2009年12月3日木曜日

グーグル、日本語入力ソフトを無償提供MS、ジャストシステムに脅威-ユーザーや消費者は物語を求めている(2)?!

グーグル、日本語入力ソフトを無償提供MS、ジャストシステムに脅威(この内容すでにご存知の方は、この項は読み飛ばしてください)

Google日本語入力のサイトの画面、サジェスト入力を示している

「Google日本語入力(ベータ)」のダウンロードサイト グーグル日本法人は3日、パソコンで日本語を入力する際に必要になる日本語入力ソフト「Google日本語入力(ベータ)」の無料提供を始めた。
 グーグルはすでに、文書作成や表計算、電子メールなどのソフトやサービスを無料で提供しており、これで、パソコン上の日常的な作業はほとんどグーグルの無料サービスでまかなえるようになる。ユーザーにとっては朗報だが、有料のソフトを販売しているマイクロソフトやジャストシステムなど競合他社にとっては、ますます厳しい戦いとなる。
 ソフトは、インターネット上にある大量の言葉や文章を数千台規模のコンピューターで分析、開発された。新語や専門用語、芸能人の名前などを網羅的に収録した辞書を備え、携帯言葉の一部を入力した段階で変換候補を予測表示できる。
 対応OSはウィンドウズXP/Vista/7(現時点では32ビットのみ)およびMac OS X 10.5以上で、リナックスには対応していない。
 なお、これは、グーグルのサイトからダウンロードできる。

ユーザーや消費者は物語を求めている?!
私も早速、インストールしてみましたが、なかなか使い勝手は良いです。特に、サジェスト機能は役に立ちそうです。すぐにインストールできますし、一番下のバーのアイコンをクリックして、MSのものに戻そうと思えばすぐに戻すことができます。しばらく使ってみないと、分かりませんが、今のところスムーズに使えています。

この日本語入力、10年くらい前までは、いろいろな種類があり、いくつかを使い分けている人などもいましたが、今では、ジャストシステムとMSの独壇場になっていて、もう少しでMSが完全に独占するような勢いでした。

しかし、ここに、Googleが新規参入したわけです。Googleにとっては、これそのものを売り物にするわけではありませんが、確かに他社にとってはかなりの脅威になることでしょう。というよりも、おそらく、Googleのほうが数段優れた、日本語入力システムをつくる事ができると思います。なぜなら、Googleは、ご存知のように、日本語でも検索エンジンを運用していて、日々検索ワードが入力されています。これらの、データは、日々Googleに蓄積されているわけで、現代日本語の特にパソコンに入力される言葉は、どこよりも多く把握しています。

最近グーグルで検索していると、たとえば「サイゼリア」などと入力しても、検索結果とともに、「もしかして、サイゼリヤ」などと、示唆する文書がかえってきます。このような機能もあるため、かなりうろ覚えで入力しても、目指す検索は十分できるようになっています。こうしたことから、Googleの日本語入力システムなどは、イノベーションというより必然だったのかもしれません。

上の動画は、Google入力に使われる言葉のゆらぎについて解説している。Googleでは、こうした日本語の揺らぎも前提とした検索エンジンを提供している。このゆらぎへの対応は、今度の日本語入力にも転用されていると見て間違いない

それにしても、最近はこのようなイノベーションが起こるはずがないと思われていた分野のイノベーションが多いですね。このブログにも掲載した、小さな画面を発想の転換で画期的に大きくした工人舎のUMPC(超軽量パソコン)、昨日このブログに掲載したガムの「Fit's」、キャンパスノートの「東大生ノート」、女性雑誌のブランド品の付録等々、いろいろ出てきます。

これらの製品・商品に共通するのは、従来からあるもので、改善の余地などほとんどないと思われていたようなものに変化を起こしているということです。そうして、これらの根底にあるのは、従来の枠組みを崩して、場合によっては物語を提供し、ユーザーに対して従来の枠組みにとらわれない広い心を提供するというものです。「東大生ノート」に関しては、ユーザーに対して現役の東大生のように賢くなれる自分というストーリーを提供しています。女性雑誌のブランド品の付録に関しては、いろいろなブランドにまつわるストーリーを提供しています。

これに関しは、昨日もこのブログで述べましたが、今年発表されて大人気の村上春樹氏の小説「1Q84」が非常に参考になります。これは、ジョージ・オーウェルの小説「1984」をかなり意識して書かれているものです。この小説の趣旨もくしは、意図を簡単にいうと、「私たちは、いつもある枠組みに支配されています。というより、枠組みがないと不安なのです。しかし、だからこそ、オウムのような「枠組み」に捕らえられたら大変なことになるのです。物語とは、そうした枠組みを超えて自由でなければならないということです」。詳細は、昨日のブログを見ていただきたいと思います。

Googleの日本語入力システムの物語はあるのでしょうか?特に、Googleの方では、この入力システムは日本向けのものであり、世界的なイベントではないので、YouTubeuに動画のプロモーションを流すようなことはしていません。だから、このシステムについて特に積極的に物語を編み出すようなことはしていないようです。しかし、Googlefは普段からいつも革新性の物語を頻繁に打ち出していることから、こうした製品でも、この物語性を強化する事になるのでないかと思います。Googleのユーザーは、グーグルの提供する革新性のストーリーでもある、Googleのさまざまなサービスを使いこなすことにより、自らの革新性が強化されることに価値を見出しているのだと思います。

なお、このGoogle日本語入力システムは、無償で提供されるということから、今のデフレ傾向の日本では、ピッタリの製品だと思います。おそらく、かなり多くの人が試してみるのではないかと思います。Googleにとっては、もともと、このような製品を販売して利益をあげるのではなく、別のビジネスモデルによって収益をあげるわけですから、今回の日本語入力システムなどの製品は、プロモーションの役割を果たしているともいえます。

最近、廉価のジーンズ、廉価のお弁当など、デフレ傾向の世相を反映してか廉価ばやりですが、これから、商品や製品を考える開発者の方々は、何でも廉価という考えは捨てるべきです。一見無料でこのような日本語入力システムを提供しているGoogleですが、他のところで確実に収益を得ています。さらに、Googleとは異なり、最終消費者に対して販売をしている事業においても、成功する会社では、その背後に、既存の枠組みを超える仕掛けをして、消費者を既存の枠組みから開放して、自由な心になるような機会を提供して、場合によってはそれを物語の次元に高めてあります。




これは、最近の「こども店長」や、ソフトバンクの「犬のおとうさん」、保険会社のアフラックの「招き猫ダック」などを見ていれば、理解できるのではないかと思います。これらの、三つの事例に関しては、誰にでもはっきり分かるように物語を打ち出しています。ソフトバンクについては、最近ではiphonの16ギガタイプ3GSタイプを機種交換であれば、実質"0円"で販売するという思い切ったディスカウントを実施していますが、無論皆さんご存知でしょうが、ソフトバンクを2年間継続することが条件となっています。安さだけではないということです。「招き猫ダック」は、CMの枠からはみ出して、CDも一般に発売されヒットしています。これらの物語に共通するのは、「親しみやすさ、楽しさ、愉快さ」などです。

マクドナルドなども、先の事例と比較すると直裁ではないものの物語性を打ち出しています。ただ安いだけでは、消費者もすぐに飽きてしまいますし末永く顧客になっていただけることはありません。先に、あげた「Fit's」などのガムや、「東大生ノート」、「女性雑誌の付録」などについても、今後どのような物語を築き、その物語が消費者に受け入れられ支持されていくのかが課題になると思います。ソニーやキャノンなどのメーカーも従来は、先進性の物語を強く打ち出していましたが、今では、普通の企業になってしまい、そのようなことはなくなりました。

現在景気が低迷していますが、この以前このブログでも述べたようにその低迷の理由は、日本は、お金がないどころか国民にも、政府にお金が有り余るほどあるのに、そのお金が市中に出回らないことです。お金が出回らない理由としては、まず第一に全く不十分ながら、現在行われている事業仕分けによって解明されつつある、官僚などによる膨大な無駄遣いもあります。特に、特別予算は曲者です。二つ目の大きな理由は、このブログでも再三述べてきたように、日本では、寄付金の文化がないとか、NPOが自由に動き回れる土壌がないため、いわゆる大きな社会事業をすることができないため、社会不安がいつまでたっても、解消されないか、解消される見込みが立たない。見込みが立たなければ、実体経済も良くならないということも述べてきました。しかし、これらの理由の他に、三つ目の民間営利企業のイノベーション不足ということもあると思います。

不況になりました。モノやサービスが売れません。だから駄目ですというのでは、これが国民の資産、特に金融資産が貧弱な中国(一人あたりのGDPは、日本の1/10以下)などの国ならまだわかります。しかし、日本は、違います。以前このブログで述べたように、国民の金融資産が1,000兆円超もあり、政府の金融資産も、400兆円超もあります。最近の円高でさらに増えたと思います。こんな国では、モノやサービスが売れないなどということは本来あり得ないはずです。

売れないとすれば、やり方が間違っているのです。今まで売り方を根本的に改める必要があるのです。今こそ、多くの企業がユーザーや、多くの消費者のために、知恵を絞り、既存の枠組みを破り、さらに多くの人々に受け入れられる物語を生み出しそれを伝説にまで昇華させ、日本経済の成長を牽引していく努力をすべきときです。これこそが、現代日本の多くの民間営利企業に与えられた使命であり、大きな課題であると思います。
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2009年12月2日水曜日

ヒット商品番付に見る消費者の変化-ユーザーや消費者は物語を求めている(1)?!

ヒット商品番付に見る消費者の変化(この内容すでにご存知の方は、この内容は読み飛ばしてください)

 2009年ヒット商品番付の横綱は「エコカー」と「激安ジーンズ」。大関はキリンビールの「フリー」、「LED」、「餃子の王将」などでした。上位には環境、そして安さをキーワードとする商品が並びました。低価格商品の多さが目立っています。過去を振り返ると93年の横綱はダイエーのPB「セービング」、そして大関には「アウトレット」、94年には横綱にベルギー産のビール「バーゲンブロー」や「低価格PBコーラ」。次に低価格商品が登場したのが2000年。横綱には「ユニクロ」と「平日半額バーガー」。その翌年、2001年は中国製の衣類や家電が大量流入した年だったので「メード・インチャイナ」が横綱となったほか、「200円台牛丼」が東の張出(はりだし)大関となっています。

 格安商品の登場は、日経平均の動きと連動しています。株価が大きく下落したときに、低価格商品が番付の上位に登場。今年もリーマンショック後の株価下落を受け、全く同じ現象が起こっています。ちなみに去年の横綱は東が「ユニクロ」、「H&M」、西が「セブンプレミアム」「トップバリュ」でした。さらに今回の番付では、将来の大ヒットにつながるトレンドもありました。

「過去にもそうだったが不況期に次の時代を見据えた将来の大ヒット商品を予感させるような技術革新から生まれた商品がけっこうある。例えばキリンのフリー。完全にアルコール0ということで自動車を運転する人や妊婦などが安心して飲めるということである意味画期的な商品。未来のロングセラー商品の芽が見えた年と思う。」(日経MJ編集長)

ユーザーや消費者は物語を求めている?!

さて、上の動画は、日経MJによるものですが、以下は、SMBCによるものです。私は、どちらかというと、こちらのほうが、世相をより捕らえているとおもいますので、これをもとにして私の考えを掲載します。

■2009年ヒット商品番付

西
ハイブリッド・カー
キリンフリー
官製特需
張出
横綱
なし
新型インフルエンザ
対策グッズ
なし
「Fit’s」
(ガム)
ドラゴンクエストIX
1Q84
(村上春樹の小説)
国宝阿修羅展
原監督&
WBC・
日本シリーズ優勝
東大生ノート
ブローネ泡カラー
白髪染め
ガンダム30周年
GREE
(無料携帯電話
ゲームサイト
iPhone3GS
韓国旅行
弁当&水筒男子
ジーンズ激安競争
ブランド付録付き雑誌
マイケル・ジャクソン
「THIS IS IT」
ドキュメンタリー映画
ゆるキャラ

※SMBCコンサルティング調べ、カッコ内加筆


さて、この番付をどうみるかです。この番付を見る限り、日本は、まだ本格的デフレ、ましてや、デフレスパイラルになど入っていないと判断します。本来的には、デフレ傾向くらいが正しいのではないかと思います。

エコポイントのせいだとしても、ハイブリッドカーが売れるというのですから、いくら安くなったとは、いえ、まだまだです。それに、キリンのフリーにしても、本格的なデフレに見舞われているなら、そんなに売れるはずはありません。支出を切り詰めるというのなら、これらわ買わないでコンパクトカーにのったり、水や安い飲料ですませるはずです。

小説「1Q84」のあらすじは、「スポーツインストラクターであり、同時に暗殺者としての裏の顔を持つ青豆を主人公とした「青豆の物語」と、予備校教師で小説家を志す天吾を主人公とした「天吾の物語」が交互に描かれる。

10歳の時に出会って、離ればなれになった青豆と天吾は、この世界で自分一人で生きていく孤独に耐えながら、リアリティの感じられない日々を暮らしていた。しかし、1984年に2人とも同じ組織に対する活動にそれぞれが巻き込まれていく。そして、青豆は現実とは微妙に異なっていく不可思議な1984年を「1Q84年」と名付ける」。というものでした。

作者の村上春樹氏は、この小説を書いた動機を「僕が今、一番恐ろしいと思うのは特定の主義主張による『精神的な囲い込み』のようなものです。多くの人は枠組みが必要で、それがなくなってしまうと耐えられない。オウム真理教は極端な例だけど、いろんな檻というか囲い込みがあって、そこに入ってしまうと下手すると抜けられなくなる」「物語というのは、そういう『精神的な囲い込み』に対抗するものでなくてはいけない。目に見えることじゃないから難しいけど、いい物語は人の心を深く広くする。深く広い心というのは狭いところには入りたがらないものなんです」と語っていました。

この、作品がヒット商品番付に載っていること自体が非常に面白いことだと思います。何かを、象徴しているように思えてなりません。良い、製品や商品には、物語があると言われています。村上春樹は、物語について、いい物語は人の心を深く広くする。深く広い心というものは狭いところには入りたがらないと語っています。そうなると、良い製品や商品には、物語があり、その物語は、人の心を深く広くするものであるということが言えるのではないでしょうかそうして、この物語は、非日常性を演出するものではなくてはならないように思います。

現在、確かにデフレ傾向にありますが、その中でも、広い心をもたらす、非日常的な物語を求めているのだと思います。安いだけということでは、ヒット商品番付には載るような製品や、商品にはならないのだと思います。

この点に関して、具体的に製品や商品に関して一部を述べてみます。

■まず、東の横綱ハイブリッド・カーに関しては、省エネの雄であり、これからの新しい字時代を象徴しているのではないかと思います。これが、いままでの技術から離れた広い心、非日常性を生み出しているのだと思います。

■西の横綱、キリンフリーは、いつでも、ビールを飲みたいという欲求を満たして、閉塞感を打破し、通常ならありえない非日常性を生み出し広い心につながっているのではないかと思います。車を運転していても、どこでも飲めるということは、開放感につながります。

■さて、東の関脇「Fit's」ですが、これに関してもガムという商品は、すでに開発されつくしていて、もう新たなものは出ないという常識を突き破り、非日常性を生み出し開放感につながっている面があると思います。

■西の関脇、ドラゴンクエストⅨに関して、私自身は、ゲームをほとんどしないのであまり良くはわかりませんが、やはり、ゲームそののが、非日常的であることと、DXでできるこになってことや、すれ違い機能で、日常どんな場所でもできることと、新たな機能で、開放感を増しています。

■西の小結、国宝阿修羅展は、ふだんは興福寺の国宝館などに展示されている阿修羅像をはじめとする八部衆・十大弟子像の現存14体すべてが仮金堂に安置されています。単体なら、さほどでもありませんが、やはり、現存14体の展示には、かなりインパクトがあり、非日常的な開放感生み出していたと思います。

■東の前頭1の「東大生ノート」に関しては、私が学生だったころ、大学生協で販売していた、「実験ノート」を思い出しました。多分今でも販売しているのでしょうが、表紙も厚くて緑色だったと思います。中は、すべて、縦横に罫線が入っています。表紙が普通のノートの「東大生ノート」と違うだけで考え方は、同じだと思います。この、ノート私は、実験用にも用いましだか、その他、講義のメモ用にも用いていました。結構高いノートだったので、綺麗に書いていたと思います。それに、そのノートを用いたのは、やはり、思い入れのある授業でした。普通のキャンパスノートにも、今でも、こうしたイノベーションができるということで、これも、非日常性や開放感にもつながるものと思います。

■東の前頭3のGREEは、無料であることと、数がおびただしくあるということで、多くの人に、非日常性とそれに伴う、開放感を提供したと思います。 数が多いので、たいていの人は、少なくとも、一つや二つやってみたくなるゲームがあります。

■西の前頭4の弁当&水筒男子も、節約志向だけではなく、美味しさ、健康志向、それに意外性があり、これも、従来の範囲を逸脱するという非日常性と開放感があるのではないかと思います。最近で、お料理教室などでも、お弁当の講習が開かれ、男性が多く習いにきているということです。習いに行くくらいですから、お金も、時間もかけているということで、従来の単なる節約志向とは異なるものと思もいます。

■西の前頭5のブランド付録付雑誌に関して、ほとんどすべて女性向けですが、これも、なかなかのもので、雑誌の付録という従来の既成概念からはかけ離れたものがあり、これも、非日常性や、広い心につながるものと思います。いくつか、見たことがありますが、とても、羨ましく思いました。なぜ、男性雑誌にはないのかと、一瞬おもいましたが、デイアゴスティーニなどで提供している、定期刊行の雑誌ではなく、特定の期間だけ発売される、飛行機のフィギュア、船の模型や、お城の模型などついたものがそれに、あたるものだと納得しました。しかし、これらは、すでに随分前からやっているので、どちらかというと女性雑誌の付録の方が新鮮な感じがします。

さて、いろいろ、番付について述べてきましたが、こうしてみると、やはり、消費者は、安さだけを求めているのではなく、あいかわらず、非日常性や、開放感、心の広がりを求めているのだと思います。特に、今年の番付は、あの1Q84が含まれていて、何か、今の時世をあらわしているように思えてなりません。

これからの、商品や製品の中にもやはり、「非日常性、開放感、広い心」などキーワードであり続けると思います。今まで、ありふれたものであっても、そこに一工夫、これからも失ってはいけない姿勢だと思います。

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2009年12月1日火曜日

日銀、臨時会合で10兆円規模の資金供給を決定 デフレ・円高克服へ-政府や日銀は歴史という法廷に立つ覚悟はあるのか?

日銀、臨時会合で10兆円規模の資金供給を決定 デフレ・円高克服へ(この内容、すでにご存知の方は、この項は読み飛ばしてください)



 日銀は1日、臨時の金融政策決定会合を開き、新しい資金供給手段の導入で10兆円規模の資金を供給し、やや長めの金利低下を促す方針を決めた。
 固定金利0.1%で、国債や社債、コマーシャルペーパー(CP)などを担保に融資するもので、供給期間は3カ月間。金融市場に一層の資金供給を続けることで、デフレや円高克服に向け、政府と歩調を合わせる姿勢を鮮明にする。日銀が臨時の金融政策決定会合を開くのはリーマン・ショックで金融市場の混乱が続いた昨年12月以来、約1年ぶり。
 日銀の白川方明総裁は2日、鳩山由紀夫首相と経済情勢について意見交換する予定。会談を前に、新たな金融緩和策を打ち出すことで、景気の「二番底」突入を食い止める効果を狙ったものとみられる。
 日銀は声明文で「極めて低い金利でやや長めの金利のさらなる低下を促し、金融緩和の一段の強化を図る」と説明した。

しかし、上記の措置、あまり効果は、なく日銀の追加策はターム物オペ新設のみのため、市場は円買いに反転した。

 日銀の追加緩和策が資金供給オペ(3カ月、金利は0.1%)の新設にとどまったことから、より踏み込んだ対応策を読み込んでいた金融市場では、日中の取引から一転して円債が売られ、為替市場でも円が買い戻された。

 市場からは、臨時の金融政策決定会合を開いた割には追加策は小粒で、日銀に対する政府の圧力は続く、との見方が出ている。

 円債の東証夜間取引(イブニングセッション)では、国債先物が日中終値を下回って推移。一時日中終値を32銭下回る140円15銭まで下落した。参加者からは「日銀が国債買い切りの増額にも利下げにも踏み切らず、一部で失望売りが出た」(外資系金融機関)との声が聞かれた。

 みずほインベスターズ証券シニアマーケットエコノミストの落合昂二氏は「デフレと円高対策には、ほとんど効果はないと思われる。政府の要請に応えたという感じで、失望的な内容」と述べている。

 為替市場では円が買い戻され、ドル/円は87.50円付近から86.81円まで、ユーロ/円は131.25円付近から130.23円付近まで急落した。大規模な量的緩和策の導入を期待する声が上がっていた市場では「内容が失望された」(外銀)。

 バークレイズ銀行FXストラテジストの逆井雄紀氏は「為替市場の一部では、介入関連のなんらかの措置を期待する向きもあったが、実際は、政策金利を据え置き、特段目新しい材料もなかったため、円の買い戻しを誘発した」という。

 日銀の追加策への市場の思惑は続きそうで、住友信託銀行マーケット・ストラテジスト、瀬良礼子氏は「政府は国債買い入れを望んでいたとみており、十分に満足しないかもしれない。鳩山首相との会談では、一段の緩和要求が出る可能性もある」と話す。 

政府や日銀は歴史という法廷に立つ覚悟はあるのか?
日銀の追加緩和策が資金供給オペ(3カ月、金利は0.1%)の新設にとどまっのは、残念なことです。鳩山首相は、赤字国際を刷りたくないないばかりに、日銀に対して、緩和要求をしたのでしょぅが、この程度では、焼け石に水くらいの影響力しか発揮できません。海外アナリストは、日本のことは良くは知りませんが、経済に関しては敏感です。これでは、納得しないでしょう。

さて、国も、努力を続けていかなければなりません。日本の公共投資実は、10年ほど前から、ほとんど伸びていないどころか、暫減傾向にあります。ところが、先進国はもとより、新興国もこの10年間で公共投資が幾何級数的に伸びています。日本だけが、延びていません。

ノーベル経済学賞を受賞したポール・クルーグマン氏が、日本の失われた10年の状況について、このように述べています「日本の経済を通行人、日本政府の経済対策を車にたとえると、本当は、車に人を乗せて走り去ってしまえばすぐに経済は速やかに回復するのに、日本の場合は、不十分な対策を行い、車で人を轢いているようなものだ。もっと悪いことに、日本の場合は、人が車を轢いても、そのまま立ち去れば良いのに、危険を感じて、車がバックして、轢かれた人をもう一度轢いているようなものだ」語っていました。

まさに、そのとおりで、日本では、いわゆるバブルになって経済が一時停滞したという教訓が強すぎて、あまりにも及び腰になってしまい、本来は発生させなくてもよかったいわゆる「失われた10年」を招来してしまったのです。

この傾向は、その後も色濃く引き継がれて、政府も、日銀も及び腰です。今は、100年に一度の金融危機の最中にあるわけですから、これは、ほんの少し手当てをしたからといって、なかなか景気は浮揚しません。思い切った手が必要です。私は、このブログで日本の実体経済を良くするには、社会変革が必要だということをずっと主張してきました。しかし、社会変革を実行するためには、前提条件があります。まずは、金融経済を良くする必要があります。実体経済と、金融経済とはまた異なります。そのためには、日銀は、さらなる、大きな金融緩和措置をとるべきです。数年間で、100兆円くらいは明示して行うべきです。さらに、政府も、さらに、強力な公共投資を少なくとも、単年度で数十兆は実施すべきです。

それをしたから、といって以前にも、このブログに過去にも掲載したように、日本が財政破綻することはありません。ただし、一時的に赤字国債を刷らなければならない状態にはなります。それで、国民の借金が増えるということはありません。

何か、日本の政府(過去の自民党も含めて)も、日銀のやり方も、まるで、家計か企業の会計を考えているではないかと思えるほどやることが、小さすぎます。日本の経済はそんなものではありません。マスコミがいくら、卑下するからといって、実際の身の丈をあまりに知らなさ過ぎるのではないかと思います。

人間も、身の丈に合わないことをするなといわれていますが、政府や日銀とて同じことです。あんまり、チマチマしたことをしていると、また、クルーグマン氏に揶揄されてしまいます。今やるべきことは、チマチマして、デフレスパイラルに入ることよりも、緩和策をやりすぎて多少のバブルやインフレになっても已む無しという考えで、財政、金融政策を実施することです。日本なら、ここしばらくハイパーインフレになって、さらに、バブルになり、バブルが崩壊しても何とかやりようがあります。しかし、デフレ・スパイラルは非常にまずいです。デフレ状況が30年くらいも続けば、日本の実体経済もかなり悪くなり、立ち直ることはできないでしょう。ある人がその内容の是非はともあれ、「日本人がアルゼンチンタンゴを踊るとき」などという本を出版し、アルゼンチンの経済危機を例に挙げながら、日本経済のことを論じていました。このまま、デフレを容認すれば、私たちは、30年後には本当に「アルゼンチン・タンゴ」を踊らざるを得ない状況に追い込まれるかもしれません。

現在の財政や、金融政策がお粗末で、仮にデフレ傾向がしばらく続いてもここ30年くらいは日本の経済は安泰でしょうが、その後はどうなるかわかりません。事業仕分けの、結果に反論するある学者が「歴史という法廷に立つ覚悟はおありになるのでしょうか」という言葉を語っていました。名言だと思います。私は、この言葉を、今の政府の幹部や、日銀幹部に対して語りたいです。


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2009年11月30日月曜日

米Microsoft、Office / SharePoint Server / Visioなどの2010 β版を公開-最近家では、使わなくなりましたが・・・・・?!

米Microsoft、Office / SharePoint Server / Visioなどの2010 β版を公開(この内容すでにご存知の方は、この項は読み飛ばしてください) <警告:なぜか、この記事、不具合があり、マイコミジャーナルのコラムがいくつも表示されたり、○が縦一列に並んで表示されることがあります。その場合は、一番上の灯台マークのついたタイトルをクリックして、該当記事のみご覧になってください、そうすると正常に見ることができます。現在原因究明中です。しばらくの間ご迷惑をおかけしますが、ご容赦をお願い申し上げます。>



 マイクロソフトは11月30日に記者会見を開き、次期オフィススイートの「Office 2010」関連製品について説明と新機能のデモンストレーションを行った。Office 2010は2010年上半期にリリース予定で、2009年11月19日にはベータ版の提供を開始している。

 Office 2010は、PC、携帯電話、Webブラウザの3つのスクリーンで、それぞれ最高の操作性を実現するとした同社の戦略を実現する初めてのバージョンとなる。現時点ではWeb版の「Microsoft Office Web Apps」が未完成であるため、具体的にPC版とWeb版で機能差がどうなるかという点は確定していないものの、どのバージョンで閲覧・編集してもラウンドトリップが可能になるという。デモンストレーションでは、PC版とWeb版のほか、携帯電話版でもPowerPointの資料が同様に閲覧可能である様子を示した。

最近家では使わなくなりましたが・・・・・・?!
β判がリリースされましたが、かなり、高機能になって、パワー・ポイントでは、動画の編集もできるとか・・・・・。それに、上のMovieのように、ものすごいプロモーションもやっているようです。私自身は、インストールする気もありません。家では、ほとんどOpen Officeを使っています。

Open Office、前のバージョンのOfficeとの違いは、罫線て点線がひけないことくらいだそうです。しかし、自宅で用いるなら、別に点線が引けなくても何の不自由も感じません。今回、新製品が発表されても、何かあまり感動を覚えません。何か、ワープロや表計算がただ複雑になっただけのような印象を受けます。

マイクロソフトOfficeにこれだけ興味がなくなってしまったのは、やはり、特に表計算ソフトや、パワーポイントなど、マイクロソフトの独壇場というか、すっかり、独占状況になってしまったからだと思います。特に、こ10年くらいは、それなりに、Officeは改善などされているのでしょうが、あまり興味もないし、実際さほど変わっているようにも見えません。

そういう意味で、Officeは面白みがなくなったと思います。昔、まだ、Windowsもなかったころ、さまざまなタイプのワープロソフトがあったのが懐かしいです。私は、個人的にはP1exeというワープロを使っていました。それに、表計算もLotus123なんてものがありましたね。あれも、懐かしいです。こちらには、ワープロ機能をアドオンできるようになっていて、それをわざわざ買ってインストールして使っていました。確か、4wordという名称だったと思います。これは、表計算とワープロを渾然一体として使えるので、かなり重宝しました。私は、未だに理解できないのですが、何でもかんでも、表計算で済ませようとしている人がいて、長文の報告書など書いていて、後から修正しようとして偉い苦労をしている人がいますが、このような方には特にお勧めのソフトでした。

これらの、ソフト、考えてみると、昔はハードディスクが普及していませんでしたが、起動用のフロッピーディスク、データ保存用のフロッピーディスクの2枚と、わずかのパソコン本体のメモリーで動いていたんですね。今だと考えられないです。でも、あれから、私たちの創造性、そのものはどうなのでしょうか?あまり変わらないような気がします。

とにかく、独壇場とか、独占などは、ソフトの世界に限らず、企業に慢心をおこさせるものであって、決して良い事ではないと思います。さらに、消費者にも選択の自由がなくなるし、競争もなくなるためいろいろなタイプの商品が出てこなくなるということで良いことではありません。企業経営者というものは、自社のシェアが伸びすぎた場合、それを是正するようにすべきです。全部を独占した場合、慢心がおこり、改善・改革の意欲が薄れます。それは、過去に崩壊したソビエト連邦や、東ヨーロッパの国々を見ていれば理解できることです。

先日、Google Chrom OSが発表されましたが、これがこうした風潮を打ち破る切っ掛けになってくれれば、良いと思います。クラウドの中で、いろいろなタイプのワープロ・ソフトとか、表計算ソフトなどが出てくれば良いと思います。

すでにそのような動きが出ています。たとえばGoogleDocsの中には、テンプレートが投稿できるようになっています。その中に、あるアメリカのBusiness Planのテンプレートがありました。これを埋めることができれば、アメリカの銀行からお金を借りる可能性がかなり高ます。かなり標準的なものであり、おそらく、実際に銀行から投資をしてもらったことがある人が作成したテンプレートなのだと思います。

MicroSoft OfficeもWeb上に公開するそうですが、こうしたものが、ほかにもいくつか出てきて、こちらもテンプレートを投稿できるようになると思います。こうした動きが重なり、また、昔のような状況に戻していただきたいものです。EUなどでは、独占禁止法で、マイクロソフトにある程度縛りをつけているようですが、そこまでしなくても、他社も努力しているので、いずれまた、新たな時代に入っていくのではないかと期待しています。


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2009年11月29日日曜日

露、仏の最新鋭揚陸艦購入交渉…周辺国は懸念-マクロ経済音痴には見えない日本再軍備の行く末?

露、仏の最新鋭揚陸艦購入交渉…周辺国は懸念(この内容すでにご存知の方は、この項は読み飛ばしてください)

仏揚陸艦「ミストラル」


オランダ揚陸艦「ヨハンデウッド」

 ロシアのプーチン首相は26日、パリでフランスのフィヨン首相と会談し、ヘリコプター空母としての機能を持つ仏海軍の最新鋭強襲揚陸艦「ミストラル」級の購入について協議した。

 ロシアが北大西洋条約機構(NATO)加盟国に大型兵器の輸入を打診するのは極めて異例。合意すると初のケースとなるが、ロシアに接するリトアニア、エストニア、グルジアなどは安全保障上の懸念を深めている。

 プーチン首相は27日、パリ近郊ランブイエで記者団に、「(購入を)最終決定したわけではない」と述べたが、仏紙フィガロによると、交渉はすでに最終段階に入っているという。

 ミストラル級は仏海軍が2隻を建造し、2006、07年にそれぞれ就役。現在3隻目の建造が進んでいる。全長約200メートルに達し、要員1000人程度に加え、ヘリコプター16機を搭載し、6機の同時離陸が可能。戦車13両も搭載でき、作戦指揮艦、病院船としての機能も持つ。推定価格は5億ユーロ(約650億円)。

 同紙によると、ロシアは昨年のグルジア侵攻で兵員派遣に手間取ったことへの反省から、ミストラル級に関心を持ったという。サルコジ仏大統領はグルジア危機の際、欧州連合(EU)議長国の元首としてロシアとグルジアの停戦を仲介しており、軍艦売却を目指す今回の攻勢は国際社会の反発を招く可能性がある。

 ロシアはミストラル改良型1隻の購入に加え、フランスからの技術移転を受けてヘリ空母4隻を国内で建造したい考え。技術獲得による海軍力強化が狙いとみられる。仏海軍は、プーチン首相の訪仏前の今月下旬、ミストラルを首相の地元サンクトペテルブルクに入港させ、露海軍将校などへのお披露目も済ませている。

マクロ経済音痴には見えない日本再軍備の行く末?
さて、ロシアがこの揚陸艦を購入するということで、周辺国が懸念しているそうです。ミストラルのほかには、オランダの「ヨハンデウッド」も候補に挙がっていたそうです。しかし、私は、さほど懸念するほどのことではないと思います。ロシア軍には、昔から大きな揚力艦がありました。水陸両用のかなり、大きなホバークラフトの揚陸艦もありました。

おそらく、今回の購入は、自ら開発するよりは、他国のものを購入したほうが、開発コストも含めた場合有利であると判断したためだと思います。外国の揚陸艦を購入するということは、外国、特にNATOに参加している国から購入するということは、最初から相手方に弱点をさらしているようなものです。戦争になったとしたら、部品などどうやって手に入れるのでしょうか?むしろ、ロシアの開発技術が遅れてしまっていることを如実に示しているいるのであり、軍事的脅威は以前より和らいだとさえいえるのではないでしょうか?

さて、ロシアがこういった買い物をするという程度で、周辺の国は懸念を発しているわけです。では、日本が核兵器も含めて本格的に「再軍備」を進めるとしたら世界はどうなるでしょうか?

このようなこと、日本ではここしばらく考える必要などなかったのですが、実はこのブログの購読者の方から次のような質問がありました。「友人の勧めで田中宇氏の国際ニュースを時々みているのですが多極主義の裏読みをされています。アメリカ一極主義が崩壊して多極化していく世界についてどのように思われていますか」。本日は、この質問に関して、現在の私の知見から述べて見たいと思います。

まずは、オランダですらも、上記のような「揚陸艦」を自前で建造しているという世界の現実を認識していただきたいと思います。人口、1600万人、面積は、ご存知のようにかなり小さいです。最近は、派遣社員の位置づけなどに関しての先進事例として、よくテレビなどで報道されています。

この国が、揚陸艦を自前で建造して運用しています。何に使うのでしょうか?まずは、EU諸国内や外であっても、EUなどに直接利害からむことがら、あるいはNATO諸国で直接利害が絡むことがあれば、この船をさしむけて、軍隊を揚陸させるということだと思います。あるいは、自国が危機にあったとき、一時軍隊を近くの外国などに退避させ、時がくれば、自国に大量の軍隊を揚陸させるという意味合いもあるのだと思います。

この小さな国ですら、防衛のために、ロシア軍が欲しがるような揚陸艦を備えているということです。日本は、長い間、安保体制の中で、安全保障を考えてきたことや、憲法上の問題から、日本の経済力からすれば、貧弱な軍隊しかもってこなかったし、すっかり平和ボケになったと思います。

しかし、アメリカの経済力などが、以前と比較すると弱くなってきていることから、いわゆるパクスアメリカーナの時代がいつまでも続くとは考えられません。アメリカの覇権が弱まってくれば、多極的な時代になるのは、目に見えています。

その最中にあり、もし日本が今後30年以内くらいに、本格的な「再軍備」をした場合、世界の現在の軍事バランスは完全に壊れると思います。この30年とは、世界の経済を見た場合、中国の経済力がかなり増してきて、一人あたりのGDPが日本の1/5(現状は1/10近くになろうとしているが、私自身はこの統計は信じていません)くらいにはなっているからです。しかし、30年を超えて、最長50年後までをみると、中国の一人当たりのGDPは日本の1/5程度になっているかもしれません。といことは、国全体では日本の倍ということになります。さすがに、いかに一人あたりのGDPが日本よりかなり低くいとしても、国全体で倍ともなれば、どういうことになるか見当がつきますね。

さて、現在の世界の軍事バランスが崩れるとは、どの程度になるとかとえば、おそらく軍事的には、大西洋、ヨーロッパ、中東、ロシアを含む地域は、アメリカが覇権を握り、この地域だけでは従来のアメリカと変わらないような覇権を発揮します。環太平洋地区、太平洋、アメリカ南北大陸、中東を除くアジア全域は、日本が覇権を発揮し、従来のアメリカの肩代わりをすると思います。この2局体制が続くものと思います。

この、推論の背景には、日本の国力があります。日本の国力については、特に日本の国民がオバカなマスコミに操られて、日本を矮小化しすぎて捉えていることがあります。正当に評価すれば、このような考えに至るはずです。

このブログで以前掲載したように、赤字国債をかなり刷ったとしても、日本国が財政破綻することなどあり得ません。日本の財政破綻が何を意味するのか、分かっていないマスコミなどを筆頭にしたマクロ経済音痴の連中がこのような馬鹿げた、空念仏を唱えているに過ぎません。

アメリカが金融危機になった程度で、ご存知のように世界経済は、かなり影響を受けました。日本が、財政危機などではなく、本当に財政破綻などしたら、それどころではありません。金融危機ではなく、深刻な金融恐慌が世界を覆うことでしょう。無論間違ってもそんな事態にはなりませんが、もし、そのような兆しが見られたら、アメリカをはじめ世界の各国がそうなる前に日本に対してかなりのてこ入れをすることでしょう。それに、もし本当にそうなったら、世界の中でも、中国は、かなりの打撃を受けることでしょう。なぜなら、中国の経済活動のかなりの部分は、日本との合弁企業等で達成されているからです。おそらく、ガタガタになるでしょう。韓国、東南アジアも同じことです。

日本という国には、実は、金融資産(マネー)が、ギッシリ詰まっています。国民の金融資産が、1000兆超、政府の金融資産も、数百兆はあります。最近の円高でもっと増えたかもしれません。それが、市中に出回らないから、今はデフレなどに見舞われています。実は、他国と比較すれば日本くらい経済運営の簡単な国はないのです。さらに、マスコミなどに踊らされた、従来の自民党や、違った意味でマスコミに踊らされ、実質的に政治ではなくて、選挙運動ばかりやっている現民主党などが、かなりまずい経済運営をしたとしても、その影響は軽微でありその事実には変わりありません。ただし、国の中でいろいろな、不均衡が発生して、不均衡にさらされる人にとっては、大きな問題となるでしょう。しかし、国全体としてはそんなことはありません。

こうした経済力を裏づけとして、さらに日本の高い技術水準をもって、日本が30年以内に再軍備した場合、ロシアが揚陸艦を購入する程度のインパクトではすみません。おそらく、今までの軍事バランスが完全に崩れ、世界は、アメリカと日本の二極体制になるでしょう。なぜなら、日本は、アメリカを敵に回したくないし、アメリカも日本を敵に回したくないからです。両者とも、互いに対等なパートナーとみなし、協調路線をとることでしょう。そうして、今後の世界を考えた場合、世界中の人々にとってその方が良いに決まっています。ロシアや、中国の覇権が強固になったとしたら、どうしますか?あるいは、イスラム原理主義者の覇権が強固になったらどうなりますか?

ただし、30年以上経て、50年後ともなれば、どう考えても日本が再軍備をしたとしても、そのときは手遅れです。おそらく、中国はじめとする東アジア諸国が台頭して、逆にEUや、アメリカが衰退していますが、なお、ある程度力を有し、世界は完全に多極化を迎え、軍事バランス的にも非常に複雑になり、紛争や戦争なども頻発することでしょう。日本も、アメリカや中国、ロシアその他の国々の狭間で、かなり難しい外交戦略を迫られることになるでしょう。

さて、この私の知見からの見方、本日は、単刀直入に示させていただきましたが、その根拠などもっと詳細に、それに、これからどうなるか、これからも検証を続けてその結果などブログに掲載していきたいと思います。

さらに、余計かもしれませんが、民主党は、今までの自分たちのマクロ経済音痴を反省し、国民に謝って素直に赤字国債を刷ればよいのです。役人の無駄遣いを全部除去したとても、今の日本の経済の規模を考えれば、さほど大きなものにはなりません。

このままでは、いずれこのような豊な国の政府で経済運営も楽であるにもかかわず、財源が尽きるのは目に見えています。今のところは、どうにかなるかもしれませんが、時間の問題です。そうなれば、満足な雇用対策も何もできなくなります。それは、あたかもこのような豊な国あって、派遣社員切りにあう、若者のようです。何も、いつまでも、赤字国債を刷り続けろなどと言っているわけではありません。今は、百年に一度の金融危機といわれて言います。逆の角度から見ると、他の時はそれほど刷らなくても良いのですが、ここ2~3年は、百年に一度の刷り時だということです。



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2009年11月27日金曜日

工人舎、10.1型ワイド液晶を2枚搭載したデュアルディスプレイノート-これってかなりのイノベーションかも?!



http://journal.mycom.co.jp/news/2009/11/27/083/index.html

これは、かなりのイノベーションかもしれない?!
私は、UMPCなどで大型画面をつけるとすれば、外部ディスプレイに接続するくらいしかできないと思っていましたが、こんなやり方もあったんですね。まさに、コロンブスの卵という感じです。見れば、すぐわかることなのですが、なかなか思いつくものではありません。これを考え付いた人すごいと思います。

外部ディスプレイではなく、画面を大きくしようと思えば、いつの時代になるかはわかりませんが、おそらく、折りたたみのできるディスプレイができて、初めて可能かなと思っていました。2枚使用時は最大で2,048×600ドットという、モバイルノートではありえなかった広大なデスクトップが使用できるのがすごいですね。液晶にはLEDバックライトを採用しているので、2枚重なっている状態でもそれなりに薄さは保たれているのもすごいです。

私は、工人舎が初めて世の中に出したマシンであるSAシリーズを購入しましたが、あのインパクトもすごかったですが、このマシンのインパクトは、そんなものではありませんね。この考え方、特許をとっているのでしょうか?もし、そうなら、ここしばらくノートは工人舎の独壇場になるかもしれませんね。やはり、モバイルは、軽くていいですすが、画面が小さいということがネックでしたが、完全に克服できましたね。画面を大きくしても、重量はさほど増えていないようなので、これもさらに魅力です。

これは、一見、奇をてらったマシンのようにも見えますが、実はかなり熱を入れたマーケティングをしていると思います。UMPCがどのようなシーンで用いられているのか、もっと使いやすくするにはどうしたらよいのか、そうして、行き着いたのが、やはり画面を広くすることだったのだと思います。UMPCの利便性を残しつつも、画面を広げる、でも単純に画面を広げるだけでは、筐体も大きくせざるをえない、この矛盾をどうやって克服するのか、真剣に考えた結果のブレークスルーが、液晶画面を二枚にするという方法だったのだと思います。別に小さなUSBディスプレイを添付するというような、陳腐な方法にこだわっていたら、このようなイノベーションはできなかったと思います。

これは、素晴らしい差別化だと思います。差別化に関しては、このブログではAmazonの事例など掲載しました。これらの事例では、顧客とのリレーションシップ(関係)を強化するというものでした。しかし、工人舎の例では、既存の技術の組み合わせでありながら、それまでにはない製品そのものを創造したということで、いかにもモノづくり日本の企業らしいイノベーションだと思います。この事例を見ていて、まだまだ、パソコンなどの分野でも工夫する余地はあるのだと思い知らされました。今後、人件費の高い日本などでは、こうしたイノベーションを積み重ねていくべきですね。

DZシリーズは、画面が10.1であることから、必然的に筐体も、SAシリーズ(7インチ)よりも、キーボードが大きいですから、その面でも使いやすいと思います。SAシリーズで失敗したと思ったのですが、筐体をあまりに小さくすると、キーボードも小さくせざるをえず、実用的には使えないです。やはり、キーボードは使えたほうが良いと思います。そのためと、あと、CPUが今ではお話にならないほど低い能力なので、私は、元祖のSAシリーズはほとんど使っていません。使うとすれば、メディアプレイヤーとして使っています。ほとんど、動画を見たり、音楽を聴くためにだけ使っています。ほとんどiPODのような使い方をしています。

従来から、小さなUSBディスプレイなど販売されていましが、結局買う気にはなれませんでした。外出時などでは、UMPCの小さな画面で我慢するしかないと思っていました。しかし、これで、十分画面を広く使うことができます。すぐ、手元でみるなら、動画など、一つのディスプレイで十分だと思います。もし、どうしても、大きな画面でみたければ、大きなディスプレイにつなげば良いと思います。

この大きな画面、ブログなどのコンテンツを書くときに効力を発揮しそうです。私は、ブログを書く際には、大きな画面で、ブログを書くウィンドウ、資料のウィンドウを2~3開き、場合によっては、これにさらに、動画のウィンドウを開いているときもあります。これだけのウィンドウを開いて、作業をするということになると、UMPCの小さな画面だとほぼ絶望的であるため、ブログを書く際には、UMPCを使ったことはありません。外出中などに、たまに書く事もありますが、そのときには、かなり制約を感じていました。画面に出すのは、ブログを書くウィンドウと、一つの資料をウィンドウを出して精一杯という感じて、あとは、入れ替わりで表示するという感じでした。しかし、このマシンならば、これを一挙に表示しても大丈夫ですね。

このUMPCのデュアルディスプレイ、他のノートにも広がっていくかもしれません。皆が皆、大きな画面を必要としているとは限りませんが、かなり多くの人が必要としているのも事実です。でも、ある一定以上の市場をおさえるのは間違いないと思います。素晴らしい差別化だと思います。


それにしても、最近、アマゾンドットコムで、UMPCを購入したばかりで、まだ家に届いていないです。今週の日曜日につく、予定です。もう少し待って、これにすれば、良かったという気もしてきました。まあいいか、とてつもなく安かったですから。うーん。残念。次の機会には狙って見たいです。
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工人舎パソコンSAF00Aを購入してしまいました

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ピザテンフォー一昨年の楽天デリバリーの「ファミリーへのおすすめ」部門で、堂々の2位となりました。ますます、便利になったテンフォーを是非ご利用ください。

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