まとめ
- 鈴木宗男参院議員が、日本維新の会に無断でロシアを訪問した。
- 訪露中のロシア国営メディアのインタビューで、ロシアの勝利を期待するとの発言をした。
- 日本維新の会は、鈴木氏の無断訪露と発言を問題視し、除名処分を検討している。
鈴木宗男氏 |
日本維新の会は、鈴木宗男参院議員の無断訪露と、訪露中のロシア国営メディアのインタビューでの発言を問題視し、除名処分を検討していることが分かった。鈴木氏は、動画は切り取られたものだと主張しているが、党内では厳しい処分を求める声が高まっている。
鈴木氏は、党の海外渡航ルールに従わず、5月1日にロシアを訪問した。ロシア滞在中、ルデンコ外務次官らと会談し、5月5日に帰国した。
鈴木氏は、ロシア侵攻開始後も、ロシアとの友好関係を重視する姿勢を示してきた。今回の訪露は、その一環とみられる。
しかし、鈴木氏がロシア国営メディアのインタビューで「ロシアの勝利を確信している」と発言したことが、問題視された。
鈴木氏は、動画は切り取られたものだと主張しているが、党内では、鈴木氏の発言は、日本政府の外交方針と対立するものであり、党のイメージを損なうものとして、厳しい処分を求める声が高まっている。
日本維新の会は、10日に最終判断する予定だ。
【私の論評】鈴木宗男氏、除名すべき!保守派の矜持を守れ(゚д゚)!
まとめ
- 日本維新の会は、鈴木宗男議員の無断ロシア訪問とロシア国営メディアでのインタビュー発言を問題視し、除名を検討している。
- 鈴木議員は、国家に対する愛国心と忠誠心を忘れ、ロシアと癒着する姿勢を露呈している。
- 欧米では、ウクライナ侵攻時にロシアを訪問した政治家が政党から除名された例がある。
- 鈴木議員の行為は、日本の外交方針と相反し、国際社会の非難を招いている。
- 真の保守派なら、ロシアの侵略を称賛するようなことは決してしない。
日本維新の会が鈴木氏の除名を検討しているのは理解できます。無許可のロシア訪問とロシア国営メディアとのインタビューでの発言は、日本政府の外交方針と相反するものであり、党のイメージダウンにつながりかねないです。
この鈴木宗男代議士は、国家に対する愛国心と忠誠心を忘れてしまったようです。彼は日本とその民主主義の原則のために立ち上がることよりも、ロシアと癒着することに関心があるようです。彼は、ロシアがいずれ勝利して、巨大なロシア利権が生まれると踏んでいるのかもしれません。
そのように誤解させるようなこともあります。現在の内閣には「ロシア経済協力相」なる役職がいまだ存在します。これは安倍政権で新設されたポストですが、もう安倍政権の頃とは状況が違い、ロシアへ経済制裁を続けることと明らかに矛盾します。もう廃止すべきでしょう。
欧米では、ウクライナ侵攻時にロシアを訪問した政治家が政党から除名された例がいくつかあります。例えば米国では、民主党のイルハン・オマル下院議員が2023年1月にロシアを訪問した後、ミネソタ民主・農民・労働党から除名されました。ヨーロッパでは、フランスの政治家フロリアン・フィリポが2023年2月にロシアを訪問した後、国民結集党から除名されました。
フロリアン・フィリポ |
この2つのケースとも、政治家が所属政党の外交政策に違反したとして除名されました。ミネソタ民主・農民・労働党はロシアへの渡航を禁止する政策をとっており、国民集会はロシアのプーチン大統領に反対する政策をとっています。
注意しなければならないのは、政治家を政党から除名することと、公職から解任することは違うということです。政治家が政党から除名された場合、その政治家はその政党の党員ではなくなりますが、公職にはとどまることができます。しかし、罷免された政治家は、その役職に就くことができなくなります。
イルハン・オマルとフロリアン・フィリポットの場合、2人とも所属政党から除名されましたが、職を解かれたわけではありません。オマル氏は現在も米国下院議員であり、フィリポット氏は現在も欧州議会議員です。
鈴木氏が罷免されずに日本維新の会から除名される可能性はあります。しかし、除名されれば罷免される可能性もあります。これは、日本の政治に適用される具体的なルールや規則によるでしょう。
最終的に、鈴木氏を除名するかどうかは、日本維新の会の党首が決めることです。
それにしても、真の保守派の立場からみれば、彼の無断渡航とロシア国営メディアへの宣伝出演は、まったく不適切で有害です。そもそも、現在では監視衛星などがあり、ロシアが一方的にウクライナ領内に明らかな意図を持ち侵攻したことは、はっきりしています。他の国際紛争にみられるような、曖昧なものではありません。明らかな侵略です。
ロシア軍のミサイルで破壊されたウクライナの集合住宅 |
これは、明らかな国際法違反です。もし私が日本維新の会を率いていたら、躊躇なく彼を即刻追放するでしょう。真の保守派なら、自国の自由な国民よりも権威主義的なロシアに同調することはないでしょう。
民主主義と人間の尊厳という西側の真の価値観は、プーチンの権威主義的な独裁政治とは根本的に対立するものです。鈴木宗男氏をはじめ、ロシアの侵略を称賛する人たちは恥を知るべきです。維新の保守派は、矜持を持って、鈴木宗男氏を退けるべきです。日本の指導者たちは、党派や派閥よりも国を優先し、鈴木議員の議員辞職も検討すべきです。自由世界は団結して専制政治に立ち向かわなければならないです。
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