2023年10月6日金曜日

米「国境の壁」建設再開へ 記録的不法移民流入で方針転換―【私の論評】国境安全の優先が再認識され、保守派の期待が高まる(゚д゚)!

米「国境の壁」建設再開へ 記録的不法移民流入で方針転換

まとめ
  • バイデン政権は不法移民の流入を防ぐため、トランプ前政権が進めていた「国境の壁」建設を事実上再開する。
  • バイデン大統領は就任時に壁建設を中止したが、不法移民の流入が過去最高水準に達したことで、方針転換を余儀なくされた。
  • 壁の建設はテキサス州のリオグランデ川流域に約32キロメートルにわたって行われ、環境保全関連法上の規制を除外して進められる。
  • バイデン大統領は壁建設の予算は議会がすでに充当しており止めることはできないと述べたが、有効性を問われると否定的な見解を示した。
  • 不法移民対策は来年の大統領選で主要争点となっており、共和党は壁の完成と国境警備強化を訴えている。


 バイデン米政権は、メキシコ国境から米国への不法移民の流入を防ぐため、トランプ前政権が進めていた「国境の壁」建設を事実上再開すると発表した。

 バイデン大統領は就任時に壁建設を中止したが、不法移民の流入が過去最高水準に達したことで、方針転換を余儀なくされた。

 壁の建設は、テキサス州のリオグランデ川流域に約32キロメートルにわたって行われ、環境保全関連法上の規制を除外して進められる。

 バイデン大統領は壁建設の予算は議会がすでに充当しており止めることはできないと述べたが、有効性を問われると否定的な見解を示した。

 不法移民対策は来年の大統領選で主要争点となっており、共和党は壁の完成と国境警備強化を訴えている。

 この記事は、元記事の要約です。詳細を知りたい方は、元記事をご覧になって下さい。

【私の論評】国境安全の優先が再認識され、保守派の期待が高まる(゚д゚)!

まとめ

  • 不法移民の問題: 大量の不法移民は米国の国家安全保障と生活様式に対する脅威であり、保守派はこの問題に深刻な懸念を抱いている。
  • 国民国家は移民と難民の出入りを管理しなければ存続できない。正当な手続きを経た移民だけが受け入れられるべき。
  • バイデン大統領が国境の安全性に目を向ける必要性を認識し、壁の建設などを進めることは歓迎すべきことである。
  • ポリティカル・コレクトネスが国境問題を複雑化させた要因であり、その姿勢を問題である。
  • 米国の移民政策についての考え方や経験から、日本も同様の問題に注意を払い、米国の誤りを繰り返さないようにするべきだ。

さて、そろそろ血気盛んな米リベラル派も正気に戻る時が来たようです。大量の不法移民は、米国の国家安全保障と米国人の生活様式を脅かす元凶です。トランプ大統領が壁を建設したのは正しい考えであり、バイデン大統領が国境を守る必要性にようやく気づいたのは喜ばしいことです。

国境の壁の前で微笑むトランプ大統領  AI生成画像

いかなる国民国家も、移民・難民の出入りを管理することなしには存続できません。不法移民や難民はそもそも受け付けるべきではありません。正しい手続き経て、政府が認めた人だけが、移民や難民として受け入れられるべきです。あの民主党と彼らのポリティカル・コレクトネスは、ほとんどこの国を壊しかけました。

バイデン氏がついに目を覚ましましたようです、たとえ引きずり込まれる形であっても決心したことは喜ばしいことです。国境の安全は国民国家の常識です。自国の利益と市民を守らない国は、いずれ破綻するしかありません。

バイデン大統領ついに覚醒したか・・・・ AI生成画像

トランプ大統領の移民政策はずっと正しかったのです。バイデン大統領が理性に耳を傾け続け、壁を完成させることで日本の同盟国であり、最重要国である米国にとって最善のことをしてくれることを願っています。

ポリティカル・コレクトネスに関しては、国境問題一つとっても問題があることがはっきりしたと思います。

そもそも、ポリティカル・コレクトネス(政治的正当性)とは、正しいと思われる考えや政治信条を絶対善として、それに反するものは悪とする単純すぎる政治的な姿勢だと思います。

ポリティカル・コレクトネスに戸惑う女性 AI生成画像

しかし、しばしば現実はその通りにはいかないものであり、その時々で是々非々で解決したり、時間をかけて解決していくべきです。しかし、絶対善を信奉すれば、そのようなことは考えずに、どのような不都合があっても、前に進み続け、周りを破壊することになります。米国はポリティカル・コレクトネスの悪夢から早期に目覚めてほしいです。

ボリティカル・コレクトネスを信条とする政府は、自らを縛り制御不能としているようにしか見えません。日本でも、ポリティカル・コレクトネスが流布し、様々な問題を複雑化していく可能性があります。

日本は、米国を他山の石として、米国がおかした誤りを今以上に繰り返さないようにすべきです。

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