2012年12月27日木曜日

安倍首相を待つ“どす黒い孤独”の壁-再チャレンジ宰相はストレスフルな日々をどう乗り越えるか(日経ビジネス)―【私の論評】首相指名のはや次の日に、焦るゾンビマスコミの速攻戦線布告!!

安倍首相を待つ“どす黒い孤独”の壁-再チャレンジ宰相はストレスフルな日々をどう乗り越えるか(日経ビジネス)

なんともおどろおどろしいタイトルだ!!
  安倍晋三政権が26日、発足した。体調不良を理由とする突然の辞任から5年余り。1948年の吉田茂・元首相以来となる再登板を果たした安倍首相はさっそく、衆院選の公約の柱に掲げた経済対策や外交の立て直しなど諸課題への強い意欲をのぞかせた。

合言葉は「おごってはいけない」

・・・・・・・・・・・・・・・<中略>・・・・・・・・・・・・・・・

一見、政権基盤は盤石に映るが、自民幹部は一様に「おごってはいけない」と慎重な構えだ。

2006年9月発足の第1次安倍内閣は若手の側近議員を首相補佐官などに登用したが、手柄合戦や相互の調整不足から首相官邸が機能不全に陥り、“お友達内閣の学級崩壊”と揶揄された。それが党や霞が関の官僚との関係悪化も招いた。今回の内閣、党役員人事では、その反省も踏まえ、自らの側近と重鎮のバランスに配慮した。

人事は「挙党体制」に

信頼が厚い菅義偉氏を官房長官に指名する一方、先の総裁選勝利の原動力となった麻生太郎・元首相を副総理・財務相・金融相に起用。谷垣禎一氏ら派閥領袖クラスも閣僚に登用し、党幹部では石破茂・幹事長を続投させた。自民のベテラン議員は「挙党体制構築をアピールできる布陣だ」と評価する。

・・・・・・・・・・・・<中略>・・・・・・・・・・・・・・・

国民的人気を過信し、中央突破を図ろうとして行き詰まった前回の失敗を糧に、随所に熟慮の跡がうかがえる船出となった安倍政権。だが、安倍首相に近い関係者ほど、別の不安要素を指摘する。安倍首相の健康と精神面だ。

  安倍氏は幼少時から持病の潰瘍性大腸炎に苦しみ、首相在任時はストレスとあいまって体調が急速に悪化した経緯がある。

それが、数年前から服用している新薬の効果もあり「今が一番調子がいい」と断言できるほどに体調は回復した。今では、ほとんど口にすることもなかったアルコールを宴席で楽しむほどだ。

「体調は今がベスト」というが…

衆院選中も全国を過密な日程で飛び回ったが、「特に健康面に問題はなかった」と安倍首相は話す。

ただ、野党党首として「攻め」の立場でいられた時と違い、時の首相は基本的に「守り」を強いられる。朝から晩まで監視され、決断を迫られ、ストトレスフルな毎日を送らざるを得ない。

安倍首相の周辺も「極度の緊張とストレスが続く日々でも本当に体調に問題がないのか、安倍さん自身も半信半疑なところもあるはずだ」と漏らす。

・・・・・・・・・・・・・・・<中略>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

まずは、官邸の問題だ。大統領制の米国では大統領が代わるたびに政権スタッフが大幅に入れ替わり、ホワイトハウスにも大統領を支える側近チームが形成される。日本が政治改革のお手本としてきた英国は官邸機能強化の流れとなり、民間人も含め首相直属のスタッフが大幅に拡充されてきた。

日本でも官邸スタッフの人員は確実に増えてきた。だが、官邸内も縦割り組織で、実際に首相が使える直属のスタッフの数は限定されている。

しかも、米や英と比べ、民間人も含め時の首相が幅広い層から適材と評価するアドバイザーや政策遂行の手足となる人材を起用できているかといえば、決して十分とはいえない。

  様々な理由が挙げられるが、米のように、官民の行き来が頻繁に行われる“回転ドア”システムが確立できていないことも要因の1つといえる。

“政府入り”が評価されない日本

「日本では、時の政権のスタッフに入ることが民間に戻った時に評価される仕組みがない。だから、時の首相といくら懇意でも、官僚OBなどを除いて官邸入りに二の足を踏むのがほとんど。まして、1年おきに首相が代わるような状況ではなおさらだ」。自民のベテラン議員はこう指摘する。

だから、官邸で首相を支えるチームといっても、官房長官など数人の議員と、事務所の秘書、官僚頼みになるのが一般的。これは民主党政権でも事情はほとんど変わらなかった。

・・・・・・・・・・<中略>・・・・・・・・・・・

こうした“チーム安倍”が、満足のいくレベルに機能するかは見通せない。それは、極限状況で仕事をする安倍首相の精神面にも少なからず影響を与えそうだ。

安倍首相にとって二度目となる公邸暮らしも懸念材料だ。安倍首相は平時であれば、“二階建て”、“三階建て”で会合をはしごする日々を過ごしてきた。

「人の話を聞くことで知識を吸収する耳学問タイプ。人と会っていないと精神的に不安になる面もある」と、周辺は語る。

前回の政権時を振り返ると、2007年の参院選敗北を受けた内閣改造で塩崎恭久氏や世耕氏ら側近議員が官邸を去った。“精神安定剤”を失ったことで安倍首相のストレスが増し、健康が悪化。公邸に引きこもらざるを得なくなったことで、さらに精神的に追い込まれるという悪循環に陥った経緯がある。

休養はもちろん大事だが、夜の公邸での食事の相手や、外部のブレーンとの会合など外の空気に触れ、リフレッシュする機会をどのように組んでいくのか。「細かい点のようで、これも安倍政権の今後を占う重要なポイントだ」と安倍首相周辺もみている。

「挫折を含め多くのことを学んだ」と話す安倍首相。「政権投げ出し」の汚名を返上して長期政権への道を切り拓いていくには、自らの心身のコントロールへの配慮もカギとなりそうだ。

この記事の詳細はこちらから!!

【私の論評】首相指名のはや次の日に、焦るゾンビマスコミの速攻戦線布告!!

新華社ビジネス、おっと間違えました、日経ビジネスの上の記事の記事、なにやらかなり異常です。諸外国などでは、考えられないことです。どこの国に、大統領や首相に指名された人をこのように「どす黒い」などという形容詞で、しかも、首班指名の次の日にこのように論評するマスコミがあるでしょうか?ないですね。

他国のマスコミならば、たとえ、自分たちと立場の異なる政権ができあがり、自分たちから最も反対派の首班が指名されたとしてもお手並み拝見というところで、次の日にこのような批判記事を出すなどということはあり得ないです。それだけ、日本のマスコミは、常識はずれだということです。本日は、ゾンビなどの写真ととも掲載させていただきます。

マスコミにとっては、安倍総理がゾンビに見えるらしい

それにしても、上の記事のキーワードは、おどろおどろしいです。政策などの批判は全くなく、「どす黒い孤独」、「 人と会っていないと精神的に不安になる面」、「 自らの心身のコントロールへの配慮」など、特に安倍晋三氏個人に関する言葉で綴られています。

これらの、キーワード日経ビジネスのこの記事を書いた、記者の考えを良く表していると思います。とにかく、この記者からみれば安倍晋三総裁は、恐ろしいしのだと思います。なぜ恐ろしいかといえば、前回安倍晋三氏が、首相の座から降りたとにきには、この記者をはじめとするマスコミも徹底的に叩きまくり、してやったりと思っていたところ、全く予想だにしなかった、安倍総理の復活劇が起こってしまったからです。

マスコミは自分たち自身がゾンビであるこに気づいていない

あれだけ、徹底的に叩きまくって、奈落の底に落としたにもかかわらず、安倍晋三氏は、昨年あたりは誰もが予想だにしなかったにもかかわらず、復活して政権交代をやりとげ、首相に復帰してしまいました。

彼らから、みれば安倍総裁は、不死身のゾンビのように見えるのだと思います。だからあのような、おどろおどろしいキーワードを使い安倍晋三氏個人に対しての印象操作という事になっているのだと思います。

私は、このブログで最近も、安倍総裁はいわゆる八方塞がりのうち、七方は塞がっていることを掲載しました。その記事のURLを以下に掲載します。

【財務省】真砂体制の小括―【私の論評】確かに、ほとんどの勢力が安部叩きに走っている!!

 詳細は、上の記事をご覧いただくものとして、とにかく、安倍首相の周りは、ほとんどが反対勢力であり、選挙前から安倍叩きを執拗に繰り返し、これからも繰り返していきますが、なぜこのようなことをするかといえば、叩く側にも相当の焦りがあるからです。

ゾンビマスコミは、最早ゾンビ狩りの対象でしかない
  
左翼政権民主党が崩壊してた後に、昔の社会党のような左翼系政党は残りませんでした。実質、政権を担える可能性のあるものはありません。左翼側からみれば、完璧な惨敗です。わずか数年前までは、民主党政権成立で、左翼の天下がくるし、民主党が政権の座を去ったにしても、二大政党の一翼を担えるのでまだまだチャンスはあると思っていたのに、民主党の惨敗で、そのようなことは雲散霧消してしまいました。せっかく、育てた左翼民主党が灰燼に帰してしまったのです。また、左翼が政権を担える可能性がほとんどなくなってしまいました。

これは、左翼にかぎらず、戦後体制温存派、戦後利得者達からすれば、青天の霹靂だったに違いありません。だかこそ、日経ビジネスも、上の記事のようなおどろおどろしい記事で、自民党が大勝した選挙の後で公約批判などしてもどうしようもないので、安倍総裁個人に対する印象操作による、宣戦布告をこんな早い時期からはじめているのです。

セクシーなゾンビハンター!
そうして、彼ら自身が気づいていないことがあります。それは、実は、現在の日本においては、無論安倍総裁がゾンビなのではなく、上記のような記事を掲載してはばからないマスコミ自身がゾンビだということです。もう、日本のほとんどのマスコミは死んでいるのです。かられが描くユートピアは、想像の産物であり、どう頑張っても実現できないものです。このようなことばかりやっていれば、いずれゾンビマスコミは、ゾンビ狩りにあって、崩壊するのは必定です。

そんなことは本日の為替や、株価をみていてもわかります。本日も、安倍政権成立で市場はこれを好感し、円安傾向で、トヨタの株価をはじめ様々な会社の株価があがっています。本日は、いわゆる紙・パルプのような円安デメリット株も値上がりするなど堅調な相場でした。この流れをもとにもどすような、ゾンビマスコミやらゾンビ左翼政権などいまさら、誰が望むというのでしょうか!!

このブログでは、これからも、焦る彼らを徹底的にあぶり出し、白日のもとに晒していきます。皆さん、よろしくおねがいします!!




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2012年12月26日水曜日

きょう第2次安倍内閣発足 総務・石原伸氏 農水・林氏 四役に女性―【私の論評】自民党議員は過去の繰り返しをすれば、再度下野して万年野党になることを覚悟せよ!!ただひたらすら、公約を守る努力をせよ!!

きょう第2次安倍内閣発足 総務・石原伸氏 農水・林氏 四役に女性:

本日指名を受けた安倍総理
自民党の安倍晋三総裁は26日召集の特別国会で、衆参両院の首相指名選挙を経て第96代首相に選出される。安倍氏は直ちに組閣に着手、同日中に第2次安倍内閣を発足させる。安倍氏は25日、党総務会長に野田聖子元郵政相、政調会長に高市早苗元沖縄・北方担当相を起用するなど新役員人事を発表した。閣僚人事ではすでに入閣が固まっていた石原伸晃前幹事長の総務相、林芳正元防衛相の農林水産相への起用が内定した。

この記事の続きは、こちらから!!

【私の論評】自民党議員は過去の繰り返しをすれば、再度下野して万年野党になることを覚悟せよ!!ただひたらすら、公約を守る努力をせよ!!


本日は、第2次安部内閣が発足ということですが、閣僚人事やなどのことについて特に掲載しません。そんなことよりも、当自民党議員の方々にも気を引き締めていただくために、この話題を掲載することとしました。それにしても、あの歴史的な安部自民の大勝利および、野田民主の大敗北によって、政治にも新たな時代がきたのは明白です。もう、少なくともいわゆる左翼政権が返り咲くということはないと思います。これだけは、おそらく変わらないと思います。これが、今回の総選挙の本質だったた思います。

このブログの管理人である、私は、民主党政権のときには、完璧に反対派でありましたが、安部自民となってからは、完璧に御用一般人となりました。そうです。安部自民党を擁護する立場です。日本には、この立場を曖昧にしたまま、賛成なのか反対なのかはっきりさせずに、報道をするマスコミなどが存在しますが、それは大きな間違いです。ますば、報道する姿勢がどうなのか、まずは旗幟を鮮明にさせる必要があります。そうして、なぜ御用一般人になったかといえば、まずは、安倍総理の経済対策が、まさしく私が思い描いていたのと全く同じものだったからです。きっと、そのような方多かったと思います。それに、これを突破口として、戦後レジーム(体制)からの脱却を図ろうとしているからです。

ブログでも、報道でも旗幟を鮮明にすべき
実は、私は、以前安倍総裁が、総理だったときには、特に反対ではありませんでしたが、支持するという事もありませんでした。なぜそうだったかといえば、当時の安倍総理は、「美しい国」とか「戦後レジーム」からの脱却などというスローガンを掲げていましたが、確かに在任中は短い期間で、これらに向けて様々な活動をされて、それなりに多大な成果をあげておられました。しかし、経済対策が伴っておらず、さらにその中身は、他の政治家が語っているのと同じようなことで、とても、まともな対策になるとは思えないようなものでした。しかし、今回は、根本から違います。まずは、強力でまともな経済対策を打ち出しています。だからこそ、私は安倍氏を支持し、安倍自民党を支持するのです。

美しい日本の象徴でもある富士山
馬鹿マスコミは、あいかわらず、自民党議員圧勝とはいっても、お祭り騒ぎになることもなく、従来の普通の選挙からみれば、まるでお通夜のような有様でした。その後の報道もいわゆる、華やかさは、一切ありません。やはり、マスコミは、どこまでも、左翼系の味方であり、民主党政権が消え去ったことに関しては、残念でならなのだと思います。

民主党政権が消え去ったことが残念というよりは、とにかく、左翼政権がなくなったこと、それに変わるような左翼政党などが台頭する気配も全くなく、左翼系は退潮するだけで、ただただ左翼政権の灯火が消えてしまったことが残念でならないのだと思います。

ただし、安部総理には、まだまだ敵がいっぱいです。これについては、このブログでは、選挙になる前から指摘していました。

【財務省】真砂体制の小括―【私の論評】確かに、ほとんどの勢力が安部叩きに走っている!!
さて、上の記事では、安部総裁の敵を「公明党、民主党の大半、自民党の四分の三(特に石破幹事長)、財界、産経を含めた五大紙」としています。そうして、「彼らは、白川法王と日銀貴族の前に右へならえをしている。敵は安倍さんに内閣を明け渡し、参議院で嬲り者にする気満々。現在の状況、安倍さんは八方のうち七方くらいは塞がっている。残りの七方のうちの強力なものは日銀としています。
そうして、七方の中には、財務省を含まれていましたが、勝栄次郎が退官し真砂氏が次官となったので、財務省主流派は、七方ではなく、唯一の安部総裁の味方であることを示唆しています。無論、主流派とはいっても、数の上での主流派ではなく、過去の歴史から現在までの流れをみて、元々の大蔵省のスタンスにおいての主流派と言っているのだと思います。だから、いかに主流派が次官になったとしても、巷には、財務省の主流派ではない人による見解なども流れ、事実が見えにくくなっているのだと思います。それは、上の記事にもあったように、倉山氏の著書『財務省の近現代史』を読むと理解できます。それと、まともな国民の世論も、安部総裁に味方しているということです。
武藤敏郎氏が日銀総裁になってくれれば、安倍総理の強力な助っ人になるのだが・・・・・
 本当に安部総理には、真の味方は少ないのです。総裁戦でも、勝つ見込みも、かなり低かったです。おそらく、一年ほど前までは、誰も今日のように、安倍晋三氏が、総裁選に勝ち、その後総選挙で勝利して、第二次安部内閣が誕生するなどとは、誰も予想だにしなかったことでしょう。

そうして、最も危険なのは、実は今回の選挙で完璧に見限られた、マスコミと、左翼系議員などではなく、いわゆる自民党議員も含めた戦後体制を維持しようとする戦後保守であり、戦後保守を守ろうとする勢力です。

あの強烈は麻生おろしのは、まだ記憶に新しい!!
そうして、最後にいっておきたいことは、今回安倍晋三総理大臣がが、任期をまつとうできずに、総裁をおりることになったとしたら、そうして、そのときに自民党内部からそのような動きもあった場合、次の選挙で、自民党が勝つ見込みは全くなくなります。それにしても、左翼政権の出番はないですが、第三極の中から新しい勢力がでてくるが、第三極が結集することになると思います。そうなれば、自民党も、民主党のように、再度下野して万年野党になることを覚悟しなければならないということです。そうなりたくなくなければ、どこまでも、安部総理を守り抜き、ひたすら、安部総理があげた公約を守る努力をすることです。なかなか達成できないこともあるでしょうが、少なくとも国民に一歩一歩近づいていることが、理解されるようにつとめなければならないということです。間違っても、派閥の論理を優先させて、安倍総裁の邪魔することがあってはなりません。

私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?




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2012年12月25日火曜日

アベノミクスに外交構想 安倍氏に注がれる熱い視線―【私の論評】日本国内の批判は的外れどころか、危険でさえある!!そうして、各国の評価をみていると各々の国の本音がみえてくる!!

アベノミクスに外交構想 安倍氏に注がれる熱い視線:


安倍晋三次期政権の外交や経済政策の具体的な方向性に、海外メディアが強い関心を示している。「アベノミクス」と呼ばれる安倍氏のデフレ克服策に欧米紙が期待を寄せたり注文をつけたり。近隣諸国では「日本の右傾化」を警戒する論調がなお目立つ中で、インドは、安倍氏が提唱したアジア太平洋地域の外交構想の実行に熱い視線を注いでいる。


▼フィナンシャル・タイムズ(アジア版)

■チャンスを逃すな

・・・・・・・・・・・・・・< 略 >・・・・・・・・・・・・・・・・

具体的には安倍氏が「日銀に2~3%のインフレ目標を設定するよう提案」したことを「良いアイデアであり、日銀の独立性を傷つけることなく実施できる」と指摘。日銀総裁人事についても「(経済)成長回復とデフレサイクルの終結に熱心に取り組む」人物を選出するべきだと主張した。

その理由として、「インフレは万能薬ではないが、それ抜きで建設的なことを多く成し遂げることはできない」と解説。消費税増税が経済成長の実現を前提としていることを踏まえ、「通常、極度な倹約家の財務省も、増税実施のために十分な経済成長を手に入れるために、財布のひもを緩める」と、財政支出が可能になると分析した。そして2013年に日本で「わずかな成長のほとばしり」が起きうると予測した。

社説はインフレによる資産の目減りや金利上昇の危険性にも言及しつつ、「これが、残された唯一の賢明な道」とし、「安倍氏は今回のチャンスを逃すべきではない」と強調した。(黒川信雄)


▼ウォールストリート・ジャーナル(米国)

■アベノミクスには構造改革も

「アベノミクス」への期待が先行する日本に比べ、米国ではその成否に注目しながらも、一歩引いた慎重な見方も目立つ。

・・・・・・・・・・・・・・<中略>・・・・・・・・・・・・・・・・

アメリカン・エンタープライズ政策研究所(AEI)のマイケル・オースリン日本部長も同紙への寄稿で、金融緩和はデフレ脱却に役立つ可能性はあるが、「投資を促す政策や過剰な規制を突き崩す改革がなければ真の回復は見込めないことに安倍氏は気づくかもしれない」とし、前首相時代に挫折した構造改革の断行が求められると注文をつけている。(ワシントン 柿内公輔)


▼ヒンズー(インド)

■「拡大アジア戦略」実行を

インドの新聞の多くは、自民党の安倍晋三総裁の首相就任を日印関係を深化させる好機ととらえ、安倍氏に強い期待を寄せている。安倍氏を好感する大きな理由の一つは、安倍氏が首相として2007年8月に訪印した際にインド国会で行った演説が、強烈な印象を残したことにある。

安倍氏は「太平洋とインド洋は、今や自由の海、繁栄の海として、1つのダイナミックな結合をもたらしている。従来の地理的境界を突き破る拡大アジアが、明瞭な形を現しつつある」と主張。日本とインドの戦略的グローバルパートナーシップをユーラシア大陸の外縁に沿う自由と繁栄の弧の「要をなす」として、日印関係重視を明確にした。インド各紙は衆院選後、この演説を何度も引用して安倍氏を紹介している。

・・・・・・・・・・・・<中略>・・・・・・・・・・・・・・・・・

(ニューデリー 岩田智雄)

このニュースの詳細はこちらから!!


【私の論評】日本国内の批判は的外れどころか、危険でさえある!!そうして、各国の評価をみていると各々の国の本音がみえてくる!!


昨日も、前原氏の筋違いの日銀批判について、掲載しました。日本では、いわゆるアベノミックスに対して、懐疑的な見方や、批判的な意見が多いですが、その大半は、傾聴にも論評にも値しないものが多いです。しかし、海外では、いわゆるアベノミックスと呼ばれ、あたかも特殊で珍奇な経済対策と思い込まれている政策は、珍奇でもなく、当たり前のことと受け取られています。

そのため、上の各国のメディアの報道も、いわゆる日本での報道などとは随分違います。それにしても、各国の見方は、それぞれで、各々の国の本音が良くでていると思います。その本音について、私の見方を掲載させていだきます。

英エコノミスト紙に掲載された安倍総裁のアベノミクスに関する記事
まずイギリスのフィナンシャル・タイムズですが、さすがにイギリスの経済一流紙であり、日本の経済のことを良く理解していると思います。インフレによる資産の目減りや金利上昇の危険性にも言及しつつ、「これが、残された唯一の賢明な道」とし、「安倍氏は今回のチャンスを逃すべきではない」と強調しています。

イギリスは、これは後で詳細を述べますが、アメリカなどとは立場が違い円高メリットなどを享受しているわけではないので、日本が円安になってもあまり影響を受けることもないし、特にフィナンシャル・タイムズは、国際経済を良く知っているので上記のような論調になっているのだと思います。それに、円安になったとしても、日本の経済が復活して、内需が拡大すれば、世界経済を牽引する可能性もあり、それに期待をしているのだと思います。


米ウォール・ストリート・ジャーナルに掲載された安倍総裁のポートレート

一方アメリカのウォールストリートジャーナルは、アベノミックスに対して慎重な姿勢をみせています。これは、やはりアメリカの国益を考えた場合、日本が円高基調にあったほうが、都合が良いということが背後にあると思います。しかし、金融緩和に対して真っ向から批判的論調はありません。これは、アメリカが、過去にQE1、QE2そうして、現在はQE3と大規模な金融緩和政策を実施しており、日本だけが金融緩和政策をするなともいえないからだと思います。

ご存知のように、日本は、アメリカの国債を大量に購入するなどのことをしてアメリカの経済を支えてきたという面があります。それに、円高により、アメリカ経済に寄与してきたということもあります。アメリカが大規模な金融緩和をしても、日本がそれをしなければ、ドルは増え、円はそのままということで、かなりのドル安傾向になるのは、当然のことです。

そうなれば、当然のこととして、現状では、輸出などでもアメリカのほうが圧倒的に有利ということになります。それに、円高であれば、日本で作った車を日本からアメリカに輸出するよりは、トヨタなどでも、アメリカに工場をつくり、アメリカ人を雇って、アメリカで車を作って、アメリカ売ったほうが有利ということになります。

そうなれば、アメリカは、国内で雇用も創出でき願ったりかなったりの状況になります。最近は、アメリカは、EQ3による大幅な金融緩和政策を実施しています。このEQ3の目標は、雇用環境の改善です、雇用率がある水準に達するまで、無制限に緩和を続けます。そのようなときに、日本が、大規模な金融緩和政策を行った場合、せっかくのEQ3が、あまり奏功しなくなるおそれが十分あります。だから、アメリカは、日本が本格的な金融緩和政策をしないことを望んでいるのです。だから、上記のWSJのような論調になるのです。

これは、中国にも同じようなことがあてはまるどころか、中国は固定相場制ですから、日本の円高は、中国人にとって、打ち出の小槌のようなものです。これに関しては、本日は、本題ではないので、これは、以下にこのことについて掲載したブログの記事のURLをコピペしておきますので、詳細を知りたい方は、こちらをご覧になって下さい。

中国人民銀、日銀の追加緩和にいら立ち 過度の資本流入懸念−【私の論評】中国の経済破綻が始まる?!日銀を何とかしなければ、日本は草刈場になる!!

インドのヒンズー紙は、もともとかなり親日的であるインド国民の考えを代弁しています。これは、このブログにも以前掲載したことがあります。

インドのヒンズー紙の紙面

インド人監督がインパール作戦題材にメガホン―【私の論評】正しい歴史観を反映した映画とみた!!

 詳細は、上記の記事をご覧いただくものとして、以下に上の記事の結びのところだけ掲載させていただきます。
このインド映画が放映されることを期に私達日本人自身が、これらの、愚かな国々の悪い政府が、自国人民からの、非難や、暴動、革命などを恐れるあまり、その矛先を日本に向けるために、体系的に反日教育をしていることを理解すべきです。
私は、このような負け戦であっても、なお上記のような「「気品にあふれた真の日本兵の姿」と記述されたように、無能な牟田口 廉也中将などにより、多数餓死者、病死者で人員を失ったにも関わらず、最期まで、「気品にあふれた」態度をとられた、英霊の皆様に誇りを感じるとともに、後世に伝承していくべきと考えていますので、今回のこの映画の放映は、誠に慶賀に耐えない、素晴らしいことだと思います。日本で、放映されるなら、是非みたいです。皆さんは、どう思われますか?
インドは、このようにもともと親日です。日本が大東亜戦争をしなかったら、インドのイギリスからの独立は、40年は遅れただろうともいわれています。それに、インドは、経済発展した日本の経済システムにも共感を覚えています。さらに、日本との取引ももっと増やしたいと思っています。それに、昨今では、中国の脅威があります。

インドというと、ずっと南の国であり、中国などとはあまり関係ないと思われているかたもいらっしゃるかもしれません。しかし、そうではありません。実は、インドと中国は、4,000km強にもわたって、国境を接し、数カ所で未解決な領土問題を抱えています。

インド側は、旧宗主国であるイギリスが設定したマクマホ・ラインを主張していますが、中国は独断的主張を固持しています。特にチベット系民族が住む地域に関する中国側の強固・強硬な態度、チベット民族、及び旧チベット領土に関する中国の完全支配戦略が、インドとの国境問題を複雑にさせています。このような国インドは、日本が軍備を拡大して、中国の脅威となってくれれば、インドの安全保障上も良いことであると思っています。

以上、同じアベノミックスについて述べるにしても、それぞれ、お国柄が反映されていると思います。それにしても、国内では、マクロ財政も、金融政策も良くわからないような連中があいかわらず、変な批判をしています。上の外国の新聞では、それぞれ自国の利益を念頭にいれて論評しています。しかし、日本国内のマスコミなどの、論評はそうではなく、結局、馬鹿か、何かへの遠慮か、それともスパイなのかとでも考えないと、納得のいかないものばかりです。

コミンテルン(スパイ)は、昔から今にいたるまで、日本に害をなしている。そして、日本はスパイに弱い!

特に本日の朝日新聞の『アベノミクス―「危ないミックス」は困る』は酷いものです。これに関しては、政治評論家の上念氏が微に入り細に入り、論評を加えています。以下にURLをコピペしておきますので、是非ご覧になってください。

『アベノミクス―「危ないミックス」は困る』がコミンテルンの指令文書になっている件

これなど、みていると、的外れどころか、意図して意識して、アベノミックスを叩きのめそうという意図がありありと見えます。本当に危険です。日本のマスコミ、もう好い加減に、日本国弱体化の立場を捨ててもっと、まともに報道して欲しいと思うのは私だけでしょうか? 日本国を良くするために、批判することと、日本国を弱体化されることとは、全く別次元のことです。最近、警察官が30年来のつきあいのある人を殺害するなどの全く理解不能の事件がいくつか起こっていますが、マスコミも狂っていると思います。一体、日本を弱体化させて、誰が得するというのでしょうか?自分たちを含めた日本人でないことだけは、確かです。皆さんは、どう思われますか?




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前原氏「慎重だった日銀に何が…」 2%目標検討に皮肉―【私の論評】でてきたでてきた、自民党公約違反をしろと勧める民主党の有害無比な主張!!そんなことより、今は反省が必要なのでは?

 

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2012年12月24日月曜日

前原氏「慎重だった日銀に何が…」 2%目標検討に皮肉―【私の論評】でてきたでてきた、自民党公約違反をしろと勧める民主党の有害無比な主張!!そんなことより、今は反省が必要なのでは?

前原氏「慎重だった日銀に何が…」 2%目標検討に皮肉


前原誠司経済財政相は21日、日本銀行の白川方明総裁が「2%」の物価目標の導入検討を表明したことについて「私が出席した過去3回の政策決定会合では、日銀執行部は(物価上昇率の議論に)慎重だった。どういう変化があったのか」と強烈に皮肉った。

同日の閣議後の記者会見で語った。「(議論の)整合性や継続性を、国会で厳しくチェックしていきたい」とも述べた。

前原経財相によると、決定会合では、複数の審議委員が「物価上昇率1%を達成するための具体的なアプローチを詰めるべきだ」と提案。だが、「執行部側は本気で1%の物価上昇をめざしているのかと思うほど、議論に否定的だった」という。

「日銀が政治の圧力に屈したと思うか」との問いには返答を避けたが、「(日銀の)変化に驚いている」と繰り返した。

【私の論評】でてきたできた、自民党公約違反をしろと勧める民主党の有害無比な主張!!そんなことより、今は反省が必要なのでは?


安倍晋三自民党総裁が23日の民放番組で、日銀法改正を示唆して物価目標導入を迫り、金融政策への関与を強める姿勢を示しました。政府と日銀の政策協定(アコード)についても、目標が未達の際には日銀の責任を問う考えを表明しました。日銀に雇用拡大への責任を負わせる考えも示し、日銀に「結果」を出すことを改めて迫りました。

日銀はすでに物価目標の検討に乗り出しています。この日の安倍発言は、日銀にとって導入に向けて“ダメ押し”ともいえる発言です。市場では「金融緩和の強化はデフレ脱却の必要条件」(大手生保)と、安倍氏が演出する日銀との協調態勢に期待する声が満ち溢れています。



さて、こんな様子に水を差すような前原誠司の発言がありました。それが、上の記事です。でも、これって何かおかしくありませんか?そう、どう考えてもおかしいです。 前原といえば、デフレの原因は、人口減のせいだとしたり、過去には、日銀の政策決定会議に参加しても、まるで子供のお使いのようなことしかできませんでした。本当に、日本をデフレから脱却させてたいというのなら、日銀に対して、安倍総裁のように2%以上のインフレ目標を守るべきと、はっきり主張すべきだったでしょう。


 民主党の政権政策Manifesto2009(PDF 4.8MB)

このような、子供のお使いしか出来ない人が日銀に皮肉などいう資格は、もうとうないです。それにしても、民主党のいわゆる馬鹿んぶ(バカンブ、変換間違いではないです。馬鹿な幹部という意味です)は、そもそも、マニフェストというやつを守る気はさらさらなないようです。だから、上記の前原の異常発言ともいえるような発言を自分でもおかしいと感じないのだと思います。


民主党のマニフェストに相当する、自民党の公約では、はっきりと「日銀インフレ目標2%以上、雇用の責任もとらせる」ということは、はっきり明記しています。だから、総選挙に大勝利した安倍総裁が、日銀に対してダメ押しをするのは、当然のことだし、日銀総裁も、本当にそうするかどうかは、全く別にして、安倍総裁の主張に恭順しようとするのは、当然のことです。それに対して、上記のような皮肉を言うとは、見当違いもはなはだしいです。こんなことだから、民主党は大敗を喫したのです。



後に小沢新党の政党名にも一時なった、マニフエストのキャッチコピー




私は、民主党が政権交代をしたときに、最初から駄目だと思っていましたが、私は民主党に投票はしなかっのですが、国民の多くの人が、民主党に投票したのですから、当然のこととして、マニフェストは守るべきだし、できるできないは別にして、少なくともマニフェストに書いてあることを実現しようとして、努力はするだろうと、淡い期待を持っていました。

 しかしなが、結果は、皆さんご存知の通り以下ような結果です。


結局ほとんど何もできなかったということです。

元気な日本どころか、へろへろ、ただ左寄りになっただけ?

 
小沢ガールズはほとんど壊滅、二度と政治の世界に復活できないだろう

自民党の公約に従おうという姿勢をみせる白川総裁に、言うべきは、「恭順すると見せかけて、裏切るな!! 裏切れば、国民を裏切ることになる」ということです。そう、思うのは、私だけでしょうか?とにかく、民主党は、もう上記のような馬鹿な発言をするのではなく、今は、過去の自分達の発言や、行動を深く反省するときだと思います。

これから、民主党による、自民党公約破りを促す発言がどんどん、増えていくものと思います。そのような発言がでてきたら、このブログで徹底的に追求していきます。


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2012年12月23日日曜日

野田内閣の閣僚、陛下との昼食会に出席―【私の論評】あな麗しき陛下の御心!! 政治家は、すべからくこの御心を推し量りたてまつり「身の丈」を知れ!!天皇陛下「万歳 万歳 万歳!!」

野田内閣の閣僚、陛下との昼食会に出席



公開日: 2012/12/21

自民党への政権交代を前に野田内閣の閣僚らが皇居に勢揃いし、天皇陛下との午餐会に出席しました。

天皇陛下と皇太子殿下は21日、皇居・宮殿で、野田佳彦首相をはじめとする閣僚らとの午餐(昼食会)に臨まれた。各大臣と副大臣、宮内庁幹部ら約50人が出席した。

招かれた大臣は19人で、全員が出席した。午餐はこの時期恒例のものだが、今回は民主党が直前の衆院選で惨敗したため、城島光力財務相、田中真紀子文科相ら、バッジを失うことになった議員が多数出席するという異例の開催となった。

午餐に先立ち、陛下は今年の活動をねぎらった後、「どうか健康を大切にされ、来年がよい年であることを願っております」と述べられた。

続いて飲み物を持ちながらの懇談となり、陛下は野田首相と数分間話された後、落選した藤村修官房長官のもとへ。「官房長官は忙しかったでしょうね」「健康を大事にしてください」などとねぎらわれた。

平野達男復興相とは、被災地のがれきに含まれる石綿(アスベスト)を話題に。陛下は、石綿は放射能のように機械で測定できないことを挙げ、「(処理は)なかなか難しいんじゃないですか」と話された。さらに、「年をとってから携わった人が後悔しないよう、気をつけないといけませんね」と述べられた。

落選した閣僚らは、本日23日の天皇誕生日の「宴会の儀」にも招待された。


【私の論評】あな麗しき陛下の御心!! 政治家は、すべからくこの御心を推し量りたてまつり「身の丈」を知れ!!天皇陛下「万歳 万歳 万歳!!」

今日は天皇誕生日ですが、「天皇陛下万歳!!」と三唱された方はいらっしゃいますか。最近は、そのような機会も滅多にありませんが、本日は例年どおり、自宅では、家族全員で「万歳」を三唱させていただきました。


万歳三唱というと、最近ではあの衆議院解散の万歳三唱が記憶に残っています。最近では、万歳三唱の仕方も良く分からない人が政治家の中にもでてきています。解散の際に行われる万歳はもとより、すべからく万歳とは手のひらを内側にして行われるものです。これが正しい万歳の作法です。掌を前にむけるのは、「お手上げ」として忌み嫌われます。それに、これは戦争などで、投降の意思を相手側に伝える所作で万国共通のものでもあります。手に武器など一切持っていないことを、相手に指し示すものです。

これを前提に衆議院解散の万歳三唱を見てみると、本当に万歳の作法を知らない人が増えてきていることが良く分かります。

下は、民主党の万歳三唱です。大きな写真がなかったので、大きく引き伸ばしているので、若干ぼやけていますが、藤村さんや、前原さん完璧に掌を前にみせるようにして、万歳を三唱しています。


これに比較すると、自民党のほうは、万歳の作法を知っている人が多いようなので、作法に従った万歳三唱が多かったと思います。いろいろ探してみたのですが、はっきりとわかりやすいものがなかったので、麻生内閣解散のときの麻生総理の写真を以下に掲載しておきます。


しっかり、掌を内側にして、万歳をしています。万歳とはこうありたいものです。というより、これが定例です。万歳の所作もそうですが、自民党の場合は、国旗が掲揚されているような演壇に登壇するときには、必ず国旗に一礼して、国旗に敬意を評してから登壇します。しかし、民主党は、政権交代のときの組閣後の定例記者会見において、国旗が掲揚された演壇に登壇するときに、国旗に一礼して敬意を表する閣僚はほとんどいませんでした。

このことは、このブログで以前掲載したことがあります。その記事のURLを以下に掲載しておきます。

鳩山首相、米へ出発…オバマ大統領と会談へ-初の訪米は国旗に会釈できる鳩山さんが適任だった!?

詳細は、上の記事をご覧いただくものとして、国旗に対する敬意に対する部分のみ以下に掲載させていただきます。
それと、今回初訪米が鳩山さんで本当に良かったと思います。16日の首相官邸で行われた、閣僚全員の記者会見の模様がテレビで報道されていました。ご覧になった方も多いと思います。会場には、演壇の斜め後ろあたりに、国旗が掲揚されていました。鳩山さん自身は、登壇、退出の両方とも国旗に対し会釈して、敬意を評していました。その他閣僚で両方ともしていたのは、前原国交相、平野内閣官房長官、中井国家公安委員会委員長だけでした。国旗に対して会釈するなど、主義、主張を超えて、まともな家に育った人なら当たり前のことだと思います。
しかし、他の閣僚はしていませんでした。岡田さんは、無論していませんでしたし、文部大臣もしていませんでした。しかし、そうしたことにたとえ疎い人であったとても、あるいは、国旗に対して日教組の馬鹿教師と同じような感覚を持っている人であっても、鳩山さんがきちんと、会釈しているのですから、その様子を見て右に倣えで礼をすべきだったと思います。
まあ、この有様ですから、あの日の丸裁断による民主党旗問題も起こってしまうような土壌が最初からあったのだと思います。それにしても、あのような問題があったのなら、党内で国旗に対する取り扱いなど徹底しておくべきだったと思います。
私は、自民党の閣僚クラスの人が、国旗に会釈をしなかったというのを見たことがなかったので、驚きました。民主党ではまるで、しないのが当たり前のようでした。しかし、こうした躾のない人達が海外などに行ったとすれば、外国の国旗に対して無礼を働いたり、社会常識を欠いた珍奇な振る舞いをするのではないかと心配です。やはり、要人としての最初の訪米は鳩山さんが適任だったと思います。岡田さんは、外務大臣としても問題ですが、それよりもなりにりも、まずは躾をきちんとしなければ、人前、特に外国には出せませんね。でも、岡田さんもアメリカに行っているんですよね。観光旅行ならいいでしょうが、無礼なことをしなければよ良いですが・・・・・・・・。
それにしても、情けない~。今回の閣僚の平均年齢は、麻生内閣より年齢が上だったはずですね。いい年をしてとは、まさにこのこと? もう、これくらいの年齢になったら、人にいわれなくても、自分で気をつけてもらいたいものです。
鳩山さんは、国旗に敬意を表したり、これは確認はしていませんが、万歳の作法なども知っていると思います。しかし、このようなことはできても、どうやら中身が伴っていなかったようです。だからこそ、最初は、普天間基地問題でつまづき、その後も様々な奇行、愚行を繰り返し、とうとう今回の総選挙には、登板できなくなってしまいました。おそらく、これは子どもの頃の躾がしっかりしていたのだと思います。それも、特に父親によるものが大きいのだと思います。しかし、その躾を土台として、本人が年を重ねる毎に、自分の「身の丈」というものを高める努力を怠ったのだと思います。

日の丸を背負って戦った澤穂希
この「身の丈」についても、このブログで加工に掲載したことがあります。その記事のURLを以下に掲載します。

【きょうの名言】スポーツのいいところ−【私の論評】日本人は、自分の国の「身の丈」を知らなすぎる!!韓国も、中国も!!
このブログで「身の丈」について掲載したのは、あの秋葉原通りの犯人について書いたのがはじめだったと思います。

秋葉原通り魔殺人事件の犯人から学べること-その時々で自分の身の丈を知る努力をせよ!
詳細は、上の記事をご覧いただくものとして、以下に「身の丈」に関する記述のみを掲載しておきます。
人間の身の丈は、その時々できちんと把握しておく必要があると思います。勿論、身の丈が一生そのままというわけではありません。努力すれば、伸びることもあります。人間の身長と違って、ここでいうところの「人の身の丈」は年をとってからでも本人の努力によりかなり伸びる余地があります。特に得意分野に関してはそうだと思います。しかし、自分の得意な分野であろうとなんであろうと、その時々で自分の身の丈を把握しておくことは重要なことだと思います。これは、簡単なようでいて難しいことです。不当に高く評価してもいけませんし、不当に低く評価してもいけません。それに、身の丈を図る評価軸はなるべくたくさん持っておいたほうが良いと思います。いくつたくさんある評価軸で評価した、多くのものを総合したものが「身の丈」というものだと思います。そのためには、ある程度世間を知らなくてはなりません。自分ひとりだけで考えていたとしても、評価はできません。いろいろな人とコミュニケーションを図ったり、情報を集めることも必要になると思います。
このように「身の丈」というものは、誰にとっても重要なことだと思います。特に最近、個人での「身の丈」については、考えるところがあります。特に最近目立つのは、若い世代で、仕事関係でも、何でも、とにかく時間をかけて頑張れば一人で何でもできると思い込んでいるようなところが見受けられます。とにかく、誰にも相談せず、コミュニケーションもとらず、自己完結的に自分のだけでものを考え、他の人を巻き込むこともせずに、大事をなせると勘違いしている人を良くみかけるようになりました。
上では、最近の若い人の事例をあげましたが、これは、若い人だけではなく、民主党の閣僚などにも良くあてはまることです。典型的なのは、かれらの主張する「政治主導」でした。政治を企業の経営にたとえてみると、いわゆる政治家は表舞台に出て勝負する人たちであり、会社でいえば、営業部隊のようなものです。そうして、官僚は裏方であり、会社でいえば、総務・財務・経理・人事・労務・庶務のようなものです。裏方の官僚が、表舞台の政治家を支配するなどということはとんでもないことで、まさに本末転倒といわざるを得ません。

伊調馨選手

しかし、営業部隊が、裏方の人たちを無視するようなことがあれば、本当に小さな数人の営業会社であれば別として、まともな会社であれば機能しません。このようなことを民主党は、政治主導として実行しようとしてものの見事に失敗しています。やはり、会社でも、表舞台の人が、裏方を軽視したり、無視したりした成り立たないのは、政治の世界でも同じことです。表舞台の人々は、裏方の人々が、快く協力できるように気を配るのが当然のことです。

このこと一点をとってみても、民主党の閣僚は、「身の丈」を知らなかったのだと思います。さて、先日は、天皇陛下、皇太子殿下も参加された、午餐会に民主党の閣僚が招待され、そうして、本日は、 天皇誕生日の「宴会の儀」にも招待されました。

落選をした閣僚も含めてということは、異例中の異例です。彼ら、民主党の閣僚は、これをどうとらえているのでしょうか?もし、単に、たまたま総選挙の日付が予期せぬときになったため、偶然にこのようなことが実現した程度に捉えているとすれば、それは、本当に「身の丈知らず」ということだと思います。

陛下とすれば、このような事態になっても、予定は中止せず、閣僚であった人々を分け隔てなく、招待されたということです。これは、日本の伝統文化を思い起こせば容易に理解できることです。

たとえば、神道では八百万の神を分け隔てなく、同化して争いごとをなくしてしまいます。世界では、当たり前である、苛烈な宗教戦争や、宗教宗派による、差別や区別など歴史は日本にはありません。それに、死者に鞭を打つような行為は、日本では昔から禁忌とされています。亡くなってしまえば、その方たちは、どんな悪人でも、神様になるとされています。これに比較すると、西欧でも、中国や韓国などでも、死者に鞭打つことは当たり前のことです。

あのガリレオ・ガリレイがカトリック教会から赦免されたのは、つい最近のことです。これは、このブログでも、取り上げたことがあります。

ローマ法王イブ礼拝で受難、女性に突き倒される―バチカンの権威のすさまじさ

詳細は上の記事をご覧いただくものとして、以下にガリレイのことを含む部分だけ、コピペさせていただきます。 

かのガリレオ・ガリレイは、望遠鏡で、天体を観測し、地動説を唱えたケプラーを支持したため、バチカンにより宗教裁判にかけられ。有罪となりました。晩年は軟禁生活を送りました。死後も名誉は回復されず、カトリック教徒として葬られることも許されませんでした。

その、ガリレオ・ガリレイの名誉が回復され、正式に無罪とされたのは、なんと死後367年を経た今年の2月15日でした。いいですか、100年前ということてはなく、今年になってからです。人類が月に到達したは、40年前です。地動説は、おそらく、少なくとも100年前には人類の常識になっています。それでも、300年以上たってからです。権威を守るということは、こういうことです。
他国で、権威を守るということはこのような凄まじいところがあります。しかし、日本で権威を守るとは、このようなことではありません。異質な宗教や考え方も、全部包括して、自分たちに取り込んでしまうのです。この精神が多くの人々に宿り、継承されてきました。それが日本の伝統文化でもあります。だから、日本では、他国の文化でも良いものはどんどん取り入れ、外国人でも日本に帰化すれば、受け入れ、自分たちの中に取り込んでしまいます。日本は、このような、世界に類を見ない独特の伝統文化、国柄を継承してきました。


今生(こんじょう)天皇は、このような大和の精神と、文化を継承し続け、それだけではなく、将来にも連綿として続くけていく、私たちの日本伝統文化の象徴であり、最高権威でもあらせられるのです。

そうした、天皇陛下であれば、たとえ、政治生命のなくなった、政治家であっても、たとえ、間違った方向に走った政治家であっても、大きな心で受け入れ、その労をねぎらうのは当たり前のことなのです。

そのことを民主党の閣僚らにも、本当に心の底から理解していただきたいものです。また、そのようなことができなければ、彼らは、二度と日本の政治家として返り咲くこともできず、日本の心を知ることもできないことになるでしょう。

このような閣僚達は、外国などにいけば、レイムダックと称されほとんど相手にされません。他国ならば、すでに、政権座から降りることが確実になっている政党の閣僚など、国家元首の午餐や、自分の誕生日の「宴会の儀」などには、呼ばれないかもしれません。しかし、日本は、そのような国ではないのです。今でも、万葉の人々の心がいきずく、気高い国柄なのです。

このような気高い国を、政治家は治めなければならないということです。多くの政治家がこのようなことを認識して、 このようなあな麗しき陛下の御心推し量りたてまつり「身の丈」を知り新たな日本を目指していただきたいものです


民主党政権など、歴史の悠久の流れの中に咲いた一時の徒花に過ぎないことがはっきりとしました。1,000年に一度の震災や津波、原発事故でさえ、悠久の歴史を持つ我が国の歴史からみれば、ほんの一時のことに過ぎません。朝廷をはじめとする私たち日本人の日本の伝統文化、それに勤勉で実直な国民性は、古から今に至るまで、継承されてきましたが、これからも悠久の歴史の中に燦然として輝き続けるどころか、さらに輝きを増すことでしょう。そうして、こうした勤勉と実直さを強く継承してきた東日本の人々も近いうちに、復興をなしとげ、悠久の歴史の中で共に燦然と輝くことになることでしょう。


天皇陛下 万歳!!  万歳!!  万歳!!



 

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