2023年9月18日月曜日

岸田内閣支持率横ばい25% 発足以来最低タイ 毎日新聞世論調査―【私の論評】岸田首相は、政治的な駆け引きや自らの権力維持を優先する「桜吹雪」のような政治家(゚д゚)!

岸田内閣支持率横ばい25% 発足以来最低タイ 毎日新聞世論調査

まとめ
  • 岸田内閣の支持率は25%で、前回調査から1ポイント減、3カ月連続で30%を下回った。
  • 支持率低下の要因は、マイナンバーカードのトラブルや、物価高騰への対応などが挙げられる。
  • 岸田首相の内閣改造・自民党役員人事は、支持率浮揚にはつながらなかった。
岸田改造内閣

 2023年9月17日、毎日新聞が実施した世論調査によると、岸田内閣の支持率は25%で、前回調査から1ポイント減、3カ月連続で30%を下回った。不支持率は68%で、前回調査から変わらなかった。

 支持率低下の要因は、マイナンバーカードのトラブルや、物価高騰への対応などが挙げられる。岸田首相は8月に内閣改造・自民党役員人事を行ったが、支持率浮揚にはつながらなかった。

 今回の調査は、携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)機能を使う方式と、固定電話で自動音声の質問に答えてもらう方式を組み合わせ、携帯449件、固定581件の有効回答を得た。

【私の論評】岸田首相は、政治的な駆け引きや自らの権力維持を優先する「桜吹雪」のような政治家(゚д゚)!

さくらんぼの試食をする岸田首相

まとめ
  • 岸田内閣の支持率が低迷している。
  • 保守層の離反が原因と考えられる。
  • 岸田首相は、保守的な政策を追求していない。
  • 保守派は、信念や価値観を貫くリーダーを求めている。
  • 岸田首相は、保守派を取り戻すために、真摯な姿勢で臨む必要がある。

今回の調査結果は、岸田内閣にとって厳しい結果と言えます。支持率が低迷する中、岸田首相は今後、物価高騰や外交・安全保障など、さまざまな課題にどう対応していくのかが注目されます。

ちなみに、他の新聞社の調査をあげます。
共同通信社6.2ポイント上昇 nordot.app/10749971935742 読売新聞横ばい youtube.com/watch?v=erZTi3 日本経済新聞横ばい nikkei.com/article/DGXZQO 毎日新聞1ポイント減 mainichi.jp/articles/20230

共同通信を除いて、横ばいもしくは、毎日の1ポイント減です。

岸田政権の支持率が戻らない原因として、保守政党を謳いながらも、実質的にはリベラル左派的自民党から、保守層が逃げている可能性があります。

岸田首相の支持率が低迷する原因は、大きく分けて2つあります。1つは、政治的な駆け引きや自民党各有力派閥への配慮に重点を置いているため、国民へのメッセージが曖昧で弱々しいことです。

岸田首相は、自らの政治的野心を満たすために、各派閥のバランスをとり、誰も不満を抱かないように努めています。そのため、保守派の期待に応えるような政策を打ち出せず、国民からの支持を得られていません。

もう1つの原因は、岸田首相が保守的な政策を追求するよりも、自らの権力を維持することを重視していることです。

自民党会館

来年の自民党総裁選に向け、岸田首相は、保守派の支持を固めるために、さまざまな政策を検討しています。しかし、その姿勢は、保守派の支持を得るどころか、逆に疑念を抱かせています。

保守派は、自らの信念や価値観を貫くリーダーを求めています。しかし、岸田首相は、政治的な風潮に流され、常に自分の立場を守ろうとしています。

岸田首相は、政治的な駆け引きや自らの権力維持を優先する「桜吹雪」のような政治家です。彼は、国民の声を無視し、自らの利益のために政権を運営しているようです。ちなみに「桜吹雪のような人」とは、桜の花びらが舞うように、一言で言い表せないような人のことを指す言葉です。

桜吹雪はやめて、保守なら保守、リベラルならリベラルの旗幟を鮮明にしていただきたいものです。保守派としては残念ですが、リベラルとはっきり打ち出せば、支持率は確実にあがるのではないでしょうか。無論、保守派議員は自民党を抜け出すなどのことをするかもしれませんが、その数は意外と少ないかもしれません。それはLGBT法案の成立の過程でよく認識できました。

桜吹雪

保守岩盤支持層を取り戻すためには、岸田首相は、真の信念やビジョンに基づいた政策を打ち出し、国民に真摯に向き合うことが必要です。そのような姿勢を打ち出せるか否かが焦点となることでしょう。

そのようなことが期待できないからこそ、百田氏は、日本保守党を設立しようとしているのでしょう。

ただ、岸田首相が退陣に追い込まれたとしても、次の総裁が保守派となる可能性は低く、ますます自民党がリベラル左派に傾いていく懸念は払拭できません。

【関連記事】

圧巻の〝自民超え〟日本保守党のⅩフォロワー数、国内政党で1位に 開設わずか15日で大躍進 百田尚樹氏「歴史的だ」 ―【私の論表】自民やメディアは、日本保守党の驚異的な成長と人気を見過ごすことができなくなる(゚д゚)!

「日本保守党」決意と提言第1弾 ミサイル発射の北朝鮮へ制裁拡大を要請 フォロワー数20万超え、前倒しで党名公表―【私の論評】日本保守党のはっきり見えてきた使命と戦略!これに伴う戦術も見えつつある(゚д゚)!


岸田内閣総理大臣 内閣改造直後の記者会見―【私の論評】かつて安倍元首相が語った「変なこと」だらけの岸田政権の行末は(゚д゚)!

百田尚樹氏と有本香氏が「百田新党」立ち上げ準備を本格化 9月1日にSNS開設 背景に〝保守政治〟から逆行する自民党―【私の論評】新党の立ち上げは、よりオープンで活力ある民主主義体制に向けた日本の前進を加速させる一助となる(゚д゚)!

ドラッカーの言う「改革の原理としての保守主義」とは何か ―【私の論評】 保守主義の本質は 左右、新旧とは関係ない。自由で機能する社会を前提として、その都度具体的な問題を解決していくという原理だ!!

0 件のコメント:

【中国の偽善が許されるのはなぜ?】GDP世界第2位の大国がWTOで“途上国扱い”され続ける理由―【私の論評】中国はTPP参加に手をあげたことにより墓穴を掘りつつある

【中国の偽善が許されるのはなぜ?】GDP世界第2位の大国がWTOで“途上国扱い”され続ける理由 岡崎研究所 まとめ 中国が自国の保護主義政策を講じながら、米国の産業支援策を非難しているのは偽善である。 現行のWTO制度は、多くの国が「途上国」と自称できるため、中国の保護主義政策を...