2011年7月17日日曜日

3人分のバーガーとポテトが1,000円 - マクドナルドの期間限定セット―【私論評】共食縁を演出するマクドナルド?

3人分のバーガーとポテトが1,000円 - マクドナルドの期間限定セット

http://journal.mycom.co.jp/news/2011/07/16/003/index.html


【私論評】共食縁を演出するマクドナルド?
このセット、ドリンクがついていないので、結局ドリンクも購入するから割高になるのではと思っていましたが、同じようなセットでドリンクがついて、1300円というセットもあるんですね。これだと、2セット購入しても、2600円ですから、6人ならば、1人500円以内で、食べらるとあって、これはかなりお得です。

マックでは、このようなサービスは何も今始まったというわけではなく、従来から手を変え品をかえ、いろいろと実施しています。以前、これに関する記事をこのブログにも掲載したことがあります。
個々人で食べると、割高ですが、複数人数で食べるとかなり割安になるということです。そうすると、家族で食べるとか、友人・知人同士、会社の同僚などと食べるということになると思います。相当前から、マイナスイメージの個食が増えつつあるので、こうした共食の機会を創出するのは良い方法だと思います。いわゆる共食縁を積極的につくりだしていこうという考えだと思います。 
現在不況の最中にあるため、あまり目立たないですが、「共食」により、人と人とのネットワークを再活性化し、日本の食生活をプラスの方向にもっていく業態が成功を収めるようになると思います。マックは、その先駆け的なことを実施していて良い業績をあげているのだと思います。そういった意味で、マック動向は今後も注目に値します。
マックといえば、お手軽に食事ができるのが良いところですが、あまり大勢で行くなどのことは少ないと思います。親しい人同士で、せいぜい、2~3人というところでしょぅか?しかし、こうしたサービスを提供することによって、6人とか、もっと多い人数で楽しく食事というシチュエーションを多くの人に知ってもらい、さらには、普及させるという意図があるのだと思います。

やはり、食事は、大勢の人でワイワイガヤガヤするのが、良いです。最近では、大家族は少ないですから、この良さを知る人はだんだん減ってきていると思いますが、大人数で食事をすると、同じものを食べても随分美味しく感じるし、さらに、食事ということで、あまり小難しい話や、説教など、無粋とされますから、多くの人とコミュニケーションが取りやすいです。

日本人の場合は、コミュニケーションというと、すぐに飲ニケーションなどと、飲むことを考えますが、飲むということになれば、最近は、安くなったとはいえ、やはり、高いですから、たまにしかできませんが、マクドナルドのこのメニューであれば、どこでも気がるにできます。

最近では、一人暮らしの人のところで、食事をつくり、つくりっぱなしではなく、食事も一緒に食べるというサービスがあることを新聞で読みましたが、誰でも、一人の食事は侘びしく感じるのだと思います。個食で、高価で、美味しいものを食べても、その美味しさなど、ともにリアルタイムで分かち合う人がいなければ、本当につまらないものです。

白山市倫理法人会で行われた、ピザ(テンフォーのもの)会食
総務省は2011年6月29日、国勢調査(10年10月現在)の抽出速報結果を発表しました。それによると、1人暮らしの世帯の数は1588万5000世帯で、総世帯に占める割合は32.1%。初めて3割を超えました。

全世帯数は5092万8000世帯。世帯数は、過去にも順調に増えていましたが、5000万世帯を超えたのは今回が初めてです。1世帯当たりの人数は過去最少の2.46人。世帯数が増える一方、世帯当たりの人数は減少が続いています。

こうした傾向は、これから、ますます続いていくものと考えられます。これから、ますます、大人数で食事をする機会は減っていきます。そうなると、個食の人が、ますます、増えていくということになります。

日本でも、共食を促すようなサービスがたくさんでてきて、大人数の、食事+コミュニケーショが気軽にできるようになると良いと思います。そうし、マクドナルドはまさしく、これを狙っているのだと思います。だれだって、個食よりは、共食のほうが楽しいに違いありません。これから、飲食店は、こうした共食を推進するようなサービスが一段と脚光を浴びていくことになるでしょう。

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