2007年5月14日月曜日

ビジネスモデルのターゲット(4)

(3)ボリュームターゲット(10年後は日本国内ではサブターゲットもしくはメインターゲット、海外ではボリュームターゲット)
①年齢層
50歳以上 FFに慣れ親しんだ都市部のシニア層 体の機能が低下し始める層(骨折予防には蛋白質とカルシュウム)
②特徴
この世代ではさすがに「負け組み」「勝ち組」の差は昔から歴然としていました。たとえば、銀行であれば、相当前から取締役など経営者になれない社員は50歳以上になると賃金はあがらず、通常職位は解かれ50歳以上の人たちの特別な職位で業務を遂行するというようなことが行われていました。市場経済化してより、この傾向はさらに顕著になってきました。従来は負け組みであっても区別されることはなかったが、最近では区別されることも多く、「負け組み」が「負け組みで」であることを認識せざるを得ない状況になりつつあります。

この世代は、他の世代と比較するとはるかに大きな多様性が存在する世代です。経済的にも成功者は世界で有数の資産家であり、逆に貧困層も多く存在します。学歴も小学校卒から大学院卒まで多様。健康度合いも、60歳台の寝たきり老人から80歳台の現役政治家・社長、医師なども存在します。

我々ががターゲットとするのは、「普通組み」(勝ちでも負けでもない層)、「勝ち組」層です。日本では「普通」であっても、我々の進出するアジア・オセアニアでは立派な金持ち層です。この層をここでは『シニア層』と呼ぶことにする。この層で、都市部に住んでいる、あるいは過去に住んでいた経験のある人であれば、若い時代にFFなど経験したり、海外留学や旅行の経験をしたりしているため、我々の業態にも馴染めるはずです。



自ら進んで行かないとしても、子供や孫と一緒に入ること、あるいは若い人たちと一緒に利用することなどにさほど抵抗感はないと考えられます。さらに女性に関してはこの層がもっともピザ(レストラン、宅配、手づくりを含めて)過去1年間もっともピザを食べたとか、ピザを食べるときにワインを飲む率が最も高いなどのアンケート調査もあります。消費の牽引役として今後注目していく必要があります。

函館市立函館病院のシニア層(医師など)は、コンビニに入ることにさほど違和感を示しません。負け組み(低所得の入院患者)は「コンビニ」に入ることに違和感を覚えがちです。さらに、コンビニでお握りを買うことに激しい抵抗感を覚えます。特に自分で買うのでなく他の人が買う場合でも「もったいない」と感じていて、「お握りとはそもそもコンビニで買うものではなく、自分のうちでつくるものである」という固定観念を持っています。また負け組みは「やれ昔は大変だった、貧乏した、苦労した」を連発する人が多いです。(函館市立函館病院にてインタビューした中高年者につき、このような顕著な傾向が見られた、特に医師などのシニア層と、その他の職種の中高年層、入院患者などの中高年層との間では認識に大きな差異が見られた)

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