2023年1月1日日曜日

天皇陛下が新年にあたりご感想「希望を持って歩むことのできる年に」―【私の論評】日本の立憲主義の根本は、天皇と皇室のありかたがどうあるべきかから始まる(゚д゚)!

天皇陛下が新年にあたりご感想「希望を持って歩むことのできる年に」


 宮内庁は新年にあたり、皇室の新たな映像を公開するとともに「希望を持って歩むことのできる年となることを祈ります」との天皇陛下の感想を発表しました。

 天皇ご一家の映像には、お住まいの御所で今年の干支(えと)にちなんだ「うさぎ」の作品などをご覧になる様子が映されています。

 天皇陛下は新年にあたり感想を出し、「現在も世界各地で戦争や紛争が頻繁に起こり、多くの人々の命が失われていることに深い悲しみを覚えます。国際社会において、それぞれの立場の違いを乗り越えるべく対話を重ね、協力し合うことの大切さを強く感じます」「新しい年が、我が国と世界の人々にとって希望を持って歩むことのできる年となることを祈ります」などとつづられました。

 ご一家は1日、皇居・宮殿で「新年祝賀の儀」に臨まれますが、皇后さまや愛子さまら女性皇族は新型コロナウイルスの状況に鑑み、今年もティアラの着用を控えられます。

 上皇ご夫妻は1日、お住まいの仙洞御所で天皇ご一家らからあいさつを受けられます。また、2日は3年ぶりに行われる一般参賀で午前中に3回、皇居・宮殿のベランダに天皇ご一家らと立たれる予定です。

仙洞御所

 秋篠宮ご一家も未成年の悠仁さまを除き、新年祝賀の儀と一般参賀に出席されます。

【私の論評】日本の立憲主義の根本は、天皇と皇室のありかたがどうあるべきかから始まる(゚д゚)!


宮内庁は新年にあたり、天皇陛下の「新しい年が、我が国と世界の人々にとって希望を持って歩むことのできる年となることを祈ります」との感想を発表しました。以下が全文です。
昨年も地震や台風、大雪などの自然災害が各地で発生したほか、新型コロナウイルス感染症が引き続き社会に大きな影響を与えた年になりました。また、物価の高騰なども加わり、皆さんにはご苦労も多かったことと思います。

昨年は沖縄の本土復帰から50年という年でした。皇后とともに沖縄県を訪れ、沖縄戦で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、平和の大切さを改めて心に刻みました。現在も世界各地で戦争や紛争が頻繁に起こり、多くの人々の命が失われていることに深い悲しみを覚えます。

国際社会において、それぞれの立場の違いを乗り越えるべく対話を重ね、協力し合うことの大切さを強く感じます。昨秋、ほぼ3年ぶりに地方を訪問することができました。行く先々で多くの方に温かく迎えて頂いたことを、うれしく、またありがたく思っています。

大変なことも多いと思いますが、人々が、これからもお互いを思いやりながら支え合い、困難な状況を乗り越えていくことができるよう願っています。新しい年が、我が国と世界の人々にとって希望を持って歩むことのできる年となることを祈ります。
天皇ご一家は1日、皇居・宮殿で「新年祝賀の儀」(写真下)に臨まれました。


2日には一般参賀が3年ぶりに行われ、長女の愛子さまが初めて出席されます。

 君主制を廃止した国は、ことごとく不幸になっています。カンボジアしかり、アフガニスタンしかり。世界最古の立憲君主国である日本も、歴史的にみて皇室の存続と国家の安定とが深く結びついてきました。

 我が国において、立憲主義の根本は天皇です。天皇陛下がいて、皇室があって、一度も途切れることなく日本という国が続いてきました。

日本の立憲主義の根本は、天皇と皇室のありかたがどうあるべきかから始まります。

天皇弥栄。

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