2011年12月8日木曜日

AKB48、Google+と連携 メンバー260人が情報発信―【私の論評】なぜAKB48は、Google+なのか?


AKB48、Google+と連携 メンバー260人が情報発信


  アイドルグループのAKB48と米グーグルは2011年12月8日に「新戦略発表会」を行い、「Google+」を使って情報発信することを発表した。

 AKB48をはじめSKE48、NMB48のメンバー総勢260人がGoogle+に登録し、近況や情報を更新する。メンバーの投稿はGoogle翻訳機能を使って5か国語に翻訳され、海外のファンもすばやく情報を得られる。

 目玉は「サークル」機能と「ハングアウト」機能で、「サークル」ではファンが好きなメンバーを自分のサークルに登録するとそのメンバーの更新情報をリアルタイムで追うことができる。

「ハングアウト」ではファンとメンバー計10人によるリアルタイムビデオチャットができたり、主要なAKB48のライブや海外公演を生中継したりする。 秋元プロデューサーは「すべてのメンバーとすべてのファンを結ぶインフラをグーグルと構築した」と説明。グーグルのマーケティング本部長・岩村水樹氏は「ファンとAKB48メンバーとの新しいコミュニケーション方法を作り、AKB48の世界進出もサポートする」と話した。

【私の論評】なぜAKB48は、Google+なのか?
上の動画をYouTubeで検索していて、特にその操作もしたつもりもないのに、いきなりGoogle+のAKB48のハングアウトの画面がでてきたことには驚きました。なるほど、こんな具合にやるんだと思いました。しばらく、ハングアウトをみてAKB48のメンバーと少し話をしてから、5~6分でしたが、ハングアウト、閉じて、上記のコードをコピーして、貼り付けたのが上記の動画です。ちなみに、本日YouTubeをみたら、画面の内容が刷新されていました。まだ、御覧になっていない方は、是非御覧ください。
刷新されたYouTubeのトップ画面
後からネットを見ると、本日は、このことに関して、会見が行われたそうです。以下に、AKB48のメンバーの画像とともに、それをコピペしておきます。


高橋みなみ
人気アイドルグループ「AKB48」が本日、東京・六本木のグーグル株式会社で会見を行い、同社の情報共有ツールである「Google+」(グーグルプラス)をプラットホームとして活用し、国内外のファンと交流する“新戦略プロジェクト”を発表しました。18歳以上のメンバーが個人アカウントを取得し「Google+」のストリーム上に最新情報をリアルタイムで配信する他、「ハングアウト」と呼ばれるグループビデオチャット機能で、メンバー本人とファン9人との交流やAKB48のコンサート配信を実現させるそうです。
前田敦子
会見に出席した総合プロデューサーの秋元康氏は、「6年という歳月のなかで、AKB48が大きくなり、当初のコンセプトである『会いに行けるアイドル』が実現しにくくなった今、いかにファンとつながるかが課題だった。今回、すべてのメンバーとすべてのファンをつなぐインフラが構築できた」と今回の試みを説明。日本語をはじめ、英語、中国語、タイ語、インドネシア語、韓国語に対応しており「世界中のファンの皆さんに成長を見ていただき、ときにはアドバイスをいただきながら、一緒の時間を共有してほしい」とアピールしました。 
篠田麻里子
メンバーの前田敦子、高橋みなみ、篠田麻里子、指原莉乃、高城亜樹も会見に出席。キャプテンの高橋は「あっという間の6年間。記念すべき日に、グーグルさんを通して新たなスタートが切れるのはうれしいし、世界中に私たちの楽しさを伝えていければ」と意気込み十分。「もっとリアルタイムに、皆さんと近くなれれば」(前田)、「震災を機に、言葉の重みや大切さを感じた1年。いろんなメッセージを伝えたいし、AKBの魅力であるライブも楽しんでほしい」(篠田)と抱負を語りました。 
指原莉乃
メンバー同士の情報共有も可能となり「何かあっても効率的に連絡ができそう」(高城)。また、ハングアウトを利用したファンとのビデオチャットについて「リアルなダメ出や少人数ならではの深い話がしたい」(指原)と期待を寄せていました。
高城亜樹
Google+は、やはり、上の記事に掲載されている「『会いに行けるアイドル』の実現や、「ハングアウト」と呼ばれるグループビデオチャット機能で、メンバー本人とファン9人との交流やAKB48のコンサート配信など」というところにもみられるように、いわゆる企業ユースのマーケティングには、もってこいなのだと思います。

それに、Google+では、前田敦子ファンのサークル、高橋みなみファンのサークルなども作成することができます。Twitterのように、企業側が何か発信すれば、すべてのユーザーのストリームに発信するのではなく、AKB48の内容でも、前田敦子のファンがみに流すということもできます。それに、国外であれば、たとえば、タイ語圏には、タイ語のサークルを作成しておけば、それに向けてだけ、タイ語の文章や、動画などを発信できるわけです。

これは、やっぱり、facebookではなく、Google+を選ぶというのがわかります。それに、他のSNSだと単に動画を見せる、ビデオチャットができるくらいしかできないところですが、ハングアウトは、やはり、YouTubeを傘下におさめているGoogleだからできるサービスだと思います。

AKB48のハングアウトの画面
AKB48がGoogle+を使い始めたということで、さらに、Goole+を使い始めるユーザーも増えていくのではないかと思います。特に、AKB48は、280人もいますから、多くの人と、ハングアウトによって、話をすることもできます。それに、ニュースによれば、文書のGoogle翻訳もして、AKB48のメンバーが何か書き込めば、それが同時に5カ国語に翻訳されるというサービスも開始されているそうで、これによって、海外への波及効果もかなり促進されると思います。

こういう親しみのわく、サービスなど、AKB48だけではなく、いろいろな使い方ができると思います。パソコンさえあって、それが、インターネットにつながっている環境にあれば、誰もがどこからでも、このようなことができるのですから。これは、もう、Google+は、すでに、機能的にも、コンセプト的にも、ニコニコ動画や、Ustream、Sticamを超えていると思います。

だからこそ、最近ユーザーが爆発的に増えているのだと思います。今のところ、これらのサービスの革新性があまり多くの人に認知されていないですが、これから、AKB48のようなグループや、著名人が使うようになれば、多くの人に認識され、さらに、爆発的な普及が考えられます。

そうなったときには、既存のメディアなどかなり脅威だと思います。特に、既存のテレビあたりがかなり危ないと思います。いずれ近いうちに、既存のテレビは、ラジオのようになって、震災のように大きな災害があったときに見直されるようなる存在になると思います。

さて本日は、12月8日ということで、70年前に、日本が真珠湾攻撃をした日でもあり、大東亜戦争の開戦日にあたります。わざわざ、この日にGoogle+との提携を発表したということには何か意味があるのでしょうか?70年前の今日、世界は、日本の攻撃に震撼しました。当時の日本の工業力の水準は後れていると思われていましたし、まさかという思いもあったし、攻めにきても、どうせ複葉機か何かでほとんど影響はないと思っていたに違いありません。それが、最新鋭の航空機と、最新鋭の空母の大艦隊で襲ってきたわけですから、驚いたに違いありません。

これから、世界にうってでるということで、世界をも、AKB48で席巻するという意味もあるのでしょうか?そう、考えるのは、私だけでしょうか?

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2011年12月7日水曜日

Kindle Fireは2012年にAndroidタブレットシェアで50%に、残るのはiPadのみ?―【私の論評】物理的店舗を持つの企業の逆襲ははじまるか!!



http://journal.mycom.co.jp/news/2011/12/07/041/index.html



【私の論評】物理的店舗を持つの企業の逆襲ははじまるか!!
Amazon Kindle Fireやはり、爆走中ですね。何といっても、低価格なのと、7インチ型というのが、売りですね。なんといっても、7インチは軽くて良いです。iPad最近慣れて、あまり重いとも思わなかったですが、最初に手にとった人は、Fireの軽さも魅力と映るに違いありません。これは、売れると思いました。上の記事では、タブレット市場は、アップルとアマゾンで二分しそうなことを掲載していました。

iPadとKindle Fire
これらのデバイスを販売している二つの企業、全く異なるように見えて、共通点があります。それは、両方とも、物販をしているということです。Appleは、もちろん、パソコン、iPad、iPhoneなどなど、電子デバイスを製造販売(実際の製造は、外注)しています。そうして、Amazonは、ご存知のように最初は、書籍販売からはじめて、今は、電子書籍をはじめありとあらゆる商品の物販を行っています。そうして、どちらの企業も、eコマースをしているという共通点があります。

こういう共通点がある企業が、タブレットの市場を按分してしまうということは、非常に興味深いです。私たちは、どうして、これらの企業が市場を按分してしまうのか、今一度考えてみる必要があると思います。本日は、これについて、私の思うとろころを掲載しようと思います。

Appleは、従来典型的なパソコンメーカーでした。しかし、ご存知のように、iTunesでネットで音楽配信事業を展開するようになりました。最近は、iPhone、iPadのアプリをネット配信しています。また、iBookで電子書籍を販売したり、さらには、iAdにより広告をしています。そうして、eコマースの世界に踏み入りながらも、パソコンや、iPad、iPhone、iPodなどの物販も継続しています。

Amazonは、eコマース大手です。そのeコマース企業が、2007年にはじめて、電子書籍リーダーであるkindleを販売しはじめました。そうして、今回のKindle Fireです。そうして、この両社は、他社などを通じてではなく、直接、ユーザーに対する窓口を持つことになったということです。それも、ブラウザなどを通じて、間接的にではなく、自社製品による直接の窓口を持ったということです。

両方とも、直接の窓口を通じて、ユーザーと直接関係を持つことができるようになったということです。Amazonの場合は、従来は、eコマースで、従来から直接関係を保ってきましたが、その入り口は、他社の窓口に頼っていました。今回、Kindle Fireによって、初めて、この入り口を完璧に自分のものにすることができるようになったということです。


なぜ、窓口を自分のものにする必要があるかといえば、やはり、既存のeコマースの場合は、結局間接的であり、たとえ、amazonのように、多数の顧客を抱えて、さまざまな手法を用いて、顧客との関係を保ってきたとしても、顧客からすれば、パソコンのブラウザを通じて、いくつもあるサービスのうちの一つを利用しているにすぎないわけで、自宅にあるパソコンのディスプレイから覗き見る、いくつかのサービスの一つという位置づけになります。

これでは、他社のeコマースと差別化を図るのは、大変です。amazonは、ネットで、ユーザーに便利なようにいろいろい差別化をつけていたのですが、他社も負け時として、いろいろ差別化をしている現在それにも限界がありました。

Appleのeコマースも同じようなことがいえます。Appleのパソコンを用いて、Appleのeコマースを利用する人にとっては、いくら、他のサービスも利用しているとはいいながら、窓口では、必ず、Appleを意識するようになります。しかし、Appleのパソコンをすべてのユーザーが所有しているわけではありません。というより、圧倒的にWindowsのパソコンのほうが、多く、Appleのシェアは数パーセントにすぎませんでした。であれば、大多数のユーザーにとっては、Appleのeコマースは、amazonと同じように、自宅にあるパソコンのディスプレイから覗き見る、いくつものサービスの一つという位置づけになってしまいます。


このままでは、Appleがせっかくeコマースに進出し、これを成功させようとしても限界がありました。かといって、従来あるパソコンの販売台数を劇的に増やすような手立てはありません。そこで、ジョブズが考え出したのは、まさに、iPadだったのだと思います。Appleのeコマースの窓口としての位置づけの端末、それが、iPadなのです。

そうして、他社のeコマースとの差別化にかねてから着手してきて、そろそろ、ネタ切れになっていたのだと思います。そこにでてきた、iPadの意味をAmazonのCEOジェフ・ベゾス氏は、すぐに悟ったのだと思います。そうして、すぐに製作に着手したのだと思います。

Kindle Fireを操作する女性
両社とも、eコマースの入り口としての、タブレットを開発したわけですが、おそらく、Amazonは徹底的にiPadを研究し、徹底的な差別化を最初からねらったと思います。iPadの二番煎じをしたのでは、市場にインパクトを与えることはできず、柳の下のどじょうを狙う多数の企業にすぐに真似されてしまったどころか、既存のもので用が足りると、多くのユーザーに受け取られたものと思います。それに、ありきたりのAndroidタブレットを開発しても、同じことだったでしよう。

以上、上記に掲載したように、Appleも、Amazonも、単にタブレットをつくるということではなく、eコマースの窓口として他のeコマースと徹底的に差別化するために、これらを導入したということです。他のメーカーのつくったタブレットなどとは、そもそも、出自が異なるのです。

だからこそ、両社とも他社に圧倒的な、差別化に成功し、世界でシェアを按分するまでになったのです。

さて、今年は上記のよういろいろな動きがありましたが、来年は、この動きが活発化すると思います。もうすでに、伏兵がでてきています。



そうです。来年は、あのfacebookが、スマホ"Buffy"を無料でユーザーに配布すると宣言しています。Amazon Fireは、廉価でしたが、Buffyは、廉価どころか、無料です。facebookのユーザーは、9月現在で、全世界で8億人を超えたとされています。日本国内でも、1000万人を超えました。

今までは、爆発的に成長してきましたが、Google+のような強豪も本年誕生しましたし、他のSNSの追い上げもあります。facebookは、やはり、爆発的にユーザーが増えているから、有利なのであって、これがとまってしまえば、優位性は損なわれると思います。しかしながら、今までのように、通常のパソコンや、スマホ、タブレットでユーザーがアクセスしていたのでは、やはり、上記のAppleや、Amazonの例のように、自宅にあるパソコンのディスプレイやスマホから覗き見る、いくつものSNSの一つという位置づけということになってしまいます。

ザッカーバーグ氏としては、このようなことを避けて、facebookの窓口を自ら用意して、他SNSと差別化して、圧倒的優位にたち、ユーザーの爆発的増加を維持し、これから発展していくfacebookコマースなどに拍車をかけるという意図があるのだと思います。

さて、この動きは、他のeコマースにも、波及するのでしょうか。一部には、そのような動きが出てくるものと思います。しかし、タブレットがAppleと、Kindle Fireで市場が按分され、おそらく、これからでてくるBuffyも、市場を席巻しそうな勢いですから、参入したとしても、かなり苦戦を強いられると思います。

では、そのような動きはもうしばらく全くなくなるのかといえば、私はそんなことはないと思います。上の内容を読まれて皆さんは、何かに気付きませんか?

そうです。世界的なIT関連企業が、こぞって、物理的窓口である、タブレットや、スマホを用意して、他のサービスに埋没しないように差別化を計っています。この物理的という言葉に注目してください。要するに、情報でもなく、イメージでもなく、モノということです。人は、情報や、イメージのようなものだけでは、愛したり、忠誠を誓うことはなかなかできないものです。そのために、実際にこの世の中に存在するものが必要なのです。だからこそ、プロテスタントでは、偶像崇拝を禁じているものの、カトリックでは、それがあるのです。他の宗教でも偶像が多く存在するのです。

そうして、eコマースのユーザーだって、特定のサービスのイメージや、情報がパソコンから覗けるだけではなく、タブレットやスマホという実体があれば、信頼感や、親近感、親しみの感情を抱きやすいのです。だからこそ、上記のようなことがおこるのです。

さて、この物理的な実体、実は大昔からこの世の中に存在しました。ここまで、いえば、皆さんおわかりでしょう。そうです。昔からある物販店舗や飲食店です。


最近、デフレや、巣篭もり傾向があったりして、既存の物販営業店舗や、飲食店はあまり業績が良くないのですが、eコマースなどの新しい形態の事業が伸びています。だから、多く人はそちらのほうばかりに目がいきますが、いまだに、物販のかなりの部分を既存の店舗が行っています。

そうして、上の事例のように、人々は、物理的な窓口を求めているわけですから、既存の店舗は、本当に物理的な窓口そのものであり、そこには、生身の人間がサービスを提供しているわけで、やりかたによっては、これほど、差別化しやすいものはありません。だから、今後も店舗や、飲食店がなくなることはないでしょう。

ただし、これから、急速に伸びる店舗は、従来のものとは異なると思います。これは、たとえば、appleの直営店である、Apple Storeが参考になると思います。Apple Storeといえば、最近グランドセントラル駅構内に建設中だった新アップル・ストアがオープンしました。これは、世界最大規模です。

築150年のクラシックな空間とアップルの組み合わせは斬新
さて、Appleが、新製品を発売する初日は、いつもお祭り騒ぎになります。そのお祭り騒ぎが繰り広げられるのは、どこでしょうか?無論、Apple Storeです。これが、オンラインのApple StoreでiPhone4Sなど購入して、家にモノが届いて、家でフィーバーしていても、全くさまになりません。典型的な、IT企業であり、パソコンメーカーだったAppleが、このstoreを設置したのは、やはり、ユーザーの窓口として、他のパソコンメーカーなどと徹底的に差別化をはかるためだと思います。

このApple Store、スティーブ・ジョブズの頭の中では、iPadと同じような位置づけだったと思います。設立当初は、これでも、十分他社と差別化できたものと思いますが、Appleが、eコマースに参入してからは、やはり、Apple社製品を販売するだけではなくなったので、新しい窓口であるiPadが必要になったのだと思います。そうして、新しいiPadという窓口ができた今も、やはり、Apple Storeは必要なのだと思います。

そんなことから、ここしばらく、eコマースや、SNSによるコマースが注目されるでしょうが、おそらく、今までとは異なる、裏側では、ITがサポートし、eコマースも、SNSも実践していて、物理的店舗を有している企業、ITと店舗が有機的に結びついていて、ユーザーフレンドリーな企業が今後伸びていくのではないかと期待しています。

やはり、いくら、ITだ、eコマース、SNSコマースだとはいっても、直接の人サービス、居心地の良い店にはかなわないところがあると思います。eコマースが定着し、タブレットやスマホによる窓口が定着した後には、これもたくみに取り入れなおかつ従来型店舗を持つ業態が台頭していくと思います。これらの業態がタブレットや、スマホをユーザーに無料で配布するかもしれません。そうして、顧客は、それらによって、自宅からでも、店舗内でも自由に買い物ができるようになるでしょう。また、人の助けが必要なときは、店舗で、それを受けることができるでしょう。あるいは、自宅で、それを受けられるようになるかもしれません。そうして、eコマースと、従来型の店舗や飲食店との境はあいまいになっていくと思います。

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2011年12月6日火曜日

欧州最大のIT企業、社内電子メールを廃止―【私の論評】既存のメールシステムは、いずれ消滅し、webメールと、SNSにとって替わる?


欧州最大のIT企業、社内電子メールを廃止:
欧州最大のITサービス企業である仏Atos社が、社内の電子メールを18カ月以内に廃止する。電子メールは「時代遅れ」になるのだろうか。



【私の論評】既存のメールシステムは、いずれ消滅し、webメールと、SNSにとって替わる?
この記事の詳細は、下の記事を読んでもらうこととして、読んだとしても別に結論めいたことは書いてはありません。ただし、私自身は、既存のパソコンの中に設置する、従来型のメールシステムはいずれ姿を消すのではないかと思っています。

実際、私は、ここ1年ほどWebメールと、SNSばかり使っていて、従来型メールシステムはほとんど使っていません。使うとすれば、会社だけです。個人で使う場合には、まず、滅多に使いません。

Webメールとしては、Gmailを使っています。SNSとしては、連絡用としては、facebookを用いています。これで、何の不便もないどころか、一度使い慣れてしまえば、従来型メールシステムは使う気になれません。

なぜなら、まずは、Webメールなら、iPhoneであろうが、iPadであろうが、自宅のパソコンであろうが、会社のパソコンであろうが、見たいときに見れるという便利さがあります。さらに、打ちたいときもどれでも自由に打つことができます。この便利さを味わったらとても、従来型メールシステムに戻ることはできません。

さらに、SNSの場合なら、たとえば、従来型メールシステムであれば、たとえば、飲み会などがあったとして、そのときに何人かの人の写真を写した場合、それを送るのは、非常に面倒でしたが、SNSなら、送るまでもなく、facebookの場合なら、自分のウォールにでも掲載すれば、それで十分ことが足りるわけです。

また、不特定多数の人に見てもらいたくなければ、facebookなら、あらかじめ、グループを作っておき、そのグルーフあてに写真やメッセージを配布しておけば、それで用が足ります。


Google+の場合は、いまのところ、まだサービスが始まったばかりですから、知人などで、あまり使用している人もいないので、まだ使用したことはないですが、特定のサークルを選んで発信するとか、あるいは、写真を送るために、写真に掲載されている人のみのサークルを作成して、発信するなどで用がたりてしまいます。このサークルは、非常に便利だと思います。このサークルあてに発信してしまえば、サークルに含まれていない他の人のストリームにまで、流れてしまうことがないわけです。

以上は、たまたま、写真の例をあげましたが、これは、無論、写真はもとより、動画、文書その他ドキュメントなら何でもできるというわけです。

こうして、考えると、Google+は、本当に便利です。会社であれば、社員全員のサークルとか、各職位別のサークルとか、取引先のサークルとか、いろいろ作っておいたり、必要に応じて作成すれば、そのサークルあてに何かを書き込めば、特定サークルしか表示されないわけです。それに、確か、サークルの中に、Gメールのアドレスを含めておけば、それも発信されたはずです。

Google+ Circle?
この文書、既存のメールシステムの後進性など書こうと思っていたのですが、書いているうちに、なにやら、Google+の企業ユースの優越性を書くことになってしまいました。

以前このブログでは、Google+が企業ユースとしては、優位にあることを掲載しましたが、この記事を書いているうちにそれを再確認しました。

やはり、企業ユースのSNSとしては、Google+、個人ユースとしては、facebookというすみわけができていくのかもしれません。

いずれにせよ、私は、クラウドの一番の利点は、共有と同期だと思っています。従来の個々のデバイスに依存する従来のメールシステムは、これから、どんどん廃れていくことになると思います。いずれ、古いものの代表になるかもしれません。

もう少ししたら、メールを一日数十通も打つ中高生など、博物館入りになるかもしれません。現代人が、昔の手書きの手紙を懐かしむように、電子メールシステムにノスタルジアを感じるようになるのかもしれません。時代は、やはり、同期と共有であり、それを楽にできるCloudによる、Webメールや、SNSが主流になっていくことでしょう。

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2011年12月4日日曜日

東京・秋葉原にある「リナカフェ」が25日で閉店へ―【私の論評】ノマドも利用せず、部品もどうなのよ?


東京・秋葉原にある「リナカフェ」が25日で閉店へ

windows7リリースのときのリナカフェの様子

2001年12月のオープン以来、通称「リナカフェ」の愛称でも親しまれてきた「カフェソラーレリナックスカフェ秋葉原店」の閉店が決まった。

店内は無線LANのアクセスポイントや自由に使える電源コンセントなどが用意されている比較的オープンな環境も手伝い、平日から多数のモバイル系ユーザーで賑わうなどアキバの名所的な存在だった。また、週末ともなるとパソコン・パーツメーカーやその代理店が主催するアキバイベントの会場となることも多く、多数のユーザーが訪れていた。Windows 7深夜販売イベントではメイン会場のひとつにもなった。

同店舗の立地は、秋葉原でも有名なPCパーツ関連ショップが集中するところで、代理店やメーカーにとっては、会場で製品を見てもらったあとで周辺のショップで製品を購入してもらえるという期待感に加え、周辺ショップへのアピール効果などメリットを感じさせる場所であった。

建物全体が改装工事となり、今後の展開は一切未定となっている。

【私の論評】ノマドも利用せず、部品もどうなのよ?
このニュースなぜか、今朝のGoogleニュースでトップ記事扱いでした。なぜ、そうなのか、私なりに解釈してみたいと思います。まずは、以下にリナックスカフェの写真を掲載しておきます。





このカフェは、極普通のものだと思いますし、場所が良いということにつきたのではないかと思います。確かに、コンセントはついていて、無線ランもできて、便利といえば、便利なのですが、やはり、数年前とは、大きく事情が変わってきたと思います。

いわゆるノマド(北アフリカの砂漠や中央アジアの草原で、羊や牛を追って生活している遊牧民。最近では、「オフィスのない会社」「働く場所を自由に選択する会社員」といったワークスタイルを実践している人々の意味でも使われる)もだんだん変わってきていて、別に、コンセントがなくても、無線ランがなくても、別に困ることはなくなってきています。

説明を追加
たとえば、上記のような構成の機器【HyperJuice(お化け電池)とMacBook Air、Wimax】で、どこにいても、会社や自宅にいるのと同じようにブログの更新ができたりします。ブログの更新どころか、結構大きなプロジェクトの開発だってできてしまいます。こういう機器を備えた、ノマドなら、どこでも良いわけです。それこそ、野外でも良いわけです。


先のパソコンの構成に、上記写真のような、Bluetoothマウス、USBハブ、外付HDD、電源タップ、ソフトウェアのドングル(コピープロテクトキー)、オーディオインターフェース、ミニキーボード、ヘッドフォン。これらを書類ケースといくつかにわけて持ち歩けば、音楽だって、どこでも作成できます。

と思ったのですが私も時代遅れですね。これは、1~2年前の話であって、今では、iPadとアプリがあれば、上記のようにたくさんものを運ばなくたって、音楽作成は可能です。そういわれてみれば、私も最近、iPadでブログを書いていることが多くなりまた。Blogger用のアプリがありますから、それを活用しています。ただし、このアプリ、タグをつけられないなどの欠点もありますから、すべてこれで作成するというわけではなく、思いついたときに、iPadに箇条書きにしておいて、後でパソコンで仕上げるなどのことをしています。また、ブログが完成して、アップした後で、テニオハを若干直すなどのときも、iPadのほうが、使いやすいので直すときなどにも用いています。

iPadのgarage bandの画面
本当に、ノマドにとっては、良い環境になっていると思います。都内や、地方都市でも、余程のことがなければ、場所を選ばずにどこでも仕事ができるようになってきました。であれば、何もわざわざ都内の人もわざわざ、リナカフェに行く必要もないわけです。

それに最近、巣篭もりが多くなっていますから、ノマドも意外と自宅で仕事をするようになっているのかもしれません。なにせ、仕事していても、インターネット・ラジオなどかけてヘッドフォンをしていれば、回りの騒音も気になりません。これが、ノイズキャンセリング機能つきのヘッドフォンなら完璧です。であれば、音楽作成にもこと欠かないわけです。

それに最近では、スタバでも、マックでも、コンセントや、無線ランが入っている店は、珍しくなくなりました。だから、リナックスカフェもその点で差別化が難しくなったのだと思います。

それに、ちょっとした部品なら、別にわざわざ秋葉にでかけて、リナックスカフェでコーヒーでも一杯飲んでしまえば、何のために安く買ったのかわからなくなってしまいます。

amazon.jpのメモリーの掲示
たとえば、私は、一昨年あたり、ノートパソコン用に、2Gのメモリを購入しました。これは、Amazon.jpで購入したのですが、確か3千円台でした。とっても廉価だったので、良かったです。そうして、もし、これを私は、函館に今住んでいるので、最初からアウトとしても、都内の方が、わざわざ、電車賃をかけて、しかも、コーヒーなんぞ飲んでいたら、いくら安く買えたとしても、割高になってしまいます。

それに、今だとわざわざ秋葉に行くとか、家電量販店に行かなくても、アマゾンなどに、カスタマーレビューが掲載されているので、それに、自分のパソコンと同じタイプのもののメモリの入れ替えのレビューがでていたりすれば、安心して購入することができるし、留意点までわかります。であれば、わざわざ秋葉原に行く必要も泣くなります。これは、他の価格コムなどのサイトでも同じことです。

ただし、メモリやちょっとしたものなら、良いかもしれませんが、パソコンを一から組み立てるとか、特殊な機器を購入するなどのことがあれば、カスターレビューなどではどうもならないのて、やはり、お店に行って話が聴けるというのは、魅力です。だから、秋葉原のPCパーツ関連ショップ代理店やメーカーなどは、これからも存続し続けると思います。

しかし、特徴のないカフェなどは、時流に乗れず消え去る運命にあるということだと思います。しかし、カフェでも生き残る道はあったかもしれません。

その参考になる事例として、現在カメラ専門店で、大いに繁盛している店があります。それについては、ここでは、本題ではないのです、詳細は述べませんがやはり、現在のように低コスト一点張りで、顧客サービスは、二の次のようなやり方では、いくらコストを節減できたからといって、早晩行き詰ります。やはり、人と人のつながりを大事にする事業がこれから伸びそうです。だからこ、これからソーシャル・コマースも伸びていくと予想されているのだと思います。


さて、人と人とのつながりを大事にしているカメラ専門店のお話は、下のURLを御覧になってください。

http://j-net21.smrj.go.jp/well/shinjosiki/article/hanjouten_01-01.html

いずれにせよ、カフェであろうと他の商売や事業であろうと、時流にあわせていかないといずれ行き詰まりますが、時流にあわせている限りにおいては、いつまでも、事業を続けていけるということだと思います。

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2011年12月3日土曜日

YouTubeが国内でもビデオレンタルサービスを開始、Android端末でも視聴は一応可能―【私の論評】ますます映画館に行かなくなる今日この頃?!






GoogleがYouTubeにおいて日本向けのビデオレンタルサービスを開始しました。

http://www.youtube.com/moviesにアクセスするか、YouTubeトップページに追加された「映画」カテゴリからレンタル・視聴することができます。


現在のところ、200 本以上のハリウッド映画や国内の作品がレンタル販売されていると言われています。東映から『仮面ライダー T... 続きを読む

■著者データ

juggly.cn

国内・海外のAndroid(アンドロイド)スマートフォン・タブレットに関するニュースや情報、AndroidアプリのレビューやWEBサービスの活用、Android端末の紹介などをお届けする個人運営ブログ

ウェブサイト: http://juggly.cn/

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【私の論評】ますます映画館に行かなくなる今日この頃?!

YouTubeでも、とうとう国内で映画配信ですか。アメリカでは数年前から配信されていて、無料の低画質のものは以前から見てはいましたが、今度はもちろん有料ですが、高画質で見られるようになります。

それにしても、今やBlue Ray、Apple TVなど、映画館に行かなくても十分高画質の映画を見られるようになりました。そのせいでしょうか、私は、ここ1年くらいは、映画館に足を運んだことがありません。今でも、自宅のテレビよりは、映画館のほうが、画面も大きいし迫力があるのには違いないのですが・・・・・・・。



やはり、今では、映画館で映画だけみるというのでは、面白くないということでしょうか。そこで、何か映画そのものとSNSのコラボでもないかと思って探してみたのですが、映画に特化したSNSは、Gacchiというのがありますが、コラボは見つかりませんでした。SNSだけだと、ひょつとすると映画館にますます足が遠のくかもしれません。なにせ、自分ひとりだけで、テレビで映画を見たとしても、その内容をSNSにコメントすれば、自宅にいながら多くの人と映画を通じて、交流できる可能性が高まるのでますます、映画館に足を運ばなくなるかもしれません。


今だと、観光地などに行って、スマホをみると、現地の店のクーポンがあったりして、その店に行くと特典があるなどのコラボなども、あるようです。

映画館でも、何かこのようなコラボができないものでしょうか。また、これは、すぐにはできないでしょうが、たとえば、映画など、すべて光通信で配信できるようなシステムをつくり、映画封切りのときには、東京などの大きな映画館で、映画に登場する俳優さんや主題歌を歌っている人にオープニングの挨拶してもらい、監督などにもでてもらい、映画の見所を説明させるようにしてはいかがでしょうか?

それに、その配信は、一方通行などではなく、たとえば、映画館に来たお客が地方にいながらも、これらの人に質問できるとか・・・・・。あるいは、映画が終わった後に、アンケートをとって集計して、その結果をすぐに全国の映画館にフィードバックできるとか・・・・。

このようなことをして、映画館に足を運ぶこと自体が何か非日常的な面白いことがあるようにするとか、また、恋愛ものの映画であれば、婚活に結びつけるイベントとか・・・・・。



あるいは、映画そのものをイベントにしてしまい、会場のスマホを持っている人たちから、映画の途中で、スマホでアンケートをとり、そのアンケート次第で映画の筋がかわっていくとか・・・。あるいは、もっとこれを進めて、映画の中の何かの役を映画館に来た人たちが担うようにできるようにして、スマホなどで、その役割の行動を選べるようにするとか・・・・・・。

とにかく、今の映画館のように、不特定多数の人が何の交流もなく、そのまま映画を見て、そのまま帰るというのではなく、何かイベント性、非日常性を持たせたほうが良いと思います。

きっと、そうでないと、映画館に足を運ぶ人は年々減っていくだけだと思います。3Dなどは、一時的に耳目を集めるかもしれませんが、これも、普及してしまえば、根本的な解決にはならないと思います。

さて、YouTubeの映画そのものは、どうかといえば、結局は有料のものは見ませんでした。今のパソコンでは、機能不足で、低画質でしか見られないのと、iPadでは、まだ見られないからです。

ただし、無料のものも見られます。”YouTube Movie”などと入力して調べてみると、結構無料の映画が見られます。その中で、いろいろみていたら、何と、Ed Woodの映画があったので、これを見てみました。Ed Woodは何年か前に、ジョニーデップ主演で、Ed Woodという映画があったのをご存知の方もいらっしゃるかもしれません。わたしは、これは、AppleTVで観ました。


ジョニー・デップ主演の映画"Ed Wood"から

Ed Woodは、B級映画の監督ですが、アメリカでも今でも人気のある監督です。今でも、多くのアメリカ人が彼の名前と彼の演出によるB級映画を知っています。とにかく、今から見ていると、ハチャメチャなものが多いです。フランケンシュタインとか、ゾンビとか、ドラキュラとか、果ては、宇宙モノなど、あるいは、これらをごちゃごちゃに混ぜたものなど、今からは考えられないような演出が多いです。

ジョニー・デップ
YouTube Movieで探していたら、このEd Woodの"Plan9 From Outer Space"という映画がありました。これは、UFOはでてくる、宇宙人はもちろん出てくる、ゾンビは出てくるわ、ドラキュラは出てくるという、とにかくハチャメチャな映画です。くだらないのですが、とにかく、全部見てしまいました。無論、台詞は全部英語ですが、そもそも、たいしたことを喋っていないことと、筋がそもそも、ハチャメチャですから、あまり台詞など重要な意味を持ちません。とにかく、見ていて"Ed Wood"風のB級映画らしさが最も良くでている作品ではなかったかと思いました。

ちなみに、この映画を見ていると、無論、ジョニー・デップが主演をしていた"Ed Wood"の中にでてくる映画の中の撮影シーンとも重なるところがあり、結構面白かったです。とは、いいながら、これをみていないと、あまりのくだらなさに面白くともなんともないと思われるかたもいらっしやるかもしれません。


しかし、この映画、当時のB級映画の要素をすべて投入したようなハチャメチャ作品です。興味のある方は、是非御覧になってください。何か、今見ると、ほのぼのとした感じに見えてしまいます。宇宙人の敬礼を見てください、それに衣装がピカピカですが、なぜか、ロシア風です。それに、飛行機のコクピットがこれ以上安くできないだろうと思うくらいの安直なつくりです。笑ってしまいます。とにかく、安手で、安直で、くだらないのですが何かひきつけられるものがあります。とにかく、たくさん盛り込んで、なるべく多くの人に気に入られようとした"Ed Wood"の心意気がうかがえます。だからこそ、後年になって、ジョニー・デップ主演の映画にされたり、今でもアメリカで結構見られているのだと思います。本日はこうした発見もありましたので、どこに出かけなくても、何となくリア充気分を味わえました。

これも、私は、AppleTVで、テレビでみました。このように家にいても新しい発見もあるくらいですから、先に述べたようにますます映画館からは足が遠のいてしまいます。映画関係の方々、なにか一つ工夫していただきたいものです。

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2011年12月2日金曜日

2ちゃんねらーは「高齢で低学歴」 グーグル「Think Insights」に暴かれてしまった―【私の論評】このデータは十分予想できたものである。今後このサイトは有力なマーケティングツールになりえるが、結局は選ぶのは、ユーザーであるという真理に変わりはない!!


2ちゃんねらーは「高齢で低学歴」 グーグル「Think Insights」に暴かれてしまった:

米グーグルが提供するサービス「Think Insights」が「恐ろしい」と話題になっている。

Think Insightの中のDouble Click Finderの表示例

続きは「J-CASTニュース」へ

詳細は、J-CASTニュースを御覧いただくものとして、結論部分がなければ、論評のしようもないので、結論部分のみ掲載します。
「ベスト&ワースト」というブログメ|87;ィアのライターが試しに2ちゃんねるのURLを入力してみたところ、ユーザーの学歴や年齢がわかってしまった。35~44歳のユーザーが最も高い割合の43%を占め、次いで45~54歳が20%、0~17歳が14%だ。学歴は大学卒業が36%と最も多いが、高校卒業が29%、高卒未満(17歳以下の現役学生を含む)が22%と高い割合を示している。記事では紹介していないが、世帯収入は300万~499万円が32%、0~299万円が27%、500~599万円が15%で、1200万円以上は0%という結果だった。
【私の論評】このデータは十分予想できたものである。今後このサイトは有力なマーケティングツールになりえるが、結局は選ぶのは、ユーザーであるという真理に変わりはない!!


2ちゃんねるといえば、すでにオールド・メディアといわれてから久しいです。今年の6月にも、twitterにセガの社員と思しき人が以下のような書き込みをしていました(現在では消去されている)。
ここ最近のユーザーのコミュニティサイトの調査データ見たけど、中高生のモバゲーなんかの浸透度がすごいな。 自分もやってみなきゃ。逆に2ちゃんねるの高年齢化がもはや冗談かと思うほどひどい。 中年の意見を拾う程度にしか役に立たないというw。時代の流れと変化は早すぎるのう。
今年の4月7日にも、ガジェット通信に以下のようなタイトルの記事が掲載されていました。

深刻な若者の『2ちゃんねる』離れ進む 井上トシユキ「ユーザーの高年齢化、画像アップできないのが原因」

もうすでに、米Googleの「Think Insights」のデータをみるまでもなく、2ちゃんねるの高齢化あるいは、オールド・メディア化については、多くの人が指摘するところとなっていました。

いずれにしても、高齢化について、「Think Insights」はっきり示されるということに関しては、確かに恐ろしいです。信憑性はともかくとして、従来なら一般の人がこのようなことを調べようとしても、その術がありませんでした。しかし、今なら、調べようと思えば調べられるわけです。

私も、実際に調べてみましたが、2ちやんねるは、高齢化しているし、低学歴であることも確認できました。2ちゃんねるのデータだけでは、なんともいえないので他のいくつかのサイトと比較してみて、実際に確かめることができました。



皆さんが、実際に試してみたいときには、"Think Insight"から探すのは面倒なので、"doubleclick ad planner"で調べればすぐに見つかります。操作方法もいたって簡単です。ちなみに、URLを下にコピペしておきます。

https://www.google.com/adplanner/?hl=ja#siteSearch

このページ日本国内からアクセスすれば、日本語で表示されます。最初にサンプルで、「ドメイン:wikipedia.org」と入れられている空欄に、自分が見たいと思うサイトのURLを入れて、空欄横の⇒をクリックすれば、すぐに結果を見ることができます。

このブログも調べてみましたが、月数万のアクセスですから、グラフは表示されませんでしたし、示されるデータもあまり信頼に足るものとは思えなかったので、ここでは、公表しません。月に少なくとも、数十万くらいはアクセスがないと、まともなデータとはならないようです。

いずれにせよ、現在においては、2ちゃんねるは、実際に閲覧するにも、スレッドがかなりあって、自分の見たい話題をみようと思っても、なかなか検索しにくくなりました。それに、匿名性のサイトですので、信憑性も低くなりました。オモシロ半分にみているうちはいいのですが、何か有用な情報を見つけるのには、本当に無駄だと思います。

あの半匿名のMixiも、ユーザー数はひところから比較すれば、減っているようです。今は、それこそ、facebookや、Google+があるので、これで、各分野の専門の人などと知り合いになれば、それこそ、以前このブログで述べた「身の丈にあった情報」が入りやすくなってくると思います。私自身も、このFacebookの「身の丈にあった情報」によって、音信不通になっていた、もと会社の同僚や、知り合いとまた連絡することができました。

Google+は、今年の夏あたりから本格的に始まったSNSなので、まだまだ、というところでしたが、最近は、ユーザーも増えたせいでしょうか、以下のようなニュースも舞い込んでくるようになりました。

ありがとうソーシャルネットワーク! 1年前に海の底に沈んだキヤノンデジタル一眼カメラが発見されて持ち主のところに戻ってくるまで(写真ギャラリーあり)

この記事のソーシャルネットワークとは、Google+のことです。

このような出来事は、匿名の2ちゃんねるでは、起こりえないことです。やはり、これからは、実名を旨とした、SNSが全盛となっていくことでしょう。

私は、数年前から、2ちやんねるは一切見なくなりました。見たいとも思いません。いつまでも、2ちゃんねるに執着する人は、「身の丈」にあった情報を得られる機会を失っているだけと思うのは私だけでしょうか?

今後、SNSは進展していき、ネット社会も実名でというのが、当たり前になっていくものと思います。そうして、こうしたユーザーの情報を各事業会社が把握しやすくなることだと思います。しかし、こうした事業会社も、ただ顧客の情報を集めるというだけではなく、顧客との対話、個々の顧客に対して「身の丈にあった情報」を提供するなどして、顧客との信頼関係を深めていかなければ、結局2ちやんねると同じ運命をたどることになると思います。

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2011年12月1日木曜日

はこだてクリスマスファンタジー本日開幕です!!−【私の論評】シクラメンの皆様寒さの中元気をいっぱい有り難う!!



はこだてクリスマスファンタジー(Hakodate Christmas Fantasy)は、例年北海道函館市で行われるイベント。12月1日からクリスマスである12月25日まで実施される。毎年カナダから贈呈される巨大なクリスマスツリーのイルミネーションが著名である。


同イベントは社団法人函館青年会議所が組織する、はこだてクリスマスファンタジー実行委員会が主催となって行われる。始まりは1998年、当時青年会議所理事長を務めていた人物が発案者である。クリスマスツリーは毎年函館市の姉妹都市であるカナダハリファックス市から寄贈されるもの。20メートルを越えるモミの木はイルミネーションに向けた装飾が施され、イベント期間中は点灯式とともに花火が打ち上げられる。ツリーが設置されているのは、函館市末広町金森赤レンガ倉庫群前の海上であり、函館湾に面する。

クリスマスツリーが運搬されるのは11月27日である。2003年のクリスマスファンタジーでは、ハリファックス市から寄贈されたクリスマスツリーが検疫の問題で使用することができなくなることがあった。この際、イベントに用いたクリスマスツリーは、道内産のものだった。

クリスマスツリーは「幸せを呼ぶもみの木」と呼ばれ、午後4時30分から午後5時45分までと、午後6時から深夜2時までの2回のイルミネーション点灯時間がある。22日から24日までと、金・土曜日は翌朝の7時まで点灯される。イベント最終日となる25日は午後8時までの点灯。点灯式が行われるのは期間中毎日午後6時からで、同時に花火が打ち上げられる。点灯式を行う点灯者は毎回違う人物であり、一般参加者のほかにこれまでNTTドコモ、株式会社エスイーシー、JRAなどの企業が点灯式イベントに携わっている。2006年12月3日の点灯式には、平原綾香が点灯者として参加した。

【私の論評】シクラメンの皆様寒さの中元気をいっぱい有り難う!!
今年も、はこだてクリスマスファンタジーに行ってきました。本日は、その様子をレポートさせていただきます。今年のテーマは東日本大震災もあったためか、「人と人の絆を大切に」というものでした。

点灯直後の花火打ち上げの様子です

本日のイベントは、シクラメンのコンサート

本日は、メンバー三人とも寒さの中Tシャツ一枚で熱演!!一杯元気をいただきました。
なお、シクラメンは、映画「ポリスドッグ」の主題歌を歌っているメンバーです。暖かみのある曲が売りです。今年のイベントのテーマでもある、「人と人の絆を大切に」という趣旨にぴったりと当てはまる、コンサートでした。ちょっと古いですが、このシクラメンのリーダーは、あのアース・ウィンドゥ・アンド・ファャイヤーのモーリス・ホワイトととも似て、なんというか八百屋の親父タイプで、好感がもてました。頑張れ、シクラメン!!私は、応援してるぞ!!でも、頑張りすぎて、風邪はひかないように!!

コンサート終了後の風景、シクラメン目当てでしょうか、女の子がたくさんいました

会場はいつもながらですが、御伽噺の世界のよう

コンサート終了後は、寒かったので、もとフレンチのシェフが経営する「じょっぱり」にいきました。ここで、熱燗を飲んで、美味しい料理をいただき、ほっと一息。


ちなみに、「じょっぱり」の住所とか、どんなお店なのかは、以下のURLを御覧になってください。


じょっぱりのマスター
ちなみに、当日は、もちろん、お酒は、「じょっぱり」をいただきました。ただし、「じょっぱり」にもいくつか種類があるので、ウェートレスのかわいい、お姉さんのお勧めをいただきました。おすすめ、マスターによれば、このお姉さんの好みだそうな。

じょっぱりのウエイトレスさん?格好はウエイトレスさんでしたが・・・・
本日は、知内産の牡蠣など日本酒とともにいただきました。最後のゴマ白玉のバニラアイスも美味しく、大満足でした。本日は、文字通り、リア充でした!!

さて皆様、はこだてクリスマスファンタジーは、25日までです。毎日午後6時から点灯式を行います。点灯式の後には、毎日花火打ち上げを行います。この時期、クリスマスファンタジーだけではなく、市内は、イルミネーションでいっぱいです。なお、本日は、クリスチャン系の遺愛女子高のクリスマスツリーも撮影して皆様に御覧いただこうと思ったのですが、じょっぱりを出て、移動中の9時50分に消えてしまいました。撮影できなかったのが残念です。

また、函館は海産物が美味しいです。じょっぱりをはじめ、美味しい店がたくさんあります。こちらも、いらっしゃれば、大満足だと思います。この時期の函館もなかなかのものです。皆さん、是非いらしてください!!

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