2011年12月31日土曜日

本年度このブログで最も読まれた上位10記事―本年度をふりかえって。皆様、良いお年をお迎えください!!

皆様、大晦日はどうお過ごしでしょうか。本年は、大震災をはじめ、まさに激動の年であったと思います。本日は、この一年間で、最皆さまに読まれた記事の上位10位を掲載して、本年を振り返るものとします。

なお、この上位10位の記事よりも、読まれている記事は他にもいくつもあるのですが、本年書かれたものとのみを掲載します。また、各々の記事に解説も付け加えますが、これは、要約では、ありません。あくまで、書いた当時から時が経過した結果、得られた知見を掲載しています。当該記事の詳細をお知りになりたい場合は、当該記事を、ご覧になってください。

第一位
東京電力社員にボーナス支給決定で国民が大激怒「これで税金投入なんて言ったら絶対払わないからな」―【私の論評】東電叩きは魔女狩りの一種か?

元東電社員の丸山桂里奈さん。本人のtwitterのプロフィールより

何かと、批判を浴びた東電ではありますが、一つ忘れてはならないことがあります。それは、まずは、東電は純然たる民間企業営利であるということです。民間営利企業は、ますば、経済的な利益をあげなければ、評価はされません。だから、東電が営利を追求するのは、当然のことといえば、当然のことです。だからといって、今回の不祥事がゆるされるわけもなく、それなりの責任はとる必要があるのは当然のことです。

この記事の結びに以下のようなことを欠きました。「しかし、民間営利企業である、東電ばかり責めるのは、単なる魔女狩りの一つに過ぎないかもしれません。私たちは、単に東電を叩くだけではなく、本当は、国の原子力行政、いやもっと大きな枠組のエネルギー行政そのものの、根本的なシステム変更を迫るべきなのではないでしょうか?そうして、それを今後の日本の復興の柱の一つにすべきと思います。それなしに、東電叩きで終始してしまえば、何も変化は生まれないと思います。今の馬鹿な政権に、言い逃れのチャンスを与え、結局すべてが温存されることにつながると思います」。

東電は、民間営利企業であることから、営利目的で動くのはある程度仕方のないことです。しかし、これを規制することは十分可能であったし、これからも可能であります。そうして、その規制をかける主体は勿論、政府です。過去の自民党政権のとき、そうして、今回震災が発生したときの、民主党政権の対応と、これからの対応を含めて、国の責任も免れるものではありません。このことに関しては、今でもその信念は変わりません。

第二位
てっとりばやくiOS5の新機能を試したい人のための「iOS5新機能メチャ簡単説明」集―【私の論評】iPadにも特有の機能が!!

iPhoneに関する記事をもとに書いたのですが、iPadにおけるiOS5の新機能に関しても、ざっくり、フリック入力と、ミラーリングに絞って書いたので、多くの人に読まれたのだと思います。

第三位
『もしドラ』累計売り上げ200万部突破!―【私の論評】一時のブームで終わらなかった?



『もしドラ』累計売上、この時点で200万部突破です。これは、ビジネス書も含めて、とにかく、書籍では、一番の売上です。そうして、最近では、この書籍の売上もあがったためでしょうか、ドラッカーの『マネジメント』も累計売上が100万部を突破しました。

やはり、混迷の時代の現在、ドラッカーの原理と指針が見直されているということでしょうか。ドラッカリアンの私としては、望外の喜びでした。この記事には、コクリコ坂からとの対比について書いていますが、映画だけの比較だと何ともいえませんが、書籍その他も含めて、総合的に判断すれば、やはり、『もしドラ』に圧倒的に軍配をあげざるをえないと思います。来年あたりから、「もしドラ」効果のようなものが、世の中に広がり、もっと責任をまっとうする人々が増えてくると思います。責任のない仕事では、結局世の中は変えることはできませんから・・・・・・・・・。


第四位
放射能を取り込みにくい食べ物・取り込みやすい食べ物―【私の論評】放射能防御はベラルーシに学べ!

インターナショナル・ブロンド・デーでベラルーシの街をねり歩いた看護婦さん
これは、6月の記事ですが、このころは、とにかく放射能という目に見えないものの恐怖が支配していたと思います。私は、成人はあまり心配する必要はないと思いますが、子供は気をつけなけれはならないと思います。食物についた放射能を除去するのは、かなり面倒ではありますが、多くの人の参考になったものと思います。やはり、放射能に関しては、先輩格であるチェルノブイリのあったベラルーシの智慧は一度は、あたっておくべきものと考え掲載しました。ベラルーシ関係のURLも掲載してあります。


第五位
【大前健一VS堀江貴文】大前氏 アップルは失敗繰り返しアンドロイドに負けると予測―【私の論評】ある条件が満たされれば、満たされる可能性が高いので大前氏の予測はあたる確率が高い!?

この記事は、大前さんと、堀江さんが実際に対談しているものを掲載したわけではありません。それぞれが、言っていることをまとめて掲載したものです。今のところ、スマホは、大前さんの言っているように、アンドロイドがかなり売れています。しかし、アップルが未だ突出しているのも事実です。これは、まだ、来年の推移をみてみないとなんともいえないと思います。ただし、Facebookが、buffyという名称のアンドロイドスマホを無料で配布などという噂聞えてきています。これが、実現すれば、アンドロイドの勝ちということになるかもしれません。

タブレットに関しては、世界的にみると、圧倒的にiPadが優勢です。ただし、アメリカ国内で、アンドロイド端末であるAmazon Kindle Fireが大健闘して、これら二つが市場を二分しているという状況です。まだ、日本では販売されていないので、これからどうなるかは、わかりませんが、おそらく、世界的にも二分すると私はみています。いずれにせよ、はやく、日本で、Fireの日本語版を販売してほしいものです。

第六位
スティーブ・ジョブズ死直後、ピクサー社に美しく大きな虹かかる―【私の論評】私も虹を見た!!


本年も、様々な方がお亡くなりになりました。特に、IT業界では、スティーブ・ジョブズという巨星がこの世を去りました。スティーブ・ジョブズ氏に関しては、いろいろな方面で語られているので、もうここでは、述べませんが、上の記事は、無論哀悼の意を表して掲載させていただいたものです。この写真は、ジョブズ氏死後直後にiPhoneで撮影されたものです。私も、この写真を見た直後に、車で、外出したところ、虹が見えたので、思わず車を止めて、iPhoneで撮影しました。その写真も掲載してあります。


第七位
「秋葉原通り魔事件」蓮佛美沙子主演で初映画化―【私の論評】このような事件を風化させないためにも、良い企画だ!!

蓮佛美沙子さん

この映画、観もしないうちから、ネット上で批判をしている人がいましたが、何も、直接秋葉原大量殺人事件を主題としてこの事件の犯人が、映画の中に出てきたり、殺人現場の生々しい光景がでてくるわけではありません。日常起こりえる悲劇の一つがたまたま、秋葉原事件だったというような感じです。とは、いいながら、仮想の事件ではなく秋葉原事件を扱っていることには変わりはなく、私自身は、この事件を風化させないためにも、非常に良い映画だったと思います。


第八位
【日経新聞】「国の借金」1年で41兆円増 10年度末、最悪の924兆円―【私の論評】「国の借金」は表記間違い!財務省は、国の借金などと発表はしていない!!

日本国のBS

最近は、ようやっと、新聞などから「国の借金」などという完璧に誤った、表記が消えたと思ったら、野田総理大臣が、国会の演説で、「赤ん坊まで含めて、国民一人当たりが700万円もの借金をしている」などというトンでも発言をしています。困ったものです。これは、正しくは、「赤ん坊まで含めて、国民一人あたりが700万円、政府にお金を貸している」というのが正しい表現です。いってみれば、日本の国民は、生まれながらに、700万円の銀のスプーンをくわえて生まれてきているようなものです。こうした、ミスリードは絶対にやめていいただきたいものです。

財務省だって、野田さんのいうようなことは、表だってはいいませんし、財務省が出している資料などにも、そのようなことは書いていません。さすがに、日本では、中国のように、出鱈目統計資料をだすわけにはいきませんから。それに考えてみてください、野田さんが、本当に日本が財政破綻すると真面目に考えていたとしたら、なぜ、あんなに景気良く韓国や、中国に対して、大規模な借款を保障するのでしょうか?それに、大量のアメリカ国債など、大事に保持しているのでしょうか?全くもって、行動が矛盾していると思いませんか?


第九位
<中国人が見た日本>日本への義援金、なぜ台湾が世界で最も多かったのか―【私の論評】もともと台湾に住んでいた本省人にとって日本は理想の国!!真の友好国はどこなのか?

王錦思氏(左)

2011年6月16日、中国のジャーナリスト、王錦思(ワン・ジンスー)氏はブログに「台湾はなぜ日本の震災への義援金が世界一多かったのか?」と題した記事を掲載しました。私は、台湾の義援金が他のどの国よりも多いということの理由は、王錦思氏が上で掲載しているより以上のものがあるのでそれを上記の記事に掲載します。私など、台湾の義捐金がどこよりも多かったのかは、歴史的背景を知っていれば、何も疑問に感じはしないと思うのですが、残念ながら、今の日本人は、王錦思氏よりも、台湾と日本との歴史について知らない人が多いと思います。日本人として、常識として、これは、必ず学んでおくべき事柄と思います。

現在、日本では、尖閣問題などなかったかのごとく、震災地の仙台市でも、中国からのパンダの貸与に、子供たちが元気になるなどと喜んでいるようです。しかし、よく考えてみてください。パンダは中国の動物ではありません!!パンダは、チベットの動物です。チベットは、今は、中国自治州になっていますが、もともとは、独立国であり、中国はそれを武力でのっとったのです。そんな国のパンダ貸与に素直に喜べるものでしょうか?そんな国がパンダを貸与するからといって、子供たちにとって、本当に良いことなのでしょうか?親日的な台湾は、常に、中国の領土的野心の的となっています。私たちは、台湾を真の友好国として、扱うべきと思うのは、私だけでしょうか?


第十位
東京の地表放射性物質 1960年代と同水準 米ソ中が核実験「健康被害なし」―【私の論評】中国の核汚染のほうが余程恐ろしいかも?


震災直後も、現在でも、中国の主要都市と、日本の東京などの都市を比較すると、地表の放射能は、中国主要都市の方が高いです。これは、いくら中国政府が隠そうとも、今や人工衛星が正確に測定しますから、隠し続けることなど不可能です。これは、中国があのシルクロードが有名な、桜蘭で度重なる核実験を行ったことにもよるものと推測されています。中国は、あの四川大地震があったときにも、特に四川の山岳地帯に各兵器工場があることも、その工場がどうなったかも、一切公表しませんでした。ひよっとすると、これも影響しているかもしれません。

中国政府は、震災直後には、日本の放射能漏れに関して、批判めいた声明を発表していましたが、最近では、鳴りを潜めました。あまりうるさく言えば、逆に日本政府から上の事実を公表され、中国人民の知るところとなり、寝た子を起こすような結果を招くことを恐れているのだと思います。




さて、上で、昨年読まれた記事を掲載しましたが、通年と比較すれば、本当に激動の1年であったことが良くわかります。自分でも、読まれている記事を調べたことはありますが、1年を通じては、当然ですが、本日はじめて実施してみました。これは、Google Analyticsで調べた結果です。

読まれる記事、なんとなく自分でも理解できました。この結果を踏まえて、来年は、もっと読まれる記事を書いていこうと思います。

読者の皆様、今年一年は、本当にこのブログを読んでいただき誠に有難うございます。来年も、もっと読んでいだたけるようにさらに磨きをかけていく所存です。よしろく、お願いします。そうして、皆様、良いお年をお迎えくださいませ。


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