2011年12月30日金曜日

仕事場探訪:キャンピングトレーラーでノマドする~職場そのものが移動するという働き方―【私の論評】来年は、ノマドの可能性が無限に広がっていく?!

仕事場探訪:キャンピングトレーラーでノマドする~職場そのものが移動するという働き方:



仕事をする場所をオフィスビルや家の中などに限らずにどんな場所でも自分の仕事場としてしまうノマド(遊牧民)的ワークスタイルが、最近改めて見直されているように思います。

仕事のできる環境を整えてしまえば、「屋外すべてが仕事場だ」と言っても過言ではありません。

【私の論評】来年は、ノマドの可能性が無限に広がっていく?!

皆さんは、ノマドワークをしたことがありますか。私自身は、ブログなどはいまは、カフェであろうが、電車の中であろうが、どこでも書くときは、書くのですが、残念ながらノマドワークそのものは、あまりしたことがありません。ただし、一部はやったことがあります。といのも、現在の会社では、いわゆるノマドをかなり自由にできるのは、出張の多い人たちがほとんどだからです。この人たちは、各々モバイルパソコンと通信手段も持っているので、いつでもどこでも、ノマドワークができます。

私は、残念ながら、今は、出張は多くのはないので、会社のパソコンはありますが、デスクトップ型なので、ノマドはできません。ただし、レポートなど書いているときに、会社で終わらなかったばあいなど、メールで、文書や資料を送り、自宅で作成し、それをまた送り返すなどのことで、ノマドに近いことはやったこともあります。

しかし、本当は、ノマドを本格的にやりたいです。会社の仕事で、店などに行くことも多いですが、そのときには、その場で報告書を書いてしまいたいです。それにしても、上の記事のように、キャンピングトレーラーでノマドができるようになっていれば、本当にすばらしいです。いつどこでも、自分のワーキングスペースが確保できます。


渋谷のジェリージェリーカフェ

ノマドといえば、上記のコワーキングスペースやカフェでやることを思い浮かべるのが普通だと思います。しかし、モバイルデバイスと、通信手段さえあれば、どこででもできてしまうので、思いついたときに、下のようなところで、やってしまうなどということも十分考えられます。下の写真は、おそらく、駐車場の片隅でしょうか? こんなところでも十分にできてしまいますね。



上は、カフェのカウンター席だと思いますが、こんなところでも、やる気になれば、即席の仕事場になってしまいます。今では、カフェで仕事をする人珍しくなくなりましたね。気の利いたところでは、コンセントや、無線ランを提供しているとこもあります。最近いった、ラーメン屋さんでは、コンセントとFONも使うことができました。この風潮は、カフェだけではなく、いろいろなところに広がっているようです。


上は、今回の地震による被災地で、ボランティアが専門家の意見をオンラインで、聴きながら、対応策を考えているところです。今回の震災では、震災直後は電波が寸断されたとか、電気がないなどで、すぐに活躍の機会がありませんでしたが、数ヶ月しておちついたころから、ノマドが大活躍しました。皆さんも、ボランティアの人たちが、震災地とどちらかを結んで、打ち合わせをしている光景を御覧になった方も多いのではないかと思います。

私自身も、Google+のハングアウトで、このような打ち合わせに参加したことがあります。これは、本当にすばらしいものだと思います。とにかく、電気と電波さえ復活すれば、瓦礫の山のすぐ横の掘っ立て小屋のような建物でも、ノマドはできます。それも、震災地と国内と、海外にまでつないで、互いに相手の複数の顔を見ながら、できてしまいます。今後、こういう面でも、ノマドは大活躍すると思います。


上は、ノマドの概念を示すためのサイトに掲載されていた画像です。まあ、ほとんどありえない光景だと思います。

下の画像2枚は、ありえる画像だと思います。これ自体は、中国の女の子が、ネトゲをしている光景で、今年の秋ごろですか、ネットで公開されて話題になったものです。




これは、ネトゲですが、おそらく、この女の子たち、暑くてたまらなくて、こんな姿でネトゲをしたのだと思います。今年の夏は日本でも、非常に暑かったのと、節電ということで、私も、このような格好で、休みの日にブログを書いていたのを思いだします。中国も今年の夏は、電力不足ということもあり、このような姿でネトゲをしたのだと思います。

これは、厳密な意味では、ノマドではないですが、節電の方法として、できる従業員には、自宅で、ノマドで仕事をしてもらうというのも良い節約方法かもしれません。ネトゲは、複数の人間で、チャットしながら、ゲームを遂行していくものですが、これは、ノマドの将来像を表しているようにも思います。これは、複数の人間で、一つのプロジェクトを遂行していいく未来の姿を暗示しています。

それにしても、ノマドであれば、自宅でも、ホテルでもどこでも仕事ができるわけですから、以下のような姿で仕事をするという場面もありですね。リラックスして仕事ができそうです。でも、セクシーすぎて、仕事にならないかもしれません・・・・・・・。特に、ビデオチャットでこのような人たちと、チャットしたら、とても仕事にはならないかもしれません。








それにしても、ノマドは多くの人にとっても良い効果をもたらすと思います。以前、このブログでも、クオリティーの高い仕事をしたいのなら、休憩をとるべしという内容の記事を掲載したことがありますが、クリエーティブな仕事をするには、90分くらい集中して仕事をして5分くらい休憩を取るような仕事の仕方が良いというようなことが言われていました。

こんな場合、ノマドは本当に良いと思います。たとえば、オフィスのようなところで、仕事をしたら、次は、以下のような庭で、休憩をとり、その後そのまま、庭で仕事を続ける。また、集中して、仕事をしたら、今度は、近くのカフェで、コーヒーを飲んでくつろぎ、また、そこで、仕事をするとか・・・・・・。そうして、最後の仕上げは、オフィスに戻って、本格的に集中して仕上げるとか・・・・・。


それに、wifiルーターがあるとか、ノートパソコンにwifiやインナーカメラがつくのが当たり前になった現在、ノマドは、だれにでもできるようになっています。さらに、Googl+のように、気軽に誰もが、ビデオチャットができる時代になっています。いやそれどころか、同一のドキュメント(文書、画像、動画、音声)をみながら、複数の人間でリアルタイムで意見を交換できます。今まで、やったことのない人にもノマドは広まっていくことでしょう。

たとえば、管理職の人が、人事に関係する仕事をするときは、人事部の人とビデオチャットしながら、仕事をするとか、経理の人もチャットにまぜるとか、あるいは、現場でさまざまな人と意見をかわしながら複数の本部スタッフとビデオチャットをしながら仕事をするとか、今後ノマドの可能性は無限に広がっていくと思います。一つの場所に集まって会議などのことをすることは、今後も必要ですが、複数の場所を結んだ、ビデオチャットによる会議など、これから全く新しい新境地を開く可能性もあります。来年は、こうしたノマドの動きも目が離せないと思います。また、新しい動きがあれば、掲載します。

本年も、残すところあとわずかとなりました。本年は、皆様に大変お世話になりました。良いお年をお迎えください。

【関連記事】

0 件のコメント:

中国経済の悲惨な実態…「デカップリング」を「デリスキング」と言い換えても“世界経済からの切り離し”は止まらない―【私の論評】中国経済減速で外資流入減 急速に発展する東南アジアに投資機会

中国経済の悲惨な実態…「デカップリング」を「デリスキング」と言い換えても“世界経済からの切り離し”は止まらない まとめ 西側諸国と中国との経済的結びつきが急速に弱まっている。中国からの輸出が主要国で大幅減少している。 中国への外国からの投資や人的交流が大きく減少し、新規投資がなく...