2013年6月8日土曜日

哲学者・適菜収 木を見て森を見ない人々―【私の論評】ニッポン人は、いつから大きな枠組みも、大きな時代の流れも見えなくなったのか?

哲学者・適菜収 木を見て森を見ない人々

適菜収

「客観的事実」を伝えることは難しい。程度の差こそあれ「事実」は主観の産物であるからだ。紅茶に砂糖を入れたら甘くなるのは「客観的事実」だが、最終的に「甘い」と判断するのは人間だ。これが、歴史認識や戦争の問題になると一筋縄にはいかなくなる。それどころか、一部の「事実」をクローズアップすることで全体像が隠蔽(いんぺい)されることもある。

作家の開高健(1930~89年)は、戦時下のベトナムを取材した。戦争の不条理を毎日のように目撃し、自身も命を落としかけながら、米軍の武装ヘリコプターとベトコン兵士の戦闘について「広大な熱帯のサフラン色に染まった夕焼けのなかで双方の曳光弾(えいこうだん)は苛烈に美しかった」(『ベトナム戦記』)と書いた。

開高健

開高は朝日新聞社臨時特派員としてベトナム共和国軍に従軍し、帰国後はベ平連に加入している。にもかかわらず、開高は当時のイデオロギー的熱狂を拒絶し、目の前にある「事実」を描写し続けた。ニョク・マム(魚醤(ぎょしょう))の臭い、街角の血の臭い、熱帯夜の臭い、昼寝をするベトナム人、地雷、日常化し数字にすぎなくなった「死」…。ベトコン少年の公開処刑を見た開高は、吐き気を覚えながらも感傷に走らない。

「もしこの少年が逮捕されていなければ彼の運んでいた地雷と手榴弾(しゅりゅうだん)はかならず人を殺す。五人か一〇人かは知らぬ。アメリカ兵を殺すかもしれず、ベトナム兵を殺すかもしれぬ」

この記事の続きはこちらから!!

【私の論評】ニッポン人は、いつから大きな枠組みも、大きな時代の流れも見えなくなったのか?

上の記事、ひさしぶり開高健氏の名前をみつけたので、掲載しました。開高氏といえば、私の中で晩年の写真集「オーパ!」が懐かしいです。今でも、実家にかえればあの写真集が私の本棚のなかにはるはずです。

それにしても、開高氏の報道姿勢は本当に素晴らしいものだったと思います。とにかく、戦争報道など、イデオロギーなどの枠組みにとらわれることなく、目の前の事実を執拗に追い続けたという姿勢は高い評価に値すると思います。


戦争報道など、いらぬ視点など抜きにして、報道するというのが本来のあり方ではないかと思います。伝聞・二次情報などではなく、現場情報、一時情報にこそ価値があります。イデオロギーの手垢にまみれた情報などとは異なり、一時情報は、時がたってもますます価値が増します。だからこそ適菜氏は、「開高のルポタージュは、こうした自己に対する厳しい視点から生まれた。イデオロギーの垢(あか)にまみれた結論ありきの「正論」を開高は嫌ったのだった。ベトナムについて書かれたルポタージュの多くが、戦争の実態が明らかになるにつれ価値を失ったのに対し、開高の報告は輝きを増し続けている」と高く評価しているのだと思います。 

ところが、一方橋下大阪市長の「従軍慰安婦」等の発言に関しては、手厳しく批判しています。特に橋下氏の「侵略」発言に関しては、「学術上(の定義が)定まっていなくても敗戦の結果として侵略だった」とのわけのわからない論理により、わが国の国際的立場を著しく低下させたということだ」という発言に関しては、「一割の正論に目をくらませられ、九割の暴論を見逃す人々がいる」として手厳しく批判しています。

橋下大阪市長
私自身は、「慰安婦問題」に関しては、確かに橋下氏の言い分は、間違ってはいないと思います。しかし、「侵略」に関してはどうしても納得はできませんでした。これに関しては現在の尺度で当時をみて、それで侵略か侵略でないかなどと、とうていはかりきれるものではありません。

マッカーサーが朝鮮戦争からアメリカに帰国して、その直後に公聴会で証言をしていますが、その証言で、「日本が行った戦争は、侵略戦争ではない、あくまでも自分たちを守るための防衛戦争だった」と証言しています。マッカーサーは、実際に朝鮮戦争を戦って、イデオロギーまみれの二次情報だけではなく、自ら一次情報を得ることにより、なぜ日本がわざわざ満州帝国を建国したのか、実際に朝鮮や中国でどのような統治をしていたのか、あるいは、当時の中国国民党軍と日本の事変とはどのようなものであったのか、なぜ朝鮮戦争は起こったのかなど一次情報を集めた結果、そう結論づけたのです。
 
公聴会で証言するマッカーサー

そうして、その読みは正しかったのですが、その当時の純粋無垢でアメリカのいわゆる良き小市民にすぎないトルーマン大統領にとっては、当時はソ連やスターリンをアメリカの親しい友人とみなし、日米の戦争や、日中の衝突、朝鮮戦争でさえ、背後にソ連が控えていたことを見破ることはできませんでした。 マッカーサーは日本の手によって一大工業地帯となっていた満州への核攻撃まで主張したのですが、これに対しトルーマンは「それは戦略的には正しいのだろうが、政治的には受け入れられない」と一蹴しました。

ここに至って、ついに1951年4月マッカーサーは解任されました。しかし、この際に、マッカーサーが主張したようなことを実行するか、核をつかわないまでも、もっと厳しい措置をとっていたら、アジアの未だ解消されていない冷戦構造ははやめに解消されていたかもしれません。あるいは、その後の日本の運命も変わったかもしれません。


典型的にアメリカの善良な小市民であったトルーマン

これような歴史的事実を知ってから知らずしてか、橋下市長は、「敗戦の結果として侵略だった」としてわが国の国際的立場を著しく低下させたわけです。

そうして、そのことに本人はもとより、これらに幻惑されているニッポン人も大勢いるということです。橋下市長はもとより、多くのニッポン人(日本的な伝統文化を継承していない日本人という意味)が、何事を見るにおいても、大きな枠組みも、大きな時代の流れも考慮にいれず、ただただ目の前の事実をすでにある他者の視点から眺めて、そこで事実を理解しています。だからいつまでたっても、木を見ていて森をみることができません。

そうして、どうしてそのようになってしまったといえば、何か一つの事象を捉えるにしても、日本はもとより、もっと大きな範囲、さらには、今という時点だけではなく、過去にもさかのぼって考えるという習慣をなくしてしまったからではないかと思います。

慰安婦の問題や、侵略の定義にしても、それこそ大きな世界枠組みの視点から、時間的にも少なくとも100年前からたどってみれば、真実が見えてくるはずです。そうして、このような見方は、従来の少なくとも戦前の日本人なら簡単にできたはずです。特に、コミンテルンなどのイデオロギーに煽られる前の日本人であればできたはずです。しかし、戦争に突入する直前から以降そうではなくなり、戦後はさらに大きく失われてしまったと思います。

コミンテルン(共産党世界組織)の総元締スターリン

そうして、戦後は、戦後体制にどっぷりと漬かってしまった多くのニッポン人が、今なお日本は戦後体制であることを意識しないどころか、忘れ去っています。

日本人は、いまだに戦後体制というサファリパークの中にいる動物のようなものです。自由きままのようにみえて、実はある一定の閉鎖空間に閉じ込められています。中には、あまりに長い間このサファリパークにい続けたので、サファリパークが自然であるかのように錯覚する日本人も増えてきています。そうして、日本的伝統文化を受け継いでいないのに、人種だけが日本人であるようなニッポン人も増えてきています。

ニッポン人はサファリパークの住人のようなもの

このような人たちは、戦前やその前と、戦後の日本とは全く別ものと考えています。本来そんことはありえません。人間だって、生まれてから死ぬまで周りの環境や、自らの考えも随分変わったりはしますが、自分の人生のある一定期間だけをそれは自分ではないと否定することはできません。たとえ、その期間の自分が好きであろうが、嫌いであろうが、良くても悪くても、それを完全否定となどできません。

良くも悪くも、その期間があるからこそ、現在の自分があるはずです。それを完全否定する人は、いつまでも何らかのトラウマを引きずり続けることになるか、精神に異常をきたすことになります。

今の日本という国が、まさしくそうなっているのかもしれません。良いことも、悪いこともその過去をすべて受け入れることができなければ、大きな枠組みも、大きな時代の流れも捉えられず、木を見て森を見ずという状態から抜け出ることができなくなります。

そんな状態にあれば、どういうことになるかといえば、本来自分の視点から、それも真の自分の視点からではなく、他者のイデオロギーという観点からしか物事が捉えなれなくなります。そうして、真の自分の視点といった場合、好むと好まないにかかわらず、日本人という視点、日本国という視点が含まれることはいうまでもありません。

アベノミクスは、戦後体制からの脱却のうちの一里塚の一つにすぎない

たとえば、現在のアベノミクスなど大きな枠組みでは、戦後体制からの脱却のいくつもあるうちの、ほんの最初の一里塚でしかありません。ところが、ニッポン人は、株価高、円安にばかり目がいって、株価に一喜一憂、為替レートに一喜一憂するという有様です。

本日は、習近平がアメリカを訪問しています。 この訪問の大きな目的は、アジアを中国と米国の覇権下に収め、アジアを米中で管理しようと画策していると噂する人々もいます。これはまるで、「蒋介石の背後には英米が!」と煽った偽装転向コミンテルンの再来のようです。

しかし、この米中首脳会談に、アメリカ国内の法輪功などが抗議活動をしています。これについては、以下の記事を御覧ください。
 法輪功などが抗議活動

 同じ中国人でも味方にしなければいけない人たちもいます。彼らは米国籍を持ち、米国内で活動中です。やはりアメリカは一枚岩ではありません。米中一体化などという妄想は、中国共産党、習近平の妄想であり、アメリカはそのような妄想にのることはありません。
さらに、以下の様な記事もあります。
米中会談前日にサイバー攻撃制裁法案…米議会

何と、習のアメリカ訪問の前日に、アメリカ議会で、サイバー攻撃制裁法案が提出されているのです。アメリカ議会の中にはこういう動きもあるのです。この法案を提出したロジャース氏は声明で、「米国の知的財産を(サイバー攻撃で)盗めば、結果が伴うことを中国に知らせる重要な一歩だ」と述べました。米政府は、中国からのサイバー攻撃の一部に、中国政府が関与したとみています。アメリカは親中派ばかりではありません。一枚岩じゃないということです。

米安保トップ、突然の交代劇 オバマ米政権 中国傾斜に懸念も

オバマ大統領は5日、ホワイトハウスのドニロン大統領補佐官(国家安全保障担当)の辞任と、その後任にライス国連大使を起用すると発表ました。ドニロン氏は7、8両日にカリフォルニア州で行われる習近平国家主席との米中首脳会談の地ならしのために訪中し、帰国したばかりでした。
 

バイデン副大統領に近いドニロン氏は、欧州や中東から、外交・安保の比重を東アジアに移す「ピボット」(軸足旋回)を推進してきた実績があります。
大きな枠組みでものを考えられない、大き時代の流れの中で木を見て森を見れなくなったニッポン人は、戦争直前にも、米中一体化という妄想を信じて、戦争にひた走りました。現在も、そのような妄想を信じるニッポン人がいて、一枚岩ではないアメリカの動向の一部分のみをつまみとって、喧伝しています。この妄想は、中国共産党中央政府、習近平の妄想であるにすぎません。

米中一体化など習の妄想にすぎない!

さて、日本が本当の意味で再生するためには、いずれ戦後体制からの脱却は必須であり、その道のりは長く、場合によっては、もう1世代から2世代までも時間を要するかもしれません。しかし、その時々で、妥協できることには妥協しても、一歩、一歩着実に進めていなかければなりません。

その間においても、大きな枠組み、大きな時の流れの中に身を置くことで、自らが何者であり、何に属していて、ざまざまな出来事に出くわしたときに自分独自の視点からものが見えるようにすべきと思います。そうでなければ、いつまでたっても、木を見て森を見ない愚かなニッポン人になってしまいます。私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?

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さよならニッポン、新時代の国際人としての心構え―【私の論評】こんにちは、日本と日本人、さよならニッポン、ニッポン人、古から続く国際人としての心構え!!




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2013年6月7日金曜日

【スクープ最前線】中国、米に“土下座” 尖閣上陸「3時間でいい」と懇願―【私の論評】これが事実だとすれば、中国はかなり危ない状況にあるとみるべき!!習近平はラストエンペラーとなるか【8】

【スクープ最前線】中国、米に“土下座” 尖閣上陸「3時間でいい」と懇願:

習近平とオバマ

・・・・・・・・・・・・・・・<中略>・・・・・・・・・・・・・・・・

 「9月の予定が3カ月も前倒しになったのは、中国が米国に泣きついてきたからだ。習主席は今回の首脳会談で、東シナ海や南シナ海でもめている領土・主権問題について、特に、日本と一触即発の状態にある尖閣諸島問題で劇的な決着をつけようとしている」

「これまでも中国はあらゆるチャンネルを通じて、『尖閣諸島に人民解放軍を一時的に上陸させてくれ』と米国に必死で泣きついてきていた。例えば、『1日上陸を認めてくれ。ダメなら3時間でいい。米国に迷惑がからない方法を考えたい』と。そして、『どんな条件でも飲む』と言っている。その最後の詰めを習主席はやるつもりだ」

何たることか。中国は尖閣強奪のために米国を買収して、同盟国たる日本を裏切らせる魂胆か。

・・・・・・・・・・・・・・・<中略>・・・・・・・・・・・・・・・・

「米国が中国に面と向かってサイバー攻撃のことを言えたのも、こうした強みがあったからだ。ただ、中国が条件として出しているものは魅力的だ。米国がノドから手が出るほど欲しがっている『米企業に対する中国マーケットの特例的開放』や『人民元の切り上げ』『米国債の追加購入』等々…」

米国が日本を裏切る。そんな事態は100%考えられないが、しかし、日本の当局はこうした情報をつかんでいたのか。

中国はアメリカに対して土下座外交?

今回の米中首脳会談について、旧知の中国人民解放軍幹部は「習主席が仕掛けた大バクチだ」といい、こう続ける。

「習主席の権力基盤はガタガタだ。江沢民元国家主席や胡錦濤前国家主席の一派が復権し、何も決められない状態だ。経済政策も失敗続きで『中国経済7月崩壊説』まで流れている。加えて、米国主導のTPPや安倍晋三首相の独自外交で形成される『中国包囲網』への反発はすさまじい。党も軍も爆発寸前だ。習主席は早急に結果を出さなければマズイ」

この記事の詳細はこちらから!!

【私の論評】これが事実だとすれば、中国はかなり危ない状況にあるとみるべき!!習近平はラストエンペラーとなるか【8】


上の記事の内容、俄かに信じがたいところありますが、一概に否定できないです。むしろ、今の中国を考えると多いにあり得ることです。

上の話、日本にたとえるとすれば、アメリカに安部総理が行って、竹島に日本の自衛隊を3時間でも良いから上陸させることを許容してくれと、言うようなものです。尖閣はもともと日本の領土ですし、竹島もそうですから、少したとえは良くないですが、まあ感じとしては、このようなことです。
もし、日本がこのようなことをしなければならないとすれば、その背景として何が考えられるでしょうか?これも、現在の中国や韓国の現在の行動から類推するしかないし、日本では絶対あり得ないことなのですが、それでもあえて類推してみましょう。

人民解放軍尖閣に3時間上陸?

現在の安部政権ではあり得ないことですが、総理大臣や政権の力が極端に弱くて、何も決められなく、経済政策も失敗続きで、どうしようもない状況にあったとします。起死回生のために、日本政府というより、総理大臣は、竹島を奪還する姿勢を見せることにより国民にアピールします。また、国内では、韓国憎しで、反韓デモなどを煽ります。煽られた国民の一部は、激しいデモを繰り返します。

この動きに呼応して、総理大臣は竹島の付近の領海に艦艇を派遣して領海侵犯を繰り返させたり、反韓分子を煽って、竹島に上陸させたりします。航空機でも何度なく了解侵犯をさせたりします。そうして、国民の目を逸らして、韓国憎しで、自らの政権や自分の保身を図ります。しばらくの間は、それで良いのですが、いつまでも、同じことを繰り返していれば、マンネリ化し、政敵からは避難されるし、国民からも不満の声があがるようになります。

竹島自衛隊上陸?
そうして、総理大臣は何とか自らの保身と、政権維持のため、さらに新たな起死回生策を考えざるを得なくなります。そこで、考え出したのが、自衛隊の竹島上陸です。しかし、これは日本単独で決めて行うわけにはいきません。アメリカの意向を確かめなければ迂闊に動くことは出来ません。それにアメリカだって、韓国は曲がりなりにもアメリカの同盟国ですから、すんなりOKするわけがありません。

だから、総理大臣は、アメリカの国債をさらに買い増しすることや、他のアメリカにとって良い条件を用意して、アメリカに赴き、これらの条件と引き換えに、竹島上陸、少なくとも三時間の上陸を大統領に懇願するというわけです。そのついでに、「金出せ」も言います。

しかし、今の日本は、到底そのようなことをするようなことはあり得ません。竹島問題についても、強襲地上陸るというのではなく、時間が多少かかっても、もっとまともな対策をするに違いありません。

アメリカの同盟国の韓国の領土に、たとえ、もともと領有権が自らにあるとはいえ、自衛隊を上陸させるなどのことは考えも及ばないことです。もし、日本がそのようなことをするとすれば、先に述べたように総理大臣や政権の力が極端に弱くて、何も決められなく、経済政策も失敗続きで、どうしようもない状況にあり、国民の不満が頂点に達して憤怒のマグマが煮えたぎり、収拾がつかなくなりそうになった場合です。

まさに、中国は今この状況にあるということです。こうした危機については、過去のこのブログにも掲載してきました。そのURLを以下に掲載します。
中国が公式文書で「癌症村」の存在認める、環境保護省が化学品の汚染リスクで報告―【私の論評】社会の変革を後回しにしたつけが効いてきた中国、習近平はラストエンペラーになる!!
【40×40】河添恵子 日本欺くダブルスタンダード―【私の論評】社会の変革を後回しにしたつけが効いてきた中国、習近平はラストエンペラーになる!!【3】

【正論】習新政権が軍を御しきれぬ理由 防衛大学校教授・村井友秀―【私の論評】社会の変革を後回しにしたつけが効いてきた中国、習近平はラストエンペラーになる!!【4】
【国際情勢分析 矢板明夫の目】成果得られなかった習氏「夢の旅」【私の論評】 習の外交ベタ露呈か、安倍総裁の外交とは比べものにならないほど?習近平はラストエンペラーになる!!【5】
本気かよ!習近平の中国「鳥インフルエンザは日本からの細菌攻撃だ」 緊急内幕レポート 危険な隣人たちと、ウブな日本人―【私の論評】こんな噂を打ち消すことも出来ない現代中国?習近平はラストエンペラーになる!!【6】
 尖閣は「核心的利益」 中国、初めて明言―【私の論評】中国の核心的利益を強調し、危ない綱渡りをしなければならない中国!!習近平はラストエンペラーになる【7】
さて、上の過去のブログの記事の数々、詳細はこれらの記事をご覧いただくものとして、本日掲載の記事ともあわせて、総合的に判断すれば、習近平の権力基盤はかなり弱体化しており、まさに一触即発という状況にあるということです。だから、米国大統領に土下座しても、尖閣に人民解放軍を一時的にでも上陸させたいのです。

それに中国経済もう完璧にバブル崩壊しています。中国ではリーマン・ショック以降、中央政府が地方政府に金をばらまき、 地方政府が仲介会社を通じて、多数の高級マンションなどの建物をつくりましたが、これらの高級マンションがほとんど無人状態となっており、実質上崩壊しています。だから、これを収拾するためには、従来であれば、真っ先に日本に援助を乞うたのでしょうが、現在の安倍政権では、それは全く期待できないので、習は、オバマに「金出せ」と言いに行くということです。

不動産バブル崩壊

しかし、たとえ尖閣に人民解放軍を一時的に上陸させたとしても、それを常態化するには、さらなるハードるがあります。また、常態化したとしても、一時権力基盤が安定しても、国内状況は何もかわらず、すぐに不安定化するだけです。

ポスト習近平も考えられなくはないですが、それにしても、今度は、習近平派が新しい政権に対して圧力かけるだけで、何も変わりありません。いつまでたっても、国内状況は何も変わりません。特に、時代遅れの社会構造はそのまま温存されるだけで。社会構造を変革するために必須の民主化、政治と経済の分離、法治国家化もまったく進める気配はありません。

中国全土にある誰も住まない高級マンション群

こうしたことの行き着く先は、中国共産党中央政府の崩壊です。そうして、中国の分裂です。そうして、習近平もしくは、次の権力者あたりが、ラストエンペラーになるということです。私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?

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【正論】習新政権が軍を御しきれぬ理由 防衛大学校教授・村井友秀―【私の論評】社会の変革を後回しにしたつけが効いてきた中国、習近平はラストエンペラーになる!!【4】

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2013年6月6日木曜日

【大拡散希望】安倍政権 アジア中心に自衛隊幹部を派遣―【私の論評】株価下落、日本人の所得を10年で150万増やすという発言を批判しまくるマスコミが報道しない安倍総理の隠蔽された活動(゚д゚)!

【大拡散希望】安倍政権 アジア中心に自衛隊幹部を派遣

防衛省
沖縄県の尖閣諸島の沖合で中国が領海侵犯を繰り返すなか、安倍政権がアジアを中心とした国々に自衛隊の幹部を相次いで派遣していることが分かり、各国と防衛当局どうしの交流を活発化させることで、中国をけん制するねらいがあるものとみられています。

沖縄県の尖閣諸島の沖合では、中国当局の船が領海侵犯を繰り返しているほか、南大東島沖などで、先月、外国の潜水艦が、日本の領海のすぐ外側にある接続水域を浮上しないまま航行し、防衛省は、中国海軍の潜水艦という見方を強めています。

こうしたなか安倍政権は、ことし1月以降、自衛隊トップの統合幕僚長や、陸・海・空の各自衛隊トップの幕僚長ら自衛隊の幹部を、ベトナム、フィリピン、タイ、インド、パキスタンなどに相次いで派遣していることが分かりました。これについて防衛省の幹部は、「中国周辺の国々への自衛隊幹部の派遣を戦略的に増やしている。中国を意識した動きの一環だ」と話しており、安倍政権として、各国と防衛当局どうしの交流を活発化させることで、中国をけん制するねらいもあるものとみられています。

この記事の詳細はこちらから!!

【私の論評】株価下落や安倍総理の日本人の所得を10年で150万増やすという発言を批判しまくるマスゴミが、報道しない総理の隠蔽された素晴らしい活動(゚д゚)!

上の記事、ほとんど報道されないので、全文引用して私のブログで拡散させていただくことにしました。元記事は、動画も掲載されており、非常にわかりやすい内容になっています。この報道、ネットなどみていても、この記事の引用はかなりありますが、引用だけでほとんどマスコミでは報道されていません。一時的な調整局面の株価の変動を、株価暴落などと大報道して、これほど、報道価値のあるのに報道しないということには、明確な意図が感じられます。

外交だけではなく、自衛隊という資産を有効活用しようとする安倍総理!!
さらに、本日では、テレビなどでも成長戦略について安倍総理10年で日本人の所得を150万円増やすという発言に関して、全く無理とか全く根拠がないなどという批判も飛び交っています。

しかし、これは、実はそんなに難しいことではありません。これだけ日本人の所得がデフレで下がり続けてきた日本においては、特に華々しい成長戦略を実行しなくても、十分可能です。インフレ基調になれば、20年もすれば、所得は倍になるのが普通です。インフレ分を差し引いても、1.5倍になるのが普通です。過去デフレでなかった他国では、過去20年間はまさしくそうなっています。これについては、以前にもこのブログに掲載したことなので、以下にそのURLを以下に掲載します。
インフレのある暮らし - 15年ぶりの1ドル80円時代に思うこと―【私の論評】「インフレっていいものですよ!!」は、本当だ!!
この記事の元記事は、アメリカの在留邦人の方がか書かれたものです。インフレ基調であれば、たとえば、同じ会社に、同じ職位で20年間いたとしても、20年で給料が倍、インフレ分を差し引いても1.5倍になるのが当たり前なのです。ひところのアメリカン・ドリームというような話はないものの、このようなささやかなではあるものの、インフレ基調でありさえすれば、堅実な夢くらいはみられるのが当たり前なのです。無論、低所得層の問題がないとはいいませんが、それでも、デフレがない分、多くの人が堅実な夢を見られるというのは、事実です。


しかし、過去20年間デフレだった日本では、そのようなこともなかったし、そのようなことに慣れきってしまった日本人の多くは、到底不可能と思い込んでいるだけのことです。しかし、マスコミは、このような事実を報道しません。そうして、マスコミは、デフレに慣れきった日本人の感性を安倍総理批判に活用しています。

そうして、以下の様な報道は過剰なほど行なっています。



中国は、歴史的事実を無視して、尖閣列島が日中の領土係争になっていることを既成事実化しようと躍起になっています。そうして、日本の報道機関は、このようなことは報道するものの、上記のような内容はほとんど報道しません。

対中包囲網を外交面でも、安全保面でも同時に着実に推進する安倍総理
安倍総理、外交では完璧に中国包囲網を築く方向で動いています。それについては、このブログでも過去に掲載しました。その記事のURLを以下に掲載させていただき、ここ暫くの安倍総理の外交を振り返ってみます。
アベノミクスに外交構想 安倍氏に注がれる熱い視線―【私の論評】日本国内の批判は的外れどころか、危険でさえある!!そうして、各国の評価をみていると各々の国の本音がみえてくる!! 
詳細は、この記事をご覧いただくものとして、とにかく安倍首相の外交構想に関する、各国の熱い視線に関する記事です。
安倍首相、初外遊に出発 東南アジア3カ国「価値観同じ国と関係強化」―【私の論評】安倍首相の中国外しに、鳩山外交で応酬したつもりの中国の国際感覚?!!
この記事では、最初のアジアの訪問国が、中国ではなく東南アジア3カ国であったことを掲載しています。
首相外遊、5カ国目はモンゴル 対中戦略、外堀から着々―【私の論評】安倍首相は、すでに情報戦を開始していた!!
これも詳細は、記事をご覧いただくものとして、安倍首相、モンゴル訪問の裏の目的は、中国牽制と鉱物資源開発での協力であることははっきりしていると思います。また、モンゴルは北朝鮮と国交があることも視野にいれているものと思います。 
それにしても、安倍総理今回のモンゴル訪問も、本当に抜け目がないです。このようなことを見て、ただ親善訪問などと思っているいる人はいないとは思いますが、もしいたら、よほど鈍感な人だと思います。一連の安倍総理の動きは、中国包囲の意図もありますが、アメリカに対する牽制でもあります。
【ロシアの声】ロシアの友 安倍晋三首相―【私の論評】大国ではなくなったロシアのサプライズはあるか?
この記事も、中国に行かずに、先にロシアに行くというのがやはり、対中国包囲網という考えをあらわしています。
このような外交活動、中国にとってみれば、かなりの脅威です。もう、民主党時代とは違うし、安倍政権そのものは、自民党内の親中派・媚中派とは違うのだということを強く中国に印象づけたと思います。だからこそ、最近中国は吠えまくっているのだと思います。民主党政権であれば、中国のいいなりなので、吠えまくる必要もないわけで、安倍政権が中国批判の対象となるのは、むしろ、安倍政権が良く働いているとの賛辞とうけとるべきです。

中国の幹部らも、安倍総理のしたたかさには、下を巻いていると思います。韓国のパク・ウネなど、批判の対象にもなりません。中国が吠えまくれば、吠えまくるほど、安倍政権は良く働いているとみなすべきです。それは、韓国も同じことです。韓国が吠えまくれば吠えまくるほど、安倍政権は良く働いているということです。

吠えまくる中国 逆にうけとれば、これはまさに安倍総理に対する賛辞!
そうして、こうした外交とともに、すでに今年の1月から、自衛隊幹部をアジアを中心に自衛隊幹部を派遣していたということです。外交だけではなく、その裏付けとしての自衛隊による安全保障の対策もぬかりなく進めていたということです。

日本の自衛隊単独でも、中国の野心は挫くことができるが、近隣諸国と協力すれば、鬼に金棒!!
これは、民主党時代と比較すれば、雲泥の差です。これだけ実のある活動、なぜマスコミは報道しないのでしょうか?やはり、マスコミは安倍総理の敵であるということです。隙あらば、安倍総裁おろしをしようと鵜の目鷹の目であら捜しをしているマスコミにとっては、この内容を報道すれば、安倍政権を後押しすることになるため、是が非でも報道したくないのです。

私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?

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2013年6月5日水曜日

【主張】尖閣棚上げ論 中国の宣伝戦に手貸すな - MSN産経ニュース―【私の論評】売国奴は、もしこれから尖閣に中国人が一人でも上陸したら、外患誘致罪でしょっぴいて、最期のときを監獄ですごさせるべき(゚д゚)!

【主張】尖閣棚上げ論 中国の宣伝戦に手貸すな - MSN産経ニュース: 

劉雲山政治局常務委員 顔つきの悪さはピカイチ!!?
野中広務元官房長官が北京で中国共産党の劉雲山政治局常務委員ら要人と会談し、「尖閣諸島の棚上げは日中共通認識だった」と伝えたことを、会談後の記者会見で明らかにした。

1972(昭和47)年の日中国交正常化交渉の際、当時の田中角栄首相と中国の周恩来首相との間で合意があったという趣旨の話を、田中氏から後に聞いたという内容だ。しかし、伝聞に基づく発言で、確たる証拠はない。

岸田文雄外相は「外交記録を見る限り、そうした事実はない」と否定し、「尖閣諸島は歴史的にも国際法的にも日本固有の領土だ。棚上げすべき領土問題は存在しない」と述べた。当然である。

尖閣棚上げ論は、中国の最高実力者だったトウ小平副首相が持ち出したものだ。日中平和友好条約調印から2カ月後の78(昭和53)年10月に来日したトウ氏は「10年棚上げしても構わない。次の世代の人間は、皆が受け入れる方法を見つけるだろう」と述べた。

その年の4月、中国の100隻を超える武装漁船群が尖閣諸島周辺で領海侵犯による威嚇を繰り返した事件から半年後のことだ。当時の福田赳夫内閣はトウ氏の発言に同意しなかったものの、反論しなかった。不十分な対応だった。

しかも、中国はトウ氏の「棚上げ」発言から14年後の92(平成4)年、尖閣を自国領とする領海法を一方的に制定した。そもそも、中国に「尖閣棚上げ」を語る資格はない。

この記事の詳細はこちらから!!

【私の論評】売国奴は、もしこれから尖閣に中国人が一人でも上陸したら、外患誘致罪でしょっぴいて、最期のときを監獄ですごさせるべき(゚д゚)!

昨日も野中について掲載しましたが、本日もその続きを掲載させていただきます。それにしても、野中の言動まさに、飛んで火に入る夏の虫そのものです。そんなこともこの老人は理解できないのでしょうか?ただ、ただ中国に利用されているだけです。ここまでくると哀れというか、なんというか、表現のしようがありません。


ところで、 田中訪中は1972年です。その当時、野中広務はなんだったかといえば、一介の京都府議会議員に過ぎませんでした。常識的に考えて、その当時の天下の田中角栄や大平正芳が、京都ー府議に日中会談の詳細を教えるわけはありません。歴史の生き証人だなどと、国民の知性を馬鹿にしすぎています。

以下に、野中の地方政治のかかわっていた時のことを掲載しておきます。ウィキペディアからコピペしました。
1943年春、旧制京都府立園部中学校(後の京都府立園部高等学校)を卒業し、大阪鉄道局の職員として採用され、大阪・梅田の大鉄局業務部審査課に配属された。ここで当時の局長だった佐藤栄作(後の首相)と出会う。

青年団活動に身を投じ、同じく各地の青年団運動を行っていた竹下登(後の首相)、浜田幸一らと活動を通じて知り合う。

衆院議員・田中好の秘書を経て、園部町議会議員(3期)、園部町長(2期)として町政に携わった。町長時代には京都府町村会の会長や政府税制調査会の委員なども務めた[4]。その後、府政に進出し、京都府議会議員(3期)を務める。京都府議の12年間は野党議員として社会党及び共産党などを与党とする蜷川虎三革新府政と対峙した[5]。

7期28年間の革新府政の蜷川虎三知事引退によって、1978年に革新から府政を奪還した林田悠紀夫知事の下で京都府副知事を荒巻禎一(後、林田の後任の京都府知事)との府初の二人制で務める。(この当時、府議会で野中の学歴詐称が取り沙汰された。一時期「関西大学法学部二部中退」・「立命館大学法学部二部中退」・「法政大学法学部通信教育中退」と偽っていた。結局有耶無耶に)
先にも述べたように、野中が京都府議会議員をしているときに、田中角栄氏が訪中しているわけです。どう考えても、このときに野中が田中訪中の生き証人になるなどとは考えられません。最初から、尖閣棚上げ論の生き証人などという話は破綻しているわけです。

それに、上のコピペの内容でも明らかなように、府議会議員のときから、虚言癖がありました。いわゆる、学歴詐称というやつですが、格好をつけるためにこのようなことをしたというのなら、今回も中国で格好をつけるためにこのような虚言・妄言を発したと思われても仕方ないと思います。

こんな馬鹿もいます。
 尖閣棚上げ合意、野中氏発言は「個人の経験で語った」 公明白浜氏
公明党の白浜一良参院議員会長
 公明党の白浜一良参院議員会長は5日の党参院議員総会で、野中広務元官房長官が超党派議員団との訪中で、日中国交正常化時に「尖閣問題に関する棚上げ合意があった」と指摘したことについて「訪中団として確認して発言したわけではない。あくまでも野中さんの個人の経験でおっしゃっている」と述べ、野中氏の個人的見解との見方を示した。

白浜氏は議員団の訪中に同行しており、「野中氏は88歳。自分の遺言のつもりで熱い思いを表現した」とも語った。
本日は、また元外交官の馬鹿発言がありました。
<尖閣問題>日中間に「棚上げで暗黙の了解があった」=瀬野・前重慶総領事が明言―野中発言裏付ける
瀬野清水・前重慶総領事 馬鹿(゚д゚)!
 2013年6月5日、外務官僚として38年間勤めた瀬野清水・前重慶総領事は日本記者クラブで記者会見し、日中間で「尖閣諸島問題の棚上げで暗黙の了解があった」と言明した。野中広務元官房長官が訪中の際、「尖閣諸島の領有権問題を棚上げする日中合意があった」と発言したことを裏付けるもので、注目される。

瀬野清水・前重慶総領事はこの中で、「1972年の国交正常化交渉時に、田中角栄首相と周恩来首相が尖閣諸島問題をここで話すのは止めようということで合意した。78年8月の日中平和条約締結時にトウ小平副首相が、この問題は10年、20年棚上げでもいい、と言ったのに対し、日本側もこれを認めている」と言明。その上で、日中間で「尖閣諸島棚上げ暗黙の了解があった。野中広務氏も言及している」と明言した。
 瀬野氏は、昨年3月に退職するまで、外交官生活38年のうち通算25年間、中国の大使館、総領事館に勤務した外務省きっての中国通。
この馬鹿にも本当に困ったものです。野中といい、この馬鹿な外交官といい、何か中国側に弱みでも握られているのでしょうか。この「暗黙の了解」などという言葉も、空虚です。重要な外交上のかけひきで、「暗黙の了解」などあり得るのでしょうか?

「暗黙の了解」なる言葉、まったく都合の良い言葉だと思います。これは、最初から何も物的証拠もなく、根拠も何もないということです。大事な領土に関わる話です、少なくとも、何かの文書がとりかわされたとか、何かがない限り、「暗黙の了解」による主張など通りません。そんなことを主張する外交官はただの馬鹿かスパイです。政治家だってそうです。もう、老害なんていう域はとっくに超えています。良心の欠片もなにもない、厚顔無恥、鉄面皮と罵られても仕方ないでしょう。

こんな暗黙の了解ならかわいいものだが!

 中国側としては、このようなことを多く積み上げていき、既成事実化しようという魂胆なのでしょうが、このようなこと、橋下大阪市長のような弁護士などの手にかかれば、すぐに嘘と見破られる簡単な話です。

このような売国奴ども、安倍総理と、日本国民の脚をどんだけ引っ張れば気が済むのでしょうか?もしこれらか尖閣に中国が一人でも上陸ということにでもなれは、外患誘致罪で、しょっぴき、すぐに処分すれば良いと思います。死刑にはできないかもしれませんが、短い最期の命、監獄にでも入れてやれば良いと思います。 きっと、骨身にしみると思います。しかし、奴らにはそれだけのことをしなければならない負い目が日本国民全員に対してあると思います。そう思うのは、私だけでしょうか?皆さんは、どう思われますか?
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2013年6月4日火曜日

本日の朝日新聞『天声人語』は変態ポエム―【私の論評】今更ゾンビがゾンビ発言をして、一体何になるの(・.・;)ゾンビは十把一絡げで、政界から完全放逐しろ!!

本日の朝日新聞『天声人語』は変態ポエム
憲法96条は、魔法使いと同じ?
 
なるほどと思った。先日の本紙「声」欄(東京本社版など)だ。一度だけ魔法が使えるとしたら何をしたいか。小学生同士で話していたら、ある子が言った。「魔法使いにさせて下さいといって魔法使いになる」。

それがかなえば魔法は使い放題、なんでもできる。一同、「すごい」と盛り上がった。これは憲法96条の改正と同じでは、というのが投稿した方の見立てだ。改憲の発議の要件をまず緩めるという主張の危うさを鋭く突いている。

試合に勝てないから、ゲームのルールを自分に有利なように変えるようなもの。何に使うかわからないが、とにかく拳銃をくれ、と言うようなもの。96条の改正を先行させようという発想は、様々に批判される。要は虫がよすぎませんか、と。

この件で自民党元幹事長、古賀誠氏の発言が話題になっている。共産党の機関紙「しんぶん赤旗」日曜版(2日付)のインタビューに答え、96条改正について「私は認めることはできません。絶対にやるべきではない」と言い切った。

議員を退いた身とはいえ、自民党の重鎮が宿敵というべき共産党の求めに応じるとは驚きだ。古賀氏は幼いころ、父を戦争で失った。「戦争を知る世代の政治家の責任だと思ったから」だと話している。

やはり戦争を知るOB、野中広務・元幹事長も「要件から変えるのは姑息(こそく)なやり方だ」と批判している。魔法を使おうなどと夢を見ず、穏健な保守の構えを貫く。よき伝統を引き継ぐ後輩は今の自民党にはいないのか。

【私の論評】今更ゾンビがゾンビ発言をして、一体何になるの(・.・;)ゾンビは十把一絡げで、政界から完全放逐しろ!!

上の天声人語の内容、何というか、もうまともな論説ではなく、単なる粗悪なポエムです。天声人語、ときどきこんなおかしげものがあります。本日もかなりおかしいので、取り上げさせていただきました。

自民党元幹事長、古賀誠氏の話がでていましたが、あの方またこんなことをしていたのですか?ちなみに、「あかはた」新聞のサイトに掲載された内容を以下に掲載します。
古賀自民元幹事長、96条改憲 やるべきでない「赤旗」日曜版に登場「自共が二大政党」
  インタビューで、古賀氏は、「憲法はわが国の最高法規です。他の法規を扱う基準と違うのは当然」と強調しました。また、現行憲法について、「平和主義、主権在民、基本的人権という崇高な精神は尊重しなければならない」「なかでも平和主義は『世界遺産』に匹敵する」と評価しました。

古賀氏は、自身の父親がフィリピンで戦死したことにもふれながら、日曜版のインタビューを受けたのは「戦争を知る世代の責任だ」と語っています。

昨年の総選挙で議員を引退した古賀氏は最後にこうのべています。

「戦後の長い期間、国政の場で、自由民主党と日本共産党は、立場や政策は違っても、それぞれが自負も誇りも持って活動してきた」「私にいわせると自民党と共産党こそが『二大政党』だと思っています」

このインタビューは、「毎日」「東京」「西日本新聞」や共同通信、時事通信、「日刊ゲンダイ」などが報道しました。「毎日」(30日付)は「『赤旗』で古賀氏 発議要件緩和 絶対だめ」、「東京」(同)は「96条改憲『絶対反対』 古賀元幹事長、赤旗取材に」などと伝えています。
 「赤旗」日曜版6月2日号(写真)に、自民党の古賀誠元幹事長が登場、憲法改正の発議要件を緩和する安倍内閣の憲法96条改定の動きについて「絶対にやるべきではない」とのべ、強い反対を表明しました。自民党元幹事長が「赤旗」紙上で、96条改憲反対を表明したことが反響を広げています。
古賀誠氏といえば、親中派元政治家です。どうにもなりませんな。日中関係がこのような有様になっているときに、もう引退したのだから、わざわざ、「赤旗」新聞のインタビューを受けて、バカ真似を晒すことはやめていただきたいです。

こんな馬鹿真似をした輩は、本年年初にもいました。

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詳細は、この記事をご覧いただくものとして、以下に要点だけコピペさせていただきます。

山形3区で落選し支持者に頭を下げる自民党の加藤紘一
 安倍晋三首相が旧日本軍による慰安婦募集の強制制を認めた「河野洋平官房長官談話」(平成5年)の見直しを表明したことに対し、自民党の加藤紘一元幹事長が20日付の共産党機関紙「しんぶん赤旗」日曜版紙上で批判した。自民党の元重鎮が他党の機関誌にわざわざ登場して“身内”を攻撃するとは、寡聞にして知らない。慰安婦問題をめぐって米紙ニューヨーク・タイムズはじめ海外メディアが「日本叩き」を強める中、加藤氏が加勢した格好だ。
野中広務もどうしようもないやつです。最近、中国に行ってとんでもない発言をしています。

 訪中した野中広務元官房長官は日中国交正常化時に「尖閣問題に関する棚上げ合意があった」と指摘したことについて、岸田文雄外相は4日午前の記者会見で「わが国の外交記録を見る限り、そういった事実はない」と述べ、否定しました。
同時に「尖閣諸島は歴史的にも国際法的にも日本固有の領土だ。棚上げすべき領土問題は存在しないというのが、わが国の立場だ」と強調しました。
また、菅義偉官房長官も記者会見で「中国側との間で尖閣諸島について棚上げや現状維持を合意した事実はない」と断言し、全面否定しました。そのうえで「政府として一個人の発言にいちいちコメントすることは差し控えたい」とも述べました。
 これらの親中派の人たち、もうほとんどの国民に異質な中国の実態は広く知れ渡っています。そんなときに、こんな発言をしても、ただの守旧派と思われるだけです。今風にいえば、ゾンビです。ゾンビはおとなしくして、草むしりでもしてろといいたいです。

ゾンビはもういらない!!

憲法改正や、中国離れは、今の時代の要求です。 そんな中で、こんな主張をしても、ただの時代遅れの糞ジジイと思われるのが、関の山です。それだけなら良いですが、今では、偽造転向コミンテルンなどと呼ばれ、馬鹿にされ、軽蔑されるだけです。

もう、安倍総理の脚をひっぱる、これらゾンビは、放逐すべきです。現役政治家は、政界から放逐すべきです。引退してもまだ、余計な行動・発言するゾンビは、全員シェアハウスにでもいれて、余計な活動・発言をしないように、閉じ込めてしまえば良いと思います。このシェアハウスには、鳩山さん、菅さん、野田さんあたりを入れても良いかもしれません。そう考えると、もっと多くの候補者がいます。自民党現役政治家の中にもいます。

こんなゾンビのゾンビ発言を「天声人語」に掲載して、わけのわからぬ、ポエムを掲載する『朝日新聞』も最早ゾンビ新聞です。護憲派の立場で、論評するにしても、こんなおかしげな、ポエムにすべきではありません。どうどうと、論拠を主張すべきです。それもできないような新聞は、護憲派にとっても、必要ではありません。はやく、この世から消えてほしいです。そう思うのは、私だけでしょうか?皆さんは、どう思われますか?

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2013年6月3日月曜日

6月相場「黒田バズーカ」第2弾に注目! 底打ち上昇「月内1万6000円も」―【私の論評】1万6000円どころか1万8000円だってあり得る、黒田バズーカ第2弾はいつでも打てる、後は時期的問題だけだ(゚д゚)!

6月相場「黒田バズーカ」第2弾に注目! 底打ち上昇「月内1万6000円も」

黒田東彦日銀総裁
2週連続の“木曜大暴落”など異常事態に見舞われた5月の東京株式市場。3日午前も日経平均株価が一時400円近く下落するなど6月に入っても不安な状況は収まらない。政府の成長戦略発表や日銀の“黒田バズーカ”第2弾など株価反転のきっかけを探るなか、当面は下値を探りながらも月内に底打ちし、再び上昇基調に転じるとみる識者の声も聞かれる。波乱含みの6月相場で、反騰のタイミングや狙い目の株を探った。

 6月に入って最初の取引となる3日午前の市場も先物に振り回される展開となった。証券や銀行など金融関連株を中心に売られ、終値は512円72銭安の1万3261円82銭だった。

 金融政策を中心としたアベノミクスへの期待感から上昇を続けてきた日本株は5月に入って一時、1万6000円目前まで上昇したが、23日に1142円安、30日に737円安と、“暗黒の木曜日”が2週続くなど1万4000円割れした。

 結局、5月は10カ月ぶりに前月末より値下がりしたが、調整局面(上げ相場での一時的下落)はどこまで続くのか。

・・・・・・・・・・・・・・<中略>・・・・・・・・・・・

 「すでに個人が買い始めているほか、6月に決算期を迎える海外投資家の利益確定も今月上旬で一段落する。日経平均は1万3500円近辺を下値に、6月中に1万6000円まで上がってもおかしくない」

 前出の片岡氏は「株高や円安に一服感が出ているが、消費者物価指数が今年中盤にもプラス転換する可能性が見えてくるなど金融緩和は順調に効いてきている。実体経済が好転する結果として、株価ももっと上がるだろう」とみる。

 誰が得をするのか、アベノミクスの失敗や株価の下落を待ちわびるかのような報道も少なくないが、いまこそ冷静な投資判断が必要だ。

この記事の詳細はこちらから!!

【私の論評】1万6000円どころか1万8000円だってあり得る、黒田バズーカ第2弾はいつでも打てる、後は時期的問題だけだ(゚д゚)!

さて、詳細は上の記事をご覧いただくものとして、私自身は6月には、株価が1万6000千円どろこか、1万8000円台だってあり得ると思っています。私は、先月からの株価の下落は、調整局面にすぎないですし、その調整局面に対して、黒田日銀はあまり積極的に手を打ってはいないと思います。

黒田バズーカはいつでも打てる!!

 株価は、これからも上がり続けるわけですから、今のタイミングでわざわざ上げる必要はないわけで、今年上げるへきなのは、6月から7月からにかけてです。なぜなら、参院選があるからです。5月に中途半端に株価が上がるよりも、この時期めがけて黒田バズーカ第2弾をうつのは目に見えています。このときに満を持して待機しているのだと思います。

では、こうした黒田バズーカを打つのに、財源はどうするのという方もいらっしゃるとは思いますが、そんなお金、金満日本はにはいくでもあります。

つい先日このブログに以下のような記事を掲載したことは皆さん覚えていらっしゃると思います。
対外純資産、過去最大の296兆円 2位中国の2倍、22年連続「世界一の債権国」―【私の論評】対外金融資産が世界一の国日本が、財政破綻すると思い込むのは狂気の沙汰、そんなことをいい触れ回る輩は大馬鹿かスパイに決まり(゚д゚)!

 対外純資産とは、日本国が外国に貸し付けているお金ということです。これが、過去最大の296億円ということです。22年間連続「世界一」ということです。これだけの金満国家がこの世に存在していて、それが日本ということです。こんな国に次の黒田バスーカをすぐにでも打てる財源がないなどということはあり得ません。
 それにこんな記事も掲載しました。
厚労相「年金に大変な運用益」 アベノミクス効果―【私の論評】デフレを前提としてものごとを考えることはもうやめにしませんか?!!もうルールが変わっていますよ!!インフレルールで動かなければ、おいてきぼり喰いますよ!!
 詳細は、上の記事をご覧いただくものとして、とにかく公的年金の積立金運用について田村憲久厚生労働相「(安倍政権の経済政策である)アベノミクスなどの影響で、見たことがない大変な運用益が出て、余りある積立金になると確信している」と述べ、株価上昇などを受け、2013年1~3月期は大幅な黒字になるとの見通しを示した。要するに、政府の機関である、厚生労働省に巨額のマネーがアベノミクスで流れ込んだということです。

さて、この記事にも掲載した年金の運用は、 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が行なっており、さらにGPIFが、たとえば日本生命のような民間金融機関に委託して行なっています。このGPIFには、以前から改革の機運が盛り上がっていました。

GPIF改革については、民主党政権時代に俎上に上ったことがありますが、厚生労働省の反対で実現できなかった経緯もあります。今回はどうかといえは、改革の兆しがかなりあります。
東京・永田町に建つ首相官邸。その4階の大会議室に、安倍晋三総理、麻生太郎副総理、甘利明経済財政・再生相といった内閣中枢から、榊原定征・東レ会長、坂根正弘・コマツ会長、佐藤康博・みずほフィナンシャルグループ社長などの財界トップまで、そうそうたるメンバーが顔を並べていた。

GPIFの24年度運用実績


これは、4月半ば、午後6時から開催された第6回目の産業競争力会議でのことです。参加者の一人である長谷川閑史・武田薬品工業社長が突然、こうぶち上げました。

「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)については、運用に自由度を与えるべきである」
同会議の議事録によれば、長谷川氏の発言をきっかけに、参加者の一人であるみずほFGの佐藤社長が「何としてもGPIFの改革を考えていただきたい」と発言。続けて「ポートフォリオはあまりにも安全資産に偏りすぎている」とGPIF改革の必要性を語ると、ローソンの新浪剛史社長も「是非ともアクティブ運用を」と賛同の意を表明していることがわかります。
実は今年1月に閣議決定された緊急経済対策の中にも、GPIF改革を見越した文言がひっそりと盛り込まれています。産業競争力会議の場でも、GPIF改革への賛意は多いです。
お膳立ては整っているのです。あとは安倍首相が断行できるか、その胆力ひとつにかかっています。
円はたんさんあるぞ!!
上は、たとえばの例としてあげただけです。他にいくらでも財源があります。今までのようにデフレを前提でものごとを考えていては、予想できないことがたくさんあります。それに、日銀には素晴らしい財源があります。それは、お金を増刷できるということです。お金をたくさん刷るとインフレになるってぇ~?あれ、今デフレですし、 それにインフレ目標というのがありますね。であれば、インフレになっても構わないわけです。黒田バズーカ第2弾はいつでも打てるわけです。今の日銀は、白川体制ではなく、黒田体制であることをお忘れなく!!後は、6月から、7月特に、選挙中には確実に株価が上がっている状況をつくりだすために、必ずやるでしょう。

今巷では、まるで、アベノミクスの失敗や株価の下落を待ちわびるかのような報道がありますが、こういう報道する人たちって、このようなことが見えないのか、あるいは、日本の経済が成長すると、駄目になる、中国・韓国のまわし者なのかいずれかでしょう。黒田バズーカ第2弾を打てば、中国・韓国経済は、ますますズタボロになります。だから、最近吠えまくっています。中韓経済が奈落の底に落ちようが落ちまいが、そんなことにはおかまいなく、黒田バズーカ第2弾は放たれます。

そんなことは、気にせず、私たちはこの新しい秩序に素直に従い、新天地をみいだそうではありませんか!!そう思うのは、私だけでしょうか?皆さんは、どう思われますか?

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