2014年7月29日火曜日

【書評】『マスコミ堕落論』西村幸祐著―【私の論評】メディアの知的レベルが、一般国民に追いぬかれたは、メディアに「機能的非識字者」が増えたためでもある(゚д゚)!


マスコミ堕落論-反日マスコミが常識知らずで図々しく、愚行を繰り返すのはなぜか (SEIRINDO BOOKS)


尖閣、竹島問題を報じる朝日新聞などのメディアでは反日イデオロギーが優先され、そこに堕落の原因がある、と説く。堕落しているうえに、安全保障について鈍感になり続けており、「劣化一直線」となっていると批判する。

こうした報道は終戦後、連合国軍総司令部(GHQ)が日本人に戦争罪悪感を植え付けようとした「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」に起因すると指摘。連合国の占領施策を単に守るというよりも、日本自らが育ててきてしまったと強調するなど、社説を中心にメディアの現状、問題点を鋭く分析している。(青林堂・本体1200円+税)

【私の論評】メディアの知的レベルが、一般国民に追いぬかれたは、メディアに「機能的非識字者」が増えたためでもある(゚д゚)!

この書籍、前々から興味があったので、購入しようとして本日Amazonにアクセスすると、以下のような表示がでました。
















一時的に在庫切れということで、残念でした。また、入荷したら購入しようと思います。明日、函館に行くので函館蔦屋書店にでもいけば、あるかもしれません・・・・・・・・。

それにしても、それくらい人気があるということです。

購入できなかったので、以下にAmazonの内容紹介を以下にコピペさせていただきます。

内容紹介
「メディアの知的レベルが、一般国民に追いぬかれた! 」
マスコミを論ずれば右に出る者はいない、あの西村幸祐がおくる
反日報道亡国論の決定版。
堕落の構造にあるマスコミを徹底分析!

目次
あらかじめ堕落したマスコミたちよ――前書きに代えて 
第1章:反日マスコミは今や芸風を競うコメディアンである
―あらかじめ堕落したマスコミたちの構造的凋落―
堕落のうえに劣化一直線の反日マスコミ
サブ化するメインストリーム
マスコミの経営的凋落の可能性
信頼に足るべきメディアとは何か 
第2章:反日マスコミの知的劣化が、「彼らが望まぬ政権」をかえって守る
―特定秘密保護法をめぐるお祭り騒ぎの馬鹿らしさ―
アベノミクスを〈給料〉でしか語れないメディアの知的劣化
最も評価されるべき、日本・ASEAN特別首脳会議
21世紀の大東亜会議は特定アジアからの「脱亜」がテーマ
見離されるときは近い、外交安全保障に無知な日本メディア
特定秘密保護法にまつわる馬鹿騒ぎメディアの深い根
マスコミには知性もなければ常識もない
知る権利の阻害を反対理由にするマスコミの図々しさ
スパイ防止法廃案キャンペーンを繰り返しただけのマスコミの愚行 
第3章:反日マスコミの図々しさが、「進まぬ議論」をかえって許す
―責任を回避するための、思考停止と論点のすりかえ―
いかにバカバカしかろうが社説は主張である
西村流社説批評(1) 自らの反省も評価もない、領土問題に関する社説の気味の悪さ
西村流社説批評(2) アメリカの犬であることを露呈してしまった、安倍外交評価社説
西村流社説批評(3) 東京新聞という反日カルト団体機関紙について
西村流社説批評(4) 日米首脳会談に触れて露呈する、反日メディアの安全保障知らず
西村流社説批評(5) 日中関係についての社説で売国の具体的意味が知れる
西村流社説批評(6) 支那の残虐に鈍感な、非人間的な似非インテリズム
西村流社説批評(7) 反日社説が、かえって安倍首相のレベルを引き上げる
西村流社説批評(8) 日韓関係社説における反日マスコミの保身の醜さ
西村流社説批評(9) 古臭いパラダイムのまま勉強したくないメディアの怠慢
西村流社説批評(10) 一般国民の常識に追いつけない反日メディアの根なし具合
西村流社説批評(11) 攻撃のための攻撃でしかない不毛なNHK関連社説
西村流社説批評(12) 外交・国防・安全保障音痴が露呈するウクライナ問題関連社説
西村流社説批評(13) ヘイトスピーチ報道はあきらかに反日メディアのキャンペーン
西村流社説批評(14) ヘイトスピーチ? 差別される私たち日本人を語るべきだ 
第4章:反日マスコミの常識知らずが、「国民の知る権利」を阻害する
―失われた20年を温存したい? 安全保障への決定的無知―
反日マスコミの集団的自衛権報道は国民を現実から遠ざける
あまりにも報道されなさすぎる自衛隊の活動とその理由
厚木基地の自衛隊機夜間飛行差し止めは支那の利益保護
反日マスコミは自衛隊が人を射殺するのを手ぐすねひいて待っている
集団的自衛権は戦後サンフランシスコ体制が生んだ観念のお化け
哀れでさえある平和と戦争についての無知 
第5章:反日マスコミに「わが国日本」が存在しない理由
―日本=連合国(国連)自治区説―
GHQコードをかたくなに守る不思議
日本=連合国(国連)自治区説
内容は、まだ読んでいないので、書評そのもは避けますが、目次を見ているだけでも、反日メディアを長年にわたって批判追求し続けてきた、西村幸祐氏の集大成的な書籍であることが理解できます。

上記の書評では、「連合国の占領施策を単に守るというよりも、日本自らが育ててきてしまったと強調するなど、社説を中心にメディアの現状、問題点を鋭く分析」としていますが、まさに西村氏はこれを多くの人々に理解していただくために著述されたのだと思います。

私自身は、西村氏の論評には大賛成で、その通りなのですが、それ以外にもマスコミを劣化させている理由があり、それがさらに輪をかけてマスコミを酷くしてしまっている点があると思っています。

それは、どういうことかといえば、このブロクにも以前掲載したことがあるので、その記事のURLを以下に掲載します。
【主張】教組ツアー 教育の場にふさわしいか―【私の論評】時局という言葉を理解できない大分県教職員組合は、新たなタイプの機能的非識字者か?
詳細は、この記事をご覧いただくものとして、最近はこの「機能的非識字者」がマスコミ関係者にかなり増えいるということが、マスコミの堕落にさらに拍車をかけているのではないかと思います。

「機能的識字者」について、この記事では以下のように説明しました。

Facebookを読めても、現実は理解できない「機能的非識字者」が増えている
機能的非識字者とは、自分の名前は書けるし、Facebookで近況をアップロードできるけれど、「社会の中で能動的に活動するため、自身の目的を達成するため、自身の知識や能力を発展させるために、文章を理解し、評価し、利用し、関与していく能力をもたない人」のことでもある。
「非識字者」とは、読み書きのできない人だけを指すのではない。読み書きはできるけれど、新聞記事の内容を理解できないなど、満足に使いこなすことのできない「機能的非識字」が存在する。
「機能的識字能力」とは、興味深い本を選ぶ能力、読書に没頭する能力、新聞を購入する選択、経済的・政治的提案をその(非常に大きな)総体において評価する能力のような、ひとりの人間を機能的非識字者ではなく能動的な市民にする能力のことだ。 
彼らもまた、私たちの学校からしばしば落第していく若者たちと同様にガス料金が値上げされてようやくウクライナの紛争を問題と思う、あの大勢の人々の一部となる危険がある。(ブログ管理人注: この記事はイタリアで書かれたもので、イタリアもロシアからパイプラインで、ガスを輸入しているので、ウクライナ問題はガス料金に直結しています)
「機能的非識字者」については、以下のURLに詳細が掲載されています。興味のある方は、是非ご覧になって下さい。
新たな「非識字者」が増えている:Facebookを読めても、現実は理解できない人たち
大手マスコミの幹部や、新聞記者やテレビのコメンテーターなどに、「機能的識字者」が増えているではないかと思います。

たとえば、本日の日経新聞には、以下のような記事が掲載されていました。
旬のサンマが届かない…トラック新規制の衝撃 
 北海道のサンマが西日本に、九州のレタスが東日本に届かない――。こんな事態が現実味を帯びてきた。原因は今年1月から適用されているトラックの新規制。安全を確保し過重労働からドライバーを救うはずの規制なのだが、逆に、高いハードルを越えられない中小零細の運送業者を「仕事の放棄」に追いやっている。過酷な労働集約の上に効率化が進んできたという日本の物流の現実が、矛盾となって吹き出した。
この記事を書いた日経新聞の記者は、こうした最近の物流の危機をトラック新規制のせいだとしています。 その部分のみを以下にコピペさせていただきます。
 なぜこうした「食卓の異変」が起きているのか。原因を遡ると2012年4月に関越道で発生した高速ツアーバスの事故に行き着く。金沢・富山―関東を片道3000円台で運行するバスが藤岡ジャンクション付近で防音壁に激突。乗客7人の命が失われ、乗客乗員39人が重軽傷を負った、あの惨事だ。 
 短期雇用で十分なドライバー教育をしない。名義貸しによる無許可営業。車両整備を怠る――。問題を重く見た国土交通省は昨秋、バスだけでなくタクシーやトラックなど自動車運送事業者全般に対する監査方針・行政処分の基準を改正。今年1月からその適用を始めたところ、北海道と九州の中小零細トラック業者を中心に大混乱が湧き起こった。
記事全体を読んでいただくとおわかりなると思いますが、この記者はこの出来事の原因としてトラックの新規制だけをあげています。

これは、一面正しいといえば、正しいかもしれません。しかし、本当にそうでしょうか。私は、それだけとは思いません。ひよっとしたら、トラック新規制がなかったとしても、同じようなことが起こっていた可能性も十分あると思います。

こうした混乱の原因としては、トラック新規制の問題に加え、長期デフレのせいで異常な勤務実態のが恒常化していた状況が変わりつつあるということも原因の一つとしてあると思います。

もし深刻な長期デフレが今も続いていれば、たとえトラック新規性ができたにしても、まだまた、過積載とか、長時間労働などの異常事態は続いていた可能性があります。

なぜ、「食卓の異変」がおきたかといえば、まだ日本はデフレの真っ最中ですが、昨年の4月より、異次元の包括的金融緩和が行なわれたため、雇用状況が改善されたため、働く人が、異常な勤務実態の会社を避け、他の仕事に移ったということが考えられます。

日本は、過去20年にもおよぶ長期デフレにあったこと、それが昨年の金融緩和で雇用条件が緩和されつつあるし、そのような統計数値も散見されます。これを理解すれば、この「食卓の危機」はおそらく一時的なものかもしれないことが理解できます。

ただし、これからはしばらく、どうなるかわかりません。4月から増税をしたため、5月あたりから、消費などの指数が落ち込んでいます。特に、消費に関しては、33年ぶりの悪さであるということもあります。とすると、また日本はデフレスパイラルの底に沈み、異常な勤務実態の業務にも仕方なく就く人が増えて、この問題も解消されるかもしれません。


そもそも、ブラック企業が跋扈する最大の理由は、デフレです。デフレが、解消されれば、ほとんどのブラック企業は消えてなくなります。なぜなら、デフレが解消されれば、雇用状況が良くなり、最初からブラック企業になど就職せず、まともな会社に就職する人が増えるからです。

また、運悪くブラック企業に就職してしまっても、他のまもともな会社も人を大勢募集するようになるので、転職も容易です。そうなれば、ブラック企業から他の企業へ転職する人が増え、ブラック企業は、人手不足で経営がなりたたなくなります。

しかし、多く新聞・テレビでは、こうしたことを報道しません。

なぜか、この日経新聞の記事のようにデフレと雇用は全く関係ないかの如く報道します。こんなことは、デフレがどういうものであるのか、少し勉強すれば、誰にでも理解できます。

雇用などの問題に関心を持って、いろいろ調べていけば、フィリップス曲線などに自然に行き当たり、その時々の経済状況と、雇用との間には密接な関係があることが理解できるはずです。

まともな「機能的識字」ができれば、このようなことはすんなり理解できると思います。しかし、これができなければ、ブラック企業がはびこる原因を、悪人のせいだけにしたり、社会制度だけの問題にしてみたりして、本当の原因を知ることはできません。

この新聞記事を書いた日経新聞の記者はまさしく、そうなのだと思います。

このようなことは、枚挙に暇がありません。

「デフレから子供たちを守るために、我が家では節約して貯金する」これは正しいです。

しかし、「デフレから子供たちを守るために、政府に節約して貯金することを求める」これは間違っています。逆効果です。不況のときに、政府支出を減らせば、ますます景気は悪くなります。

「デフレから子供たちを守るために、日本銀行に節約してもらうため、金融引き締めをしてもらう」これも、全くの間違いです。こんなことをすれば、さらにデフレは深刻なことになります。

これが間違いであるということは、まともな書籍など読んで、「機能的識字能力」があれば、すぐに理解できます。

今のマスコミは、いろいろと屁理屈は、つけていますが、結局はこうした間違いを正しいものとして流布しています。それも、積極的に実施しています。

また、マスコミは何でも赤字とつけば悪いものと決めつけて報道します。

「家計が赤になると良くないので、何が何でも黒にする」これは、正しいです。

しかし、「貿易収支の赤字や、経常収支の赤字は良くないので、何が何でも黒にしなければならない」ということは、間違いです。

そもそも、貿易収支や、経常収支などは家計などとは違います。これを家計と同じように捉えるということは、高校生の政経の理解もないということです、「機能的識字能力」があるかどうかを疑われても仕方ありません。



これも、高校の政経の教科書を読んだり、何か書籍を読めば十分理解できることです。それも、何も高等な理論など学ぶ必要はなく、言葉の定義をしっかりと、まともに理解すれば理解できることです。

それに現実の世界をみまわしてみれば、多くの工業製品を輸入して、貿易収支や、経常収支が恒常的に赤であるにもかかわらず、一人あたりのGDPは、上位にある豊な国になども存在します。

しかし、しばしばマスコミは、何らの前提条件もなく、貿易赤字や経常収支赤字自体をあたかも悪いことであるかのごとく、報道します。

これについては、最近では読売新聞の報道がありました。
貿易赤字、半期で最大の7兆5984億円
この記事も、日本経済についての正しい内容を報道するものではありません。とにかく、この記者は赤字になれば、何でも悪いものと考えているようです。

新聞記者とか、テレビのコメンテーターは、おそらく日本語の文字は読めるし、それを発音する事はできるのだと思います。

これらの人たちには、、興味深い本を選ぶ能力、読書に没頭する能力、新聞を購入する選択、経済的・政治的提案をその(非常に大きな)総体において評価する能力のような、ひとりの人間を機能的非識字者ではなく能動的な市民にする能力である「機能的識字能力」が欠けているのではないかと思います。

そうして、西村氏が主張するように、「メディアの知的レベルが、一般国民に追いぬかれた」のは、メディア側に「機能的識字能力」の足りない人たちが増えていて、その主たる原因は、メディアの一は、社会事象をとらえるための、自分のよって立つ足場のうちの最も重要なものの一つである、「国家観」がないということなのだと思います。

頭の中に、いわゆる「日本国」という軸と、もう一つは「自分」という軸がしっかりと形成されていれば、「機能的非識字者」になるようなことは無いのだと思います。これに、他の軸が加われば、より強固になるのだと思います。

特に「日本国」という軸が、すっぽりと落ちていると、何を観ても、読んでも結局それを本当の意味では理解できず、結果として「機能的非識字者」になってしまうのだと思います。



今のマスコミ関係者は、軸のない哀れな「機能的非識字者」なのだと思います。こんなことを続けている限り、彼らは、多くの「機能的識字者」である国民を操作したり、誘導することもできなくなります。そうして、無論のこと、共感も賛同も得られることもなくなります。哀れです。末路は、発狂か若年性認知症かもしれません。

マスコミ関係者も、子どものときには、「日本国」という軸が頭の中にあり、「機能的識字者」だった時代もあるのだと思います。だからこそ、学校を卒業して、社会人になることもできたのだと思います。

しかし、マスコミに入ってから、「日本国」という軸を意図的になくさなければ、就業することができないため、意図的にそれを消してきたのだと思います。

それを続けることにより、物事を捉え得る上で本当に重要な「日本国」という軸が頭から消えてしまい、長年それを続けているうちに、「機能的非識字者」になってしまったのだと思います。

これからの日本では、こうした「成人の機能的非識字者」を教育するということも重要になってくるかもしれません。マスコミ関係者が「機能的非識字者」であって良いはずはありません。

私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?

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