ラベル 中国、五輪、オリンピック、閉会式、ナチス、ベルリン、ドイツ、第三帝国、滅亡、モスクワ・オリンピック、レクイエム、革命、崩壊 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
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2008年8月24日日曜日

ベルリンオリンピック後にナチス第三帝国は滅亡-北京オリンピックは、共産中国の壮大なレクイエムの序曲か?

ベルリンオリンピック後にナチス第三帝国は滅亡

Olympia 1936! The Nazi Olympics-Fest der Schönheit - Closing

上は、ベルリンオリンピックの閉会式の模様です。北京オリンピックの閉会式では、花火が多用されていましたが、ベルリンでは、閉会式に数百のサーチライトで照らしました。おそらく、競技場の縁にサーチライトを配置し、さまざまな演出を行ったものと思います。今のレーザー光アートの走りのようなものです。
いまでこそ、たいしたことはないと思われるかもしれませんが、当時の数百の動く光の筋は観客の度肝を抜いたことでしょう。

閉会式の演出そのもの、オリンピックの映画はすべてレニ・リーフェンシュタールが演出していました。


レニ・リーフェンシュタール(1923年)

北京オリンピックの閉会式でも、太鼓が大活躍でしたが、ナチス・ドイツでは、オリンピックに限らず、ナチ党大会などでも、ドラムが最大限に活用しています。それに、壮大なマスゲームのようなものも共通しています。ナチスでは普段からマーチを行っていました。ナチス党大会でも、オリンピックでも数千人規模で壮大なマーチを繰り返しました。その壮大さ、見事なまでの統制ぶり、美しさは今でも語り草です。これも、大きなものはレニ・リーフェンシュタールが演出していました。



国威発揚のために行うオリンピックは開会式や、閉会式など似たようなものになるのかもしれません。ベルリンオリンピックはレニ・リーフェンシュタールの名とともに、その規模といい斬新さといい、さまざまな音響効果、視覚効果とともに今でも有名です。このへんも、北京オリンピックと似ていると思います。ただし、さすがに終生「美」を追求し続けた、レニの演出によるベルリン・オリンピックは、同じ国威発揚といいながら、「躍動美」溢れる素晴らしいものでした。これは、レニ監督による映画「民族の祭典」を見ていただければわかると思います。

こうした意味からすると、北京オリンピックは醜悪であるとさえ言えると思います。あと、少なくとも10年、長ければ20年ほど後にオリンピックを開催すれば、現在チャイナアートも脚光を浴びるようになっていますから、第2のレニ、いやそれをも凌駕するような才能溢れる人がオリンピックを演出できたかもしれません。

北京オリンピックでは、映画のチャン・イーモウ監督が演出していました。レニもさまざまな映画を撮影しています。この監督の映画では、人間が空中を飛ぶというシーンが多いですが、まさにオリンピックの開会式でも、閉会式でもワイヤーでつるされた人たちが大活躍しました。ただし、チャン・イーモウ監督に関しては、やはりベルリン・オリンピック開催中のレニと比較すると年齢も相当いっており、斬新さや煌き、そうして何よりも美意識からは遠くレニには及ばなかったと思います。

映画「王妃の紋章」の記者会見で顔をそろえた(左から)周杰倫(ジェイ・チョウ)、
張芸謀(チャン・イーモウ)監督、プロデューサーの江志強(ビル・コン)

=東京・六本木で2月11日撮影

しかし、オリンピック開催後10年を待たずして、ナチスドイツの第三帝国は滅亡しました。
その後、モスクワオリンピックでも、開催後10年近くでソビエト連邦は滅びました。

Berlin the end(1945)


北京オリンピックは、共産中国の壮大なレクイエムの序曲か?
先のように全体主義的国家がオリンピックを開催すると、10年後あたりに国が滅亡するという事例が二つあります。私自身はこの法則は北京オリンピックでもあてはまると思います。これについては、このブログでも以前に何回も掲載しましたので、関心のある方は、過去の記事のURLをこの記事の後に掲載しますので、是非ごらんになってください。

ただし、北京オリンピックの特殊性だけ下に簡単にふりかえっておきます。

■昨年の段階で、毒餃子事件が発覚。これに似たような事件は世界各地で起こっていた。日本国内では、中国野菜などが売れなくなった。

■今年の春の段階でチベット暴動発生。

■湖錦濤主席の来日、主席来日の少し前に温家宝首相が「中国は経済的に未曾有の危機にあると公言。実際中国上海では食用油を求める市民の間で騒動がおこり、市民が死亡するという事件まで発生。バブル崩壊が始まっている。インフレも食料品も含めかなり深刻になっている。

■四川大地震の発生。

■オリンピック灯火リレーへの世界中での妨害。

■日本でも、韓国でも、灯火リレーで、中国人の若者が中国の旗を振って傍若無人な振る舞いを繰り返した。

■中国でおから建築に関して、批判的な内容のコメントをネット上に公開した教師が身柄を拘束される。


■オリンピック開催直前に、新疆ウィグル自治区でテロ発生。

■上海市内で警察署が行われ、警察署にいた警官全員が殺害される。

■貴州省で暴動発生。原因は、女子中学生の地方政府高官の師弟による強姦。女子中学生は直後自殺。この師弟は後に「腕立て伏せをしていたら女子中学生が川に飛び込んだ」と供述、民衆の怒りにさらに火をつけた。

■そのほかにも細かいところまでいれると、暴動が各地でおこっている。

■ダライラマの談話によると、チベットで中国によりチベット人140人が殺害された模様。

■各地にある直訴村が中国政府によって立ち退かれた。拘束者は4000人を上回る。

■オリンピックの開会式で、口パク、花火のCG、少数民族の偽装。

■女子体操選手の年齢詐称が暴露される。

■オリンピック開催中に、北京市内で8人のアメリカ人と、1人のイギリス人がチベット関連の抗議活動を行って、身柄を拘束される。通常この程度の抗議活動なら、1日の拘束ですむところを中国側は、10日間の拘留をする予定。これに対して、アメリカ、イギリスの両大使館が、憂慮の声明を発表。

以上はなんら資料も参照しないで、思いついたものを掲載しています。何か他にも忘れているかもしれません。

しかし、短期間でこれだけのことがあった国、過去のオリンピック開催国ではなかったと思います。ナチスドイツでさえ、オリンピック開催時にはこれほどのことはなかったと思います。むしろ、経済的にはニューディール政策に近い政策をとり、インフレがひどかった当時のドイツを立て直し、労働者からは絶大な人気と信頼がありました。

私は、以前のブログにも書いていますが、中国は、民主化、政治と経済の分離、法治国家化この三点セットがなんらかの方法で導入されるか、導入の目処がたてば、中国が崩壊することはないと思います。

しかし、そのような様子は皆目みらません。おそらく、中国に新たに革命でもおきない限り、このような動きはないとおもいます。ということは、この先人民の怒りと憤りのマグマが頂点に達していまにも噴火しそうな勢いある今を考えると、中国には革命が発生して、崩壊するしかないと思います。この論拠についても、ここでは詳述しません。過去の私のブログをご覧になってください。

さて、オリンピックも閉会しました。今後10年間で中国は崩壊する可能性が大です。今後、このブログでは、その兆候がでたら、その都度お伝えしていきます。

以下にこのブログに掲載した中国関連の記事を提示します。反転文字をクリックすれば、当該記事に飛ぶことができます。私の説明不足から、以上の論考、以下の記事を読んでいないと理解できない部分もあるかもしれません。まだ、読んでいない方は是非ご覧になってください。

■北京五輪体操選手の年齢詐称疑惑-ストリート・ビューも偽装か?
■景気 強まる「中国頼み」 日本最大の輸出先に-リスク分散のためにも、他のアジア諸国にも注目すべき!
■北京オリンピックがいよいよ開幕!!快進撃を続ける中国IT企業-快進撃はもう続かない?
■四川大地震、6万9225人の死者が確認-オリンピック開催後に大異変が起こる?!
■中国新人類「80後(バーリン・ホー)研究会」発足-2億人を一緒に語ることはできない?
■Lenovoの4月~6月期は65%増益-華やかな五輪の裏でインドの下請けになる道をひたすら走る中国?(面子を重んじる中国人が読むと必ず激怒する人気記事です(笑)!中国の現在の経済の停滞要因に迫っています!!)

■「IOCは中国のネット・アクセス規制を断じて容認しない」とロゲ会長が断言-北京は欧米の陰謀にはまったか?
■IOC、中国は環境問題の約束を果たせると確信-人民の煮えたぎるマグマはどうするのか?
■北京オリンピック開催に向け警戒感高まる-終了後の方が、テロ、暴動が頻発する?
■中国:五輪の祭典が北京市民の生活を圧迫-オリンピック開催後を予感させる連続爆破事件?

■「ちゃいな.COM」中国総局長 伊藤正 「80後」は中国を変えるかは正しくない-正確には「80後」の一部、それも少数派が中国を変える。

■中国で暴動は日常茶飯事-この事態改善されない限り中国はまともにならない!

■貴州省の暴動に見る壊れた中国の実態

■燃えろアタック-排球女将

■中国海軍の日本に対する傍若無人な態度は何を意味するのか?-中国の軍隊は脆弱?

■<北京五輪>空からのテロに備え、地対空ミサイルを配備か-異常行動の中国?

■厳戒のラサで聖火リレー-チベット暴動から3ヶ月-中国の五重苦をどう解消するつもりなのか?

■「おから工事」批判で国家政権転覆罪-確定した中国分裂の筋書き?
■「80後」は車を買うべきか?-世代をひとくくりにする愚かさ?
■中国核爆発か-高まる情報開示の圧力
■自衛隊機の中国派遣見送り、アジア安全保障会議でも話題に―結果的には日本外交の勝利か?


■自衛隊機派遣を見送り、世論配慮の中国側が受け入れ難色-幻の日本軍支援は歴史上の転換点?
■四川大地震:自衛隊機、中国派遣へ・・・政府要請受け入れ―歴史上の転換点になるか?
■自主的に救援活動をする中国の若者たち-80後世代と一つにくくるのは間違い?!

■不可解な中国の報道二題-やらせ義捐金とノーベル平和賞
■中国携帯電話事情-80後世代分類のツールともなるか?

■中国四川省大地震―核施設、ダムは大丈夫か?
■現代史は語る―大地震から始まった中国崩壊の道筋
■中国「イチゴ族」-中国の未来は彼らのもの
■胡錦濤主席の来日-その真の目的は?
■China Fashion week 開催さる-中国ゼリー層にも押し寄せる情報洪水
■ゼリー世代のミーイズム-体制から身を守る知恵か?
■中国ゼリー層-明日の中国を牽引する原動力となるか?
■チャイナ・アート・バブルにも冷めた見方のできる中国ゼリー世代?
■中国分裂の筋書き-(その10)パクスマリーナが拓く世界の平和と大繁栄
■中国分裂の筋書き-(その9)日本の対応は?
■中国分裂の筋書き-(その8)迫られる中国の選択
■中国分裂の筋書き-(その7)忘れてはいけない中国の不良債権
■中国分裂の筋書き-(その6)現代中国の混乱ぶりを現す動画の数々
■中国分裂の筋書き-(その5)他の人達はどう思っているのか?
■中国分裂の筋書き-(その4)毛沢東を統合の象徴にすることができない中国中央政府の苦悩
■中国分裂の筋書き-(その3)中国バブルの真実
■中国分裂の筋書-(その2)革命でもなければ現代中国は変わらない
■中国分裂の筋書-(その1)繰り返される歴史
■中国"義歯"から鉛「安全に問題」
■中国産原料を使ったヘパリン製剤で自主回収へ・・・・米国では死者21名
■世界一人当たりのGDP(国内総生産)と、一人当たり資産−これでも中国は経済大国か?
■南京虐殺記念館に対する日本政府の申し入れに関して考えた、中国のお家事情

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