Amazonだけじゃないもん!
Amazonが送料無料になってから1年と4ヶ月余り。ネット通販で送料無料を謳うところも増えてきました。もうご存知の方もたくさんいるとは思いますが、改めて、全品無条件で送料無料となっているサイトを集めてみました。
ビッグカメラ.com
セブンネットショッピング
【私の論評】差別化が難しいからこそ、Amazon は実店舗に走ろうとしている!!
上の記事、詳細は元の記事をご覧いただくものとして、ようするに、情報三つのサイトは、Amazonと動揺に送料が無料ということです。そうして、それらの共通点をあげると、これらのサイトの運営先はすべて、実店舗を多数持っているということです。その中でも、セブンネットショッピングの運営先は、セブンイレブンであり、世界に数万もの店舗を展開していることは皆さんご存知でしょう。
また、ヨドバシカメラにしても、ビッグカメラにしても、店数ではセブンイイレブンに到底及びはしませんが、一店舗あたりの規模は結構大きいです。
日本でも、送料無料のサイトがでてきていますが、世界には、そんなところも多くあると思います。このように、物理的店舗を多数持つようなチェーンや、大きな店を複数持つようところが、Eコマースを実施し、しかも、送料無料ともなれば、Amazonにとってはかなりの驚異だと思います。
これに関しては以前のブログにも書いたことがあります。その内容の一部を以下にコピペします。
iPad、Kindle Fireはアメリカでは、タブレットPCの市場を二分したようです。これらのタブレットは何のために、導入されたかといえば、eコマースの差別化のためです。ご存知のように、従来のeコマースは、PCのブラウザから行うものです。そうなれば、どのeコマースも、ブラウザというパソコンの窓から、みえるいくつものサービスのうちの一つということになり、多くのサービスの中に埋没してしまいます。
それを防ぐためにも、アップルは、iPadを投入する必要があったのです。これによって、アップルやその関連が提供するeコマースの徹底的な差別化をはかったのです。Amazon Kindle Fireもこれと同じ背景で投入されたのです。
それだけ、既存のeコマースで差別化をつけるということは、それだけ困難なことということです。アップルかアップルストアを設けているというのも、オンラインだけでは、既存の複数あるeコマースの中に埋没することを防ぐという意味もあります。
しかしながら、いわゆる物理的店舗は、様々なやり方で、差別化や統一化を図りやすいです。全く同じにしようとしても、そのに働いている従業員などの個性がでますから、やはり、eコマースよりは、はるかに差別化をつけやすいです。これが、従来は、eコマースとは無縁であったり、実施したとしても、物理的店舗を持っているということが強みにはならず、サイトの中で、他のサービスと紛れていたのです。
さて、こんな背景を知って、上の記事を読むと、また見方が変わってくるのではないかと思います。Amazonは、Kindle Fireによって、eコマースの差別化を行いました。しかしながら、これらの、物理的店舗をもつ、チェーンが本格的にO2Oを活用しはじめ、物理的店舗を最大限に生かして、それをeコマースにも生かすようになれば、Kindle程度の差別化などでは、太刀打ちできなくなる可能性が大です。だからこそ、Amazonは、このブログ以前述べたように、実店舗をシアトルに設置して、チェーン化しようとしているのです。
新しいiPadが間もなく販売されます。そうなると、また、App Storeでは恒例の行列ができて、またお祭りさわぎになると思います。それが、テレビなどで放映されたりして、それがまた話題を呼びます。しかし、Amazonにはそのうよな場はありません。こんなことを考えると、Amazonが実店舗をチェーン化を目論んていることの意味がよくわかると思います。
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