2013年2月7日木曜日

「北方領土の日」に寄せて ロシアの「対中安保脅威」がカギ 名越健郎・拓殖大学海外事情研究所教授―【私の論評】北方領土は、北海道の島々!!北方領土のウクライナ人の多さや、対中脅威が返還の契機となるか?

「北方領土の日」に寄せて ロシアの「対中安保脅威」がカギ 名越健郎・拓殖大学海外事情研究所教授



2月7日は「北方領土の日」だ。領土返還要求運動の盛り上がりを図る行事が全国で行われる。約70年前のソ連の不法占拠に端を発する北方領土問題の解決には、ロシアに返還を決断させる衝動が生まれることが不可欠だが、キーワードは「経済」よりも「安全保障」にありそうだ。

過去の交渉でソ連・ロシアが領土問題で歩み寄ろうとした契機は、安全保障上の危機感だった。1972年1月、当時のグロムイコ・ソ連外相が訪日し、佐藤栄作首相に対し、「1956年の日ソ共同宣言に回帰し、(歯舞(はぼまい)・色丹(しこたん)の)2島を渡して平和条約を締結する案を共産党政治局に提示したい」と述べたことがある。それまでソ連は「領土問題は解決済み」の姿勢だったが、ニクソン米大統領訪中を翌月に控え、米中接近を恐れて日本にアプローチしたもようだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・<中略>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ロシアが昨年来、日本との防衛交流や安保対話を求めているのも、中国への安保上の脅威感によるものだろう。外交権限を持つプーチン大統領が対中脅威感に触発され、持論の「2島」以上の譲歩に踏み込むかどうかが焦点になろう。

ただし、東アジアの際どい均衡の中で、尖閣問題を抱えるわが国が中露離間外交を画策するのはリスクが大きい。日米同盟を再構築した上で中露に対処し、北方領土問題でロシアの譲歩を促すべきだろう。(寄稿)

この記事の詳細はこちらから!!

【私の論評】北方領土は、北海道の島々!!北方領土のウクライナ人の多さや、対中脅威が返還の契機となるか?



こちら北海道は、函館からブログを発信していますから、本来北海道の話題も多く提供すべきなのでしょうが、最近はほとんど話題が中央の話になっています。本日は、北方領土の日ということで、最近あまり話題にならないこの話題を提供させていただくこととしました。まずは、上に北方領土の地図を掲載させていただきました。クリックすると拡大しますので、是非ご覧になって下さい。

新聞などでも、この話題あまり大きくはとりあげられてはいませんが、日本にとって重大な問題であるには変わりません。新聞のほか、フエイスブックを見ていたら、西村幸祐氏の記事をみかけましたので、以下に掲載します。

西村幸祐氏
いわゆる北方4島は「北方領土」ではありません。というのが僕の解釈。
北方4島は北海道の島です。
正しい「北方領土」とは、千島列島全部と南樺太です。なぜなら、わが国は昭和26年(1951)のサンフランシスコ講和条約締結で、千島列島と南樺太の領有権を放棄しただけで、他国への帰属を決めたわけではありません。現在は、昭和20年(1945)に一方的に日ソ不可侵条約を破って不法に侵略、占拠された地域をソ連が不法占拠し、その後ロシアがそのその不法状態を継続しているに過ぎないからです。
 全くおっしゃる通りです。北方4島は、北海道の島なのです。西村氏のおっしゃる通りで、当時のソ連が不法占拠したのです。しかも、不可侵条約を破ってです。そうして、不可侵条約をなぜ破ったかといえば、開戦当時の日本軍はあまりに強くて、当時のソ連も迂闊に手を出せるような相手ではなかったからです。

それが、大東亜戦争の末期になり、日本が完璧に疲弊した頃をみはからって、侵攻したわけです。全く盗人猛々しいとはこのことです。

日本とソ連が衝突したのは、このときがはじめてではありません。大東亜戦争の前に、当時のソビエト満州国境のノモンハンで衝突しています。そのときの戦況はどうだったといえば、なにやら、日本が一方的に負けて、小太平洋戦争の様相を呈したようなことがまことしやかにいわれていましたが、最近の研究で、無論日本も被害を受けてはいましたが、ソ連側も甚大な被害を受けたことが明らかになっています。

これに関しては、下の動画シリーズをご覧いただければ、当時の歴史背景も含めて良くご理解いただけるものと思います。


北方領土では、ウクライナ人も多いです。1989年の調査では12%、1991年の調査によると全人口の4割がウクライナ人とする調査もあります。ソ連の時代は、ウクライナ人は、ソ連の同胞でしたが、ソ連が崩壊してからは、ウクライナ人はもともとは外国人ということになります。

ウクライナ人というと、昔から美人が多いことで有名です。ロシア、ポーランド、ベラルーシに囲まれた東ヨーロッパの国・ウクライナ。旧ソ連に属していたということもあり、寒く閉ざされた地というイメージが強いです。一年で最も熱い8月でさえ気温は20度を下回るそうです。

だが、ウクライナのチアガールたちはそんな寒さなんて関係ありません! 美女ぞろいでとっても活発、真夏以上にホットです!

ウクライナの美女だらけのチアガール軍団は首都・キエフに本拠地を置く「レッドフォックス」だ。チアガールといえばプリーツのミニスカートが定番だが、彼女たちは水着、民族衣装、闘牛士、ときに「レッドフォックス」らしくキツネのしっぽまでつけちゃって小悪魔的な魅力も披露しています。この写真を以下に掲載します。




さて、話が少し脱線してしまいましたが、現在の北方領土は、このようなもともとは外国人も多いという土地柄であるということと、ロシアにとっては、上の記事にもあるように、中国の脅威が日に日に増しているということなどを考えると、北方領土の返還なども意外とはやいかもしれません。

下の写真は、2008年当時の新聞の写真です。北方領土がもともと、北海道の島であったことは、歴史的事実であり、これ自体は動かすことはできないということです。ソレは、プーチンも理解しています。


さて、ロシアにとっての中国の脅威とは、日本ではあまり認識されていませんが、相当なものです。それに関して、わざわざロシア側は、懸念を表明したりはしませんが、少し考えただけで判ることです。それについては、以前このブログにも掲載したことがあります。

旧ソ連と同じ罠にはまった中国、米国の仕掛けた軍拡競争で体力消耗―露メディア―【私の論評】ロシアの弱体化を吐露する記事、中国を封じ込めることと引き換えにロシアとの領土交渉を!!

詳細は、上記の記事をご覧いただくものとして、以下にロシア関連部分のみを掲載します。
現在、ロシアのGDPは日本の3分の1以下なのです。日露戦争の頃は、ロシアのGDPは日本の8倍でした。100年間(正確には80年間)で日露の国力は大逆転したのです。



 2010年各国のGDP

1、アメリカ
2、中国
3.日本   5兆4500億ドル
4、ドイツ
5、フランス
6、イギリス
7、ブラジル
8、イタリア
9、カナダ
10、インド

・ ロシア  1兆4650億ドル
こんな国が、アメリカなみの、ミサイル防衛網など、構築できるわけがありません。それから、中国が世界第二位の経済大国になったのは、日本のおかげでもあ ります。それは、このブログに、何回か掲載してきたことですが、日銀が、いつまでも、執拗に増刷拒否など金融引締めをするものですから、固定相場制の中国 は、自国の元を好きなだけ、擦りまししても、日本の円が担保となり、インフレを免れてきたということです。しかし、それも、最近では、効き目がなくなりつ つあります。日本銀行がまともになったら、中国は、あっという間に、経済大国の座からすべり落ちることでしょう。

ロシアの弱体化は明らかです。現状の小国ロシアに、領土問題などで譲歩する必要など全くありません。日本は、日本銀行に金融引締めをやめさせ、円高誘導を やめさせ、また、世界第二位の経済大国に返り咲くべきです。それに、いますぐするしないは、別にして、核武装の論議をはじめるべきです。それだけで、ロシ ア、中国、北朝鮮はかなり脅威に感じることでしょう。

こうしたことを背景にして、日本は、弱体化が明らかになった、ロシアと領土交渉を有利にすすめるべきです。そうして、これは、他国ならどこの国でもやって いることです。日本だけができないとか、やってはいけないなどということはないはずです。そのためにも、一日でもはやく、新たな憲法を制定すべぎではあり ますが、今の日本国憲法の範囲でもできることは、すぐにも実行すべきと思うのは、私だけでしょうか?
 ロシアは、かつてのソ連が最盛期のような経済力は全くありません。それから、この記事には掲載しませんでしたが、人口でも、ロシアは、1億4千万人にすぎません。これは、日本より、2000万人多いという程度です。人口13億人の中国には及ぶべくもありません。それに、ロシアの場合、支配階層であるロシア人の人口は、ロシアは多民族国家であるため、単一民族の日本の日本人より実数は少ないです。

しかも、日本のように四方を海に囲まれているわけではありません。陸続きで中国とつながっています。それどころか、ロシア領内にも多数の中国人が在住しています。

このようなことを考えれば、ロシアにとって中国がかなりの脅威であることは間違いありません。



先日このブログに安全保障のダイヤモンドについて掲載しましたが、東アジアでこのようなダイヤモンドを出している日本です。このダイヤモンドが構築され、効力を発揮するようになれば、中国は戦略を変えるかもしれません。従来は、強国だったロシアの弱り目祟り目に乗じて、南シナ海ではなく、北の海で似たようなことをしでかす可能性もあります。

それから、先ほど脱線したウクライナ人の話ですが、実は北方領土に住む住人の大半はウクラナイナの出身(旧ソ連崩壊時、行政区分的に現居住地区がロシア共和国→ロシア連邦に帰属の為、仕方なく国籍もロシアを選んだ)です。北方領土返還反対運動に、いきなりコサック民兵団体(ロシア本土から来島ではなく、国後・択捉に在住!)が参加してたりするのもその名残です。ウクライナ本土のウクライナ人は旧ソ連恫喝外交の成果に否定的ですが、北方領土在住の元ウクライナ人は自分達の生活に直結する問題の為、偏狭なロシア大国主義に追従しがちではあります。しかし、もともとは、ロシア人ではないため、帰属意識は低いものと思います。

また、日本には比較的長い在日ウクライナ人の歴史あります。ロシア革命の前後、ロシアから日本へ亡命してきた人(白系ロシア人)の中には、シュウエツ家に代表されるようにウクライナ人も多数いました。多くのウクライナ人は日本領である南樺太に定住していたましたが、函館や神戸などで活躍したウクライナ人やユダヤ系ウクライナ人もいました。亡命者は北海道や関東、関西を中心に在住し、一部は太平洋戦争前に米国などへ渡ったが、残ったものは日本国籍を取得し、ウクライナ系日本人の系譜となっています。

戦後しばらくはウクライナ人と日本人の交流は停滞していましたが、90年代末以降、日本政府が興行ビザの発給を緩和して以降、在日ウクライナ人の人口が増加しました。90日を超えて外国人登録を行っている在日ウクライナ人の数は2003年には最大の1,927人にまで急増したましたが、2005年の興行ビザ発給制限の影響で減少し続け、2006年に1584人にまで減りました。先日亡くなったばかりの、日本の英雄でもある大鵬(納屋)幸喜氏の父方はウクラナイ人です。

先日亡くなった大鵬(納屋)幸喜氏の父方はウクラナイ人

その後は、数はほとんど変わらず2010年12月現在では1,507人となっています。在住者の内、女性が1,222人とほとんどを占めている。年齢別に見ると30代前半女性が384人と最も多く、次いで20代後半の322人、30代後半の259人と続きます。在留資格別に見ると、永住者が526人と最も多く、次いで日本人の配偶者等の428人、定住者110人と続きます。かつて主流だった興行ビザによる滞在は2006年の387人から大幅に減少し、今では73人しかいません。

北方領土はもともと、日本の領土ですから、日本と北方領土を自由に行き来できるようにすれば、日本に来るウクライナ人も増えると思います。北方領土からは、モスクワに行くよりも、東京のほうがはるかに近いです。日本各地に在住するウクライナ人も増えると思います。それに、これまで、日本は経済が停滞していましたが、アベノミクスで上向けば、現ロシア政権よりもはるかに巨大な開発をすることもできます。

以上のように、ウクライナ人をうまく味方につけることと、中国の脅威をうまくつかえば、意外とはやく北方領土は、日本に帰ってくることが期待できると思います。今は、日銀人事問題などの大きな問題があり、なかなか手が回らないでしょうが、安倍政権が長期政権になれば、これからの安倍政権の外交に期待したいところです。




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2013年2月6日水曜日

日本銀行・白川方明総裁 辞任発表緊急会見 全文文字起こし(2013/2/5)―【私の論評】どこまでも日本を弱体化させたいマスコミ白川総裁の悪行を報道せず!!国民を塗炭の苦しみに陥れた白川への恨み忘れまじ!!

日本銀行・白川方明総裁 辞任発表緊急会見 全文文字起こし(2013/2/5)

早期辞任に意向を明らかにした白川総裁

2013年2月5日、日本銀行・白川方明総裁が、3月19日付をもって職を辞することを緊急記者会見で発表した。

自身の任期は4月8日にもかかわらず、山口広秀、西村清彦副総裁の任期である3月19日に、前倒しをして辞任する理由はなにか。いつ辞任を決意し、なぜこのタイミングで発表を決断したのか。

記者会見の様子を全文文字起こしをし、ここに記録として掲載する。(編集部註:一部文章を整えています。)

この記事の続きはこちらから!!


【私の論評】どこまでも日本を弱体化させたいマスコミ白川総裁の悪行を報道せず!!国民を塗炭の苦しみに陥れた白川への恨み忘れまじ!!

さすが、日銀貴族白川ですね。自らの金融政策がまずくて、日本がデフレから一向に抜け出す気配もなかったし、円高傾向をずっと維持してきたことに関して、何らの反省の言も、多くの国民に迷惑をかけたことに対する侘びも何もありません。こういうのを厚顔無恥というのでしょう。

悪白川


昨日、この発表の後にロンドン市場は円安になりました。そのニュースは、以下のURLをご覧になってください。

白川総裁辞意でロンドン市場は円安に

さて、この辞任のニュースに市場は大喜で、 本日の東京株式市場は為替相場の円安を好感した買い注文が膨らみ全面高となりしまた。日経平均株価の上げ幅は400円を超え、一時1万1448円96銭をつました。午後2時現在、前日比398円18銭高の1万1445円10銭。前日の米国株の上昇も安心感につながりました。

2010年4月5日につけたリーマン・ショック後の高値を上回り、取引時間中としては約4年4カ月ぶりの水準となっています。


日本銀行の新体制で金融緩和が進むとみられた円売りドル買いによる円安を好感し、輸出関連などが買われています。円安も進み、円安メリットや日銀の金融緩和加速を期待する買いが先行したました。それにしても、マスコミの大半が、株価上昇、円安を報じていますが、ではなぜ市場がこんなに好感するかなど、どこもまともに報道しません。全くおかしなことです。

なぜこんなに市場が好感するかといえば、それは、白川総裁になる前から、20年間にも及びに地銀は、仕事らしい仕事をしてこなかったことが、市場は良く知っているからです。本日は、詳細を掲載しませんが、日本が財政破綻するというのも全くのガセです。いかに、政治家や、マスコミが出鱈目だったか、よく分かるというものです。

動かぬ証拠!!日本のマネタリーベースは世界一とウソ報道したWBS

マスコミが、日本国解体のために援護し続けた日銀は、過去20年にもおよびまともに仕事をしなかったばかりか、日本経済が落ち込むことばかり続けてきました。

どれだけ仕事をしかなったかといえば、このブログにも何度も掲載してきました。このブログでは、何かことがあるたびに、日銀のやる気の無さを糾弾してきました。そのため、記事がいくつもあります。本日は、一つのまとまって分かりやすい記事を見つけましたので、それをご覧になって下さい。

以下に、その記事のURLを掲載させていただきます。

日銀がいかに仕事をしていないかが分かる、たったひとつのグラフ 村上尚己(マネックス証券チーフエコノミスト)

さて、日銀がいかに仕事をしていなかったことが、ひと目で判るグラフとは以下です。


詳細は、上のURLをごらんいただくものとして、要点だけ以下に掲載しておきます。
このグラフからわかることは、「日本が3.5%の名目成長を達成するには、日銀が“追加で”あと100兆円のベースマネーを供給しなければいけない(=日銀の金融緩和の規模はあと100兆円も(!)足りていない)」ということである(これ実は、これまでの日銀の政策が、実際に日本を-0.5%の名目成長に陥らせる程度のベースマネー拡大しか行なっていなかったということもわかるグラフになっているから驚きだ)。
仕事をしなかっために、どのようなことがおこっているかといえば、デフレから脱却ができないことなど多くの皆さんが知るところとなりましたが、そのほかにも大きな悪影響がありました。これは、意外と知られていないので、過去の記事より以下に掲載します。

若者雇用戦略のウソ―【私の論評】雇用と中央銀行の金融政策の間には密接な関係があることを知らない日本人?!

詳細は、上の記事をご覧いただくものとして、とくにかく、雇用や賃金に関しては、日銀の金融政策に大きな責任があります。先進国で、中央銀行の金融政策の悪さが、雇用に悪影響を及ぼすとして、追求しなのは、日本ぐらいなものです。どこの国でも、雇用と金融政策には、密接な関係があり、雇用情勢の悪化について、中央銀行の金融政策のまずさが糾弾されます。

自殺と、デフレの関係を主張する経済学者や、社会学者なども大勢います。私は、雇用が悪化すれば、自殺者が増えるのは、当然の理だと思います。

自殺者についてどのようなことになっているにのか、以下に掲載しておきます。

昨年1年間の全国の自殺者数は2万7766人で、15年ぶりに3万人を下回ったことが先月17日、警察庁のまとめ(速報値)で分かりました。前年より2885人(9.4%)少なく、3年連続の減少。減少率は統計を始めた1978年以降で最大となりました。

年間の自殺者数は金融機関の破綻が相次いだ後の1998年に急増。同年から14年連続で3万人を超えました。減少の背景について、内閣府は「分析には時間がかかるが、経済状況の改善も一因」としています。

自殺の原因や動機を年代と職業別に集計した結果は3月に発表される予定ですが、うつ病が毎年最も多くなっています。警察庁によると、昨年の自殺者のうち男性は1万9216人で69%を占めました。男女の割合は例年と同じでした。

経済状況の改善に関しては、普通の感覚だとまだまだ、デフレのまっただ中でしたが、それにしても、復興のためいつもの年よりは、市中に資金が出回っていて、この余剰に出た分経済が良くなっていたのは確かです。これは、前の年と比較すると明らかです。平成10年度末(平成11年3月)は、震災およびそれに対する緊急の支出があったにもかかわらず、結果的に日銀の金融引き締めにより、マネタリーベース(日銀が市中銀行に投下した貨幣の量)が数千億円減少していたという常識的にいってあり得ない驚くべき事実があります。さすがに、平成11年度末(平成12年3月)はそのようなことなく、おそらく12年度末(平成13年3月)もそのようなことはなく、マネタリーベースが増えていたことが確認できることでしょう。


自殺率の推移をみると、明らかに1998年からその率が飛びぬけて上がっています。日本では、1980年以降、自殺者数は90年代終わりまで2万-2.5万人でした。

1998年に突然自殺者数が3万人を超え、2011年まで3万人を上回って推移していました。この前年橋本内閣が消費税を3%から5%に上げ、その前からデフレ基調だったのが、1998年以降日本は統計上から誰も否定できないデフレ状況に陥っており今日に至っています。実にデフレ基調になってからは、20年の年月が過ぎています。また、1998年は、日銀法が改悪され、今日にみられるように、日銀の独立性が世界の常識からすれば、間違った方向性に捻じ曲げられた年でもあります。

このエビデンスをみれば、自殺と、デフレとの関係そうして、日銀の金融政策との因果関係は、明らかだと思います。

それにしても、白川は、日銀のお粗末な金融政策で、人生を台無しにされた就活生や、あまつさえ命を失った者の気持ち、虐げられた者の痛みを思い知るべきです。それにしても、日銀は白川を切り捨てて何を狙っているのでしょうか。要するに、副総裁人事に合わせて辞める、せめて切腹は許してくれ!ということでしょうか・・・・・・・・?

それにしても、日銀と西の方の海の向こうの勢力の狙いは、副総裁一席を日本の金融緩和防止のため、死守することだと思います。たとえば、山口副総裁の留任、雨宮・中曾理事の昇格を狙っているのだと思います。2月15日の人事提案から、3月19日の現職辞任までの一か月で日本の運命が決まります。まさに、天下分け目の大決戦!!

なんとか、安倍総理に勝利をおさめていただき、戦後体制からの脱却への大きな一歩を勝ち取っていただきたいものです。そう思うのは私だけでしょうか?皆さんは、どう思われますか?





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2013年2月5日火曜日

中国艦船が海自護衛艦にレーダー照射―【私の論評】理解に苦しむ海賊中国の爆裂国内末期症状!!レーダー照射の前にまずは、自国の社会をまともにしたら?

中国艦船、海自艦船にレーダー照射 1月30日に

小野寺五典防衛相

 小野寺五典防衛相は5日夜、1月30日午前10時ごろ、東シナ海で中国海軍所属のフリゲート艦「ジャンウェイ」が、海上自衛隊第7護衛隊「ゆうだち」に向けて火器管制レーダーを照射したと発表した。防衛省内で記者団に語った。

ジャンウェイ

 1月19日午後5時ごろ、中国海軍のフリゲート艦「ジャンカイ」が、海自第6護衛隊「おおなみ」に搭載していたヘリコプターに向けてレーダーを照射した疑いがあることも明らかにした。

 安倍晋三首相は5日夕、首相官邸で防衛相に、万全な対応を取るとともに、外交ルートを通して中国に抗議するよう指示した。これを受け、外務省は中国政府に抗議した。

 防衛相は一連の事態について「大変、特異な事例だ」との認識を表明。「一歩間違えれば大変危険な状態に発展していた」と述べた。発生から発表まで時間がかかったことに関しては「慎重にも慎重を期した。分析・検討に時間がかかった」と説明した。


私の論評理解苦しむ海賊中国爆裂国内末期症状!!レーダー照射の前にまずは自国の社会まともにしたら?

ゆうだち

上の中国の行為、全く異質中の異質です。昨日もこのブログに掲載したように、一時野田政権が曳光弾使用を封印したという及び腰の姿勢が、中国をさらに挑発したという点は、否めませんが、いずれにせよ、常軌を逸した異常行動であることには変わりありません。

異質中国については、このブログでは特に2008年頃に、徹底的に掲載させていたたきました。特に『中国分裂の筋書き』という2008年頃のシリーズは人気も高く、かなり好評でした。中国に関しては、あの当時かなり掲載しましたので、その後はあまり掲載してきませんでしたが、本日また掲載させていただきます。

あれから、時がたち、当時の私の記事は多くの人々にとって、衝撃だったようですが、今では異質中国に対して異論や、違和感などもなく多くの人々に受け入れられています。時の流れを感じます。

さて、最近ますます、異質中国の異常ぶりが目立ちます。ごく最近では、やはり、あの空気汚染です。なにやら、酷い有様です。これに関しては、以下の動画を御覧ください。



上の動画では、以下のような警鐘を鳴らしています。現在、殺人的とも評されている北京の大気汚染。それが偏西風に乗って西日本に到達し、越境汚染が深刻な問題となってきました。中国人の刹那的人生観と利己主義、そこから発展し­そうな原発事故の拡大について警鐘を鳴らしています。

「大気汚染もまともに制御できない国が、偉そうにレーダー照射なんぞするんじゃない!!」と声を大にして叫びたいです。

上の二つのことでも、異常だというのに、その上最近の中国では爆裂国内末期症状ともいえるような事柄が散見されます。

本日掲載されていた記事のURLを以下に掲載します。

「衣食足りても礼節を欠く」 中国 食料・エネ略奪へ、国家挙げて“海賊”化:

詳細は上の記事をご覧いただくものとして、以下にそのさわりの部分だけ掲載させていただきます。
 「お役人様」を筆頭に、中国での宴会における、アワビなど高級食材の食べ残しが大きな社会問題になっている。 
 「料理完食」は「料理不足」を意味するため、主催者は面子(めんつ)を重んじ、食べきれぬ量で饗応(きょうおう)するのが慣例だとか。海外で評価された日本の「もったいない」観とは価値観の差を際立(きわだ)たせる社会問題だ。中国は「衣食足りて礼節を知る」という格言とは縁遠い国。国家・国民にとり衣服・食物は生活の基(もとい)で、それらが満たされれば心にもゆとりができ、ある程度の礼節はわきまえるものだ。だが、食い散らかした揚(あ)げ句、足りなくなった資源を他国より奪う国柄(くにがら)はもはや、価値観の差では済まされない。中国は食料・エネルギー略奪に向け、国家挙げて“海賊”と化そうとしている。
上海の高級和食店を摘発 インチキ和牛を高値販売…偽神戸牛の鉄板焼きは1万3000円:

“尖閣マグロ”人気 爆食中国、2倍の高値! 産地偽装も…:

これらのニュースに関しては、タイトルどおりであまり説明を要さないと思います。詳細は、上の記事をご覧になってください。

ソ連崩壊の教訓を生かせ 中国で出回った習氏の「新南巡講話」と価値観外交

この記事は、周が主席に就任直後の昨年12月に南部の広東省を視察したときの発言とされているもののインターネットに掲載されていたとする内容です。

発言の引用はかなり長いが、全体を読むと、党の指導はがっちりと守りつつ、改革の果実を手放さない決意が浮かび上がる。もともと真偽不明の引用資料なのでこれ以上深入りはしないが、発言のなかで中国での改革に「西側の普遍的価値観」を求める主張を「概念のすり替えだ」と批判した部分は、事実なら日中関係を占う上で気になる。 
 安倍晋三首相は、さきの東南アジア歴訪で、民主主義や人権といった「普遍的価値観」を外交の原則に掲げた。理念のぶつけ合いだけが外交ではないものの、軸足があまり隔たっていたのでは、日中の新首脳が胸襟を開いて信頼を築く道は、想像よりもさらに遠く、険しいのかもしれない。

この記事では、「普遍的価値観」に関する相容れなさから、日中が信頼を関係を築くことが難しいことを語っています。しかし、「普遍的価値観」に限らず、上記の異質な中国のことを考えれば、まともな考えで話をしても全く通じないことは明らかです。

そもそも、胸襟を開いて信頼を築くことが出来る相手ではないことがはっきりしています。こういう、相手には、昨日も掲載したように、戦略的互恵関係で、こちらがわにとって、良いことではつきあうかもしれないが、それ以外お断りという姿勢で臨むのが一番だと思います。

中国反日デモ

それにしても、あいかわらず、暴動は多く、経済も落ち込む一方の中国、軍事力を強化したとしても、社会が旧態依然としたままどころか、さらに、刹那的人生観と利己主義がはびこるばかりです。

このブログでは、反日デモも、日本に対する様々な挑発行為も、結局根は同じで、すべて中国の外に敵をつくりだすためのものであると主張してきました。結局、黙っていれば、中国人民の不満が鬱積して、いずれ煮えたぎる憤怒の大マグマが大爆発して中国中央共産党政府に向けられ、大変なことになることがわかっているのに、何もできずというより、何もせず、社会をそのまま放置しているということです。

とにかく、この社会を改革して、新社会秩序を早期に打ち立てなければ、中国はいずれ今のままではすみません。いくら、日本を挑発して、レーダー照射しようが、領海侵犯しようが、反日デモをしようが、そんなことは一時しのぎにすぎないことであり、何らかの形で、中国社会を今よりは、まともにしなければ、いずれ人民も気が付き、中国中央共産党政府に怒りの矛先が向くことなるのは必定です。このことについては、このブログでも、以前掲載したことがあります。以下にそのURLを掲載します。


中国は世界で最もストレスの大きい国に―【私の論評】日本の円高・デフレを終わらせ、中国麻薬漬け政策を終わらせ、中国に新社会秩序を打ちたてよ!!


詳細は、上の記事をご覧いただくものとして、この記事で、結局日銀が、長期間にわたって金融引締め政策を行なってきたことが、固定相場制の中国では、幸いしあたかも、打ち出の小槌のような作用を果たしてきたことが、一見中国にとっては、良いようにみえますが、それが災いし、中国の社会が旧態依然としたまま放置されることにつながったことを掲載しました。

しかし、これに関しは、最近円安傾向なので、もはや中国にとって日本は、打ち出の小槌ではなくなりつつあります。円安傾向をさらに続ければ、中国はますます社会変革をしなければ、たちゆかなくなります。日本の円安傾向、中国人民のためにも続けて、中国社会の変革を促進すべきです。

円安で日本企業は業績回復、中国経済はズタボロ

しかし、これだけでは、中国社会の変革を促すことはできません。中国、現在の閉塞感を打ち破るため、領土的野心をむき出しにしています。南シナ海など、南のほうに進出し、富を簒奪しようとしています。そのようなことをさせては、無論、南シナ海の近隣諸国は大迷惑ですし、それに、中国国内でも社会変革が進まないことになります。そんなことをさせないためにも、昨日このブロクに掲載した、安倍首相の提唱している『安全保障のダイヤモンド』を早期に実現していく必要があります。


いずれ、今の中国は長いことはなく、高級官僚である裸官達は、自分たちの特権は、中国では長続きしないことを理解しているのだと思います。今回のレーダー照射事件を含めた、最近の中国異質ぶりは、私のこの予測を裏付けるものであり、このままでは、あと10年も持たないと思います。中国には、社会変革をするか、内乱に至るかのいずの道しか残されていません。そう思うのは、私だけでしょうか?皆さんは、どう思われますか?

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尖閣侵犯、野田内閣“弱腰”で中国エスカレート 曳光弾封印…―【私の論評】知れば知るほど、納得する安倍総理の凄さ!!安全保障のダイヤモンドを知れ!!






2013年2月4日月曜日

尖閣侵犯、野田内閣“弱腰”で中国エスカレート 曳光弾封印…―【私の論評】知れば知るほど、納得する安倍総理の凄さ!!安全保障のダイヤモンドを知れ!!

尖閣侵犯、野田内閣“弱腰”で中国エスカレート 曳光弾封印…:

曳光弾について伝える中国レコード・チャイナの画像

 沖縄県・尖閣諸島周辺での中国機による領空侵犯を受けた航空自衛隊の緊急発進(スクランブル)時の手続きに関する議論で、野田内閣が、当時副総理の岡田克也氏の主導により曳(えい)光(こう)弾による警告を意図的に封印していたことが3日、明らかになった。日本側の慎重姿勢を見透かした中国側はその後、海洋監視船搭載のヘリコプターを飛び立たせる動きを見せるなど、挑発のエスカレートを招いた。


 政府関係者によると、問題の発端となったのは昨年12月13日に発生した中国国家海洋局所属の多用途小型プロペラ機Y12による領空侵犯。空自はF15戦闘機などをスクランブルさせたが、空自機が現場に到着した時点で中国機は領空外に去っていた。

・・・・・・・・・・・・・・・・<中略>・・・・・・・・・・・・・

 第2次安倍内閣発足後は安倍晋三首相が今年1月5日、領域警備に関する対抗措置の強化を指示。領空侵犯機が無線警告に従わない場合、曳光弾を使った警告射撃を行うことなどが承認された。その後、10日に中国軍機が防空識別圏に進入したが、領空侵犯は行われていない。

この記事の詳細はこちらから!!
 
【私の論評】知れば知るほど、納得する安倍総理の凄さ!!安全保障のダイヤモンドを知れ!!

曳光弾

曳光弾というと、何やら花火のようなものを連想する人もいるようですが、銃弾であることに変わりはないです。発射すると、光を発する普通の銃弾です。日本の自衛隊の戦闘機にも、何発に一発というような具合に装着されています。曳光弾も、被弾すれば、通常の銃弾と同じように打撃を与えることができます。普通の弾だと、弾道が見づらいですが、曳光弾だと光を発しながら飛ぶので見やすいです。これだと、銃撃されたほうも、はっきり視認することができます。

私自身、このブログでも掲載したように、中国軍機であろうが、他の国籍の戦闘機であろうが、領空侵犯した戦闘機などに対しては、国際的に定められた手続きに従い、 最終的には撃墜すべきと思います。その記事のURLを以下に掲載します。

危険度高い中国の領空侵犯 空自の対応が中国空軍出動の口実に―【私の論評】自衛隊機への命令はネガティブ・リストとして、明らかな領空侵犯については粛々と手続きに従い撃墜するのか世界の常識!!

 詳細は、上記の記事をご覧いただくものとして、この記事には、領空侵犯の国際ルールを掲載しました。その部分だけ、以下に掲載します。
中国の領空侵に対する我が方の対応は、自衛隊法84条に基づく空自の任務となっており、これは国際的な通例でもある。一般的な手順は、不明な接近機に対し ては無線で警告が出され、無視される場合は、航空機を発進させて侵入機に接近して羽を振るなどの警告を出し、退避させるか、誘導着陸を迫る。それでも領侵 事態になれば信号弾(曳光(えいこう)弾射撃)で警告し、最後の手段は撃墜という段取りとなる。
これは、日本の自衛隊のものですが、ごく一般的な手続きです。この手続きを踏んでいれば、たとえ撃墜されたとしても、どこの国でもそれに対して意義を唱えることはできないし、ましてやこれで、戦争行為などしたとすれば、非難されるのは、当然領空侵犯したほうの国です。このことを理由にしては、戦争などできません。したとすれば、ただの常識なしです。

それに、別の記事にも書きましたか、中国の軍事力からすれば、とても、とても、今の段階で、日本と航空戦などできない理由があります。その理由とは、中国の軍事力が劣っているため、まだまだ、日本の自衛隊と真正面から事を構えることなどできないということです。これに関しては、本日は、本題ではないので、詳細は、以下のURLをご覧になって下さい。

中国戦闘機、尖閣に異常接近 自衛隊はF15でスクランブル対応―【私の論評】きちんと手順と段階を踏んで最終的には撃墜せよ!!それでも、中国は日本と戦争できないわけがある!!

上の記事では、安倍総裁の安全保障策に関して「第2次安倍内閣発足後は安倍晋三首相が今年1月5日、領域警備に関する対抗措置の強化を指示。領空侵犯機が無線警告に従わない場合、曳光弾を使った警告射撃を行うことなどが承認された」程度のことしか書かれていません。

これなど、全く当たり前です。当たり前すぎです。こんな程度のこともできなかった民主党が、あまりにも情けありません。こんな連中が、安全保障とか軍事のことを考えていたかと思うと、本当に末恐ろしいことです。まさに、売国政党と言っても過言ではありません。

これと対比すると、安倍総理は、安全保証についても、民主党などとは雲泥の差です。それは、日本では、なぜかほとんど報道されない「安全保障のダイヤモンド」という安倍総裁の構想をみても明らかです。

以下にこの構想がどのようなものであるかを以下に簡単に掲載します。

この構想のもとは、昨年12月27日付で、プラハに本拠を置く国際NPO団体「プロジェクトシンジケート」に英語で安倍総理が寄せた、「Asia’s Democratic Security Diamond(=アジアの民主主義 セキュリティー・ダイヤモンド)」という論文です。ちなみに、この構想については、安倍総理は、先日のインドネシア訪問の際に、演説する予定でしたが、ご存知の通りアルジェリアでの人質事件が発生したため、日本に戻ったため、演説はできませんでしたが、その内容は、インドネシアに文書で伝えています。


これによりますと、安倍首相は、中国が尖閣周辺の日本領海に公船を進入させて、東シナ海の領有権を既成事実化しようとしていると指摘し、自由航行が保障されるべき海上交通路(シーレーン)の一部である南シナ海についても、「北京の湖」とするために要塞化を進めていると警告。


領土的野心が明白な中国では、このような絵画まで作成されている

「南シナ海には核弾頭搭載ミサイルを発射可能な中国海軍の原子力潜水艦の基地とするのに十分な深さがある」「間もなく中国海軍の新型空母が頻繁に見かけられるようになる」「中国の周辺諸国を恐れさせる事態」などと記したうえで、中国の海洋覇権を防ぐために、日本とオーストラリア、インド、米国ハワイが、インド洋から西太平洋に広がる海洋権益を保護するダイヤモンドを形成すべきだ、と主張しています。

この構想を進めるためか、岸田文雄外相は13日にオーストラリアに飛び、同国のカー外相と会談。米国を含めた安全保障分野の協力を加速させる方針で合意しました。

さらに、安倍首相は東南アジア歴訪の最後に訪れたインドネシアで18日、法の支配と自由で開かれた海洋の重視などを掲げた「日本外交の新たな5原則」を発表し、中国を強く牽制しました。




南太平洋タヒチに配備されているフランス海軍フロレアル級フリゲート「プレリアル」

注目の論文では、セキュリティー・ダイヤモンドを強化するため、英国やマレーシア、シンガポール、ニュージーランド、タヒチのフランス太平洋海軍との連携についても触れています。英国は、もともと、マレーシア、シンガポール、ニュージランドのなどの宗主国でした。フランスも、この地域にかつて、植民地があり、タヒチの宗主国でもありました。

この構想には、周辺諸国は諸手をあげて賛成しています。もう時代は変わりました。このような構想を発表しても、周辺諸国は、日本の軍事力に脅威をいだくどころか、中国の脅威をかわす、希望の星です。

それから、中国との関係において民主党なども、「前略的互恵関係」という言葉を使っていましたが、この意味するところは、「日中両国がアジア及び世界に対して厳粛な責任を負うとの認識の下、アジア及び世界に共に貢献する中で、お互い利益を得て共通利益を拡大し、日中関係を発展させること」というものです。これは、平たくいえば、中国とは、日本が利益になることがあれば、付き合いますよ。そうでなければ、付き合いませんという意図の表明です。

そうして、この言葉は、2006年10月の安倍晋三首相・胡錦濤主席の首脳会談で打ち出された概念です。

鳩山民主党が理想とする「東アジア共同体」=「大中華帝国」の悪夢

着々と、中国包囲網ができあがっています。これはあの鳩山氏の「東アジア共同体」などとは随分違います。 やはり、民主党は、中国様に日本を売るつもりであったということです。だからこそ、その後の民主党政権も、フランケン岡田克也主導による曳光弾発射を取りやめるなど、通常ではあり得ないようなバカ真似をしたということです。もう当時から、中国の傍若無人な態度に国民意識も相当変わっていたはずです。時流の変化、世相の変化、潮目の変化を読み取れない馬鹿者どもです。

これから、こうしたチンピラどもが、捻れ参議院で、ごねたり、悪態をついて、まともな論議もできないことも予想されます。こうした馬鹿者、売国者どもを国政に参加させるべきでありません。参議院議員選挙でも、屑民主党を徹底的に叩きなきものして安倍総裁の、「ダイヤモンド構想」をより確かなものにしましょう!!

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