出生数は前年より2万2千人少ない106万9千人。ひとりの女性が生涯に産む子どもの数を示す合計特殊出生率は、08年の1.37と同水準が見込まれるという。死亡数は前年より2千人増えた。
05年に初めて自然減に転じた人口は、06年に一時的に増加したものの、07年からは自然減が継続し減少幅は年々拡大している。厚労省は「出産年齢層の女性が減る一方、高齢化で死亡数は増える傾向がある。自然減が大きくなる流れは今後も続く」とみる。
結婚は前年より1万2千組少ない71万4千組、離婚は2千組増えて25万3千組となる見通し。
人口減は必ずしも悪いことばかりではない
過去の歴史は、ほとんどの場合、人口が増えてきたことや、これから増えていくことを前提としていたと思います。それから、進歩という概念も、近代以降うまれてきたものです。だから、どうしても、わたしたちは、人口が増えていくこと、進歩することが良いことであり、人口が減ったり進歩しないことを良くないこととすしがちです。
しかし、人口が際限なく増え続けることはないし、いわゆる進歩というものも、際限なく続くということもありません。特に、進歩の場合、何を進歩とするのかという尺度によってずいぶん変わってくると思います。
最近は、人口減の影響はもうすでに出てきていますが、良いことの例としては、たとえば、山手線などが、従来と比較すれば、あまり混まなくなってきていることなどがあげられます。それに、車の台数もいずれ減ってくるだろうし、そうなれば、渋滞もなくなるでしょう。それに、高校は全入に近くなっているとか、大学も、だんだん入りやすくなってきていることもあります。不動産なども従来と比較すれば、安くなってきています。学校も生徒が減れば、以前にもまして、個々人に対する教育がしやすくなります。役所なども、人口が減れば、より地域に密着して、個々人の顔をみながらの行政が可能になります。実際、スウェーデンや、デンマークのような国は、人口が少なく、いまでも高福祉政策を維持しています。
それから、第一次産業、第二次産業ともに生産性が向上しましたし、これからも生産性が向上していきます。だからこそ、これらの産業は富の源泉でもなくなり、政治的にも小さな勢力になってしまいました。現在、先進国では第二次産業に属する人も総人口の数パーセントと本当に少なくなりました。だから、物質的には、人口が減ったとして、十分に賄うことができるわけです。一次産業とて同じことです。こちら函館では、第一次産業に属する人は、函館市の人口約30万のうち、2千人いるかいないかです。
こうしてみれば、少子高齢化は、悪いことばかりではないと思います。それから、極めつけは、以前にもこのブログにも掲載しましたが、日本人の家計の金融資産はかなりのもので、特に、現金・預金などいわゆる貯蓄は、アメリカより多く、何と、世界の半分を占めるまでになっています。この資産、日本人はあまり株式投資などもしませんし、無駄遣いもしませんから、かなりの部分が次の世代に引き継がれることと、相続税として、政府の税収ともなります。そうなると、個人も、そこそこどんな人でも、豊かになるし、国もこのブログで述べたように、マスコミなどが歪曲をしてますが、実際には豊かなのが、さらに財政的にもかなり豊かになります。かなり豊かな政府は、政府支出を増やし、民間企業もうるおうことになります。そうなれば、資産を親の代から引き継がなかった人も、そこそこ裕福になります。
こうした社会ではどういうことになるかといえば、比較的みんなが、いわゆる贅沢になります。たとえば、ファミリー・レストランは、客単価が1000円の壁をなかなかのりこえられず、結局は昔タイプのものは姿を消しています。これに、変わって客単価が3000円くらいのファミリー・レストランが普通になるかもしれません。そうなれば、飲食業もかなり潤う事になると思います。これは、ほんの一例で、他の業界もそうなるかもしれません。そうして、社会全体がそれから、現在社会起業がブームになってますが、これらも寄付金などがかなり集めやすくなり、活動がしやすくなり、いろいろな、社会問題を解消していくことになると思います。
そうなると、全く次元の異なる社会が成立するかもしれません。そうなんです、モノは考えようなのです。人口が減ったら、それにあわせて、社会や経済などをつくりなおせば良いという事なのだと思います。生産余力のある日本では、モノは満ち足りて、世界でトップクラスの衣食住となることでしょう。
国や、社会でも周りの環境に何か変化がおこって、それにあわせていくことができないことが不幸なのであって、あわせていくことができれば、それが普通のことどころか、楽しいことにもなるのだと思います。それは、個人でも同じことだと思います。顧客の変化にあわせて、周りの変化にあわせて、変わっていくことができる人は、いつも豊かで元気でいられるのです。そうでない人は、どんな境遇におかれても、不幸になるのだと思います。そうして、私たち日本人は、こうした変化への対応は、得意です。そうです、私たちは、世界中でも、例を見ない、無血革命である、「明治維新」を成し遂げた、先達の末裔であるのです。これによって、西洋は「世界史」の創設を認めざるを得なくなりました。
元旦にも述べましたが、最近のマスコミの報道、事実の歪曲・偏向が多いです。そうして、日本の危機を煽るにいいだけ煽って、それだけです。煽るにしても、それに対する解決方法を示せばよいのですが、それをしません。そんなことばかりしているうちに、そのうち、全部インターネットなどによる、まともな報道にとって変わられる時代がくると思います。
こう書くと、そんなことはないだろうと、思う方もいらっしやるかもしれませんが、日本に黄金郷が訪れることを予想する人は、私だけではありません。大前健一氏や酒井屋太一氏など、多数の人がそうした予想をだしています。酒井屋太一氏は、この黄金郷を担うのは、高齢者である団塊の世代であるとも語っています。そうして、その黄金郷は少なくとも、10年以内に訪れることでしょう。本日は、いつも危機を煽るだけのマスコミに対抗して、人口減は悪いことばかりではないことを掲載させていただきました。
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2009年12月30日水曜日
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