2013年7月24日水曜日

元寇以来の“中韓連合”の襲来も 中国、尖閣侵攻へ民兵50人が準備―【私の論評】第二の元寇には神風が吹いて収束するのでなく、中・韓経済の破綻で収束する(゚д゚)!

元寇以来の“中韓連合”の襲来も 中国、尖閣侵攻へ民兵50人が準備 
 
神風で沈んだ中韓連合軍の艦船  

安倍晋三首相が参院選圧勝で政権基盤を強化したことを受け、「反日」を掲げる中国や韓国の出方が注目されている。こうしたなか、中国の民兵1000人が沖縄県・尖閣諸島に強行上陸する計画が今月初め、香港発で報じられたが、何と、すでに約50人が応募し、300人以上が賛同の声を寄せていることが分かった。船は中国・福建省から出港予定だが、韓国やフィリピンからの出港も検討しており、元寇以来の“中韓連合”の襲来も危惧される。中韓両国の経済危機が現実味を帯びるなか、日本への敵対姿勢が高まっているのか。

関係者によると、尖閣上陸計画の中心人物は、北京で活動する弁護士の賈方義(カ・ホウギ)、郭乗希(カク・ジョウキ)の両氏。賈氏は、日本による尖閣国有化を「人権問題だ」と主張している。なぜ尖閣問題が人権問題なのかは不明だが、賈氏は今月出版した自著「醜い日本人」の関連イベントで民兵募集計画を発表し、対日好戦ムードを煽っている。

賈氏は周辺に「尖閣上陸のための民兵にはすでに50人が応募している。運動を支持する署名も300人分が集まった」と説明。出港時期は未定だが、東シナ海での中国の禁漁が終わる9月中旬以降が警戒される。ただ、資金面での準備は不透明で、「愛国的企業家に呼びかけて漁船をチャーターする」とも語っている。

賈氏らの計画で問題となるのが、尖閣に向かう船の出港地点だ。日中軍事筋は「反日ムードが盛り上がりすぎると、習近平国家主席率いる共産党政府への批判に飛び火しかねない。だから中国本土から漁船が尖閣に向かうのは中国当局が許さない可能性が高い」と分析する。

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【私の論評】第二の元寇には神風が吹いて収束するのでなく、中・韓経済の破綻で収束する(゚д゚)!

上の記事ご覧になってどう思われますか?私自身は、負け犬の遠吠えくらいにしか思えません。この元寇には無論中国政府が中心となって関わっているわけではありませんが、それにしても、中韓両政府が黙認しているということです。こんなこと、それこそ、数百年も前の、元寇の時代であれば、理解もできますが、21世紀の現在では考えられないことです。都市伝説などとレベル的に変わりません。荒唐無稽で滑稽以外の何ものでもありません。

元寇防塁

それにしても、こんな幼稚な無謀な試みを放置するには、それなりの背景があります。やはり、こんな馬鹿真似を許容するということは、中韓は、非常に不味い状況にあり、人民や国民の目を日本に向けて、自国政府への批判などをかわそうという意図がありありとみえます。

その背後に何があるかといえば、やはり、経済の悪化です。経済の悪化とはいっても、通常の国のレベルの話ではなく、国自体の存立にかかわる経済の破綻です。今回ばかりは、従来のように中国であれば軍事力で人民を黙らせることはできないのだと思います。韓国も、国内企業の保護ならびに、海外進出を有利にするための意図的なウォン安などもできなくなり、相当な打撃を受け、朴槿恵大統領も政権を維持するために必死なのだと思います。

そこにふってわいたのが、尖閣上陸というわけです。尖閣上陸しようが、しまいが今回の中韓経済の落ち込みは、両国の存立すら危うくする規模で進行中です。しかし、この経済の悪化で、人民や国民が激高するのを先延ばしにするという意味で、この尖閣上陸は両国にとって意義があるのだと思います。しかし、それにしても、先延ばししたとしても、最長で1年くらいものです。

その後は、中韓政府そのものが、国民の憤怒のマグマの矛先になります。この憤怒のマグマ、日本では到底考えられないほど、深刻なものです。たとえば、中国だと建国以来毎年平均国内で暴動が2万件あったと聞き及んでいたのですか、最近では、年平均8万件にものぼるそうです。中国の人口は日本の10倍ですから、これが日本だとどのくらいの規模かといえば、1/10にして、8千件としても、その数の多さは、尋常なものではありません。

韓国だって、最近民主化されてからは、あまり大きな暴動が立て続けに起こったということはありまんが、光州市事件では、相当の犠牲者を出しています。光州市事件は規模があまりに大きかったため、当時の独裁政権も隠蔽しきれなかっただけで、実はこのような事件多数あったとの報告もあります。今回のとてつもない経済の悪化で、またぞろ韓国にも暴動が多数発生することになるかもしれません。

しかし、それでも、そうせざるを得ないほど、両国は切羽詰まっているのです。どの程度切羽詰まっているかといえば、以前のこのブログでも掲載したことがありますので、その記事のURLを以下に掲載します。
中国金融界“連鎖破綻”危機! 習政権「影の銀行」潰し 韓国経済も道連れか?【私の論評】中国金融危機は紛れもなく事実だが、日本への影響は軽微!!いずれ巻き起こるかもしれないマスコミ、親中・媚中派政治家どもによる中国支援プロパガンダに騙されるな(゚д゚)!
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詳細は、この二つの記事をご覧いただくものとして、中韓の経済の悪化の原因の第一は、日本銀行が、長きにわたる金融引き締めをやめ、今年の4月から、金融緩和に転じたため、円高から円安傾向になったためです。

日銀が、金融引締めによりデフレ・円高政策を継続しているころには、元もウォンも日本の円と比較すれば、かなり安い状況にありました。

これによって、日本企業は、中国で製造して日本に輸入するほうが儲かるため、どんどん中国に進出しました。その過程で、資金や技術の日本から中国への移転が大々的に行なわれました。そうして、中国は日本への輸出により、安定した経済成長をし、第二の経済大国へと上り詰めました。

一方韓国は、国内のインフレは放置し、ウォン安誘導をし、輸出産業を保護し、これも円高の日本や他国への輸出によって、成長することができました。

現代の元寇は、漁船にのった民兵によるとは、あまりにお粗末!!
日銀がデフレ・円高政策を20年にもわたって、継続していたため、中韓にとって日本の円高は当たり前となり、それを前提として成立していることに何の疑問も抱くことがなくなりました。そうして、彼は、この状況は永遠に続くものと考えていました。

しかし、このようなことが永遠に続くことなどあり得ません。さしもの日銀も、黒田体制に変わって、異次元金融緩和を行いました。しかし、このようなことは中韓にとっては、寝耳に水で、その危機が現実のものとなったときには、もうすでに日本の円高政策が骨身の髄まで浸透しており、まるで、麻薬を長年打ち続けてきた人間が、ある日突然麻薬を打ち切られたかのような状況に陥ったというわけです。

日本が金融緩和を継続しているうちには、中韓の経済が好転することはありません。一方的に悪くなっていくだけです。しかし、この責任は、日本にあるわけではありません。あくまで中韓にあるのです。

こんなことを続けていれば、中国人民や韓国国民の生活はますます劣化していく一方です。そうして、憤怒のマグマはいたるところで、頂点に達しており、いつ大噴火を起こしてもおかしくない状況です。

そんなときに、尖閣に1000人程度の民兵を上陸させたとしても、根本的な事態は何も解決されません。韓国は、中国の属国になり、ますますひどい状況に陥ります。中国も、このままでは、分裂するしかなくなります。

尖閣上陸は、結局負け犬の遠吠えにすぎません。上陸しそうになれば、自衛隊を派遣して、抵抗するなら、予め警告した上で殺傷し、弱ったところで全員逮捕で良いと思います。そうなっても、戦争にはなりません。戦争する気なら、最初から軍隊を派遣すれば良いのに、そうしないのは、中国人民解放軍は、まだまだ日本と互角に戦える水準ではなく、尖閣に上陸しようにもできず、やればボロ負けし物笑いの種になるだけだからです。

元寇
日本としては、自国内に軍隊を派遣して、本来そこに存在するはずのない外国勢力を排除することなど、問題になるのは、日本の国内だけであり、いかなる外国からもとやかくいわれる筋のものではありません。日本の国内も、外国勢力が無断で侵入した場合などの異常な場合は、法律体系を変えるなどのことをしなくても、臨時的に何らかのやり方は必ずあるはずです。

日本は、中韓、来るなら来てみなさいという態度で良いと思います。自国の経済が混乱に陥ったからといって、日本の尖閣に民兵を上陸させるなどのことをするというのは、国際的にみれば、ただの稚拙なお粗末な愚行以外の何ものでもありません。中韓以外の世界では全く通用しません。かつての元寇は、神風で収束しましたが、現代の元寇は、中韓の経済破綻で収束します。ほんとうに経済が破綻すれば、尖閣などの騒ぎではありません。上陸した民兵などすぐにその存在すら忘れ去られてしまうことでしょう。私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?

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