2012年3月9日金曜日

シャープ、外付けHDDへの長時間録画が可能なLEDアクオスに32V型が登場−【私の論評】こうしたテレビが売れ続けるかどうかは、社会の変化を知るためのメルクマール(目印)になるかもしれない!!

シャープ、外付けHDDへの長時間録画が可能なLEDアクオスに32V型が登場

シャープは、LEDバックライトを搭載した液晶テレビ「LED AQUOS(アクオス)」の新製品として、32V型「LC-32H7」を発表した。販売開始は3月。価格はオープンで、予想実売価格は60,000円前後。

同製品は外付けHDDへの長時間録画に対応し、BSデジタル放送では4倍録画、地上デジタル放送では3倍録画を可能としている。2TBのHDDを使用する場合、約696時間の録画ができる。

薄型エッジライト方式のLEDバックライトを採用しており最薄部は32mm。また地上・BS・110度CSデジタルテレビチューナーを2基搭載する。

解像度は1,366×768ピクセル。内蔵スピーカーの最大出力は10W(5W×2)。視野角は176度。インターフェースはHDMI/AV/LAN/ステレオミニなど。本体サイズは幅75×高さ50.8×奥行き22.5cm、重さは約8.3g(スタンドを含む)。

【私の論評】こうしたテレビが売れ続けるかどうかは、社会の変化を知るためのメルクマール(目印)になるかもしれない!!

私は、テレビをあまりみないので、こんな製品をみるとかなり鬱陶しく感じてしまいます。シャープでは、上記のような"Aquosファミリンク!"など、当たり前のことを考えているようですが、その中に、ブルーレイがあるの間違いではないかと思います。それに、テレビそのものに大規模なテラバイト級のハードディスクをとりつけるというのも、いただけません。

これじゃ、何のことはない、様々な新技術は、使われるているものの、そのコンセプトとしては、前世紀のビデオ付きテレビと何も変わらないではありませんか!!



このブログでは、以前からAppleTVの話題など掲載していますが、あのAppleTVですら、第二世代では、ハードディスクとは決別して、A4CPUと、250MBのがジエットになったではありませんか!!これに関しては、このブログでは何回か紹介しています。こうなってから、Appleでは、すべてインターネットのクラウドで、オンディマンドで、サービスを提供しています。クラウドといえば、同期と、共有がやりやすいということです。

その他、パソコンや、IPad、iPhoneさらには、AirPlay対応のスピーカーなどにも、wifi対応して、結線の必要なく、AppleTVでこれらを使えるようにしています。唯一つなぐのは、AppleTVと、テレビ自体だけです。それから、AppleTV今週の木曜日にソフトウェアアップデートがありました。いろいろ、マイナーなチェンジなどがありましたが、その中でも、注目は従来は、720ピクセルが最大だっのですが、1080ピクセルで見られるようになりました。

そうして、720ピクセルと同じ料金で、1080ピクセルもみられるようになります。ただし、今のところは、そのようなコンテンツはないので、実際には見られないですが、いずれ見られるようになります。これは、いずれ、第三世代のテレビ内蔵型AppleTVの製造販売のための準備であると思われます。

AppleTVは、あのスティーブ・ジョブス氏が「ようやっと納得」したと生前語ったコンセプトができあがっていますが、それを満たすためのコンテンツの交渉が難航していて、なかなか販売できないようです。現在の世代のAppleTVでも、結構コンテンツは豊富だと思いますが、さらに豊富になるということです。

あのサムソンだって、似たようコンセプトのGoogleTVを開発して世の中に出そうとしています。ただし、サムソンが新たにどの程度のコンテンツを付け加えられるのかは、まだ未知数です。


それにしても、上記のようなテレビを購入する人はいるのでしょうか?きっといるのでしょうね。バソコンなどで、YouTube、Vimeo、ニコニコ動画などあまり見ない人とであれば、これでもかなり便利だと思うのかもしれません。


しかし、技術をテレビの録画や、保存に使うなど考えてみれば古色蒼然としています。子どものころから、パソコンなどのでの、オンディマンド動画視聴になれた若者など、このようなテレビはかなり鬱陶しく感じると思います。

考えてみれば、このような巨大ハードディスクが内臓されたテレビを購入したり、実際の番組を録画して、みたりする層と、それを鬱陶しいと感じる層とでは、そもそも、価値観が異なるのではないかと思います。


無論これからの、新しい市場を担うのは、鬱陶しいと思うほうの人々だと思います。そう思わない人たちは、いまだ、バソコンや、携帯電話にバンドルされた、メールシステムにより、メールを多量に打つ人たちかもしれません。鬱陶しいと思う人たちは、SNSを使ったり、メッセージや、Webメールを使う人たちかもしれません。そうして、同期や共有などの機能に慣れ親しんだ人たちだと思います。旧来のメールシステムはもう、鬱陶しいと考える人達かもしれません。

そう考えると、こうしたテラバイト級の、ハードディスクを内臓したテレビは、いずれなくなるのは、はっきりしていますが、このようなテレビの販売台数など、世の中の変わりを測る一つのメルクマール(目印)になるかもしれません。



【関連記事】

 アップルTVの画像が流出―【私の論評】日本のメーカーへの警告!!Appleは、テレビを売っているわけではない?

iPadを低価格にしてもAmazonのKindle Fireが有利な理由−【私の論評】日本のメーカーはiPadとKindle Fireの本質を理解せよ!!


"AppleTV"というキーワードを含むこのブログの過去の記事はこちらから!!

2012年3月8日木曜日

この世にはびこるマインドコントロールへの対抗手段と回避方法−【私の論評】誰もがオセロ中島のようになる可能性がある!!

この世にはびこるマインドコントロールへの対抗手段と回避方法


自分が手の込んだマインドコントロールのターゲットになっているなんて、まったく思いもよらないでしょうが、道徳的ではない手口にさらされていることはよくあります。そこで今回は、よくある一般的なマインドコントロールの手口に対抗する手段と、できるだけマインドコントロールから逃れる方法をお教えしましょう。(上の写真は、映画『時計じかけのオレンジ』で、主人公のアレックスが暴力的性向を除去するために洗脳されているシーンのスチル、ブログ管理人掲載)

洗脳者はたくさんの選択肢を与えますが、すべての選択肢は同じ結果を導くようになっています。
同じ言葉や考え方を何度も繰り返し、脳に確実に刷り込もうとします。


様々なことに関する断片的な短い情報を常に与え続け、知的な判断ができないように集中的に仕掛けてきます。こうすることで、短期記憶を使うように仕向け、大量の情報で辟易させ、情報過多で疲れ切ったところで、洗脳者が強く望む答えを引き出させます。

極限の状態で感情的なマインドコントロールを使われると、論理的に考えるのがかなり難しくなります。恐れや怒りを誘発することが、洗脳する時に一番よく使われる感情操作です。

  • 洗脳をさけるためには、以下のような方法がある。

  • 受け取ったメッセージが洗脳的なものでないか確認する。
  • 洗脳的かどうかに関係なく、反対のメッセージを見つける。また、同じメッセージでも、もっとも中立的で公平なものを見つけるようにする。
  • 別のソースと比べてみて、自分がどう感じるかで決める。

【私の論評】誰もがオセロ中島のようになる可能性がある!!

Lifehackerの上の記事はすでに読んでいただいたものとして、話をすすめます。かなり、多くの人が、多かれ少なかれ間違いなくマインドコントロールにはさらされていると思います。さらされているかもしれないと全く思わない人はすでにコントロールされているとみて良いと思います。

最近の例では、あのオセロ中島さんの例があります。これに関しては、週刊誌などで述べられているので、ここでは、詳細は述べませんが、あの例は、誰もがマインドコントロールにさらされる危険があるということを多くの人に認識させる良い機会となったと思います。(下の写真は、オセロ中島さんの写真、三枚とも同一人物の写真なのですが、とても同一人とはみえませんね)


オセロ中島さんの場合は、異常行動などからみて第三者からみて明らかにマインドコントロールされているとすぐにわかるので、本人にとっては深刻ですが、直接関わりのある人はもとより、そうではない人でも、コントロールの存在を認識することができ、社会的にはさほど問題にはならないと思います。


しかし、世の中には、もっと深刻なマインドコントロールがあります。たとえば、選挙のときなど、明らかにマインドコントロールがあります。たとえば、小泉さんの「郵政解散・選挙」です。ここでは、詳細はのべませんが、これも、ある意味マインドコントロールだったと思います。とにかく、「郵政民営化」すれば、良くなるというような、幻想により、国民の多くが投票をしてしまいました。


さらに、民主党による政権交代選挙です。政権交代さえすれば、世の中良くなるとか、自民党政権よりは、かなりよくなるなどという幻想により、多くが国民が投票をしました。

現実には、どちらの選挙も明らかに間違いであることが、白日のもとにさらされたと思います。特にこれらの幻想をつくりだすのに、マスコミは大活躍したと思います。

マスコミは、とにかく小泉さんの主張や、民主党の主張など、日々流し続けていました。「郵政」「政権交代」というわかりやすいキーワードを何回も流し続け、とにかく、複雑な政治問題や争点を単純化し、結果として、多くの人々を洗脳していったと思います。「郵政選挙」のときに、なんのためらいも疑問も感じずに、自民党に投票した人や「政権交代選挙」のときに、何のためらいも疑問も感じずに、民主党に投票した人は、マインドコントロールにかかっている可能性が高いです。みなさんは、どうでしたか?

しかし、このマインドコントロールは、まだ終わったわけではありません。最近気のなるのは、やはり、増税と、維新の会というところでしょうか。


特に増税に関しては、マスコミが「財政再建」のためにやむなしという論調の報道を何回も流すので、国民の中には、世論調査をすると「増税」やむなしという人も多いです。この人たちも、自分の頭で考えずに、マインドコントロールされている可能性があります。このブログの中で何回も、掲載してきたことですが、デフレの最中に増税することは、全くの誤りです。

デフレの最中に増税をしてうまくいったということは、古今東西どこにもありません。高校の政治経済の中でも、デフレのときに、実施すべきは、政府は、減税などを含む積極財政を日銀は、金融緩和をというのが当たり前の施策であると教えます。しかし、今の政府は、増税まっしぐらです。そうして、その根拠は、財政破綻です。しかし、日本が財政再建破綻するというのは、幻想にすぎません。こうした幻想に取り込まれている人々は、マインドコントロールされているということです。

このブログでは過去に何回も、何回も財政破綻の嘘を掲載してきました。これに関する詳細は、そちらをご覧いただくものとして本日は、以下の動画をご覧になってください。


この動画をみていただければ、私のいわんとするところは、良くお分かりだと思います。もし、この動画をご覧になっても、日本は財政破綻するなどといわれる方は、是非コメントをお寄せ下さい。

それに、デフレ下の増税に関しては、昭和恐慌のときもそうでしたが、近くは、橋本龍太郎内閣の大失敗は、。


1996年、橋本内閣は消費税引き上げや社会保障の負担増などで、9兆円の国民負担増を閣議決定し、翌年実行に移しました。96年は政府債務の対GDP比が87%になり、米国の80%を超えたからです。旧大蔵省が慌てて財政再建を言い出しました。しかし、その結果、株は暴落し、金融危機を招き、銀行が次々と破綻しました。さらに小泉政権が構造改革を打ち出し、日本経済は決定的に疲弊してしまいました。1997年に510兆円を超えていたGDPは2009年には470兆円になり、今の税収37兆円は1985年のレベルです。旧大蔵省の経済、財政政策が完全に誤っていました。

その後現在に至るまで97年の税収を上回った年はありません。これはデフレ期で消費が低迷している時に税金を多く取られれば、当然個人消費は更に落ち込み、企業の収益は減る、企業収益が減れば、雇用や賃金も減り、当然税収は減るわけで、ごく当たり前の理屈です。

橋本内閣の時でさえこれだけの落ち込みであったのだから、今の日本で橋本内閣の時以上に税率を上げれば瀕死の状況になることはわかりきったことです。野田さんは、消費税を上げた場合に税収が減る事さえも考慮していないということです。

こんなことになれば、野田さんがは、増税した人として、かつての橋本さんのように、国民からの恨みをかうことになります。そうして、財務省だって、その例外ではないわけです。それなのに、増税オンパレード。全く理解に苦しみます。


ただし、財務省にも最近では動きがあるようです。そりゃそうです。増税してしまえば、経済が完璧に疲弊してしまうわけですから、その時になれば、いくらマインドコントロールにかかている国民が多数いるとしても、現実に直面すれば、さすがに、増税の間違いに気づくと思います。そのとき何がおこるかといえば、はげしい 非難の嵐しが吹き荒れることになると思います。そのときは、野田さんはとっくに政権の座にはついていないですから、このことはあまり影響はないと思います。しかし、財務省への世間からの風当たりはかなりどころか、未曾有のものになると思います。

さて、話題を変えて、次は維新の会の話をします。維新の会といえば、このブログでも、例の維新八策のまずさについて、取り上げました。私自身は、橋下さんに対しては、反対派でもないし賛成派でもありません。何しろ、まだ、大阪市長になったばかりなのですから、まずは、市政に力を注いでいただきたいものです。しかし、維新の会に関するマスコミの報道ぶりは、従来マスコミが行ってきたマインドコントロールを彷彿させるものがあります。

それにしても、このブログでとりあげたように、あの維新八策は、問題だと思います。その問題点に関しては、当該ブログをご覧になっていただくものとして、本日は維新八策そのものや、その中にもでてきた、ベーシックインカムと、その財源を税金によってまかなうという考え方が現実離れしていること等を示す以下の動画を掲載させていただきます。




さて、マインドコントロールの例などもあげてきましたが、私は昨年サイトをみていて、ある中学生の独白をみていて考えさせられることがありました。それは、「大人は馬鹿だ、多くの情報に関してサイトで裏をとることなどすぐにできるに、やりもしないで、マスコミ報道を鵜呑みにしている」というものがありました。この中学生確かに、マスコミ報道など鵜呑みにしていません。何か情報があっても、それだけを信じ込むことはせずに、必ずネット上で裏をとっています。このような中学生は、他にも大勢いるに違いありません。まことに、頼もしい限りです。

私たち大人は、この中学生に馬鹿にされないように、上の記事にもあった、以下のような点に日頃から十分気をつけるべきです。

  • 受け取ったメッセージが洗脳的なものでないか確認する。

  • 洗脳的かどうかに関係なく、反対のメッセージを見つける。また、同じメッセージでも、もっとも中立的で公平なものを見つけるようにする。

  • 別のソースと比べてみて、自分がどう感じるかで決める。



これには、やはりネットが威力を発揮しそうです。新聞や、雑誌を複数購入したり、あるいは、書籍を購入したりということになれば、かなり経費も、時間もかかります。自分の専門に関してであれば、良いかもしれませんが、そうでない場合でも、すべてそのようなことをしていれば、とんでもないことになってしまいます。それだけで、他には何もできないようになってしまいます。しかし、ネットであれば、検索して、いくつかの情報にあたってみることなど、さほどの手間ではないはずです。そうして、このいくつかの異なる情報にあたってみるということが重要だと思います。このようなことをせずに、自分にとって都合の良い情報のみみる、あるいは、自分が信じることに近い情報だけ、探すようであれば、さらに、マインドコントロールが強まるだけとなり、かえって悪い結果を招くだけになります。

【関連記事】

橋下バブルに踊る懲りない“シロアリ”たち―【私の論評】潰し屋に惑わされることなく、今は国家についての認識を高めて自分自身を信じるべき!!


菅「後進国なら死刑」 谷垣「歯がゆい」 阿倍「もう過去の人」−【私の論評】戦後保守の成れの果てが明日の日本を駄目にして、アメリカの 国益すら損ないかねない!!


放射線医研:他人の不幸は蜜の味 ねたみ感じる脳機能解明-犯罪予防などにも効果を発揮するか?


騙されないために、人を騙そうとするテクニックを学ぼう―【私の論評】これは、国対国の外交にも通じるテクニックだ!!中国は外交の落第生?


『財政破綻』というキーワードを含むこのブログの過去の記事はこちらから!!

2012年3月7日水曜日

一日を消費者ではなく「生産者」としてスタートしよう!−【私の論評】まともな第一人者は誰もがやっていることだが、できない人が多いのはなぜか?

一日を消費者ではなく「生産者」としてスタートしよう!:






あなたが朝一番にPCに向かってすることは何ですか? お気に入りの「インターテイメント」のチェックでしょうか? 原文筆者のClay Johnsonは「朝一番に絶対やってはいけないことは消費者的な行為だ」と言っています。彼は「Reddit」で次のような書き込みを発見。これは彼が『The Information Diet: A Case for Conscious Consumption』で書いたアドバイスととても似ています。

【私の論評】まともな第一人者は誰もがやっていることだが、できない人が多いのはなぜか?



詳細は、上の記事を読んでいただくものとして、上の文書の結論は以下のようなものです。

原文筆者からの実践的アドバイスは「朝起きたらすぐに生産的な行動をとりなさい」ということ。朝食を食べたり、ジムに行ったり、メールをチェックしたりする前に、まず500ワード書くといった具合です。何でもかまいません。ただ座り、集中して、起き抜けの最初の1時間を生産的なことにあてます。そうすると、一日の残りの時間の使い方も変わってくるはずです。
これは、えらくまともなことを言っています。本当にこれを実践できれば、どんな人でも、取り組んでいるまさに、その分野で、第一人者ていえるほどに多大な成果をあげられるようになれると思います。でも、多くの人は、このような行動をとれないのが普通です。そうして、多くの人はそれを理解していると思います。しかし、世の中に第一人者という人は当然少ないわけですから、大多数の人は、そうではないわけです。本日、それがなぜなのかについて掲載してみたいと思います。


ドラッカー氏は、「組織で成果を上げる能力は生まれつきのものかそれとも習得するものか?」問われて、迷うことなく"習得するもの"とこたえています。そうして、彼は「成果をあげる習慣」として、『経営者の条件』の中で以下のように述べています。

「私は、成果をあげる人のタイプなどというものは存在しないことにかなり前に気づいた。私が知っている成果をあげる人は、気質と能力、行動と方法、性格と知識と関心など、あらゆることにおいて千差万別だった。共通点は、なすべきことをなす能力だけだった」(ドラッカー名著集(1)『経営者の条件』)
ドラッカーは、成果を上げる能力は、生まれつきのものか、後天的に習得するものかと問い、“習得するもの”だと断言しています。

かつて社会のパワーセンターは、国王をはじめとする少数の支配者だった。今日では、組織とともに働く一人ひとりの人間である。全員が成果を上げる能力を習得し、トップのように働かなければ、組織の成功、社会の繁栄はありません。
そこでドラッカーは、プラトンからマキャベリに至る賢人たちが時の支配者とその後継者たる王子たちに教えたように、現代社会の担い手たるわれわれ普通の者に教えています。こうして、万人のための帝王学として、今日でも版を重ねている名著が本書である。わずか200ページ少々のこの本です。

ドラッカーが習得できるし習得せよとする能力、つまりなすべきことをなす能力は、五つあります。
第1が、時間を管理すること、つまり、何に時間を取られているかを知り、残されたわずかな時間を体系的に使うことである。
第2が、世の中への貢献に焦点を合わせることである。すなわち、成果に精力を向けることである。
第3が、自らの強みに基準を据えることである。上司、同僚、部下についても、強みを中心に据えることである。
第4が、力を集中することである。優先順位を決め、それを守ることである。
そして第5が、成果をもたらすよう意思決定を行なうことである。
ドラッカーは、組織は人だといいます。いかに資金を持ち、設備を擁していようとも、人を得なければなにもできません。
「組織としての活動ぶりはいまだ未熟である。膨大な資源が企業、政府機関、病院、大学に集められている。だが成果はあまりに平凡であり、活動はあまりに散漫である。あまりに多くの資源が昨日のために費やされ、意思決定と行動を避けるために費やされている」(『経営者の条件』) 
さて、上のドラッカーの書籍の引用を読んでいただければ、私の言いたいことはもうお分かりになったと思います。 そうです、上記で、ドラッカーのいうところの、成果をあげる五つの習慣について、何も実践していない人が、上記の記事を読んで朝に生産的なことから始めようとても、できないのです。

上の朝に、生産的ことをやろうと決心することは、ドラッカーの上の習慣からいえば、最後の意思決定のみのようなものです。その前に、まずは、時間の管理のできない人がこんなことをやろうとしてもできないことです。


次に、貢献に焦点をあてていなければ、何が成果に結びつくかもわかりません。要するに、自分で、生産的的であると考えていても、それが、本当にそうであるかどうかなど、わかりません。であれば、自分で生産だと思って朝一番に何かをやりはじめても、時がたてば、無駄であると気づくということになり、そうなれば、こんなことはやめてしまうでしょう。

みずからの強みに基準をあわせていなければ、わざわざ、朝一番で自ら生産的であると思ったことを継続して行ったとしても、生産的になることはなく、これも無駄におわり、結局長続きしません。

力を集中することなく、優先順位を決めず、決めたとしてもそれを守ることなく、朝一番に生産性のあがることに集中しようにもできません。

ただし、上で述べたことを事前に行っていて、その人が、朝一番に消費的ではなく、生産的活動からはじめれば、かなり成果をあげらると思います。成果があがれば、こうした習慣も継続してできるわけです。


【関連記事】

『ドラッカー 成果』というキーワードを含んだこのブログの過去の記事はこちらから!!

アップルTVの画像が流出―【私の論評】日本のメーカーへの警告!!Appleは、テレビを売っているわけではない?

アップルTVの画像が流出:


米アップルが2012年にも発売が噂される、アップルテレビの画像がインターネット上に流出している。

紹介しているアップル専門ブログのマックルーマーズの画像では、画面は薄く、ケーブルはなく、すべてネットワークを介したものだと推測される。

すでに社内ではチーフデザイナーのジョナサン・アイブ氏が作成したデザインが存在することは報道されている。

アップルの家電支配の最終形と目される、このテレビだが、番組などコンテンツ確保で難航していると言われている。公の場に登場するのはいつになるか。




【私の論評】日本のメーカーへの警告!!Appleは、テレビを売っているわけではない?

Appleは、かなり前からAppleTVを発売しています。パソコン、iPod、iPhone、iPadが結構売れているなかで、この分野はあまりふるいません。下は、第一世代のAppleTVです。動画保存ハードディスクも含んでいるもので、価格は数万円して、これを買うくらいなら、Apple miniでも買ったほうが、よほど良いと思わせるようなしろものでした。下はこの、第一世代のAppleTVです。


代が、変わって第二世代のものでは、ハードディスクはなくなって、A4プロセッサと、250MのRAMが入った小箱でした。一昨年の発売であったと思います。これは、第一世代世代の価格が高すぎということで、その反省もこめてでしょうか、価格も確か8,800円でした。私は、ちょうどその頃、デジタルハイビジョンも買ったこともあったので、ついつい、買ってしまいました。


これは、なかなか良いです。今でも、週に1から2度は、iTune movieをみます。そのためでしょうか、最近ではあまり映画館には行かなくなりましたし、DVDは全く購入しなくなりました。それに、YouTubeの動画などは、ほとんとAppleTVで観るようになりました。それから、vimeoなどみますが、これは、かなり高画質で、パソコンなどでみるのはもったいないです。(下は、vimeoからのキャプチャー画像です)



そうして、上の記事のように、もう少しで第三世代のAppleTVが世にでそうです。これは、まずは、今までのような、ガジェットタイプではなく、内臓されること、それに、AppleTVのコンセプトとされる、以下の新型のように、Siri、iCloud、3D、アプリ、Multi Touch Screenなどが実現されるのでしょうか?


興味のつきないところです。それにしても、私自身は、価格にもよりますが、やはり、今はほとんどの
人がハイビジョンテレビを持っていますから、ガジエット型の新製品も引き続き販売すべきと思います。

それから、ついでに、日本のメーカーに警鐘をならしておきたいと思います。これは、以前このブログでも掲載したことですが、Appleが目に見えるガジェットや、TVをつくっているからといって、Appleがこれを売っているということではありません。これらは、単なる入口や窓口に過ぎません。Appleは、これを窓口として、他のサービスなど売るための、プラットフォームを築いていることを忘れるべきではありません。実際上の記事でも、"番組などコンテンツ確保で難航"としています。やはり、いままでのコンテンツだけではなく、さらに充実させるということです。


そりゃそうでしょう。第二世代のコンテンツだけであれば、せっかく、テレビをつくって、売ってもそんなに売れることも、話題になることもないでしょう。AppleTV、第三世代どのようになるのか。あっと、いわせるようなものにしていただきたいと思います。AppleTVに関しては、あのスティーブ・ジョブズが死の間際に「やっと納得できるものができた」と語ったとされています。であれば、ただのテレビではないはずです。 現在、ジョブズ氏のコンセプトを実現すべく、コンテンツの充実を図っているのだと思います。

アメリカでは、テレビ受像機のみの生産は、すでに前世紀から行っていません。皆さんもアメリカ製のテレビなど持っている人は、さすがにもう誰もいないと思います。特に先進国では、テレビだけ製造していたのでは、儲かりません。韓国なら異常なウォン安(これについては、本日は本題ではないので、また改めて何かの機会に掲載します)ですから、サムスンなどは儲かると思います。しかし、日本のメーカーは無理です。いまは、コンテンツ、プラットフォームの時代です。これを認識しない製造メーカーは、アメリカのように消え去るのみです。しかし、コンテンツやプラットフォームを構築して、それに対する入り口としてのテレビを製造するというのなら、AppleTVのように勝ち目はあります。


これに関しては、これからも追跡していき、新たな動きがあれば、また、掲載します。




【関連記事】


iPadを低価格にしてもAmazonのKindle Fireが有利な理由−【私の論評】日本のメーカーはiPadとKindle Fireの本質を理解せよ!!




2012年3月5日月曜日

政府有識者会議の議事録なし 秘密保全法案を提言ー【私の論評】民主党は、記録をとるということは、歴史を紡ぐという簡単な理屈を知らない!!

政府有識者会議の議事録なし 秘密保全法案を提言(北海道新聞)


藤村修官房長官(写真上)は5日午前の記者会見で、外交や防衛に関する重要情報を漏らした公務員らに対する厳罰化を提言した政府の「秘密保全のための法制の在り方に関する有識者会議」の議事録が作成されていないことを明らかにした。提言は、政府が今国会提出を目指す秘密保全法案のたたき台となっており、法案の策定経緯が不透明との批判が広がる可能性がある。

公文書管理法は法案の制定過程を検証できるよう、重要会議などの「決定や了解、経緯」の文書化を政府機関に求めている。藤村氏は「公開の議事要旨と配布資料で会議の経緯は十分把握できる。必ずしも法に抵触しない」と述べた。

【私の論評】民主党は、記録をとるということは、歴史を紡ぐという簡単な理屈を知らない!!

これに関する新聞報道他の新聞にもいろいろあったのですが、この有識者会議の議事録がないことを報道したのは、北海道新聞だけだったと思います。北海道新聞にしては、珍しいことだと思います。

しかし、北海道新聞からみてさえ、議事録がないということはおかしなことであるということです。公文書管理法では、「決定や了解、経緯」の文書化ということを言っています。公開の議事要旨と配布資料だけでは不十分であることは、常識の範囲だと思います。これに関しては、左、右、上下関係なく、非常識なことだと思います。そう思うのは私だけでしょうか?

そもそも、「秘密保全のための法制の在り方に関する有識者会議」とはどんな会議なのでしょうか?

どんな会議なのか、その詳細(そもそも議事録もないそうなので、とまではいかませんが概要)は、以下のURLをご覧になって下さい。これは、首相官邸のサイトの中の「政策会議」に掲載されているものです。

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/jouhouhozen/housei_kaigi/kaisai.html


これだけみれば、一見別に問題がないようようにもみえます。しかし、問題はあります。なぜ「議事録」がないことが問題になるかといえば、実は、この会議では、国会議員はもとより、様々な人たちに意見を聴いたりします。実際に韓国系の国会議員の白真勲氏のサイトをみたところ、この会議に出席して質問したことなとが、掲載されています。その会議に白真勲氏が出席し質問したとされる写真が上の写真です。そのサイトには、その模様が以下のように掲載されていました。(下は、白真勲氏の写真)
・「秘密保全のための法制の在り方に関する有識者会議」について政府よりご説明いただき、質疑応答を行いました。私からはこれまでの秘密漏洩事件に関する反省がこれまでの検討の中でどう反映されているか、また秘密漏洩がなされた後で政府が否定した場合の扱いについてお聞きしました。またこれまで秘密扱いする必要のない事まで秘密扱いすることで秘密慣れしているのではないか、メリハリの必要性について要望いたしました。
これらの人々の発言や、質問内容など、全く何も掲載されていません。さらに、議論の過程で委員や政府側の誰がどのような発言をしたかもほとんど記載されていません。これは、本当にまずいことだと思います。それに、たとえば、委員とされる人々の経歴や、そもそも、委員としてふさわしいのかふさわしくないのかも、資料を見ているだけでは良くわかりません。



こんなやり方をする有識者会議など全く信用できません。公開の議事要旨と配布資料で会議の経緯は十分把握できません。完全に法に抵触しています。これでは、そもそも、誰が最終的に決まった案を最初に言い出したのか、それに対して反対した人はいたのか、そもそも、全会一致で決まったのか、最終的に決まった案は多数決なのか、さらには、いずれの案に決まったにしてもその案を定めるために、委員以外の人による考えや情報などどのように影響を与えたのかが、さっぱりわかりません。

先日政府の主だった会議のほとんどが議事録がとられていないとか、今回の有識者会議の議事録がないなど、本当に民主党はいいかげんだと思います。政府の政策にかかわる、文書など、これは必ず残すべきです。民主党は、野党時代から議事録をとるという習慣がないのだと思います。それだけ、デタラメだということです。とにかく、誰も責任をとりたくない、無責任政党だということです。



上の二つの動画をみていると、全く野田はバカで低脳ですね。前言を翻すなら、その理由や背景をきちんと説明してはっきり釈明すべきと思いますが、そんなことも何もありません。本当に国民を愚弄しています。この動画をみて、腹のたたない人は、よほどのお人よしかバカだと思います。政治がどうのこうのという前に、自己の言葉に責任をもたない典型的な無責任男です。これって、まともな会社でこんなことをやったり、個人同志のつきあいでこんなことをやってしまえば、完璧に信頼を失います。本当に鉄面皮、厚顔無恥とは、このことです。

なぜ、こんなことになるかといえは、やはり、上記でも述べたように、記録をとるという習慣が全くないからです。とにかく、記録をとらなないから、自分の言ったことでも、2年もすればどんな重要なことでも、忘れてしまって、前言を翻すことなど抵抗もなく何とも思わないのだと思います。

そうして、なぜこうなってしまったのかといえば、かなり根の深いところに、原因があります。それは、彼らは、歴史を顧みないということです。まともな為政者というものは、どんな時代にあっても、歴史を重んじるし、どんなに体制がかわろうが、誰が為政者のトップになろうが、連綿として歴史の悠久の流れの中で、たまたま自分たちが政治を任せていただいているという感覚があるのが普通です。そうして、その歴史は、未来につながっているという認識を持っているのが当たり前です。しかし、彼らには未来をつくっているなどという感覚が全くないので、歴史の基礎となる記録をとることや、記録をとることの意味など全くわかっていないのです。



それは、日本国という国柄や、日本人が日本人であることの意味もわかっていないということです。このまま、彼らに国政をまかせておけば、ただただ、日本国の歴史を壊し、断絶させ、いずれ大多数の日本人をニッポン人に変え、日本や日本人を過去の断絶した、歴史のかなたに葬り去ることになります。歴史のわからない、彼らはこんなことも意識していないでしょう。だからこそ、記録をとるという行為に価値をみいだすことができないのです。このようなバックボーンのない人間は、人間本来が持っている強さを発揮できないと思います。だからこそ、民主党はいずれ近いうちにみずから瓦解していくと思います。

もう、こんな無責任な総理大臣が率いる無責任政党民主党は、一刻もはやくこの世から消えてもらいたいと思うのは、私だけでしょうか?自民党の西田参議院議員が来年5月20日は、総選挙になるだろうと、予測していましたが、私は、もっと早まっても良いと思います。

【関連記事】

野田首相も外国人献金 民団関係者らから30万円―【私の論票】短命政権となることは必至だが、どのくらいの短命さになるかはまだ不透明?


野田とうとう“袋小路”1月国会“大荒れ”で一気に政局へ―【私の論評】だらしないぞ自民党、こんな弱体政権も潰せないとは!!


消費税増税強行の建前に根拠ナシ−【私の論評】野田政権は、アメリカの意図を読み違えて頓挫する!!


完全復活!小沢勉強会に136人集結―【私の論評】平成の高橋是清は一体誰になるのか!!とにかく、無意味な増税だけはやめてほしい!!


原発事故 国本部の議事録作成せず―【私の論評】こんな政府は小学生以下、もう駄目、政権を担わせてはいけない!!

労力をかけるほど仕事は楽しくなる!「イケア効果」をフル活用せよ ニュー・サイエンティスト UK − 【私の論評】IKEA効果は、ドラッカーのいうところの責任の組織化のことか?

労力をかけるほど仕事は楽しくなる!「イケア効果」をフル活用せよ ニュー・サイエンティスト UK:


icon


[ World Biz News ]

労力をかけるほど仕事は楽しくなる!「イケア効果」をフル活用せよ ニュー・サイエンティスト UK


手間のかかる"組み立て式家具"が売れるのは、なぜなのか?その意外な理由から、ビジネス成功の秘訣が見えてくる。




【私の論評】IKEA効果は、ドラッカーのいうところの責任の組織化のことか?

さて、上の記事は、読んでもらったものとして話をすすめます。「人は自分で手間をかけることがクオリティーの向上に繫がると信じるものです」あるいは、「人は自分が労力をかけたものほど、高く評価する傾向がある」など本当に存在するのでしょうか?確かにそういうことはいえるとは思います。


しかし、どんな場合でもそうかといわれれば、そうとばかりはいえないと思います。たとえば、これが、仕事であったとしたらどうでしょうか?そうであれば、あてはまる場合もあれば、 あてはまらない場合もあると思います。この話の本質は、責任の組織化ではないかと思います。

ドラッカーは『マネジメント』で、責任の組織化について以下のように述べています。


これら働くことに関わるマネジメントの成功物語は、現代のいかなる種類のイズムよりもはるかに重要なことを示している。家族的なマネジメント、参加型のマネジメントなどの自称万能薬を含め、これまでの理論のほとんどは権限の組織化に焦点を合わせていた。これに対して日本企業、ツァイスのアッぺ、IBMのワトソンは、働くことのマネジメントの基盤として、責任の組織化を行っていた。

仕事が自己実現の手段であるとするならば、そのために必要なのは成果です。成果をあげるために必要なのは権限ではなく責任です。『マネジメント』では、そのことを組織化の基盤とした事例がIBM物語を代表とした第20章「成功物語」でした。権限ではなく、責任を組織化の前提とすることにより、過去に様々な企業が成功を収めているということです。


そうして、特に責任の組織化にあたっては、現場の人を参加させることが肝要であることもドラッカーは説いています。実際に仕事をする人たちが、自分たちの仕事の責任を決めることになれば、かなり成果をあげられるようになります。

上記のIKEAの例は、まさに、IKEAの製品を組み立てることを、自分たちの責任としています。誰に指示されるまでもなく、すでにそれを自分の責任としているのです。これが、本質だと思います。特に、マネジメントの世界ではそうだと思います。


自分が組み立てたものと、プロが組み立てたものと比較して、自分の組み立てたものにより高い値をつけるという話も眉唾ものだと思います。どのような実験をしたとしても、全く同じ製品を組をブロに組み立てもらい、客観的に比較すれば、その労力分製品が高くなるのがあたりまえであり、それを自分が組み立てたものを高いとする者はいないと思います。その高くなった部分が、自分の労力であり、それが、自分の選んだ責任によものであると自覚するはずです。

HPがパソコンをつくろうという、ジョブズ氏の提案をHPが一蹴したこと、その後、ジョブズ氏が、HPの間違いを冒さないように、たびたび他社を買収し、他人のアイディアや技術を精力的に取り入れてきこともいわゆる「IKEA効果」としていますが、これも何か変です。


これも、責任の組織化のほうが、説明がつけやすいです。責任の組織化は何も現場だけのものではありません。トップマネジメントも権限だけではなく責任があります。それも、トップマネジメント固有の責任があります。そうして、その責任を長期経営戦略で明らかします。

その戦略を成就するため、自社の技術だけで達成できるのなら、自社の技術のみでやれば良いですし、自社で開発すれば、経費や時間がかかりすぎて、他社に遅れをとると判断すれば、買収、提携、その他の手段によって、外から取り入れれば良いことです。HPは、様々な要因があって、これができなかったといことだと思います。


このことまで、いわゆるIKEA効果で、無理やり説明しているような気がします。上の記事、どこか、間違えていると思います。ひよっとすると、日本語への翻訳が良くないのかもしれません。あるは、全部の情報ではなく、どこか重要な部分が欠けているのかもしれません。いずれにしても、あまりすっきりしない文書だと思います。皆さんは、どうお思いになりますか?もし、この原文を読んで、この翻訳のまずさや、あるいは、そもそも私の見解が何か問題があると思われる方がいらっしゃったら、是非コメントをお寄せください。

それから、本日は、話題がIKEAに関するものでしたので、IKEAの家具を家庭内で組み立てる写真を探して掲載したのですが、その中に以下のような写真がありました。


最初からから、画像検索で探したので、いきなりこの写真にいきあたりました。一体どのような状況でこのようなことになっているのでしょうか?誰かご存知の方がいらっしゃれば、コメントなどお寄せ下さい!!

裸でIKEAの付近を歩くことは、あくまで自己責任以外のなにものでもないと思いますが、これも「IKEA効果」なんでしょうか?(笑)


【関連記事】


IKEAにお泊りしたい! を叶えた「ファン限定」お泊りパーティー―【私の論評】チェーン店の逆襲が始まる!!


イケア、1450品目を平均25%値下げ 出店拡大計画―消費者サイドに立てば今でも物は売れる!!


『IKEA』というキーワードを含む過去のこのブログの記事はこちらから!!

2012年3月2日金曜日

ついにここまできたか! 今年中にGoogleから近未来型メガネが登場するらしいぞ−【私の論評】従来のものと比較してどこまで改善・改良されたのか?



漫画やSF映画の世界でよく目にする、コンピューターが内蔵されたメガネ。子供の頃に激しく憧れたあのアイテムが、2012年を迎えた今、本当に発売されようとしています。

海外サイト『dailymail.co.uk』に掲載されていた情報によると、スマホや携帯型タブレットPCなどの機能をすべて兼ね備えた近未来型メガネを開発したのは、Google。これは「仮装現実が体感できるようなアイテムを世に出そう」という思いの元、長年Googleが実現のために動いていたプロジェクトなのだそうです。

近未来型メガネにはアンドロイドOSが搭載されており、3Gから4Gのデータ通信機能はもちろん、カメラ機能やGPS機能、音声認識機能なども完備。これによって、周囲の状況を取り込んだリアルタイムの映像をメガネのレンズに表示して拡張現実体験ができたり、話をするだけでメガネに内蔵されたコンピューターを操作したりすることができるのだそう。

さらにこのメガネ、動きに反応するセンサーが付いているため、頭を動かすだけでも操作することが可能。そのほかにも、ネットやメール、電話など、パソコンやスマホそして携帯型タブレットPCが今まで果たしてきた役割をすべてまかなえるだけの機能がフル装備されているというのだから、わくわくしちゃいますよね。


ちなみに以前からささやかれていた近未来型メガネのビジュアルはというと、「形状はジョンレノンがかけているようなかたちの丸メガネで、フレームは黒。そこにボタンが付いていて、どこから見ても普通のメガネにしか見えない」というようなものでした。しかし今回明らかになったメガネのビジュアルは、有名サングラスメーカー『Oakley』で売っているような、ファッショナブルなデザイン。見た目も一気に近未来型に改良されたようです。

ここまで聞いて近未来型メガネに興味が湧いたというあなた、最も気になるのはお値段ですよね。未だ断言はできないそうなのですが、予測されている価格帯は、およそ20000円から48000円の間だと言われています。スマホとさほど変わらない価格ということは、もしかするとこのメガネ、爆発的に普及する可能性もあるかもしれません。

発売は2012年中、つまり今年中には行われるとのこと。当日はメガネを求めて、どこまでも続くなが~い行列ができそうですね。

Copyright© ロケットニュース24(β). All rights reserved.

【私の論評】従来のものと比較してどこまで改善・改良されたのか?


このようなグラス以前にも、似たようながジエットが販売されていたこともあります。しかし、いずれも、動画がなどみられるとか、バソコンに繋いでバソコンの画面がみられるというものであり、グラス自体がコンビュータというものが、販売されたのは、今回が始めだと思います。そういう意味では画期的なことだと思います。


しかし、画期的とはいいながら、従来にも似たようなものがありながらも、ほとんど普及しなかったのにはわけがあると思います。その点を解消しなければ、このGoogleのグラス型のコンピュータも売れないわけです。本日はそのわけなど、いくつか掲載させていただきます。それとともに様々なwearable computerの写真を掲載させていただきます。


1.パソコンなどの出力装置が必要

従来のこの手のグラスは、結局パソコンやDVDプレーヤーなどの出力装着がなければ、使えませんでした。必ず、バソコンなどの出力装着が必要というのなら、なにもグラスでわざわざ見なくても、パソコンなどで見たほうがてっとりばやいということになってしまいます。やはり、この手のグラスは、単体で、画像、動画を写せるということが必須になると思います。しかし、少なくとも、これは、Googleのグラスはではこれはできるようです。

2.装着すると外の世界が見えなくなる。あるいは、いつも半透明。

この手のグラスは、従来は身につけると、一切外の世界が見えないというものがほとんどでした。これだと、バーチャルリアリティーの中だけ見せるというのであれば、それは、それで良いのでしょうが、場合によっては、危険でしす、閉塞感というものがあると思います。
これに関しては、片目だけ見せるとか、さらに、最近では画像も提示しつつ、外の世界も見えるようにしています。特に画像を見せつつ、外の世界も同時に見える場合など、たとえば、機械の組み立てなどの場合マニュアルと、機械の部品を同時に見ることができ、非常に便利てす。これは、たとえると、ジエット戦闘機のコクピット内のバイロットの前方の風防に計器などの画像を映し出すのと似ており、場合によって、非常に使い勝手が良いものと思います。 今後これが、実用化きされた場合、複雑な部品の組み立てとか、脳外科など様々な分野に活用され、これを利用した場合、多くの人たちの技量を短期間にかなりあげることができるようになると思います。

しかしながら、動画を集中して見るという場合には、やはり、外の世界も見えてしまうのは、良いことではありません。閉鎖して外の世界を一切みられなくするのと、外の世界も見えるようにすることを自由に選択できるのが、最も良いと思います。

このへんを新たなGoogleのグラスがどのように機能させているのか非常に興味のあるところです。


3.入力ができない

従来のこの手のグラスの場合は、まず、入力はできませんでした。無論、かなり長い文章を書くというのであれば、わざわざこのようなガジェットを使わないで、従来のように、パソコンのキーボードで入力してしまったほうが、便利だと思います。

しかし、全く入力できないということなれば、不便この上ないと思います。ここは、スマホやタブレットPCとコラボできるようになっていれば、便利だと思います。グラス画面に、スマホで文字を打ちながら、グラスには打ち出している文字が掲載されるようにすれば一番良いものと思います。

あるいは、もっと進めて、このグラスから、赤外線などが照射されて、たとえば、身近な机や壁などに、バーチャルのキーボードなどが、うきあがり、それをグラスを通して見ながら、文字を打ち込めるようにすれば、かなり良いと思います。

4.駆動時間が短い

このあたりも、従来のものであれば、4時間くらいが、最高だったように思いますが、これも、やはり、iPhone、iPadのように、9時間くらいは使えなければ、いざといときに非常に不便だと思います。それに工藤時間といえば、動力だけではありません。たとえば、画像や動画のコンテンツなども、短時間しか駆動できないようでは意味がありません。やはり、ぶっ続けで、6時間くらいは、提供し続けることができなければ、不便だと思います。



5.えらく嵩張る

この手のグラスは従来のものは、かなり嵩張るものが多かったように思います。写真でみる限りでは、多少嵩張るようではありますが、この程度だとある程度満足というところかもしれません。しかし、重さはどの程度になるかは、わかりません。やはり、すっきりして、普通のメガネのようであり、軽いほうが良いに決まっています。あまり機能を搭載すると、嵩張ることは避けられません。

であれば、単体で動かすよりは、スマホなどとコラボさせるのが良いのかもしれません。スマホであれば、現代人であれば、持って歩くのは、当たり前なので、そんなに億劫がる人もいないと思います。であれば、ついでに、このグラスで、直接電話のやりとりができるようにしたり、skypeや、Google+のハングアウトや、ビデオチャットができるようにしてしまえば、良いと思います。そうであれば、多くの人は、グラスをスマホの付属品として、というより、スマホの能力をさらに拡張するものとしてすんなり受け入れるようになるかもしれません。それに、便利この上ないものになる可能性が大です。

いずれにせよ、以上の5点に関して、Googleがどのように取り組んだのか、それを確かめてみたいものです。取り組みが的を射ていて、使い勝手がどの良いものになっていれば、それこそ、スマホや、タブレットのように売れるものになるかもしれません。いずれにせよ、このグラスに関しては注目です。追跡して、また動きがあれば、ブログに掲載していきます。




【関連記事】


JabraのBluetoothヘッドセットを使用する利点



「ヘリによる民間人殺害」秘密映像:精密な照準技術-Blue Thunderが現実になった!!


テレグラス-普及するか?


『Googlet』というキーワードを含んだこのブログの過去の記事はこちらから!!

セキュリティー・クリアランス創設 国際ビジネス機会の拡大へ―【私の論評】日本セキュリティー・クリアランス制度の欠陥とその国際的影響

セキュリティー・クリアランス創設 国際ビジネス機会の拡大へ まとめ 経済安全保障上の機密情報アクセスを制限する「セキュリティー・クリアランス制度」導入法が成立 - 対象者限定、事前確認、漏えい罰則 政府は情報保全強化と日本企業の国際ビジネス機会拡大を制度の意義として強調  経済安...