2011年9月17日土曜日

子供が簡単に使えない 『ライター』 が大人でも使えない!―【私の論評】このくらいで十分、これでも、覚えてしまう子供がいるかもしれないレベル?!

子供が簡単に使えない 『ライター』 が大人でも使えない!


喫煙者は必ずと言っていいほど、携帯する「ライター」。しかし、このライター、今月27日から子供でも簡単に操作できるライターは販売できなくなる。つまりは、点火ボタンが重くなったものや、2か所を同時に押さないと火が出ないものが市場に出回るわけだ。

既にコンビニなどでは、経済産業省のテストに合格した「PSCマーク」付きのライターが販売されているが、正直な話、非常に使い勝手が悪い。子供の火遊びをなくすための処置であることは十分理解しているのだが、なかには大人でも着火できないものもあるのだ。

この動画を見てほしい。これは大人が「PSCマーク」付きのライターを着火しようと試みる動画なのだが、大人でさえも着火が難しい。なぜここまで、過剰に対応してしまったのか理解に苦しむが、このやり方が経済産業省なのだろうか。

子供の安全を確保する目的はもちろん承知の上だが、さすがにこれはやりすぎなのではないだろうか。経済産業省には可能であれば、他に実装方法はないのか、改めて検討してもらいたいところである。


【私の論評】このくらいで十分、これでも、覚えてしまう子供がいるかもしれないレベル?!


上の動画では、子供が信じられないようなことをしています

さて、今月9月27日以降は、「PSCマーク」付きの以外のライターは販売できなくなります。いやがおうでも、ライターを使う人は、このライターになれなければ、いけないということです。私自身も使ってみましたが、最初は戸惑いましたが、すぐになれて使えるようになりました。

ライター販売に関する規制は以下のURLを御覧ください。
http://www.meti.go.jp/press/20101227003/20101227003-1.pdf

上のこのライターに対する批判は、以下のような事実があったことを認識しないで掲載されているのではないかと思います。
車内ライター、簡単着火の電子式か…4児焼死

  北海道厚沢部(あっさぶ)町社(しゃ)の山(やま)で子供4人が死亡した車両火災で、 車内から発見されたライターの金属片は、子供でも押すだけで簡単に点火する 電子式の使い捨てライターだった可能性があることが5日、道警の検証で明らかになった。 
  道警が3、4日に行った炎上したワゴン車の検証で、車内と火災現場の路上から、 使い捨てライターの金具部分と見られる金属片が見つかっている。
  捜査幹部によると、このうち路上で発見された金属片には、ライターの回転ヤスリと 見られる金属が付いていたが、車内で見つかった金属片には付いていないことから、 レバーを押して点火する電子式ライターの可能性があるという。 
  亡くなった子供の父親で函館市桔梗(ききょう)1の無職棚橋智也さん(24)は道警に、 「長女のライター遊びを注意したことがあった」と話しており、道警では出火原因との関係を調べている。 
レバーを押し下げるタイプの電子式ライターは、子供でも簡単に着火できることから 危険性が指摘されており、経済産業省でも問題点が議論されている。
2010/04/05(月)読売新聞
この事件については、厚沢部町といって,道南に位置しており、函館からも近いですから、人事とは、思えませんでした。最初は、非常に不思議に思いました。この事件は、父親が車を離れているほんの少し間に起こってしまったものです。私自身も、そんなことはあり得るのかというような認識でした。最初は、ひょっとしたら何か裏があるのではと疑ったほどです。

しかし、この事件結局子供の火遊びが原因で、それも、電子式のライターによるものでした。普通の100円ライターでも、簡単に火がつくというのに、電子式はさらに火がつきやすいです。それこそ、子供でも誰でも、簡単に着火できます。

実は、日本国内では、上記のような痛ましい事故は珍しいですが、子供がライターをいじっているうちに、火事になったという例がたくさんありました。厚沢部の事件ほどではないにしても、悲惨な事故もたくさんありました。

特に、100円ライターだと、安いですから、ついつい、おきっぱなしにしていて、それが好奇心いっぱいの子供がいじって、火事になったという例が枚挙に暇がなかったようです。

EUでも、このようなことが頻繁に発生していて、悲惨のな事故も多数にのぼっていたようで、もう、ずいぶん前から、安全装置がついた、ライターに変わっていました。日本では、この危険性が、指摘されながら、長年放置されてきました。

しかし、上の厚沢部町の悲劇といっても、良い事件も、きっかけとなって、昨年法制化されて実行されるものです。日本では、例のこんにゃくゼリーが問題となり、昨年から形状などが変更されていたのはご存知だと思います。また、今は当たり前になってしまった、缶入り清涼飲料水のリングプルのこともありました。昔のリングブルは、缶を開けると、完全にリングプルが分離するようになっていました。しかし、いまのものは、分離されなくなりました(下写真)。この分離されたリングプル、子供や動物が飲みこんでしまうなどの危険がありましたしかし、私は、ライターのほうが、はるかに危険だと思っていました。
昔の缶入清涼飲料水(リングブル分離型)
分離されたリングプル
現在の缶入清涼飲料水

こんにゃくゼリーであれば、運良くそれで、死亡したとしても、最悪そこでおしまいで、後は被害者の出る確率は低いです。しかし、ライターの場合は、大火事になって、はるかに大勢の人が巻き込まれる可能性もあります。考えてみれば、幼児でも簡単に火をつけられるライターが世の中にたくさん出回っているということは、かなり火事のリスクが高いということです。このライターが世の中で出回っていれば、厚沢部の事件もなかったかもしれません。

私自身も、このライターつかってみましたが、確かになれないと不便といえば、不便ですが、それにしても、火事の危険性を考えれば、このライターにしたほうが、ずっと良いと思います。それに、この程度であれば、もの心ついた子供なら、すぐに覚えて着火できてしまうのではないかと思います。逆にこれ以上簡単に火をつけられるようにしてしまえば、かえって危険だと思います。

100円の電子着火方式は特に危険です。安いし、何の面倒もなく、簡単にを火をつけることができますから、大人だって、油断が生じます。大人もつい油断して、寝煙草などで、火事をおこしてしまったなどの事例は枚挙にいとまがありません。ある程度の値のはる、ライターならば、腕時計と同じように、なくしてしまわないように、日々携行するでしょうし、定期的に、燃料を注入しなければならず、その行為によって、ある程度危険性が認知されると思いますが、100円ライターの場合、安いし、あまりにありふれているし、ついつい、ぞんざいに扱うことになってしまいます。

上のロケットニュースの記事を書いた人は、子供の火遊びという程度のことしか情報としてもっておらず、このような背景を知らないのではないかと思います。100円ライターは、非常に便利ですが、それにしても、火をおこす道具には変わりはないわけで、危険なものです。火は、一歩間違えば、大変なことになります。この火のつけにくい、ライター、実際にタバコなどで、火を使う人に対しても、火を使うことの危険性を認識させるためにも、良いものだと思います。

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