2007年3月17日土曜日

りんごの皮むき-新たな市場への脅威?



昔から日本人は箸を使うので手先が器用だといわれてきました。従来だと折り紙などで、鶴を折るなどということは誰でもできました。

だが、最近ではずいぶん不器用になってきています。たとえば、大学で化学実験に使うガラスの道具類は20年ほど前までは学生がバーナーなどを使ってガラス管を曲げて作成していましたが、最近は不器用な学生が多く、ほとんど技官が行うか出来合いのものを使います。電子回路設計も一昔前はハンダゴテを用いて行いましたが、最近ではパソコンの画面上で論理回路を組み立て、論理回路が正しいかどうかはコンピュータが判定してくれるため、パソコンで作図する感覚ですぐにできます。後はフィルムに印刷した回路を機械にとりつければ出来上がりです。

子供の日常の遊びでも、自ら工夫しておもちゃを作成するのではなく、出来合いのものや、ゲームなどで遊びます。家の中でも、たいていのものはボタン一つで作動します。箸の使い方、リンゴの皮むきも覚束ない子供も多いです。あまりに手先の不器用な大人は、自ら何かをつくるとか、根気良く物事に取り組むようなことはなかなかできないかもしれません。そのまま放置しておけば豊かな人生を送れなくなるかもしれません。

手先が極端に不器用であれば、元々システムキッチンを活用するとか、オーブンレンジで調理するなど最初から考えないと思います。それどころか、料理そのものにも挑戦できないかもしれません。
日本のホーム市場の最後のフロンティアはこうした脅威があったからこそ、今まで温存されてきたのかもしれません。

0 件のコメント:

家計・企業の負担増も 追加利上げ、影響は一長一短 日銀―【私の論評】日本経済の危機!日銀の悪手が引き起こす最悪のシナリオ!

家計・企業の負担増も 追加利上げ、影響は一長一短 日銀 まとめ 日銀の追加利上げにより、「金利のある世界」が進展し、家計と企業への影響が拡大する 預金金利の引き上げで年間約6000億円のプラス効果が期待される一方、住宅ローンや企業向け融資の金利上昇による負担増も懸念される 若年層...