東日本大震災から1年。地震発生時、被災地や交通機関・通信網に影響が出た首都圏のみなさんは、どのようにして正しい情報を得たでしょうか。また、家族や職場の仲間との連絡手段として活用したものは…?
地震大国といわれる日本において、今後懸念されている大規模な地震に備え、知っておきたい情報収集や連絡の手段について、みんなの声を探ってみました。(上は、震災後みなおされた、オールドメディアである。ラジオを聴く女性)
■情報収集に最も活用したサービスは
gooリサーチ・インターネットコムの調査「災害時の情報収集に関する調査」によると、「今回の災害に関連する情報を入手するのに利用したもの」として《テレビ》、《ラジオ》、《新聞》の既存メディアが上位に並ぶ一方で、5位に《TwitterなどのマイクロBlog》、7位に《Facebookやmixi、GreeなどのSNS》といったネットワークサービスがランク・イン。また、停電エリアではテレビの代わりにもなった《YoutubeやUstreamなどの動画共有サイト》も6位に選ばれています。テレビをはじめとする既存のメディアばかりでなく、さまざまなネットサービスが補助的な役割を果たしたといえそうです。
■家族や知人との連絡手段に役立つのは
各キャリアが行っているサービス「災害用伝言ダイヤル」が、震度6弱以上の地震発生時に利用が限定されている点について、利用範囲を広げて欲しいと感じているsaito9933さんから教えて!gooにこんなQ&Aが寄せられていました。
「大地震発生時の家族との連絡方法」
実際、3月11日の震災時、震度5弱の揺れがあったsaito9933さんのエリアでは「災害用伝言ダイヤル」が利用できず、不便を感じたとのこと。そこで、他にどのような手段が有効かと問いかけると、回答者からは次のようなアドバイスが寄せられました。
自身のブログの書き込み欄を震災伝言板として活用したというADATARAさん。普段は競馬の予想を主なテーマとしてエントリーしているようですが、震災から3ヶ月は更新を自粛し、訪問者に安否確認などの連絡の場として活用してもらったのだとか。
一方、電話もメールも使えない状況下ではTwitterが頼りになったという意見も。
帰宅困難者が多く出た首都圏では「○○では帰宅困難者を受け入れている」「××線が動き出した」といった情報がタイムライン上に飛び交い、また、ダイレクトメッセージ機能を利用して、親しい人と連絡を取り合うユーザーも多かった模様。Twitterに限らず「クラウド系のWebサービスはダメージをほとんど受けなかったので『クラウドは災害に強い』と俄然注目を集めることとなりました」とコメントしている方もいました。
災害時の情報収集や親しい人との連絡手段として、テレビやラジオ、災害用伝言ダイヤル以外にも、さまざまな場面で活用されたSNSや動画共有サイトなどのネットサービス。みなさんは、どのような方法で情報収集、安否確認を行いましたか?
【私の論評】通信さえ途絶えなければtwitterが確実か!!
あの未曾有の大震災から一周年ということで、このブログでも、本日はこの話題にしてみました。まずは、なくなられた方々の冥福をお祈りさせていただきます。そうして、震災地の皆様「レバンガ!!」です。レバンガとは、頑張れの反対です。無理をせずに、努力をしてくださいという意味です。地震があったとき、私は、ジャーマンシェパードのウィンと一緒(写真上:長い揺れにとまどっている様子)でした。いつもだと、あの時間に一緒ということはあまりないのですが、あのときは、なぜが地震の20分ほど前に私のところにきて、伏せをしていました。そこにあの地震です。とはいっても、こちら函館は、揺れはさほどでもなく、震度3くらいのものでした、ただし、揺れは長く続いたので、ウィンを撫ぜて落ち着かせながら、やり過ごしました。というより、ウィンがそばにいてくれたので、私も安心でした。
後でわかったことですが、函館はあまり被害がなかったのですが、駅付近や朝市など付近が、津波の影響で床上浸水があったそうです。それから、これで亡くなった方も、一人いたそうです。住宅に浸水してきているのにわからずに眠っていたようです。だから流されたというのではなく、いわゆる、ショック死のようなものたと思います。
そうして、営業部の人たちが、さっそく店舗に安否確認をしましたが、東北にある10店舗ほどが確認はとれませんでした。結果として、これらの店のほとんどは閉店しました。最後まで安否確認ができなかった社員も結局1週間以内にはすべて連絡がつきました。また、FC店でも、店舗そのものが、津波で流されて、閉店したところもありました。しかし結果として、店舗の従業員などで死者行方不明者は、ありませんでした。一番連絡が遅れた社員は、仙台空港近くの矢本というところにあった店ですが、ここの社員も、避難所にいることが確認できました。
なんでも、携帯電話を何度かけても通じず、かといって、公衆電話もすぐにはつかず、連絡したくてもできなかったということでした。それから、当社のSV(スーパーバイザー)が震災直後対策のため、すぐに現地を訪れたのですが、戻ってきたSVの話しを聴いて、実際の被害が凄まじいことに驚きを隠せませんでした。
このようなことですから、大変は大変ですが、店舗が無くなった分、新たに出店したりして、会社としては、1年たってみて、何とか当初の予算はクリアできそう状況となりました。
さて、地震後の通信といえば、こちら、函館ですが、震源地からはかなり離れているにもかかわらず、電話がかかりにくい日が4日ほど続きました。これは、震災地との連絡以外でも同様でした。携帯電話も同じことです。それから、私は、個人的には、インターネットは、wimaxを使っていますが、そのwimaxが地震直後から使えなくなり、何と次の日の2時くらいまで使えませんでした。
それ以降は使えるようになったので、自宅でこのブログを更新しようとしましたが、何と、パソコンでGoogleのブログサービスのBloggerが使えない状況になっていたので、iPhoneではどうかと確かめたところ、できそうなので、その日はiPhoneで更新しました。ただし、機能が限られていたので文字のみの投稿となりました。それから、ネットでも一部が見られないところもありました。ブログなどでも、いくつか見られないものがありました。やはり、地震の被害の規模がかなり大きかったことが影響していたのだと思います。
とはいいつつ、函館では、何日かすると元に戻ったような感じでした。とはいいつつ、スーパーの飲料水のペットボトルが多少品薄ということもありましたが、それもすぐに解消されました。ただし、これは、全国的にそうでしたが、函館でも、観光客の数が減りました。
私は、地震が起きた直後、日本国内の今後1年の経済予想をしました。ここでは、細かなことは、省きましたが、いずれは、復興需要により上向くというものでした。とはいつつ、7月あたりで少し上向き、12月ではかなり上向くというものでした。 中には、原発事故があったので、復興需要などないときっぱり言い放つ人もいました。
これは、複数のアナリストの意見と、阪神淡路大震災後の経済の状況を見てそう判断しました。そうして、その予想は見事にあたりました。さらに、1月には、このブログにも掲載したように、各地の初売りや、函館の数箇所の初売りを見た結果、今年はここ数年になく、人出が多かったため、今年は緩やかに景気が上向くと判断しました。ただし、増税が唯一の懸念事項なのですが、増税が決まったにしても、実施するのは、15年あたりなので、今年はその影響を受けることはあまりないでしょう。
少し話しがずれてしまいましたが、地震直後しばらくの間は、連絡のつきにくい状況がありましたが、上の記事でも触れているように、確かにTwitterだけは、見事に連絡をつけることができました。メールが届かない人にも、Twitterではメッセージを届けることができました。また、海外の方からも、いくつかTwitterでメッセージが届いていました。何でも、電話もメールもだめだったので、Twitterで発信したそうです。
特に海外の方からは、函館も甚大な被害にあっていると思い込んでおられるようで、励ましのメッセージが届きました。そうして、その中で、「あのような被害にあっても、沈着冷静でいられる日本人が素晴らしい」という趣旨の、それも、複数のメッセージをいただきました。
今回の震災では、Twitterは、画像さえ添付しなければ、テキストベースですし、パケットに分割するので、いわゆる電話や、通常のメールのように輻湊(電話回線やインターネット回線において利用者のアクセスが特定の宛先に集中することにより、通常行えるはずの通話・通信ができなくなる状況)は起こりにくいということが、実証されたと思います。
ただし、そうはいっても、震災地などでは、携帯電話の電波の発信設備が壊れたたため、電波そのものが発信できず、結局使えなかったということがありました。ただし、今後多くのキャリアが、このような場合、電波受発信設備と、アンテナをあわせもつ、作業車(上記写真は、iPhone用の作業車)を現場に送り、すぐに復帰できるようにするとしていますので、震災後すぐに通信は無理かもしれませんが、被災地など何日間も連絡できないということはなくなります。
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