなら、えてして安いワインの方が飲みやすく美味しく感じます。だからこそ、先の高いワインを当てられない芸能人の意見は正しく正直だと思います。

    では、苦くてすっぱいワインになぜ、高い価値があるのでしょうか?これに関してはおそらく「チーズとワインのマリアージュを体験された」方には、よくお分かっていらっしゃると思います。

    「チーズとワインのマリアージュ」とはこれらの「相性」の良さを示しています。チーズとワインはともに発酵食品で昔から相性が良いとされています。相性の良さについて、説明するのは困難ですが、結局 両者を単独でいただくよりも一緒にいただいたほうがはるかに美味しいということです。

    試みに、ワインだけ飲んだ後で、ナチュラルチーズを一口食べてから、ワインを飲んで見てください。特にタンニンの多い赤ワインや酸味の強いドイツワインの場合、その味の変貌ぶりに驚かれると思います。

    人によっても感じ方は違うのでしょうが、私の場合はとてもなめらかになりフルーティーで奥行きが深くなったように感じられます。この味の変化はやはり、価格帯の低いワインよりも、価格帯の高めのワインのほうがはっきりします。ビールなどでもこの変化は感じられますが、やはりタンニンや酸味のきついワインで顕著に感じられます。価格帯の低いワインの場合は多少感じられますが、さほどではありません。私は、この味わい、奥行きの深さを知ったときに初めて価値の高いワインの意味が判ったような気がしました。

    よく、料理に合うワインなどといわれますが、これと同じ理屈だと思います。

    注)上記でいうチーズとは無論ナチュラル・チーズのことです。プロセスチーズではありません。プロセスチーズは製造中に発酵をとめてしまうもので、上記のような効果はあまり期待できません。

    みなさんは、どう感じられましたか?前らか知っていた人は別にして、今回始めて知った方は、さっそく試してみてはいかがでしょうか? いわゆるお勉強ではなく、実際に体験してみてわかったときの喜びは格別です。私の場合は、ほんのわずかですが、自分の世界が広がったような気がしました。

    チーズとワインの組み合わせというと、どのチーズどのワインということになると思いますが、最初はあまり気にする必要はないと思います。ナチュラルチーズの中で自分の好きなもので試してみると良いと思います。ただし、ナチュラルチーズでもデザート系のものは合いません。通常のものでお試しください。

    私自身は、あまりチーズの銘柄には、こだわりません。とにかく、プロセスチーズではない、ナチュラル・チーズがあれば、ワインを求め、逆にワインがあれば、ナチュラル・チーズを求めるという感じで、かなり適当な組み合わせで十分満足しています。それでも、チーズとワインが両方そろえば、ワインだけとか、チーズだけというよりはるかに良いです。最低この二つがあれば、料理など普通であっても、本当にフルーティーで、芳醇ともいえる味を味わうことができます。


    このマリアージュに関しては、書籍はおろか、テレビなどでもあまり報道されません。本当に不思議です。いわゆる、グルメを自称する人たちでも、知らない人がいたりして、結構驚かされることがあります。そんな人に会うと、この人は、本当に食通なのかと疑ってしまうときがあります。ただ、高いワインンや、料理を食べているので、とにかく、美味しいと思い込んでいるだけではないかと思ってしまったりします。レストランなんかで、友人や、彼女、彼にこの話を聴かせて、実際にワインとチーズを注文して、その場でこのマリアージュなど体験させてあげると、かなり大盛りあがりになること、請け合いです。




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    2012年3月29日木曜日

    忙しさを可視化する「プロジェクト横断機能」などが追加! 「ブラビオ・プロジェクト」がバージョンアップ−【私の論評】iPadなどのモバイルで、これを使うとものすごく効率的なのだが?!

    忙しさを可視化する「プロジェクト横断機能」などが追加! 「ブラビオ・プロジェクト」がバージョンアップ


    以前ライフハッカーでも紹介したガントチャートでプロジェクト管理できる「ブラビオ・プロジェクト」が、このほどバージョンアップ。5人以下のグループならずっと無料で使える、というおサイフにやさしい特長はそのままに、20以上の機能が追加されました。(上画像は、ブラビオ・プロジェクトの画面、クリックくすると拡大します)

    【私の論評】iPadなどのモバイルで、これを使うとものすごく効率的なのだが?!



    詳細は、上記の記事をみていただくものとして、今回の改定の主なところを以下に掲載します。それと、本日は、いろいろなプロジェクト・チーム等の写真を掲載します。

    『プロジェクト横断ビュー』
    『タスクリンク』
    『マイルストーン』
    『達成率の実装』
    『ツールバーの搭載』
    『CSVファイルの入出力』、『エクセルファイルへの出力』への対応(β機能)

    以上を柱に、細部を含めると、20もの機能が付加されたということです。


    このサービス、以前もチェックしてみましたが、素晴らしいの一言でした。そうして、横断ビューとか、マイルストーンは、是非とも加えて欲しいと思っていましたが、今回の改定で、それらは付加されるたことは、無論のこと、それ以上の機能がふんだんに付加されました。

    5人までなら無料で使えるということなので、大企業でも、いわゆる係、中小でも、課単位なら十分使えます。自営業なら、これで十分です。また、有料版は、ジョイントベンチャーをするようなゼネコンなどはネットワーク管理などが必要ですが、それ以外であれば、どの業界でも十分に使えるものと思います。

    私もこれを、無料版で使用しています。今は、個人でカレンダー風に利用しているだけですが、それでも、なかなか使えます。私の場合は、iPadで使用していますが、これはなかなか良いです。

    実際iPadで使用してみて、最近なぜ、企業がiPadを導入したがるのか良く理解できました。このようなガントチャートなど、従来は、パソコンのファイルに格納されていたと思います。これだと、パソコンの画面をみないと、チャートを閲覧できません。そうすると、かなり不便です。iPadだと、これをいつも携行すれば、外出先であろうと、出張先であろうと、会議中だろうと、いつでも閲覧したいときに、閲覧できます。

    そんなものは、印刷してしまえば良いではないかと思われる方もいらっしゃると思いますが、私のように一人でカレンダー的に使っているのなら、それも可能ですが、普通のプロジェクトでは、少なくも、数人多ければ、数十人はかかわるわけで、これだけ多人数のものを印刷してすべて持ち歩くなどということは、不可能です。まして、今回の改定にあった、負荷状況や、空き状況を俯瞰するようなことは、紙ベースではほとんど不可能です。

    私は、残念ながら、一人で使っていて、大人数で使ったことはないのですが、それにしても実際に使っていると、これをIPadで使うことのメリットは、十分想像できます。これは、紙ベースのものは、無論のこと、パソコンベースのものより、はるかに使い勝手が良いと思います。プロジェクトにかかわる人がすべて、iPadにブラビオ・プロジェクトをいれておいて、全員が同じものをみて、同期、共有をしているということは、凄いことだと思います。




    会議のときにも、全員で同じものをみて、たとえば、空き状況などみて、プロジェクトを前倒しするとか、組み直すということがかなり柔軟にその場で、すぐにできます。さらに、出張などで、会議に出られなかった人も、同期しているので、すぐにその変更をリアルタイムで知ることができます。

    従来、紙で書いたガントチャートや、パソコンに入れたものでは、できないことです。パソコンに入れたものでも、実際に運用する場合は、紙ベースでということが多かったと思います。そうなると、何か変更といっても、変更自体がかなり手間がかかるので、変更もしないで、進めていて、いつの間にか、有名無実になり、マイルストーンもまもれず、最終期限を守るために、残業・徹夜の連続になるということが多かったのではないかと思います。このようなことを防ぎ、より柔軟な管理・調整をするためにも、現在多くの米企業でiPadを導入しているのだと思います。


    それから、ガントチャートが描けるアプリなど、App Storeや、Google Placeなどで探してみましたが、「ブラビオ・プロジェクト」に匹敵するような、同期、共有機能など含む高機能なものはありませんでした。これは、先日もこのブログに掲載したように、App Store、Google Placeなどの、課金体制が、月額課金などに対応していないためだと思います。

    このような高機能な、サービスでは、一度の課金ということになれば、かなり割高にしなければならなくなります。そうなると、ほとんど売れなくなることになります。かといって、低価格で販売すれば、その後のクラウドの運営が困難になり、ユーザーに末長くサービスを提供できなくなります。だからこそ、「ブラビア・プロジェクト」は、App Storeではなく、iPadに最適化した上で、Web上で提供し、課金も開発会社が、独自で月額課金するという形にしているのだと思います。

    先日は、Googleが、月額課金を導入することをこのブログに掲載しました。そうすることにより、Googleは、Google Playで、高機能なクラウドを用いた、Appも提供できるようになると掲載しました。こうなれば、「ブラビオ・プロジェクト」に匹敵するサービスが、Appとして提供されるようになると思います。そうして、他にも高機能なAppが多数提供されるようになれば、Apple側も、月額課金に踏切り、同じようなサービスを提供するようになると思います。


    このようなことを通じて、企業ユースでも、かなり使いやすくなると思います。そうして、企業の業務の効率化が図られるようになると思います。しかし、そんなときに、水をさすようで悪いのですが、以下のドラッカー言葉を忘れないようにしたいものです。

    「成果をあげるには、自らの果たすべき貢献を考えなければならない。手元の仕事から顔を上げ目標に目を向ける。組織の成果に影響を与える貢献は何かを問う。そして責任を中心に据える」


    いくらすぐれた、ツールを用いたとしても、ツールはツールにすぎないわけであって、プロジェクト・チームの全員が成果をあげるために、自らの果たすべき貢献が何であるかがわかっていなければなりません。ドラッカーは、このことのケーススタディーとして、「役に立たない設計図を精緻につくりあげる設計部門ほど、無用のものはない」と語っています。結局いくら、素晴らしい道具を使ったからといって、個々人が貢献をして、成果をあげられないというのであれば、意味はないということです。この前提を忘れないようにして、このようなサービスを使っていきたいものです。





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