中国で、沖縄県・尖閣諸島への上陸に向けた、驚くべき計画が練られていることが分かった。退役軍人など1000人を「民兵」として募集し、武装して上陸・占拠するというものだ。韓国による竹島強奪を参考にしたという。日中関係が冷却化するなか、習近平国家主席はこれにゴーサインを出すのか。日本に阻止する策はあるのか。
許しがたい上陸計画は8日付の香港紙「明報」などが報じた。中国北京市の弁護士がこのほど香港を訪れ、計画を明らかにし、市民に参加を呼び掛けたという。
同紙などによると、中国各地で3カ月以内に、退役軍人など20~40代の健康な市民らを対象に、尖閣上陸作戦に参加する者を募集する。準備が整い次第、中国国防省に通知するという。
中国では9月中旬に東シナ海の禁漁期が明け、漁船が出港できるようになる。3カ月以内の募集はこれとリンクしているようだ。
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【私の論評】できるならやってみるが良い!!これでますます日本はまともな国になれる!ありがとう習(゚д゚)!
なにやら、習近平無謀な計画に手を染めようとしているようですが、このブログに過去に掲載してきたように、いよいよ習近平このようなことをしなければ、権力の掌握ができないどころか、有名無実になる一歩手前のようです。
実質的に、軍も中国共産党も掌握できていない習近平については、このブログでも以前掲載したことがあります。その記事のURLを以下に掲載します。
【正論】習新政権が軍を御しきれぬ理由 防衛大学校教授・村井友秀―【私の論評】社会の変革を後回しにしたつけが効いてきた中国、習近平はラストエンペラーになる!!【4】詳細は、この記事をご覧いただくものとして、現在習が、主席であるにもかかわらず、軍も共産党も掌握仕切れていないのは事実です。
こんな状況を打開するために、習は、反日デモの指揮や過去の尖閣上陸の指揮もとったとされています。無論、表だってのことではなく、裏側からです。何のためかといえば、権力を掌握するためです。
しかし、結局のところこれはうまくはいかなかったようで、あいかわらず、掌握できていません。だからこそ、習としては、次の一手として、大規模な尖閣に対する挑発が必要であり、その一環として計画されているのが、尖閣強襲要員1000人の募集ということです。
習近平は余程窮地に追い込まれているようです。その窮状については、以前このブログにも掲載したことがあります。そのURLを以下に掲載します。
【スクープ最前線】中国、米に“土下座” 尖閣上陸「3時間でいい」と懇願―【私の論評】これが事実だとすれば、中国はかなり危ない状況にあるとみるべき!!習近平はラストエンペラーとなるか【8】詳細は、この記事をご覧いただくものとして、習にとっては、尖閣上陸は自らの窮地を脱するために、どうしても実現したいことのようです。
しかし、アメリカはそのようなことを認めるわけはなく、会談の時にもオバマ大統領は、そのようなことを認めるはずもなく、この会談が終わってすぐに、ドーン・ブリッツという日米合同演習をアメリカ国内で実施しています。しかも、この合同訓練は、島嶼防衛のための訓練ということで、あからさまにではありませんが、中国の尖閣上陸に備えてであることはいうまでもありません。
それに、アメリカ上院では、中国のこうした行動に反発する決議も行われています。これも、このブログに以前掲載しましたので、以下にそのURLを掲載します。
まず、昨年の段階でも、決議が通っています。
「尖閣は日本の施政権下にある」米議会が特別声明 中国の軍事行動に対抗―【私の論評】中国のアジアでの覇権拡大を阻止したいというのがアメリカの本音!!護憲派は、国際的視野からみればただの頑固者?
本年も習近平訪米直後に米国議会で、日本施政権に対する中国の妨害に反対する決議が上院で行なわれています。
「日本の施政権害する一方的行動に反対する」 米上院が中国非難決議採択 本会議でも可決へこれは、短い記事ですし、日本でほとんど報道されていない記事なので、以下にそのまま掲載します。
【ワシントン=佐々木類】米上院外交委員会は25日、中国の東シナ海と南シナ海での威嚇行為を非難する決議案を全会一致で採択した。本会議でも可決される見通し。アメリカが中国の尖閣上陸を許さないのは自明の理です。
決議案は、尖閣諸島(沖縄県石垣市)の周辺海域での中国の挑発行為に関し、「米政府は日本の施政権を害そうとする、いかなる一方的な行動にも反対し、そうした行動に米国の立場は影響されないと断言する」と表明。同時に、すべての当事国に対し事態を悪化させる行動を自制するよう求め、平和的な解決を促した。
共同提案者のメネンデス委員長(民主)は採択後に声明を出し、「争いはここ数カ月間で憂慮すべきレベルに達した。国際法に基づき対応しなければならない」と強調した。
ブログ冒頭の記事ては、これに対処することは難しいとしていますが、全くそんなことはありません。通常の軍事侵攻としてとらえ、反撃すると考えれば、相手方には強襲揚陸艦があるわけでもなく、他の艦船もなく、あるのは漁船だけ。航空機の支援も、潜水艦の支援もないということです。それに、あったにしても、現在の自衛隊の敵ではありません。自衛隊が本気を出せば、中国艦艇は瞬時に海の藻屑と消えますし、航空兵力も同じことです。そうして、1000人の上陸部隊などすぐにも殲滅することができます。
であれば、自衛隊を派遣して、日本国内への侵攻として処理してしまえば、すぐに解決する問題です。自衛隊にすれば、赤子の手をひねるのと同様な簡単なミッションです。
そうして、国際上も国内法上もほとんど問題はないと思います。無論、国内法上の問題はあるにはありますが、超法規的手続きをすれば、できなくはありません。自国領土が侵攻されているということは、著しい安全保障上の大問題であり、超法規的手続きも致し方のないことです。もし、本当に上陸したり、上陸されそうになって手をこまねいて何もしなければ、今度は日本国内の世論が沸騰して、現政権も何がしかの手を打たなければ、ならなくなると思います。それにしても、尖閣上陸の民兵1000人の扱いはあまりに容易です。
これに対して、中国側は、激しく抗議するでしょうが、これなどは突っぱねれば良いことです。あとは、アメリカを含めたどこの国も日本に抗議はしません。というより、できません。なぜなら、これは、れっきとした日本の国内問題だからです。
こんなことは、中国いや、習自身が良くわかっていことなのに、なぜブログの冒頭のようなことが伝わってくるのか不思議です。やはり、習が窮地に追い込まれていることだという証だと思います。
いずれにしても、習や、中国共産党も、自らの保身のために、いつか尖閣をものにしよう考えているには違いありません。しかし、軍隊ではなく、民兵というところが、ますます習の窮地を物語っているように思えてなりません。人民解放軍は、いくら強がってみせても、自分たちにはまだ日本と互角に戦える力はないとわかっているのだと思います。尖閣を侵攻して、大失敗すれば、物笑いの種になりますし、自分たちの権力基盤が危うくなります。
それにしても、このような噂をながしてみたり、尖閣で挑発を繰り返したり、そうして挙句の果てに民兵など上陸させようものなら、日本人はますます中国嫌いになるし、中国への不信感は高まるし、安全保障への声は高まり、それこそ、安倍総理が目指す「戦後体制から脱却」にさらに推進することになります。
もし、中国が、その下心を隠し通し、一見まともな国のように装っていたら、安倍内閣自体が成立しなかったかもしれません。日本人は、いつまでも、平和ボケから覚醒することなく、戦後体制の闇の中に潜りこみ惰眠を貪っていたかもしれません。その意味では、習には本当感謝したいです。ありがとう習!!
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