2010年2月14日日曜日

菅財務相:消費税議論「3月から」 大幅前倒し意向-今のタイミングで増税論議はまずいのでは?

菅財務相:消費税議論「3月から」 大幅前倒し意向(この内容すでにご存知の方は、この項は読み飛ばしてください)

菅さんまだ2年もたっていないのに言っていることが違っていますね!!

菅直人副総理兼財務相は14日、フジテレビの番組で、消費税率引き上げを含む税制の抜本改正について「所得税、法人税、場合によっては消費税、環境税の本格的な議論を3月には始める」と述べ、10年度予算案の衆院通過後の3月から、政府税制調査会(会長=菅氏)で本格的に議論を始める意向を示した。菅氏は議論の開始時期を「来年以降」としていたが、大幅に前倒しした。

菅氏は番組後、記者団に「先の衆院選で負託された任期は、(消費税を)上げないのが鳩山政権の基本方針だ。大改正する時は国民に判断してもらう」と語り、次期衆院選の前に税制と社会保障の一体的な抜本改正案をまとめた上で国民に信を問う考えを示した。

前倒しの理由については「税収が36兆のままの税制でいいのか、ということがある」と説明。「鳩山由紀夫首相とも数日前に相談し、『議論は大いにいいんじゃないの』と言ってもらった」と了解を得ていることを明らかにした。

仙谷由人国家戦略担当相は同日、視察先の新潟県上越市で記者団に「常時議論すべきだと言っている」としつつも、「消費税は年金、医療、介護をどこまで提供するかと関係する。そう簡単な話ではない」と指摘した。

今のタイミングで増税論議はまずいのでは?
菅さん、冒頭の動画のときから丸2年もたっていないというのに、もう増税論議ですか?何を仰っているのかわかってるのですか?あなたは、少し前にデフレ宣言を出していましたね。このブログにも、前に掲載しましたが、現在日本の景気は上向き欠けているところで、ようやっと二番底は来ないかもしれないといわれるようになりました。なのに、今のタイミングで増税論議は非常にまずいです。デフレ基調のとき,増税論議をすれば、それだけでも、景気の回復が遅れてしまいます。これは、経済の常識です。それに、本当にやってしまえば、景気回復が相当遅れて、また、失われた10年の再来になる恐れが大です。経済オンチも甚だしいです。

上の動画の時点では、「実体なき経済成長」ともいわれながら、経済は上向いていた時期であり、あの増税論議にはタイミングとしては悪い時期ではありませんでした。だから、当時の福田首相は増税論議をしようとしたのであり、ごく常識的な判断でした。

しかし、今回はタイミングとしては、最悪です。完全に経済が上向いてから、出すべきです。しかも、出すにしても、きちんと、将来の福祉政策、雇用政策と対でだすべきです。マニフェストなどの財源がないからという論調では誰も納得しないでしょう。増税するくらいなら、今のままで良いという人も大勢いると思います。現在のタイミングですべきは、増税論ではなく、減税論であるべきです。

それから、これは前にもこのブログに掲載したのですが、財源がないというのなら、国債を擦れば良いことです。現在のように国債の長期金利が低いし、これからも上がる気配がないのであれば、擦ったとしても、実際には政府レベルでは赤字になっても、日本国レベルではほとんど問題はないです。しかも、年間で数十兆円レベルでは何年間擦ったとしても、ほとんど問題になりません。それに、これを適正な公共工事などに振り向ければ、さらに景気が良くなり、政府の税収増が十分期待できます。

これに関しては、その理由を以前にこのブログに掲載しました。でも、国債に関しては、マクロ経済音痴の民主党は、「国民の借金が増える」などと馬鹿な論議でさんざんぱら、自民党を批判してきたので、もうこれ以上はできないようです。まさに、墓穴を堀ったという状況です。

それにしても、民主党の野党の時代の動画などみると、本当に無責任なことを言っていますね。下に当時の麻生総理大臣と、鳩山代表の党首討論の動画を掲載します。もう、当時から自民党側としては、民主党が与党になれば、財源不足になることははっきり分かっていたのです。というより、私も、それに他の多くの人も分かっていたと思います。しかし、その当時は民主党は分かっていなかったようですね。いま見てみると本当に面白いです。


それから、赤字国債に関しても面白い動画がありますので、下に掲載します。


国債に関しては、大阪府の橋下知事も大反対していますが、ここが、やはり知事の限界だと思いす。マクロ経済に関して勉強不足だということを暴露してしまっています。まあ、大阪府は国ではないですから、お金を擦ったり、国債を擦ることもできないので、こういった考えになってしまうということもあるかもしれませんが、それにしても、マクロ経済音痴であることは否めません。国政に参加したいなら、まず、このあたりを勉強しないと駄目ですね。でも、彼は若いですから、いずれそのへんも学ぶでしょう。将来が楽しみです。それにしても、民主党の幹部の皆さんの酷いマクロ経済音痴は一刻もはやく直していただきたいです。こんなことをいうと、保守系の方々には、民主党には何を言っても無駄だといわれそうですが、なんともいっても政権与党であることには違いないので、与党であるあいだは、経済の舵取りを間違えてもらったり、日本国の品格を貶めてもらっては困ります!!

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8 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

いっけいです。
ブログへのコメントありがとうございます。
増税はこのタイミングで危ない発言ですね^^:
内需がますます冷え込まなければ良いんですけどね!?

山田 豊 さんのコメント...

ぃっけい様 コメント有難うございます。デフレ・スパイラルを宣言した政府が、増税するとは前代未聞です。増税の前に、デフレ終息宣言を出すべきです。それが出せないなら、増税ではなく減税をすべきです!!
民主党のマクロ経済音痴は、相当ひどいですね。
これからも、お気軽にお立ち寄りください!!

かせっち さんのコメント...

思うのですが、経済における政府の役割は、税金と国債によって集めたお金を別のところに投資するという意味で、銀行とそう変わらないのではないでしょうか。つまり国債=定期預金、税金=各種取扱手数料というわけです。

で、税金の引き上げは銀行において取扱手数料の値上げを意味しますが、そんな銀行は使いたくなくなり、単価は値上げしても利用者が減って総額では減収という、本の黙阿弥になる公算が大ですね。

同様に財政破綻云々の議論にしても、自己資本比率を考えれば政府よりもよっぽど借金を抱えているはずの銀行がどうして破綻状態だと言われないのか、不思議でなりません。財政破綻をいう人たちはそんなに国という銀行の「取り付け騒ぎ」を起こしたいのでしょうか?

山田 豊 さんのコメント...

かせっち様コメント有難うございます。政府の役割が銀行とは、思いませんが、財政破綻に関しては、そう思います。
もし、日本が本当に財政破綻したとしたら、世界は今回の金融危機の10倍以上の金融危機に見舞われることでしょう。さらに、リーマンショックの数十倍のショックが全世界を襲うことになります。そうして、世界経済が元に戻るには、少なくとも数十年かかることでしょう。あるいは、しばらくは元に戻れないかもしれません。
日本が財政破綻するということは、こういうことです。財政破綻論者は、こういうことはいいませんね。無責任です。彼らの論法だと、全くこの観点が抜けています。まるで、世界は関係なく、日本だけがこけるような感じでものを語ります。
まあ、経済とあまり関係ない一般の人なら、許せますが、マスコミであれ、なんであれ、多少でも経済にかかわっている人ならば、こういうことを言う人は、精神を患っているか、ただの低脳だと思います。

走馬の介 さんのコメント...

コメントありがとうございました。
鳩山政権も、安易なマニフェストにより、苦境に立たされていますが、また安易に消費税の増額をもくろんでいますが、確かにますます財布のひもは固くなることでしょう。

山田 豊 さんのコメント...

走馬の介さま コメント有難うございます。消費税も、そうですが、法人税などあげれば、日本の生産拠点など海外移転が進むかもしれません。そうなれば、政府の税収も増えるどころか減るかもしれません。もっとまともにやってもらいたいものです。

tonyn さんのコメント...

ども、コメントありがとうございました。
tonynです。

管さんは論外なので辞めてもらうとして、民主党がアサインできる財務大臣て誰かいますかね?

山田 豊 さんのコメント...

tonyn様 コメント有難うございます。亀井さんに兼任してもらったりして・・・・・。でも、そのほうがかなりマシだと思います。亀井さんは大変でしょぅが・・・・。

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