2011年12月8日木曜日

AKB48、Google+と連携 メンバー260人が情報発信―【私の論評】なぜAKB48は、Google+なのか?


AKB48、Google+と連携 メンバー260人が情報発信


  アイドルグループのAKB48と米グーグルは2011年12月8日に「新戦略発表会」を行い、「Google+」を使って情報発信することを発表した。

 AKB48をはじめSKE48、NMB48のメンバー総勢260人がGoogle+に登録し、近況や情報を更新する。メンバーの投稿はGoogle翻訳機能を使って5か国語に翻訳され、海外のファンもすばやく情報を得られる。

 目玉は「サークル」機能と「ハングアウト」機能で、「サークル」ではファンが好きなメンバーを自分のサークルに登録するとそのメンバーの更新情報をリアルタイムで追うことができる。

「ハングアウト」ではファンとメンバー計10人によるリアルタイムビデオチャットができたり、主要なAKB48のライブや海外公演を生中継したりする。 秋元プロデューサーは「すべてのメンバーとすべてのファンを結ぶインフラをグーグルと構築した」と説明。グーグルのマーケティング本部長・岩村水樹氏は「ファンとAKB48メンバーとの新しいコミュニケーション方法を作り、AKB48の世界進出もサポートする」と話した。

【私の論評】なぜAKB48は、Google+なのか?
上の動画をYouTubeで検索していて、特にその操作もしたつもりもないのに、いきなりGoogle+のAKB48のハングアウトの画面がでてきたことには驚きました。なるほど、こんな具合にやるんだと思いました。しばらく、ハングアウトをみてAKB48のメンバーと少し話をしてから、5~6分でしたが、ハングアウト、閉じて、上記のコードをコピーして、貼り付けたのが上記の動画です。ちなみに、本日YouTubeをみたら、画面の内容が刷新されていました。まだ、御覧になっていない方は、是非御覧ください。
刷新されたYouTubeのトップ画面
後からネットを見ると、本日は、このことに関して、会見が行われたそうです。以下に、AKB48のメンバーの画像とともに、それをコピペしておきます。


高橋みなみ
人気アイドルグループ「AKB48」が本日、東京・六本木のグーグル株式会社で会見を行い、同社の情報共有ツールである「Google+」(グーグルプラス)をプラットホームとして活用し、国内外のファンと交流する“新戦略プロジェクト”を発表しました。18歳以上のメンバーが個人アカウントを取得し「Google+」のストリーム上に最新情報をリアルタイムで配信する他、「ハングアウト」と呼ばれるグループビデオチャット機能で、メンバー本人とファン9人との交流やAKB48のコンサート配信を実現させるそうです。
前田敦子
会見に出席した総合プロデューサーの秋元康氏は、「6年という歳月のなかで、AKB48が大きくなり、当初のコンセプトである『会いに行けるアイドル』が実現しにくくなった今、いかにファンとつながるかが課題だった。今回、すべてのメンバーとすべてのファンをつなぐインフラが構築できた」と今回の試みを説明。日本語をはじめ、英語、中国語、タイ語、インドネシア語、韓国語に対応しており「世界中のファンの皆さんに成長を見ていただき、ときにはアドバイスをいただきながら、一緒の時間を共有してほしい」とアピールしました。 
篠田麻里子
メンバーの前田敦子、高橋みなみ、篠田麻里子、指原莉乃、高城亜樹も会見に出席。キャプテンの高橋は「あっという間の6年間。記念すべき日に、グーグルさんを通して新たなスタートが切れるのはうれしいし、世界中に私たちの楽しさを伝えていければ」と意気込み十分。「もっとリアルタイムに、皆さんと近くなれれば」(前田)、「震災を機に、言葉の重みや大切さを感じた1年。いろんなメッセージを伝えたいし、AKBの魅力であるライブも楽しんでほしい」(篠田)と抱負を語りました。 
指原莉乃
メンバー同士の情報共有も可能となり「何かあっても効率的に連絡ができそう」(高城)。また、ハングアウトを利用したファンとのビデオチャットについて「リアルなダメ出や少人数ならではの深い話がしたい」(指原)と期待を寄せていました。
高城亜樹
Google+は、やはり、上の記事に掲載されている「『会いに行けるアイドル』の実現や、「ハングアウト」と呼ばれるグループビデオチャット機能で、メンバー本人とファン9人との交流やAKB48のコンサート配信など」というところにもみられるように、いわゆる企業ユースのマーケティングには、もってこいなのだと思います。

それに、Google+では、前田敦子ファンのサークル、高橋みなみファンのサークルなども作成することができます。Twitterのように、企業側が何か発信すれば、すべてのユーザーのストリームに発信するのではなく、AKB48の内容でも、前田敦子のファンがみに流すということもできます。それに、国外であれば、たとえば、タイ語圏には、タイ語のサークルを作成しておけば、それに向けてだけ、タイ語の文章や、動画などを発信できるわけです。

これは、やっぱり、facebookではなく、Google+を選ぶというのがわかります。それに、他のSNSだと単に動画を見せる、ビデオチャットができるくらいしかできないところですが、ハングアウトは、やはり、YouTubeを傘下におさめているGoogleだからできるサービスだと思います。

AKB48のハングアウトの画面
AKB48がGoogle+を使い始めたということで、さらに、Goole+を使い始めるユーザーも増えていくのではないかと思います。特に、AKB48は、280人もいますから、多くの人と、ハングアウトによって、話をすることもできます。それに、ニュースによれば、文書のGoogle翻訳もして、AKB48のメンバーが何か書き込めば、それが同時に5カ国語に翻訳されるというサービスも開始されているそうで、これによって、海外への波及効果もかなり促進されると思います。

こういう親しみのわく、サービスなど、AKB48だけではなく、いろいろな使い方ができると思います。パソコンさえあって、それが、インターネットにつながっている環境にあれば、誰もがどこからでも、このようなことができるのですから。これは、もう、Google+は、すでに、機能的にも、コンセプト的にも、ニコニコ動画や、Ustream、Sticamを超えていると思います。

だからこそ、最近ユーザーが爆発的に増えているのだと思います。今のところ、これらのサービスの革新性があまり多くの人に認知されていないですが、これから、AKB48のようなグループや、著名人が使うようになれば、多くの人に認識され、さらに、爆発的な普及が考えられます。

そうなったときには、既存のメディアなどかなり脅威だと思います。特に、既存のテレビあたりがかなり危ないと思います。いずれ近いうちに、既存のテレビは、ラジオのようになって、震災のように大きな災害があったときに見直されるようなる存在になると思います。

さて本日は、12月8日ということで、70年前に、日本が真珠湾攻撃をした日でもあり、大東亜戦争の開戦日にあたります。わざわざ、この日にGoogle+との提携を発表したということには何か意味があるのでしょうか?70年前の今日、世界は、日本の攻撃に震撼しました。当時の日本の工業力の水準は後れていると思われていましたし、まさかという思いもあったし、攻めにきても、どうせ複葉機か何かでほとんど影響はないと思っていたに違いありません。それが、最新鋭の航空機と、最新鋭の空母の大艦隊で襲ってきたわけですから、驚いたに違いありません。

これから、世界にうってでるということで、世界をも、AKB48で席巻するという意味もあるのでしょうか?そう、考えるのは、私だけでしょうか?

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