2011年12月10日土曜日

野田とうとう“袋小路”1月国会“大荒れ”で一気に政局へ―【私の論評】だらしないぞ自民党、こんな弱体政権も潰せないとは!!


野田とうとう“袋小路”1月国会“大荒れ”で一気に政局へ



また、野田首相は消費増税について、年内に民主党の素案をまとめたうえで、早ければ年明けから野党との協議に臨みたい考えだが、問責を無視すれば「こちらの言い分は聞かず、都合のいいときだけ協力してほしいというのはありえない」(自民党中堅議員)として野党が協議に応じないのは確実である。

消費増税をめぐっては、民主党内にも小沢一郎元代表ら反対勢力が勢いを強めており、亀裂が深まりつつある。

一方で、内閣改造で2閣僚を外す案も根強い。菅直人首相(当時)が昨年11月に問責決議を受けた仙谷由人官房長官らを今年1月に交代させたのと同様の手法だ。

しかし、政局の安定化に効果があるかは不透明だ。民主党中堅議員は「外された仙谷氏はこの後、自民党との大連立を模索するなど菅降ろしに走った。野党からの追及も収まらず支持率下落は続いた。一川、山岡両氏は小沢元代表に近いだけに、外せば消費税増税に反対する小沢系のいやがらせが加速する。守るも地獄、斬るも地獄だ」と話しており、政権運営は厳しくなるばかりだ。

【私の論評】だらしないぞ自民党、こんな弱体政権も潰せないとは!!

政府には景気を回復させるという重大な使命もあります。円高やデフレの退治も必要です。ところが財務省に洗脳された野田首相は、財政再建を最優先にして増税路線を突き進もうとしています。

いまのような経済状況で、1年先に増税なんてことになれば、景気はますますおかしくなります。野田首相は、経済全体を俯瞰して政策を決めることができないのです。確かに欧州危機は他人事ではないし、野放図に国債を大量発行し続けるのがいいわけではないでしょう。

しかし、日本の国債は安定的に消化されています。国債の金利があがる気配は全くみられていません。それに円高基調です。日本がすぐにも、財政破綻するというのなら、これは、ギリシャのように円安になるのがあたりまえです。それに、国債の金利もあがるのが普通です。1500兆円近い個人金融資産もあります。さらに、日本の対外金融資産(日本が外国に貸しているお金)は、260兆です。

それに、日本の政治家や、新聞は、日本が財政破綻の淵にあるなどということを語っていますが、世界は、そうはみていません。

一国の財政が破綻の危機に瀕しているのかどうかは、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)のレート(保証料)を見ればわかります。破綻する可能性が高ければ、レートは上昇します。

しかし、G7の中で日本(1.1%)はアメリカ(0.5%)、英国(0.9%)、ドイツ(1%)に次いで4番目に低く、フランス(1.7%)より上位にあります。日本政府は借金(それもほとんどが自国民の国債によるもの)もやく1000兆と多いですが、一方で巨額の資産(約650兆円)を持っていますから、財政破綻は心配されていないのです。正味の借金は、このこれらの差額350兆円であり、これは、GDPを超える水準にはなっていません。この基準で言えばギリシャはCDSは、約50%で、それだけのレートがついてしまう破産状態の国です。日本は全く異なります。

それにもかかわらず、日本がこのまま緊縮財政、金融引き締め、増税、といったデフレ政策を続けるなら、各国が通貨安競争で輸出を増やし、経済を立て直そうとしている一方で日本だけ円高がさらに進み、日本の企業・経済は弱体化していくことになります。

もうデフレ状況が20年も続いています。こうした状況を踏まえれば、いかにして経済を活性化するかに知恵を絞らなくても、特にここ数年の短期でやるべきことは、決まっていまっています。これは、もう、いわずもがななのですが、やるべきことは、緊縮財政をやめて、積極財政に打ってでることです。そうして、日銀には、大幅な金融緩和をしてもらうことです。特に、日銀には、ただでさえ震災で円の需要が高まっているにもかかわらず、あいも変わらず、増刷の拒否の姿勢を堅持していますが、これを改めるべきです。そうして、それさえやれば、今よりもずっと良くなることははっきりしています。

それに、国民も、もうデフレにどっぷりと20年間もつかってしまって、なにやら、デフレが当たり前のようになってしまっているのかもしれません。まさに、茹で蛙状況になっているのかもしれません。それが、証拠に、デフレを加速させる、増税に異議を唱えないどころか、「やむなし」とする人も増えています。しかし、デフレは、経済の癌ですから、まずは、これを克服しない限り、何も良くはなりません。雇用対策でも、デフレが克服されなければ、結局何をやっても、良くはなりません。年金の問題でも、社会福祉の問題でも、医療の問題も、教育の問題なども、デフレを克服しないうちに何かをやっても、どこかが良くなれば、どこかが悪くなるといった具合で、もぐら叩きになるだけです。

このデフレを解消しないうちに、新成長戦略など実施したとしても、すぐに効果はでてきません。新成長戦略が軌道にのって、それが経済に反映してくるのは、早くても10年後、遅ければ、20年後になります。その間、ずっとデフレですごすということになれば、日本の経済はおちるところまで、落ちてしまいます。まずは、短期でデフレ克服をしなければなりません。

この20年間日本がデフレに浸っているうちに、他の先進国はいずれも、国民の賃金が倍になっています。ただし、インフレもともなっていたので、賃金が倍になったわけではないのですが、それにしても、20年前の水準からは随分あがっているのは間違いありません。日本だけが、20年前とあまり変わっていません。

公共工事すなわち、ハコモノ行政、すなわち、悪という単純図式が日本国内で、定着し、実際にここ20年間で、GDP比でみれば、先進国中最低水準となっています。これは、公共工事を控えているという水準ではなく、やらなさ過ぎという水準です。そのためでしょうか、もう少しすると、耐用年数が過ぎた、橋、トンネル、道路などがたくさんでてきます。そうなれば、我国も、中国の高速鉄道の事故や、橋崩落などを対岸の火事とみなすことはできなくなります。




なぜ、財務省や日銀が、デフレ政策を堅持するかといえば、インフレがこわいからです。デフレは、かなり深刻化しても、余程のことがない限り、物価は、せいぜい2%くらいしか下落しません。ところが、インフレに関しては、上限がないからです。それこそ、100%はおろか、過去においては、天文学的な数字になった国もあります。こうなると、制御するのはかなり難しく、お金など一夜にして、紙切れになってしまいます。

はっきりいえば、デフレであっても、インフレに比較すれば、あまり酷いことにならずにすむので、多少のデフレであれば、政府や日銀としては制御しやすく頭も使わずに、楽をしていられるのです。しかし、これだけ長くデフレが続けば、かなり悪影響がでてきています。これは、政府や日銀に頭を使っていただかなくては、困ります。政府だって、そうです。この20年間緊縮財政をやめて、積極財政を行ったのは、小渕政権と、麻生政権だけです。しかも、この20年間、積極財政と金融緩和を同時に実施したことは一度もありません。こんな馬鹿なことが通用するのは、世界でも日本だけです。


それなのに野田首相からは、前向きな政策がひとつも出てきません。どれも暗い未来を予想させるものばかりです。全く、一国のリーダーにふさわしい器ではありません。

しかし、だからといって、自民党が良いかといえば、そんなこともありません。特に、今の自民党は、やるべきことをやろうとしていません。それに、谷垣氏も、経済に関しては、全く暗愚といってよいほど、わからない人です。それは、谷垣氏が、増税論者であることをみてもはっきりしています。経済に関しては、野田、谷垣氏とも、たいした差はないのです。そうして、両方とも、財政再建優先派です。これでは、自民も、民主も大差がありません。


私は、おそらく、自民党の中堅幹部は“谷垣総裁”で総選挙に突入したくないと思っているのだと思います。地味で人気がないから、1回目は“敵失”で勝ったとしても、その次はまた負ける公算が大きいです。そうなると、石原幹事長や石破前政調会長といった世代がポスト谷垣を射止めるのは、下野後になりかねません。今の谷垣総裁と同じ立場。単なる野党のリーダーになってしまうと考えているのだと思います。

だから、早期の解散・総選挙を敬遠しているのです。本気で追い込む気があるのなら、一川、山岡両大臣の問責は今週のアタマには出していたはずです。さっさと可決して審議拒否すれば、野田首相を立ち往生させられたはずです。それを会期末まで引き延ばしたのは、野田首相に致命傷を負わせないため、わざわざ逃げ道を用意してあげたという以外に考えられません。

今の自民党は、国民のことなど、まるで眼中にないようです。問責カードを切るのは、あくまでも自分たちのため、党利党略、私利私欲だけで判断しているようです。復興にも積極的ではなく、自民党はすっかり高みの見物を決め込んでいるようです。全くだらしないの一言です。

自民党も、民主党もこんな有様になっているその理由は、明らかです。自民党は、政策集団ではなく、単なる選挙互助会グループだからです。そうして、民主党も基本的には、自民党の仕組みを焼きなおした、選挙互助会グループで、コピーした分だけ劣化しているというのが実態です。

もうすでに、私をはじめ多くの人が、すでに、民主党も、自民党見放しているのではないかと思います。そう、思うのは私だけでしょうか?

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2011年12月9日金曜日

【中国】工事中に橋が突然崩落、当局は「破壊性実験をやっていた」と言い訳 / 中国人「官僚のとんちキター!」―【私の論評】経済最優先が、中国人の大量移民を生み出している!!


【中国】工事中に橋が突然崩落、当局は「破壊性実験をやっていた」と言い訳 / 中国人「官僚のとんちキター!」:


手抜き工事が問題となっている中国で、先日、橋の工事中に突然橋が崩落するという事故が起きていたそうだ。怪我人も出たと見られている。

今回も手抜き工事や管理体制に問題があったのではないかと見られていたが、この事故に対し現地政府は「破壊性実験をしていた」と前代未聞のトンデモない言い訳をしていたのである。


橋の崩落事故が起きたのは中国安徽省合肥(がっぴ)市の高架橋建設現場だ。当日現場で作業をしていた作業員によると5日午前7時頃、橋の下で作業中、突然橋がゆれはじめ、骨組みがガラガラと崩れ落ちた落ちたそうだ。


10名ほどいたとされる作業員は無事だった者もいたが、逃げ遅れて怪我をした者もいるそうだ。中国メディアによると負傷者は少なくとも6名、その中には通行人も含まれていると見られている。

翌日、原因を究明すべく記者会見が行われた。突然の崩落事故も驚きだが、当局は「橋の崩落は事故ではなく『破壊性実験』である」とまさかのビックリ発言。また実験は計画的なものであり、作業員には事前に通告していたというのだ。


もちろん作業員は「そんな話は聞いていない」と真っ向から反論。両者の主張は食い違いを見せている。

これに対し中国のネットユーザーは、
「は?」

「ひどい」

「破壊性実験って何だよ」

「壊れているのは役人の方だ」

「怪我をした人だっているのに」

「人口多いからちょっとくらい死んでもいいと思ってるんじゃ」

「恥ってものがないのか」

「良心のカケラもない」

と怒りを隠せないようだ。

この「破壊性実験発言」は中国国内でも「前代見聞の言い訳」として捉えられている。

あまりにも不自然すぎるなコメントに、「官僚のとんちキター!」「新しい単語キター!!」と皮肉にも見えるコメントを残すネットユーザーもいる。死者が出ていないようなのがせめてもの救いだが……当局は記者会見後特にコメントなどは出していないようだ。

参照元:安青網CNR.cn(中国語)

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オリジナル記事: 【中国】工事中に橋が突然崩落、当局は「破壊性実験をやっていた」と言い訳 / 中国人「官僚のとんちキター!」

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【私の論評】経済最優先が、中国人の大量移民を生み出している!!
上のニュース、テレビではほとんど報道されていようですし、新聞にも掲載されていないようです。しかし、これは、世界的ニュースです。

中国では、上記の事故以外にもとんでもないものですが、中国では、橋崩落事故は以前からおきていて、それも、酷い状況です。昨年もかなりの橋崩落事故があったばかりです。その状況を示す以下の動画を御覧ください。

【新唐人2010年8月21日付ニュース】中国・四川省を襲う激しい雨が止まりません。四川省の省都・成都の複数の橋が、今回の豪雨に耐え切れず、相次いで崩れ落ちました­。成都はまるで孤島になったかのようです。 
19日の午前、四川省の省都・成都のある橋が崩落。橋の上を走っていた車が押し流され、1名が亡くなりました。 
この19歳の若者が、ちょうど乗用車を運転していると、橋が突然、裂け始めて川へ落ちました。必至にブレーキをかけて、九死に一生を得たそうです。 
このほか、四川大地震で被災地の橋も同様に、崩れ落ちました。目撃者によると轟音と共に、橋の一部が激しい流れに押し流されたそうです。これが4分ほど続いたあと、橋や橋­げたが高さ10数メートルの高波にのみこまれました。 
19日の午後、成都にある200年の歴史を誇る橋も、真ん中から無残に崩れ落ちました。
ほぼ同じ頃、四川省と他の省を結ぶ鉄橋も崩れ落ちました。列車は真ん中の2両が川へ落ちましたが、犠牲者は出ませんでした。ただ、このために多くの列車の運行がストップし­ました。 
このほか、飛行機や道路にも影響が出ています。そのため、今成都は陸の孤島の様相を呈しています。
さて、中国ではこのようなことは珍しくありません。記憶に新しいのは、あの中国高速鉄道の事故です。あの事故がおきてから、ほとんど、調査らしい調査もせず、また、高速鉄道を再開しています。今回は、あろうことか、橋の工事中に突然橋が崩落ということで、まさにとんでもないというところです。中国高速鉄道に関しては、現地で測量しているうちに設計図をかき、設計図をかいている途中で、もう、工事を始めるというようなやり方をしており、安全性などは、軽視されているそうです。

しかし、このやりかたは、橋でも、建物でも、道路でも似たり寄ったりなのだと思います。以下にも衝撃映像があります。昨年、中国の広東省、吉林省、山西省で、突然建物が倒壊する事件が相次いで発生しました。以下の動画は、その中の一つの動画です。


中国で、なぜこのようなことが起こるかといえば、やりは、政府が経済対策として、不況をすばやく是正するため、どんどん公共工事をやらせたということによるものです。高速鉄道に関しては、国の威信がかかっていたので、急がせたという面もありますが、しかし、背景に経済対策として素早く実施させたということがあったと思います。

中国の経済対策は、いたって、簡単です。不況になれば、公共工事をどんどん実施し、やり続ければ、インフレになり、物価が高騰しだすと、今度は、金融引き締め、緊縮財政をする。それで、不景気になれば、今度は、公共工事をどんどんやるという繰り返しです。

特に、公共工事を盛んにやるときは、いち早く成果を出そうということで、過激という言葉あてはまるほど、急いで、実施するものですから、他の国では考えられないほど、あっという間に、国全体の景気は良くなってしまいます。

私は、昨年から中国バブル崩壊の懸念をこのブログに掲載してきましたが、このバブル崩壊も思ったほど酷くはならない見込みがでてきました。普通の国なら、当然のごとく、バブル崩壊するのでしょうが、中国の場合は、上記のように経済優先で、人の命など軽いので、このような離れ業ができるということです。中国は、人口が多いため、こちらが、バブルだとしても、また、別の場所では、そうでもないという状況がありますから、何とかできるし、何とかならなければ、武力でも何でも使って、政府の都合よいように動かせば良いということです。



不覚ながら、私の頭には、人命軽視という要素が入っていなかったと思います。とにかく、大勢人が死のうが、格差が広がろうが、人民が不幸になろうが、どこかでインフレが起ころうが、暴動や何かがおころうが、そんなことは全くお構いなしに国全体としては、無理やり経済成長させ、成長神話を維持して、海外から投資呼び込み続けて、さらに、経済発展を続けるということです。

ただし、私は、このやり方いつまでも続かないと思います。これだけ社会不安が増長されれば、誰も中国にはいたくないと思うようになると思います。その結果がこのブログにも過去に書いた、官僚の政府の金をくすねての、大量逃亡です。そうして、最近では、合法的に蓄財した富裕層の大量海外逃亡も始まっています。そうして、中国に残らざるを得ない、大多数の人民は、それこそ、ジャスミン革命を起こす機会をうかがうようになるでしょう。

画像はブログ「中国ジャスミン革命提唱者」が掲載したストライキの様子。

中国は今、世界最大の「移民輸出国」なっています。中国社会科学院が公布したデータによると、中国はこれまでに約4500万人を世界に送り出しているといいます。

4500万人といえば、中国の総人口の3%程度なのでたいしたことではないと思われるかもしれないですが、問題は、一体どのような中国人が海外へ移民しているのかです。今年10月、胡潤(フーゲワーフ)研究院という民間研究機関と中国銀行が公表した「中国個人資産管理白書」によると、中国の富裕層の14%がすでに移民手続きを完了あるいは申請中で、46%が移民を考慮しているといいます。両方を合わせて、ちょうど富裕層の6割が既に移民しているのか、あるいは移民志向であることが分かります。今年4月に米コンサルティング会社ベイン・アンド・カンパニーと中国の招商銀行が共同で発表した「2011年中国個人資産白書」でも、富裕層の27%が移民手続きを完了し、47%が考慮中である、というデータが出ています。

このような事態は、中国史上初めてのことであるといえるでしょう。確かに、中国という国は昔から海外へ移民する伝統があります。日本でも戦前から大量の「華僑」がやってきて住み着いているように、世界各地に「華僑」の足跡が広がっていることは昔ながらの光景です。

しかし、海外へ移民した当時の「華僑」の大半は国内における貧困層でした。災害や飢饉の発生により、地元に留まってはもうどうにもならない貧乏人たちがやむを得ず故郷を捨てて海外へ流れていったというのが歴史上の典型的華僑像なのです。

そうした意味で、現在の中国で起きている「移民ブーム」は歴史上のそれとはまったく異なっています。移民している人の数が総人口の数%であるのに対し、国内の富裕層だけはその6割の人々が移民しているか、移民志向であることは前述の通りです。

富裕層の移民は当然、国内で蓄積されている多くの富が彼らとともに海外へ流失することを意味します。たとえば、移民先として中国の富裕層に一番人気のあるアメリカの場合、まさに各国からの富裕層移民をダーケットにした「投資移民」を受け入れる制度があります。それは米国への投資によるグリーンカード(EB-5投資永住権)取得制度で、米国に50万ドル以上投資すれば移民の申請が可能となる仕組みです。そして米移民局が最近発表したデータでは、中国人によるEB-5申請者は、2007年の270人(うち承認人数161人)から11年には2969人(同939人)へと急増したといいます。しかも、今年の中国人申請者は各国からの申請者全体の約4分の3を占めているのです。

中国からの投資移民がアメリカで行う投資の主な項目はやはり不動産投資です。今年11月3日付の「楊子晩報」の掲載記事によると、2010年4月から11年3月までの1年間、中国人がアメリカ全国で実は2万3000軒の不動産を購入したといいます。この数字には、投資移民となった以外の中国人が不動産を購入した軒数も含まれているでしょうし、おそらく、これから移民になろうと考えている人々の多くもその中に含まれているのではないかと思います。

ちなみに、中国で人気のある移民先の一つとなっているシンガポールでも、中国人が不動産を買い漁る現象が起きています。11月19日付の北京の有力紙である「新京報」は、過去15カ月間、シンガポール国内の高級住宅の約3割が中国人によって買われてしまったと伝えています。中国人富裕層の海外個人投資はまったく凄まじいものがあります。

これは、日本国内にも及んでいます。これに対して、日本国内では、特に水資源が豊富なところを狙っているような不動産買い付けの様子から、中国政府の差し金によるものという説もあります。しかし、私は、そのようなものもあるかもしれませんが、やはり、富裕層が中国脱出の一環として購入していることのほうが、大きいと思います。多くの富裕層は、中国内でさまざまな事業を展開できたとしても、日本では、どうなるかわかりません。だかこそ、日本の水資源の豊富なところを買って、将来に備えるという意味ヶあるのだと思います。

中国では、人民の声は、ことごとく圧殺されます。富裕層の場合は、賄賂などで、ある程度は、声を届かせることもできるでしょうが、だからといって、それが確実に届くかといえば、そんなことはありません。それに、橋や、道路や住宅など、それは、富裕層も等しく使うものです。それが、信頼できないとしたら、中国から逃げ出すのが当然のことと思います。このようなことが続けば、中国には経済的にも明日はなくなると思います。

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2011年12月8日木曜日

AKB48、Google+と連携 メンバー260人が情報発信―【私の論評】なぜAKB48は、Google+なのか?


AKB48、Google+と連携 メンバー260人が情報発信


  アイドルグループのAKB48と米グーグルは2011年12月8日に「新戦略発表会」を行い、「Google+」を使って情報発信することを発表した。

 AKB48をはじめSKE48、NMB48のメンバー総勢260人がGoogle+に登録し、近況や情報を更新する。メンバーの投稿はGoogle翻訳機能を使って5か国語に翻訳され、海外のファンもすばやく情報を得られる。

 目玉は「サークル」機能と「ハングアウト」機能で、「サークル」ではファンが好きなメンバーを自分のサークルに登録するとそのメンバーの更新情報をリアルタイムで追うことができる。

「ハングアウト」ではファンとメンバー計10人によるリアルタイムビデオチャットができたり、主要なAKB48のライブや海外公演を生中継したりする。 秋元プロデューサーは「すべてのメンバーとすべてのファンを結ぶインフラをグーグルと構築した」と説明。グーグルのマーケティング本部長・岩村水樹氏は「ファンとAKB48メンバーとの新しいコミュニケーション方法を作り、AKB48の世界進出もサポートする」と話した。

【私の論評】なぜAKB48は、Google+なのか?
上の動画をYouTubeで検索していて、特にその操作もしたつもりもないのに、いきなりGoogle+のAKB48のハングアウトの画面がでてきたことには驚きました。なるほど、こんな具合にやるんだと思いました。しばらく、ハングアウトをみてAKB48のメンバーと少し話をしてから、5~6分でしたが、ハングアウト、閉じて、上記のコードをコピーして、貼り付けたのが上記の動画です。ちなみに、本日YouTubeをみたら、画面の内容が刷新されていました。まだ、御覧になっていない方は、是非御覧ください。
刷新されたYouTubeのトップ画面
後からネットを見ると、本日は、このことに関して、会見が行われたそうです。以下に、AKB48のメンバーの画像とともに、それをコピペしておきます。


高橋みなみ
人気アイドルグループ「AKB48」が本日、東京・六本木のグーグル株式会社で会見を行い、同社の情報共有ツールである「Google+」(グーグルプラス)をプラットホームとして活用し、国内外のファンと交流する“新戦略プロジェクト”を発表しました。18歳以上のメンバーが個人アカウントを取得し「Google+」のストリーム上に最新情報をリアルタイムで配信する他、「ハングアウト」と呼ばれるグループビデオチャット機能で、メンバー本人とファン9人との交流やAKB48のコンサート配信を実現させるそうです。
前田敦子
会見に出席した総合プロデューサーの秋元康氏は、「6年という歳月のなかで、AKB48が大きくなり、当初のコンセプトである『会いに行けるアイドル』が実現しにくくなった今、いかにファンとつながるかが課題だった。今回、すべてのメンバーとすべてのファンをつなぐインフラが構築できた」と今回の試みを説明。日本語をはじめ、英語、中国語、タイ語、インドネシア語、韓国語に対応しており「世界中のファンの皆さんに成長を見ていただき、ときにはアドバイスをいただきながら、一緒の時間を共有してほしい」とアピールしました。 
篠田麻里子
メンバーの前田敦子、高橋みなみ、篠田麻里子、指原莉乃、高城亜樹も会見に出席。キャプテンの高橋は「あっという間の6年間。記念すべき日に、グーグルさんを通して新たなスタートが切れるのはうれしいし、世界中に私たちの楽しさを伝えていければ」と意気込み十分。「もっとリアルタイムに、皆さんと近くなれれば」(前田)、「震災を機に、言葉の重みや大切さを感じた1年。いろんなメッセージを伝えたいし、AKBの魅力であるライブも楽しんでほしい」(篠田)と抱負を語りました。 
指原莉乃
メンバー同士の情報共有も可能となり「何かあっても効率的に連絡ができそう」(高城)。また、ハングアウトを利用したファンとのビデオチャットについて「リアルなダメ出や少人数ならではの深い話がしたい」(指原)と期待を寄せていました。
高城亜樹
Google+は、やはり、上の記事に掲載されている「『会いに行けるアイドル』の実現や、「ハングアウト」と呼ばれるグループビデオチャット機能で、メンバー本人とファン9人との交流やAKB48のコンサート配信など」というところにもみられるように、いわゆる企業ユースのマーケティングには、もってこいなのだと思います。

それに、Google+では、前田敦子ファンのサークル、高橋みなみファンのサークルなども作成することができます。Twitterのように、企業側が何か発信すれば、すべてのユーザーのストリームに発信するのではなく、AKB48の内容でも、前田敦子のファンがみに流すということもできます。それに、国外であれば、たとえば、タイ語圏には、タイ語のサークルを作成しておけば、それに向けてだけ、タイ語の文章や、動画などを発信できるわけです。

これは、やっぱり、facebookではなく、Google+を選ぶというのがわかります。それに、他のSNSだと単に動画を見せる、ビデオチャットができるくらいしかできないところですが、ハングアウトは、やはり、YouTubeを傘下におさめているGoogleだからできるサービスだと思います。

AKB48のハングアウトの画面
AKB48がGoogle+を使い始めたということで、さらに、Goole+を使い始めるユーザーも増えていくのではないかと思います。特に、AKB48は、280人もいますから、多くの人と、ハングアウトによって、話をすることもできます。それに、ニュースによれば、文書のGoogle翻訳もして、AKB48のメンバーが何か書き込めば、それが同時に5カ国語に翻訳されるというサービスも開始されているそうで、これによって、海外への波及効果もかなり促進されると思います。

こういう親しみのわく、サービスなど、AKB48だけではなく、いろいろな使い方ができると思います。パソコンさえあって、それが、インターネットにつながっている環境にあれば、誰もがどこからでも、このようなことができるのですから。これは、もう、Google+は、すでに、機能的にも、コンセプト的にも、ニコニコ動画や、Ustream、Sticamを超えていると思います。

だからこそ、最近ユーザーが爆発的に増えているのだと思います。今のところ、これらのサービスの革新性があまり多くの人に認知されていないですが、これから、AKB48のようなグループや、著名人が使うようになれば、多くの人に認識され、さらに、爆発的な普及が考えられます。

そうなったときには、既存のメディアなどかなり脅威だと思います。特に、既存のテレビあたりがかなり危ないと思います。いずれ近いうちに、既存のテレビは、ラジオのようになって、震災のように大きな災害があったときに見直されるようなる存在になると思います。

さて本日は、12月8日ということで、70年前に、日本が真珠湾攻撃をした日でもあり、大東亜戦争の開戦日にあたります。わざわざ、この日にGoogle+との提携を発表したということには何か意味があるのでしょうか?70年前の今日、世界は、日本の攻撃に震撼しました。当時の日本の工業力の水準は後れていると思われていましたし、まさかという思いもあったし、攻めにきても、どうせ複葉機か何かでほとんど影響はないと思っていたに違いありません。それが、最新鋭の航空機と、最新鋭の空母の大艦隊で襲ってきたわけですから、驚いたに違いありません。

これから、世界にうってでるということで、世界をも、AKB48で席巻するという意味もあるのでしょうか?そう、考えるのは、私だけでしょうか?

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2011年12月7日水曜日

Kindle Fireは2012年にAndroidタブレットシェアで50%に、残るのはiPadのみ?―【私の論評】物理的店舗を持つの企業の逆襲ははじまるか!!



http://journal.mycom.co.jp/news/2011/12/07/041/index.html



【私の論評】物理的店舗を持つの企業の逆襲ははじまるか!!
Amazon Kindle Fireやはり、爆走中ですね。何といっても、低価格なのと、7インチ型というのが、売りですね。なんといっても、7インチは軽くて良いです。iPad最近慣れて、あまり重いとも思わなかったですが、最初に手にとった人は、Fireの軽さも魅力と映るに違いありません。これは、売れると思いました。上の記事では、タブレット市場は、アップルとアマゾンで二分しそうなことを掲載していました。

iPadとKindle Fire
これらのデバイスを販売している二つの企業、全く異なるように見えて、共通点があります。それは、両方とも、物販をしているということです。Appleは、もちろん、パソコン、iPad、iPhoneなどなど、電子デバイスを製造販売(実際の製造は、外注)しています。そうして、Amazonは、ご存知のように最初は、書籍販売からはじめて、今は、電子書籍をはじめありとあらゆる商品の物販を行っています。そうして、どちらの企業も、eコマースをしているという共通点があります。

こういう共通点がある企業が、タブレットの市場を按分してしまうということは、非常に興味深いです。私たちは、どうして、これらの企業が市場を按分してしまうのか、今一度考えてみる必要があると思います。本日は、これについて、私の思うとろころを掲載しようと思います。

Appleは、従来典型的なパソコンメーカーでした。しかし、ご存知のように、iTunesでネットで音楽配信事業を展開するようになりました。最近は、iPhone、iPadのアプリをネット配信しています。また、iBookで電子書籍を販売したり、さらには、iAdにより広告をしています。そうして、eコマースの世界に踏み入りながらも、パソコンや、iPad、iPhone、iPodなどの物販も継続しています。

Amazonは、eコマース大手です。そのeコマース企業が、2007年にはじめて、電子書籍リーダーであるkindleを販売しはじめました。そうして、今回のKindle Fireです。そうして、この両社は、他社などを通じてではなく、直接、ユーザーに対する窓口を持つことになったということです。それも、ブラウザなどを通じて、間接的にではなく、自社製品による直接の窓口を持ったということです。

両方とも、直接の窓口を通じて、ユーザーと直接関係を持つことができるようになったということです。Amazonの場合は、従来は、eコマースで、従来から直接関係を保ってきましたが、その入り口は、他社の窓口に頼っていました。今回、Kindle Fireによって、初めて、この入り口を完璧に自分のものにすることができるようになったということです。


なぜ、窓口を自分のものにする必要があるかといえば、やはり、既存のeコマースの場合は、結局間接的であり、たとえ、amazonのように、多数の顧客を抱えて、さまざまな手法を用いて、顧客との関係を保ってきたとしても、顧客からすれば、パソコンのブラウザを通じて、いくつもあるサービスのうちの一つを利用しているにすぎないわけで、自宅にあるパソコンのディスプレイから覗き見る、いくつかのサービスの一つという位置づけになります。

これでは、他社のeコマースと差別化を図るのは、大変です。amazonは、ネットで、ユーザーに便利なようにいろいろい差別化をつけていたのですが、他社も負け時として、いろいろ差別化をしている現在それにも限界がありました。

Appleのeコマースも同じようなことがいえます。Appleのパソコンを用いて、Appleのeコマースを利用する人にとっては、いくら、他のサービスも利用しているとはいいながら、窓口では、必ず、Appleを意識するようになります。しかし、Appleのパソコンをすべてのユーザーが所有しているわけではありません。というより、圧倒的にWindowsのパソコンのほうが、多く、Appleのシェアは数パーセントにすぎませんでした。であれば、大多数のユーザーにとっては、Appleのeコマースは、amazonと同じように、自宅にあるパソコンのディスプレイから覗き見る、いくつものサービスの一つという位置づけになってしまいます。


このままでは、Appleがせっかくeコマースに進出し、これを成功させようとしても限界がありました。かといって、従来あるパソコンの販売台数を劇的に増やすような手立てはありません。そこで、ジョブズが考え出したのは、まさに、iPadだったのだと思います。Appleのeコマースの窓口としての位置づけの端末、それが、iPadなのです。

そうして、他社のeコマースとの差別化にかねてから着手してきて、そろそろ、ネタ切れになっていたのだと思います。そこにでてきた、iPadの意味をAmazonのCEOジェフ・ベゾス氏は、すぐに悟ったのだと思います。そうして、すぐに製作に着手したのだと思います。

Kindle Fireを操作する女性
両社とも、eコマースの入り口としての、タブレットを開発したわけですが、おそらく、Amazonは徹底的にiPadを研究し、徹底的な差別化を最初からねらったと思います。iPadの二番煎じをしたのでは、市場にインパクトを与えることはできず、柳の下のどじょうを狙う多数の企業にすぐに真似されてしまったどころか、既存のもので用が足りると、多くのユーザーに受け取られたものと思います。それに、ありきたりのAndroidタブレットを開発しても、同じことだったでしよう。

以上、上記に掲載したように、Appleも、Amazonも、単にタブレットをつくるということではなく、eコマースの窓口として他のeコマースと徹底的に差別化するために、これらを導入したということです。他のメーカーのつくったタブレットなどとは、そもそも、出自が異なるのです。

だからこそ、両社とも他社に圧倒的な、差別化に成功し、世界でシェアを按分するまでになったのです。

さて、今年は上記のよういろいろな動きがありましたが、来年は、この動きが活発化すると思います。もうすでに、伏兵がでてきています。



そうです。来年は、あのfacebookが、スマホ"Buffy"を無料でユーザーに配布すると宣言しています。Amazon Fireは、廉価でしたが、Buffyは、廉価どころか、無料です。facebookのユーザーは、9月現在で、全世界で8億人を超えたとされています。日本国内でも、1000万人を超えました。

今までは、爆発的に成長してきましたが、Google+のような強豪も本年誕生しましたし、他のSNSの追い上げもあります。facebookは、やはり、爆発的にユーザーが増えているから、有利なのであって、これがとまってしまえば、優位性は損なわれると思います。しかしながら、今までのように、通常のパソコンや、スマホ、タブレットでユーザーがアクセスしていたのでは、やはり、上記のAppleや、Amazonの例のように、自宅にあるパソコンのディスプレイやスマホから覗き見る、いくつものSNSの一つという位置づけということになってしまいます。

ザッカーバーグ氏としては、このようなことを避けて、facebookの窓口を自ら用意して、他SNSと差別化して、圧倒的優位にたち、ユーザーの爆発的増加を維持し、これから発展していくfacebookコマースなどに拍車をかけるという意図があるのだと思います。

さて、この動きは、他のeコマースにも、波及するのでしょうか。一部には、そのような動きが出てくるものと思います。しかし、タブレットがAppleと、Kindle Fireで市場が按分され、おそらく、これからでてくるBuffyも、市場を席巻しそうな勢いですから、参入したとしても、かなり苦戦を強いられると思います。

では、そのような動きはもうしばらく全くなくなるのかといえば、私はそんなことはないと思います。上の内容を読まれて皆さんは、何かに気付きませんか?

そうです。世界的なIT関連企業が、こぞって、物理的窓口である、タブレットや、スマホを用意して、他のサービスに埋没しないように差別化を計っています。この物理的という言葉に注目してください。要するに、情報でもなく、イメージでもなく、モノということです。人は、情報や、イメージのようなものだけでは、愛したり、忠誠を誓うことはなかなかできないものです。そのために、実際にこの世の中に存在するものが必要なのです。だからこそ、プロテスタントでは、偶像崇拝を禁じているものの、カトリックでは、それがあるのです。他の宗教でも偶像が多く存在するのです。

そうして、eコマースのユーザーだって、特定のサービスのイメージや、情報がパソコンから覗けるだけではなく、タブレットやスマホという実体があれば、信頼感や、親近感、親しみの感情を抱きやすいのです。だからこそ、上記のようなことがおこるのです。

さて、この物理的な実体、実は大昔からこの世の中に存在しました。ここまで、いえば、皆さんおわかりでしょう。そうです。昔からある物販店舗や飲食店です。


最近、デフレや、巣篭もり傾向があったりして、既存の物販営業店舗や、飲食店はあまり業績が良くないのですが、eコマースなどの新しい形態の事業が伸びています。だから、多く人はそちらのほうばかりに目がいきますが、いまだに、物販のかなりの部分を既存の店舗が行っています。

そうして、上の事例のように、人々は、物理的な窓口を求めているわけですから、既存の店舗は、本当に物理的な窓口そのものであり、そこには、生身の人間がサービスを提供しているわけで、やりかたによっては、これほど、差別化しやすいものはありません。だから、今後も店舗や、飲食店がなくなることはないでしょう。

ただし、これから、急速に伸びる店舗は、従来のものとは異なると思います。これは、たとえば、appleの直営店である、Apple Storeが参考になると思います。Apple Storeといえば、最近グランドセントラル駅構内に建設中だった新アップル・ストアがオープンしました。これは、世界最大規模です。

築150年のクラシックな空間とアップルの組み合わせは斬新
さて、Appleが、新製品を発売する初日は、いつもお祭り騒ぎになります。そのお祭り騒ぎが繰り広げられるのは、どこでしょうか?無論、Apple Storeです。これが、オンラインのApple StoreでiPhone4Sなど購入して、家にモノが届いて、家でフィーバーしていても、全くさまになりません。典型的な、IT企業であり、パソコンメーカーだったAppleが、このstoreを設置したのは、やはり、ユーザーの窓口として、他のパソコンメーカーなどと徹底的に差別化をはかるためだと思います。

このApple Store、スティーブ・ジョブズの頭の中では、iPadと同じような位置づけだったと思います。設立当初は、これでも、十分他社と差別化できたものと思いますが、Appleが、eコマースに参入してからは、やはり、Apple社製品を販売するだけではなくなったので、新しい窓口であるiPadが必要になったのだと思います。そうして、新しいiPadという窓口ができた今も、やはり、Apple Storeは必要なのだと思います。

そんなことから、ここしばらく、eコマースや、SNSによるコマースが注目されるでしょうが、おそらく、今までとは異なる、裏側では、ITがサポートし、eコマースも、SNSも実践していて、物理的店舗を有している企業、ITと店舗が有機的に結びついていて、ユーザーフレンドリーな企業が今後伸びていくのではないかと期待しています。

やはり、いくら、ITだ、eコマース、SNSコマースだとはいっても、直接の人サービス、居心地の良い店にはかなわないところがあると思います。eコマースが定着し、タブレットやスマホによる窓口が定着した後には、これもたくみに取り入れなおかつ従来型店舗を持つ業態が台頭していくと思います。これらの業態がタブレットや、スマホをユーザーに無料で配布するかもしれません。そうして、顧客は、それらによって、自宅からでも、店舗内でも自由に買い物ができるようになるでしょう。また、人の助けが必要なときは、店舗で、それを受けることができるでしょう。あるいは、自宅で、それを受けられるようになるかもしれません。そうして、eコマースと、従来型の店舗や飲食店との境はあいまいになっていくと思います。

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2011年12月6日火曜日

欧州最大のIT企業、社内電子メールを廃止―【私の論評】既存のメールシステムは、いずれ消滅し、webメールと、SNSにとって替わる?


欧州最大のIT企業、社内電子メールを廃止:
欧州最大のITサービス企業である仏Atos社が、社内の電子メールを18カ月以内に廃止する。電子メールは「時代遅れ」になるのだろうか。



【私の論評】既存のメールシステムは、いずれ消滅し、webメールと、SNSにとって替わる?
この記事の詳細は、下の記事を読んでもらうこととして、読んだとしても別に結論めいたことは書いてはありません。ただし、私自身は、既存のパソコンの中に設置する、従来型のメールシステムはいずれ姿を消すのではないかと思っています。

実際、私は、ここ1年ほどWebメールと、SNSばかり使っていて、従来型メールシステムはほとんど使っていません。使うとすれば、会社だけです。個人で使う場合には、まず、滅多に使いません。

Webメールとしては、Gmailを使っています。SNSとしては、連絡用としては、facebookを用いています。これで、何の不便もないどころか、一度使い慣れてしまえば、従来型メールシステムは使う気になれません。

なぜなら、まずは、Webメールなら、iPhoneであろうが、iPadであろうが、自宅のパソコンであろうが、会社のパソコンであろうが、見たいときに見れるという便利さがあります。さらに、打ちたいときもどれでも自由に打つことができます。この便利さを味わったらとても、従来型メールシステムに戻ることはできません。

さらに、SNSの場合なら、たとえば、従来型メールシステムであれば、たとえば、飲み会などがあったとして、そのときに何人かの人の写真を写した場合、それを送るのは、非常に面倒でしたが、SNSなら、送るまでもなく、facebookの場合なら、自分のウォールにでも掲載すれば、それで十分ことが足りるわけです。

また、不特定多数の人に見てもらいたくなければ、facebookなら、あらかじめ、グループを作っておき、そのグルーフあてに写真やメッセージを配布しておけば、それで用が足ります。


Google+の場合は、いまのところ、まだサービスが始まったばかりですから、知人などで、あまり使用している人もいないので、まだ使用したことはないですが、特定のサークルを選んで発信するとか、あるいは、写真を送るために、写真に掲載されている人のみのサークルを作成して、発信するなどで用がたりてしまいます。このサークルは、非常に便利だと思います。このサークルあてに発信してしまえば、サークルに含まれていない他の人のストリームにまで、流れてしまうことがないわけです。

以上は、たまたま、写真の例をあげましたが、これは、無論、写真はもとより、動画、文書その他ドキュメントなら何でもできるというわけです。

こうして、考えると、Google+は、本当に便利です。会社であれば、社員全員のサークルとか、各職位別のサークルとか、取引先のサークルとか、いろいろ作っておいたり、必要に応じて作成すれば、そのサークルあてに何かを書き込めば、特定サークルしか表示されないわけです。それに、確か、サークルの中に、Gメールのアドレスを含めておけば、それも発信されたはずです。

Google+ Circle?
この文書、既存のメールシステムの後進性など書こうと思っていたのですが、書いているうちに、なにやら、Google+の企業ユースの優越性を書くことになってしまいました。

以前このブログでは、Google+が企業ユースとしては、優位にあることを掲載しましたが、この記事を書いているうちにそれを再確認しました。

やはり、企業ユースのSNSとしては、Google+、個人ユースとしては、facebookというすみわけができていくのかもしれません。

いずれにせよ、私は、クラウドの一番の利点は、共有と同期だと思っています。従来の個々のデバイスに依存する従来のメールシステムは、これから、どんどん廃れていくことになると思います。いずれ、古いものの代表になるかもしれません。

もう少ししたら、メールを一日数十通も打つ中高生など、博物館入りになるかもしれません。現代人が、昔の手書きの手紙を懐かしむように、電子メールシステムにノスタルジアを感じるようになるのかもしれません。時代は、やはり、同期と共有であり、それを楽にできるCloudによる、Webメールや、SNSが主流になっていくことでしょう。

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2011年12月4日日曜日

東京・秋葉原にある「リナカフェ」が25日で閉店へ―【私の論評】ノマドも利用せず、部品もどうなのよ?


東京・秋葉原にある「リナカフェ」が25日で閉店へ

windows7リリースのときのリナカフェの様子

2001年12月のオープン以来、通称「リナカフェ」の愛称でも親しまれてきた「カフェソラーレリナックスカフェ秋葉原店」の閉店が決まった。

店内は無線LANのアクセスポイントや自由に使える電源コンセントなどが用意されている比較的オープンな環境も手伝い、平日から多数のモバイル系ユーザーで賑わうなどアキバの名所的な存在だった。また、週末ともなるとパソコン・パーツメーカーやその代理店が主催するアキバイベントの会場となることも多く、多数のユーザーが訪れていた。Windows 7深夜販売イベントではメイン会場のひとつにもなった。

同店舗の立地は、秋葉原でも有名なPCパーツ関連ショップが集中するところで、代理店やメーカーにとっては、会場で製品を見てもらったあとで周辺のショップで製品を購入してもらえるという期待感に加え、周辺ショップへのアピール効果などメリットを感じさせる場所であった。

建物全体が改装工事となり、今後の展開は一切未定となっている。

【私の論評】ノマドも利用せず、部品もどうなのよ?
このニュースなぜか、今朝のGoogleニュースでトップ記事扱いでした。なぜ、そうなのか、私なりに解釈してみたいと思います。まずは、以下にリナックスカフェの写真を掲載しておきます。





このカフェは、極普通のものだと思いますし、場所が良いということにつきたのではないかと思います。確かに、コンセントはついていて、無線ランもできて、便利といえば、便利なのですが、やはり、数年前とは、大きく事情が変わってきたと思います。

いわゆるノマド(北アフリカの砂漠や中央アジアの草原で、羊や牛を追って生活している遊牧民。最近では、「オフィスのない会社」「働く場所を自由に選択する会社員」といったワークスタイルを実践している人々の意味でも使われる)もだんだん変わってきていて、別に、コンセントがなくても、無線ランがなくても、別に困ることはなくなってきています。

説明を追加
たとえば、上記のような構成の機器【HyperJuice(お化け電池)とMacBook Air、Wimax】で、どこにいても、会社や自宅にいるのと同じようにブログの更新ができたりします。ブログの更新どころか、結構大きなプロジェクトの開発だってできてしまいます。こういう機器を備えた、ノマドなら、どこでも良いわけです。それこそ、野外でも良いわけです。


先のパソコンの構成に、上記写真のような、Bluetoothマウス、USBハブ、外付HDD、電源タップ、ソフトウェアのドングル(コピープロテクトキー)、オーディオインターフェース、ミニキーボード、ヘッドフォン。これらを書類ケースといくつかにわけて持ち歩けば、音楽だって、どこでも作成できます。

と思ったのですが私も時代遅れですね。これは、1~2年前の話であって、今では、iPadとアプリがあれば、上記のようにたくさんものを運ばなくたって、音楽作成は可能です。そういわれてみれば、私も最近、iPadでブログを書いていることが多くなりまた。Blogger用のアプリがありますから、それを活用しています。ただし、このアプリ、タグをつけられないなどの欠点もありますから、すべてこれで作成するというわけではなく、思いついたときに、iPadに箇条書きにしておいて、後でパソコンで仕上げるなどのことをしています。また、ブログが完成して、アップした後で、テニオハを若干直すなどのときも、iPadのほうが、使いやすいので直すときなどにも用いています。

iPadのgarage bandの画面
本当に、ノマドにとっては、良い環境になっていると思います。都内や、地方都市でも、余程のことがなければ、場所を選ばずにどこでも仕事ができるようになってきました。であれば、何もわざわざ都内の人もわざわざ、リナカフェに行く必要もないわけです。

それに最近、巣篭もりが多くなっていますから、ノマドも意外と自宅で仕事をするようになっているのかもしれません。なにせ、仕事していても、インターネット・ラジオなどかけてヘッドフォンをしていれば、回りの騒音も気になりません。これが、ノイズキャンセリング機能つきのヘッドフォンなら完璧です。であれば、音楽作成にもこと欠かないわけです。

それに最近では、スタバでも、マックでも、コンセントや、無線ランが入っている店は、珍しくなくなりました。だから、リナックスカフェもその点で差別化が難しくなったのだと思います。

それに、ちょっとした部品なら、別にわざわざ秋葉にでかけて、リナックスカフェでコーヒーでも一杯飲んでしまえば、何のために安く買ったのかわからなくなってしまいます。

amazon.jpのメモリーの掲示
たとえば、私は、一昨年あたり、ノートパソコン用に、2Gのメモリを購入しました。これは、Amazon.jpで購入したのですが、確か3千円台でした。とっても廉価だったので、良かったです。そうして、もし、これを私は、函館に今住んでいるので、最初からアウトとしても、都内の方が、わざわざ、電車賃をかけて、しかも、コーヒーなんぞ飲んでいたら、いくら安く買えたとしても、割高になってしまいます。

それに、今だとわざわざ秋葉に行くとか、家電量販店に行かなくても、アマゾンなどに、カスタマーレビューが掲載されているので、それに、自分のパソコンと同じタイプのもののメモリの入れ替えのレビューがでていたりすれば、安心して購入することができるし、留意点までわかります。であれば、わざわざ秋葉原に行く必要も泣くなります。これは、他の価格コムなどのサイトでも同じことです。

ただし、メモリやちょっとしたものなら、良いかもしれませんが、パソコンを一から組み立てるとか、特殊な機器を購入するなどのことがあれば、カスターレビューなどではどうもならないのて、やはり、お店に行って話が聴けるというのは、魅力です。だから、秋葉原のPCパーツ関連ショップ代理店やメーカーなどは、これからも存続し続けると思います。

しかし、特徴のないカフェなどは、時流に乗れず消え去る運命にあるということだと思います。しかし、カフェでも生き残る道はあったかもしれません。

その参考になる事例として、現在カメラ専門店で、大いに繁盛している店があります。それについては、ここでは、本題ではないのです、詳細は述べませんがやはり、現在のように低コスト一点張りで、顧客サービスは、二の次のようなやり方では、いくらコストを節減できたからといって、早晩行き詰ります。やはり、人と人のつながりを大事にする事業がこれから伸びそうです。だからこ、これからソーシャル・コマースも伸びていくと予想されているのだと思います。


さて、人と人とのつながりを大事にしているカメラ専門店のお話は、下のURLを御覧になってください。

http://j-net21.smrj.go.jp/well/shinjosiki/article/hanjouten_01-01.html

いずれにせよ、カフェであろうと他の商売や事業であろうと、時流にあわせていかないといずれ行き詰まりますが、時流にあわせている限りにおいては、いつまでも、事業を続けていけるということだと思います。

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2011年12月3日土曜日

YouTubeが国内でもビデオレンタルサービスを開始、Android端末でも視聴は一応可能―【私の論評】ますます映画館に行かなくなる今日この頃?!






GoogleがYouTubeにおいて日本向けのビデオレンタルサービスを開始しました。

http://www.youtube.com/moviesにアクセスするか、YouTubeトップページに追加された「映画」カテゴリからレンタル・視聴することができます。


現在のところ、200 本以上のハリウッド映画や国内の作品がレンタル販売されていると言われています。東映から『仮面ライダー T... 続きを読む

■著者データ

juggly.cn

国内・海外のAndroid(アンドロイド)スマートフォン・タブレットに関するニュースや情報、AndroidアプリのレビューやWEBサービスの活用、Android端末の紹介などをお届けする個人運営ブログ

ウェブサイト: http://juggly.cn/

TwitterID: juggly



【私の論評】ますます映画館に行かなくなる今日この頃?!

YouTubeでも、とうとう国内で映画配信ですか。アメリカでは数年前から配信されていて、無料の低画質のものは以前から見てはいましたが、今度はもちろん有料ですが、高画質で見られるようになります。

それにしても、今やBlue Ray、Apple TVなど、映画館に行かなくても十分高画質の映画を見られるようになりました。そのせいでしょうか、私は、ここ1年くらいは、映画館に足を運んだことがありません。今でも、自宅のテレビよりは、映画館のほうが、画面も大きいし迫力があるのには違いないのですが・・・・・・・。



やはり、今では、映画館で映画だけみるというのでは、面白くないということでしょうか。そこで、何か映画そのものとSNSのコラボでもないかと思って探してみたのですが、映画に特化したSNSは、Gacchiというのがありますが、コラボは見つかりませんでした。SNSだけだと、ひょつとすると映画館にますます足が遠のくかもしれません。なにせ、自分ひとりだけで、テレビで映画を見たとしても、その内容をSNSにコメントすれば、自宅にいながら多くの人と映画を通じて、交流できる可能性が高まるのでますます、映画館に足を運ばなくなるかもしれません。


今だと、観光地などに行って、スマホをみると、現地の店のクーポンがあったりして、その店に行くと特典があるなどのコラボなども、あるようです。

映画館でも、何かこのようなコラボができないものでしょうか。また、これは、すぐにはできないでしょうが、たとえば、映画など、すべて光通信で配信できるようなシステムをつくり、映画封切りのときには、東京などの大きな映画館で、映画に登場する俳優さんや主題歌を歌っている人にオープニングの挨拶してもらい、監督などにもでてもらい、映画の見所を説明させるようにしてはいかがでしょうか?

それに、その配信は、一方通行などではなく、たとえば、映画館に来たお客が地方にいながらも、これらの人に質問できるとか・・・・・。あるいは、映画が終わった後に、アンケートをとって集計して、その結果をすぐに全国の映画館にフィードバックできるとか・・・・。

このようなことをして、映画館に足を運ぶこと自体が何か非日常的な面白いことがあるようにするとか、また、恋愛ものの映画であれば、婚活に結びつけるイベントとか・・・・・。



あるいは、映画そのものをイベントにしてしまい、会場のスマホを持っている人たちから、映画の途中で、スマホでアンケートをとり、そのアンケート次第で映画の筋がかわっていくとか・・・。あるいは、もっとこれを進めて、映画の中の何かの役を映画館に来た人たちが担うようにできるようにして、スマホなどで、その役割の行動を選べるようにするとか・・・・・・。

とにかく、今の映画館のように、不特定多数の人が何の交流もなく、そのまま映画を見て、そのまま帰るというのではなく、何かイベント性、非日常性を持たせたほうが良いと思います。

きっと、そうでないと、映画館に足を運ぶ人は年々減っていくだけだと思います。3Dなどは、一時的に耳目を集めるかもしれませんが、これも、普及してしまえば、根本的な解決にはならないと思います。

さて、YouTubeの映画そのものは、どうかといえば、結局は有料のものは見ませんでした。今のパソコンでは、機能不足で、低画質でしか見られないのと、iPadでは、まだ見られないからです。

ただし、無料のものも見られます。”YouTube Movie”などと入力して調べてみると、結構無料の映画が見られます。その中で、いろいろみていたら、何と、Ed Woodの映画があったので、これを見てみました。Ed Woodは何年か前に、ジョニーデップ主演で、Ed Woodという映画があったのをご存知の方もいらっしゃるかもしれません。わたしは、これは、AppleTVで観ました。


ジョニー・デップ主演の映画"Ed Wood"から

Ed Woodは、B級映画の監督ですが、アメリカでも今でも人気のある監督です。今でも、多くのアメリカ人が彼の名前と彼の演出によるB級映画を知っています。とにかく、今から見ていると、ハチャメチャなものが多いです。フランケンシュタインとか、ゾンビとか、ドラキュラとか、果ては、宇宙モノなど、あるいは、これらをごちゃごちゃに混ぜたものなど、今からは考えられないような演出が多いです。

ジョニー・デップ
YouTube Movieで探していたら、このEd Woodの"Plan9 From Outer Space"という映画がありました。これは、UFOはでてくる、宇宙人はもちろん出てくる、ゾンビは出てくるわ、ドラキュラは出てくるという、とにかくハチャメチャな映画です。くだらないのですが、とにかく、全部見てしまいました。無論、台詞は全部英語ですが、そもそも、たいしたことを喋っていないことと、筋がそもそも、ハチャメチャですから、あまり台詞など重要な意味を持ちません。とにかく、見ていて"Ed Wood"風のB級映画らしさが最も良くでている作品ではなかったかと思いました。

ちなみに、この映画を見ていると、無論、ジョニー・デップが主演をしていた"Ed Wood"の中にでてくる映画の中の撮影シーンとも重なるところがあり、結構面白かったです。とは、いいながら、これをみていないと、あまりのくだらなさに面白くともなんともないと思われるかたもいらっしやるかもしれません。


しかし、この映画、当時のB級映画の要素をすべて投入したようなハチャメチャ作品です。興味のある方は、是非御覧になってください。何か、今見ると、ほのぼのとした感じに見えてしまいます。宇宙人の敬礼を見てください、それに衣装がピカピカですが、なぜか、ロシア風です。それに、飛行機のコクピットがこれ以上安くできないだろうと思うくらいの安直なつくりです。笑ってしまいます。とにかく、安手で、安直で、くだらないのですが何かひきつけられるものがあります。とにかく、たくさん盛り込んで、なるべく多くの人に気に入られようとした"Ed Wood"の心意気がうかがえます。だからこそ、後年になって、ジョニー・デップ主演の映画にされたり、今でもアメリカで結構見られているのだと思います。本日はこうした発見もありましたので、どこに出かけなくても、何となくリア充気分を味わえました。

これも、私は、AppleTVで、テレビでみました。このように家にいても新しい発見もあるくらいですから、先に述べたようにますます映画館からは足が遠のいてしまいます。映画関係の方々、なにか一つ工夫していただきたいものです。

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2011年12月2日金曜日

2ちゃんねらーは「高齢で低学歴」 グーグル「Think Insights」に暴かれてしまった―【私の論評】このデータは十分予想できたものである。今後このサイトは有力なマーケティングツールになりえるが、結局は選ぶのは、ユーザーであるという真理に変わりはない!!


2ちゃんねらーは「高齢で低学歴」 グーグル「Think Insights」に暴かれてしまった:

米グーグルが提供するサービス「Think Insights」が「恐ろしい」と話題になっている。

Think Insightの中のDouble Click Finderの表示例

続きは「J-CASTニュース」へ

詳細は、J-CASTニュースを御覧いただくものとして、結論部分がなければ、論評のしようもないので、結論部分のみ掲載します。
「ベスト&ワースト」というブログメ|87;ィアのライターが試しに2ちゃんねるのURLを入力してみたところ、ユーザーの学歴や年齢がわかってしまった。35~44歳のユーザーが最も高い割合の43%を占め、次いで45~54歳が20%、0~17歳が14%だ。学歴は大学卒業が36%と最も多いが、高校卒業が29%、高卒未満(17歳以下の現役学生を含む)が22%と高い割合を示している。記事では紹介していないが、世帯収入は300万~499万円が32%、0~299万円が27%、500~599万円が15%で、1200万円以上は0%という結果だった。
【私の論評】このデータは十分予想できたものである。今後このサイトは有力なマーケティングツールになりえるが、結局は選ぶのは、ユーザーであるという真理に変わりはない!!


2ちゃんねるといえば、すでにオールド・メディアといわれてから久しいです。今年の6月にも、twitterにセガの社員と思しき人が以下のような書き込みをしていました(現在では消去されている)。
ここ最近のユーザーのコミュニティサイトの調査データ見たけど、中高生のモバゲーなんかの浸透度がすごいな。 自分もやってみなきゃ。逆に2ちゃんねるの高年齢化がもはや冗談かと思うほどひどい。 中年の意見を拾う程度にしか役に立たないというw。時代の流れと変化は早すぎるのう。
今年の4月7日にも、ガジェット通信に以下のようなタイトルの記事が掲載されていました。

深刻な若者の『2ちゃんねる』離れ進む 井上トシユキ「ユーザーの高年齢化、画像アップできないのが原因」

もうすでに、米Googleの「Think Insights」のデータをみるまでもなく、2ちゃんねるの高齢化あるいは、オールド・メディア化については、多くの人が指摘するところとなっていました。

いずれにしても、高齢化について、「Think Insights」はっきり示されるということに関しては、確かに恐ろしいです。信憑性はともかくとして、従来なら一般の人がこのようなことを調べようとしても、その術がありませんでした。しかし、今なら、調べようと思えば調べられるわけです。

私も、実際に調べてみましたが、2ちやんねるは、高齢化しているし、低学歴であることも確認できました。2ちゃんねるのデータだけでは、なんともいえないので他のいくつかのサイトと比較してみて、実際に確かめることができました。



皆さんが、実際に試してみたいときには、"Think Insight"から探すのは面倒なので、"doubleclick ad planner"で調べればすぐに見つかります。操作方法もいたって簡単です。ちなみに、URLを下にコピペしておきます。

https://www.google.com/adplanner/?hl=ja#siteSearch

このページ日本国内からアクセスすれば、日本語で表示されます。最初にサンプルで、「ドメイン:wikipedia.org」と入れられている空欄に、自分が見たいと思うサイトのURLを入れて、空欄横の⇒をクリックすれば、すぐに結果を見ることができます。

このブログも調べてみましたが、月数万のアクセスですから、グラフは表示されませんでしたし、示されるデータもあまり信頼に足るものとは思えなかったので、ここでは、公表しません。月に少なくとも、数十万くらいはアクセスがないと、まともなデータとはならないようです。

いずれにせよ、現在においては、2ちゃんねるは、実際に閲覧するにも、スレッドがかなりあって、自分の見たい話題をみようと思っても、なかなか検索しにくくなりました。それに、匿名性のサイトですので、信憑性も低くなりました。オモシロ半分にみているうちはいいのですが、何か有用な情報を見つけるのには、本当に無駄だと思います。

あの半匿名のMixiも、ユーザー数はひところから比較すれば、減っているようです。今は、それこそ、facebookや、Google+があるので、これで、各分野の専門の人などと知り合いになれば、それこそ、以前このブログで述べた「身の丈にあった情報」が入りやすくなってくると思います。私自身も、このFacebookの「身の丈にあった情報」によって、音信不通になっていた、もと会社の同僚や、知り合いとまた連絡することができました。

Google+は、今年の夏あたりから本格的に始まったSNSなので、まだまだ、というところでしたが、最近は、ユーザーも増えたせいでしょうか、以下のようなニュースも舞い込んでくるようになりました。

ありがとうソーシャルネットワーク! 1年前に海の底に沈んだキヤノンデジタル一眼カメラが発見されて持ち主のところに戻ってくるまで(写真ギャラリーあり)

この記事のソーシャルネットワークとは、Google+のことです。

このような出来事は、匿名の2ちゃんねるでは、起こりえないことです。やはり、これからは、実名を旨とした、SNSが全盛となっていくことでしょう。

私は、数年前から、2ちやんねるは一切見なくなりました。見たいとも思いません。いつまでも、2ちゃんねるに執着する人は、「身の丈」にあった情報を得られる機会を失っているだけと思うのは私だけでしょうか?

今後、SNSは進展していき、ネット社会も実名でというのが、当たり前になっていくものと思います。そうして、こうしたユーザーの情報を各事業会社が把握しやすくなることだと思います。しかし、こうした事業会社も、ただ顧客の情報を集めるというだけではなく、顧客との対話、個々の顧客に対して「身の丈にあった情報」を提供するなどして、顧客との信頼関係を深めていかなければ、結局2ちやんねると同じ運命をたどることになると思います。

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2011年12月1日木曜日

はこだてクリスマスファンタジー本日開幕です!!−【私の論評】シクラメンの皆様寒さの中元気をいっぱい有り難う!!



はこだてクリスマスファンタジー(Hakodate Christmas Fantasy)は、例年北海道函館市で行われるイベント。12月1日からクリスマスである12月25日まで実施される。毎年カナダから贈呈される巨大なクリスマスツリーのイルミネーションが著名である。


同イベントは社団法人函館青年会議所が組織する、はこだてクリスマスファンタジー実行委員会が主催となって行われる。始まりは1998年、当時青年会議所理事長を務めていた人物が発案者である。クリスマスツリーは毎年函館市の姉妹都市であるカナダハリファックス市から寄贈されるもの。20メートルを越えるモミの木はイルミネーションに向けた装飾が施され、イベント期間中は点灯式とともに花火が打ち上げられる。ツリーが設置されているのは、函館市末広町金森赤レンガ倉庫群前の海上であり、函館湾に面する。

クリスマスツリーが運搬されるのは11月27日である。2003年のクリスマスファンタジーでは、ハリファックス市から寄贈されたクリスマスツリーが検疫の問題で使用することができなくなることがあった。この際、イベントに用いたクリスマスツリーは、道内産のものだった。

クリスマスツリーは「幸せを呼ぶもみの木」と呼ばれ、午後4時30分から午後5時45分までと、午後6時から深夜2時までの2回のイルミネーション点灯時間がある。22日から24日までと、金・土曜日は翌朝の7時まで点灯される。イベント最終日となる25日は午後8時までの点灯。点灯式が行われるのは期間中毎日午後6時からで、同時に花火が打ち上げられる。点灯式を行う点灯者は毎回違う人物であり、一般参加者のほかにこれまでNTTドコモ、株式会社エスイーシー、JRAなどの企業が点灯式イベントに携わっている。2006年12月3日の点灯式には、平原綾香が点灯者として参加した。

【私の論評】シクラメンの皆様寒さの中元気をいっぱい有り難う!!
今年も、はこだてクリスマスファンタジーに行ってきました。本日は、その様子をレポートさせていただきます。今年のテーマは東日本大震災もあったためか、「人と人の絆を大切に」というものでした。

点灯直後の花火打ち上げの様子です

本日のイベントは、シクラメンのコンサート

本日は、メンバー三人とも寒さの中Tシャツ一枚で熱演!!一杯元気をいただきました。
なお、シクラメンは、映画「ポリスドッグ」の主題歌を歌っているメンバーです。暖かみのある曲が売りです。今年のイベントのテーマでもある、「人と人の絆を大切に」という趣旨にぴったりと当てはまる、コンサートでした。ちょっと古いですが、このシクラメンのリーダーは、あのアース・ウィンドゥ・アンド・ファャイヤーのモーリス・ホワイトととも似て、なんというか八百屋の親父タイプで、好感がもてました。頑張れ、シクラメン!!私は、応援してるぞ!!でも、頑張りすぎて、風邪はひかないように!!

コンサート終了後の風景、シクラメン目当てでしょうか、女の子がたくさんいました

会場はいつもながらですが、御伽噺の世界のよう

コンサート終了後は、寒かったので、もとフレンチのシェフが経営する「じょっぱり」にいきました。ここで、熱燗を飲んで、美味しい料理をいただき、ほっと一息。


ちなみに、「じょっぱり」の住所とか、どんなお店なのかは、以下のURLを御覧になってください。


じょっぱりのマスター
ちなみに、当日は、もちろん、お酒は、「じょっぱり」をいただきました。ただし、「じょっぱり」にもいくつか種類があるので、ウェートレスのかわいい、お姉さんのお勧めをいただきました。おすすめ、マスターによれば、このお姉さんの好みだそうな。

じょっぱりのウエイトレスさん?格好はウエイトレスさんでしたが・・・・
本日は、知内産の牡蠣など日本酒とともにいただきました。最後のゴマ白玉のバニラアイスも美味しく、大満足でした。本日は、文字通り、リア充でした!!

さて皆様、はこだてクリスマスファンタジーは、25日までです。毎日午後6時から点灯式を行います。点灯式の後には、毎日花火打ち上げを行います。この時期、クリスマスファンタジーだけではなく、市内は、イルミネーションでいっぱいです。なお、本日は、クリスチャン系の遺愛女子高のクリスマスツリーも撮影して皆様に御覧いただこうと思ったのですが、じょっぱりを出て、移動中の9時50分に消えてしまいました。撮影できなかったのが残念です。

また、函館は海産物が美味しいです。じょっぱりをはじめ、美味しい店がたくさんあります。こちらも、いらっしゃれば、大満足だと思います。この時期の函館もなかなかのものです。皆さん、是非いらしてください!!

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