2000年を過ぎた頃から、中国でもインターネットの普及が進み、人々の生活スタイル、さらに恋愛スタイルまでもが徐々に変化し始めた。インターネット上の、バーチャルの恋愛というものも当然のことながら登場しており、一部では話題になっている。
2000年を過ぎた頃から、中国でもインターネットの普及が進み、人々の生活スタイル、さらに恋愛スタイルまでもが徐々に変化し始めた。インターネット上の、バーチャルの恋愛というものも当然のことながら登場しており、一部では話題になっている。現代中国人はインターネット恋愛に関してどのような姿勢を持っているのだろうか。
上海サーチナ(サーチナ総合研究所)が出版した『中国消費者の生活実態2008-2009』の結果を見ると、モニターの69%がインターネット恋愛に対して「理解できる」と回答しており、中国人の思想観念が開放されてきていることがわかった。また年齢別で見ると、中国の経済成長の新興勢力ともいえる「80後」を中心とした20-39歳の理解度が最も高かった。(編集担当:加藤夕佳)
【調査概要】
1.調査企画:サーチナ、上海サーチナ
2.調査方法:上海サーチナ「新秦調査」上のインターネット・アンケート画面での回答
3.調査地域:中国全土
4.対象性別:男性1000人、女性1000人
5.回答者数:2000人
6.データ元:『中国消費者の生活実態2008-2009』上海サーチナ(サーチナ総合研究所)
80後世代は中国市場拡大の起爆剤になるか?
さて中国で、中国ではインターネットも相当普及していますから、中国版「電車男」があつてもおかしくはないくらいに名手いると思います。昔インターネットが普及していなかった頃でさえ、私の大学の先輩は、パソコン通信で女の子と知り合ってお付き合いをし最終的には結婚しました。
だから、「電車男」の映画を見ていると、今の話とも思えず、なんとなく気恥ずかしい気がします。中国の若者も今その真っ最中なのでしょうか? 中国では特に都市部では一人っ子政策が行き届いて、男性も女性も一人っ子が多いと思います。そんな、わがままで自己主張の強い子たちが、インターネットで知り合って、今度は仮想空間ではなく、実際につきあいはじめるというのはどんな感じなのでしょうか?
それはさておき、私のブログでは、「中国分裂」などという物騒な話を何回も掲載しています。しかし、私はは、国家の分裂や滅亡、崩壊と、経済とはまったく別物だと思っています。
国が滅亡しようと、分裂しようと、崩壊しようと、そこには12億8,000万の人民が住んでいるわけです。今の中国政府が崩壊したとしても、この人民は、日々の糧を得て、生活していかなければなりません。国が滅びても、国の機能は必ず必要であり、それこそ、自力か、国連などの力で、とにかくどんな形であり臨時政府のようなものはすぐにできると思います。
そこには、人民の社会や、経済がすぐに成立します。そうして、いずれ人民の望む国が出来上がるものと思います。だから、中国の巨大な市場が政府の崩壊とともに雲散霧消するわけではありません。
むしろ、現政権が倒れて、たとえ国が分裂したとしても、民主化、政治と経済の分離化、法治国化された複数の国家が出来上がったほうが、経済活動は今よりも活発になると思います。特に、今の政権では政治と経済の分離化がなされていません。はっきりいって、現政権の幹部は、資本主義経済の本質をわかっていません。だから、もし国が崩壊しても、一時は停滞しても大きな市場は維持されるか、拡大します。これは、旧ソ連が崩壊してロシアになったときも同様でした。
大連の資生堂の売り場、今のところはパイロット店舗のようではあるが・・・・
日本の資生堂などは、こうした市場を当て込んで、中国に進出して、マーケティングをしてターゲットを絞り込んで、しかも、ニーズに応える中国独自の化粧品を開発・販売しています。
「80後」世代は、化粧品を始め、中国で未だ大きな市場になっていない、化粧品、高級腕時計、高級乗用車、高級住宅の大きな市場を作り出す可能性が大です。ただ、私はかねてから主張しているように、「80後」世代は、中国全土で2億人もいます。これらの、人々を十把ひとからげに考えても、無理です。
やはり資生堂のように地道なマーケティングをしながら、特定の人々のニーズに応えていく姿勢が必要だと思います。
中国では上の写真のようにバッチリ化粧をしている人は、街中探してもいません。北京オリンピックで中国のコンパニオンは、皆さんパッチリ化粧していましたが、一歩オリンピック会場から出れば、そんな姿はみることができないと思います。バッチリどころか、スッピン。肌つるつるのスッピン小姐ばかりで健康的です。でも、化粧っ気がないので、華やかな感じがしないのが残念なところです。化粧品は、使わない主義なんでしょうか・・?というより、中国人の平均月収が1万5千円といわれていますし、化粧品に手は届かないというのが実態なのでしょうか。百貨店の化粧品売り場も、人はまばらです。
でも、これって逆に言えばチャンスだと思います。先に化粧品でブランドを構築しておけば、信頼されてずっと喜んで使えるブランドになるかもしれません。
それから、北京オリンピックの閉会式の時に、女性美人コンパニオンの人が手を前に組むときに、全部右手が上に統一されていたという方がいたので、気になってあちこち調べてみましたが、どうやら完全に統一はされていないようです。ただし、私自身は閉会式のときは見過ごししまったので、どなたかご存知の方がいらっしゃれば、教えていただきたいです。もし、これが本当なら、こんな些細なことも何かマーケティングに役立つかもしれません。
私のブログでは、過去にバーリンホー(80後)を三つに分類しています。まだまだ、粗い分類ですが、まったくないよりははるかにましです。この分類が、これから中国で事業を起こそうという人の参考になれば幸いだと思っています。下に過去記事のURLも掲載してあります。その中に三つの分類も含まれています。是非ご覧になってください。
以下にこのブログに掲載した中国関連の記事を提示します。反転文字をクリックすれば、当該記事に飛ぶことができます。私の説明不足から、以上の論考、以下の記事を読んでいないと理解できない部分もあるかもしれません。まだ、読んでいない方は是非ご覧になってください。
■北京オリンピック開催中にもう一つの中国で-金門島砲撃50年 文革発動の導火線に
■ベルリンオリンピックの後にナチス第三帝国は滅亡-北京オリンピックは、共産中国の壮大なレクイエムの序曲か?
■北京五輪体操選手の年齢詐称疑惑-ストリート・ビューも偽装か?
■景気 強まる「中国頼み」 日本最大の輸出先に-リスク分散のためにも、他のアジア諸国にも注目すべき!
■北京オリンピックがいよいよ開幕!!快進撃を続ける中国IT企業-快進撃はもう続かない?
■四川大地震、6万9225人の死者が確認-オリンピック開催後に大異変が起こる?!
■中国新人類「80後(バーリン・ホー)研究会」発足-2億人を一緒に語ることはできない?
■Lenovoの4月~6月期は65%増益-華やかな五輪の裏でインドの下請けになる道をひたすら走る中国?(面子を重んじる中国人が読むと必ず激怒する人気記事です(笑)!中国の現在の経済の停滞要因に迫っています!!)
■「IOCは中国のネット・アクセス規制を断じて容認しない」とロゲ会長が断言-北京は欧米の陰謀にはまったか?
■IOC、中国は環境問題の約束を果たせると確信-人民の煮えたぎるマグマはどうするのか?
■北京オリンピック開催に向け警戒感高まる-終了後の方が、テロ、暴動が頻発する?
■中国:五輪の祭典が北京市民の生活を圧迫-オリンピック開催後を予感させる連続爆破事件?
■「ちゃいな.COM」中国総局長 伊藤正 「80後」は中国を変えるかは正しくない-正確には「80後」の一部、それも少数派が中国を変える。(この中に80後を三つに分類した内容を掲載してあります)
■中国で暴動は日常茶飯事-この事態改善されない限り中国はまともにならない!
■中国海軍の日本に対する傍若無人な態度は何を意味するのか?-中国の軍隊は脆弱?
■<北京五輪>空からのテロに備え、地対空ミサイルを配備か-異常行動の中国?
■厳戒のラサで聖火リレー-チベット暴動から3ヶ月-中国の五重苦をどう解消するつもりなのか?
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■「80後」は車を買うべきか?-世代をひとくくりにする愚かさ?
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■中国分裂の筋書き-(その10)パクスマリーナが拓く世界の平和と大繁栄
■中国分裂の筋書き-(その9)日本の対応は?
■中国分裂の筋書き-(その8)迫られる中国の選択
■中国分裂の筋書き-(その7)忘れてはいけない中国の不良債権
■中国分裂の筋書き-(その6)現代中国の混乱ぶりを現す動画の数々
■中国分裂の筋書き-(その5)他の人達はどう思っているのか?
■中国分裂の筋書き-(その4)毛沢東を統合の象徴にすることができない中国中央政府の苦悩
■中国分裂の筋書き-(その3)中国バブルの真実
■中国分裂の筋書-(その2)革命でもなければ現代中国は変わらない
■中国分裂の筋書-(その1)繰り返される歴史
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