2007年3月8日木曜日

オーブン料理が普及する欧米(3)-日本でのオーブン向け商品の少なさ

日本を含め米を主食とするアジアでは、湯を使う(ゆでる、蒸す)調理法が一般的であるため、欧米のオーブン(蒸し焼き)の文化とは全く違う食文化を営んできました。米を食べる文化圏では、レトルトパウチ食品が広く普及しました。

欧米諸国でも1970年代に家庭用としての実用化が試みられましたが、商品としては育ちませんでした。今でもアメリカではレトルト食品は宇宙食であるとの観念が強いようです。

大型の冷凍冷蔵庫が早くから普及して常温保存の必要性が高くないこと、一般的にローストするなどオーブンでの加熱調理が食事作りの基本となっていることがその理由としてあげられます。実際、最近の様子を欧米現地在住者に聞いてみても、冷凍食品とともに缶詰、びん詰、乾燥食品が圧倒的で、レトルトパウチ食品は見当たりません。

ひるがえって日本ではスーパーなどの食品売場や食器売場にはオーブントースター用とか、電子レンジ用の商品は豊富においてあり、レトルトパウチ食品なども相当豊富ですが、オーブン用の素材・食器・道具となると驚くほど少ないです。

アメリカのスーパーだと、オーブン用に半加工してあるローストビーフ用や、半焼成したロースト・ビーフや詰め物をして下ごしらえしてある鳥などはもとより、アミーズ・キッチンなどのオーブン用の冷凍食品や瓶詰、缶詰が豊富です。


今後のオーブン・レンジの普及にともないこれらの商品に対する需要が高まる可能性は大きいと考えられます。この需要は日本国内に残されたホーム関連市場のフロンティアとなる可能性が大です。ただし、現状のままでは同じことの繰り返しになります。飲食産業、流通産業、メーカーなどが協同したインフラ整備などしていく必要があるものと考えます。




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