2010年4月10日土曜日

「ヘリによる民間人殺害」秘密映像:精密な照準技術-Blue Thunderが現実になった!!

「ヘリによる民間人殺害」秘密映像:精密な照準技術(この内容、すでにご存知の方は、この項は読み飛ばしてください)



2007年7月12日、英Reuters社のバグダッド支局に務めていたSaeed Chmagh氏とNamir Noor-Eldeen氏は、ニューバグダッド近郊での取材中に殺害された。目撃者の話では、米軍の攻撃ヘリコプター『アパッチ(Apache)』による銃撃を受けたという。この攻撃では、少なくともその他に9人が死亡し、2人の子供が負傷したとされている。

Reuters社では、攻撃を行なったヘリの照準装置で撮影されていた映像や、攻撃に関するその他の情報を入手しようとしたが、米軍はこの映像を同社に渡さなかった。

この映像をこのほど、内部告発を専門とするサイト『WikiLeaks』(日本語版記事)が発表した。WikiLeaksでは、「匿名の勇気ある人物」から映像を入手し、暗号化されていた映像を復号化したほか、2人の通信員をバグダッドに派遣して検証し、目撃者や遺族との追加取材を行なっていくつかの空白を埋め、綿密なレポートとしてまとめた。ただし、このビデオが本物かどうかについて、米国防総省の確認はとっていないという。[更新:Reuter5日付け記事によると、「匿名の米国防総省の関係者は、このビデオが本物であることを認めた」という]

Chmagh氏とNoor-Eldeen氏は、米軍による作戦が行なわれていた最中にバグダッド東部を訪れ、アパッチが搭載する30mmチェーンガン(機関砲)による一斉攻撃を受けた。この地区に、武装した男が数人――おそらく1人か2人――いたらしいことは、いくつかの映像から明らかだ。しかし上に挙げた映像では、米軍に向けて銃撃する人物は写っていないようだ。当時の報告では、そうした銃撃があったために攻撃したということになっていたのだが。

当時、軍の当局者は次のように述べている。「米軍が意図的に無実の民間人を殺害したことはない。そのような事態を避けるために非常に苦心した。2人の子供が負傷したことは承知しているが、助けるために全力を尽くした。なぜ子供たちが負傷したのかはわからない」

[動画によると、最初の攻撃で負傷した人を助けようとして、数人の人がバンで運ぼうとした。このバンをヘリは再び攻撃し、この時、バンの中にいた2人の子供も含めて多くが死亡・負傷した。

攻撃ヘリ『アパッチ』では、機首下に目標捕捉・指示照準装置(TADS)を備えている。TADSの左側には目視光学標準器、TVセンサー、レーザー・スポット・トラッカーとレーザー・デジグネーターが搭載され、右側には夜間戦闘用の前方監視赤外線装置が備わる。TADSは、射撃手のヘルメットと連動、または操作用レバーによって操縦でき、上方30°、下方60°、左右120°まで旋回可能。TADSによる各種の映像は、射撃手のヘルメット・ディスプレイや前席のヘッド・ダウン・サイトに表示される。射撃手はこれを操作して目標の捜索を行ない、発見後にTADSをその目標に捕捉させれば、その後は自動で目標を追尾する。以下の画像はアパッチで、機首に備わるTADSを見ることができる]





Blue Thunderが現実になった!!

上の記事を読んでいたら、1980年代に見た、「ブルー・サンダー」という映画を思い出しました。

『ブルーサンダー』(Blue Thunder)は、1983年に製作されたアメリカ映画。またその作中に登場するヘリコプターも同名である。映画版の監督は『サタデー・ナイト・フィーバー』などで知られるジョン・バダム。スカイアクションの名作として今でも一部で根強い人気がある。

1984年にはテレビシリーズ化もされるが、人気低迷により1シーズンしか放映されなかった。
同時期に放送が始まった『超音速攻撃ヘリ エアーウルフ』が長期シリーズ化したのとは対照的であるが、ジャンルの先駆けとなったのは本作映画版である。


ストーリー 
ロサンゼルスオリンピックにおけるテロ対策と警備強化のために、カリフォルニア州当局は陸軍と合同で秘密裏に攻撃ヘリコプター「ザ・スペシャル」ことブルーサンダーを開発し、ロサンゼルス市警察に配備した。兵装は炸薬弾を装填した20mmガトリング砲を機首に備えており、パイロットが専用ヘルメットのシールドバイザーに浮かぶ照準線を通して見た方向に、自動的に銃口が向くヘッドマウントディスプレイの視線追尾式。

そのパイロットに選ばれたベトナム帰りの警察航空隊員フランク・マーフィーは、ブルーサンダーのテスト飛行中に、連邦地方庁舎の一室で行なわれていた、ブルーサンダーの悪用や反対派を暗殺する「ソア(THOR= Tactical Helicopter Offensive Response 戦術ヘリ攻撃対応)計画」に関する州政府関係者の密議をたまたま録画してしまう。しかも、ベトナム時代の上官で、ブルーサンダーを持ち込み試験運用を依頼して来たコクラン・陸軍大佐が陰謀に一枚噛んでおり、直前に起きていた市議会委員長殺害事件に絡む謎の言葉“THOR”はこの陰謀の事だった。気づかれて殺された部下・ライマングッド同様、命を狙われたマーフィーは、その証拠ビデオをテレビ局の報道キャスター、ヒューイットに渡すよう、別居中の妻ケイトに託し、独りブルーサンダーに乗り込みロサンゼルス上空で権力との孤独な闘いを繰り広げることとなる。

橋の下でのヘリ同士のチェイスや、パトロールカーに追われるケイトの車の前に橋の下から現れるブルーサンダー、ラスト付近でのF-16との戦闘や、その際、赤外線追尾式ミサイル・サイドワインダーをレストランの煙突や高層ビルの反射光で回避するシーン、マーフィーのサングラスに反射するF-16のシルエットのシーン、コクラン大佐の乗るヘリコプター(武装つきOH-6)との戦闘時のブルーサンダーの宙返りシーンが見所である。

また要所でベトナム戦争時のジェノサイドをめぐる大佐との対立が描かれており、ベトナム戦争の影響を引きずっている。

補足:ソア計画のソア(THOR)は本来雷神トールの意である。

機体としてのブルーサンダーの概要 
テロ対策用途であるためか、調査・監視機能の方が充実しており、赤外線暗視装置や室内の人物をカーテン越しに撮影可能なサーモグラフカメラ、コンクリートの壁さえも抜く高感度マイクロフォン、サーチライトや拡声器が備えられ、飛行時のローター音を消す事もできる。機体は防弾仕様となっている。
武装は機首下部に設置された、ガトリング砲1門のみである。照準はAH-64 アパッチに搭載されているような、パイロットの視線に連動して砲塔が追尾するディレクターサイト方式となっている。チャフやフレアなどは搭載されていないなど、武装は控えめである。

操縦席には4台の小型モニタと、政府機関のコンピュータとリンクしているノートパソコンサイズの情報端末などを搭載。このコンソールがあるため、オペレータの座席は斜め前向きに設置されているため、操縦席は広く見えるが実際は2人乗りである。

本作に出てくるSF的なガジェットはエアーウルフのような荒唐無稽なものではなく、1990年代に実現されているであろうレベルを意識しており、その殆どはすでに軍用ヘリなどで実用化されている。最後まで実現されていなかった、ローター音の消音はユーロコプターから「ブルーエッジ」という騒音低減技術が発表されたため、現在ではほぼ同性能の機体を作成できる。

母体 
母体となった機体はアエロスパシアル(現・ユーロコプター)製SA341である。風防部分を曲面から方形に改造した

スタッフ 
監督 ジョン・バダム
制作総指揮 フィル・フェルドマン、アンドリュー・フォールスゲン
制作 ゴードン・キャロル
脚本 ダン・オバノン、ドン・ジャコビー
撮影 ジョン・A・アロンゾ
美術 シドニー・Z・リトワック
編集 フランク・モリス、エドワード・M・アブロムズ
音楽 アーサー・B・ルービンスタイン
キャスト [編集]
フランク・マーフィー ロイ・シャイダー
ケイト・マーフィー キャンディ・クラーク
コクラン大佐 マルコム・マクダウェル
ジャック・ブラドック警部 ウォーレン・オーツ
リチャード・ライマングッド巡査 ダニエル・スターン
モンタナ ジョー・サントス
ロサンゼルス市長 ジェイソン・バーナード
アルフ・ヒューイット ジェームズ・マータフ

戦争には誤射がつきものだが・・・・・・・・
当時は、空想科学小説の域の映画だったが、あれから時がたち、あの映画のほとんどが現実化され、今回の上の記事のような事件につながったのだと思います。当時見たときには、すごい衝撃をうけました。あんなものが、本当に現実化され、警察のヘリなどに配備され、空を縦横無尽にかけまわったらどいうことになるのかと、心配になりました。

それが、ほぼ現実化してしまったわけです。それにしても、上の動画は恐ろしいです。機械はどんなに正確でも、最終的に判断するのは人間です。人間が誤った判断をしてしまえば、どうしようもないわけです。

こうした兵器にももっと安全性を追求してもらいたいと思います。まずは、ほとんど誤射を防ぐ仕組みをつけるとか、あるいは、射撃したとしても、一時自由を奪うだけで、命まで奪ったり、大怪我をしない仕組みとか・・・・・・。

しかし、この映画のあとに、「ブラックホーク・ダウン」という実話をもとにした映画ができましたが、あの中では、大きなヘリコプターが小型ミサイルで撃墜されてしまいます。このアパッチも、誘導ミサイルなどを配備した近代軍隊には勝てないということだと思います。こちらでは、アメリカ軍の本部の指示がまずすぎて、本来死傷するはずのない兵士が大勢犠牲になりました。

上の動画を見ている限りでは、明らかに誤射のように見えます。十分注意していれば、防げた誤射事故のようにみえます。この事故を教訓にこのようなことが二度起こらないようにして欲しいです。ブラック・ホークダウンの場合は、現在では、あのような悲惨なことにならないように、軍隊の意思決定システムを変えたというか、私は、元に戻したというきがするのですが、とにかく以前とは変更して、現場の指揮官が意思決定しやすいようにしています。

上の記事も、ただのスキャンダルということにして欲しくないです。ゼロとはいえないまでも、こうした誤射がなくなるような工夫をしていただきたいものです。

こういう話を書くと、多くの日本人は、すべからく戦争は嫌だとか、なくすべきだみたいなことを最終結論に書くのでしょうが、私はそのようなことを書くつもりはありません。上の記事でも、そんなことは一つも書かれていませんね。上の記事や、動画を発表した人たちだって、このアメリカ軍の誤射には無論大反対だと思います。でも、それと、すべからく戦争をなくすという考え方は異なります。それは平和ボケというものです。誰だって戦争はしたくないし、誤射もおこしたいなどとは思っていません。仕方のない必要悪だということを前提として、モノを考えたり、解決法を探っているのです。無論上の事件は、戦争犯罪の可能性がかなり高いです。しかし、上の動画だけでは真実がどうだったのかは、すべて明らかにされているとはいえません。だからこそ、何らかの裁きがされるのが当然と思います。しかし、それと、すべからく戦争をなくしてしまえ、考えることもままならぬというような考えは別物です。まずは、戦争をなくすように抑止力も含めてうまく立ち回ることが必要ですし、起こってしまえば、なんらかの手段でなるべく犠牲がでないように早く収拾できるように頭をつかうべきです。この方面では、多くの日本人すっかり平和ボケで頭が硬直してしまっていると思います。






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2010年4月9日金曜日

Apple,「iPhone OS 4」発表-新広告プラットフォーム「iAd」も―これはアップルの「水道の蛇口戦略」の前触れか?

http://journal.mycom.co.jp/news/2010/04/09/005/index.html


これはアップルの「水道の蛇口戦略」の前触れか?
いよいよ、マルチタスクですか?iPhoneを購入してから、初めて気づいたことの中にシングルタスクであるということがありました。まあ、携帯電話だから仕方ないし、いいか。くらいに思っていたのですが、やはり、マルチにするんですね。今から楽しみです、特に別のアプリで作業をしつつ、バックグラウンドでインターネットラジオを流したり、Skypeでの待ち受けやカーナビゲーションを動かしたりなど、複数の作業を同時進行で進められるというところがいいですね。


なお、GIZMOD JAPANでも新しい機能について掲載されていましたので、下にコピペしておきます。





●マルチタスク
まずは予想どおり、マルチタスクが可能になりました。ホームボタンのダブルクリックで現在動いてるアプリの一覧を確認できます。バックグラウンドでaudioやVoIP(Skype)やGPSアプリももちろん動きますよ。
●Per-app SMS and alerts
なにか重要な事が起こったときにローカルでアラートが送られます。これはPushと同じですが、サーバーを経由せずローカルで完結させますよ。
100409_iphone40software191.jpg
●APPフォルダー
待望のフォルダー機能です! アプリをフォルダー内に入れて整理できるようになりました。あるアプリの上に別のアプリを重ねると、その二つのアプリが入ったフォルダーができます。180のアプリスペースをすべてフォルダーにすると2160!ものアプリを収納可能。
100409_iphone40software205.jpg
●新しいメールアプリ
複数アカウントを一つのメールボックスで処理できます。スレッド管理機能も。2007年のiPhone登場以来の大きな変更です。

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●iBooks
iPhoneでもiBooks対応となりました。iPadで出てる本はすべてiPhoneで読めるように!もちろん購入は1度でOK!
●Custom Backgrounds
脱獄しなくても、壁紙が変更可能に!

100409_iphone40software282.jpg

●ゲームセンター
PSNやXbox Liveのようなマルチプレイヤーネットワークを年末までに。
●iAd 
新しい広告配信システム。Appleが広告枠を販売する。OSの中に広告配信機能を組み込む

●5倍のデジタルズーム

カメラ機能では5倍のデジタルズームが可能に。
● Tap to focus video
画面のタップでビデオのピントを合わせる
●bluetooth keyboards対応
iPhone OS 4.0ではBluetooth keyboardが接続可能に。


現状だと、iPodで音楽を聴きながら、何か他のことができるくらいで、他は何かをするたびに、一番下の丸いボタンを押さないと他のことができないというところが、気に入りませんでした。何か一昔前の、パソコンをいじっているような感じでした。昔パソコンがシングルタスクだったときには、印刷しながら、表計算などもできたのですが、あれは、メモリの中に蓄えられたものを印刷しているだけで、マルチタスクではなかったんですね。だから、不便といえば、不便でした。


iPhoneでも、メモリがあるので、たとえば、サファリで何かの記事を見ていて、必要なところコピーしてメモ帳にメモする場合は、いちいちサファリを終わらせ、メモ帳を起動して、貼り付けるという面倒がありました。今度は、こういうことはしなくてもすむのでしょうか?


それから、サファリでも、たとえば、パソコンのブラウザのようにいくつもタグを出しておき、その中から必要なものを適宜選んで見て、また、別のタグに出してある画面で作業ができるなどということもできるようになるのでしょうか?


このあたりの、もろもろが解消されると本当に良いですね。こういうところが、解消されないと、やはり、作業はパソコンでということになりがちだと思います。そう、それから、あのiPadも現在はシングルタスクだそうです。そうなると、まだ、ネットブックのほうが使い勝手が良いです。だから、買い控えという人もいると思います。これも、いずれマルチタスク化されるのでしょうか?いずれにせよ、このあたりは、また新しい情報があれば、掲載していきます。何か、情報を持たれている方いらっしゃれば、コメントなど是非お願いします!!


なお、iAdに関しては、まさに「アップルの水道の蛇口戦略」であり、このOS4の発表は、Appleのこうした長期戦略の先鞭をつけるものとして、位置づけられると思います。なお、Appleの「水道の蛇口戦略」とは、以前にもこのブログも書き、読者の方からもコメントがあったように「iPhone、iPad、iPodは水道の蛇口のようなもので、水道管を通じて様々な個人や企業が制作したステキなコンテンツがその蛇口に注ぎ込まれていきます。今はまだユーザーはこれらのコンテンツを有料(少額)で購入しているのですが、もし、iPhone、iPad、iPodそのものが広告媒体になったら、広告媒体であるiPhone、iPad、iPodの無料化(低価格化)だけではなく、コンテンツそのものも無料化するかかなり低廉にする戦略」ということです。これに関しては、気になる方は、下の【関連記事】のところに、当該記事を貼り付けておきますので是非御覧になってください。


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2010年4月8日木曜日

鳩山首相、国家公務員研修で訓示―民主党の大ブーメラン炸裂!!

鳩山首相、国家公務員研修で訓示(この内容すでにご存知の方は、この項は読み飛ばしてください)


「総理が大ばか者の国が世界的に認められるはずはない」

普天間問題は、7日も閣僚が社民党を名指しで批判するなど、大荒れとなっている。一向にまとまらないこの状況に、アメリカとの関係にも影響が出始めている。

鳩山首相は7日午前、国家公務員合同初任研修開講式に出席した。

鳩山首相は「国家公務員になられた皆さん、おはようございます。(おはようございます!)すごいな...」とあいさつ、新人官僚のパワーに押され気味だった。

また鳩山首相は、訓示で「(これまでは)船団がありながら、その指揮者が、指揮官がいなければ、船団が何をしていいかわからない。そんな状態の日本にとどまってしまっていた」と述べ、これまで自公政権を船団に例え、批判した。

さらに、「政治家がばか者であり、そのトップの総理大臣が大ばか者である。そんな国が、世界的にも認められるはずもありません」と述べた。

一方、普天間問題は、鳩山首相自身の発言で迷走を続けている。

来週、ワシントンで開かれる核安全保障サミットを前に、アメリカは新たな核戦略を発表した。
鳩山首相は7日朝、「(アメリカが発表した)核兵器のない、持たない国に対しては、基本的に核攻撃しない。これは大変正しい」と述べた。

日本側は、核安全保障サミットで、オバマ大統領との首脳会談を求めていたが、アメリカが発表した首脳会談を行う国に、日本は含まれなかった。

しかし、日本政府関係者は「話す場は、きちんと取るということで、アメリカ側と合意している」としている。

この関係者が言う「話す場」は、各国が出席する夕食会のことで、オバマ大統領の隣に座るというもの。

この考えに、日米関係筋は「日本側が会談成立だとしているようで、アメリカ側は正直困っている。直接、首脳同士が会って、いきなり『移設問題だが』と切り出されても、困ってしまうだけだ」と話している。

一方、アメリカ側と交渉する岡田外相は、政権内での対応に不快感を見せた。

岡田外相は、衆院外務委で「移転先が決まらなければ、現状が残る。それは与党の責任でもある。連立与党である社民党も、『これはだめ、あれはだめ』ということでなくて」と述べた。

その名指しされた社民党の福島党首は、選挙用ポスターの撮影中にも、「国外、サイコー」と口ずさんでいた。

一方、小池元防衛相が3月28日、鹿児島・徳之島を訪れていた。
小池元防衛相は、徳之島で「子宝の島、徳之島。長寿の島、徳之島。そして、静かな島の徳之島に、米軍の基地はいりません」と訴えた。

そして7日、島内の3町長がそろって、ヘリ部隊の移設を検討している政府への怒りをぶちまけた。
徳之島・天城町の大久町長は「何か、もてあそんでいるような」と述べ、徳之島・伊仙町の大久保町長は「強い怒りと憤りを感じています」と述べた。

この出口の見えないいらだちは、ついに民主党からも噴出した。

民主・渡部前最高顧問は「鳩山君が、まったくこの問題を解決できないといくようなことになれば、その責任は政権交代。(次の首相は)おそらく、菅 直人君がなるでしょう」と述べた。

こうした中、鳩山首相は午後5時すぎ、「(オバマ大統領との首脳会談が見送られる見通しとなったが?)それは、アメリカの判断ですから、私が申し上げることではありません。当然、何らかの形で、今の経緯を申し上げたいと思う」と述べた。

民主党の大ブーメラン炸裂!!
鳩山さん、一体何を考えているのか、理解に苦しみます。「総理が大ばか者の国が世界的に認められるはずはない」とは、自らのことを言っているのではないですか?このブログも民主党のブーメラン的発言や、行動に関しては何回か掲載してきましたが、この発言で完全にその頂点に達したということだと思います。

大体、もう選挙で勝ってしまい、自民党など野党になっているにも関わらずこのような発言をするというのは、全入く野党気分が抜けていないということです。そんな人が総理大臣なと勤まるのでしょぅか?それに完全に社会性がないことを表明したようなものです。民間会社であれば、入社式にも相当するような場で、たとえ経営陣が変わったからといって、前の経営陣の悪口をいうような人いないと思います。

国家公務員研修といえば、大学を卒業したばかりの人が大半で、しかも大抵は有名大学を卒業した人ばかりで、しかも、まだ高級官僚などの手垢がついていない人ばかりです。いわゆる、知的水準も高く、まだ偏見などの少ない人達です。この人達のこの首相の愚かな発言はどう響いたのでしょうか?

私は、これは彼らにとって人生にまたとない貴重な経験になったと思います。ある意味では、歴史上の大転換点を目撃したことになると思います。このブログにも以前書いたように、実は日本では、もう小泉さんが選挙に大勝したときから、大きな政界再編とそれに続く政治改革が始まっていて、これかもしばらく続くと思います。その歴史上の転換期のその現場を実際に見たという歴史の証人になったということだと思います。歴史上にいくつも咲いた、徒花や泡沫の消えいく様をみたということです。

皆さんご存知のように、独楽(コマ)というものは、勢いの良いときは、安定しています。しかし、止まる直前の状態は、動きが激しくなります。今の民主党の動きは、まさにこの状態なのだと思います。

民主党は自民党の焼き直しの政党であり、考え方、仕組みなど結局同じです。ただ、民主党には、どちらかというと、リベラル派が多いとか、いわゆる左派、左翼系が多いというだけの違いです。現在の二大政党は、政党そのものそうですし、そのトップの発言も無責任そのものです。では、一体このような無責任どこからでてくるのでしょうか?

やはり、過去を知らないし、旧きを尊ぶということもしないという事だと思います。日本という国が他の国と比較して何がユニークで際立っているのかを理解しようともしない、場合によっては、改革という名のもとに、その良いところまで捨て去ろうとするからこのような事になるのだと思います。

私たちは、過去を捨て去ることはできません。良いことも、悪いこともあって、今の自分がいるのです。それを知った上で、明日のことを考えていくべきです。それをしない人は、永遠の根なし草となって、その時々で、何が正しい、何か間違い、何が新しくて、何が旧いかも理解できなくなってしまいます。

一番始末にを得ないのは、自分たちは新しいこと、革新、改革を行っていると思いつつ、現実には旧いことしかしていないような人の事だと思います。これについては、少し前に私の母校の大学院の教授が言われていたことを思い出します。「今の若い人たちは、新しいこと、などといって、アメリカなどですでに行われたことの追試のようなことをやる、それは話題になっているというだけで実は新しいことでも何でもない」と嘆かれていました。若い大学院生など、世界の中で話題になっている研究が新しいことと思ってしまうのです。でも、それは決して新しいことではなく、単なる二番煎じなのです。本当に新しいことなど、かえって、日本の伝統的なものから派生してきたりするものです。なぜなら、極めて日本的なものは、世界の中で極めてユニークだからです。

民主党のやっていることをみていると、まさに旧いことを新しいと思い込んでいる大学院生のようです。小沢氏の朝貢外交など、遣隋使、遣唐使などで、何百年も前に行われたことであり、マニフェストにかかれてあることも、きっと、その事例は日本でも、他の国のものも調べてみれば、きっとどこかに先例のあるものばかりだと思います。事業仕分けも、自民党が同じようなことをやろうとしていた形跡があります。政治主導だって、自民党の中にもその動きはありました。故中川氏は、その急先鋒でもありました。民主党は、良くも悪くも長い間政権与党であった、自民党の研究をしていません。だからこそ、次々とおかしなことが起こるのだと思います。

もう、民主党も、そうして、自民党も長いことはありませんね。おそらく、いずれ、旧社会党のようになって、政治的生命を終えることになるのでしょう。いずれにしても、政界、政治の世界とも世代交代をして、旧いものきちんと学んで身につけた人たちによって新しい政治が行われるようにしてもらいたいと思います。

そうして、選挙のときには、そうした志のある人に投票したいものです。

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2010年4月7日水曜日

小沢氏、訪米見送り=「二元外交」批判を懸念―やはり、訪米できなかった小沢幹事長

小沢氏、訪米見送り=「二元外交」批判を懸念(この内容すでにご存知の方は、この項は読み飛ばしてください)

辺野古の滑走路の予想図

民主党の小沢一郎幹事長が検討していた今月下旬の訪米が、見送られる方向となった。複数の同党関係者が7日、明らかにした。鳩山由紀夫首相が5月末までとしている米軍普天間飛行場移設問題の決着期限と近接することから、政府のポストに就いていない小沢氏がこの時期に訪米すれば、「二元外交」と批判されかねないとの懸念が党内で強まったためだ。

小沢氏に近い党幹部は同日、夏の参院選を念頭に「幹事長が訪米している暇はない」と指摘。小沢氏周辺も「どうしても普天間問題と絡めて見られるだろうし、参院選が迫っている中で選挙責任者が離れるのも良くない」と述べ、訪米見送りはやむを得ないとの認識を示した。

小沢氏の訪米は、2月に来日したキャンベル米国務次官補が直接要請。小沢氏は「政策的な議論ではなく、友好親善目的で考えてほしい。ぜひオバマ大統領との面談も実現したい」として、大統領との会談を条件に前向きに対応する考えを伝えていた。 

普天間問題での鳩山政権の迷走もあり、政府・民主党内には当初、小沢氏訪米による事態打開に期待する声もあった。しかし、その後、米側から正式な招待状は届いていない。

米側には、資金管理団体の政治資金規正法違反事件で不起訴になったとはいえ、検察から事情聴取を受けた小沢氏が大統領と会談することへの抵抗感もあるとみられる。

やはり、訪米できなかった小沢幹事長
このブログでは、以前小沢幹事長が訪米出来ないであろうことを予測しました。それが今日このような形で実現しました。それに関しては、私は、アメリカ側は小沢氏は、春にアメリカにこれなくなることを予め知ってるのではないかという推論を述べていました。要するに、逮捕されるか、あるいは、幹事長の辞職、場合によっては議員辞職もあり得るのではということを書きました。

でも、どうやら、そういうことではないようです。まあ、ほぼ上の記事に書いてあることが事実なのだと思いますが別な背景も見え隠れします。

ただし、小沢氏がアメリカ訪問ということになれば、そこにはアメリカ側のある意図が見え隠れしていたと思います。


今から数年前、これは、パキスタンとアメリカの密約といっていいのかどうかはわかりませんが、以下のような出来事がありました。
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パキスタンのムシャラフ大統領(当時)は2006年9月21日、2001年の米同時多発テロの直後、米政府が同国に対し「対テロ戦に協力しなければ爆撃する」と伝えていた、と述べた。米CBSテレビの番組収録で語った。

番組は24日に放送される予定。ムシャラフ大統領によると、アーミテージ米国務長官(当時)がパキスタンの情報長官に、「爆撃を覚悟しろ。石器時代に後戻りさせてやる。覚悟しろ」などと脅迫の言葉を発したという。大統領は「非常に失礼な発言だった」とあらためて不快感を示した上で、「国益を考えて対応した」と説明した。パキスタンは同時テロ後、米主導の対テロ戦への支持をいち早く表明し、基地使用などの要請に応じている。

一方、アーミテージ氏はCNNとのインタビューで、「パキスタンを爆撃すると脅した覚えはない」と主張した。ただし、同国には当時、「味方でなければ敵になる」と伝え、強く協力を求めたという。ホワイトハウスと米国務省は、この件についてのコメントを避けている。

ムシャラフ大統領は22日、ホワイトハウスでブッシュ米大統領と会談する。また来週には、両首脳にカルザイ・アフガニスタン大統領を加えた3者会談が予定されている。
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おそらく、小沢氏が訪米した場合、表面上は歓迎ということでしょうが、裏では上記のムシャラフ大統領に対するような恫喝をするつもりだったと思います。小沢氏もそのことは分かっていたと思います。なにしろ、小沢氏は立場上は、日本の一政党の幹事長にすぎず、鳩山氏のように国を代表しているわけではありません。逆にいえば、小沢氏に対しては恫喝しやすく、その効果も高いと考えたのだと思います。

それから、もう一つキャンベル氏が先に小沢氏の訪米を打診してきたときには、まだ、表面化していなかったことがあります。それは、中国との関係悪化や、中国の経済に先のないことがまだ、顕在化されていなかったことがあります。

アメリカの情報機関などは、もうすでに随分まえから、対米関係の悪化や、中国経済に先がないことを察知していたのでしょうが、それが、アメリカ政府の公式見解になったのは最近の事だと思います。だからこそ、アメリカによる台湾への武器供与、さらには、グーグルの中国本土撤退などということが最近実際に起こりました。

オバマ大統領が就任したばかりのころは、中国幻想がまだアメリカにも強く根づいており、アメリカと中国二国間によるG2とも呼ばれた、経済関係の話あいが持れたは記憶に新しいことです。

しかし、今後、完全に矛盾している中国の経済統計が示している(昨年は、鉱工業が大発展してるにもかかわらず、電力消費量が大幅に減少、経済発展しているはずなのに、大卒の厳しい就職難)ように、もう、中国経済に先はなく、今後アジアにおいては、日本だけが頼りにできるとの認識も高まって来たのだと思います。

だからこそ、ここでは、もう小沢氏を恫喝するきもなくなってきたのだと思います。そうでなければ、小沢氏の訪米の要請はなされたかもしれません。まずは、小沢、鳩山氏も含めて、日本の政局の様子見をしようというように変わって来たのだと思います。

やはり、小沢氏が訪米できなくなったことに関しては、それなりの背景があると思います。今後、この件に関しては何か動きがあれば、また掲載します。

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2010年4月6日火曜日

財政健全化目標に債務残高対GDP比縮減など、達成時期を明示へ――本気でやれば、また失われた今度は失われた20年の再来か?

財政健全化目標に債務残高対GDP比縮減など、達成時期を明示へ(この内容すでにご存知の方は、この項は読み飛ばしてください)




 政府の「中期的な財政運営に関する検討会」は6日、「中期財政フレーム」と「財政運営戦略」のとりまとめに向けた論点整理を公表した。財政運営戦略に盛り込む財政健全化目標については、財政健全化のゴールとして公的債務残高対GDP比の安定的縮減を指摘し、その前提として基礎的財政収支(プライマリーバランス)の赤字半減や均衡達成、黒字化という段階的なフロー目標を定めることが考えられると明記した。財政健全化目標の達成時期は政治判断に委ねたが、鳩山由紀夫首相は6日夕、「ある程度、数字的なことを含めて財政再建の方向性を示していく必要がある」と述べ、達成時期を明確にする意向を明らかにした。中期財政フレームと財政運営戦略は6月にとりまとめる。

論点整理では、財政再建の前提となる経済成長率について「新成長戦略の目指す成長率とは区別した、プルーデント(慎重)な経済見通しを前提とする」ことを提言。日本の潜在成長率が1%程度とみられることが参考になると明示し、甘めの経済成長率を前提に税収をかさ上げして描く財政再建プランをけん制した。

また、財政健全化目標を確実に達成するために、各年度の予算編成において財政規律を維持していくための財政運営ルールを導入することが求められるとし、ペイ・アズ・ユー・ゴー原則(恒久的な歳出増または減税は恒久的な最終削減または歳入確保により、見合いの財源を確保すること)などを提言。さらに論点整理では「歳入面での改革も避けることはできない」とし、「税制の抜本改革を実現していくための本格的な議論を進めるべきだ」と提案した。

政府は、有識者で構成される「検討会」の論点整理を踏まえ、今後、具体的な作業に入る。終了後会見した古川元久内閣府副大臣は、論点整理を鳩山由紀夫首相に報告し、「政府内で具体的な財政運営戦略と中期財政フレームの策定作業に入る」と語った。

<論点整理、本格議論のたたき台に> 

政府は「中期財政フレーム」で2011年度から3年間の歳出・歳入の大枠を明確にし、「財政運営戦略」において中長期の財政規律のあり方を示す。菅直人副総理兼財務・経済財政担当相はそれらを「法制化」して拘束力を強めることで、政府の強い決意を示す考えも示している。

論点整理は今後の関係閣僚間での議論のたたき台となる。政治的な詰めはこれからで、菅財務相は6日午前の会見でも、「これからが(本格的議論の)スタートだ」と述べている。

しかし、課題は山積している。論点整理では財政健全化目標を明記したが、具体的な達成年次の議論はこれからだ。予算編成の指針として「ペイ・アズ・ユー・ゴー」原則を明記しており、論点整理に沿った形で財政運営を行う決意であれば、民主党が2009年衆院選マニフェスト(政権公約)で掲げた新規政策16.8兆円の財源問題にも取り組む必要がある。マニフェストの修正や消費税増税を含む税制抜本改革についての議論が不可欠となりそうだ。

取りまとめ役の仙谷由人国家戦略担当相は6日午前の会見で、6月の最終とりまとめに向けて「さらに政治的な判断が必要で、政権全体の腹を据えた政治的な判断が必要になる」と指摘。消費税などを含めた税制抜本改革を前提とした歳入確保について「大きな政治判断のポイントになる」と述べている。

<税制抜本改革の扱いが試金石に>

国と地方の公的債務残高は10年度末で862兆円、対GDP比率は181%に達する見通し。内閣府が2月に公表した試算によると、09年度の国と地方を合わせた基礎的財政収支(プライマリーバランス)の赤字推計額は過去最悪の40.6兆円となる見通しで、赤字幅は08年度の16.1兆円に比べ2倍以上に急拡大する。2010年度も赤字は33.5兆円と高水準となる見通しだ。

財政健全化をめぐっては、自民党は既に参院に「財政健全化責任法案」を提出。財政健全化目標として、2020年度メドのプライマリーバランス黒字化と2021年度以降の債務残高対GDP比の安定的な低下を掲げ、予算編成でのペイ・アズ・ユー・ゴー原則の順守などを明記し、政府に財政再建を義務付けている。

野党自民党が国会に提出した「財政健全化責任法」で示した健全化目標は、消費税引き上げも念頭に入れている。鳩山政権が参院選を前にした6月の財政運営戦略策定までに歳入改革にどこまで踏み込めるかが、財政再建に対する取組み姿勢の強さを測る試金石となりそうだ。

本気でやれば、また失われた今度は失われた20年の再来か?
このブログでは、もう何回も書いてきて、すこし疲れ気味でもあるのですが、今のこのデフレの時期にプライマリーバランス重視は非常にまずいです。結論からいえば、現在本当にプライマリーバランスを最重要視し、なおかつ、増税をやってしまえば、私たちが過去に経験した失われた10年どころではなく、失われた20年になってしまいます。

私たち日本人は、過去のいわゆる小泉構造改革で失われた10年といわれる、あの辛い時期を経験したはずです。なぜ、あの経験が活かされないのでしょうか?さらに、驚くことには、あの谷垣総裁の自民党も同じくプライマリーバランスを重視しています。一体どうなっているのでしょうか?

人というものは、おうおうにして失敗することはあります。だから、1度くらい失敗したことに関してはとやかくいいません。しかし、2度も同じことをすることには憤りを感じます。

プライマリーバランスを追求することは決っして悪いことではないと思います。しかし、よりによってデフレのときになぜそのようなことをするのか、全く理解できません。これは、過去にこのブログにも書いたように、社会人の生活にたとえると、プライマリーバランスとは、会社の仕事のようなものです。会社の仕事がうまくいかなければ、大変なことになります。場合によっては、解雇されるということにもなるかもしれませんし、そこまでいかなくとも、減俸になるかもしれません。

一方、デフレは、癌のようなものです。まさしく、デフレは経済の癌であり、死に至る病です。これは、以前私のブログにも掲載したことがあります。しかし、この時はデフレもすぐに回復するだろうということで、社会問題の解決を力説していました。そうして、実際、一時原油や小麦が値上がりなどというニュースもあり多少安心していました。しかし、昨年の暮れあたりに、菅さんが「デフレ宣言」をするよおよび、これはのっぴきならない状況になったと思いました。政府のほうでは、日銀に緩和策などやらせる目論見のようですが、金利がこれだけ下がって、しかも、現在のように銀行にお金がだぶついているときに、日銀のできることは限定的です。

日本以外の金融資産のない貧乏な国などでは、もともと財政の規模が小さいですから、あまり話題にもならないのですが、デフレともなれば、プライマリーバランスなど一時完全に無視して、借金総額がGDPの数倍や、時によっては10倍になっても、デフレを克服します。なぜなら、デフレは本当に深刻だからです。経済のパイが縮小することだからです。ただし、もともと経済の規模が小さいので、それでも数千億とか、数兆ですんでしまいます。だから、日本などではほとんど話題にもならないのです。

日本では、デフレ傾向になっても何もしないどころか、小泉構造改革により、結果的に緊縮財政をしてしまったというこが、失われた10年の主要な原因です。これに、よって、特に地方はかなり疲弊してしまいました。

なぜこんなことになってしまうのか?それは、結局日本の経済がとてつもなく大きくなってしまったためだと思います。貧乏国なら、借金をしても対GDP比で財政出動しても、その総額はしれています。天文学的な数字にはなりません。しかし、日本の場合だとそんなことをすれば、数百兆などという途方もない数字になってしまいます。

しかし、原理的には、貧乏国だろうと、日本のような金が有り余っている経済大国であろうと同じです。やはり、やるときはやらなければ、デフレは克服できないのです。

先ほどの貧乏国の例の場合は、政府が大借金をしても、デフレ克服がうまくいく場合があります。それは、外国から借金が全くないか、あったとしても、ごくわずかであるという場合です。もし、外国から借金がたくさんあれば、デフレが克服されても、財政破綻ということになってしまいます。実際、ギリシャやアイルランドがそうなっています。何と、ギリシャあたりでは、円建ての住宅ローンによって、一般国民が日本から直接借金をしており、金融恐慌と、円高基調のため、ローン総額が倍になってしまい返済に苦しんでいます。

一方日本のことを考えて見ましょう。多く人がマスコミの誤った報道によって、借金、借金などいわれ、あたかも日本が借金まみれのように思い込んでいる人がいますが、そんなことはありません。事実は真逆です。日本は過去18年間、外国に貸している金の総額は世界一です。だから、政府自体の借金が膨れ上がったとしても、さほど問題ではありません。

また、アバ・ラーナーという経済学者が次のような有名な指摘をしています。「政府の債務は自国民に対してであるかぎり、将来世代の負担とはならない。将来、国債を償還する必要が生じたときには、国民に税金をかけてその財源を調達する必要がある。国民から税金を集めて、そのお金で国債を償還するだけだから、将来世代の中での資金のやりとりにすぎない。将来世代内の分配の問題はあるが、政府債務が将来世代に全体として負担となるわけではない」。だからこそ本来は何も気にせずに思い切った手を打つべきなのです。

それが正しい選択なのです。そうして、さっきのたとえでいえば、まずは癌を治療すべきなのです。はてさて、そうは言っている私だって、癌の治療が終了して、一定のリハビリも終了し健康を取り戻(景気が浮揚)したとたん、今度は、会社の仕事が大事ですから、今度は、プライマリーバランスが重要だとか、増税のことも言い出すと思います。そうして、この事例は何も私だけが奇異なことを行っているのではなく、世界中に豊富にあります。そうです。中国がそうです。アメリカがそうです。EUがそうです。金融危機が発生してからしばらくの間は、どの国も貿易収支も、プライマリーバランスも無視です。ところが、日本だけが違います。中国も、アメリカも、EUも金融危機直後から、これを大胆に行ってきたたため、不況からの脱出が日本より速かったのです。

そうです、日本は順番が間違えているのです。小泉構造改革だって、全部が間違いということはいえません。いえ、良い部分の方が多かったかもしれません。やるべきことが多々あったと思います。ただし、順番が間違えていました。財政支出を増やして、経済を浮揚し足腰を強くしてから、やれば良かったのに、逆に先に緊縮財政を行い、改革を進めたことが間違いだったのです。料理でもサシスセソという原則があります。要するに、さ:砂糖、し:塩、す:お酢、せ:醤油(せうゆ)、そ:味噌の順番に味付けをしないと料理が不味くなってしまうのと同じことです。

しかし、この話にはおまけがあります。EU諸国中には、これを大胆に行いすぎて、アイルランドや、ギリシャのようなデフォルト騒ぎになった国があります。では、日本はその心配はどうなのかといえば、マスコミが言っているように「対岸の火事ではない」ということはありません。まさに、日本にとっては「対岸の火事」なのです。もちろん、何の影響もないとはいいません。しかし、大局的にはほとんど影響がありません。なぜかといえば、アイルランドやギリシャは外国からお金をかなり借りていたからです。ところが、先ほど言ったように、日本はこれらの国と立場が全く違います。

そうです。日本は外国からお金を借りているどころか、過去18年間外国にお金を貸し付けているという間逆の立場にあるからです。まあ、本来かえってくるはずのお金が遅れるなどのことはありますが、ご存知のように日本国内にはお金が有り余っているわけですから、何の心配もないわけです。

このことについては、何も私だけが言っていることではありません、私の考えが怪しい珍説というわけではありません。リチャード・クー氏がバランスシート不況として同じことを説明しています。あのノーベル経済学賞を受賞したポール・クルーグマン氏も表現の仕方は異なるとはいえ、同じ意見です。昨年、与謝野さんと会談したクルーグマン氏は、与謝野氏に「日本政府の経済対策をどう思う」と聞かれて、「良いと思う。しかし、財政支出が少なすぎる、このままでは、退院するまでずいぶん時間がかかるだろう」と言っていました。ばら撒き財政と皮肉られた、麻生政権の財政支出ですら、こうです。

はてさて、どうしたものか、民主党も、自民党も、社会人のたとえでいえば、まずは、癌を直さなければならないときに、会社の仕事ばかり気にしています。まあ、本格的な酷い癌というほどでもないので、日本が破綻するということはないですが、これでは、失われた20年が始まりかねません。要するに、国民特に民間企業や地方などは、活かさず殺さずの状態にされるわけです。この状態が良いわけがありません。こんな金が有り余っているいる国で、派遣村ができたり、高校生の多くの人が就職もできないようなことがあってはいけないはずです。なのに、子供てあてで、日本にいる外国人の母国にいる子供にまで手当てがあたり、子供手当て御殿がてきるなんておかしいです。裏返していえば、こんなことができるほど日本はお金が有り余っているいるということなのです。そんなことをするくらいなら、まずは日本の国内のデフレ克服を真っ先にするべきでしょう!!

菅さん、一時、プライマリーバランス無視発言などもしたので、少し期待しましたが、無理なようです。なにせ、民主党の幹部はすべからず、マクロ経済音痴ですから。これは、もう、次の政権に期待するしかありませんね。次の参院選で、まともな考えの人たちの党が躍進して、キャスティングボードを握り他の党も、目覚めさせるようなことでもおこらないと無理ですね。何か、新党もできそうですから、そちらに期待するしかなさそうですね。

ここではっきり言っておきますが、小泉さんにしろ、現在の民主党にせよ、自民党にせよ、結局こういうことは研究しつくされているのですが、やろうとすれば、日本の場合経済の規模が数年間にわたって数百兆の話になりますから、どこの国でもやっているようなことができないんですね。だから、やりやすいプライマリーバランスという隠れ蓑に隠れようとするんです。そうすれば、日本は20年もすれば、何とか元には戻るのは確実ですから、もし仮に間違って長生きしても大過なくすごせるわけです。その間国民、特に地方が疲弊したとしても、保身のためには、それが一番良いということなのだと思います。

要する、今の政治家は、ケツの穴小さな臆病者ばかりということです。国民や、地方のことなんてどでもいいんです。このへんは、健康保険法案をものにした、オバマの大胆不適さを見習うべきです。臆病者には政治は任せておけません。やはり、これも老害でしょうか?もう10年以上もやってきて、失敗ばかりです。ここいらへんで、亀井さん以外にも、間逆のことを言い出す人、麻生さんや、中曽根さんもそうですが、それ以外にも大勢が出てきても良いと思うのは私だけでしょうか?この話、何回も書いてきているので、さすがに疲れます。いわゆる、どこら辺までやれば良いのかという話は難しいところがあります、しかし、方向性に関しては間違いはありません。そのためにこそ、高級官僚がいるのだと思います。しかし、方向性を示すのは政治家の仕事です。いいかげんに目覚めろ!!政治家ども!!マスコミに振り回されるのはやめて欲しいです。そうして、馬鹿マスコミはこの件に関してはを口を閉じてろ!!

読者の皆様、過去に何回か書いてきた内容とおなじようなものになってすみません。しかし、読者の方以外にも、これを読む方も大勢いるので、やはり、少しでも事実を知っていただきたい一心で掲載してしまいました。

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