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私が現在使っているのと同型のノートパソコン |
27日、米紙ワシントンポストは記事「中国ではビジネス出張者はサイバースパイを避けるために極端な防衛策を採る」を発表した。重要な情報が入ったノートパソコンは中国に持っていかないほうがいいと警告。「中国に行くたびに新しいiPadを購入して使い捨てにします」とのあるセキュリティ専門家のコメントまで掲載している。
情報安全問題の専門家である唐嵐(ダン・ラン)氏は環球時報の取材に答え、「ワシントンポストが説く中国のサイバースパイ行為は技術的に説明がつかない。中国の能力をあまりにも誇張している」と指摘。スパイ能力ならば「米国の能力が他国を圧倒している」と主張した。
【私の論評】世界は、謀略が渦巻いているのが常識!!日本だけが、この常識が通用しない!!!
私が現在使っているのと同型の初代iPad |
このパソコンのメーカーは、SOTECで、このメーカーは、すでに、ONKYOに吸収されてしまっていて、いっときは、ONKYOSOTECなどと呼ばれていた時期もありますが、今は、ONKYOで統一され、メーカー名としては、完璧に消えました。このパソコンは、SOTECが開発した一番最後のほうのものとなります。
それにしても、3万台で購入したものですから、やはり、iPadよりは、価値観がないです。だから、上の記事を見て、"どうして、わざわざ、iPadを購入して捨てるの?"と思ってしまいました。私なら、ノートパソコンの安いのを買って、捨てると思いました。しかし、良く考えてみて、はたと納得がいきました。
そうです、パソコンなら、ハードディスクが内蔵されていて、記憶容量もかなり大きいです。上のネットブックですら、160ギガもの容量がありました。そうして、ノートパソコンは、通常様々なデータをこのハードディスクに大量に保管することを前提としています。
ところが、iPadなどのタブレット端末は、一般に容量が少ないです。iPadでも一番容量の多いものでさえ、64ギガにすぎず、一番小さなものは、16ギガです。そもそも、iPadは、クラウドを使用することを前提としていますから、記憶容量は少なくとも良いのです。ドキュメント類は、写真であろうがなんであろうが、もともと、クラウドに保存することを前提としおり、パソコンなどとは、設計思想が全くことなります。
だから、ノートパソコンでは、書類でも何でも、ハードディスクに保存しますが、iPadなどでは、Google Docsなど、外部のストレージに蓄えるのが普通です。そうであれば、パソコンのように、ハードディスクに蓄えるよりは、はるかに安全です。パソコンにもスパイウエアを防止するソフトなどありますが、クラウド上のそれそれも、特に定評のある会社のクラウドは、遙かに堅固です。一旦クラウドに蓄えられたドキュメントを覗くことは、非常に難しいです。しかし、パソコンのハードディスクなどは、簡単です。
だからこそ、上記の文章で、セキュリティーの専門家が、「中国に行くたびに新しいiPadを購入して使い捨てにします」と薦めているのだと思います。
さて、上の文書では、こうした専門家のアドバイスを、中国側は、「中国のサイバースパイ行為は技術的に説明がつかない。中国の能力をあまりにも誇張している」などとしていますが、そんなことは、ありません。
そもそも、中国では、スパイ行為が多いです。最近のものをかいつまんであげても、以下のようなことがありました。
台湾軍内部での中国側スパイ摘発、インテリジェンス戦浮き彫り
ルノーの産業スパイ問題、中国が関与の可能性も
料理人がスパイ?―ハッカー攻撃の発信源とされる中国職業訓練校を探訪
日本国内でも、中国スパイの活動はかなりのものです。さらに、中国国内でも、いろいろなところで暗躍しています。そうして、そうした活動の一環として、当然、ITによるものも、あります。皆さんも、アメリカのサイトが書き換えられたとか、日本のサイトも書き換えられ、その侵入もとは、中国からであるという報道などなされていることは、ご存知だと思います。それに現代は、ITなどにより、ハッキング等を組織的に行う軍隊が創設されていて、一般にサイバー軍と呼ばれています。このサイバー軍、当然アメリカにも、中国にも、そうしてあの北朝鮮ですら、設立されています。そうして、一番先に設立されたのはd、何と、アメリカではなく、中国です。
それも、国の機関ではなく、人民解放軍の中に作られています。これが、たちが悪いです。なにしろ、人民解放軍は、他の国のように国民の軍隊ではありません。これは、あくまで、中国共産党の私兵です。しかも、中国の各地に分散された地方共産党の私兵です。
だから、上記の米専門家のいうように、外国からの出張者などに関しても、重要な人物のパソコンなどは、もし可能であれば、かならず、閲覧しているとみて間違いないと思います。なぜ、そんなことがいえるかといえば、中国からは、通信の自由が確保できないという理由から、あのグーグルが撤退していることからも容易に類推することができます。
それに、中国の軍事思想には、以前のこのブログにも掲載したように、超限戦という考え方があり、これによれば、ITによるサイバーテロは、当然のこととされています。以下に、超限戦の内容を過去のブログからその核心部分だけコピペしておきます。
『超限戦』(ちょうげんせん、英:Unrestricted Warfare)とは1999年に発表された中国軍大佐の喬良と王湘穂による戦略研究の共著です。中国の軍事思想の一つでもあります。
中国空軍の喬良、王湘穂はこれからの戦争をあらゆる手段を以って戦うものとして捉え、その戦争の性質や戦略について論考しています。
構成は第1部新しい戦争について、第2部作戦の新しい方法についての議論から成り立っていました。その中で喬良、王湘穂は25種類にも及ぶ戦闘方法を提案し、通常戦、外交戦、国家テロ戦、諜報戦、金融戦、ネットワーク戦、法律戦、心理戦、メディア戦などを列挙しています。
そしてそのような戦争の原理として総合方向性、共時性、制限目標、無制限手段、非対称、最小消費、多元的協調、そして全ての過程の調整と支配を挙げています。このような戦争はグローバリゼーションの時代の戦争に特徴的なものであり、軍人と非軍人の境界もまたあいまい化するとしています。超限戦は単に戦争手段の多様化を示すだけではなく、それに対応した安全保障政策や戦略の研究の必要を主張しています。このような軍事思想からすれば、人民解放軍のサイバー軍が上記のようなことをすることは、当然のことと思います。というより、アメリカや、ロシアや、その他の国だって、すぐにバレるようなヘマはしないでしょうが、各々の国のサイバー軍が当然のこととして、行っていることだと思います。そうです、超限戦の考えは、何も、中国が最初に考えついたということではありません。近代的なものは、アメリカが発祥です。また、当然今のようなITなどなかったですから、それは含んでいませんが、当時の知恵を動員した、超限戦は、すでに、中国の古典にすらでてくる話しです。
中国も、これだけではなく、古典的なハニートラップから、高度なサイバー戦まで、ありとあらゆる知識を駆使して、超限戦を闘い抜いているとみて間違いありません。国際関係というものは、そんなものです。表側の外交の綺麗な部分だけを見ていていては、本当の国際関係など理解できません。世界では当たり前の、超限戦ですが、長い間の平和ポケの日本人は、このことをすっかり忘れてしまったようです。
過去においては、豊臣秀吉、徳川家康、織田信長や、もっとそれ以前の武士でも、諜略といって、戦わずして勝つとか、戦っても被害を最小限に留めるため、様々な知略を巡らすことが当たり前でした。これも、古典的な超限戦といっても良いものです。しかし、今の日本人には、諜略といっても、判らないひとも多数存在すると思います。
さて、話を元にもどしますが、中国との取引で、中国の相手側が、超限戦的な手法を用いることは当然と見ておいて、間違いないです。何かいつも不利な状況に追い込まれるならば、相手側が、超限戦的手法を使っているではないかと疑ってみるべきです。
私自身は、中国に行ったのは、随分昔のことで、パソコンを持って行ったことなどありません。その頃は、携帯電話は、日本では普及していましたが、今ほどではなく、さらに、中国では、携帯電話が全く普及していませんでした。だから、携帯電話すら持ってっていきませんでした。そんな時代ならともかく、今は、パソコンなど使うのは、当たり前ですから、上記のアメリカの専門家が語っているようなことは、まともに受け取ったほうが、良いと思います。
中国から持ちかえった、中国内でインターネットにつないだパソコンは、専門家にみてもうか、それが、面倒なら、中国にパソコンを持っていくことはやめ、iPadを使い捨てにするのはあまりに勿体ないですから、Lenovoの最近発売しはじめた安いタブレットか、Amazonで予約販売の受付をした、安い、タブレットなどを購入して、中国国内で使うようにして、戻ってくるときには、中国の誰かにあげると良いと思います。そうしたとしても、なにも後ろめたさを感じる必要はありません。中国人なら、中国内のインターネットを使うのは、当たり前のことであり、であれば、彼らはインターネット上で、中国当局の監視を受けていることは当然のことですから。
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