2009年10月12日月曜日

軍事問題評論家の江畑謙介氏が死去-江畑氏、田母神氏、石原慎太郎氏の対談など是非見てみたかった?

軍事問題評論家の江畑謙介氏が死去
Ebata Kensuke talks

 江畑 謙介氏(えばた・けんすけ=軍事問題評論家)10日午後3時47分、呼吸不全のため千葉県木更津市内の病院で死去、60歳。同県銚子市出身。葬儀は親族で済ませた。喪主は妻裕美子(ゆみこ)さん。近くお別れの会が開かれる予定。

 上智大理工学部卒。兵器システムなど軍事戦略や日本の安全保障問題に詳しく、湾岸戦争をきっかけにコメンテーターとしてテレビに登場。05年4月から拓殖大海外事情研究所客員教授。「世界の紛争 日本の防衛」「安全保障とは何か」「世界軍事ウオッチング」など多数の著書がある。 

江畑氏、田母神氏、石原慎太郎氏の対談など是非見てみたかった?
まずは、江畑さんのご冥福をお祈りさせていただきます。決して若いとはいえませんが、評論家としての寿命はまだまだで、これから、10年以上も活躍できたのではないかと思います。本当に残念なことです。最近は、テレビでお姿を見ることもなかったですが、ということは、世の中比較的平和だったのかもしれません。しかし、これから大きな出番があったかもしれないと思うと残念です。しかし、彼自身は、あまり出番の無いほうが良いことだと思っていたかもしれません。

江畑さんは、湾岸戦争時突如メディアに露出し始め、その特異な髪型と的確な戦況分析でセンセーショナルを巻き起こし、世間に「軍事評論家」なる言葉を認知せしめた人物でした。いまでも、いろいろな意味で軍事評論家としては、この方の右に出る人はいないと思います。

豊富な知識に裏付けられた冷静な分析力は他の凡百の評論家とは一線を隔していますが、メディアに露出した当初はその独特な1:9ヘアのみが注目されていましたた。現在に至っても毛髪というキーワードとともに語られることの多い同氏ですが、彼の本質はそこではなく評論家としての類まれなる能力にあることは言うまでもありません。

不毛な論争を嫌い冷徹なまでに事実のみを追求する姿勢はまさに脱帽の一言。コソボ紛争、アメリカのアフガン侵攻、イラク戦争など有事の際にしかテレビに出演しないためなかなかお目にかかることができませんでしたが、著書が多数出版されているので、そこから彼の知識の一端に触れることができました。

彼の著作を読むと、軍事の問題に関しては、日本国内では語ることが忌避されているところがありますが、避けて通ることのできない問題であることを想起させてくれます。民主党の皆さんも、軍事の問題避けてばかりいずに、ますは、江畑さんの著書など読むことから初めてはいかがでしょうか、人が何かを考えるときに、やはり、その対象物に関してある程度勉強していなければ、何をどうして良いかの考えも浮かんでこないと思います。この問題に一切触れない民主党では、大方の党員が効した問題に疎いのではないかと思います。

今日、政権交代した民主党のマニフェストには、安全保障や軍事問題に関しては何も書かれていません。ご存知のように、北朝鮮の核問題の脅威は現実の問題として論議されなければなりません。最近、アメリカと中国の接近ぶりが顕著です。中国の軍事費の拡張ぶりも、著しいものがあります。

金融危機により、アメリカの経済力の衰えは著しく、最近は中国頼みのようなところがあり、以前なら、中国の民主化、政治と経済の分離、法治国家化に対してことあるごとに、ピシャリと苦言を呈したきた、アメリカも最近はそのようなこともなくなりました。少なくとも、ブッシュ大統領のときは、中国に関して、民主化に関する厳しい要求を突きつける会見など時々行っていたことをはっきり覚えています。

しかし、中国は今でも共産党一党独裁の国であり、その本質は最近も昔から全く変わっていません。日本国内でも、いわゆる中国ビジネスに走る大企業は多く、その中の一つのイオングループのCEOには岡田外務大臣の親族がいるという具合です。多くの大企業が中国ビジネスとかかわりがあるためか、心ある報道関係者などが、中国に関する暴露記事など書こうとすと、まったがかかることが多くなっているそうです。まったく、なげかわしいことです。

私自身は、安部元総理がいっていたように「戦後レジーム」の見直しは、当然のことであり、核武装も含めた日本の安全保障のあり方を真剣に論議するときに来ていると思います。中国に対しても、対情報活動など強化すべきと考えます。

江畑さんは、大きな戦争のとき出ないと、なかなかテレビなどに出てきませんでしたが、彼には、このも問題に関してどのような考えを持っていたのか、聴きたかったと思い、非常に残念です。もうそのような、チャンスはないのですが、江畑氏、田母神氏、石原慎太郎氏などの対談など是非見てみたかったものです。



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2 件のコメント:

japantourist さんのコメント...

ご無沙汰しております。御訪問ありがとうございました。
本当に残念です。もう一度読み返そうと思います。

山田 豊 さんのコメント...

japantourist様、コメント有難うございます。江畑さんの良い後継者が出てくると良いと思います。だれか、お弟子さんのような方いらっしゃれば、良いですね。
これからも、お気軽にお立ち寄りください。

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