2010年2月10日水曜日

Gmailに統合された“つぶやき”ネットワーク「Google Buzz」発表-面白そうだが普及するか?

Gmailに統合された“つぶやき”ネットワーク「Google Buzz」発表(この内容すでにご存知の方は、この項は読み飛ばしてください)

GoogleのGoogle Buzz紹介画面

米Googleは9日、Webメールサービス「Gmail」に統合されたソーシャルネットワーク「Google Buzz」を発表した。Twitterによく似たテキストによる“つぶやき”だけでなく、写真や画像、動画をその場で見ることができ、Gmail利用者には設定が不要という簡便さが売りだ。これらのいわゆる“つぶやき”のことを、「Google Buzz」では“バズ”と呼んでいる。iPhoneやAndroidなどにも対応しており、出先から携帯端末で地理的情報とともにつぶやくことも可能だ。

● よくメールする相手などフォロー、“つぶやき”送信
Googleでは、数日以内に全Gmailアカウントで「Google Buzz」を利用可能にすると発表している。利用可能な状態になれば、Gmail受信箱の下に「Buzz」というリンクが表示されるようになる。

「Google Buzz」の利用開始には、そのリンクをクリックすればよい。最初に、Gmailでよくメールを送受信する相手、よくチャットする相手が、自動的に「Google Buzz」のソーシャルネットワークに登録され、いわゆる“フォロー”することになる。また、同じGoogleアカウントを利用している「Googleリーダー」もデフォルトで関係付けられる。手動では、Twitterと米Yahoo!のFlickrに関係付けることができる。

「Google Buzz」で“バズ”するには、自分のユーザーネームの隣のテキストボックスにつぶやきたいことを入力する。このバズは、自分のフォロアーに送信され、リアルタイムにアップデートされていく。更新は自動だ。それにコメントするには、バズの下のコメントリンクをクリックし、書き込む。コメントなどは受信トレイに送信される。

バズする際には、投稿を公開するか(パブリック)、特定の人だけが見られるようにするか(プライベート)を設定できる。パブリックにした場合、すべての人が見ることができる。プライベートにする場合、自分の連絡先に掲載されている人、あるいはその一部を選択して投稿できる。これらはテキストボックスのドロップダウンメニューから設定可能だ。

特にコメントすることがない場合、「Like」または「Unlike」をクリックして好き・嫌いの意思表示ができる。誰かに直接返信する場合には、ユーザーネームの前に「@」をつけてバズすればよい。また、例えば仕事に集中したいときなどに、流れるバズ表示を止めたい場合には、キーボードショートカットの「m」を押すことによって「ミュート」できる。

設定画面から自分をフォローしている人を確認したり、誰かを探して新たにフォローしたり、アンフォローすることなども可能だ。誰かからフォローされたくない場合には、相手に通知せずにそうすることもできる。

さらに、自分がフォローしていない人でも、お勧めバズが緑色のタグとともに表示されることもある。お勧めは、バズが静かな時間帯や、フォロアーの数が少ない場合に表示されることが多いという。

Gmailにはバズ検索機能も追加された。いくつかの検索オプションを付けることによって、動画や画像が含まれているバズ、特定の人によるバズ、自分がコメントしたバズなどを検索できるようになっている。

バズに投稿した画像は、自動的にGoogleアカウントと連動した「Picasa ウェブ アルバム」に保存される。これらの画像は埋め込み型ビューワーによってその場でフルスクリーンで閲覧可能だ。動画も、バズのインラインで再生できる。

また、Googleリーダーにも統合されているため、Googleリーダーを利用している最中に、気に入った記事を画面内からそのまま共有できる。

● AndroidとiPhoneでは音声認識で“つぶやき”投稿可能
「Google Buzz」は携帯端末からも利用できる。利用する方法は4つある。1)Webアプリケーションの「buzz.google.com」、2)「Google.com」のBuzzショートカット、3)「Google Maps for mobile」のBuzzレイヤー、4)iPhoneまたはAndroid上の音声検索機能だ。

まず、Webアプリケーションの「buzz.google.com」では、その場でバズの投稿・閲覧が行える。また、自分の居場所の近くにタグされたバズも表示できる。

「Google Maps for mobile」のBuzzレイヤーからは、自分の周辺または地図上の特定の場所のバズや、バズとともに投稿された写真などを見ることができる。

また、「Google.com」の右上にあるBuzzアイコンをクリックすると、そこから「Google Buzz」に投稿が可能だ。

Androidの「Quick Searchウイジェット」またはiPhone上の「Google Mobile App」の音声認識検索機能からは、「post buzz」と話しかけた後につぶやきたい文章を話しかけるだけで、音声認識機能によりバズの投稿が行える。

現時点でWebアプリケーションの「buzz.google.com」は、AndroidとiPhoneに対応しており、他のプラットフォームではまだ準備が行われている段階だ。一方、「Google Maps for mobile」のBuzzレイヤーは、AndroidとiPhoneのほか、Windows Mobile、Symbianでも利用可能だとしている。

「Google Buzz」は、すべてのGmail利用者を対象にしているため、利用したくない場合の対応も重要だ。そのため、Gmail画面最下部「Basic HTML」リンクの近くに「Disable Buzz」リンクがあり、バズ機能をオフにすることが可能となっている。

Googleでは「Google Buzzを会話のための完全にオープンで分散したプラットフォームにすることが目標だ」としており、開発者向けに完全なリード/ライト用APIを公開している。

面白そうだが普及するのか?
まだ、使えないので、どんなものだかわかりませんが、なかなか面白そうです。social機能が豊富なようで、なかなかです。これって、無論、Googleというか、Gmailを使えること、すなわち、Googleのアカウントを持っていることが、使用するための前提条件ということになるわけです。そうです。Buzzでコミュニケーションをとりたいと思ったら、自分もそうですし、相手もそうでなければならないということです。

そうなると、twittterのように普及するのかどうか何とも言えませんね。ご存知のように、twitterの場合は、どこのものでもブラウザさえあれば、大体使えますから。まあ、twitterに登録しないと使えないということでは同じことなのでしようが・・・・。でも、twitterの場合は、アカウントを取得という考え方ではないですね。

こういう、サービスは結局は、使う人が大勢いないと普及しませんから、一体どの程度の人が使うかが課題ですね。うん・・・。だかこそ、Gmailに統合したのかもしれませんね。Google Buzz単体のサービスよりも、複数のサービスが使えるほうがユーザーにとってはつかいでがあるし、これが、Googleのアカウント取得者の開拓にもつながるというわけですね。

そうか!!これは、ひよっとして、Googleの新規アカウント取得者の開拓なのかもしれません。Google Buzztが面白ければ、アカウントを取得していない人でも使いたくなる、そうなると、新規で取得してBuzzを使い、そのうちGmailも、ドキュメントやその他いろいろなサービスを使うことになるということですね。そうすると、Google waveもそうした意味があるのかもしれません。

いずれにせよ、Googleどちらかというと、social的な機能は少なかったと思います。BuzzやWaveなどでこちらの方にも力をいれていこうという考えなのだと思います。

いずれにせよ、Google BuzやWaveなど、まだ使えないので、詳しい論評はできないですが、いずれ使えるようになったら、このブログでも論評していきます。

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