2012年3月7日水曜日

アップルTVの画像が流出―【私の論評】日本のメーカーへの警告!!Appleは、テレビを売っているわけではない?

アップルTVの画像が流出:


米アップルが2012年にも発売が噂される、アップルテレビの画像がインターネット上に流出している。

紹介しているアップル専門ブログのマックルーマーズの画像では、画面は薄く、ケーブルはなく、すべてネットワークを介したものだと推測される。

すでに社内ではチーフデザイナーのジョナサン・アイブ氏が作成したデザインが存在することは報道されている。

アップルの家電支配の最終形と目される、このテレビだが、番組などコンテンツ確保で難航していると言われている。公の場に登場するのはいつになるか。




【私の論評】日本のメーカーへの警告!!Appleは、テレビを売っているわけではない?

Appleは、かなり前からAppleTVを発売しています。パソコン、iPod、iPhone、iPadが結構売れているなかで、この分野はあまりふるいません。下は、第一世代のAppleTVです。動画保存ハードディスクも含んでいるもので、価格は数万円して、これを買うくらいなら、Apple miniでも買ったほうが、よほど良いと思わせるようなしろものでした。下はこの、第一世代のAppleTVです。


代が、変わって第二世代のものでは、ハードディスクはなくなって、A4プロセッサと、250MのRAMが入った小箱でした。一昨年の発売であったと思います。これは、第一世代世代の価格が高すぎということで、その反省もこめてでしょうか、価格も確か8,800円でした。私は、ちょうどその頃、デジタルハイビジョンも買ったこともあったので、ついつい、買ってしまいました。


これは、なかなか良いです。今でも、週に1から2度は、iTune movieをみます。そのためでしょうか、最近ではあまり映画館には行かなくなりましたし、DVDは全く購入しなくなりました。それに、YouTubeの動画などは、ほとんとAppleTVで観るようになりました。それから、vimeoなどみますが、これは、かなり高画質で、パソコンなどでみるのはもったいないです。(下は、vimeoからのキャプチャー画像です)



そうして、上の記事のように、もう少しで第三世代のAppleTVが世にでそうです。これは、まずは、今までのような、ガジェットタイプではなく、内臓されること、それに、AppleTVのコンセプトとされる、以下の新型のように、Siri、iCloud、3D、アプリ、Multi Touch Screenなどが実現されるのでしょうか?


興味のつきないところです。それにしても、私自身は、価格にもよりますが、やはり、今はほとんどの
人がハイビジョンテレビを持っていますから、ガジエット型の新製品も引き続き販売すべきと思います。

それから、ついでに、日本のメーカーに警鐘をならしておきたいと思います。これは、以前このブログでも掲載したことですが、Appleが目に見えるガジェットや、TVをつくっているからといって、Appleがこれを売っているということではありません。これらは、単なる入口や窓口に過ぎません。Appleは、これを窓口として、他のサービスなど売るための、プラットフォームを築いていることを忘れるべきではありません。実際上の記事でも、"番組などコンテンツ確保で難航"としています。やはり、いままでのコンテンツだけではなく、さらに充実させるということです。


そりゃそうでしょう。第二世代のコンテンツだけであれば、せっかく、テレビをつくって、売ってもそんなに売れることも、話題になることもないでしょう。AppleTV、第三世代どのようになるのか。あっと、いわせるようなものにしていただきたいと思います。AppleTVに関しては、あのスティーブ・ジョブズが死の間際に「やっと納得できるものができた」と語ったとされています。であれば、ただのテレビではないはずです。 現在、ジョブズ氏のコンセプトを実現すべく、コンテンツの充実を図っているのだと思います。

アメリカでは、テレビ受像機のみの生産は、すでに前世紀から行っていません。皆さんもアメリカ製のテレビなど持っている人は、さすがにもう誰もいないと思います。特に先進国では、テレビだけ製造していたのでは、儲かりません。韓国なら異常なウォン安(これについては、本日は本題ではないので、また改めて何かの機会に掲載します)ですから、サムスンなどは儲かると思います。しかし、日本のメーカーは無理です。いまは、コンテンツ、プラットフォームの時代です。これを認識しない製造メーカーは、アメリカのように消え去るのみです。しかし、コンテンツやプラットフォームを構築して、それに対する入り口としてのテレビを製造するというのなら、AppleTVのように勝ち目はあります。


これに関しては、これからも追跡していき、新たな動きがあれば、また、掲載します。




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