久米宏の“新ニッポン人”現わる1日放送の「
久米宏・経済スペシャル “新ニッポン人”現わる」(テレビ東京系列)を放映していました。
団塊 | 60歳 |
新人類 | 45歳 |
団塊ジュニア | 30歳 |
新ニッポン人 | 20代 |
新人類ジュニア | 15歳 |
“新ニッポン人”とは、上のように20代の人たちのことを番組が独自に命名した。
特徴としては、
・酒を飲まない
・海外旅行に行かない
・マイカーを必要に思わない
・遊ぶより貯蓄する
・休日も遠くまで出歩かずに、近場を動き回るだけ
2月にマクロミルがとったアンケートと、それに対するお馬鹿ジャーナリストの意見が元になっている
この内容は、どこかで見たような気がするので、確認してみましたが、やはり、マクロミルというところが、2月に行ったアンケートと同じものでした。
http://www.j-cast.com/2008/03/07017535.htmlこのアンケート、東京・神奈川・埼玉の20代の男女312人に聞いたものです。これだけで、若者を全部代表しているとは思えません。
私は、このアンケートの結果に関して、あるジャーナリストが語り、「
かわいそうな若者世代"20代"、酒のまず、車を買わず、貯蓄はは自己投資しないのと同じ」として意見を述べていて、それが、イタイニュースにも掲載されているのを見て、そのあまりのレベルの低さにあいた口がふさがりませんでした。
レベルが低すぎる番組この番組も、こうしたアンケートなどをもとにして、作成されたのでしょうが、あまりにレベルが低すぎます。あまり期待しないで見ました。そうして、本当にその通りの番組でした。
久米「あれ、みんなで行って、飲みに行ったときは、とりあえずほとんどの人は生ビール頼むんですよ。みんなビールビール、それじゃあビールがガーっと来るでしょ? パーっといっぺんに来るから全部持って『はい乾杯』って始まるんですよ」
ゲストの小倉優子サンがこれに対して「おじさまがたと行くときはそれでいいんですけど、若い子たちで行くときは自分が飲みたいものを頼むんですよ」とゆー趣旨のことを言うと、久米サンが「なんだこの生き物は?」的な目線で小倉サンを見ていました。
私も小倉サンの感覚のほうが普通だと思います。飲みたくもない酒を飲んだって全然おいしくないと思います。しかも自分でカネ出すんやから、自分が飲みたいモンを頼むんは当然だと思います。無論年長者の人がおごってくれるというなら、話は別だと思います。
「なんでそんなに貯金するのか?」という久米宏サンの問いに対して、新ニッポン人の一人は、『大丈夫なの?』と心配してしまう感じでした。今のような時代背景の世の中では、金を貯めるほうが、自然であり、金を使いまくるのは、浪費だと思います。
何か、無理に現在の40歳台若い頃と無理に比較しているようですが、時代背景が違いすぎるもの同士を比較しても無理があると思います。今の20歳台が、過去にタイムスリップして、40歳台の若い頃の時代に行ったら同じような行動をするかもしれません。世の中が不景気なときには、若者に限らず、ほとんどの人が保守的に見える行動をとるというのはごく普通のことで、どの時代にも見られたことです。この番組、時代背景と世代の特徴とを区別しないということで、最初から企画が間違えています。
世代でひとくくりにする愚かさこの番組非常に低級だと思います。いまどき、世代で輪切りにして、〇〇世代は、などとするのは全くの時代遅れだと思います。これらがあてはまったのは、第二次世界大戦後の20年間だけだと思います。その頃は、終戦後の焼け野が原から多くの人が出発したため、余程の例外は別として、大衆という人々が存在し、大衆の中の若者として論ずることはある程度可能でした。
団塊の世代に関しても、堺屋太一氏が言い出したときには、一つの世代としてくくることは可能だった思います。しかし、くくれたのは、それから10年以内のことであり、現在では、団塊の世代の共通点は、年齢だけです。それ以外はばらばらで、ひとつにくくるのは不可能です。これを一つにくくって、ものごとを考えるのは混乱と誤謬をもたらすだけです。たとえば、私の会社の会長は団塊の世代ですが、この会長と、そのへんの同じ団塊の世代であっても庶民派のオヤジ達にとを同次元でひとつにくくることは不可能です。ひとつにくくれば、混乱と間違いをもたらすだけだと思います。
現代中国や、日本、台湾でも中国80年代に生まれた若者のことを80後(はちじゅぅご)世代として、ひとくくりにしています。しかし、私はこれは間違いだと思います。韓国で聖火リレーのときに暴れていた留学生、頭の悪い単なる馬鹿です。中国でも、心あるまともな若者からは墳青(フンチン)と呼ばれ、忌み嫌われています。あの行動はそう見られても当然だと思います。こういう連中と、清華大学のエリートなどと同次元で語ること自体が大きな間違いです。清華大学のエリートでかつ、裕福な家庭に育った家庭の師弟もしくはこれと同等レベルの層の人とは、おそらく普通のまともな日本人と唯一まともにコミュニケーションを交わせると思います。他の層では残念ながら無理です。育ってきた背景や、物の考え方のコンテクスト(背景)があまりにも違いすぎるからです。私自身は、中国の若者を三分類してものごとを考えるようにしています。これについて、以下にURLを掲載しますので、是非ご覧になっください。
政治経済システムがかなり遅れた中国でさえも、若者を論ずるときに、少なくとも三つくらいに分類しなければ、相当無理が生じます。これが、政治経済システムがある程度成熟した日本では、若者をひとくくりにするのは最初から土台無理なはなしで、極端なことをいうと一人一人全く違うといっても良いくらいです。しかし、やはり、政治経済の問題を考える場合には、いくつかに分類しないといけないと思います。なかなか難しいです。現代中国の若者の分類の方がはるかに簡単です。
久米宏にしろ、この番組の製作者はもうすでに時代から取り残されています。以前話題になった、
アッコにおまかせの初音ミク騒動のとも共通点が見られます。さらに、この番組における久米宏、傲慢でさえあると思います。若者から素直に学ぶという姿勢がかけています。私たちは、どんな人からも学ぶことができます。若者を良く知るためには、若者から謙虚に学ぶという姿勢が必要だと思います。若者とコミュニケーションを交わすという姿勢が必要です。しかし、久米は、私は全部知っているみたいな知ったかぶりをしています。自分の考えや、価値観にあわないものは、外れているという調子です。知ったかぶりは、人間の成長を止める、最大のファクターです。知ったかぶりをするようになった人の成長は止まり老化がはじまります。久米宏老化が始まっているようです。
若者として、画一的にひとつにくくることのできる時代は、随分前にとっくに終わっています。このような見方をすれば、商売上であっても、学問上でも混乱と、間違いをもたらすだけです。声無き人の声もくみとる努力が重要だと思います。久米宏やこの番組制作スタッフには、そのような考えはないのだと思います。もともと、マスコミは視聴率を高めるためだけに動きます。今回、「新ニッポン人」というキーワードで物議をかもし、視聴率稼ぎをしようとしたのでしょうが、それにしても番組そのものが低レベル過ぎました。きちんと、マーケティングなどできる人も加えて作成すべきだったでしょう。久米宏には、マーケティングは全く無理だと思います。
上記のようなマスコミの弊害はいまさらという向きもあるかもしれませんが、私が環境問題に関心を持つきっかけとマスコミの弊害を自覚するようになったきっ かけをつくっていただいた恩師の想い出をこのブログのでも掲載しています。以下の反転文字列をクリックしていただければ、ご覧になることができます。
■マスコミで報じられていることを、鵜呑みすることの弊害を教えていただいた恩師の思い出上記で、中国のことも引き合いにだしましたが、中国の若者世代に関する記事を掲載させていただきます。是非ご覧になってください。
■自主的に救援活動をする中国の若者たち-80後世代と一つにくくるのは間違い?!
■中国携帯電話事情-80後世代分類のツールともなるか?
■中国「イチゴ族」-中国の未来は彼らのもの■China Fashion week 開催さる-中国ゼリー層にも押し寄せる情報洪水■ゼリー世代のミーイズム-体制から身を守る知恵か?■中国ゼリー層-明日の中国を牽引する原動力となるか?■チャイナ・アート・バブルにも冷めた見方のできる中国ゼリー世代?この番組のもとともなった、あるジャーナリストの意見に対する私の反論を掲載しているブログは以下からご覧になれます。
■かわいそうな世代"20代"、 酒飲まず、車を買わず、「貯金は自己投資をしないのと同じ」と日本のジャーナリストが語る?初音ミク騒動にも言及したので、その関係に関するものも下に掲載します。
■「アッコにおまかせ」の初音ミクの報道をどう見るか?-声なき人の声が大声になりつつあるADs by yutakarlson
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