2011年11月1日火曜日

【中国】毛沢東の車にはバックミラーがついていなかったことが判明 / 理由 「社会主義は前進あるのみだから」―【私の論評】だからこそ、中国で社会主義は死んだが、その後継の国家資本主義も行き詰まりをみせている!!

【中国】毛沢東の車にはバックミラーがついていなかったことが判明 / 理由 「社会主義は前進あるのみだから」


現地時間10月30日、中国マカオで行われていた国際自動車博覧会が盛況のなか無事に閉幕した。フォルムの美しさを誇るものから世界最速のものまで様々な自動車が展示されていたが、中でも目を引いたのが毛沢東専用車だ。なんとこの車にはバックミラーがついておらず、しかもその理由は「社会主義は前進あるのみだから」というのだ。

毛沢東専用車は1950年代、旧ソ連の自動車メーカー・スターリン社のものだ。当時、旧ソ連から中国に贈られた車のうちの1台だという。装甲やガラス全てが防弾仕様となっており、全方向すべてから要人を守ることのできる車だ。

毛沢東
だがその完璧であるはずの専用車にバックミラーがない。この件に関して展示説明は「この車にはバックミラーがありません。1950~60年代の『社会主義は前進あるのみ、後退することはない』」というイデオロギーが色濃く出ているためです」とあったそうだ。

なお、実際に使用の際は、護衛車がつき毛沢東の乗った車がバックする必要がないよう警護していたとのことである。運転手の緊張を考えるとこちらまで冷や汗をかきそうだ。

さて、続きと、この記事に対する中国のネットユーザーらの反応はこちらから!!

【私の論評】だからこそ、中国で社会主義は死んだが、その後継の国家資本主義も行き詰まりをみせている!!
毛沢東とはいっても、今や知らない人も多いので、その略歴など掲載しておきます。
毛 沢東(もう たくとう、マオ・ツォートン、1893年12月26日 - 1976年9月9日)は、中華人民共和国の 919;治家、軍事戦略家、思想家。字は詠芝、潤芝、潤之。筆名は子任。初代中華人民共和国主席。中国共産党の創立党員の1人で、長征、日中戦争を経て党内の指導権を獲得し、1945年より中国共産党中央委員会主席を務めた。日中戦争後の国共内戦では蒋介石率いる中華民国を台湾に追いやり、中華人民共和国を建国した。以後、1976年に死去するまで同国の最高指導者の地位にあった。 
現代世界史において大きな業績を遺した人物とみなされており、タイム誌の「20世紀の重要人物(Time 100: The Most Important People of the Century)」の1人に名を連ねている。毛は、思想家、戦略家として評価されており、詩人としても名高い。 
一方、毛の政策については現在でも議論の対象となっている。研究者は、毛の引き起こした大躍進政策と文化大革命のような、文化、社会、経済、外交に重大な損害をもたらした問題について非難するとともに、彼の政策による犠牲者を数千万と推定する。そして、マルクス主義・ソ連型社会主義を中国社会に導入しようとした毛の政策は、産業の面において、結局失敗に終わったと論じる。
大躍進の時の中国のブロパガンダ
文化大革命の時のプロパガンダ
さて、中国の1960年代の事実上の国歌は、「東方紅」ですが、毛沢東の名前がでてきます。以下にその歌詞を掲載します。
东方红,太阳升,
中国出了个毛泽东。
他为人民谋幸福,
呼儿咳呀,他是人民大救星。 
毛主席,爱人民,
他是我们的带路人。
为了建设新中国,
呼儿咳呀,领导我们向前进。 
共产党,像太阳,
照到哪里哪里亮。
哪里有了共产党,
呼儿咳呀,哪里人民得解放。
以下に日本語の歌詞を掲載しておきます。
東方は紅、太陽が昇った、
中国には毛沢東が現れた。
彼は人民の幸福を謀った。 
(掛け声・呼児咳呀≒フーアルハイヨー)、
彼は人民の大いなる救いの星!
毛主席は人民を愛する。
彼は私たちの進路を示す人。
新中国を建設するために、
(掛け声・呼児咳呀)、
私たちに前進を指導する!
共産党は太陽、
どこの地でもどこの地でも照らす。
どこの地にでも共産党はある、
(掛け声・呼児咳呀)、
どこの地の人民も解放された!
以下に、この歌の動画を掲載しておきます。


プロパガンダなるもの、すぐに色褪せますね。こんなのは、今では通用しません。このブログには、中国では、建国の父であるはずの毛沢東を国家の英雄として祀り上げることがてできない旨を掲載したことがあります。それは、当然といえば、当然です。なぜなら、大躍進で、犠牲者を数千万も出しています。数千万といえば、いくら中国の人口が多いとはいえ、日本でいえば、大東亜戦争のときの戦死者に匹敵するほどです。

日本でも、大東亜戦争で亡くなった人の数は多く、どの家でも、親戚か知人などで、戦争でなくなれた方がいらっしやると思います。小さな村では、当時の若い人達が、出征して、全員が戻らぬの人になったなどというところもありました。それと同じように、中国でも、大躍進で亡くなった方が、親戚か、知人では誰もがいるとか、小さな村では、ほとんどの人が飢餓亡くなったなどというところもあります。戦争というのならまだしも、平時にこれだけの死者を出したのは、異常事態以外の何者でもありません。

それだけではなく、文化大革命で、中国を混乱の巷に陥れた張本本人ですから、これによって、苦い経験を持っているとか、親兄弟がひどい目にあった人がたくさんいます。さらに悪いことには、中国では、日本とは異なり、死者に鞭打つようなところがありますから、大躍進や、文化大革命の中に、何の悪さもせずに犠牲になり、さらには、名誉を回復されていない方々もかなりの数にのぼります。表には、出さないものの、腹わたが煮えくり返るような思いをしている人々も多数存在するはずです。


こんな悪人をいくら建国の父だからといって、英雄に祀り上げることなどとてもじゃないですができません。

自分が歩いた足跡もみないという人物であったからこそ、このような悪行、大罪を平然と遂行できたのだと思います。どんな人だって、どんな組織であれ、過去があるから現在があるのであり、現在があるから未来があるわけです。

にも関わらず、過去を精査も反省もしないで、現在や未来を生きていこうなどということはできるはずがありません。できるとすれば、それは、人なら悪人か、組織ならブラック企業だけです。しかし、これらは、いつまでもは続きません。いつか、滅びの日がきます。日本においては、島原の乱があっていらい、幕府は、それまでの武家のやり方をあらため、それまで強圧的であった体制をあらためある程度の民主化、政治と経済の分離と、法治国家化をすすめました。それでも、なが続きせず、300年しか続かず、明治維新によってこの体制は崩壊しました。

そうして、現代中国はどうかといえば、やはり、毛沢東とあまり変わりないようです。バックミラーのない車に乗っているかのごとく、全く過去の反省もなく、いまだに、民主化、政治経済の分離、法治国家化などをする気は、全くありません。まるで、島原の乱の前の幕藩体制のような中国。

こんな国に未来はないと思います。皆さんは、どう思われますか?
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