Cyberdyne社による、脳で操るロボット、この分野でも、日本は存在感を示している |
世界の産業用ロボットの約7割を生産するロボット大国の日本。近年は「脳ロボット」の開発でも存在感をみせている。脳の信号を読み取り、意思通りに 機械などを動かす「ブレーン・マシン・インターフェース」(BMI)と呼ばれる技術で、医療・福祉分野に革命を起こしつつある。
この記事の詳細はこちらから!!
【私の論評】日本にも面白いメイカーズが存在し、クリエイティブな活動をしている!!
さて、詳細は上の記事をご覧いただくものとして、上の記事では脳ロボットの例としてしnecomimiについて掲載しています。その部分だけ以下にコピペしておきます。(本日は、ネコミミをつけた女子の写真とともに掲載させていただきます!!)
脳波装置は小型化が世界中で進み、ユニークな応用製品も生まれた。代表格は日本のクリエーター集団「ニューロウェア」が開発した「necomimi(ネコミミ)」だ。
髪留めのカチューシャにネコの耳を付けたような形で、額と耳たぶで脳波を計測。脳が緊張状態だとネコの耳がピンと立ち上がり、リラックスすると下を向く。
nekomimiをつけた小松彩夏さん |
これだけでは、なかなか理解しにくいと思いますので、日本のamazonに掲載されていた写真と、商品説明を以下に掲載させていただきます。
necomimi |
「心理状態の可視化で新たなコミュニケーションが生まれる」と発案者。昨年6月以来、国内で2万個を販売したヒット商品で、海外でも人気という。日本のサブカルチャーが脳ロボットの新たな可能性を広げている。この商品に関しては、評価が別れるところでしょうが、最新技術をこのようなものに結びつけるというところが、いかにも日本らしいです。日本でないとなかなか生まれない発想だと思います。日本では、もともと、ネコミミ・カチューシャなるものは存在していました。
☆ ニコニコ超会議で超話題となった商品☆
●脳波で動く、ネコのミミ。necomimiは、あなたの脳波をキャッチして、あなたの状態を言葉よりも早く表現す る拡張器官です。感覚をつかめば、脳波で耳の動きがコントロールできる。耳の動きで気持ちを伝えられる。テクノロジーが叶えた、可愛くて、ちょっぴり新し いコミュニケーションのカタチです。
■対象年齢:14歳以上
■使用電池:単4アルカリ電池4本(別売り)
■製品保証期間:90日※こちらの商品には、メー カー保証書はメーカーの方針で添付されておりませんが90日間の保証がございます。
これと、「脳ロボット」を結びつけてしまうというところがすごいです。
さて、このようなもの誰が、あるいはどこの会社で作ったのか、興味がつきないところだと思います。そこで、それを調べてみることにしました。
necomimiを開発したのは、広告代理店のクリエーターなどが集まる開発チーム、neurowear。加賀谷友典氏はそのコンセプトをまとめ上げた中心メンバーだそうです。開発の発端は、新しい非言語コミュニケーションの研究だったといいます。まだ使われていない手段として脳波に着目。センサーを頭部に着ける必要があったことから、ネコの耳を発想したそうです。リアルで自然な耳の表情を出すために、形状、素材、取り付け角度、動き方などを徹底的に検討したといいます。
加賀谷友典氏 (かがや・とものり)は、1972年生まれ、慶應義塾大学総合政策学部卒業。フリーのプランナーとしてデジタル・ネットワーク領域で多数のプロジェクト立ち上げに参加。新規事業開発における調査、コンセプトの立案、チームマネジメントが専門。主な事例としては坂本龍一インスタレーション作品「windVibe」(電通)、「GEOCOSMOS」(日本科学未来館)、読売新聞yorimoプロジェクトなど。
そうして、"ニューロウェア"は東京を中心に活動する「ちょっと未来のコミュニケーション」を創造するプロジェクト・チームだそうです。脳波や心拍など生体信号を用いたプロダクト/サービスのデザイン、プロトタイピング、デモンストレーションを行っています。 なかなか、面白そうなプロジェクトですね。
それにしても、このようなユニークな製品といえば、やはり、昨年の大晦日にも掲載したように、ウィアード誌のクリス・アンダーソン編集長が提唱しているいわゆる、メイカーズ的な作り方をしているのでしょうか?その記事のURLを以下にコピペしておきます。
「ロングテール」「フリー」著者が提唱する“メイカーズ革命”で日本が再起動する?―【私の論評】本年最後の話題として「メイカーズ」は取り上げないわけにはいかない!!
さて、詳細はこの記事をご覧いただくものとして、私はメイカーズというクリス・アンダーセン氏が提唱しはじめた概念は、日本での邦訳が、なぜか「メーカーズ」ではなく「メイカーズ」なので、「メイカーズ」が定着してしまったようですが、英語ではmakersです。であれば、無論著書のような人たちのこともメイカーズなのでしょうが、いわゆる、一昔前の巨大産業としての製造業以外であれば、「メイカーズ」と呼んでも差し支えないと思います。だから、この製品もメイカーズのよるものとして良いのではないかと思います。
そもそも、クリエーターが作ったということで、実際にものをつくる人達ではなく、あくまで、コンセプトをまとめ、いわゆる技術者に依頼したのだと思います。日本ではアマゾンで、売っていたり、海外では、アマゾンではなく、独自の英語版のサイトで販売しているようです。
だから、クラウド・ファンドなどは使ってはいないのかもしれません。また、オープン・イノベーションではないのかもしれません。このあたりは、ご存知の方がいらっしゃれば、教えていただきたいです。しかし、既存のメーカーとは明らかに異なる作成です。neuroeareが、クリス・アンダーソン氏の提唱する、オープン・イノベーションで海外とのコラボレーションなどはじめたら、何やらすごいことになりそうな気がします。
いずれにせよ、今後このような面白い、製品が、今までとは全く異なるやり方でたくさんででくるような予感します。その元年が今年になるような気がします。 このブログ、昨年の大晦日に、メイカーズについて掲載しましたが、今後もこのような動きは、日本内外を問わず掲載していこうと思います。皆さん、ご期待下さい!!
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