2008年4月30日水曜日

Invitaion For Jazz - David Sanborn

Smile by David Sanborn


本名:デヴィッド・ウイリアム・サンボーン。1945年7月30日にアメリカ合衆国フロリダ州タンパ生まれ。

幼い頃セント・ルイスに移り住んだ彼は小児麻痺にかかり、医者の勧めでリハビリとして中学生の時にサックスを始めました。

町のR&Bクラブによく出没し、ブルースやジャズにのめり込んでいった彼は、ノースウェスタン大学とアイオワ大学で本格的に音楽を学びました。

67年から71年までポール・バターフィールド・ブルースバンドのメンバーとして活躍し、伝説のライブ”ウッドストック”にも出演しています。その後ニューヨークへ移り、スティービー・ワンダー、ポール・サイモン、ジェイムズ・ブラウン、デヴィッド・ボウイ、イーグルス、ブルース・スプリングスティーン、ジェームズ・テイラー、ローリング・ストーンズ等々、数多くのミュージシャンのセッションに精力的に参加しています。



75年にアルバム『テイキング・オフ』でソロ・アーティストとしてデビュー。そのワン&オンリーのサックスの音色とスタイルはアルトサックスの新たな魅力を引き出し、フュージョンサックスの新たなスタイルを確立。現代におけるアルトサックスのスタイルはチャーリー・パーカーのスタイルとサンボーンの確立したスタイルの二つしかないとも言えるほど彼がアルトシーンに与えた影響は計り知れず、現代のフュージョン・サックスプレイヤーで彼の影響を受けていない者を探すのは難しいくらいです。

ジャズ/フュージョン界を代表するサックス・プレイヤーとして、様々な分野で才能を発揮。2004年までに19枚のソロ名義のアルバムを出し6度のグラミー賞を受賞。3つのプラチナディスク、7つのゴールドディスクを獲得するという人気と実力を誇っている。現在までに彼のアルバムは全世界で700万枚近いセールスをあげている。まさに現代アメリカ・ジャズ・フュージョン・シーンの大物中の大物の一人です。

洗練され、個性的でユニークな彼のプレイを愛する熱烈なファンは日本にも数多く、ブルーノート東京や各種雑誌の人気投票で1位になる等毎年末に来日するライブは常に超満員となる人気の高さを示しています。

デビッド・サンボーンのリーダー・アルバム
テイキング・オフ  Taking Off (1975)
メロウ・サンボーン David Sanborn (1976)
流麗なる誓い Promise Me The Moon (1977)
ハート・トゥ・ハート  Heart To Heart (1978)
ハイダウェイ  Hideaway (1980)
夢魔  Voyeur (1981)
ささやくシルエット As We Speak (1982)
バックストリート Backstreet (1983)
ストレイト・トゥ・ザ・ハート Straight To The Heart (1984)
チェンジ・オブ・ハート A Change Of Heart (1987)
クローズ・アップ Close-Up (1988)
アナザー・ハンド  Another Hand (1991)
アップフロント Upfront (1992)
ヒアセイ  Hearsay (1994)
パールズ  Pearls (1995)
ソングス・フロム・ザ・ナイト・ビフォー Songs From The Night Before (1996)
インサイド  Inside (1999)
タイムアゲイン  Timeagain (2003)
クローサー  Closer (2004)

このブログで取り上げた過去のInvitation。反転文字列をクリックすれば、当該記事に飛びます。

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2008年4月29日火曜日

中国ゼリー層-明日の中国を牽引する原動力となるか?

中国文壇のゼリー世代
中国文学の世界では、80後(はちじゅうご)は、中国の1980年代生まれの作家たちをさします。改革・開放時代に生まれ「1人っ子政策」で育った彼らは、同世代以下の若者たちから圧倒的な支持を得ています。80後世代は、日本から輸入された、ゼリーを食べて育った世代ということで「ゼリー世代」とも呼ばれています。

24歳の郭敬明は女子中高生たちのカリスマ的存在で、青春期の友情や愛、痛み、鬱積、憤怒をテーマにしながらも「1人っ子世代」特有の孤独感がにじむ作品が人気。新作を出すたびにベストセラーとなり、各地で開かれるサイン会は数千人の熱狂的なファンをいつも集めているといます。

郭敬明

北京在住の25歳の女流作家・張悦然は、「自分の生活に密着した好きなものを気の向くままに書き、それが同世代の共感をよぶことでこの上ない充実感を得ているのであって、社会を変えたり、他人の人生に影響を与えようといった大それた目的などもっていない」と述べています。

張悦然

中国共産党の指導下にある中国作家協会も「80後」の実力を無視することができず、他の代表的「80後」作家ら8人の加入を認めた。同協会の主席・鉄凝も彼らの市場シェアは10%あり、我々は絶えず新陳代謝が必要だと述べ、市場への影響力をもつ若手作家を「体制内」に取り込もうとしています。しかし、80後世代は、それ以前の文壇とは全く価値観が異なるので、体制内に本格的に取り込まれることはないでしょう。

張悦然の明かす「同世代の共感をよぶことでこの上ない充実感を得ているのであって、社会を変えたり、他人の人生に影響を与えようといった大それた目的などもっていない」という言葉の中には、体制派に組み込まれることはなく、中国固有の政治のための文学などもうとう興味がないという意思の表明だと思います。これらの作家達の作品は、たとえ日本語訳したとしても日本人にはほとんど受けないと思います。韓流の域にも達していないと思います。まだまだ、はっきりいって低水準です。しかし、その潜在的可能性は大きいです。

さて、私が以前このブログの中の「中国分裂の筋書」の中で述べたように、2018年に中国が分裂し、新生民主中国(現代中国の指導者およびその流れを汲む指導者が失脚し、民主化、法治国家化、政経分離化が達成され、チベットなどの周辺諸国が分離独立した中国)が出来上がったときに、新たな思想やライフスタイルを提唱するのがこの人たちだと思います。そのときにこれらの世代の真の力量が発揮されるのだと思います。それ以前の人たちには、到底無理でしょう。

後80世代を特徴付けるキーワード
さて、80後に対する中国の国内での評価はどのようなものなのか?以下にその調査結果があります。

【調査概要】
1.調査企画:サーチナ、藤時龍太
2.調査方法:上海サーチナ「新秦調査」上のインターネット・アンケート画面での回答
3.調査対象:上海、北京、広州。各都市20代、30代、40代、男女で均等割付け
4.調査期間:2008年3月10日から2008年3月15日
5.回答者数:300人

中国で80年代以降の世代をさす「80後」というキーワードがあるが、彼らはどのような層なのだろうか? 彼らを形容するのに最もふさわしい言葉を聴いてみたが、最も多かったのは、「ネット世代」で、3割強。広州にいたっては、約50%である。

ただし、月収を使いきってしまうという意味の「月光族」や「わがまま」、「困難にくじけやすい」なども高く、多少の地域差もあるものの、総じてこれらキーワードはどれも「80後」を指すのにふさわしい、ということだろう。

ゼリー層
さて、この80後世代、日本でもマーケティング関連の人々が新たに中国国内の消費を牽引する世代であるとしていますが、私は必ずしもそうではないと思っています。現在中国国内には2億人という数の80後世代がいるとされてますが、これらをひとくくりにすることは、不可能だと思います。なぜなら、日本国内で考えるほど中国の社会は均一ではなく、日本の格差社会どころではない、想像を絶する貧富の差があるからです。私は、現在中国政府の発表するGDPに関しては、ほとんど信頼していません。しかし、鵜呑みにしたとしても、中国の一人あたりのGDPは世界の中では、100位前後です。このような国では、貧富の差がありすぎて、ある世代をひとくくりにすることは不可能です。もともと、一つの世代を団塊の世代などとひとくくりにできたのは、世界の中でも日本だけ、それも戦後の高度成長時代の比較的短い間だけです。

この80後世代のほとんどが、中国人から見るので、思考形態や行動様式が変わって見えるだけであって、日本人などが見れば、大部分がそれ以前の中国人とたいした変わりはしないと思います。従来の思考様式、行動様式の延長戦上から一歩も逸脱せず、ただしインターネットなどで情報収集量が増えただけだと思います。このそれ以前とたいした変わらない若い連中が、その他大勢としてオリンピック聖火リレーなどで、政府に簡単に扇動されて騒いだり、過去には日本大使館に投石したりしているのだと思います。

2億人中の経済的に比較的恵まれた約1/10の2,000万人くらいが、ゼリー世代の中でも日本人からみても、明らかにそれ以前の中国人と思考様式や行動様式が変わっている層か、あるいはその様式にかなり親近感を持つ層と認識できるものと思います。これらの層を私はゼリー層と呼びたいと思います。これ以外のゼリー世代は、日本からは想像もできないほどの貧困にあえいでおり、日々生き抜いていくことで精一杯で、新たな思考や、行動様式などとは無関係だと思います。

ただし、民主中国になってからは、これらの人々は自分で考えたり、新しい創造はできないものの、いろいろな新しい政策や思考や文化などの最初の受け皿になる人々です。こうした、受け皿がなければ、新たな考え方や文化などは普及しないので、そういった意味では重要になってくる人々です。20年後あたりに、この層の中年が「長野の聖火リレーで大暴れしてきた。あのころは若かったら、今ではとってもできませんね」などと述懐しているかもしれません。

これら、2000万人の中さらに1/10程度の200万人の、非常に能力があり、経済的にも恵まれている連中が、将来の新生民主中国の指導層になると思います。これらの、層はあらゆる面で活躍しますが、特に新たな思考様式、行動様式の規範となり、新たな国を築いてくことでしょう。これらが、イギリスでいうところの、ジェントルマンのように数は少ないが、イギリスの大儀、理念などに大きな影響力を持つような層となることでしょう。私たちはこの層に今から、着目していく必要があります。オリンピックの聖火リレーで騒ぐ人たちや、旧態依然とした現代の中国官僚には未来を切り拓いていく力はありません。

以下にこのブログに掲載した中国関連の記事を提示します。反転文字をクリックすれば、当該記事に飛ぶことができます。

■China Fashion Week 開催さる-中国ゼリー層にも押し寄せる情報洪水

■チャイナ・アート・バブルにも冷めた見方のできる中国ゼリー世代?

■中国分裂の筋書き−(その10)パクスマリーナが拓く世界の平和と大繁栄

■中国分裂の筋書き−(その9)日本の対応は?

■中国分裂の筋書き−(その8)迫られる中国の選択

■中国分裂の筋書き−(その7)忘れてはいけない中国の不良債権

■中国分裂の筋書き−(その6)現代中国の混乱ぶりを現す動画の数々

■中国分裂の筋書き−(その5)他の人達はどう思っているのか?

■中国分裂の筋書き−(その4)毛沢東を統合の象徴にすることができない中国中央政府の苦悩

■中国分裂の筋書き−(その3)中国バブルの真実

■中国分裂の筋書−(その2)革命でもなければ現代中国は変わらない

■中国分裂の筋書−(その1)繰り返される歴史

■中国"義歯"から鉛「安全に問題」

■中国産原料を使ったヘパリン製剤で自主回収へ・・・・米国では死者21名

■世界一人当たりのGDP(国内総生産)と、一人当たり資産−これでも中国は経済大国か?

■南京虐殺記念館に対する日本政府の申し入れに関して考えた、中国のお家事情

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2008年4月28日月曜日

Invitation For Jazz - John Pizzarelli

John Pizzarelli -I Got Rythm


ジョン・ピザレリはイタリア系で、唄も歌うギタリストです。父親バッキーは有名なスイング派の地味なギタリストで、初期のころ、ジョンは親父と一緒に演奏していました。

ジョンは昔から徹底してナット・キング・コールが好きだったといい、かつてのナット・キング・コール・トリオを手本にした歌うギター・トリオで売り出しました。彼はイタリア人特有の人なつっこさと、エンタテインメント性を持っており、彼のステージはじつに楽しいものです。ユーモアのセンスがあるので、ナット・キング・コールそっくりに歌っても嫌味がなく、魅了されてしまいます。


彼は1997年には、ブロードウェイ・ミュージカル『ドリーム』に出演し、ジョニー・マーサーが作詞した歌を劇中でギターを弾いて歌い、大いに注目されました。



彼のアルバムで聴きものは、なんといってもナット・キング・コールものです。その代表が「ディア・ミスター・コール~バイ・リクエスト」だ。このアルバムはレギュラー・トリオではなく、ベニー・グリーン(p)、クリスチャン・マクブライド(b)の共演なので、ジャズ演奏としても秀逸であり、スケールが大きいです。そして、選曲は日本からのリクエストによるものなのだから申し分のないものとなっています。〈ペイパー・ムーン〉、〈表通りで〉、〈ネイチャー・ボーイ〉、〈ルート66〉、〈スウィート・ロレイン〉、〈ストレイテン・アップ・アンド・フライ・ライト〉、〈アンフォゲッタブル〉とナットのヒットがずらりと並んでいるのだから嬉しくなります。歌は白人だけにナットよりは明るく、粋なセンスの点では、マット・デニスやボビー・トループに通じるものがあるが、やはり白人ナットの印象が強強いです。なお、18曲中、〈ルック・フォー・ザ・シルバー・ランニング〉は日本盤のみのボーナス・トラックです。この歌の哀愁感の出し方はみごとであり、歌手としての成長が感じられます。


このアルバムの続編として製作されたのが、「P.Sミスター・コール」であるが、前作に劣らず立派な出来栄えであり、自己のトリオによる演奏なので、しっとりとして落ち着いたムードがあり、親しみやすさがあります。ここでもコールの愛唱歌を歌っていますが、〈ウォーキング・マイ・ベイビー・バック・ホーム〉、〈センチメンタル・リーズン〉、〈テンダリー〉、〈エンブレイサブル・ユー〉がとくに心に残ります。また、2曲にゲスト出演しているハリー・アレンのテナー・ソロも大きな聴きものとなっています。〈ドント・レット・ゴー・トゥ・ユア・ヘッド〉と〈あなたに飽きて〉でハリーのテナーを聴け、いいアクセントの役を果たしている。これも彼のベスト・アルバムだ。

ビートルズの曲を収めた「ミーツ・ザ・ビートルズ」にはちょっと驚きました。キング・コールからビートルズに飛躍したからです。しかし、考えてみれば、若いジョンがビートルズを聴いて育ったことは十分に考えられるところです。しかも、ビートルズ体験をただストレートに歌ってすませているだけではなく、彼流にジャズにして歌っているのがいいです。いわゆるニュー・スタンダード化であり、どの曲にも彼一流のひねりが利いていています。〈キャント・バイ・ミー・ラブ〉、〈ヒア・カムズ・ザ・サン〉、〈エリナー・リグビー〉など大いに楽しめた。トリオ・ブラス・ニューヨーク・オールスター・ビッグ・バンドで、ケン・ぺブロウスキー(cl)、ハリー・アレン(ts)までゲスト出演していて絢爛豪華です。

ちょっともどって、「レッツ・シェア・クリスマス」も息抜きにおもしろい。〈レット・イット・スノウ〉、〈ホワイト・クリスマス〉、〈そりすべり〉、〈ザ・クリスマス・ソング〉までを歌うのがすごいです。クリスマスものがちゃんと歌えれば、歌手としても一流の証明になります。

など、など書いていると、きりがなくなるが、ジョン・ピザレリです。小粋でお洒落なジャズ・ギターと歌でどのアルバムも大満足です。皆さんも是非お楽しみください。

2008年4月27日日曜日

チャイナ・アート・バブルにも冷めた見方のできる、中国ゼリー世代!?

Chairman Mao 2002
Feng Zheng Jie

私は、このブログの中で「中国分裂の筋書」という連載を掲載しました。そうして、その一番最後の10回目で、「パクスマリーナが拓く世界の大繁栄」という民主中国と日本による大繁栄の筋書きを書きました。しかし、それを成就するには、中国の新たな世代の一部に存在する新たな力が台頭していることを謙虚に学び、彼らがどのような考え方や、行動をするのかを謙虚に学んでいく必要があります。

北京オリンピックの開催を控えた中国の経済成長、バブルについては様々なメディアでその光と影が取り上げられています。そして、バブルと言えば、中国の現代アート。今、世界中から注目を集め数年前には信じられないような値段で取引されています。90年代には数百ドルで売れれば良かった中国人アーティストたちの作品が、いまは天文学的な金額で売れていて、その値段の高騰ぶりは、日本の現代アートを代表する村上隆さんをも軽く抜き去ったこともあるほどです。

Big Family   一家人
張 暁剛 ZHAN XIAO GANG (1958-)

数年前までは食べることにも困っていた中国人アーティストたちが、家や別荘なら2、3軒、高級外車なら2、3台は当たり前、ベンツは「成金」の匂いがするので、買うならアウディ、というセレブ生活を謳歌するようになっているのです。しかし、急激に上がった価格は下がるのも早い、と指摘する専門家もいます。

そして、こんなバブル景気に危機感を抱くアーティストや美術関係者もいるわけで、その中心とも言えるのが、“ゼリー世代”、と呼ばれる人々。1970年代に日本から中国に入ってきたゼリーを子供の頃に食べて育った世代です。

Great Criticism Coca Cola    大批判 - Coca Cola
王 廣義 WANG GUANG YI (1957-)


一見、バブルに浮かれているかのように思える中国のアート界。しかし、一方ではもうその先を見据えて動き始めた人々がいます。それが、ゼリー世代です。


中国で一般に評される「ゼリー世代」(=「80後」)世代について整理しておきます。

1. 改革開放後に生まれ、経済発展の恩恵をそのまま享受しながら成長した。
2. 一人っ子世代で、自己愛や自己主張が強いが、ひ弱で忍耐力がなくプレッシャーに弱い。
3. 高学歴で、ネット情報収集力が高い。金銭感覚が開放的。蓄財より消費を優先する新人類。

彼らは、90年代以降の高度経済成長期に成長したため、昔や田舎の中国人みたいな食べるための苦労など想像がつきません。おまけに1979年以降、都市部を中心に徹底された一人っ子政策の申し子だから、甘やかされて育ちました。2000年以降の本格的な消費社会への突入で、物質的な豊かさを疑うことなく生きてきた、おそらく中国で初めての世代といえます。

2008年現在、この世代にあたる18~27歳の人口は約2億人(ただし、格差の大きいこの国ではそのすべてが「80後」的な境遇にあるわけではありません。実際は都市部のそれも一部の若者に限られます)。ただし、この一部の世代の行動や考え方が、広く支持を受けるということは、十分考えられます。イギリスには、ジェントルマンという、イギリス人の理念ともなっている階層があるが、彼らの階層も全人口からすれば、数パーセントに過ぎません。この数パーセントが、イギリスの理念ともなっています。「市場経済」「グローバル化」「インターネット」の世界で、“消費世代”として暮らす彼らの人生観は、これまでの中国人とはまったく違うといいます。彼らは新しい中国を担うエリート予備軍とみなされています。かれらは、今のエリート層とは全く違った思考様式と行動様式を持っていると考えれます。

これらの世代はおそらく、2018年頃に中国が崩壊したあと、しばらく動乱があった後に民主中国の中核的地位につく人達です。私たちは、この世代をもっと研究し、次世代の指導層のものの考え方や行動様式を研究する必要があります。

今回は、ここまでとして、ここしばらく、このブログでの中国関係の記事は、「ゼリー世代」に注目していきます。

以下にこのブログに掲載した中国関連の記事を提示します。反転文字をクリックすれば、当該記事に飛ぶことができます。

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2008年4月26日土曜日

Invitaiton For Jazz - Berardi Jazz Connection

Lomagistro and Berardi Jazz Connection Live at Micca club


ヨーロピアン・ニュー・ジャズ・シーンに新たな新星イタリアから登場!ニュー・ジャズ・シーンからデビューするインテリジェントでスタイリッシュなジャズ・コレクティヴ、ベラルディ・ジャズ・コネクション!フランチェスコ・ロマジストとエットーレ・カルッチから成るジャズ・コンボの2作目"Do it!"。
重厚なウッドベースの響き、そして、スタイリッシュに洗練されたパーフェクトなサウンド。Nicora Conteや、LTC好きにはドストライクな打ち込みとピアノがたまらない、クラブ・ジャズ以外からも注目されそうな1枚だ。

今作"Do it!!は、フェンダー・ローズを多用したハード・バップ曲を中心に、女性シンガーを迎えたブラジリアン・ナンバーやホレス・シルヴァーの傑作ファンキー・ジャズ“The Jody Grind”のカヴァーなど、前作以上に充実曲が連なっている。

この軽妙洒脱なスタイルこそ彼らの最大の魅力だと確信させてくれるアルバムだ。敢えて言うならNicola Conteのブルーノート盤っぽいサウンドだ。洒脱に聴かせてくれる。重低音のボリュームを大きめで。

下のウィジェットには、今流行のクラブ系ジャズを集めてみました。気に入ったのがありましたら、下のCDジャケットをクリックすると、アマゾン・ドット・コムに飛びます。そこで、お求めになることができます。是非下のウィジェトよりお求めになってください!


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2008年4月25日金曜日

ピザテンフォー4月の企画―あつエコ体験お試し中!!(サービス期間延長!)

全自動4コマ - あつエコ宅配 の巻


いまなら無料で 「あつエコプレート」プレゼント! お届けした「あつエコプレート」を1枚そのままプレゼント! 5/8まで延長

ピザお買い上げで ポイントチケット大サービス 5/8まで Mサイズに+1枚 Lサイズに+1枚
●チケット1枚につき、50円値引きします。

「あつエコ宅配」のコンセプトなど、下の文字列をクリックすれば当該記事まで、飛んでご覧になることができます。まだご覧になっていない方は是非ご覧ください。

■「あつエコ宅配」のコンセプト

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2008年4月24日木曜日

歴史に学ぶ-(1)ミュンヘン会議(1938年9月29日~30日)、チェコスロバキア解体(1939年)

The Munich betrayal 1938

上は、ミュンヘン会議から戻ってきたチェンバレンの動画。当時は、戦争の危機を回避した英雄としてイギリス国民に迎えられた。この宥和政策がかえって、ドイツを増長させ、戦争への道を早めたといわれている。

ミュンヘン会議の裏切り
1938年9月29日~30日、ヨーロッパ列強(英仏独伊)がチェコスロバキア問題を話し合った会議。この会議で、8項目からなる協定書、付属協定、3つの付属宣言が1938年9月29日付けで署名された。

当時、領土拡張を目論むドイツは、ドイツ系住民が多数住むズテーテン地方の割譲をチェコスロバキアに強要したが、チェコスロバキア政府はこれを断固として拒否し、動員令を発令し戦争を辞さない姿勢をとった。また、フランスとソ連(当時)はそれぞれ1924年、 1935年にチェコスロヴァキアに対する援助条約を結んでいたので、ズデーテン・ドイツの問題が大きな戦争に発展する危険が生まれた。

戦争拡大をおそれたヨーロッパ列強は、戦争回避の方法を模索し、イタリアの仲介でミュンヘンでチェコ問題を話し合った。参加国はイギリス(ネヴィル・チェンバレン首相)、フランス(ダラディエ首相)、ドイツ(アドルフ・ヒトラー総統)、イタリア(ベニト・ムッソリーニ首領)。

会議は終始、ヒトラーの独壇場となり、また戦争回避を望む英仏の思惑もあって、この会議で取り決められたミュンヘン協定には、チェコスロバキアの国家主権・領土保全を条件にドイツへのズデーテン地方割譲を認めるというヒトラーの主張がそのまま盛り込まれた。しかし、この協定は、当事国チェコスロバキア(この時、参加が許されず、会議の隣室で結果を待つ身であった。)と、隣国の大国ソ連抜きで行われたこと(このことは後に英仏と、ソ連、チェコスロバキアの間に大きなしこりとなって影響していく)、なにより英仏の譲歩的な態度がヒトラーを増長させる結果となった。

領土割譲を英仏から強いられたチェコスロバキアは当てにしていた国際的な支援の道が絶たれたことに落胆し(1938年9月30日午前2時15分チェンバレンは隣室で待っていたチェコスロヴァキア代表に結果を報告。そのとき代表は落涙したという。)、この要求を受け入れた。これは、同様に領土拡張の野心を持った近隣諸国、ポーランド、ハンガリーを刺激し、チェコスロヴァキア政府に自国民が多数を占める地方、ポーランドはテッシェン地方(1938年8月併合)、ハンガリーは南部スロヴァキア(1938年11月併合)とルテニア地方(1939年3月併合)の割譲を要求した。これに対し、チェコスロヴァキア政府は抗することもできず、唯々諾々とこれを認めてしまう。

さらに1939年3月、ヒトラーは、チェコスロヴァキア大統領ハーハをベルリンに呼びつけ、チェコスロヴァキア政府に対し、ボヘミア、モラヴィア地方をドイツ領とする協定への署名を強要し、署名されない場合は、チェコスロヴァキアの首都プラハを空襲すると脅した。ヒトラーによって周到に仕組まれた国内の民族運動で国内の統一も失われ、ズデーテン要塞地帯を失い丸裸となったチェコスロヴァキア政府はこれに抗することはできず、大統領ハーハは署名し、1939年3月15日~16日、ドイツ軍はチェコに進駐した。同年5月16日にベーメン・メーレン地方はドイツ保護領に、 9月1日にドイツに併合され、チェコスロヴァキアは地図から消滅した。

当時のチェコスロバキアとはどんな国だったか?
現在のチェコスロバキアというと、日本人からすると東欧の一小国というイメージしかないと思われる。しかし、その当時のチェコスロバキアは、非常に豊な国で国民一人当たりのGNPは、アメリカに匹敵するほどだった。その豊かさの背景には、チェコスロバキアは、先進工業国で重工業や、機械製造に優れていたということがあった。特にチェコ製の重火器は世界の最高峰といっもいいくらい優れていた。ドイツとしては、この先進的な工業力を手中におさめ、戦争を優位に進めたいという考えがあったのである。

過去の歴史に学ぶべきこと
理不尽な要求には、絶対に屈しないということにつきる。このときに、イギリスをはじめフランス、ソビエト連邦、ポーランドをはじめとする東欧諸国も構えを崩さず、さらにアメリカの応援も要請して徹底抗戦も辞さずという態度をみせれば、戦争が回避できた可能性もあったはずである。無論、歴史にもしも、という言葉に意味はないが、これからのことを考えるためには役にたつだろう。
現在チベット問題がクローズアップされているが、この問題も絶対に譲歩すべきではないだろう。少なくともチベットの自治は認めさせるべきであるとの意思表示は、はっきりすべきだろう。さらに、中国がこれ以上領土拡張の野心を見せたときは、たとえどのようなことになろうとも、絶対に認めないという姿勢が必要だろう。
さら、福田総理大臣はどうなのだろう。少なくとも日本のチェンバレンと呼ばれるようなことには、なってもらいたくない。

◆関係略歴◆



1938年
9月14日
イギリス政府、ドイツ政府に平和的解決のための緊急会談を申し入れるため、チェンバレン英首相、ミュンヘンへ。ちなみにチェンバレン英首相、生まれて初めて飛行機に乗る。
9月15日
午後12時30分
チェンバレン英首相、ミュンヘン到着。

ヒトラーとチェンバレンの会談でチェンバレンはチェコスロヴァキアからズデーテン地方を分離することに同意し、イギリス帰国後閣議でも同意を取り付ける。
9月18日イギリスとフランス両政府首脳はロンドンで会談し、いかなる代償を払っても戦争を避け、チェコスロヴァキアに「ズデーテン地方をドイツに割譲」という英仏共同提案を受諾させることを話し合った。
9月19日ベネシュ・チェコスロヴァキア大統領、英仏共同提案を拒否。
9月20日クロフタ・チェコスロヴァキア外相、英仏共同提案を拒否。ベネシュ大統領はソ連公使にソ連の意向を打診するが、満足いく協力を得ることができなかった。
9月21日深夜就寝中のベネシュ大統領、英仏両国公使の訪問を受け、英仏提案受諾を強要される。
9月22日 ハンガリーとポーランド両国、チェコスロヴァキア政府にそれぞれ自国人が居住する地域の割譲を要求。
チェコスロヴァキアのホッジャ内閣辞職。
9月24日 ドイツ政府はチェコスロヴァキア政府に対しズデーテン地方の割譲を要求。
フランス、軍動員令を発する。
9月25~26日イギリスとフランスは会談し、「フランスがチェコスロヴァキアとの条約義務で対独戦開始の場合、イギリスはフランスを支援する。」ことを確認。
9月26日 チェコスロヴァキア、国民総動員令を発する。
イギリス、外務省が明確に参戦の意思を表明。
ルーズベルト米大統領、「直接利害のある国家は会談をすべき」と発表。
9月27日 イギリス、軍動員令を発し、学童疎開なども始める。
ユーゴスラヴィアとルーマニアはハンガリーに対し「チェコスロヴァキアを攻撃した場合、両国は軍事行動に出る」と警告を発する。
イタリア、国境に軍隊を移動開始。
9月29日
12時45分
ミュンヘン会議開始。
9月30日
午前1時30分
ミュンヘン会議終了。4ヶ国によってミュンヘン協定が成立し、8項目からなる協定書、付属協定、3つの付属宣言が1938年9月29日付けで署名された。
9月30日
午前2時15分
チェンバレン英首相、隣室で待っていたチェコスロヴァキア代表に結果を報告。代表は落涙。
9月30日
正午頃
チェンバレン英首相、ヒトラーの私邸を訪ね、ドイツ・イギリス共同の不可侵宣言を発表し「平和確保のためのドイツ・イギリス関係の維持」との共同声明を発表。
9月30日チェコスロヴァキア新首相シロヴィー、ミュンヘン協定を受諾。
10月1日ドイツ軍、ズデーテン地方に進軍。
1939年
3月15日~16日
ドイツ軍、チェコに武力進駐。
5月16日ベーメン・メーレン地方はドイツ保護領。
9月1日ベーメン・メーレン地方、ドイツに併合され、チェコスロヴァキアは地図から消滅。

本日の過去の歴史から学べることは、理不尽な要求に関しては絶対に譲歩しないということだ。特に軍事力が弱い国なら別にして、当時のイギリス、フランスほどの軍事大国であれば、絶対に譲歩をしないということだ。無論、国のやることに私たちは直接手出しをすることはできない。しかし、ブログに書くことで、一定の世論を形成したり、多くの人に賛同してもらうことはできるはずだ。現代の事例として、中国を出したが、私のブログでは「中国分裂の筋書」という記事も掲載してある。現在のチベットの問題や、今後、中国が領土的野心をさらに強めた場合、このような手段で訴えていきたいものだ。そのときの参考として「中国分裂の筋書」とその他中国関係の記事、は役に立つと思うので、そのURLを下に掲載する。以下の反転文字をクリックしてもらえば、当該記事に飛ぶことができる。さらに、その記事の下の方から、すべての連載記事に飛ぶことができる。

■中国ゼリー層-明日の中国を牽引する原動力となるか?

■チャイナ・アート・バブルにも冷めた見方のできる中国ゼリー世代?

■中国分裂の筋書き−(その10)パクスマリーナが拓く世界の平和と大繁栄

■中国分裂の筋書き−(その9)日本の対応は?

■中国分裂の筋書き−(その8)迫られる中国の選択

■中国分裂の筋書き−(その7)忘れてはいけない中国の不良債権

■中国分裂の筋書き−(その6)現代中国の混乱ぶりを現す動画の数々

■中国分裂の筋書き−(その5)他の人達はどう思っているのか?

■中国分裂の筋書き−(その4)毛沢東を統合の象徴にすることができない中国中央政府の苦悩

■中国分裂の筋書き−(その3)中国バブルの真実

■中国分裂の筋書−(その2)革命でもなければ現代中国は変わらない

■中国分裂の筋書−(その1)繰り返される歴史

■中国"義歯"から鉛「安全に問題」

■中国産原料を使ったヘパリン製剤で自主回収へ・・・・米国では死者21名

■世界一人当たりのGDP(国内総生産)と、一人当たり資産−これでも中国は経済大国か?

■南京虐殺記念館に対する日本政府の申し入れに関して考えた、中国のお家事

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2008年4月23日水曜日

昨日函館は桜の開花宣言がありました-開花宣言の日の函館の様子

アルバム函館桜開花日(08/04/22)

昨日は、函館では桜の開花宣言がありました。気温も20度を越え。暑くも、寒くもない快適な一日でした。上のバナーをクリックしていただくと、私のウェブアルバムに飛びます。昨日私が撮影してきた写真を見ることができます。開花宣言のあった函館の様子をご覧ください。桜ヶ丘通りという、桜が満開になると、まるで桜の天井のようになる通りと、行啓通、五稜郭公園の様子を撮影してきました。ごゆるりと、ご鑑賞ください。残念ながら、桜ヶ丘通、五稜郭公園ともに、桜はほとんど最低はいなく、一部咲きにも満たない状況でした。しかし、行啓通では満開に近い状態のものもありました。行啓通の桜は函館では例年最も開花が早く、今年もその通りになりました。この分だと函館は、グリーン・ウィーク(今年から、ゴールデン・ウィークと呼ばずグリーン・ウィークと呼ぶそうです)の入り口あたりが、満開になりそうです。皆さん是非見に来てください。


上は五稜郭タワーと桜



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2008年4月22日火曜日

現代中国のデモ隊を彷彿させるヒトラーと突撃隊(SA)−彼らは歴史上の泡沫に過ぎない

万歳ヒットラー・ユーゲント
作詞:北原白秋
作曲:高階哲夫



上は、日本でつくられたナチス・ドイツを賛美する歌の動画。なんと、あの有名な北原白秋が作詞している。戦争ということになれば、一般の市民はもとより、すべての職業の人々も動員されることを示す格好の事例だ。現在中国国内や、外国で行われている、中国人のデモの中には、自分の意思とは関係なく動員されている人も多数いると思う。その中にも、北原白秋のような人もいるかもしれない。

最近、中国国内はもとより海外でも、聖火リレーを妨害する行為に対するデモ行為が頻発している。フランスなどでは、フランス国旗にナチスの鉤十字を書き込み、それを燃やすなどの過激な行為も見られる。中国国内では、カルフールなどに対する不買運動などが各地で広がっている。
彼らの姿を見ているとまるで、1930年代のヒトラーが政権をとる直前の突撃隊(SA)のようだと思われる。



1930年代のドイツは、第一次大戦の「敗戦国」として、劣悪な状況に置かれていた。戦勝国から科された法外な賠償金。ワイマール平和憲法への幻滅。金融恐慌。一握りの勝ち組(たとえばユダヤ系資本家)と多数の負け組。どこにも未来が見えない混迷。何が正しいのかわからない…。
考えることが面倒くさいと、多くの民衆は考えること自体をやめてしまいました。強いものにくっついて、弱者と少数者をブッ叩けばいい。威勢のいいのが一番だ。考え悩むなんて阿呆だ。暴力ほど愉しいことはない。何にも「自分」を誇れないから、自分の属する国と民族を讃美しよう。「我々」は絶対に正しい。反省なんか必要ない。悪いのはつねに「ヤツら」だ。みんなで「ヤツら」をブチのめせ…。

こうして多くの連中が、「民族の誇り」を求めて、エルンスト・レームらの鼓舞する「突撃隊」に同調した。SAとナチとは一体とみられがちだが違う。意外なことかも知れないが、この当時ナチス党のヒトラーたちは、あくまで合法的に活動していた。「社会の不公正を正せ」とか「よい教育を」とか主張していた。ヒトラーが悪魔的な貌を現すのは、政権を取った後の話。初期の彼らはまともな改革を叫んでいた。そうして、本当に改革をした。これは忘れてならないことだ。

突撃隊は、このナチスをボランティア的に支援した団体である。彼らは、ナチスに反対する者、非「愛国的」と見なされた者、その他なんでも「うるさい」連中を攻撃した。ユダヤ人を襲撃し、言論に圧力をかけた。彼らは下品で無知だったので、ヒトラーは、彼らと距離を置いていた。いちいち暴力を指図したりしなかったが、もちろん止めもしなかった。突撃隊の勝手な暴走に任せたのである。

ドイツ社会は、だんだんと、突撃隊の暴力によって沈黙せられていった。逆らうことには勇気がいったし、報復が待っていた。たとえば手塚治虫『アドルフに告ぐ』の中で、ユダヤ人の家に投石してガラスを割ったりしてるのは、おおむね突撃隊かそのシンパである。

突撃隊に「邪魔者」を排除させつつ、ヒトラーたち政党ナチスは、法と選挙の枠組みの中で活動した。ついに1933年、ナチス党は政権掌握に成功する。これは突撃隊の「貢献」抜きにしてはありえないものだった。彼らの無知と暴力が、社会の良識を黙らせてしまったのだ。

さて政権を取ったナチス党は、全てを統制下に置こうとする。ヒトラーは「親衛隊/SS」を組織した。これは党に直属するホンモノの軍隊である。機械のように規律で動く。もはや暴走ばかりする愚連隊は、党にとっても無用となった。

ヒトラーは、1934年6月30日、親衛隊SSを使っていきなり突撃隊SAを騙し討った。これを「長いナイフの夜」という。ナチスに夢を託していた突撃隊にとって、これは全く夢にも思わないことであった。隊の指導者レームは、ヒトラー自身によって逮捕され、「我が総統よ!」と叫んで、射殺された。数百人が一斉に殺戮された。正確に何人が殺されたか、もう永遠にわからない。おそらく、数千人は殺害されたものと推測されている。突撃隊の「愛国者」らは、彼ら自身がつくり出した政権によって抹殺されてしまったのだ。走狗の末路、かくの如しである。

現在中国国内や、海外でデモ活動をしている連中の中で、それらの核になるような団体が存在するものと思われる。彼らも、いずれSAのような末路をたどると 思います。私は、このブログの中で「中国分裂の筋書」を10回にわたり連載したが、中国分裂の筋書きはますます真実味を帯びてきたと思っている。

『中国分裂の筋書』に関しては、下の反転文字列をクリックしていただければ、当該記事に飛びます。

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2008年4月21日月曜日

中国経済はすでにガタガタ-茶の間で類推できる現状の中国経済

中国の経済はすでにガタガタになっている

上は、宮崎正弘さんが解説する中国経済に関する公演内容の動画。

私のブログでは、過去に「中国分裂の筋書」を10回にわたって掲載してきました。この連載をするにあたって、さまざまな文献などを漁りました。アメリカのファンドのアナリストの見解とか、日本のそれとか、それにもとづく自分での考察とか、日本内外のブログやサイトに掲載されていることなど種々様々です。

しかし、何もそんなに幅広く調べなくても、日本でテレビに出ている情報からでもかなり容易に推測できることが判りました。確かに、このブログの中でも、中国本土で経験した内容も盛り込まれていましたが、それを抜きにしても、かなりおかしいということは容易に類推できます。ただし、北京オリンピック前は、中国の経済は大丈夫だと言われていたというくだりには限界を感じてしまいます。しかし、日本の普通の家の茶の間からでも中国経済の危うさを類推できることには、一種の感銘すら受けました。テレビを見るにしても、時系列順にいろいろ分析し、検討すれば、かなりの部分が明らかになります。中国の茶の間からは、考えられないことだと思います。

そういった意味では、素晴らしい、内容の動画だと思います。是非ご覧になってください。あるコンサルタントが情報源がテレビだけと言っていたのがわかるような気がします。要するに知恵の使い方だと思います。



以下にこのブログに掲載された中国関連の記事を掲載します。反転文字列をクリックしていただければ、当該ブログに飛びます。

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2008年4月20日日曜日

昨年のEUの二酸化炭素排出取引の失敗-削減どころか増加に?!

BlogTV SP(Aug) 環境問題のウソ 武田邦彦 1of5

環境問題はもともと胡散臭い。上は、武田邦彦氏が暴く環境問題のウソ。EUは虚構の世界で自滅か?


EUのCO2の削減

温室効果ガスの削減を目指したEU=ヨーロッパ連合の二酸化炭素の排出量取引で、去年1年間の排出量が前の年の実績を上回り、去年については、排出量取引制度が必ずしも排出量そのものの削減に結びつかなかったことがわかりました。

これは排出量取引でヨーロッパ大手のフォルティス銀行が、ヨーロッパ委員会の発表を基にまとめたものです。

それによりますと、EUの排出量取引に参加しているおよそ1万1500か所の施設から排出された二酸化炭素の量は、去年1年間で20億5200万トンを超えたことがわかりました。これはEUが定めた目標の範囲内ではあるものの、前の年の実績を2270万トン上回っており、去年については排出量取引制度が必
ずしも排出量そのものの削減に結びつかなかったことがわかりました。これについて、フォルティス銀行は施設ごとに割り当てられた排出枠が比較的達成しやすい水準だったことから、去年は排出枠の需要が少なく、排出枠の価格も大幅に値下がりしたことから、企業や事業所に二酸化炭素の排出削減を促す形にならなかったと分析しています。これは排出量取引の効果は、排出枠をどう割り当てるかに大きく左右されることを示したものと言え、EUは、ことしから向こう5年間は排出枠を厳しく設定するなど、排出量取引の運用を見直すことにしています。(平成20年4月16日付NHK)

CO2削減は排出権取引だけでは達成できない

さて、このニュースから読み取れることは、排出権取引意外とうまくはいかないということだと思います。EUでは排出権取引にかなり力を入れているようですが、取引をいくらうまくやっても、さほどの効果はないことの査証だと思います。これは、EUが取引枠を厳しくすることで対処するとしていますが、私自身は取引枠を厳しくするだけでは絶対に成功しないと思います。ですから、これからも推移を見守って生きたいと思います。
1人当たりの年間排出量を見てみましょう。
・米国 20トン ・ドイツ 11トン
・日本 10トン
・世界平均 4トン。
・中国 3.5トン
日本の省エネルギー技術は進んでおり、これ以上の二酸化炭素排出削減は難しいのに対して、アメリカやヨーロッパはまだまだ削減できる余地がたくさんあるということです。それは、GDPあたりの二酸化炭素排出量を出してみれば分かります。アメリカは日本の3.1倍だそうです。アメリカが一人当たりのGDPに対する二酸化炭素の排出量を日本人と同じにするなら、アメリカの削減だけで直ちに世界の二酸化炭素排出量は3分の1になるそうです。中国に関しては、人口が多いため総量では世界一になりましたが、個人あたりでは、まだまだです。ただし、将来のことを考えて今から抑制策はとるべきでしょう。それよりも、中国の場合は環境汚染を早急に是正する必要があります。アメリカは、自主開発という道もあるでしょうが、日本の技術を導入してもらえば、かなり早期に世界の二酸化炭素排出量はかなり減るでしょう。 これは、ヨーロッパも同じことだと思います。EUに関しては、イギリス、フランス、ドイツなどいわゆる先進国は相当進んでいますが、それ以外の国々はまだまだというところでしょう。これらに積極的に導入していかないと、排出権取引だけでは何も解決しないと思います。

日本の選択すべき道
ただ、これは日本はこれ以上何もする必要がないということではないと思います。日本は日本で、日本の省エネルギー技術を世界にアナウンスし、広げていく必要があります。 また、さらに二酸化炭素排出量が少なくなる技術を開発していかなければなりません。いずれにしても日本の環境対策はかなり進んでいて世界一だとの自負をもつべきだと思います。京都議定書による不平等条約は早めに撤廃する必要があると思います。EUは、このまま排出権取引にばかりこだわっていると、このブログに私が掲載したように凋落してしまうことになると思います。在日フランスの邦人などの中には、フランスやドイツの環境対策は相当進んでいて、日本は後進国だと思っている人もいるようですが、それはとんでもない間違いです。日本は世界の中でトップの環境優等生です。これだけ、製造業が盛んでこれほどco2排出量が少ない国は世界に類をみません。日本は輸出国だということを忘れないでいただきたいと思います。日本で製造して、世界の各国が使用するために輸出する工業製品の製造過程でのCo2排出は日本が受け持っていることになります。その排出量も日本の排出の中に含まれていることを忘れてはならないと思います。

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2008年4月19日土曜日

あつエコ宅配大進撃敢行中!!

2008年4月18日金曜日

全体主義国家でオリンピックを開催するとその10年後に国が崩壊する?-北京オリンピックは?!

ベルリン・オリンピックが開催されたのは、1936年。ドイツ第3帝国(ナチス・ドイツ)が崩壊したのは、1945年5月。モスクワ・オリンピックが開催されたのは、1980年、ソビエト連邦崩壊は1991年。この二つをもって、全体主義的な国家がオリンピックを開催すると必ず10年後に崩壊するということには、無理があるかもしれません。

ただし、オリンピック開催が崩壊を加速するということは、ありそうです。北京オリンピックにおいても、開催前からさまざまな問題が浮き彫りになっているのは、皆さんご存知でしょう。これには、オリンピックを開催すると、国威の発揚などにはなるが、観光客や選手団などの外国人が多く訪れたり、一時に結構多くの人的交流が行われるのは間違いないため、開催国の真の状況が、外国人の多くに知れ渡ること。さらには、開催国の国民が諸外国の生の情報に多く触れる機会ができるということも関係していると思います。

私のブログには、10回シリーズで「中国分裂の筋書」を連載しました。この記事の一番下の方に、そのリンクを掲載してあります。まだ、読まれていない方は、こちらも是非ご覧になってください。

本日は、ベルリン、モスクワ両オリンピックと現代中国のオリンピック関係の動画などによって、このあたりに迫って見たいと思います。

ベルリン・オリンピック
Olympic games in Berlin 1936 - Opening ceremony

上は、ベルリン・オリンピックの開会式。聖火リレーが現代のような形式なったのは、ベルリン・オリンピックからである。国威発揚のためのアイデアだろう。

1933年にドイツの政権を奪取し、同国の国民からの支持を背景に当時隆盛を誇っていたアドルフ・ヒトラー率いるナチス党が首都・ベルリンでドイツ第三帝国の威信をかけて開催した。この大会をナチスのプロパガンダとみる論者もいる。

当時ユダヤ人迫害政策を進めていたナチスは、この大会を開催したいがために、誘致と大会期間に限りユダヤ人に対する迫害政策を緩めた他、ヒトラー自身も、有色人種差別発言、特に黒人に対する差別発言を抑えるなど、国の政策を一時的に変更してまで大会を成功に導こうとした。この大会において、宣伝効果を高めることを目的に古代オリンピックの発祥地であるオリンピアで五輪の火を採火し、たいまつで開会式のメインスタジアムまで運ぶ「聖火リレー」が初めて実施された。

聖火リレーのコースは、ギリシャのオリンピアを出発して、ブルガリア、ユーゴスラビア、ハンガリー、オーストリア、チェコスロバキアを経由し、ドイツ国内へ。

なお、ドイツ政府は聖火リレーのルート調査のためにルート途上の各国の道路事情を綿密に調査したが、1939年に勃発した第二次世界大戦においてドイツ軍がこの調査結果を活用したという逸話が残っている。

Olympia (Prologue) - Leni Riefenstahl & Vangelis

女性監督で「ナチス党のお抱え監督」と呼ばれたレニ・リーフェンシュタールによる2部作の記録映画『オリンピア』が撮影された。1938年のヴェネツィア国際映画祭で金賞を獲得する等、各方面で絶賛されて、不朽の名作となっているが、無論ドイツ第3帝国を賛美する映画でもあったため、多くの批判を受けている。上の動画は、映画『オリンピア』のオープニングである。確かに、見方によっては、アーリア人種の優位性を世界に伝える内容ともとれる。



The Glory of National Socialist Deutschland

ドイツ第3帝国のオリンピック開催年の頃の首都ベルリンの様子。カラー写真である。

Olympia 1936! The Nazi Olympics-Fest der Schönheit - Closing

ベルリン・オリンピックの閉会式。

1945 Victory Parade in Color (2)

上は、モスクワ赤の広場で挙行された、対独戦勝利のパレード。(1945年)

モスクワ・オリンピック
ソビエトは1952年のヘルシンキオリンピックでオリンピックに初参加してから、常に国別のメダル争いで上位に立ち、ステートアマと呼ばれるトップ選手の金メダル獲得を国威発揚に活用していた。その集大成として、自国の首都・モスクワでのオリンピック開催を目指すようになった。

一方、オリンピック自体は巨大化の弊害が見え始め、1972年のミュンヘンオリンピックでのテロ事件などもあり、開催都市への負担が大きくなってきた。その中で、スポーツ大国のソビエトが運営を全面的に担うというモスクワ開催は支持を集め、1980年夏季大会の開催が決定された。

開催の決定を受けて、大会施設の建設が急ピッチで行われた他、旧態化していたモスクワの空の玄関であるシェレメーチエヴォ国際空港のターミナルの大幅改修なども行われた。

Moscow Olympics 1980, The Parade of Nations

モスクワ・オリンピックの開会式。

この大会は、冷戦の影響を強く受け、西側諸国の集団ボイコットという事態に至った。

経緯

* 1979年12月 - ソ連のアフガン侵攻が発生した。
* 1980年1月 - アメリカのカーター大統領が大会ボイコットの方針をアメリカオリンピック委員会に伝え、他の西側諸国にも同調を求めた。
* 1980年2月 - 日本政府はアメリカに従い大会ボイコットの方針を固めた。一方、日本オリンピック委員会(JOC)は大会参加への道を模索した。
* 1980年4月 - 日本政府の最終方針としてボイコットがJOCに伝えられた。多くの選手はJOC本部で大会参加を訴えた。
* 1980年5月24日 - JOC総会の投票(29対13)でボイコットが最終的に決定された。
* 1980年6月11日 - JOC常任委員会、モスクワ五輪日本選手団(幻のメンバー)を承認し、同時に大会への不参加を確認する。

Moscow 1980 CC - Olympic Flag Exit | Cauldron Extinguishing

モスクワ・オリンピックの閉会式。

日本以外では西ドイツや韓国、それに1979年10月の国際オリンピック委員会(IOC)理事会(名古屋開催)でIOC加盟が承認されていた中国を含む50カ国近くがボイコットを決めた。 一方で、イギリス、フランス、イタリア、オーストラリア、オランダ、ベルギー、ポルトガル、スペインなどは参加した。ただし、例えばイギリスではボイコットを指示した政府の後援を得られず、オリンピック委員会が独力で選手を派遣した。そのため、優勝時には国旗の掲揚と国歌の演奏が行われず、五輪旗と五輪賛歌が使用された。また開会式では、フランス、イタリア、オランダなど7カ国は競技には参加したものの入場行進に参加せず、イギリス、ポルトガルなど3カ国は旗手1人だけの入場行進となった。

この他、モントリオールオリンピックでは南アフリカ共和国のアパルトヘイト政策に絡んで大量のボイコット国を出したアフリカ諸国は多くがオリンピックに復帰した。

1982年に死去したブレジネフの後継者となったユーリ・アンドロポフと、アンドロポフの死後に後継者となったコンスタンティン・チェルネンコは、相次いで指導者の座に就いたものの、共に就任後間もなく闘病生活に入りそのまま病死したため、経済問題を中心とした内政のみならず、外交やアフガニスタン問題についてさえも具体的な政策を殆ど実行に移せなかった。

しかしその後、この両名の時代においてますます深刻化した経済的危機を打開するべく、1985年3月に登場したミハイル・ゴルバチョフの指揮下でペレストロイカ(改革)とグラスノスチ(情報公開)が進められた。

これにより、長きに渡った一党独裁体制下で腐敗した政治体制の改革が進み、1990年にはこれまでの一党独裁制にかわって複数政党制と大統領制が導入された。しかし、情報公開や報道規制の緩和は長年抑えられていた民族感情を刺激し、ソ連邦を構成していた各共和国では急速に分離独立の動きが強まっていく。

ソ連共産党解体臨時ニュース


そして1991年3月17日には連邦維持の賛否を問う国民投票が行われ、投票者の約76%が連邦維持に賛成票を投じることとなった(バルト三国の様に独立志向が強い共和国では投票はボイコットされた)。その後新連邦条約に基づき連邦を構成する各共和国への大幅な権限委譲と連邦の再編が行われる予定だった。

しかし、それらの改革路線がソ連崩壊に結びつくことを危惧したゲンナジー・ヤナーエフやウラジーミル・クリュチコフらの保守派によって8月にクーデター(ソ連8月クーデター)が発生し、ゴルバチョフを軟禁し改革路線を元に戻そうとしたものの、ボリス・エリツィンら改革派がこれに抵抗し、さらに軍や国民の多く、さらにアメリカやフランス、日本やイギリスなどの主要国もクーデターを支持しなかったことから完全に失敗に終わる。

クーデターの失敗によってクーデターに賛同した保守派が失脚したことにより国家組織が崩壊、ゴルバチョフはクーデター後にソ連共産党書記長を引責辞任し、議会はバルト三国独立を承認した。さらに同年12月、ロシア、ウクライナ、ベラルーシ共和国が独立して独立国家共同体(CIS)を創設、残る諸国もそれにならいCISに加入し、この年の12月25日にソビエト連邦は完全に解体した。

北京オリンピックは?
Beijing Olympic torch protest - London

さて、上はロンドンでの灯火リレーにたいする抗議運動の動画。北京オリンピックは灯火リレーから非常に問題ありである。これほどの妨害は、聖火リレーが始まっていらいだろう。中国の不吉な将来を暗示させる。

中国軍チベット巡礼者殺害映像(日本語字幕付き)

日本国内でも、有名になったチベット巡礼者射殺の映像である。

中国六四天安門事件 Tiananmen Square Massacre

上は、中国の天安門事件の動画。このときには、中国本土の漢民族をも含む多くの人々が犠牲になった。オリンピック終了後にこのような運動がおき、また弾圧されるようなことも起こりえます。その後にどんどん、崩壊に向かって進む可能性もあります。

さて、中国はどうなるのか、私のブログでは10回にわたって『中国分裂の筋書』を掲載しています。私は、中国の分裂を確信しています。

以下にこのブログに掲載された中国関連の記事を掲載します。反転文字列をクリックしていただければ、当該ブログに飛びます。

■中国ゼリー層-明日の中国を牽引する原動力となるか?

■チャイナ・アート・バブルにも冷めた見方のできる中国ゼリー世代?

■中国分裂の筋書き−(その10)パクスマリーナが拓く世界の平和と大繁栄

■中国分裂の筋書き−(その9)日本の対応は?

■中国分裂の筋書き−(その8)迫られる中国の選択

■中国分裂の筋書き−(その7)忘れてはいけない中国の不良債権

■中国分裂の筋書き−(その6)現代中国の混乱ぶりを現す動画の数々

■中国分裂の筋書き−(その5)他の人達はどう思っているのか?

■中国分裂の筋書き−(その4)毛沢東を統合の象徴にすることができない中国中央政府の苦悩

■中国分裂の筋書き−(その3)中国バブルの真実

■中国分裂の筋書−(その2)革命でもなければ現代中国は変わらない

■中国分裂の筋書−(その1)繰り返される歴史

■中国"義歯"から鉛「安全に問題」

■中国産原料を使ったヘパリン製剤で自主回収へ・・・・米国では死者21名

■世界一人当たりのGDP(国内総生産)と、一人当たり資産−これでも中国は経済大国か?

■南京虐殺記念館に対する日本政府の申し入れに関して考えた、中国のお家事情

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2008年4月17日木曜日

Invitaiton For Jazz - Harbie Hancock

Herbie Hancock rockit




弱冠11歳でシカゴ交響楽団と共演を果たしたハンコックは、驚くべき若さでジャズ界に颯爽と現われました。以降、音楽と電子工学の分野で修士号を取得した彼は、それと共にニューヨークのクラブやスタジオ・シーンで名を馳せ始め、21歳の時には満を持してソロ・アルバムを発表。これはソウル・ミュージックやゴスペルの香りのするハード・バップ、より知的で難解なポスト・バップなどの要素が取り込まれており、彼の特異な才能を知らしめるには十二分な傑作でした。--エリック・ドルフィーやマイルス・デイヴィスなどの元で活動しながら、革新的なサウンド・トラック『ブロウ・アップ』を発表したり、エレクトロ・ファンク・サウンドの雛形を形成したヘッドハンターズを結成するなど、ハンコックの音楽的野心と冒険は尽きない。また、映画『ラウンド・ミッドナイト』ではアカデミー賞を獲得。いくつもの時代や文化にまたがり、現在も精力的に創造活動を続けている。マイルス・デイビスなきあと、ジャズ界の大御所中の大御所だ。


「好きなジャズ・レコードは?」と聞かれたパット・メセニーは、「ハービー・ハンコックがプレイしているものすべて」と答えました。プロの尊敬を集めるハンコック。
ハンコックの音楽スタイルの変遷を、彼の代表曲「カメレオン」になぞらえる向きもあります。

マイルス・デイヴィスとの正統派ジャズ時代を経て、1973年、ハービー・ハンコックは「ヘッド・ハンターズ」で突然ファンクの世界に突入。ジャズ界に激震を走らせます。ポップ・アルバム・チャート13位。プラチナ。83年の「フューチャー・ショック」では、ラップを大胆に導入。再びプラチナ。長いキャリアでスタイルを変えるアーティストは多いですが、ハンコックのように、世間をあっと言わせる革新的アプローチを見せ、ヒットまでさらってしまうのはまれ。まさにカメレオン!

代表作と言えば、これらの「大きな変化をとげた」作品群をさすのが普通ですが、ここでは1976年の「シークレッツ」を採り上げます。

「シークレッツ」は、ハンコックが「ヘッド・ハンターズ」で切り開いたファンク路線の延長にあります。さらに、ポップな魅力が増したのとともに、ハンコック本来の「繊細・知的」な芸術性が同居したのが、この作品の最大の魅力と言えましょう。

1曲目"Doin' It"。ファンク丸出し。ひたすらシンプルに、力強く、腰に来るリズムが押し寄せます。ねっとりセクシーに。ジャケット写真の「お顔どアップ」のように、むっとするほど来てしまうのです。

ところが一転、2曲目の"People Music" から、華麗なる「知性」が立ち上ってきます。カラフルなシンセサイザーが複雑なコードを奏で、テクスチャーを構成していきます。熱帯夜のような1曲目に続き、ハンコックは「こんな責め方はどうじゃ?」と、ニヤニヤしながらテクニックを繰り出してくる。憎い!。もう身を任せるしかありません。夢見ごこちの世界は続いて行きます。

しかし、これで許してはくれません。最後の"Sansho Shima"。カンフーの応酬のように、これでもかと「鋭角的」なバトルが繰り広げられます。「もうだめ」。そして、へとへとに疲れ切ったリスナーを見届けて、ハンコックは立ち去ってしまうのです。

最近のハービー・ハンコックは、やや冴えません。94年の”This Is Da Drum”で、あらたな革新の扉を開こうとしましたが、イマイチ受けず。2001年には、"Futre 2 Future"を発表。かつてのパートナー、ビル・ラズウエルとヒップ・ホップしてますが、どうでしょう?。さすがのハンコックも年には勝てないか?でも、IQの高い彼のことです。またやってくれるでしょう。



おすすめはありすぎて困るんですが・・・:

もちろん、「ヘッドハンターズ」は必聴盤としてはずせません。

78年の「サンライト」は、全面的にヴォコーダーをフィーチャーし、ハンコックが歌いまくったポップな作品。”I Thought It Was You”は彼の代表曲のひとつ。後半の盛り上がりは「大興奮」です。

そして、80年の「Mr.ハンズ」。キーボード・プレイヤーとしての彼の魅力が炸裂。”Just Around the Corner”でのインタープレイは彼のベスト・プレイとも言える壮絶なものです。

ただひたすら、ハンコックの奏でるキーボードに身をまかせましょう!

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2008年4月16日水曜日

居酒屋「坊主」-創作料理が光るくつろぎ処


さてこれは、入り口、この上にさらに大きな看板がありかなり目立つ。これは、ホタテの刺身。この皿と蓑のような飾りつけがなんともいえない。ワタも非常に美味しかった。

これは、つぶ貝のエスカルゴ風。エスカルゴ風の味がなんともいえない。
このとっくり、二重構造になっていて、下のほうには熱いお湯が入っていて、カン酒が冷めないようになっています。何と、時間が経つにつれてだんだん熱くなってきます。

これが、居酒屋「坊主」のマスター。まさに、看板に偽りなし。
店内の様子。カウンター席がほとんど。

小さな冷蔵庫の向こう側に小さなこあがりが、あって5~6人は入れる。
サラダもこの通り。同じ料理であっても、器と盛り付けの仕方で全然見た目が違うが、ここのマスターは、非常にこだわりがあるらしい。このほか、八角のお刺身、酒茶漬けなども食べて、一人あたり3千円くらいで、お腹いっぱい食べて、お酒もしっかり飲めた。お値段もなかなか良心的だ。

函館市駒場町7丁目、自衛隊の通りに面していて、協会病院側に位置しています。三階建の建物の1階です。1回の左側には、金券ショップがはいており、その右側です。

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2008年4月15日火曜日

中国分裂の筋書-(10)パクスマリーナが拓く世界の平和と大繁栄

海洋探査船地球巨大地震震源掘削

上は海洋探査船「ちきゅう」の動画。世界で最も深くまで探査できる船である。

さて、中国分裂の筋書の最終回となります。本日は、中国の分裂が終焉し現代中国が、民主中国とも呼べる比較的大きな国と、その他の国に分かれた後の筋書きのうちの一つを書きたいと思います。この筋書きは、中国分裂の筋書-(8)における「日本の経済発展モデルを導入した場合」を前提としています。

中国に高度成長モデルを導入する
この考えでは、日本の経済発展モデルを導入して、民主中国に日本の高度成長モデルを導入します。無論、日本が失敗したこと
は、はずした成長モデルです。こうすることにより、民主中国は日本型共産主義(1980年代はじめまでの、規制が網の目のようにめぐらされた、比較的平等な社会・経済)を目指して努力し、10年程度の比較的短い間に健全な社会をつくりだし経済発展をして、少なくとも国民一人当たりのGDPが日本の1/10~1/5まで急速に発展するものと思います。無論民主中国という国と相談しつつ、協調して導入します。大きな方向性は、中国、日本の国家レベルで方法を定めるものの、導入にあたって最前線で活躍するのは、官僚ではありません。双方のNPOが活躍します。こうして、中国、日本に顕著な役人の腐敗を防御します。

さて、これだけでもかなりの発展が期待されます。しかし、民主中国におけるこの成長も日本の経済成長モデルがある時点から有効でなくなったのと同じに行き止まりがきます。そのとき、あるいは、その前に何をするか、はっきりしたビジョンが必要になります。

海洋資源開発
さて、どのようなビジョンが考えられるでしょうか?私は、ここで「パクスマリーナ」という考え方を提唱します。私は、以前このブログでも述べたように日本の行き詰まり状況を打破するには、日本は海洋開発に着目すべきであると書いたことがあります。日本は、これを積極的に推進すべきです。実は、日本は排他的経済水域では、世界で5位、排他的経済水域の海の体積では2位という海洋大国です。これを最大限に活用するのです。

海には、それこそ、メタンハイドレード、レアメタルなどの資源が大量に眠っていることと、魚介類なども豊富です。海藻ですらも、バイオエタノールの原料になる可能性が高いです。その他、海洋深層水、海水そのものに含まれる成分の活用など、あげればきりがないほどの資源の宝庫です。陸の数万倍の無尽蔵といっても良いくらいの、資源があるとの試算もあるくらいです。陸だけで考えていた場合は、人類は行き詰るしかなかったのが、全く見通しが違ってきます。また、これらの資源だけではなく、海洋牧場などによる育てる資源も考えられます。今陸上に生活する人々のすべてに、先進国の平均的な生活を保障してもありあまるくらいの資源があるのです。日本においては、これらを積極的に活用することは今までは怠ってきしまた。しかし、今年になって「海洋基本計画」などが承認を得て、ようやっと縦割り行政などが是正される見通しになっています。現在では、国所有の深海探査艇すらないというお寒い状況です。

日本は、このお寒い状況を打破して、さまざまな資源を活用できる体制を整えるのです。特に、海洋牧場など育てる漁業にも力を入れます。鯨、魚、貝類その他有用な海藻、動植物・プランクトンなどを育てられるようにします。ただし、日本は過去に先進諸国が失敗してきた過ちを海では起こさないように注力しながら開発・育成をします。海の資源がいくら、無尽蔵に近いと思っても、貪欲な人間の欲望をそのままにして、開発をすれば、当面は良いとしても数世紀で使い果たすことも考えられるため、豊富な資源がありながらも、持続可能な社会・経済を目指すのです。そうして、これらを食料、エネルギーに転換できるようにします。これによって、日本は、食料・エネルギーの輸出大国に転進するのです。

中日による共同海洋資源開発
こうした、素地を日本国内につくっておき、民主中国がある程度の経済発展が予測され確実になった時から、民主中国と日本が共同で海洋開発を進める体制を整えます。特に中国からは、大量の人材を供給してもらい、日本の技術を学んでいただき、中日共同でまずは日本海側の開発を進めます。それが終わった段階では、太平洋側の開発も進めます。これらの地域に巨大な地下資源開発用のプラットフォームや、海洋牧場が出来上がることになります。

やがて、これらの開発が実を結びはじめたとき、中国と日本は、全く違った次元の社会・経済に進むと思います。かつて経営学の大家である故ドラッカー氏は、海洋牧場の可能性を語っていました。おそらく、海洋牧場によって育てる漁業に転進した中国と日本は、人類が農業によって大きく前進したように、大きな文化的、経済的、社会的大変革を遂げることになるでしょう。ただし、今から20年後、30年後の時代になるとは思います。特に、文化的には陸を主体とした考え方から、海を主体とした考え方への転換が行われるため、大転換が起こるものと思います。価値観の大転換が行われるのです。それまで、陸という縛りから逃れた全く新しい価値観が登場することになります。

陸地に縛られるアメリカとEUの凋落
これらの大変革を遂げた時期に、アメリカやEUなど、それまでの経済・社会の仕組みを維持・発展することのみに注力をしてきた国は、凋落し始めていることでしょう。もっといえば、地政学的歴史観、ものの見方にとらわれている国々は凋落していくことでしょう。まず、アメリカについては、すでに「パクスアメリカーナ」の時代は終焉を迎えたといわれているように、いわゆる「アメリカ流自由主義経済」は有効ではなくっているでしょう。アメリカは、ローマ帝国終焉のときのように、この凋落を何とかしようとあがくに違いありません。しかし、あがけば、あがくほど第二、第三の「サブプライム」問題が起こり、身動きがとれなくなっていることでしょう。

EUにおいては、もうすでに凋落のシナリオを自ら選んでしまっています。彼らは、新しい試みとして、CO2を通貨にしようと目論んでいます。この目論見は失敗します。なせなら、彼れは、富に関する基本的な認識を誤っているからです。CO2削減の市場取引を行い、それが直接富にはつながらないという認識です。CO2削減という言葉に象徴されるように、削減のみでは新たな富を生み出すことはできません。確かに、太陽電池、風力発電装置その他を生み出すかもしれませんが、大きな意味での価値創出にはつながりません。陸地でのエネルギー創出などには、最初から限界があるものと思います。陸地だけではなく、海洋にも等しく太陽エネルギーなどのエネルギーが蓄えられ、さらには、新たに作り出すことも可能です。人類は、始まって以来陸地のエネルギーを捜し求め、活用してきました。陸地で努力をし続けることには、限界があります。いままで、ほとんど手がついていない海洋の方がはるかに魅力的で、将来性があります。

地政学的歴史観にもとづき、陸に縛られた、EU諸国はこのままCO2幻想に浸っていれば、かつてローマ帝国が金鉱の金が尽きてしまったときのように、新たな価値を生み出さない新貨幣「CO2」とともに没落していくことでしょう。

パクスマリーナ
さて、中国の豊富な人材、日本の高度な技術を活用して、海洋開発に成功した両国は、世界で最も進んだ、社会システム、経済を持つに至るでしょう。この次元に達しときには、軍事力はあまり意味をもたなくなるかもしれません。なぜなら、軍事力で他国に攻め入って富を創出することは、ほとんど意味がなくなるからです。たとえば、ロシアが日本と中国を攻撃して、領土にしても、一時的に富の創出を遅らせるだけです。それよりも、自らも海洋に対する新たな挑戦が急務になってくるからです。

人類は、豊富な資源の可能性、将来性に直面して、今までよりも鷹揚になることでしょう。日本には、衣食足りて礼節を知るという言葉がありますが、その通りになると思います。どの国でも、今までは陸に縛り付けられ、その範囲でものを考え、富める国であっても、いついかなることがあって没落するかもれしないので、鵜の目鷹の目で、他国の富に着目し、何とか自国に有利なるようになんらかの形で、それを収奪できないかと考えてきたわけですが、豊富な資源の前にはそのような必要性もなくなるからです。海洋資源開発に成功した人類は、人類史上はじめて、本当の意味での礼節を知るものになるかもしれません。考えてみてください、これはたとえ話ですが、たとえば、今海に金がたくさん埋まっていて、誰もがとっても良く、そうして、誰もが努力すれば、その金を実際に取得できたとしたら、どうなりますか?それに近い世界を現代のそうして将来できるであろう科学技術などを活用して実施するということです。戦争、紛争もなくなるかもしれません。なぜなら、やがて、誰もが努力さえすれば、夢を実現できる世界がやってくるからです。私は、この世界を「パクスマリーナ(海の平和)」と呼びたいと思っています。

さて、夢のような話を書いてしまいましたが、私自身はこうしたことも考え方一つでできると思っています。以上は本当に簡単に方向性だけを示しています。これらをまともに調査したりすれば、膨大な文書などになると思います。今は、現実の自分の仕事などに忙殺されていますが、将来的に余裕などできたら、このような世界を実現するには、どうしたらよいのかなどをライフワークとして研究していきたいと思ってます。なにせ、上に書いてあることは、ここ10年、20年のことではなく、最終的には1世紀くらい必要とすると思います(笑)。

いずれ、この考え方について、付加・修正などがありましたら、掲載します。さらに、中国分裂の筋書などにつきましても、新たな情報・展開などありしまたら掲載していきます。

以下にこのブログに掲載された中国関連の記事を掲載します。反転文字列をクリックしていただければ、当該ブログに飛びます。

■中国ゼリー層-明日の中国を牽引する原動力となるか?

■チャイナ・アート・バブルにも冷めた見方のできる中国ゼリー世代?

■中国分裂の筋書き−(その9)日本の対応は?

■中国分裂の筋書き−(その8)迫られる中国の選択

■中国分裂の筋書き−(その7)忘れてはいけない中国の不良債権

■中国分裂の筋書き−(その6)現代中国の混乱ぶりを現す動画の数々

■中国分裂の筋書き−(その5)他の人達はどう思っているのか?

■中国分裂の筋書き−(その4)毛沢東を統合の象徴にすることができない中国中央政府の苦悩

■中国分裂の筋書き−(その3)中国バブルの真実

■中国分裂の筋書−(その2)革命でもなければ現代中国は変わらない

■中国分裂の筋書−(その1)繰り返される歴史

■中国"義歯"から鉛「安全に問題」

■中国産原料を使ったヘパリン製剤で自主回収へ・・・・米国では死者21名

■世界一人当たりのGDP(国内総生産)と、一人当たり資産−これでも中国は経済大国か?

■南京虐殺記念館に対する日本政府の申し入れに関して考えた、中国のお家事情
以下にこのブログに掲載されたパクスマリーナ関連の記事を掲載します。反転文字列をくれっくしていただければ、当該ブログに飛びます

■鯨の肉は牛肉より環境にやさしい-ロイターニュースから確信したパクスマリーナの正当性

■最近の株価や円レートをみていて思うこと-パクスマリーナの時代は来るか?

■オーストリラリアが捕鯨に反対する理由(5)-鯨はオーストラリアにとって大切な観光資源である

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2008年4月14日月曜日

Inviataiton For Jazz - TOKYO ZAWINUL BACH

TOKYO ZAWINUL BACH : LIVE


'99年1月、坪口昌恭の新たなリーダー・ユニットとして、アドヴァイザー役でもある菊地成孔と共に結成。

坪口自身が打ち込みコントロールするリズム隊+インプロヴァイザーという形態で、'99年3月に新宿PIT INNにて初ライブを行ない、その5月にはトランペットの五十嵐一生が加入(現在は脱退)。クラブDJフィーリングとジャジーな魅力を併せ持つ新ユニットが誕生した。

特筆すべき手法として、主に現代音楽の分野で使われていた自動変奏シーケンスソフト“M”にリズム隊を担当させ、微妙なランダム感やコラージュ感のあるグルーブを表現している。リアルタイムにパートをON/OFFしたり曲の構成を作り出せるだけでなく、“M”による不自然とも言える不定形ビートにより、機械と人間ががっぷり四つに組んだイメージを浮き立たせる。


結成後2年間は新宿PIT INNと南青山MANDALAを中心に、'99年5月に西麻布BuLLEt'S、2000年7月にクラブイベント“OVA”at CAYに出演。2001年より活動拠点を六本木PIT INNに移し、2004年夏の閉店直前まで定期的に出演した。2001年2月に“Organic Groove”(新宿Liquid Roomにてメデスキ・マーチン&ウッドのフロントアクト)に出演したことがきっかけで多くの音楽ファンにアピール。2001年12月からのTowerRecords/musee企画“intoxicate”シリーズ@CAYや、ewe Inc.主催Jazz Todayシリーズに連続出演するほか、2002年7月よりMotion Blue Yokohamaにも登場。山梨、京都(アート・リンゼイと対バン)、大阪(山下洋輔氏と共演)、名古屋からも招聘される他、各種クラブイベントへの出演多数。

音楽雑誌では「GROOVE」 2000年8月号の付録CDにライブ音源から収録されるほか、「キーボードマガジン」2001年6月号アーチスト直伝向けに、TZB名義のソロ作品を制作。音楽雑誌インタビュー多数。

2001年までにライブ音源をリミックスした自主アルバムを2枚リリース。2001年夏五十嵐脱退、坪口×菊地二人体制になり、ゲストプレイヤーにパーカッショニストを加えるなどして、よりコンセプトを明確に表した本格デビューアルバム「Cool Cluster」リリース(2002年4月21日、EastWorksEntertainment Inc.)。その多重力ファンクとも言えるサウンドは、音楽各誌で絶賛。2003年3月には、オラシオ・エルナンデス(Drums)を交えたスタジオ・インプロ・セッションを元に再構築した4thアルバム「VOGUE AFRICA」リリース。アフリカをコンセプトにしたネーミングと、サウンドの意外なスムーズさが相まって大好評。その後、より“エレクトロ・ジャズ”に傾倒した音楽性をアピールしつつ、2004年8月5thアルバム「a8v」リリース。ストイックでありながら様々な要素が融合した音楽性は一つの到達点に達したといえる。

2005年に入り、「VOGUE AFRICA」のスタジオ・セッションから、オラシオ監修の元、ノーカット、ダビング無しで丸々2曲収録した「VOGUE AFRICA "Naked"」リリース。2005年7月には再び“Organic Groove”(代官山UNITにてMeat Beat Manifestoのフロントアクト)に出演し、モジュラー・シンセサイザーをシステムに組み込んだ新機軸を披露。2005年8月発売のmasのニューアルバム「Steppers+」にリミックス作品提供。

その後、1年半の充電期間を経て2007年9月に再始動。より洗練された変則的なリズム・フィギュアを打ち出し、柔軟で多彩な三沢泉のパーカッション、繊細で的確なnumbのリアルタイム・エフェクトを交えた4人編成でライブをおこなうと、すぐさまレコーディングに突入。アディショナル・プレイヤーにヨスヴァニー・テリー(Sax)を迎え、2008年4月、アーバンかつダビーな7thアルバム「SWEET METALLIC」リリース。
メンバー:
坪口昌恭 (Keyboards, Computer) myspace
菊地成孔 (Sax)
三沢泉 (Percussion)
numb (Live Electronics) myspace

VJs:
Masato TSUTSUI
喜安


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2008年4月13日日曜日

Invitation for Jazz-渡辺貞夫

さて、皆様ここしばらく「中国分裂の筋書」などという重たいテーマが続きました。このシリーズの最終回は火曜日あたりに予定しています。本日は、渡辺貞夫について書きます。軽快な彼の音楽をお楽しみください。
Down East~Front Seat 渡辺貞夫グループ


今年でおん年、74歳になる渡辺貞夫、以下のバイオグラフィーでも未だに、バリバリの現役、サックス奏者。この元気は見習いたいものです。日本のジャズ界では、大御所中の大御所だ。

渡辺貞夫のBiography


1933年 1933 栃木県、宇都宮に生まれる
1948年 映画「ブルースの誕生」を観てクラリネットを始める
1951年 1951 高校卒業後上京、アルトサックスに変更し本格的に音楽活動を始める
1953年 - 1960年 1953- 秋吉敏子「コージーカルテット」、ジョージ川口「ビッグ・フォー」等のバンドに参加。ジャズ界の若手ホープと期待される
1961年 初リーダー・アルバム『渡辺貞夫』を発表
1962年 1962 米国ボストン・バークリー音楽院に入学以後、チコ・ハミルトン、ゲイリー・マクファーランドを始めとする数多くのバンドに参加。ブラジル音楽に目覚める
1965年 1965 日本へ帰国。精力的な演奏活動を開始すると共に、日本のミュージシャンにジャズ理論を伝授
1967年 『ジャズ&ボッサ』を発表、ボサノバ・ブームを巻き起こす
1968年 - 1971年 1968- 自己のバンドを率いて、モントルー及びニューポートのジャズ・フェスティバル等海外でも活躍。海外のミュージシャンとのアルバム制作にも励む
1972年 初めてのケニア旅行。FMラジオ番組『渡辺貞夫マイ・ディア・ライフ』を開始、以後19年間続く。モーツァルト「ディベルトメント」にサックスで挑戦。京都交響楽団と共演
1973年 - 1977年 1973- アフリカのリズムに影響を受けたアルバム制作や演奏会を行う
1973年 12月 大阪文化賞 受賞
1977年 昭和51年度(第31回)芸術祭大賞 受賞
第2回 南里文雄賞 受賞
1978年 - 1982年 L.A.で録音されたアルバム『カリフォルニア・シャワー』の大ヒットによりジャズが幅広い層に支持され、"ナベサダ"ブームが起こる。80年には『渡辺貞夫リサイタル・イン武道館』を開催し3万人余りを動員。多くのヒット曲を生み出し全米へ進出
1983年 - 1996年 1983- レ コード会社WEAとの契約を期に、本格的に世界進出を目指す。この間、何度もアルバムが米国音楽誌のチャート上位にランキングされ、世界中に渡辺貞夫の名 が認識されることとなり、数多くの海外公演を敢行。85年には"もっとリラックスして音楽を聴ける場を"と、クラブ形式の公演を企画、現在も続行中。以 後、数多くのミュージック・クラブが国内で誕生。95年には故郷の中学生達にブラジルの打楽器を使用して、リズム教育を始める
1984年 4月 第1回宇都宮市民栄誉賞 受賞
1986年 2月 昭和60年度(第36回)芸術選奨文部大臣賞 受賞
1988年 ロサンゼルス名誉市民賞 受賞 5月 ロサンゼルス名誉市民賞 受賞
1994年 8月 平成6年度外務大臣表彰 受賞
1995年 1月 平成6年度都民文化栄誉章 受章
9月 バークリー音楽大学 名誉博士号
11月 平成7年度秋 紫綬褒章 受章
1997年 - 2000年 人 生観が変わるような経験となったチベットの旅で、演奏することへの新たなる意欲、喜びが生まれる。99年には通算60枚目のリーダー・アルバムを発売。サ ントリーホールでの「バッハ オルガン スペシャル・コンサート」でピアニスト小林道夫氏の伴奏で正統派クラシックを演奏
2001年 音楽生活50周年記念ツアー〈マイ・ディア・ライフ〉を国内とL.A.で開催2005年日本国際博覧会・政府出展事業の総合監督に就任
2002年 - 2004年 1995 年から始めたリズム教育をきっかけに、子供たちとの共演を各方面から要請され、積極的に取り組む。又、長年行ってきた子供たちへのチャリティーも、03年 には『キッズ・フォー・バンビーニ』と題したイタリア3都市でのコンサートを始め、『メイク・ア・ウィッシュ・イン・グアム』と海外での活動も多くなる。 2004年3月には政府出展事業のメッセージソング『シェア・ザ・ワールド ~心つないで』を発表
2002年 6月 第1回栃木県民栄誉賞 受賞
2003年 モンブラン国際文化賞2003 受賞 10月 モンブラン国際文化賞2003 受賞
2005年 3 月愛知万博『愛・地球博』開幕。政府出展事業催事となる「ジャパンデー・ジャパンウィーク」「地球サウンド」が開催され、自身のプロデュースによる文化・ 国境を越えた世界の子ども達400人が集う、「リズム、歌、踊りの祭典」が繰り広げられた。日本政府館が連日大人気で内容の評価も高く、無事総合監督の責 務を果たす事となる。40年ぶりに再会を果たしたチャーリー・マリアーノと、クリスマス・コンサートで共演
2005年 平成17年度秋 旭日小綬章 受章 11月 平成17年度秋 旭日小綬章 受章
2006年 2 枚のライヴ・アルバム「ONE FOR YOU / Sadao&Bona Live」「Sadao&Charlie Again」を発売。3年ぶりにアメリカ・ツアーを敢行し好評を博した直後、初めてミャンマーへ訪れ、現地の子ども達とステージに立つ。12月のクリスマ ス・コンサート・ツアー「Sadao with The Great Jazz Trio」では、ハンク・ジョーンズと3都市で共演
2007年
3月、長年の夢であった海外の舞台での子供たちとの共演がジャカルタ「ジャワ・ジャズ・フェスティバル」で実現。近年、子供たちとの活動の機会が多くなり、テレビ番組「題名のない音楽会21」(テレビ朝日系列)に出演し反響をよんだ。
8月には30年ぶりに日本人グループとのライヴ・アルバム「Basie's At Night」を発表。今年15回目を迎えたクリスマス・コンサートにはラッセル・フェランテ(p)を招き、彼のアレンジによるチャーリー・パーカーのレ パートリーをストリングスと共に13年ぶりに演奏し、好評を博した。全国36都市69公演を数える演奏活動を、本年も精力的に敢行した。

今日は、私にとって特に思い出深い「カリフォルニア・シャワー」のお話をさせていただきます。大学最後の年の夏休みにライブで聴いた曲です。渡辺貞夫は時代の空気をつかむのがうまい人です。60年代に日本にボサノヴァ・ブームを広めたのはバークリー音大帰りの渡辺貞夫でした。フュージョンも、またし かりです。渡辺貞夫のフュージョン第1作は、デイヴ・グルーシン、リー・リトナー、チャック・レイニーらを加えて77年に録音した『マイ・ディア・ライフ』でした。翌78年にはデイヴ・グルーシン・ファミリーを総動員してカリフォルニア・シャワーをLAで録音、これが78年から79年にかけて大ヒットし、日本におけるフュージョン・ブームの頂点を記録しました。 このアルバム、通算で軽く100万枚以上は売れたというから、ジャズの世界では空前絶後の大ヒットでした。なぜそれほど評判になったかというと、ま ず曲がいいのです。渡辺貞夫は人の心をとらえるキャッチーなメロディを生み出す天才なのです。加えてデイヴ・グルーシンのアレンジがスマートで洒落ています。要 するにグルーシンと提携することによって、最強のチームが出来上がったというわけです。ジャズ・ファンでなくても、タイトル曲は、きっとどこかで一度は耳にし ているはずです。

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2008年4月12日土曜日

中国分裂の筋書―(9)日本の対応は?

チベット蜂起についての福田総理コメント

上は、チベット問題に対する福田総理のコメント。福田総理自身あるいは、そのブレインは、中国分裂の筋書きはあるのだろうか?

さて、前回まで8回にわたって連載してきました、『中国分裂の筋書』を読んでいただき誠に有難うございます。この連載を掲載してから、当ブログへの訪問者も増え日によっては、800アクセスに近いこともありました。皆さんのブログでは、このくらいのアクセスは珍しくもないのかもしれませんが、私のブログにおいては、過去最多です。それだけ、現在多くの方々が中国に関して関心を持っておられるということだと思います。

中国分裂の筋書きについては、後もう一回掲載する予定です。最後は、私自身が考えた民主中国にとっても、日本にとっても最高で最善の筋書きを掲載していきたいと思います。

本日は、中国分裂は避けられないものとして、それに対する日本の対応を示唆してみたいと思います。ここでは、日本の対応としてある程度、総括的に書きますが、対中国とビジネスなどをされている方は、自分の会社などに置き換えて、具体的に書かれると良い思います。その参考になれば幸いです。

1.情報収集は欠かさない
当然のことながら、情報収集に負けていては、成就すべきことはおろか、以下に続く事柄は実施できません。あらゆるチャネルからできるだけ多くの情報を得るように努めます。新聞、雑誌、インターネットは勿論のこと、あなたの中国における人脈を最大限に活かします。いろいろな情報を時系列でならべてみて、さらにいろいろな類推をして、パズルを解くように真実に近づいていきます。

2.現代中国に対しては毅然とした態度で臨む
現代中国指導者層に対しては、毅然とした態度で臨むべきです。現代中国指導者層におもねるような、態度をとっていては、新生民主中国の新しい指導者層からは印象が悪くなるのは必定です。ただし分別を利かせて、ある程度以上は踏み込まないようにしておくことが肝要です。たとえば、現代のチベット問題であれば、憂慮している旨を伝えることと、少なくともダライ・ラマとの対話路線を歩んで欲しい旨を伝えることです。それから、一歩踏み込んで、チベット独立まで要求するなどの愚を冒すべきではありません。

3.現代中国との関係は、そこそこに
現代中国指導者は、概ね失脚するわけですから、彼らとの関係はそこそこにしておくことが肝要です。ただし、礼儀だけはつくしましょう。中国人は面子を重んじますから、所詮失脚したり、場合によっては死刑になる連中とわかっていても、礼儀を軽んじれば、その噂は民主中国の指導者にも伝わり、信頼を失うかもしれません。

4.中国分裂の筋書きを少なくても50種類くらいは考えておく
わたしの筋書は、バブル崩壊後の不良債権処理を巡って二つ、その後の社会の作り方として、2種類。これらを掛け合わせたとしても、4種類の筋書きしかあげてません。これが、企業レベルであれば、すくなくとも10から20種類、国家レベルであれば、50~100はあげておくべきでしょう。

5.筋書きのマイルストーンごとに、どのような行動をすべきかあらかじめ考えておく
各々の筋書きだけでは、どうにもなりません。書く筋書きの節目(マイルストーン毎)に、自分たちがどのような行動をすべきかをあらかじめ定めておくべきです。

6.考えておくだけでなく、実際に行動する
上記行動パターンを実施します。実施しながら、また新しい情報を得るなどのことをします。

7.実際の行動に照らし合わせて、筋書きを変更する
実際に行動してみて、さらに新しい情報が集まった場合、筋書き通りには進まないことが予期されることがしばしばあります。そのときには、またさらに、筋書きの枝葉を増やします。

8.変更した筋書きに沿って行動し、その結果を検証する
どの枝葉に沿っているのか、あるいは全く新しい枝葉に入り込んでいるのか、検証します。

9.検証にもとづき、さらに筋書きを変更し、それにそって行動する

10.7に戻って、9まで実践し、また、7に戻るというサイクルを繰り返す

11.以上を繰り返しているうちに、分裂が終了しある程度先が見える状況になったら、以上を総括し、次の状況に備える

いずれの局面でも、ただ頭の中で考えているのではなく、きちんと文書化しておくことが肝要です。関わる人々すべてにその文書を開陳し、意思統一して、行動することが肝要です。

さて、回を重ねてきた、「中国分裂の筋書」は、もう私の知識や考えの範囲をでは、今のところ出尽くしたという感があります。次の回では、誰すらも予想しなかった、私だけの考えを表明します。そうして、「中国分裂の筋書」の最終回としたいと思います。ただし、これは単なる私の理想論であって、実現可能かどうかは保証の限りではありません。また、このブログは、私の仕事の合間に書いているものであり、時間的制約もあることから、すべてを検証したり、確かめているわけではありません。このような考え方もあるのかと、参考程度にしていただければ、幸いです。

以下に上記記事との関連記事を掲載しました。まだの方は是非ご覧になってください。反転文字列をクリックしていただければ、当該記事の内容に飛ぶことができます。

■中国ゼリー層-明日の中国を牽引する原動力となるか?

■チャイナ・アート・バブルにも冷めた見方のできる中国ゼリー世代?

■中国分裂の筋書き−(その10)パクスマリーナが拓く世界の平和と大繁栄

■中国分裂の筋書き−(その8)迫られる中国の選択

■中国分裂の筋書き−(その7)忘れてはいけない中国の不良債権

■中国分裂の筋書き−(その6)現代中国の混乱ぶりを現す動画の数々

■中国分裂の筋書き−(その5)他の人達はどう思っているのか?

■中国分裂の筋書き−(その4)毛沢東を統合の象徴にすることができない中国中央政府の苦悩

■中国分裂の筋書き−(その3)中国バブルの真実

■中国分裂の筋書−(その2)革命でもなければ現代中国は変わらない

■中国分裂の筋書−(その1)繰り返される歴史

■中国"義歯"から鉛「安全に問題」

■中国産原料を使ったヘパリン製剤で自主回収へ・・・・米国では死者21名

■世界一人当たりのGDP(国内総生産)と、一人当たり資産−これでも中国は経済大国か?

■南京虐殺記念館に対する日本政府の申し入れに関して考えた、中国のお家事情

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2008年4月11日金曜日

中国分裂の筋書―(8)迫られる中国の選択

日本の激動 世界の激動 (1/9) テレビ報道の50年

日本の経済発展は、中国分裂後に成立する民主中国にとっても非常に参考になると思われます。上は、テレビ報道の50年というNHKの特集の内容の動画。

さて、ここしばらく中国分裂の筋書ということで何回か書いてきましたが、本日はすでに中国のバブルが崩壊した、あるいは崩壊が確実になった後の筋書きを記載したいと思います。以前のブログで、不良債権の処理の仕方をめぐって大まかな二つの選択肢があることを記載しました。どちらの道を選択しようとも、民主化、政経分離と法治国家化は免れません。

このブログでは、書きませんでしたが、中国では市場経済化をしたとはいいながら、いまだ自由な経済活動をできる環境にはありません。それは、政治と経済が不可分に結びついているからです。今でも、国営企業が幅を利かせていて、中国の国営企業が具合が悪くなると、政治的力が働いてしまうという、他国では考えられないような不思議な土壌があります。

さらに、今でも人脈によってかなりの部分が動きます。そのため、完全な法治国家ではありません。厳密には法に触れるようなことでも、人脈しだいではどうにでもなるという土壌があります。では、人脈を使えばなんでも成功するように思われるかもしれませんが、せっかく掴んだ人脈も、人脈のトップが失脚してしまえば今までの約束などは反故にされるどころか、いきなり罰金をとられるなどということにもなりかねません。バブル崩壊後いずれの道を選んだとしても、これらは是正されなければ、公正な競争原理は働かないため、これらは完全に改革されることになるでしょう。

1.不良債権を持つ中国国内銀行を外国銀行に売却するで対処する
外国銀行に売却するためには、かつてアジア通貨危機のときの韓国とおなじように、中国がIMFの管理下に入って行われることになると考えられます。そうなると、結果として多くの企業が海外企業の子会社になるため、今の韓国のように儲けのほとんどが海外に流れることになります。アジア通貨危機時に、この道を選択したのが韓国で、IMFの管理下で銀行のほとんどが外国のファンドの手に渡っています。実質上アメリカのファンドの手に渡り、アメリカの経済植民地になってしまうでしょう。

そうこうしているうちに、中国国内でも分離独立の動きが活発となり。いずれ、アメリカからみて、特に益のない、チベットなどの辺境の地の国は、独立を認めることになるでしょう。そうして、中国は辺境の国と、比較的に大きな中国(以後民主中国と呼ぶ)とに分かれることでしょう。もちろん台湾も分離独立します。

この場合、アメリカの経済植民地である民主中国は、現在のような韓国のような国になり、中途半端な自由主義経済国になるでしょう。

2.国家が不良債権を買い取ることで対処する
国家が国債を発行して、この資金を調達して買い取ることになります。実際には、この国債を自国民や外国に買ってもらうという形になります。巨額の資金なので、自国だけでは賄いきれないため、米国、日本やIMFなどの先進諸国や国際機関に頼ることになります。アジア通貨危機のときに、マレーシアや、インドネシアなどがこの道を選択し、日本が資金を出しています。この道を選択したマレーシアや、インドネシアは少なくとも米国の経済植民地にはなっていません。しかし、韓国であろうと、他の国であろうと、もし、この道を選択して、IMFや米国~直接資金を得ていたとしたら、米国の経済植民地になっていたと考えられます。IMFに頼ったり、米国の資金を当てにすることは結局は、米国の経済植民地につながるものと思います。この場合も、いずれ各地の分離独立の運動が活発化して民主中国と他の国とに分裂することでしょう。

3.1.2.の道を選ばず、放置する。
この道を選択することも可能ではあります。その場合、ほんどカタストロフィの世界となり、おそらく民主中国すらできない、混沌とした、単なる小さな国の烏合の衆となることでしょう。こうなると、予想もつかない展開になると思います。小国同士が互いに争い、そのうち力のあるものが、群雄割拠し中国の古代史のような経過をたどることでしょう。ただし、私たちが生きている時代には、単なる、何の影響力も何もない小さな国同士が絶えず争いを続ける状態になり、現在のイラクよりももっと悲惨な状況が長らく続くことでしょう。

さて、1、2の道のどちらかを選択した場合、一応現代中国の継承者たる民主中国は残ります。ただし、現政権はもちろん解散させられ、全く新しい国家になることでしょう。共産主義という言葉もなくなるでしょう。中国にも本当の意味で共産党一党独裁ではなく、多数の政党が創設され、いわゆる議会制民主主義が成立することになると思います。

さて、その後に民主中国が選択する道があります。それには、日本が多いに関わってきます。議会制民氏主義が成立した、新たな民主中国が選択すべき道は大きく言って二つあります。

アメリカの経済植民地になる選択肢
第一は、アメリカの援助を受け、アメリカ風の自由主義経済の道を歩むことです。昔、毛沢東はアメリカと手を結ぼうとして、できなかったので当時のソ連と組んだと経緯があります。もし、毛沢東とその当時のアメリカが手を組んだら、その後の中国は随分変わったと思います。ですから、おそらく中国は後で述べる選択肢よりも、この選択肢を選ぶ確率が高いと思われます。それは、ともかく、もし選んだとしたら、完全にアメリカの経済植民地となり、中途半端な自由主義経済国となると思います。アメリカの巨大ファンドによって、蹂躙されると思います。おそらく、経済発展も行き詰ると思います。


日本の経済発展モデルを導入する方式
第二は、日本の援助を受け、援助を受けるだけではなく、日本がかつて実施してきた健全な社会を築く道を選択することです。以前のブログにも述べたように、日本の政治家は、明治時代や、第二次世界大戦終了後しばらくは、経済ではなく社会を良くすることに注力を注ぎました。その間にも勿論、いろいろな社会的矛盾は多数発生しましたが、大局的には、社会を良くすることに注力をはらっていたことには、疑いのないことだと思います。その結果として、その後奇跡の経済発展が成就されました。現代政治家とは、全く違ったスタンスです。人を幸せにするのは、経済発展ではありません。健全な社会を創造することです。ただし、健全な社会を創造するためには、ある程度の経済発展も必要だということです。
上は、東京オリンピックの開会式の模様。東京オリンピックは、実は開催された年の20年前にも開催される予定だったが、戦争などの影響で中止になったという経緯がある。現代中国での開催は、この幻の東京オリンピックを想起させる。本来、現代中国が民主化してから行うべきではなかったのか?しかし、皮肉なことに今このオリンピックが、中国分裂への道のりを加速化している。

これからどうなるかは、全く未知数の民主中国がもしこの道を選んだとしたら、結果として急速な経済発展が予想されます。国には、社会の成熟や、経済の発展度合いによっていろいろな政策を、そのときの事情にあわせて実施していく必要があります。特に、日本は、1960年代から80年代の半ばまで、日本独自の規制の多い社会経済体制を維持しつつ、奇跡の経済発展を行ってきました。これを民主中国で再現するのです。そのためには、日本の社会システムの導入が大きな役割を果たすことでしょう。

実は、日本は、25年以上前までは、「共産主義国家」だったのです。こういうと、皆さんは怪訝に思われるかもしれませんが、実質上は本当にそうだったといえます。この時代は、非常に政府の規制が多く、外国の企業は入りにくくなっていて、規制が網の目のように張り巡らされ、しかも平等主義ににつらぬかれた社会だったいえます。このような社会は、現在振り返ってみると、共産主義といってもおかしくはありません。良い面悪い面もありましたが、あれだけの経済発展を実現した日本の社会体制はその時代においては、良く機能し、素晴らしいシステムであったことには疑いの余地はないと思います。

このシステムについて、かつてのソビエト連邦の経済学者が崩壊の2~3年前に、以下のように語っていました。「われわれの共産主義は失敗した。私は、世界の中で理想の共産主義を実現している国はないかと探してみたところ、私たちの理想に近い共産主義を実現している国を見出した。それは日本である」と語っています。

日本は、明治維新という偉大な無血革命による社会改革(経営学の大家故ドラッカー氏も絶賛しています)、敗戦後における果敢な社会政策に基づいた奇跡の経済成長を成し遂げた国でもあります。さらには、80年代に、いまは無き元橋本総理大臣により、ビッグバンを行い、自由主義経済の道を選択しました。その後のバブル、バブルの崩壊と、失われた10年も経験してきています。これほどの浮き沈みを経験をしてきた国はありません。こうした日本の経験を踏まえ、中国にまずは、日本型共産主義を導入するのです。そうして、ある程度の経済発展が実現されるまでは、このシステムを最大限生かす道を選択してもらうのです。私は、これが民主中国が選択するべき最善の選択肢だと思います。

以下に上記記事との関連記事を掲載しました。まだの方は是非ご覧になってください。反転文字列をクリックしていただければ、当該記事の内容に飛ぶことができます。

■中国ゼリー層-明日の中国を牽引する原動力となるか?

■チャイナ・アート・バブルにも冷めた見方のできる中国ゼリー世代?

■中国分裂の筋書き−(その10)パクスマリーナが拓く世界の平和と大繁栄

■中国分裂の筋書き−(その9)日本の対応は?

■中国分裂の筋書き−(その7)忘れてはいけない中国の不良債権

■中国分裂の筋書き−(その6)現代中国の混乱ぶりを現す動画の数々

■中国分裂の筋書き−(その5)他の人達はどう思っているのか?

■中国分裂の筋書き−(その4)毛沢東を統合の象徴にすることができない中国中央政府の苦悩

■中国分裂の筋書き−(その3)中国バブルの真実

■中国分裂の筋書−(その2)革命でもなければ現代中国は変わらない

■中国分裂の筋書−(その1)繰り返される歴史

■中国"義歯"から鉛「安全に問題」

■中国産原料を使ったヘパリン製剤で自主回収へ・・・・米国では死者21名

■世界一人当たりのGDP(国内総生産)と、一人当たり資産−これでも中国は経済大国か?

■南京虐殺記念館に対する日本政府の申し入れに関して考えた、中国のお家事情

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2008年4月10日木曜日

中国分裂の筋書-(7)忘れてはいけない中国の不良債権

Future Crash: TFN Amberger Smackdown 08/29/07

英語は、読んだり書いたり、聞いたり話したりはできるのですが、翻訳は大の苦手です。本来でしたら、この内容を翻訳して掲載したいところですが、勘弁願います。この動画では、手短に言うと、サブプライム問題の影響もあって、中国の不良債権問題はさらに悪化し、2008年の暮れには中国バブルの崩壊につながり、世界経済に悪影響を与えるだろうと予言しています。

中国の分裂の筋書を考えるにあたって、中国の過大な不良債権に関して確認しておく必要があります。日本でも、つい最近まで銀行などが不良債権の山を長年にわたって隠し続けてきましたが、ここ数年でようやっと払拭されました。この不良債権の山、多くの銀行や企業で隠し続けていて、結局は空白の10年とも呼ばれる時代を迎えざるを得なくなったことは皆さんの記憶にも新しいことだと思います。現代中国の場合もまさに現在不良債権の山があります。しかも、長年にわたってひた隠しに隠し続けています。

日本の場合は、いくら隠し続けようとしても、結局はどうにもならなくなって、出さざるを得なくなって、政府によるかなりの資本注入や、銀行などの企業の大連合、合併でなんとかすることができました。

しかし、これが中国の場合だと、そもそも地方政府から中央政府への報告がいい加減ということがあります。中国経済発展は、実は地方政府の発表を中央政府が集計して発表しているため、かなりいい加減だという実情があります。だから、中国GDPの伸び率などは、話半分で受け取っておいたほうが正しい認識ができます。これが、不良債権などということにもなれば、誰でも臭いものには蓋をしたいとという心理が働き、まずは、地方政府から中央政府への報告の段階で脚色され少な目に発表され、さらに、中央政府から公式の資料として発表する際にも、その心理が働き、おそらく実際に発表されたものよりも、2倍から3倍は不良債権があるものとみて良いでしょう。

中国の特殊事情
大陸中国の工場などでは部品を外国企業が持ち込み、その加工をして製品にする工程のみを中国現地企業が受け持つという方式がほとんどです。先進国等の産業は原材料から製品までほぼ全工程をその国で行っています。そのため、外国企業であったとしても、バブル崩壊や製品が売れなくても、外国企業はその国で頑張ることになります。そして、企業が撤退すると国全体の景気が落ち込むために、国も外国企業を支援するのが普通です。しかし、中国の場合は、中国現地企業が行うのは加工のみであるのがほとんどなので、何かあつたときには簡単に撤退しやすいということになります。日本を例にとると、日本企業が中国に進出したとしても、中国で行うのは安い労働力を利用した、加工(アゼンブリー)部門のみということになります。製造業におけるアゼンブリーに占める人件費は年々少なくなる傾向にあります。そのため、中国で何か問題があれば、多くの日本企業は、日本国内もしくは他国にアゼンブリー部門をすぐに移してしまいます。あのレノボというパソコンメーカーも結局同じことです。インテルなどのアメリカ企業から部品を調達し中国内で組み立てているだけです。ただし、レノボの場合は、中国に売却されてしまったので、本体は中国から撤退することはないでしょうが、アゼンブリー部門は、海外に移転する可能性もあります。

中国で不良債権ができた理由は、いろいろありますが、煎じ詰めると多くの銀行が有力政治家の子弟の経営する国営企業に無担保で無制限に貸したことと、省政府に近い企業に土地バブルが起きている土地のビル開発に資金を大量に貸したために起こっています。

今は、年率で経済成長が10%もあり土地価格も上昇しているし、また外国企業が中国で工場を建てるなどの投資があるので、土地を外国企業に売るなど、なんとか国営企業も利息だけは払っていける状態にあります。

しかし、そこに土地バブル崩壊が起きると、土地は不良資産化して借金を返せなくなりますし、かつ外国企業の投資減退がおきると、国営企業もほとんど海外企業より競争力が劣っているため、海外企業に土地を売って、資金を得ることができなくなってしまいます。中国の加工しかしていないので、外国企業も直ぐに撤退できるのが中国の特徴で、人件費が上がると外国企業は他の国に移動することになる。

中国は市場経済を止めることはできない
中国の不良債権額が100兆円にもなると米ファンドが試算しています(中国の発表はもっと小さい、しかも年々減っていると発表している)。中国のGDPは160兆円程度であり、この不良債権処理をするには、中国国内の資金だけでは無理があります。WTOにも加盟している中国は、市場経済を放棄もできません。もし、市場経済を放棄して、企業を全て国営化する判断をくだすと、諸外国企業や国家は二度と中国とは取引をしないし、諸外国は中国に対して経済制裁を行うことになるでしょう。そうして、中国の海外資産の凍結もするでしょう。このため、中国は政府は、市場経済を止めることはできません。

考え得る解決策
1つの解決は、不良債権を持つ銀行を海外銀行に売却することです。このとき、日本のバブル崩壊時のことを思い出して欲しいです。海外の買収先は、資産の透明化を求めることになる。その透明化で問
題が洗い出されます。有力政治家の子弟の乱脈経営が明るみに出ることになります。海外銀行は、中国の銀行や企業の自由性や透明性の確保を要求するようになります。その意味では中国国家が海外企業から監視されることになります。政経分離や法治国家化です。

多くの中国企業が海外企業の子会社になるため、今の韓国のように儲けのほとんどが海外に流れることになります。投資ファンドのカーライルの期待配当性向は30%以上ですから、かなり高率になります。いくら働いても儲けは外国に行く構造になってしまいます。米国の新経済植民地としての中国ができあがることになります。

2つ目の解決は、国家が銀行の不良債権を買い取ることです。この資金を国家が国債を発行して、国民や外国に借りることになります。巨額の資金であるので、中国だけではどうしようもないので、米国、日本やIMFなどの先進諸国や国際機関に頼るしかありません。この時は、貸す条件として、中国国家に注文を出さなければならない。勿論、二度とこのようなことが起きないようにする仕組みだ。取りも直さず、民主化と政経分離と法治国家化ということになります。

アジア通貨危機時に、1を選択したのが韓国で、IMFの管理下で銀行のほとんどが外国ファンドの手に渡っている。2を選択したのが、マレーシアやインドネシアなどで、日本が資金を出している。
金融改革を日本の指導で行った。現時点を考えると、IMFの管理は非常におかしい運営で、その国のためではなくて米国のファンドに寄与したような結果になっています。。

日本のバブル崩壊時、GDPは500兆円で120兆円の不良債権でしたので、一部銀行を米ファンドに切り売りしただけで、済んだのが不幸中の幸いだったと思います。日本の経済力(GDP)が当時不良債権の4倍以上あったから、軽く済みました。中国の不良債権は100兆円とGDP160兆円に比べても、大きすぎます。このため、日本のように簡単には済まないでしょう。

中国は米ドルを大量に取得しています。このドルを米国債としては3300億ドル程度を所有していると考えられます。。残りはペトロカサフスタンの買収やIBMのPC部門買収など世界で企業買収に使っています。日本企業もターゲットになっているので、気をつけるべきです。最近では、中国のファンドも日本に投資をしよう虎視眈々と狙っています。このドル資金を人民元に変えると、大量のドル売りになるためにドルの暴落も考えられます。。このため、米国と日本が共同で中国の改革に乗り出し、米国の反発を抑えることも日本は考えることが必要かもしれません。

このような状況で、中国は報道を制限し始めています。特に海外への配信に報道管制を掛けてきています。とうとう、中国の危機的な状態が始まったような気がします。経済的に急な下降すると、一般的な国民の生活は非常に苦しくなる。この一般国民の暴動で政治も変わります。このような政策で、欧米日からも人権問題で中国の姿勢を批判されています。日本と欧米からの外圧が加わる状態になっています。

とうとう、中国の崩壊とその改革が始まったようです。私としては、排他的な中国共産党は、この事態に柔軟に対処することは出来ないと思います。どこからほころびが始まるのか?中国がひた隠しにしてきた、不良債権の存在。この問題だけは、世界や日本に向かって中国共産党は、土下座してでもおがみ倒して、何とかしなければなりません。中華思想に凝り固まり、排他的な中国共産党指導者に、これはできるのでしょうか?いずれ、中国指導者の失脚とか、分裂の動きとか、顕著になってくると思います。本当は、オリンピックやチベット弾圧などしている余裕などないはずです。中国共産党は、北京オリンピックによって、分裂へのアクセルをめいっぱいに踏み込んでしまったのかもしれません。

以下に上記記事との関連記事を掲載しました。まだの方は是非ご覧になってください。反転文字列をクリックしていただければ、当該記事の内容に飛ぶことができます。


■ゼリー世代のミーイズム-体制から身を守る知恵か?

■中国ゼリー層-明日の中国を牽引する原動力となるか?

■チャイナ・アート・バブルにも冷めた見方のできる中国ゼリー世代?

■中国分裂の筋書き-(その10)パクスマリーナが拓く世界の平和と大繁栄

■中国分裂の筋書き-(その9)日本の対応は?

■中国分裂の筋書き-(その8)迫られる中国の選択

■中国分裂の筋書き-(その7)忘れてはいけない中国の不良債権

■中国分裂の筋書き-(その6)現代中国の混乱ぶりを現す動画の数々

■中国分裂の筋書き-(その5)他の人達はどう思っているのか?

■中国分裂の筋書き-(その4)毛沢東を統合の象徴にすることができない中国中央政府の苦悩

■中国分裂の筋書き-(その3)中国バブルの真実

■中国分裂の筋書-(その2)革命でもなければ現代中国は変わらない

■中国分裂の筋書-(その1)繰り返される歴史

■中国"義歯"から鉛「安全に問題」

■中国産原料を使ったヘパリン製剤で自主回収へ・・・・米国では死者21名

■世界一人当たりのGDP(国内総生産)と、一人当たり資産−これでも中国は経済大国か?

■南京虐殺記念館に対する日本政府の申し入れに関して考えた、中国のお家事情

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2008年4月9日水曜日

中国分裂の筋書-(6)現代中国の混乱振りを現す動画の数々

さて、今まで、中国分裂の筋書きをずっと書いてきました。ここで、現代中国の混乱振りをもう一度確認しておきたいと思います。最初は、文書で書こうと思いましたが、本日は、動画で綴ってみます。そのほうが、効果がありそうです。

中国の環境汚染=Environmental pollution of China

この状況話半分でみても、酷すぎます。でも、一昔前には日本でもこれに近い状況もあったことも事実です。でも、これほどは・・・・・・。

中国の奴隷工場

労働力確保のために、何でもありと言う状況ですね。でも、戦前の日本でも、これに近いことはありました。

中国ってこんな国

役人の腐敗ぶりには、驚くべきものがありますが、でも日本でも大昔はこんな話珍しくはない時期もありました。偉い人が、汚職して、おめかけさんをたくさん持っているとか。貧乏国の役人の特徴です。権威ばかりあって、実際の給料は少なすぎるのでこんなことになってしまいます。

中国製品のクオリティー

まあ、これに関してはいまさら、コメントすべきこともないですが、やはり最も身近に中国の混乱ぶりを知ることができる事例の数々です。

日本車にそっくりな中国車

中国のコピーには、あいた口がふさがらないときもあります。

毎月22日を「中国人犯罪糾弾の日」に!【前編】1/2

この事件の報道、日本ではほとんど行われていません。おかしなことだと思います。1月あたりにも、靖国神社で日の丸を持っていたご老人が中国人に暴行を受けました。これに関しても、新聞で報道したのは産経新聞だけでした。

日本人観光客のチベットの写真Photographs of Japanese tourists

中高年以上の人は、中国とはこういう国であることを十分知っているのですが、若い世代には驚愕の事実でしょうね。

以上、中国の混乱ぶりが文書で記すよりも、はるかに判りやすいと思います。この混乱振りの根底にあるのは、貧困だと思います。中国は、経済発展の前に社会を良くする必要があります。経済は、健全な社会が出来上がった後についてくるものです。明治維新や、太平洋戦争後の日本の政治家のほとんどは、社会に注目してきました。経済の前に、社会を良くしようと努力しました。今の政治家とは違います、今の政治家は、社会には眼を向けず、経済にばかり眼を向けています。ある程度以上の健全な社会なしに大きな経済発展はあり得ません。たとえ、経済が発展してもいびつなものになってしまい、或る程度の規模に収まりそこから、出ることはできません。しかし、現代中国の指導層には、そのことが判っていなようです。これらも、判ろうとしないでしょう。その先に待っているのは破綻以外にあり得ません。だから、中国は分裂するのです。いや、このままでは、大多数の人民のために分裂しなければならないのです。今回のオリンピックを契機に犀は投げられました。

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2008年4月8日火曜日

中国分裂の筋書き-(5)他の人達はどう思っているのか?

上は、中国が分裂した後の中国、黒く色塗りされているとろがいわゆる中国の領域か?

さて本日は、私以外の人が中国分裂に関してどう思っているかを掲載します。現在は非常に便利な世の中で、検索サイトにキーワードを入れると他の人の意見など色々と見ることができます。これで、私だけが中国の分裂があると思っているだけではないことがお判りだと思います。私自身も確認してみてよかったです。この考えが私だけの妄想ではないことを確認できました。各々の記事に最初に■で始まってる反転文字列をクリックしていただくと当該ブログに飛ぶことができます。ここに掲載してあるものはすべて、元の記事を要約したものです。

■中国のあるべき姿
このブログでは、中国人はシベリアに移植したほうが良いという意見です。中国分裂の筋書きというよりは、今後の中国のあり方を示しています。実際このようなことも考えられます。
中国の人口の多さは中国の植民地統治を受けていない外国にとっても中国自身にとっても問題である。チベットと東トルキスタンが独立を達成したら、中国の人口密度は日本と変わらない。農業人口が7割を占める状況で日本と同じ人口密度とは極めて深刻である。

そこで私の考えを述べるが、中国人はロシアのシベリアに移住してその辺を少しずつ侵蝕していけばよい。実際に中国人はすでに実行し、国境を超えてロシアに渡り、シベリアにはロシア人よりも中国人のほうが人口が多い町がある。もともとシベリアというのは17世紀後半から18世紀にロシア帝国が、その普通の人間の想像を絶する膨張意欲によって獲得したところである。だがシベリアなんぞもともと極端に人口密度の低い地域である。中国人がたくさん移住してもロシア人はもちろん迷惑に感じるであろうが、現地のエスキモーなどはあまり迷惑に感じないであろう。

シベリアはロシアが侵略した地域と考えてよい。だから今度は中国が侵略しなおせばよい。特に中国東北地方の右側はもともと清国領だったのが、19世紀にロシアに奪われたものである。とにかく中国人はチベットや、東トルキスタンには移住しないで、シベリアに移住して、人口密度の低い地域を開発してもらいたい。中国人がシベリアに移民すればよいという私の主張はいささか軽薄に感じる人も多いかもしれない。それでもまったく道理のとおらない意見ではないと思う。もうちょっと詳しく事情を話す必要がある。中国の人口の多さは対外侵略をするときは大きな武器となり、近隣諸国から見れば大きな脅威である。それと同時に国内問題としてもかなり深刻である。

■なぜ中国共産党が崩壊したら中国分裂すると予測できるデスか?
これは、Yahooに質問を掲載できるサイトの中にあってものです。

Q:なぜ中国共産党が崩壊したら中国分裂すると予測できるデスか?

そんなにお互い欺くことが好きっつうことですか。内蒙古、チベット、ウイグルはわかりますがね。他も省レベルで分裂しちゃうのでしょうか中国は。それだと経済大国にもなれソーにありませんね。


A:中共組織で鉄のたがを締めているのが外れてしまえば中央統制不可能となるからでしょう
他にも中国とは大昔から中央統制が弱まると地方が独立国みたいに直ぐなる体質がありますしね。
近代を見ても清朝の統制が弱まると直ぐに各地で軍閥が蔓延っていますし中共支配が崩壊してしまえば同じ現象が起こるのではないですかね。
中共が崩壊したからといって中国国内各地の軍が一緒に崩壊するとは考え難く逆に治安維持とかの名目で軍が主体の群雄割拠国家誕生の可能性は高いと思われますよ。
今の中国軍区ごとに分裂国家が何時の間にやら成立するかもしれませんね、地方軍閥の素敵な歴史が幾らでもある国ですから別に不思議な事ではないでしょう。

中国の分裂とユーゴスラビアの類似性
このブログの中では、言語の違いで、もともと中国は一つではないことを強調しています。さらの、人民解放軍は、中国政府の軍隊ではなく、中国共産党の軍隊であるため、中国共産党が分裂すると軍隊も分裂するだろとうとしています。大いに起こりそうなことです。

中国には、いろいろな言語がある。そうして、言語の違いは、四つの経済先進地域に重なる。

・長江デルタ地域:呉語
・珠江デルタ地域:粤語
・福建東南地域:閩語
・環渤海湾地域:北方語

つまり、政治(地方政府)も違うし、経済圏も違う。歴史も違うし言語も違う。一つの国であることの方がおかしいのである。

中国には言語、文化、歴史の異なる56の民族がいる。92%を漢族が占める。が、同じ漢族でも、華北と華南では体型や肌の色に違いが見られる。
その昔、中国南部には「南蛮」と呼ばれたタイ族が住んでいた。人口増や戦乱により南下した漢族は、このタイ族と混血したのである。一方、北の漢族は、北方から侵入してきた遊牧民族と混血する。つまり、北京と上海や広東では、DNA的な均一性に欠けるのである。
北京と上海は特に対抗意識が強く、お互いにボロクソに言うらしい。北京人に言わせれば「北京語をしゃべれる者が人間」であり、上海人は北京語をしゃべりたがらず、「北京なんて田舎だ、遅れてる」と言う。
漢族の中でもこれだけ違うのに、さらに55もの少数民族が住んでいる。主な少数民族は、モンゴル族、回族、ウイグル族、チワン族、チベット族、朝鮮族、満族である。
このうち、民族意識の高いモンゴル族、ウイグル族、チベット族は、政治的・経済的・社会的混乱が続けば、それに乗じて独立する可能性が高い。

結論から言うと、漢族は、経済圏ごとの・長江デルタ地域、・珠江デルタ地域、・福建東南地域、・環渤海湾地域に、・重慶を中心とする四川省を加えた五つに分裂し、モンゴル族、ウイグル族、チベット族が独立するという形にならざるを得ないのではないか(香港は別と考える)。
後は、中共政府を支える人民解放軍がどう動くかである。150万人を数える人民武装警察は、中共政府の意思に忠実に動くであろう。しかし、総兵力231万人(2001年)の人民解放軍が中共政府に忠実であるとは限らない。
なぜなら、人民解放軍は国家の軍隊ではなく、中国共産党の軍隊であるからだ。したがって、中国共産党が地域ごとに分裂すれば、人民解放軍が混乱する可能性は高い。
実際に、文化大革命のときに、人民解放軍の一部が「実権派」の側に立って「造反派」に対抗した「武漢事件」が起きている。毛沢東全盛のときでもそういうことがあったのだ。
胡錦濤主席にカリスマ性はなく、指導力も絶対ではないと言われる。人民解放軍が、政治的・経済的・社会的混乱が起きたときにどう動くかだけは読めない。
http://banmakoto.air-nifty.com/blues/2005/08/post_2356.html

■201X年に中国は分裂し民主化される
このブログでは、中国を分裂されるのは、巨大な貧富の差と地方格差であるとしています。
米国内のネオコンと現実派の分裂の消耗戦が、アメリカをとことん弱体化させ究極のエントロピーとなって、201X年頃に中国共産党政権を、三つか四つぐらいの民主国家に、空中分解させるとしています。なお、このブログは阿部内閣崩壊を予測していますが、その通りになっています。
中国を分裂させる最大の原動力は、中国国内の巨大な貧富の格差である。貧困地域に金を奪われてきた富裕な沿海地域(広東省+香港、福建省、上海+江蘇省+ 浙江省)が北京政府から独立することになると想像する。また、中国西部では少数民族問題が分裂の引き金となるだろう。

また安部総理大臣訪中の際に打ち出された関係が、「戦略的互恵関係」という言葉で語られたことである。今から振り返ってみても、微妙に違和感のある表現である。北京派の胡錦濤国家主席とっては、上海派と憶測される北朝鮮の金正日と安倍首相が、万が一にも、国交正常化に向かって舵を切って欲しくないのである。平和ボケした日本と違って、安全保障に敏感な中国は、地政学的に、これほど危険なことはないと判断しているにちがいない。

そんな流れもあってか、中国社会科学院による歴史研究プロジェクトは、独自の調査によって、南京の虐殺は「5万人以上6万人以下」との結論に近づいているという。さらに30万人大虐殺を謳う「南京の大虐殺博物館」を、今春以降閉鎖されるという話も出てきている。

・安倍内閣は沈没してしまう?

とは言え、これらの動きはワシントンにとっておもしろくない流れである。安倍晋三内閣が、民法TV局によって次々と槍玉に挙げられるのは、そんなところに原因があるのかもしれない。あるいは社会保険庁が解体して日本年金機構に生まれ変わるのはいいとしても、もしかしたら年金積立金の運用が、国際金融勢力の好き勝手にできるプランになっていないのかもしれない。

親米ポチの小泉・竹中コンビの郵政民営化の流れとちがって、国際金融資本が安倍内閣を警戒しているとも考えられる。だとしたら今回の参院選で、かつての橋本内閣のように、安倍内閣も相当苦戦する流れとなる。その一方でマカオの金融機関バンコ・デルタ・アジア(BDA)で凍結されていた北朝鮮の送金問題が、アメリカと北朝鮮が全面返還で合意してから、まる3ヶ月近くも決着しなかった流れがある。

ようするに訪中回数が700回以上という親中派の元ゴールドマン・サックスのポールソン財務長官と元FRB議長という米国内の激しい対立が、北朝鮮ばかりか、そのまま中国の血みどろの分裂となって飛び火していると思われる。私が直感するに、米国内のネオコンと現実派の分裂の消耗戦が、アメリカをとことん弱体化させ究極のエントロピーとなって、201X年頃に中国共産党政権を、三つか四つぐらいの民主国家に、空中分解させるにちがいない。

さて、いろいろな考えはありますが、中国分裂の筋書きは、私だけではなく多くの人が考えていることがお判りになったと思います。やはり、現代中国今のままで行くことには無理がありそうで。そのことに自分たちで気がつけば良いのでしょうが、今のところその兆候はありません。

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2008年4月7日月曜日

中国分裂の筋書き-(4)毛沢東を統合の象徴にできない中国中央政府の苦悩

毛沢東の中国:大いなる実験 4 of 5(文化大革命1 1966-1967)

■現代中国に国家の英雄や統合の象徴は不在
私は、以前このブログに書いた『南京虐殺記念館に対する日本政府の申し入れに関して考えた、中国のお家事情』の中で、中国に統合の象徴はいないことを述べました。中国には、中国全国を統合する象徴や英雄は存在しません。鄧小平氏が鄭和というヨーロッパの大航海時代に先駆けて諸外国への大航海の指揮者を国家統合の象徴にしようとしたこともありましだが、結局彼は宦官であり、無理がありました。また、鄭和の大航海はヨーロッパの大航海時代とは違い、その後の世の中に対して何ら変革をひきおこしませんでした。結局中国の宦官だった鄭和はその後世界に何ら影響を与えることもなく、単なる歴史の人物になったため、中国国内でもあまりにも知名度が低すぎます。

むろん、毛沢東も国家統合の象徴にはなりえないことを述べました。細かいことは当該ブログをみていただければ、判ることなので、簡単に言うと、毛沢東の指示もしくは、毛沢東の名のもとにあまりにも大量の人々(当時の中国領内の人々)が虐殺されたため、とても国家の英雄としては祀り上げられないのです。今回のチベット暴動のように、外国人の大量虐殺だけならまだ国内においては英雄扱いできたかもしれません。しかし、文革その他で、大量の自国民を虐殺にしているわけですから、ほとんど不可能といわざるをえません。ヒトラーですら、これほど大量に自国民を虐殺していません。

■空前絶後の中国の大量虐殺
毛沢東の大量虐殺のスケールは空前絶後とも言ってよいほどのものです。
毛沢東は、1957年2月27日、「49年から54年までの間に80万人を処刑した」と自ら述べています。(ザ・ワールド・アルマナック 1975年版)。周恩来は、同年6月、全国人民代表大会報告で、1949年以来「反革命」の罪で逮捕された者のうち、16%にあたる83万人を処刑したと報告しています。また、42%が労働改造所(労改、強制収容所)に送られ、32%が監視下に置かれたと述べています。毛沢東は、その後もさまざまな権力闘争や失政をつづけましたが、丁抒らの研究によると、大躍進政策文化大革命によって、2,000万人の中国人民が死に追いやられたとされています。

共産主義黒書』では、ジャン・ルイ・マルゴランが、ほぼ信頼できる数値として、内戦期を除いた犠牲者の数を、以下のように統括的に提示しています。

■体制によって暴力的に死にいたらしめられた人
                    700万~1,000万人(うち数十万人はチベット人)
■「反革命派」として強制収容所に収容され、そこで死亡した人
                    2,000ないし4,300万人

これほどの大量虐殺を直接・間接に指揮した毛沢東は国家の英雄や、統合の象徴としては祀り上げることができないことがよくお判りになることでしょう。

それでは、国家の英雄・統合の象徴の存在しない中国の将来はどうなるのでしょうか?私は、前回のブログ記事で、現代中国政府はバブル崩壊後のやり直しは出来ないと述べました。英雄や統合の象徴が存在しないということは、本当にやり直しが利かなくなってしまうことを意味します。

中国共産党の正体 九評共産党 第九評 中国共産党の無頼の本性 1/6

上の動画話半分で見ていただきたいですが、話半分でもすさまじいですね。

■日本のようにいざという時の神頼みはできない
日本では統合の象徴として天皇陛下を頂いています。おそらく、象徴としてはこれに勝るものはないでしょう。最近の日本人は、この重要性に関してすっかり忘れてしまっています。しかし、昔から日本では、本当の国難という状況に陥ったとき、必ず天皇制が何らかの機能を果たしています。武家は昔から、いざというときは、天皇を味方につけ、時の為政者の横暴を天皇に代わってこらしめたり、滅ぼすという方式をとってきました。明治維新は、まさにこうして、天皇制が機能しほとんど無血革命となっています。もし、天皇制がなければ、フランス革命のように血塗られた革命になったかもしれません。さらに、天皇という統合の御旗のもとに、多くの有能な人材が敵味方の枠を超えて、有効・機能的に動き、明治維新という大変革を遂げました。太平洋戦争では、玉音放送により、天皇が終戦の詔を発表されたため、現在のイラクのような内部紛争にならずに終戦をむかえることができました。おそらく、これからも本当の国難に至ったとき、何らかの形で天皇制が機能を果たすものと考えます。日本においては、今までは、そうして今でもそのようなことはなかったので、本当の国難という状況にはないものと考えます。

このような統合の象徴を持たない中国は一端タガが緩めば、完全に分裂してしまうことでしょう。今回のチベット問題、オリンピックの問題、オリンピック後のバブル崩壊をきっかけに、現代中国のタガが本格的にはずれてしまうことでしょう。そうなったときに、現代中国には、日本の天皇制と同様な機能を果たせる機関も指導者も、人物もいません。ある時点を境に坂道を転げ落ちるように崩壊し、分裂することになるでしょう。

以下に関連記事を掲載します。読んでいない方は、是非ご覧になってください。以下とこの記事をご覧になれば、中国分裂の筋書きがゆるぎない真実であることがお判りになると思います。反転文字列をクリックしてください。当該記事に飛びます。


■ゼリー世代のミーイズム-体制から身を守る知恵か?

■中国ゼリー層-明日の中国を牽引する原動力となるか?

■チャイナ・アート・バブルにも冷めた見方のできる中国ゼリー世代?

■中国分裂の筋書き-(その10)パクスマリーナが拓く世界の平和と大繁栄

■中国分裂の筋書き-(その9)日本の対応は?

■中国分裂の筋書き-(その8)迫られる中国の選択

■中国分裂の筋書き-(その7)忘れてはいけない中国の不良債権

■中国分裂の筋書き-(その6)現代中国の混乱ぶりを現す動画の数々

■中国分裂の筋書き-(その5)他の人達はどう思っているのか?

■中国分裂の筋書き-(その4)毛沢東を統合の象徴にすることができない中国中央政府の苦悩

■中国分裂の筋書き-(その3)中国バブルの真実

■中国分裂の筋書-(その2)革命でもなければ現代中国は変わらない

■中国分裂の筋書-(その1)繰り返される歴史

■中国"義歯"から鉛「安全に問題」

■中国産原料を使ったヘパリン製剤で自主回収へ・・・・米国では死者21名

■世界一人当たりのGDP(国内総生産)と、一人当たり資産−これでも中国は経済大国か?

■南京虐殺記念館に対する日本政府の申し入れに関して考えた、中国のお家事情


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2008年4月6日日曜日

中国分裂の筋書き-(3)中国バブルの真実

中国崩壊のシナリオ(シミュレーション)

さて、前回までは、中国が早くて10年、遅くても20年で分裂するとしましたが、それどころではなく、ここ1~2年で崩壊するとのシナリオも描けそうです。

■北京オリンピック後に中国バブルの崩壊がおこる
今年の北京オリンピックは実施されるものの、失敗に終わり、また、その需要を見込んで中国へ流入していた資本が逃避し、バブルが崩壊します。貧困にあえぐ民衆の不満が爆発し、やがて中国国内の内戦に発展し、中国は分 裂、共産党は崩壊します。中国の内戦は来年あたりから始まり、その余波で2009~2010年には北朝鮮の現体制も崩壊するかもしれません。株や不動産バブルは永遠に続くことはなく、必ず崩壊います。現在のように国民の7割が貧困層(最近では、貧富の差が広がりますます増えていると推測できます)と言われる中国はそのバブル崩壊ショックに耐える事はできません。さらに、中国中央政府ならびに地方政府がひたかくしにしてきた、不良債権の山も足をひっばるでしょう。もし、大きな景気後退を招かない、あるいは軽微ですむようにバブルを収束させる事ができれば、人類始まって以来の奇跡だと思います。

■中国にも打ち出の小槌(鉄板椀)はない
「中国の競争力の源泉はその低コスト生産、それを実現する低廉な人件費であると考えられてきました。しかし、人件費は高騰するものであり、そうなれば低コストの生産は通常は 不可能です。しかし、中国には主に農村部を中心に次から次へと低賃金の労働者が都市部の工場へと流入してきます。しかも、今まで低賃金で働いた層は豊かにな り、購買力を持った巨大なマーケットになる。この10年、15年で中国は急成長した。しかし、まだ、あと7割もの国民が貧困層である。であれば、彼ら全員 が豊かになる為には、あと20年から30年はかかるわけで、それまでは中国の高度成長は続くのだ。」というようなところだと思います。

では、このような発想で中国へ投資したり、進出を決断してきた方々は最近の中国の20%にも達する賃金上昇をどうお考えになるのでしょうか?今や、中国が「打ち出の小槌」ではない事が明白です。それとも、賃金上昇は一 時的な現象でしょうか?

中国の賃金上昇はインフレ、特に食料品インフレと関連の深い構造的な問題だといえます。中国のエンゲル係数は都市部では 38%、農村部では45%ぐらいではと言われていますが、現実は違うと思われます。農村部では穀物等を自家消費しているケースが多いわけで、実質的には 50%をはるかに超えると思われます。また、都市部でも低所得者層ほどエンゲル係数が高くなるわけです。食品の物価上昇率も前年比で20%増しになるとい われる中国では、賃金も同様に20%以上に引き上げなければ、貯蓄もできないどころか、貧困の度を深める事になります。

つい10年ほど前まで中国の食品自給率はカロリーベースで120%と言われていましたが、いまや食料品輸入大国と言われ、95%程度ではないかと言われて います。また、中国の生産力は農地が都市開発により年々転用されており、ほとんどの作物の作付け面積が減少してきています。それに、もともと中国は国土が広大であるにもかかわらず、点と線といわれているくらい、人が住める場所、農作地に適した土地は少ないです。また、都市開発には大量の水が 必要になるわけで、農作物を育てる為の水も不足しています。さらには、悪名高い中国の環境汚染により、安心して使える水源は大幅に減少しつつあります。今までは生産性の向上でカバーしてきましたが、水不足や農薬の過剰使用が問題になっ ているわので、今後の生産性向上は望み薄です。しかも、食品輸入は穀物が投機の対象となり、またインドや東南アジアなど他の発展途上国との食料の取り合い も年々激化していきます。以上のように、全ての要素が食料品価格の高騰を指し示しており、中国共産党は解決策を持ち合わせていません。
www.nihonkaigaku.org/ham/eacoex/200prob/210envi/212food/chcnfd/chcnfd.html

  食料品が高騰する→賃金を上げなければ労働者は生活できない→賃金が上昇する。

このサイクルが今後も中国では繰り返されるのです。それも物価高騰と連動するような高い水準で賃金が上昇していきます。賃金を低いままにして農村からの 労働力・農民工をあてにしても無駄です。なぜなら、食料品も満足に買えないような低賃金なら農村で農業を営んで自家消費で食いつなぐ事を選ぶでしょう。少 なくとも、飢え死にはしません。しかし、困窮する農家があるのは事実で、彼らのような労働力を低賃金のままで扱き使い、使い捨て同然にする企業もあります。しかし、それが激しい労働争議の続発という結果になっています。社会情勢不安が体制批判になる事を極度に怖れる中国共産党も賃金上昇を認め ざるを得ない...。つまり、中国の競争力低下に歯止めをかける事は誰にもできないでしょう。もし、歯止めをかけたら、それこそ中国崩壊の序曲となることでしょう。

低賃金を武器に中国は13億の民すべてが豊かになるまで、高度成長し続けるというシナリオは、中国の食料供給量を無視した机上の空論です。天 井が見えた時にバブルは終了します。北京オリンピック終了後にまで中国に投資し続ける人はどれだけいるのでしょうか?困った事に一番高く売り抜けよう とする人達は、「中国の成長は限界点に近づいている」と考えている事などおくびにも出さないのです。

■現代中国政府はバブル崩壊後のやり直しは出来ない
バブルが弾けたら弾けたで、またやり直せば良いではないか?という考えもあるかもしれませんが、中国は普通の民主主義国家ではなく、人権も真の自由もない共産党一党独裁の全体主義国家です。実質資本主義経済を導入しているのに建前は、共産主義国家です。一度、矛盾が噴き出せば収拾がつかなくなり、体制崩壊は避けられないでしょう。少なくとも現在の国体を維持しながらのやり直しはできないでしょう。

以下にこのブログで過去にとりあげた、関連記事を掲載します。反転文字列をクリックしていただければ、当該記事に飛ぶことができます。まだのかたは、是非ご覧になってください。以下の記事を読むことにより、中国分裂は必至と考えていただけるものと思います。


■ゼリー世代のミーイズム-体制から身を守る知恵か?

■中国ゼリー層-明日の中国を牽引する原動力となるか?

■チャイナ・アート・バブルにも冷めた見方のできる中国ゼリー世代?

■中国分裂の筋書き-(その10)パクスマリーナが拓く世界の平和と大繁栄

■中国分裂の筋書き-(その9)日本の対応は?

■中国分裂の筋書き-(その8)迫られる中国の選択

■中国分裂の筋書き-(その7)忘れてはいけない中国の不良債権

■中国分裂の筋書き-(その6)現代中国の混乱ぶりを現す動画の数々

■中国分裂の筋書き-(その5)他の人達はどう思っているのか?

■中国分裂の筋書き-(その4)毛沢東を統合の象徴にすることができない中国中央政府の苦悩

■中国分裂の筋書き-(その3)中国バブルの真実

■中国分裂の筋書-(その2)革命でもなければ現代中国は変わらない

■中国分裂の筋書-(その1)繰り返される歴史

■中国"義歯"から鉛「安全に問題」

■中国産原料を使ったヘパリン製剤で自主回収へ・・・・米国では死者21名

■世界一人当たりのGDP(国内総生産)と、一人当たり資産−これでも中国は経済大国か?

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2008年4月5日土曜日

中国分裂の筋書き-(2)革命でもなければ現代中国は変わらない!!


上は、中華人民共和国の国旗である。この国旗が見られなくなる日もそう遠くない将来やってくるかもしれません。

以下は『壊れた中国』というビジネスウィークに掲載された記事の日本語版要約である。余裕のある方は、是非原文を見ていただきたいと思います。

壊れた中国

無秩序国家の惨憺たる状況は10年後も変わらない

  • 2007年8月6日 月曜日
Pete Engardio (BusinessWeek誌、国際シニアライター)
Dexter Roberts (BusinessWeek誌、北京支局長)
Frederik Balfour (BusinessWeek誌、香港駐在アジア特派員)
Bruce Einhorn (BusinessWeek誌、香港支局特派員)

米国時間2007年7月12日更新 「Broken China
中国監査機関である審計署の報告によると、年金や医療保障、失業手当への割 り当て分も含めた中央政府からの監査済み資金の10%は、企業への不正融資や豪華な庁舎の建築、怪しげな投資に流用されている。「中国の競争力を強化して いるように見えるものすべてが、実は競争力を削いでいるのだ」と、ローゼン氏は言う。

北京政府は汚職官僚を排除すべく最大限の努力を払っ ている。7月10日、中国国家食品薬品監督管理局(SFDA)の鄭篠萸(ゼン・シャオユイ)元局長は、製薬会社8社から約85万ドルを収賄、その見返りと して製品の不正認可を行っていたとして死刑に処せられた。最悪だったのは、元局長の在任中にSFDAは多くの欠陥薬品に認可を与えていたことだ。ある抗生 物質は10人以上の死者を出した。また、上海市の陳良宇(チェン・リアンユイ)前党書記は、年金基金から4億ドルを不正流用し都市開発計画や有料道路建設 につぎ込んだとして告訴され、昨年免職された。さらには昨年9月、国営保険会社の上級幹部2人が、400万ドル相当の保険料を友人や家族の銀行口座に預け 入れていたことが発覚している。中国中央政府は、こうした不正に対して場合によっては死刑を含む厳しい処罰を実行している。

こうした厳しい処罰が見せしめとなって法治の現場は改善しつつある。しかし、中央政府は全国の地方官僚への意思徹底にいまだ苦心している。

中央政府と地方官僚を隔てる厚い壁
中国の国家環境保護総局(SEPA)の北京本部には約300人の職員しかいないが、全国の環境保護局では6万人が働いている。米国環境保護庁の1万 7500人と比べるとかなり多い。ところが、この6万人は直接的には省や地方政府の配下にあり、環境への配慮よりも経済発展を優先することが求められてい る。2006年にOECDが行った調査によると、公害に関わる罰金は以前よりは引き上げられているものの、公害削減のための設備を導入する費用よりもはる かに安い。しかも監視当局が罰金の引き下げ交渉に応じる始末だ。「政治的な点数稼ぎのために、一部の地方官僚は棚ぼた式の利益を求める企業と癒着してい る」と、SEPA副局長の潘岳(パン・ユエ)氏は、7月3日付の英字紙チャイナ・デイリーに語っている。

官僚や企業経営者がいかに SEPAの規則を軽視しているかを理解するには、無錫(ウーシー)の住民230万人の水瓶となっている太湖(タイフ)に行ってみるといい。1990年代、 湖畔に次々と工場が建設されて太湖の汚染が進んだため、当局は地元工場に工業廃水の浄化を命じた。99年には工場で処理施設を設置したのでもう大丈夫だと 地元の官僚は述べた。ところが、会社側が運転費用の負担を拒否したため実際には浄化施設は稼働していないことが多く、工場は未処理の廃水を湖に垂れ流し続 けた。状況は悪化の一途をたどり、この春ついに湖水は不気味な虹色に輝く緑色に変わった。

「公害問題を解決できない政府に怒りを覚える」と話すのは、無錫の外資系メーカーで秘書として働くリディア・リー氏だ。5月には、硫黄臭のする黄色っぽい水が蛇口から出てくるようになったため、ボトル入り飲料水を190リットル近く買い込むはめになった。

食品製造の監視でも問題が絶えない。SFDAには職員が1700人いるが、中国の食品製造者の80%(約35万社)は従業員数10人未満の小企業で、安全 基準をよく理解していないことが少なくない。そしてこの場合も、違反業者を厳しく取り締まろうという意欲が地方政府にはほとんど見られない。「地方政府が 食品安全規則に違反する業者をすべて業務停止処分にしたら、膨大な数の労働者が失業することになる」と、北京にある中国農業大学の食品科学・栄養科学院院 長、羅雲波(ルオ・ユンボ)氏は言う。

貧相極まる社会福祉制度
誤った経済至上主義が、社会福祉の悲惨な状況 をもたらした。1980年代に巨大国有企業の解体に着手し、“鉄飯椀”と呼ばれた手厚い生涯福祉制度を廃止してから、党の最高幹部たちは基本的な国民医療 保障と退職金制度を作ると言い続けてきた。ところが、その責任は複数の省庁に分散され、社会保障制度の財源は地方政府に委ねられた。経済成長が連呼される 一方で、社会保障は見向きもされなかった。

英国のような初期診療制度を確立するためには400億ドル前後が必要だが、これは中国政府に とってさほどの金額でもない。「だが、私は悲観的だ」と、米シートン・ホール大学の世界保健研究プログラム責任者、フアン・ヤンチョン氏は言う。北京では 対立する省庁間で責任が細分され、地方では党幹部がいまだにGDP成長率に基づいて評価を受けている。「政治制度の抜本的な改革を避けて、ただ政策を唱え るだけでこの問題に取り組んでも、中国国民にとって利用しやすく負担の軽い医療保障制度はできないだろう」(ヤンチョン氏)。

結果、国民 の多くが医療難民となる。政府調査によれば、中国国民の半数近くが病気になっても医者にかかれず、70%が健康保険に未加入であり、30%が経済的理由か ら入院を自ら拒否せざるを得ない。医療システムも腐敗している。病院は収益の大半を薬の販売で上げ、製薬会社からリベートを受け取るという構造が、過剰処 方を招いている。哈爾浜(ハルビン)に住む75歳のガン患者は輸入薬を処方され50万ドル以上を請求されたが、その多くが治療に必要ないものだった。中国 ではこのような話が日々報じられている。

株式市場でも、党の役人の干渉が足かせになっている。活況を呈している上海証券取引所は1990 年に国有企業の資金調達のため設立された。最高の施設を誇り、上場株式は2005年から3倍近くに増えた。今年1〜5月に企業が調達した資金は170億ド ルに上り、さらに数百億ドル規模の株式発行が予定されている。

だが、監視は多少強化されたものの、取引は乱高下が続き、ルールは甘く、投 機がはびこる場になっている。その大きな原因は、ここが相変わらず国有企業の資金調達の場所に過ぎないからだ。市場の役割は優良企業に効率良く資本を配分 することだが、中国では「国有企業に資金を送り込むこと」が最優先される機能なのだと、北京のJPモルガン・チェース・アンド・カンパニー(JPM)のマ ネージング・ディレクター、カール・E・ウォルター氏は言う。

ここでもやはり官民の癒着という問題に帰着する。上海証券取引所の上場銘柄 の95%は国有企業である。昨年について見れば、民間企業は1社も上場を許可されなかったのに国有企業は14社も上場している。国有企業は自社株の 10〜30%を売り出すことで支配権を譲ることなく銀行融資への依存を軽減でき、内部関係者は株式公開によって棚ぼた式に利益を得ることができる。たまに 重要情報を公開しない企業に対して規制当局が罰金を科すこともあるが、上場廃止やコーポレートガバナンス遵守違反による起訴は滅多にない。

革命でもなければ今の中国はずっと変わらない
中国の経済モデ ルの短所を並べると長いリストになる。しかし、今の中国と違う中国を期待する方がおかしいのではないか。多くの親中派は、わずか30年でここまで発展して きたのは素晴らしいと胸を張る。確かに、その成長スピードは史上類を見ない速さだったが、それだけに金融制度や食品の安全確保、年金支給、環境保護の近代 的システムを作る前に“欧米の世紀”に取って代わろうとしているのだ。「中国は現在の標準を遵守すべきだと米国人は考えるが、それほど遠くない過去に同じ ような問題を自分たちも抱えていたくせにね」と、米ユナイテッド・テクノロジーズ(UTX)のジョージ・デイビッドCEO(最高経営責任者)は言う。

ただし、欧米各国は動乱を経て、国民の手で新政府を樹立し、社会改革を実現した。韓国と台湾は、縁故資本主義を排除し、さんざん苦労して民主主義へ転換を 果たした。中国共産党は対照的で、政治改革を断固推進しようという意志は微塵も感じられない。それどころか、反対勢力に弾圧をかける始末である。
                                        
                                                  以上要約終わり

この記事を見ても判るとおり、毒餃子事件などは起こるべくして起こったのだということがわかります。さらに、中国政府が何らこの問題を解決できないのは、日本で言われているように傍若無人だからではなく、中央政府の驚くべきほどの能力の低さにあるということです。さらに、現状は故鄧小平氏がかつて語った「富めるものから先に富めば良い」をそのまま、推進されてきており、それ以上になるには、革命でも起こらない限りないことがわかります。この記事は、官僚や、官民の癒着などを主に書いています。しかし、中国には、昨今のチベット問題などが象徴する異民族の問題が山積しています。

さて、こうした中国の体制が10年経っても変わらないというのであれば、いつ変わるのでしょうか?20年後でしょうか?30年後でしょうか?大多数の国民がそんなに待っていられるのでしょうか?この状況が払拭されるのは、やはり革命が起こると思います。

ただし、革命が一挙に起こるのではなく、しばらくは分裂状態が続き混沌とした中で、また新しい秩序が生まれ、それを体現する英雄が出現してくるのでないでしょうか。私は、この記事を読んでますます、中国は今後分裂すると確信を持つことができました。

日本としては、現中国中央政府はいずれなくなることから、あまり入れ込むようなことをなくして、適度な距離を持って接していくべきだと思います。それから、ころあいを見て、新秩序を作り出しそうな次世代の指導層を支援していくことが肝要だと思います。今そして近未来の中国に必要なのは、経済で富むことよりも、1960年だから1980年代まで続いた日本の規制が網の目のように巡らされた共産主義のような平等社会だと思います。経済は2番目です。これは、現代中国の在りようを見れば明らかです。これを導入して、まずは社会を成熟させることに力を貸すようにしていくべきです。

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2008年4月4日金曜日

中国分裂の筋書き-(その1)繰り返される歴史

恐るべき中国part1

最近、とみにその壊れぶりが著しい中国。上の動画を見るまでもなく、通常の観念からすると信じられないようなほころびが目立ってきた。私は、中国は今後早くて10年、遅くても20年後には完全に分裂すると見ている。北京を中心とする比較的大きな国と、その他大勢の小さな国に分裂すると確信している。最近のニュースや報道をみると、ますますそう思わざるを得ない。これから、数回にわたり中国分裂の筋書きを掲載していきます。

その1回目として、繰り返される中国の歴史を振り返ってみよう。まずは、下に中国の簡略歴史年表を掲載する。

中国簡略歴史年表

王  朝 備            考

伝説

時代

三皇五帝の時代   伏羲
神農
黄帝
堯,舜等
人頭蛇身の王。
人身牛首の王。農耕を教えた。
初めて人姿の王。医薬を教え,五常を広めた。
(三皇五帝には諸説あり)
BC.
2100
陽城 帝舜の禅譲を受けて,夏王朝を建国。
1600 殷(商) 湯王 『酒池肉林』の夏の桀王を滅ぼし,商王朝の建国。
紂王 『封神演義』の時代。
紂王は妲己を愛し,炮烙の刑で恐怖政治。
周公・文王,太公望を得る。
1027 周(西周) 鎬京(西安) 武王 武王が殷を滅ぼし,周王朝の建国。
1024年。インドで釈迦誕生。
770


東周  落邑
(洛陽)
平王 周の幽王が殺され ,落邑(洛陽)に都を移し東周王朝となる。これ以降が,春秋時代と言われる。
周王朝は力を失うが,各国は盟主として,周王朝をいまだ敬う時代。周の王室を担いで,会盟を行い,諸侯の盟主となると,『覇者』とされる。斉の桓公,宋の襄公,秦の穆公,晋の文公,楚の荘王が『覇者』となった。
この時代には,多くの国あり。

『十八史略』の時代

老子誕生する。
552年。
魯に孔子生まれる。
 

  子嬰
桓公
襄公
文公
繆公
荘王
景公
昭公
夫差
勾踐
403


    晋が韓,魏,趙の三国に分裂したことにより,戦国時代が始まる。諸国均衡の時代は終わり,もはや周王朝は,一小国と化す。
法家の説(法事主義)を取り入れた秦の力が強大となり,縦横家に属する蘇秦が六国を連合させて秦と対抗する『合従』を実現させるが,秦の張儀は,秦と各国が個別に同盟を結ぶ『連衡』を説いて,結局
,各国は秦に併合されていく。

372年。魯に孟子生まれる。

感陽 政(始皇帝)
221 始皇帝 中国を統一。
胡亥 楚の項羽,劉邦などが挙兵し,秦を滅ぼす。
202 漢(前漢) 長安 高祖(劉邦) 劉邦が項羽を破り(四面楚歌),中国を統一 。
97年。司馬遷の『史記』完成。
AD.2年。仏教が中国に伝来
A.D.8 王莽 王莽が漢を滅ぼし ,新を建国。
23 後漢 洛陽 光武帝(劉秀) 劉秀が王莽を破り,漢帝国を復興。
57 明帝 倭の奴の国王に対し,金印を与える。
(初めて日本が歴史に登場)
184 少帝 黄巾の乱起こる。
220


曹丕 曹丕が後漢を滅ぼし,魏王朝を建国。
『三国志』の時代。
239年。邪馬台国の卑弥呼,魏に使者。
221 成都 劉備 劉備が蜀を建国
263年。魏に滅ぼされる。
222 南京 孫権 孫権が呉を建国。以後,三国が鼎立。
265 晋(西晋) 洛陽 武帝(司馬炎) 司馬炎が魏を内部から乗っ取り,晋を建国 。
280年。呉を滅ぼし,中国を統一。
304





西晋 恵帝 匈奴を初めとする北方5族(五胡)が中国に進入し,次々と国(十六国)を作った。
316 漢(前趙 平陽 劉聡 西晋を滅ぼし,漢が建国。但し,匈奴族である。
317 東晋 健康 元帝 東晋が建国。
351 前秦 洛陽 苻健 前秦が建国。
384 後秦 長安 太祖(姚萇) 後秦が建国。
386 北魏 長安 拓跋珪 北魏が建国。
420 健康 武帝劉裕 宋が建国。東晋滅亡。
439



北魏 平城 太武帝 北魏が 華北をほぼ統一。南の宋と共に,南北朝時代へ。
479 健康 高帝 南朝の宋が滅び ,斉が建国。
502 健康 武帝 斉が倒れ,梁が建国。
534 東魏 長安 孝静帝 北魏が東西に分裂する。
557 健康 武帝 梁を滅ぼし,陳 が建国。
557 北周 長安 孝閔帝 西魏が倒れ、北周が建国。
581 文帝(楊堅) 楊堅が北周を滅ぼし ,随を建国。
589 随が陳を滅ぼし ,中国統一。
604 煬帝 煬帝が父文帝を殺害し ,即位。
607年。聖徳太子,小野妹子を隋に派遣。
618 高祖(李淵) 煬帝が部下に殺され 随滅ぶ。唐が建国。
626 太宗 太宗即位。
629年。玄奘,印度に出発。『西遊記』の時代。
630年。日本より唐に第一回遣唐使派遣。
690 則天武后 則天武后が帝位につき,帝号を周とす。
755 玄宗 安禄山の乱。蜀に逃れる途中,楊貴妃殺害さる。
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梁(後梁) 開封 朱全忠 唐を滅ぼし,後梁が建国されるが,その後,中原では,後唐・後晋・後漢・後周と五つの国が興亡し,中原の外においては十国が興亡した。五代十国時代と言われる。
960 宋(北宋) 開封 太祖(趙匡胤) 趙匡胤が北宋を建国 。
中国歴史上,最も優れた統治者であったとされる。
宋末期においては,『水滸伝』の時代。
1115 北宋 阿骨打 蒙古の女真国,金国を建国。